JP2001129158A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2001129158A
JP2001129158A JP31564099A JP31564099A JP2001129158A JP 2001129158 A JP2001129158 A JP 2001129158A JP 31564099 A JP31564099 A JP 31564099A JP 31564099 A JP31564099 A JP 31564099A JP 2001129158 A JP2001129158 A JP 2001129158A
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hopper
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JP31564099A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集客性を高め、作業性を向上し、稼働率の低下
を防止することができるスロットマシンを提供する。 【解決手段】遊技媒体がホッパー16から溢れそうにな
る場合に、遊技媒体排出手段55により、ホッパー16
内の遊技媒体が排出され、また、遊技制御手段31が出
遊技媒体率を高めに変更し、比較的短時間で、特賞表示
態様が形成されて特賞状態になり、払い出される遊技媒
体が顕著に多くなり、ホッパー16内の遊技媒体が減少
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定条件の成立に
基づいて予め定めた表示遊技を実行し、その実行結果と
して予め定めた複数の識別情報が特定の組み合わせで揃
う特賞表示態様が形成されたとき、遊技者に有利な特賞
状態になるスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスロットマシンとして、
メダルやコイン等の遊技媒体を投入口に投入した後、識
別情報(図柄)を表示した3個のドラムを回転させ、停
止スイッチのボタンを順次押してドラムの回転を停止
し、ドラムを停止した際に、図柄が特定の組み合わせで
揃うようになると、所定数の遊技媒体を賞出するように
なっているものが一般的である。
【0003】このようなスロットマシンにおいては、3
個のドラムの図柄が揃う特賞表示態様になると、特賞状
態(大当たり状態)が所定回(例えば3回)繰り返され
る。各特賞状態では、3個のドラムの図柄が揃う特賞表
示態様になり易く、例えば、15枚の遊技媒体が8回連
続して賞出される。また、特開平11−104294号
公報に開示されているように、特賞状態(大当たり状
態)が終了した後から次の特賞状態が再開するまでの間
において、図柄がリプレイ図柄で揃うと、次の特賞状態
が再開される。
【0004】一般的に、特賞状態にはビックボーナス
(BB)とレギュラーボーナス(RB)とがあり、ビッ
クボーナスでは、このような特賞状態が3回連続して発
生し、遊技者は360枚(15枚×8×3)程度の遊技
媒体を獲得し、レギュラーボーナスでは、1回の特賞状
態が発生し、遊技者は120枚(15枚×8)程度の遊
技媒体を獲得する。
【0005】一方、大当たり状態が終了した後から次の
大当たり状態が再開するまでの間において、図柄が小当
たり図柄で揃うと、小当たり状態になり、例えば10枚
の遊技媒体が賞出されるものもある。このような小当た
り状態は、例えば最多で9回繰り返すことができ、多く
の遊技媒体を得られる可能性があることから、大当たり
状態が終了した後から次の大当たり状態が再開するまで
の間において、遊技者は、いわゆるリプレイ外しを行
い、図柄がリプレイ図柄で揃わないよう配慮して、停止
スイッチのボタンを押すようにしている。
【0006】遊技媒体の賞出は、スロットマシン内のメ
ダル払出器の排出口からスロットマシンのメダル受皿に
払い出される。メダル払出器にはホッパーが接続され、
ホッパー内の遊技媒体が順次メダル払出器に送り出され
る。また、スロットマシンのメダル投入口に投入された
遊技媒体はホッパーに溜まるようになっている。
【0007】特賞状態(大当たり状態)の発生が連続す
ると、ホッパー内の遊技媒体が少なくなる。一方、特賞
状態(大当たり状態)の発生が長期間発生しないと、遊
技媒体がホッパーから溢れるようになる。
【0008】スロットマシンは、出遊技媒体率が低いも
のから高いものまで6段階に調整可能である。出遊技媒
体率は、セーフメダルの数(スロットマシンから払い出
された賞メダルの数)をアウトメダルの数(スロットマ
シンに投入したメダルの数)で除した数値である。一般
的に、特賞状態の発生する周期が短いものは出遊技媒体
率が高く、特賞状態が発生する周期が長いものは出遊技
媒体率が低いといえる。出遊技媒体率を高めに調整した
ものでは、ホッパー内の遊技媒体が短時間で減少し、出
遊技媒体率を低めに調整したものでは、ホッパー内の遊
技媒体が短時間で増加するようになる。
【0009】手動式のメダル補給タイプの場合には、ホ
ッパー内の遊技媒体が減少し、センサがその状態を感知
し、トラブル表示部に表示する。それにより、店員がス
ロットマシンの扉を開け、ホッパー内に手動で遊技媒体
を補給する。一方、ホッパー内の遊技媒体が満杯状態に
達すると、センサがその満杯状態を感知し、トラブル表
示部に表示する。それにより、店員がスロットマシンの
扉を開け、ホッパー内の遊技媒体を手作業で取り出す。
【0010】自動式のメダル補給タイプの場合には、ホ
ッパー内の遊技媒体が少量になると、センサがその状態
を感知し、自動メダル供給ラインを通って供給された遊
技媒体がホッパーに投入される。一方、遊技媒体がホッ
パーから溢れるようになると、溢れた遊技媒体はオーバ
ーフロー排出筒を通って自動メダル排出ラインに排出さ
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スロットマシンでは、ホッパー内の遊技媒体が満杯状態
に達したり、ホッパー内の遊技媒体が溢れ出るようにな
