JP2001129443A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP2001129443A
JP2001129443A JP31937099A JP31937099A JP2001129443A JP 2001129443 A JP2001129443 A JP 2001129443A JP 31937099 A JP31937099 A JP 31937099A JP 31937099 A JP31937099 A JP 31937099A JP 2001129443 A JP2001129443 A JP 2001129443A
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layer thickness
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Hirofumi Iizaka
浩文 飯坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体電解質膜に塗布された触媒の層厚を均一
にする。 【解決手段】 塗布により形成された触媒層42の層厚
を検出する層厚センサ44を設けると共に層厚センサ4
4により検出された触媒層42の層厚が均一になるよう
検出した層厚に基づいて触媒スラリーをインクとして噴
射する噴射機21におけるインクの噴射量を制御する。
インクや空気の流量制御は、噴射ノズル40にインクを
供給するインク供給管22と空気を供給する空気供給管
32に可変オリフィス24と可変オリフィス34とを設
け、その開口面積を可変オリフィス24の前後の差圧に
基づいて制御することにより行なう。なお、インクと空
気の比率の制御は、可変オリフィス34の前後の差圧に
基づいて制御バルブ33の開度を制御することによって
行なう。この結果、固体高分子電解質膜10に層厚が均
一な触媒層を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗布装置に関し、
詳しくは、インクを塗布する塗布装置、特に固体電解質
膜に触媒を塗布する塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電極に触媒スラリーを塗布する塗
布装置としては、触媒スラリーをインクとして2枚のブ
レードを用いてガス拡散層に塗布するものが提案されて
いる(例えば、特開平9−180727号公報など)。
この装置では、2枚のブレードのガス拡散層との間隔を
調節することにより塗布するインク(触媒スラリー)の
厚みを調節すると共にその厚みの均一化を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
たブレードを用いた塗布装置では、インクの層厚を調整
するためにブレードと電極との間隔の微調整を行なう必
要から、手作業に近いものとなり、大量生産には不向き
であった。
【0004】大量生産を可能にする装置としてノズルか
らインクを噴射して電極に吹き付け塗布するものも考え
られているが、塗布したインクの層厚を均一にすること
が困難であった。
【0005】本発明の塗布装置は、インクの層厚を均一
にすることを目的の一つとする。また、本発明の塗布装
置は、固体電解質膜に均一な層厚の触媒を塗布すること
を目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の塗布装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成
するために以下の手段を採った。
【0007】本発明の塗布装置は、インクを塗布する塗
布装置であって、前記インクを塗布面に向かって噴射す
る噴射手段と、該噴射により塗布されたインクの塗布状
態を検出する塗布状態検出手段と、該検出された塗布状
態に基づいて前記噴射手段によるインクの噴射量を制御
する噴射量制御手段とを備えることを要旨とする。
【0008】この本発明の塗布装置では、噴射手段によ
り塗布されたインクの塗布状態を塗布状態検出手段によ
って検出し、この検出された塗布状態に基づいて噴射手
段によるインクの噴射量を制御する。これによりインク
を均一に塗布することができる。
【0009】こうした本発明の塗布装置において、前記
塗布状態検出手段は、前記インクの層厚を検出する手段
であるものとすることもできる。こうすれば、塗布状態
としてのインクの層厚に基づいてインクの噴射量が制御
