JP2001130198A - 装飾部材の製造方法 - Google Patents

装飾部材の製造方法

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JP2001130198A
JP2001130198A JP31679399A JP31679399A JP2001130198A JP 2001130198 A JP2001130198 A JP 2001130198A JP 31679399 A JP31679399 A JP 31679399A JP 31679399 A JP31679399 A JP 31679399A JP 2001130198 A JP2001130198 A JP 2001130198A
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JP
Japan
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translucent
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light
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JP31679399A
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English (en)
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Eiji Suzuki
英治 鈴木
Takeshi Murata
剛 村田
Miyuki Takeuchi
美由紀 竹内
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過照明される意匠部の明るさを均一化する
ことができるようにする。 【解決手段】 透明意匠部材2の裏面には溝状の意匠部
5が形成されている。この意匠部5に透光性を有するよ
うに着色するには、(a)意匠部5全体に透光性のカラ
ークリヤコート6を吹付けコーティングしてから、
(b)意匠部5以外に吹付けコーティングされたカラー
クリヤコート6を除去する。続いて、(c)意匠部5に
粘土マスク9を施し、(d)透明意匠部材2の裏面全体
に非透光性のカラーコート4を吹付けコーティングして
から、(e)水洗いにより粘土マスク9を除去する。こ
れにより、意匠部5のみにカラークリヤコート6をコー
ティングすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透過照明される意
匠部を有した装飾部材の製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば車両用のホイー
ルキャップの装飾部材として、意匠性を高めるために、
透光性部材の裏面に溝状の意匠部を形成し、その意匠部
のみに透光性着色材を付着した状態で透過照明すること
により、夜間でも意匠部を視認可能とすることが考えら
れている。
【0003】この場合、溝状の意匠部だけに透光性着色
材を付着する方法としては、意匠部に色差し工法により
カラークリヤをポッティングすることにより実施するこ
とができる。
【0004】しかしながら、このような製造方法では、
溝状の意匠部にポッティングされたカラークリヤの厚さ
寸法が不均一であることから、透過照明した際に、意匠
部の明るさが不均一となり、見映えが悪いという欠点が
ある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、透過照明される意匠部の明るさを均一
化することができる装飾部材の製造方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の装飾部材の製造
方法は、裏面に溝状の意匠部が形成された透光性意匠部
材と当該透光性意匠部材の裏面側に設けられた面状発光
体とを備え、前記透光性意匠部材は、前記意匠部全体に
透光性着色材を吹付けコーティングし、前記意匠部以外
に吹付けコーティングされた前記透光性着色材を除去
し、前記意匠部に粘土マスクを施し、前記透光性意匠部
材の裏面全体に非透光性着色材をコーティングし、前記
粘土マスクを除去してなるものである(請求項1)。
【0007】このような製造方法によれば、意匠部のみ
に透光性着色材をコーティングすることができるので、
透光性着色材の厚さ寸法の均一化を図ることができる。
これにより、面状発光体により意匠部を透過照明した際
に、意匠部の明るさが均一化されるので、意匠部の見映
えを良好とすることができる。
【0008】上記製造方法において、前記透光性意匠部
材は、前方に突出した膨出形状に形成されていてもよい
(請求項2)。このような製造方法によれば、意匠部に
遠近感を与えることができるので、装飾部材の意匠性を
高めることができる。
【0009】また、前記面状発光体は、前記透光性意匠
部材の裏面に密着されているのが望ましい(請求項
3)。このような構成によれば、透過照明される意匠部
の明るさを高めることができる。
【0010】また、前記面状発光体はELパネルである
のが望ましい(請求項4)。このような製造方法によれ
ば、ELパネルは薄肉であるので、全体の厚さ寸法を抑
制することができる。また、ELパネルは均一発光する
ので、意匠部の明るさの均一化に寄与する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両用ホイールキ
ャップの装飾部材に適用した一実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は車両用ホイールキャップの装飾部
材の断面を模式的に示している。この図1において、装
飾部材1は図示しない車両用ホイールキャップに装着さ
れるようになっている。この装飾部材は、前方に突出し
た膨出形状をなす透明意匠部材(透光性意匠部材に相
当)2の裏面にフレキシブル発光体(面状発光体に相
当)3が粘着層4により添着されて構成されている。
【0012】上記透明意匠部材2はアクリル或いはポリ
カーボネイトからなり、その裏面の略中央には溝状の意
匠部5が形成されている。この場合、意匠部5のみに透
光性のカラークリヤコート(透光性着色材に相当)6が
吹付けコーティングされていると共に、意匠部5以外の
部位は非透光性のカラーコート(非透光性着色材に相
当)7が吹付けコーティングされている。そして、上記
構成の透明意匠部材2は基板8に一体化されており、こ
れにより装飾部材1が完成されている。
【0013】図2はフレキシブル発光体3の構造を示し
ている。この図2において、フレキシブル発光体3は、
有機ELパネル或いは無機ELパネルからなり、図2は
有機ELパネルの構成を示している。つまり、蛍光体粉
末よりなる発光層aは、絶縁膜b及びc間に挟み込まれ
た形態となっている。一方の絶縁膜bは透明材料よりな
るもので、その上面には、発光の出力面として機能する
透明電極d及びこの透明電極dに給電するための導電パ
ターンeが形成されており、この導電パターンeの端部