るのは、出遊技媒体率が低めに設定され、特賞状態の発
生に長時間要するものであり、遊技の面白味がなく、ス
ロットマシンの集客性が高くならないという問題点があ
った。
【0012】また、手動式のメダル補給タイプの場合に
は、ホッパー内の遊技媒体が満杯状態に達すると、その
満杯状態を表示することにより、店員がスロットマシン
の扉を開け、ホッパー内の遊技媒体をわざわざ手作業で
取り出す必要があり、作業性がよくない。また、手作業
で取り出す間、スロットマシンは稼働しないため、稼働
率が低下するという問題点があった。
【0013】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたもので、集客性を高め、作業性を向上し、稼働率の
低下を防止することができるスロットマシンを提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]所定条件の成立に基づいて予め定めた表示遊技を
実行し、その実行結果として予め定めた複数の識別情報
が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成されたと
き、遊技者に有利な特賞状態になるスロットマシンにお
いて、前記表示遊技を表示するための表示手段(20
a,20b,20c)と、前記表示遊技で投入される遊
技媒体の数を前記表示遊技で払い出される遊技媒体の数
で除した出遊技媒体率を制御する遊技制御手段(31)
と、前記表示手段(20a,20b,20c)上で前記
表示遊技を展開表示する表示制御手段(34a)と、前
記特賞状態になると払い出される遊技媒体を収容するた
めのホッパー(16)と、該ホッパー(16)内の遊技
媒体を排出可能な遊技媒体排出手段(55)とを有し、
前記遊技制御手段(31)は、複数の前記出遊技媒体率
の中から1つを選択可能なものであり、前記表示遊技
は、前記ホッパー(16)内の遊技媒体が所定の収容量
に達した場合に、前記遊技制御手段(31)が前記複数
の出遊技媒体率の中から高めのものを選択することによ
り、前記特賞表示態様が形成され易くなるものであり、
前記遊技媒体排出手段(55)は、前記ホッパー(1
6)内の遊技媒体が所定の収容量に達した場合に、前記
ホッパー(16)内の遊技媒体を排出するものであるこ
とを特徴とするスロットマシン。
【0015】[2]所定条件の成立に基づいて予め定め
た表示遊技を実行し、その実行結果として予め定めた複
数の識別情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が
形成されたとき、遊技者に有利な特賞状態になるスロッ
トマシンにおいて、前記表示遊技を表示するための表示
手段(20a,20b,20c)と、前記表示遊技で投
入される遊技媒体の数を前記表示遊技で払い出される遊
技媒体の数で除した出遊技媒体率を制御する遊技制御手
段(31)と、前記表示手段(20a,20b,20
c)上で前記表示遊技を展開表示する表示制御手段(3
4a)と、前記特賞状態になると払い出される遊技媒体
を収容するためのホッパー(16)と、該ホッパー(1
6)に遊技媒体を供給可能な遊技媒体供給手段(50,
52)とを有し、前記遊技制御手段(31)は、複数の
前記出遊技媒体率の中から1つを選択可能なものであ
り、前記遊技媒体供給手段(50,52)は、前記ホッ
パー(16)内の遊技媒体が少量になった場合に、前記
ホッパー(16)に遊技媒体を供給するものであり、前
記表示遊技は、前記ホッパー(16)内の遊技媒体が所
定の収容量に達した場合に、前記遊技制御手段(31)
が前記複数の出遊技媒体率の中から高めのものを選択す
ることにより、前記特賞表示態様が形成され易くなるも
のであることを特徴とするスロットマシン。
【0016】[3]前記スロットマシンの前面(11
a)に、前記遊技制御手段(31)の選択により前記出
遊技媒体率が変更されたことを表示する出遊技媒体率変
更表示部(14)を設けたことを特徴とする[1]また
は[2]に記載のスロットマシン。
【0017】[4]所定条件の成立に基づいて予め定め
た表示遊技を実行し、その実行結果として予め定めた複
数の識別情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が
形成されたとき、遊技者に有利な特賞状態になるスロッ
トマシンにおいて、前記表示遊技を表示するための表示
手段(20a,20b,20c)と、前記特賞状態の発
生確率を制御する遊技制御手段(31)と、前記表示手
段(20a,20b,20c)上で前記表示遊技を展開
表示する表示制御手段(34a)と、前記特賞状態にな
ると払い出される遊技媒体を収容するためのホッパー
(16)と、該ホッパー(16)内の遊技媒体を排出可
能な遊技媒体排出手段(55)とを有し、前記遊技制御
手段(31)は、所定周期で特賞状態を発生させる際の
第1発生確率と、非定期に特賞状態を発生させる際の第
2発生確率とを切り替え可能なものであり、前記表示遊
技は、前記ホッパー(16)内の遊技媒体が所定の収容
量に達した場合に、前記遊技制御手段(31)が前記第
1発生確率から前記第2発生確率に切り替えることによ
り、前記特賞表示態様が形成され易くなるものであり、
前記遊技媒体排出手段(55)は、前記ホッパー(1
6)内の遊技媒体が所定の収容量に達した場合に、前記
ホッパー(16)内の遊技媒体を排出するものであるこ
とを特徴とするスロットマシン。
【0018】[5]所定条件の成立に基づいて予め定め
た表示遊技を実行し、その実行結果として予め定めた複
数の識別情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が
形成されたとき、遊技者に有利な特賞状態になるスロッ
トマシンにおいて、前記表示遊技を表示するための表示
手段(20a,20b,20c)と、前記特賞状態の発
生確率を制御する遊技制御手段(31)と、前記表示手
段(20a,20b,20c)上で前記表示遊技を展開
表示する表示制御手段(34a)と、前記特賞状態にな
ると払い出される遊技媒体を収容するためのホッパー