されるから、インクの層厚を均一にすることができる。
【0010】また、本発明の塗布装置において、前記イ
ンクは導電性の材料を含有し、前記塗布状態検出手段は
渦電流式センサであるものとすることもできる。こうす
れば、塗布状態としてインクの層厚を精度よく検出する
ことができると共により正確な位置をも検出することも
できる。
【0011】さらに、本発明の塗布装置において、前記
噴射量制御手段は、前記噴射手段により噴射されるイン
クと空気とを各々差圧制御して噴射量を制御する手段で
あるものとすることもできる。差圧は流量よりも小さな
変化に対応することができるから、インクと空気との混
合比を高い精度で制御することができる。この態様の本
発明の塗布装置において、前記差圧制御は、可変オリフ
ィスの開口面積を調節することにより行なうものとする
こともできる。
【0012】あるいは、本発明の塗布装置において、前
記噴射量制御手段は、前記インクの塗布状態が均一にな
るよう前記インクの噴射量を制御する手段であるものと
することもできる。こうすれば、インクの塗布状態を均
一なものとすることができる。
【0013】また、複数回に亘って重ねてインクを塗布
する態様の本発明の塗布装置において、前記塗布状態検
出手段は、前回塗布されたインクの塗布状態を検出する
手段であるものとすることもできる。こうすれば、前回
塗布されたインクの塗布状態に応じてインクを塗布する
ことができる。この結果、複数回に亘って重ねてインク
を塗布した際、最終的なインクの塗布状態を均一なもの
にすることができる。
【0014】触媒を固体電解質膜に塗布する本発明の塗
布装置において、前記噴射手段は、所定の濃度に調整さ
れた触媒スラリーをインクとして用いて噴射する手段で
あるものとすることもできる。こうすれば、触媒が均一
に塗布された触媒−固体電解質膜を製造することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
塗布装置20の構成の概略を模式的に示す構成図であ
る。実施例の塗布装置20は、触媒スラリーをインクと
して噴射ノズル40から噴射し固体高分子電解質膜10
に塗布する噴射機21と、固体高分子電解質膜10に塗
布された触媒層42の層厚を検出する層厚センサ44
と、層厚センサ44からの信号に基づいて噴射機21を
制御する電子制御ユニット50とを備える。
【0016】インクは、実施例では、貴金属触媒(例え
ば白金触媒や白金と他の金属とからなる触媒)を担持し
たカーボン粉末を溶媒に分散して所定濃度となるよう調
製した触媒スラリーを用いており、固体高分子電解質膜
10としては、例えばフッ素系樹脂により形成されたイ
オン交換膜で湿潤状態で良好なプロトン導電性を示すD
uPont社製のNafion 112を用いている。
【0017】噴射機21は、インクを噴射ノズル40に
供給するインク供給管22と、インクを噴射するための
空気を噴射ノズル40に供給する空気供給管32とを備
える。インク供給管22には、インクの流量を調節する
ための可変オリフィス24と、この可変オリフィス24
の上流側と下流側の圧力差(差圧)Δpiを検出する差
圧センサ26と、差圧センサ26により検出された差圧
Δpiが電子制御ユニット50により設定された目標差
圧Δpi*となるよう可変オリフィス24の開口面積を
変更するアクチュエータ28とが設けられている。空気
供給管32には、アクチュエータ28により可変オリフ
ィス24と同期して開口面積を変更する可変オリフィス
34と、この可変オリフィス34の上流側と下流側の圧
力差(差圧)Δpaを検出する差圧センサ36と、差圧
センサ36により検出された差圧Δpaが電子制御ユニ
ット50により設定された目標差圧Δpa*となるよう
可変オリフィス34の上流側に設けられた流量調節用の
制御バルブ33の開度を変更するアクチュエータ38と
が設けられている。
【0018】層厚センサ44は、実施例では、導電性材
料を含む材料により形成された層の厚み(層厚)Hと検
出位置とを検出可能な渦電流式位置センサを用いてお
り、導電性材料としてのカーボン粉末を含む材料により
形成された触媒層42の層厚と位置とが検出できるよう
になっている。なお、渦電流式位置センサにおける層厚
や位置の検出原理については周知であるので、ここでの
説明は省略する。
【0019】電子制御ユニット50は、CPU52を中
心として構成されたワンチップマイクロプロセッサとし
て構成されており、処理プログラムを記憶したROM5
