JP2001129068A - 芳香発生装置 - Google Patents

芳香発生装置

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JP2001129068A
JP2001129068A JP31428399A JP31428399A JP2001129068A JP 2001129068 A JP2001129068 A JP 2001129068A JP 31428399 A JP31428399 A JP 31428399A JP 31428399 A JP31428399 A JP 31428399A JP 2001129068 A JP2001129068 A JP 2001129068A
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JP
Japan
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fragrance
liquid
piezoelectric vibrator
radiator
aroma
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Pending
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JP31428399A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Hara
克俊 原
Ikuo Fukuda
郁夫 福田
Noriyuki Kitaori
典之 北折
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 香りに対する慣れを抑制しつつ、瞬時に香り
を発生、拡散させ得る芳香発生装置を提供すること。 【解決手段】 圧電体振動子10、該圧電体振動子10
に当接させて配置された放熱体12、及び該放熱体12
に芳香成分を含有する液体を間欠的に供給する供給手段
8を備え、圧電体振動子10を振動させることによって
放熱体12に供給された前記液体を霧化させるようにし
た芳香発生装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香成分を含有す
る液体を霧化し、生じた霧を、周囲の空間に供給する芳
香発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】特開平
2−209146号公報には、超音波発振子上へ液体香
料を供給することにより、その超音波発振子上で液体香
料を気化させるようにした香り発生装置が記載されてい
る。しかし、この香り発生装置では、液体香料が超音波
発振子上に直接且つ連続的に供給されることから、超音
波発振子は連続運転されることになり、超音波発振子の
温度が次第に上昇する。その結果、液体香料の気化量が
次第に増加したり、高揮発性の成分が先に揮発してしま
うことで香りの質が変化する。また、場合によっては超
音波発振子が過熱して、運転が長時間継続できない場合
もある。更に、液体香料は連続的に気化されることか
ら、気化した香料による香りの感覚が次第に鈍くなり、
香りへの慣れが起きてしまう。
【0003】従って、本発明は、香りに対する慣れを抑
制しつつ、瞬時に香りを発生、拡散させ得る芳香発生装
置を提供することを目的とする。また、本発明は、長時
間の運転が可能であり、また消費電力の小さい芳香発生
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧電体振動
子、該圧電体振動子に当接させて配置された放熱体、及
び該放熱体に芳香成分を含有する液体を間欠的に供給す
る供給手段を備え、前記圧電体振動子を振動させること
によって前記放熱体に供給された前記液体を霧化させる
ようにした芳香発生装置を提供することにより、前記目
的を達成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の芳香発生装置を、
その好ましい実施形態に基づき説明する。図1には、本
発明の芳香発生装置の一実施形態の構造の模式図が示さ
れている。この芳香発生装置1は、ハウジング2内に各
種部材が収容されて構成されている。ハウジング2は、
上下仕切板3によって上部コンパートメント2a及び下
部コンパートメント2bに仕切られている。
【0006】下部コンパートメント2bには、その側面
に送風手段としての送風ファン4が配されており、ハウ
ジング2の外部から内部へ空気を送り入れるようになさ
れている。また、下部コンパートメント2bには、後述
する圧電体振動子の駆動回路5及び電源としての乾電池
6が配されている。送風ファン4及び駆動回路5は何れ