(16)と、該ホッパー(16)に遊技媒体を供給可能
な遊技媒体供給手段(50,52)とを有し、前記遊技
制御手段(31)は、所定周期で特賞状態を発生させる
際の第1発生確率と、非定期に特賞状態を発生させる際
の第2発生確率とを切り替え可能なものであり、前記遊
技媒体供給手段(50,52)は、前記ホッパー(1
6)内の遊技媒体が少量になった場合に、前記ホッパー
(16)に遊技媒体を供給するものであり、前記表示遊
技は、前記ホッパー(16)内の遊技媒体が所定の収容
量に達した場合に、前記遊技制御手段(31)が前記第
1発生確率から前記第2発生確率に切り替えることによ
り、前記特賞表示態様が形成され易くなるものであるこ
とを特徴とするスロットマシン。
【0019】[6]前記スロットマシンの前面(11
a)に、前記遊技制御手段(31)が前記特賞状態の発
生確率を切り替えたことを表示する発生確率変更表示部
(14a)を設けたことを特徴とする[1]または
[2]に記載のスロットマシン。
【0020】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。表示遊技は、遊技制御手段(31)に
より選択された出遊技媒体率で実行される。
【0021】選択された出遊技媒体率が低いと、投入さ
れる遊技媒体の数と払い出される遊技媒体の数との差が
顕著になり、投入された遊技媒体が払い出されずに、ホ
ッパー(16)に溜まっていき、やがて、ホッパー(1
6)内の遊技媒体が所定の収容量に達し、例えば、ホッ
パー(16)から溢れそうになる。
【0022】遊技媒体が所定の収容量に達した場合に、
遊技制御手段(31)が現行の出遊技媒体率から高めの
出遊技媒体率に切り替える。出遊技媒体率を高いものに
設定しておけば、払い出される遊技媒体が顕著に多くな
り、例えば、比較的短時間で、複数の識別情報が特定の
組み合わせで揃う特賞表示態様が形成されて、特賞状態
になる。それにより、出遊技媒体率が低い状態が長時間
続かないで、特賞状態が発生したりするので、スロット
マシンの集客性を高めることができる。
【0023】また、ホッパー(16)内の遊技媒体が例
えば満杯状態に達して、ホッパー(16)から溢れそう
になる場合に、遊技媒体排出手段(55)がホッパー
(16)内の遊技媒体を排出するので、遊技媒体がホッ
パー(16)から溢れそうになる事態に迅速にかつ確実
に対処することができる。
【0024】また、ホッパー(16)内の遊技媒体が例
えば満杯状態に達して、ホッパー(16)から溢れそう
になる場合に、遊技制御手段(31)が現行の出遊技媒
体率から高めの出遊技媒体率に切り替えるようにしてお
けば、払い出される遊技媒体が顕著に多くなることによ
り、ホッパー(16)内の遊技媒体が減少し、ホッパー
(16)内の遊技媒体が溢れ出るのを防止することがで
き、店員がスロットマシンの扉を開けて、ホッパー(1
6)から遊技媒体を取り出す手作業が必要がなく、作業
性がよくなる。また、遊技媒体を取り出す手作業がな
く、表示遊技が中断されないので、稼働率が低下するの
を防止することができる。
【0025】ホッパー(16)内の遊技媒体が少量にな
った場合に、ホッパー(16)に遊技媒体を供給するも
のでは、ホッパー(16)内の遊技媒体が中程度以上の
収容量に維持されるようになる。それにより、繰り返し
行われる表示遊技において遊技媒体の払い出しの機会が
少ないと、ホッパー(16)内の遊技媒体が増量して所
定の収容量に達するようになる。
【0026】ホッパー(16)内の遊技媒体が所定の収
容量に達すれば、前述したように、出遊技媒体率が高め
のものになり、特賞表示態様が形成され易くなり、ホッ
パー(16)内の遊技媒体が多量に払い出される。した
がって、遊技媒体の払い出しの機会が適切に訪れるよう
になり、表示遊技の面白味が増すことができる。
【0027】さらに、スロットマシンの正面に、出遊技
媒体率が変更されたことを表示するようにしたもので
は、遊技者等が出遊技媒体率が変更したことを確実に視
認することができることにより、表示遊技の興趣が高ま
る。
【0028】さらに、遊技媒体が所定の収容量に達した
場合に、遊技制御手段(31)が第1発生確率から第2
発生確率に切り替えるものでは、通常の表示遊技は、所
定周期で特賞状態を発生させるための第1発生確率で実
行される。第1発生確率が低く、特賞状態の発生の周期
が長いと、特賞状態の終了から次の特賞状態が発生する
までの間に、ホッパー(16)に遊技媒体が次第に溜ま
っていき、やがて、ホッパー(16)内の遊技媒体が所
定の収容量に達し、例えば、ホッパー(16)から溢れ
そうになる。
【0029】遊技媒体が所定の収容量に達した場合に、
遊技制御手段(31)が第1発生確率から第2発生確率
に切り替える。第2発生確率を高いものに設定しておけ
ば、比較的短時間で、複数の識別情報が特定の組み合わ
せで揃う特賞表示態様が形成されて、特賞状態になる。
それにより、遊技媒体が所定の収容量に達するまで待て
ば、特賞状態が発生するようになるので、スロットマシ
ンの集客性を高めることができる。
【0030】また、ホッパー(16)内の遊技媒体が例
えば満杯状態に達して、ホッパー(16)から溢れそう
になる場合に、遊技媒体排出手段(55)がホッパー
(16)内の遊技媒体を排出するので、遊技媒体がホッ
パー(16)から溢れそうになる事態に迅速にかつ確実
に対処することができる。
【0031】また、ホッパー(16)内の遊技媒体が例
えば満杯状態に達して、ホッパー(16)から溢れそう
になる場合に、遊技制御手段(31)が第1発生確率か
ら第2発生確率に切り替えるようにしておけば、特賞状
態になることにより、ホッパー(16)内の遊技媒体が
賞出され、ホッパー(16)内の遊技媒体が減少し、こ
の点からも、遊技媒体がホッパー(16)から溢れるの
を防止することができ、店員がスロットマシンの扉を開
けて、ホッパー(16)から遊技媒体を取り出す手作業
が必要がなく、作業性が向上する。また、遊技媒体を取
り出す手作業がなく、表示遊技が中断されないので、稼
働率が低下するのを防止することができる。