4と、一時的にデータを記憶するRAM56と、入出力
ポート(図示せず)とを備える。この電子制御ユニット
50には、層厚センサ44により検出された触媒層42
の層厚Hと位置とが入力ポートを介して入力されてい
る。また、電子制御ユニット50からは、アクチュエー
タ28やアクチュエータ38への目標差圧Δpi*,Δ
pa*が出力ポートを介して出力されている。
【0020】次に、こうして構成された実施例の塗布装
置20の動作について説明する。図2は、実施例の塗布
装置20における電子制御ユニット50により実行され
る塗布制御処理ルーチンの一例を示すフローチャートで
ある。このルーチンは、所定時間毎(例えば、10ms
ec毎)に繰り返し実行される。
【0021】この塗布制御処理ルーチンが実行される
と、電子制御ユニット50のCPU52は、まず、層厚
センサ44により検出される触媒層42の層厚Hを読み
込む処理を実行する(ステップS100)。続いて、触
媒層42の目標層厚H*と読み込んだ層厚Hとの層厚偏
差ΔHを計算し(ステップS102)、インク供給管2
2から噴射ノズル40へ供給するインク流量Qiを設定
する(ステップS104)。インク流量Qiは、層厚偏
差ΔHが打ち消される方向に設定され、実施例では、偏
差を打ち消す比例項と定常誤差を解消する積分項とを用
いてインク流量Qiを設定するものとした。
【0022】インク流量Qiを設定すると、設定したイ
ンク流量Qiに基づいてインク供給管22における可変
オリフィス24の前後の目標差圧Δpi*を設定する
(ステップS106)。目標差圧Δpi*は、ベルヌー
イの定理から理論的に導き出される次式(1)を変形し
て用いることにより求めることができる。なお、式
(1)中、Gは重量流量、αは絞り機構の流量係数、ε
は流体の膨張補正係数、βは絞り直径比、Dは管内径、
ρは絞り機構上流側における流体の密度、Δpは絞り機
構前後の差圧である。
【0023】
【数1】
【0024】次に、インク流量Qiに基づいて空気流量
Qaを設定する(ステップS108)。空気流量Qa
は、単位時間当たりのインクを噴射ノズル40から適切
に噴射するのに必要なインク流量Qiに対する空気流量
Qaとして噴射ノズル40の特性やインクの粘度などに
基づいて設定されるものである。そして、上述した式
(1)を用いて空気供給管32の可変オリフィス34の
前後の目標差圧Δpa*を設定し(ステップS11
2)、設定した目標差圧Δpi*,Δpa*をアクチュ
エータ28,38に出力して本ルーチンを終了する。
【0025】こうして目標差圧Δpi*,Δpa*がア
クチュエータ28,38に出力されると、アクチュエー
タ28,38は、差圧センサ26,36からの差圧Δp
i,Δpaが目標差圧Δpi*,Δpa*になるよう可
変オリフィス24,34および制御バルブ33を駆動制
御する。なお、こうした差圧制御を行なうことにより、
流量を検出して流量制御を行なうものに比して高い精度
で制御可能となるからである。
【0026】以上説明した実施例の塗布装置20によれ
ば、固体高分子電解質膜10に高い精度で均一な層厚の
触媒層42を塗布することができる。しかも、手作業で
ないから大量生産に適したものとすることができる。
【0027】実施例の塗布装置20では、インク流量Q
iを設定するのに、偏差を打ち消す比例項と定常誤差を
解消する積分項とを用いたが、これに微分項を用いるも
のとしてもよいし、或いは比例項のみとしても差し支え
ない。また、触媒層42の層厚Hを目標層厚H*にする
ためのインクの所定流量を予め設定しておき、この所定
流量を補正することによりインク流量Qiを設定するも
のとしてもよい。
【0028】次に、本発明の第2の実施例としての塗布
装置20Bについて説明する。図3は、第2実施例の塗
布装置20Bの構成の概略を模式的に示す構成図であ
る。第2実施例の塗布装置20Bは、図示するように、
層厚センサ44Bの取り付け位置が異なる点を除いて第
1実施例の塗布装置20と同一の構成をしている。した
がって、第2実施例の塗布装置20Bの構成のうち第1
実施例の塗布装置20の構成と同一の構成については同
一の符号を付してその説明を省略する。第1実施例の塗
布装置20は、層厚センサ44を噴射ノズル40の後方
に取り付け、インクの塗布により形成される触媒層42
をその層厚Hに基づいてフィードバック制御するもので
あるが、第2実施例の塗布装置20Bは、層厚センサ4
4Bを噴射ノズル40より前方に取り付け、前回の塗布
により形成された触媒層42aの層厚Haに基づいて今