からは、個別電極リードfが導出される。他方の絶縁膜
cの下面には、その全域にわたるようにして光反射機能
を備えた共通電極gが形成されており、この電極gの縁
部からは共通電極リードhが導出される。そして、上記
のような層構造体は、それぞれ透明な材質よりなる吸湿
フィルムi,j及び気密性保持などのための表面保護フ
ィルムであるパッケージフィルムk,mにより挟持され
ている。
【0014】このような構造のELパネルにおいては、
透明電極d及び共通電極g間に交流電圧が印加されるの
に応じて、それら電極間d,g間に位置した発光層aが
発光するものであり、その発光は透明電極dを通じて出
力される。つまり、透明電極d部分が面状に発光するも
のである。尚、ELパネルの発光色は、発光層aの蛍光
体粉末を適宜選択することにより緑色、黄色、白色など
任意に設定できる。
【0015】そして、上記構成の装飾部材1は車両用ホ
イールキャップの側面に装着されるものであり、その装
着状態で車両用ホイールに内蔵された電源装置からフレ
キシブル発光体3に給電されるようになっている。この
場合、車両用ホイールに内蔵された電源装置に給電する
には、車両側にコイルを設けると共に、ホイール側に車
両側のコイルと対向するコイルを設け、コイル間の電磁
誘導作用により車両側から電源装置に給電することが可
能となる。
【0016】従って、例えばヘッドライトの点灯に応じ
て電磁誘導作用により車両側から車両用ホイールに内蔵
された電源装置へ給電することにより、電源装置からE
Lパネルに給電されて発光するので、ヘッドランプの点
灯状態では、装飾部材1の意匠部5が透過照明されて当
該意匠部5が明るく表示される。
【0017】ここで、上記構成の装飾部材1の意匠部5
に着色する方法について図3を参照して説明する。 (a)意匠部5全体に透光性のカラークリヤコート6を
吹付けコーティングする。 (b)カラークリヤコート6において意匠部5以外のコ
ーティング部位をバフ加工などにより除去する。 (c)意匠部5に粘土マスク9を施す。 (d)透明意匠部材2の裏面全体に非透光性のカラーコ
ート7を吹付けコーティングする。 (e)水洗いにより意匠部5から粘土マスク9を除去す
る。
【0018】以上のような製造方法により、装飾部材1
においては、意匠部5のみに透光性のカラークリヤコー
ト6をコーティングすることができると共に、意匠部5
以外の部位に非透光性のカラーコート7をコーティング
することができる。
【0019】そして、以上のようにして製造された透明
意匠部材2の裏面に当該透明意匠部材2と同様に膨出形
状に形成されたフレキシブル発光体3を粘着層4で添着
することにより装飾部材1が製造されている。
【0020】このような製造方法によれば、製造工程を
工夫することにより、意匠部5のみに透光性のカラーク
リヤコート6を吹付けコーティングすると共に、意匠部
5以外の部位には非透光性のカラーコート7を吹付けコ
ーティングするようにしたので、意匠部5を着色するた
めのカラークリヤコート6の厚さ寸法を均一化すること
ができる。従って、意匠部のみを着色するために意匠部
に色差し工法によるカラークリヤをポッティングする製
造方法に比較して、透過照明される意匠部5の明るさが
均一化されて見映えを高めることができる。
【0021】また、フレキシブル発光体3としてELパ
ネルを用いることによりフレキシブル発光体3を薄肉に
形成することができるので、全体の厚さ寸法を抑制する
ことができると共に、フレキシブル発光体3を透明意匠
部材2に密着することができ、意匠部5の明るさを高め
ることができる。
【0022】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、車両用オーナメント、キーホルダの装飾部
材、或いは家庭用装飾部材に適用するようにしてもよ
い。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の装飾部材の製造方法によれば、透光性意匠部材は、意
匠部全体に透光性着色材を吹付けコーティングし、意匠
部以外に吹付けコーティングされた透光性着色材を除去
し、意匠部に粘土マスクを施し、透光性意匠部材の裏面
全体に非透光性着色材をコーティングし、粘土マスクを
除去することにより製造されているので、透過照明され
る意匠部の明るさを均一化することができ、見映えを高
めることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における全体を断面にし
て示す模式図
【図2】フレキシブル発光体の構造を示す斜視図
【図3】意匠部の着色工程を示す透明意匠部材の断面図
【符号の説明】
1は装飾部材、2は透明意匠部材(透光性意匠部材)、
3はフレキシブル発光体(面状発光体、ELパネル)、
5は意匠部、6はカラークリヤコート(透光性着色
材)、7はカラーコート(非透光性着色材)、9は粘土
マスクである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に溝状の意匠部が形成された透光性
    意匠部材と当該透光性意匠部材の裏面側に設けられた面
    状発光体とを備え、 前記透光性意匠部材は、 前記意匠部全体に透光性着色材を吹付けコーティング
    し、 前記意匠部以外に吹付けコーティングされた前記透光性
    着色材を除去し、 前記意匠部に粘土マスクを施し、 前記透光性意匠部材の裏面全体に非透光性着色材をコー
    ティングし、 前記粘土マスクを除去してなることを特徴とする装飾部
    材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記透光性意匠部材は、前方に突出した
    膨出形状に形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の装飾部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記面状発光体は、前記透光性意匠部材
    の裏面に密着されていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の装飾部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記面状発光体はELパネルであること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の装飾部材
    の製造方法。
JP31679399A 1999-11-08 1999-11-08 装飾部材の製造方法 Withdrawn JP2001130198A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006654A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Yoshida Seisakusho:Kk ポッティング加飾物の製造方法

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