【0032】ホッパー(16)内の遊技媒体が少量にな
った場合に、ホッパー(16)に遊技媒体を供給するも
のでは、ホッパー(16)内の遊技媒体が中程度以上の
収容量に維持されるようになる。それにより、繰り返し
行われる表示遊技において遊技媒体の払い出しの機会が
少ないと、ホッパー(16)内の遊技媒体が増量して所
定の収容量に達するようになる。
【0033】ホッパー(16)内の遊技媒体が所定の収
容量に達すれば、前述したように、第1発生確率から第
2発生確率に切り替わり、特賞表示態様が形成され易く
なり、ホッパー(16)内の遊技媒体が多量に払い出さ
れる。したがって、遊技媒体の払い出しの機会が適切に
訪れるようになり、表示遊技の面白味を増すことができ
る。
【0034】さらに、スロットマシンの正面に発生確率
変更表示部(14a)を設け、特賞状態の発生確率を表
示するようにしたものでは、遊技者等が特賞状態の発生
確率を確実に把握することができることにより、遊技者
が安心して、表示遊技を楽しむことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態について説明する。図1〜図7は、本発明の一
実施の形態を示している。図1〜図3に示すように、本
発明の遊技機は、スロットマシン10であり、スロット
マシン10の箱体11の遊技盤面(正面)11aには、
ドラム形状の図柄を液晶表示する左ドラム20a、中ド
ラム20bおよび、右ドラム20cが左から右方向に並
設されている。3個のドラム20a,20b,20c
は、表示される図柄をバックライトにより明るく輝いて
見えるようにするものである。
【0036】各ドラム20a,20b,20cの下方に
は、それぞれに対応して左ストップボタン25a、中ス
トップボタン25bおよび、右ストップボタン25cが
それぞれ設けられている。3個のストップボタン25
a,25b,25cは、各ドラム20a,20b,20
cの図柄の変化の停止タイミングを選択するための停止
ボタンである。
【0037】また、正面11aの操作パネルには、遊技
媒体を投入するためのメダル投入口12と、ゲーム開始
するためのスタートレバー13と、1枚賭けボタン26
a、2枚賭けボタン26bおよび、3枚賭けボタン26
cから成るクレジット投入ボタンと、クレジット精算ボ
タン27が配されている。メダル投入口12の奥にはメ
ダルの真偽を判別するためメダル識別部および、投入さ
れたメダルを計数するためのメダル計数部が設けられて
いる。
【0038】さらに、正面11aには、1枚賭けゲーム
表示部28a、3枚賭けゲーム表示部28b、ゲームセ
ット数表示部29、メダル数(クレジット数)の所有数
を表示するためのクレジット数表示部27aおよび、状
態表示部45が配されている。状態表示部45は、後述
する再開遅延状態と再開許容状態とを表示するためのも
のである。
【0039】さらに、正面11aの下部には、賞出皿3
9、メダル払出口39aおよび、賞出があったことを音
で知らせるスピーカー37が設けられている。
【0040】メダル投入口12にメダルを投入或いはク
レジット数表示部27aに表示されているメダル数(ク
レジット数)をクレジット投入ボタン(1枚賭けボタン
26a、2枚賭けボタン26b、3枚賭けボタン26
c)により有効ライン数を決定することができ、有効ラ
イン数が有効ライン表示部35a〜35eに表示(点
灯)される。
【0041】スタートレバー13を操作することによ
り、ドラム(左ドラム20a、中ドラム20b、右ドラ
ム20c)が回転を開始し、ストップボタン(左ストッ
プボタン25a、中ストップボタン25b、右ストップ
ボタン25c)を操作することにより、回転中の各ドラ
ム20a,20b,20cが停止し、各ドラム20a,
20b,20cに表示されている図柄が所定条件を満た
すことにより、特賞状態へ移行される。
【0042】また、スロットマシン10の上部にフラグ
成立ランプ36が設けられて、フラグ(ボーナスフラグ
以下同じ)が成立したか否かを遊技者に認識可能に構成
されている。フラグ成立の表示態様は、表示部の中央が
点滅する態様、表示部の両側と中央とが交互に点滅する
態様および、表示部が左から右へ点滅していく態様があ
る。
【0043】また、スロットマシン10の内部には、図
1に示す制御部が設けられている。制御部は、表示遊技
の制御を行うための遊技制御手段31と、乱数生成部3
2と、乱数判断部33と、図柄判断部34と、ゲーム回
数積算部31aと、表示制御手段34aとが設けられて
いる。
【0044】遊技制御手段31は、メダル識別部が投入
されたメダルの真正を識別し、かつ、スタートレバー1
3が操作されると、乱数生成部32が乱数を生成し、乱
数判断部33が生成された乱数を判断し、3個のドラム
20a,20b,20cのそれぞれに、縦方向に絵や記
号、数字、文字等の複数種類の図柄を上または下方に滑
るように変化させて表示させるようになっている。
【0045】乱数生成部32は、所定周期で特賞状態を
発生させるための第1発生確率に係る乱数表と、非定期
に特賞状態を発生させるための第2発生確率に係る乱数
表との一方の中から特賞乱数あるいははずれ乱数を生成
(抽出)するものである。
【0046】また、遊技制御手段31は、複数の出遊技
媒体率の中から一つのものを後述する条件を含む所定条
件下で選択するものである。出遊技媒体率は、表示遊技
毎にあるいは、所定時間経過毎に算出される。
【0047】なお、図6に示すように、通常の表示遊技
において、出遊技媒体率は設定1(93.38%)〜設
定6(105.44%)までの6段階の設定値に区分け
されている。各々の出遊技媒体率の設定値に応じて、第
1発生確率に係る乱数表が用意されている。
【0048】出遊技媒体率の選択は、後述する遊技媒体
収容量検出センサ61〜64の各検出信号に基づいて遊
技制御手段31が行う。また、出遊技媒体率が高めのも
のに変更されたことは、スロットマシン10の遊技盤面
(正面)11aに設けられた出遊技媒体率変更表示部1
4の点灯により報知される。
【0049】第1発生確率に係る乱数表と第2発生確率