回の塗布により形成される触媒層42bの層厚Hbを制
御するものである。即ち、第2実施例の塗布装置20B
は複数回に亘って重ねてインクを塗布する際に用いられ
る装置として考えることができる。なお、第2実施例の
塗布装置20Bが備える層厚センサ44Bは、取り付け
位置が異なるだけで、その構成は第1実施例の塗布装置
20が備える層厚センサ44と同一である。
【0029】こうして構成された第2実施例の塗布装置
20Bの動作について説明する。図4は、第2実施例の
塗布装置20Bの電子制御ユニット50により実行され
る塗布制御処理ルーチンの一例を示すフローチャートで
ある。このルーチンは、所定時間毎(例えば、10ms
ec毎)に繰り返し実行される。
【0030】この塗布制御処理ルーチンが実行される
と、第2実施例の電子制御ユニット50のCPU52
は、まず、層厚センサ44Bにより検出される前回の塗
布により形成された触媒層42aの層厚Haを読み込む
処理を実行する(ステップS200)。続いて、触媒層
42aの目標層厚Ha*と読み込んだ層厚Haとの層厚
偏差ΔHaを計算し(ステップS202)、計算した層
厚偏差ΔHaに基づいてインク供給管22から噴射ノズ
ル40へ供給するインク流量Qiを設定する(ステップ
S204)。インク流量Qiは、第2実施例では、触媒
層42bの層厚Hbを目標層厚Hb*にするために設定
されたインクの所定流量Qsと層厚偏差ΔHaを打ち消
すために層厚偏差ΔHaに比例ゲインk3を乗じたもの
との和により算出するものとした。
【0031】インク流量Qiを設定した後は、図2のス
テップS106〜S112の処理と同一の処理のステッ
プS206〜S212の処理、即ち、目標差圧Δpi*
の設定,空気流量Qaの設定,目標差圧Δpa*の設
定,目標差圧Δpi*,Δpa*の出力の各処理を実行
して、本ルーチンを終了する。目標差圧Δpi*,Δp
a*を入力したアクチュエータ28,38は、差圧セン
サ26,36からの差圧Δpi,Δpaが目標差圧Δp
i*,Δpa*になるよう可変オリフィス24,34お
よび制御バルブ33を駆動制御する点も第1実施例の塗
布装置20と同様である。
【0032】以上説明した第2実施例の塗布装置20B
によれば、触媒層42bを形成する際に触媒層42aの
層厚Haに基づいてインクの噴射量を制御するから、全
体として均一な触媒層を形成することができる。もとよ
り、手作業でないから大量生産に適したものとすること
ができる。
【0033】第2実施例の塗布装置20Bでは、触媒層
42bを形成するためのインクの所定流量Qsを触媒層
42aの層厚Haに基づく層厚偏差ΔHaにより補正す
るものとしてインク流量Qiを算出したが、全体の触媒
層を形成するためのインクの所定流量を触媒層42aの
層厚Haに基づく層厚偏差ΔHaにより補正するものと
してインク流量Qiを算出するものとしてもよい。
【0034】第2実施例の塗布装置20Bでは、噴射ノ
ズル40の前方に層厚センサ44Bを取り付けるものと
したが、第1実施例の塗布装置20と同様に、層厚セン
サ44Bに加えて噴射ノズル40の後方にも層厚センサ
44を取り付けるものとしてもよい。この場合、図2に
例示する塗布制御処理ルーチンと図4に例示する塗布制
御処理ルーチンとを組み合わせてインク流量Qiを設定
し、このインク流量Qiから目標差圧Δpi*,Δpa
*を設定すればよい。
【0035】第1実施例の塗布装置20では、一回の塗
布により触媒層42の層厚を均一なものとするものとし
て説明し、第2実施例の塗布装置20Bでは、複数回に
亘って重ねて触媒層を形成するものとして説明したが、
第1実施例の塗布装置20と第2実施例の塗布装置20
Bとを組み合わせた構成とし、予め設定された触媒層の
層厚となるまでインクを繰り返し噴射するオンライン計
測システムにより動作するものとしてもよい。具体的に
は、図2に例示する塗布制御処理ルーチンを用いて行な
われるインクの噴射により形成された触媒層42の層厚
Hに基づくフィードバック制御と、図4に例示する塗布
制御処理ルーチンにより行なわれる前回の塗布により形
成された触媒層の層厚に基づくフィードフォワード制御
とを組み合わせればよい。また、図4に例示する塗布制
御処理ルーチンに代えて、前回までの塗布により形成さ
れた触媒層の層厚とその位置を検出し、画像処理技術を
用いて層厚分布を解析し、そのデータを用いてインク流
量Qiを設定すると共に図2に例示する塗布制御処理ル
ーチンなどのフィードバック制御を組み合わせるものと
してもよい。