に係る乱数表との切り替えは、後述する遊技媒体収容量
検出センサ61〜64の各検出信号に基づいて遊技制御
手段31が行う。また、第1発生確率から第2発生確率
に変更されたことは、スロットマシン10の遊技盤面
(正面)11aに設けられた発生確率変更表示部14a
の点灯により報知される。
【0050】また、表示制御手段34aの図柄処理手段
34bは、所定の停止タイミング、すなわち、3個のス
トップボタン25a,25b,25cの操作により選択
された停止タイミングで、3個のドラム20a,20
b,20cを停止し、必要により、上または下方に最大
で4コマ分の図柄を滑らせて(ずらして)、停止する図
柄を前記生成された乱数に対応するようにしている。こ
のようにして、図柄処理手段34bは、特賞図柄、小当
たり図柄および、リプレイ図柄を含む図柄を表示停止す
る。
【0051】さらに、図柄判断部34は、投入されたメ
ダルの個数に応じて表示された有効ライン表示部35a
〜35e上に図柄が配列されると、配列される図柄の組
合せから、特定の組み合わせで揃う特賞表示状態が形成
されたかを判断するようになっている。
【0052】メダルの投入個数が0個のときには、有効
ライン表示部35a〜35e全てが消灯され、メダルの
投入個数が1個のときには、ライン表示部35aが点灯
し、メダルの投入個数が2個のときには、有効ライン表
示部35a〜35cが点灯し、また、メダルの投入個数
が3個のときには、有効ライン表示部35a〜35e全
てが点灯し、有効ライン上のいずれかで3個の賞出図柄
が並ぶ組合せになると、特賞状態が開始される。特賞状
態には、レギュラーボーナスおよび、ビックボーナスが
ある。レギュラーボーナスでは、例えば、入賞1回につ
きメダル15枚が8回連続して賞出される。ビックボー
ナスでは、前記レギュラーボーナスに相当する特賞状態
が所定回(例えば3回)繰り返される。
【0053】制御部の遊技制御手段31のリプレイ処理
手段311は、ビックボーナスの際の大当たりが終了し
た後から次の大当たりが再開するまでの間において、自
動的に、次の大当たりの再開を遅らせる再開遅延状態に
するものである。
【0054】大当たりの再開は、大当たりが終了した後
から次の大当たりが再開するまでの間の表示遊技におい
て、再開許容状態であって、あるいは、再開遅延状態か
ら再開許容状態に移行して、図柄がリプレイ図柄で揃う
場合に行われるものである。
【0055】再開遅延状態から再開許容状態への移行
は、大当たりが終了した後から次の大当たりが再開する
までの間に、表示遊技が所定の複数回繰り返された場合
に、あるいは、小当たり状態が所定回数繰り返された場
合に行われるものである。小当たり状態とは、表示遊技
において、図柄が小当たり図柄で連続的に9回揃い、揃
う毎にメダル10枚を賞出するものである。
【0056】また、遊技制御手段31は、表示遊技の遊
技プログラムおよび、表示遊技の表示データが記録され
るROM、表示遊技に伴って随時算出される演算値を記
録するためのRAM並びに、インターフェース等を有し
ている。
【0057】複数のスロットマシン10は、各遊技盤面
11aを通路に向けた状態で一列に並べられて遊技島を
形成している。遊技島の上段には、各スロットマシン1
0の背後に沿って自動遊技媒体供給ライン50が延設さ
れ、遊技島の中段には、各スロットマシン10の背後に
沿って自動遊技媒体排出ライン51が延設されている。
【0058】自動遊技媒体供給ライン50には、各スロ
ットマシン10に対応して補給筒52が接続されてい
る。補給筒52の下端の投入口は、各スロットマシン1
0の遊技媒体払出器15のホッパー16の上部開口に向
かって開かれている。また、ホッパー16から溢れた遊
技媒体は、オーバーフロー排出筒17を介して自動遊技
媒体排出ライン51に排出される。また、遊技媒体排出
手段により排出されたホッパー16内の遊技媒体は自動
遊技媒体排出ライン51へ回収される。
【0059】図7に示すように、ホッパー16には、ホ
ッパー16内に収容される遊技媒体の収容量を多段階に
切り替えて検出可能な遊技媒体収容量検出センサ61〜
64が設けられている。遊技媒体収容量検出センサ61
〜64には、機械式、光学式または導電方式などの各種
のセンサをスイッチとして用いることができる。遊技媒
体収容量検出センサ61は満杯状態を検出可能なもの
で、ホッパー16の上端に設けられている。3つの遊技
媒体収容量検出センサ62〜64は、ホッパー16の上
段から中段にかけてほぼ等間隔で設けられている。
【0060】以下、本実施の形態の作用を説明する。図
4はビックボーナス時の表示遊技のフロー図、図5はホ
ッパーの遊技媒体の収容量に応じて出遊技媒体率を高め
のものに変更する手順を説明するためのフロー図を示し
ている。
【0061】図4に示すように、特賞状態において、入
賞1回につきメダル15枚の賞出が連続して8回繰り返
されると、特賞状態が終了する(ステップS401)。
次に、特賞状態を所定回(3回)繰り返したかを判断す
る(ステップS402)。特賞状態を所定回繰り返して
いれば(ステップS402:Y)、ビッグボーナスは終
了する。
【0062】特賞状態を所定回繰り返していなければ
(ステップS402:N)、表示遊技を行い(ステップ
S403)、遊技状態が再開遅延状態か否かを判断する
(ステップS404)。再開遅延状態であれば(ステッ
プS404:Y)、小当たり状態を所定回数(例えば9
回)繰り返したかを判断し(ステップS405)、小当
たり状態を所定回数(例えば9回)繰り返していれば
(ステップS405:Y)、ステップS407に移行す
る。一方、再開遅延状態でなければ(ステップS40
4:N)、ステップS407に移行する。遊技状態が再
開遅延状態であれば、状態表示部45が点灯しており、
一方、再開許容状態であれば、状態表示部45は滅灯し
ている。
【0063】小当たり状態を所定回数(例えば9回)繰
り返していなければ(ステップS405:N)、表示遊
技を所定の複数回(例えば13回)繰り返したかを判断
する(ステップS406)。表示遊技を所定の複数回
(例えば13回)繰り返していなければ(ステップS4
06:N)、ステップS403に戻り、表示遊技を繰り
返す。表示遊技を所定の複数回(例えば13回)繰り返
していれば(ステップS406:Y)、ステップS40
7に移行する。
【0064】ステップS407においては、遊技状態が
再開遅延状態から再開許容状態に移行する。次に、図柄
がリプレイ図柄で揃い(ステップS408)、特賞状態
が再開され(ステップS409)、特賞状態の終了に待
機する。
【0065】一方、レギュラーボーナス時の表示遊技
は、特賞状態において、入賞1回につきメダル15枚の
賞出が連続して8回繰り返されると、特賞状態が終了す
る。
【0066】通常の表示遊技においては、特賞状態の発
生確率は第1発生確率になっており、現行の出遊技媒体
率が例えば設定4以上であり、第1発生確率が適切なも
のであれば、前述したようなビックボーナスおよびレギ
ュラーボーナスなどの特賞状態が適切な周期で発生し、
ホッパー16内に収容された遊技媒体が遊技媒体払出器
15によって払い出される。ホッパー16内の遊技媒体
が少量になると、遊技媒体が自動遊技媒体供給ライン5
0〜補給筒52を通ってホッパー16に投入され、ホッ
パー16内の遊技媒体の収容量は中程度以上に維持され
る。
【0067】ホッパー16内の遊技媒体が満杯状態に達
したり、満杯状態に近づいた場合に、遊技媒体の収容量
を制御する手段として、前述したように、出遊技遊技率
を例えば設定5あるいは設定6の高めに変更する手段
と、あるいは、第1発生確率を第2発生確率に切り替え
る手段との二つがある。本実施の形態では、二つの手段
を別々に用いて、ホッパー16内の遊技媒体を適切な量
に維持するようにしているが、二つの手段を併用しても
よい。
【0068】以下、遊技媒体の収容量を制御する手段と
して、出遊技遊技率を高めに変更する手段を代表して説
明する。また、第1発生確率を第2発生確率に切り替え
る手段については、出遊技遊技率を高めに変更する手段
と異なる構成についてのみ説明する。
【0069】出遊技媒体率が設定1あるいは設定2のよ
うに低い場合に、投入される遊技媒体の数が払い出され
る遊技媒体の数より顕著に多くなり、投入された遊技媒
体等によって、ホッパー16が満杯状態に近づいてい
く。本実施の形態では、遊技媒体収容量検出センサ62
〜64の各検出信号は、制御部に出力される。
【0070】図5に示すように、遊技媒体によって、ホ
ッパー16内の遊技媒体が所定の収容量(例えば満杯状
態)に達したことを検出すると(ステップS501:
Y)、検出信号が制御部に入力され、遊技制御手段31
が現行の出遊技媒体率から設定5あるいは設定6のよう
な高めの出遊技媒体率に変更するとともに、遊技媒体排
出手段によりホッパー16内の遊技媒体が排出され(ス
テップS502)、高めの出遊技媒体率の下で、表示遊
技が実行される(ステップS503)。
【0071】ホッパー16内の遊技媒体が所定の収容量
(例えば満杯状態)に達したことを遊技媒体収容量検出
センサ61が検出しないと(ステップS501:N)、
例えば遊技媒体検出センサ62が遊技媒体を検出せず
に、かつ、遊技媒体検出センサ63が遊技媒体を検出す
ることにより、ホッパー16内の遊技媒体が所定の少量
レベルに低下していることが判ると(ステップS51
0:Y)、自動遊技媒体供給ライン50から補給筒52
を通って、ホッパー16内に遊技媒体が供給され(ステ
ップS511)、現行の出遊技媒体率が維持され(ステ
ップS512)、現行の出遊技媒体率の下で、表示遊技
が実行される(ステップS513)。
【0072】ホッパー16内の遊技媒体が所定の少量レ
ベルに低下していなければ(ステップS510:N)、
現行の出遊技媒体率が維持され(ステップS512)、
現行の出遊技媒体率の下で、表示遊技が実行される(ス
テップS513)。
【0073】やがて、乱数生成部32が特賞乱数を抽出
すると(ステップS504:Y)、有効ライン表示部3
5a〜35e上に配列される図柄が特定の組み合わせで
揃う特賞表示状態が形成され、特賞状態が発生し、特賞
状態の発生回数nに「1」を加算する(n=n+1)
(ステップS505)。
【0074】次に、前述したように、特賞状態(ビック
ボーナスやレギュラーボーナス)時の表示遊技が行わ
れ、ホッパー16内の遊技媒体の収容量が減少していく
(ステップS506)。特賞状態時の表示遊技が終了す
ると(ステップS507:Y)、特賞状態の発生回数が
所定回n1(例えば3回)に達していれば(n>=n
1)(ステップS508:Y)、遊技制御手段31が変
更前の出遊技媒体率に再び変更し(ステップS50
9)、ステップS501に戻る。特賞状態の発生回数が
所定回(例えば3回)に達していなければ(n<n1)
(ステップS508:N)、高めの出遊技媒体率に維持
され、ステップS501に戻る。
【0075】一方、ホッパー16内の遊技媒体が所定の
収容量(例えば満杯状態)に近づいた場合に、出遊技遊
技率を例えば設定5あるいは設定6の高める手段を用い
る代わりに、第1発生確率を第2発生確率に切り替える
手段を用いるものとしては、前述のステップS502、
ステップS509および、ステップS511が異なる。
以下、ステップS502、ステップS509および、ス
テップS511に関して、説明する。
【0076】すなわち、ステップS502において、ホ
ッパー16内の遊技媒体が所定の収容量(例えば満杯状
態)に達した場合に、遊技制御手段31が第1発生確率
に係る乱数表から第2発生確率に係る乱数表に切り替え
るとともに、遊技媒体排出手段がホッパー16内の遊技
媒体を排出する。
【0077】また、特賞状態の発生回数が所定回n1
(例えば3回)に達していれば(n>=n1)(ステッ
プS508:Y)、ステップS509において、遊技制
御手段31が第2発生確率に係る乱数表から切替前の第
1発生確率に係る乱数表に切り替え、ステップS501
に戻る。特賞状態の発生回数が所定回(例えば3回)に
達していなければ(n<n1)(ステップS508:
N)、第2発生確率に係る乱数表が維持され、ステップ
S501に戻る。
【0078】さらに、ホッパー16内の遊技媒体が所定