【0036】第1実施例の塗布装置20や第2実施例の
塗布装置20Bでは、層厚センサ44,44Bとして物
性膜厚測定法を用いたセンサの一つとしての渦電流式位
置センサを用いたが、その他の物性膜厚測定法を用いる
センサ(例えば、放射線を利用した厚さ計)や形状膜厚
測定法を用いる電磁式厚さ計,質量膜厚測定法を用いる
センサなど、触媒層の層厚の検出が可能であれば如何な
るセンサを用いてもよい。
【0037】第1実施例の塗布装置20や第2実施例の
塗布装置20Bでは、触媒スラリーをインクとして用
い、固体高分子電解質膜10に触媒層42を形成するも
のとしたが、インクは何を用いてもよく、インクが塗布
される被塗布材も固体高分子電解質膜10に限られず、
如何なるものでもよい。
【0038】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である塗布装置20の構成
の概略を模式的に示す構成図である。
【図2】 実施例の塗布装置20における電子制御ユニ
ット50により実行される塗布制御処理ルーチンの一例
を示すフローチャートである。
【図3】 第2実施例の塗布装置20Bの構成の概略を
模式的に示す構成図である。
【図4】 第2実施例の塗布装置20Bの電子制御ユニ
ット50により実行される塗布制御処理ルーチンの一例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 固体高分子電解質膜、20,20B 塗布装置、
22 インク供給管、24 可変オリフィス、26 差
圧センサ、28 アクチュエータ、32 空気供給管、
33 制御バルブ、34 可変オリフィス、36 差圧
センサ、38アクチュエータ、40 噴射ノズル、4
2,42a,42b 触媒層、44,44B 層厚セン
サ、50 電子制御ユニット、52 CPU、54 R
OM、56 RAM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F033 QA01 QB02Y QB09X QB12Y QB18 QD11 QE23 QF15Y QK04X QK04Y QK09X QK09Y QK16X QK16Y QK23X QK23Y QK27X QK27Y 4F041 AA05 AB01 BA05 BA34 BA56 4F042 AA06 BA03 BA06 BA08 BA25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを塗布する塗布装置であって、 前記インクを塗布面に向かって噴射する噴射手段と、 該噴射により塗布されたインクの塗布状態を検出する塗
    布状態検出手段と、 該検出された塗布状態に基づいて前記噴射手段によるイ
    ンクの噴射量を制御する噴射量制御手段とを備える塗布
    装置。
  2. 【請求項2】 前記塗布状態検出手段は、前記インクの
    層厚を検出する手段である請求項1記載の塗布装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の塗布装置であっ
    て、 前記インクは、導電性の材料を含有し、 前記塗布状態検出手段は、渦電流式センサである塗布装
    置。
  4. 【請求項4】 前記噴射量制御手段は、前記噴射手段に
    より噴射されるインクと空気とを各々差圧制御して噴射
    量を制御する手段である請求項1ないし3いずれか記載
    の塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記差圧制御は、可変オリフィスの開口
    面積を調節することにより行なう請求項4記載の塗布装
    置。
  6. 【請求項6】 前記噴射量制御手段は、前記インクの塗
    布状態が均一になるよう前記インクの噴射量を制御する
    手段である請求項1ないし5いずれか記載の塗布装置。
  7. 【請求項7】 複数回に亘って重ねてインクを塗布する
    請求項1ないし6いずれか記載の塗布装置であって、 前記塗布状態検出手段は、前回塗布されたインクの塗布
    状態を検出する手段である塗布装置。
  8. 【請求項8】 触媒を固体電解質膜に塗布する請求項1
    ないし7記載の塗布装置であって、 前記噴射手段は、所定の濃度に調整された触媒スラリー
    をインクとして用いて噴射する手段である塗布装置。
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