の少量レベルに低下していなければ(ステップS51
0:N)、ステップS512において、現行の第1発生
確率が維持される。
【0079】なお、前記実施の形態においては、ホッパ
ー16の各高さ位置に遊技媒体収容量検出センサ61〜
64を配置したものを示したが、オーバーフロー排出筒
17を通過する遊技媒体を感知する検出センサを設け、
検出センサが遊技媒体の通過を感知した場合に、ホッパ
ー16が満杯状態に達したことを検出するようにしても
よい。
【0080】また、本実施の形態では、遊技媒体収容量
検出センサ62〜64の各々の検出信号の全てを制御部
が無効なものとして処理したが、遊技媒体収容量検出セ
ンサ62〜64の各々の検出信号の一つを有効なものと
して、スロットマシン毎に設定し、出遊技媒体率を変更
したり、特賞状態の発生確率を切り替えたりして、スロ
ットマシン毎に特徴をもたせてもよい。
【0081】さらに、本実施の形態では、遊技制御手段
31が出遊技媒体率や特賞状態の発生確率を変更する条
件として、ホッパー16内の遊技媒体が所定の収容量に
達するものを示したが、これに限らず、表示遊技に関す
る時間的な条件、例えば、ビックボーナスあるいはレギ
ュラーボーナスの特賞状態が発生し、その後にスロット
マシン10が所定時間稼動し続けることを条件として、
遊技制御手段31が出遊技媒体率や特賞状態の発生確率
を変更するようにしてもよい。また、その所定時間を変
更することができるようにしてもよい。
【0082】さらに、出遊技媒体率変更表示部14や発
生確率変更表示部14aは、スロットマシン10の正面
11aに配されていればどこであってもよく、例えば、
フラグ成立ランプ36に並べて配してもよい。さらに、
前記実施の形態では、実際に各ドラムを回転駆動可能に
構成したが、ドラムは液晶表示であってもよい。
【0083】
【発明の効果】本発明に係るスロットマシンによれば、
ホッパー内の遊技媒体が所定の収容量に達した場合に、
遊技制御手段が出遊技媒体率を高めに変更し、比較的短
時間で、特賞表示態様が形成されて特賞状態になるよう
にしたので、遊技媒体が所定の収容量に達するまで待て
ば、特賞状態が発生するようになり、スロットマシンの
集客性を高めることができ、また、遊技媒体排出手段に
よりホッパー内の遊技媒体が排出されるので、遊技媒体
がホッパーから溢れるのを迅速かつ確実に防止すること
ができ、さらに、特賞状態になることで、払い出される
遊技媒体が顕著に多くなり、ホッパー内の遊技媒体の収
容量が減少して、遊技媒体がホッパーから溢れるのを防
止することができ、例えば、遊技媒体をホッパーから取
り出す手作業が不必要になり、作業性がよくなり、さら
に、表示遊技が中断されないので、稼働率が低下するの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るスロットマシンの
機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るスロットマシンの
斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るスロットマシンの
各種操作部の拡大斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るビックボーナスの
際の表示遊技のフロー図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るホッパーの遊技媒
体の収容量に応じて特賞状態を発生させる手順を示すフ
ロー図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るスロットマシンの
出遊技媒体率の各設定値を示す図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係るスロットマシンの
遊技島における遊技媒体の流れを示す図である。
【符号の説明】
10…スロットマシン 11a…遊技盤面(正面) 12…メダル投入口 13…スタートレバー 14…出遊技媒体率変更表示部 14a…発生確率変更表示部 15…遊技媒体払出器 16…ホッパー 17…オーバーフロー排出筒 20a,20b,20c…ドラム 25a…左ストップボタン 25a,25b,25c…ストップボタン 26a…1枚賭けボタン 26b…2枚賭けボタン 26c…3枚賭けボタン 27…クレジット精算ボタン 27a…クレジット数表示部 28a…1枚賭けゲーム表示部 28b…3枚賭けゲーム表示部 29…ゲームセット数表示部 31…遊技制御手段 31a…ゲーム回数積算部 32…乱数生成部 33…乱数判断部 34…図柄判断部 34a…表示制御手段 34b…図柄処理手段 35a〜35e…有効ライン表示部 36…フラグ成立ランプ 37…スピーカー 39…賞出皿 39a…メダル払出口 45…状態表示部 311…リプレイ処理手段 50…自動遊技媒体供給ライン 51…自動遊技媒体排出ライン 52…補給筒 55…遊技媒体排出手段 61〜64…遊技媒体収容量検出センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定条件の成立に基づいて予め定めた表示
    遊技を実行し、その実行結果として予め定めた複数の識
    別情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成さ
    れたとき、遊技者に有利な特賞状態になるスロットマシ
    ンにおいて、 前記表示遊技を表示するための表示手段と、前記表示遊
    技で投入される遊技媒体の数を前記表示遊技で払い出さ
    れる遊技媒体の数で除した出遊技媒体率を制御する遊技
    制御手段と、前記表示手段上で前記表示遊技を展開表示
    する表示制御手段と、前記特賞状態になると払い出され
    る遊技媒体を収容するためのホッパーと、該ホッパー内
    の遊技媒体を排出可能な遊技媒体排出手段とを有し、 前記遊技制御手段は、複数の前記出遊技媒体率の中から
    1つを選択可能なものであり、 前記表示遊技は、前記ホッパー内の遊技媒体が所定の収
    容量に達した場合に、前記遊技制御手段が前記複数の出
    遊技媒体率の中から高めのものを選択することにより、
    前記特賞表示態様が形成され易くなるものであり、 前記遊技媒体排出手段は、前記ホッパー内の遊技媒体が
    所定の収容量に達した場合に、前記ホッパー内の遊技媒
    体を排出するものであることを特徴とするスロットマシ
    ン。
  2. 【請求項2】所定条件の成立に基づいて予め定めた表示
    遊技を実行し、その実行結果として予め定めた複数の識
    別情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成さ
    れたとき、遊技者に有利な特賞状態になるスロットマシ
    ンにおいて、 前記表示遊技を表示するための表示手段と、前記表示遊
    技で投入される遊技媒体の数を前記表示遊技で払い出さ
    れる遊技媒体の数で除した出遊技媒体率を制御する遊技
    制御手段と、前記表示手段上で前記表示遊技を展開表示
    する表示制御手段と、前記特賞状態になると払い出され
    る遊技媒体を収容するためのホッパーと、該ホッパーに
    遊技媒体を供給可能な遊技媒体供給手段とを有し、 前記遊技制御手段は、複数の前記出遊技媒体率の中から
    1つを選択可能なものであり、 前記遊技媒体供給手段は、前記ホッパー内の遊技媒体が
    少量になった場合に、前記ホッパーに遊技媒体を供給す
    るものであり、 前記表示遊技は、前記ホッパー内の遊技媒体が所定の収
    容量に達した場合に、前記遊技制御手段が前記複数の出
    遊技媒体率の中から高めのものを選択することにより、
    前記特賞表示態様が形成され易くなるものであることを
    特徴とするスロットマシン。
  3. 【請求項3】前記スロットマシンの前面に、前記遊技制
    御手段の選択により前記出遊技媒体率が変更されたこと
    を表示する出遊技媒体率変更表示部を設けたことを特徴
    とする請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】所定条件の成立に基づいて予め定めた表示
    遊技を実行し、その実行結果として予め定めた複数の識
    別情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成さ
    れたとき、遊技者に有利な特賞状態になるスロットマシ
    ンにおいて、 前記表示遊技を表示するための表示手段と、前記特賞状
    態の発生確率を制御する遊技制御手段と、前記表示手段
    上で前記表示遊技を展開表示する表示制御手段と、前記
    特賞状態になると払い出される遊技媒体を収容するため
    のホッパーと、該ホッパー内の遊技媒体を排出可能な遊
    技媒体排出手段とを有し、 前記遊技制御手段は、所定周期で特賞状態を発生させる
    際の第1発生確率と、非定期に特賞状態を発生させる際
    の第2発生確率とを切り替え可能なものであり、 前記表示遊技は、前記ホッパー内の遊技媒体が所定の収
    容量に達した場合に、前記遊技制御手段が前記第1発生
    確率から前記第2発生確率に切り替えることにより、前
    記特賞表示態様が形成され易くなるものであり、 前記遊技媒体排出手段は、前記ホッパー内の遊技媒体が
    所定の収容量に達した場合に、前記ホッパー内の遊技媒
    体を排出するものであることを特徴とするスロットマシ
    ン。
  5. 【請求項5】所定条件の成立に基づいて予め定めた表示
    遊技を実行し、その実行結果として予め定めた複数の識
    別情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成さ
    れたとき、遊技者に有利な特賞状態になるスロットマシ
    ンにおいて、 前記表示遊技を表示するための表示手段と、前記特賞状
    態の発生確率を制御する遊技制御手段と、前記表示手段
    上で前記表示遊技を展開表示する表示制御手段と、前記
    特賞状態になると払い出される遊技媒体を収容するため
    のホッパーと、該ホッパーに遊技媒体を供給可能な遊技
    媒体供給手段とを有し、 前記遊技制御手段は、所定周期で特賞状態を発生させる
    際の第1発生確率と、非定期に特賞状態を発生させる際
    の第2発生確率とを切り替え可能なものであり、 前記遊技媒体供給手段は、前記ホッパー内の遊技媒体が
    少量になった場合に、前記ホッパーに遊技媒体を供給す
    るものであり、 前記表示遊技は、前記ホッパー内の遊技媒体が所定の収
    容量に達した場合に、前記遊技制御手段が前記第1発生
    確率から前記第2発生確率に切り替えることにより、前
    記特賞表示態様が形成され易くなるものであることを特
    徴とするスロットマシン。
  6. 【請求項6】前記スロットマシンの前面に、前記遊技制
    御手段が前記特賞状態の発生確率を切り替えたことを表
    示する発生確率変更表示部を設けたことを特徴とする請
    求項1または2に記載のスロットマシン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007319332A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Aruze Corp 遊技機
JP2007319331A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Aruze Corp 遊技機

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JP2007319332A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Aruze Corp 遊技機
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