も乾電池に接続されている。また、駆動回路5は、後述
する圧電体振動子に電気的に接続されている。
【0007】上部コンパートメント2aは、その上部が
一部開口しており、その開口部に網目部材9が配されて
いる。また、上部コンパートメント2aの上部には、芳
香成分を含有する液体(以下、簡便のため、液体香料と
いう) の貯液槽7が3個並設されている。各貯液槽7に
は、それぞれ異なる種類の芳香成分を含む液体が蓄えら
れている。各貯液槽7の下部には、それぞれ通液管7a
が接続されており、各通液管7aの先端は互いに合流し
ている。各通液管7aの途中には開閉バルブ(図示せ
ず)が付設されており、各貯液槽7からの液体香料の流
通・遮断が該開閉バルブによってコントロールされる。
また、各通液管7aの合流部の直下には、後述する放熱
体に液体香料を間欠的に供給する供給手段8が配されて
いる。この供給手段8は、前述の合流部に接続されてい
る。
【0008】供給手段8は、液体香料を間欠的に滴下す
る手段(滴下手段)からなる。滴下手段としては、例え
ばバルブの開閉量を調整することで液体香料を間欠的に
滴下する手段、スポンジ等の多孔質体や繊維材料の有す
る毛管現象を利用して液体香料を間欠的に滴下する手
段、電磁弁の開閉により液体香料を間欠的に滴下する手
段などが挙げられる。
【0009】上下仕切板3における前記供給手段8の直
下の位置は開口しており、その開口部には、固定治具1
1に固定された状態の平板状の圧電体振動子10が配さ
れている。圧電体振動子10としては、例えばP2T
(ジルコン酸・チタン酸鉛)、水晶(SiO2 )、チタ
ン酸バリウム(BaTiO3 )などが使用される。
【0010】圧電体振動子10上には放熱体12が、該
圧電体振動子10に当接させて配置されている。放熱体
12は、圧電体振動子10が振動して発生する熱を発散
させるもので、圧電体振動子で発生した振動エネルギー
を効率よく表面に伝達する。従って、放熱体12は、熱
伝導性の高い物質で且つ振動エネルギーの吸収が少ない
物質から構成されていることが好ましい。放熱体12と
しては、例えば金属板や含水率の高いゲル状物質などが
挙げられる。
【0011】放熱体12として金属板を用いる場合に
は、圧電体振動子10が発生する振動を効率良く伝える
ために、一般的に、金属板と圧電体振動子10とを接着
剤によって接合する。但し、長時間使用した場合、徐々
に金属板と圧電体振動子との密着性が低下する。最悪の
場合、振動により、金属板と圧電体振動子とが剥がれる
場合があるので、ネジやバネ等で補助するのが好まし
い。一方、放熱体12としてゲル状物質を用いる場合に
は、該ゲル状物質の有する軟質性状のため、前述の接着
剤を用いなくても、該ゲル状物質と圧電体振動子10と
の密着性は良好であり、圧電体振動子10が発生する振
動が効率良く該ゲル状物質に伝わる。
【0012】圧電体振動子10の振動によって発生した
熱の発散、及び圧電体振動子10の振動の伝播を考慮す
ると、前記ゲル状物質の含水率は、90〜99重量%、
特に95〜98重量%であることが好ましい。本実施形
態においては、放熱特性が良好であること、及び振動の
伝播の損失が小さいことから、代表的なゲル状物質であ
る寒天を放熱体12として用いた。
【0013】上下仕切板3は、前述の送風ファン4から
最も離れた位置において開口しており、その開口部に網
目部材13が配されている。また網目部材13が配され
た位置の近傍には上部コンパートメント2aの仕切板1
4が立設されている。仕切板14の高さは、上部コンパ
ートメント2aの高さよりも低くなっており、仕切板1
4の左右間での空気の流通が可能となっている。
【0014】前述の装置1の動作を説明すると、先ず駆
動回路5によって圧電体振動子10を振動させる。振動
の周波数は、香料成分を含有した霧が装置を設置した周
辺を濡らして汚染することがないように霧を微粒子化す
る観点から、500kHz〜5MHz、特に1MHz〜
3MHzであることが好ましい。圧電体振動子10によ
り発生した振動は、放熱体12に伝播される。
【0015】圧電体振動子10を振動させるのと共に、
送風ファン4を回転させてハウジング2内に空気を送り
入れる。これにより、下部コンパートメント2bから網
状部材13を経て上部コンパートメント2aを通り網状
部材9からハウジング2外へ至る空気流が発生する。
【0016】この状態下に、供給手段8から液体香料を
放熱体12上に滴下する。この場合、通液管7aの途中
に付設された開閉バルブ(図示せず)の開閉によって、
3個配されている貯液槽7のうちの何れか1個、又は任
意の2個以上から液体香料を供給手段に供給する。
【0017】放熱体12上に滴下された液体香料は、放
熱体12の振動によって霧化される。霧化された液体香
料は、送風ファン4によって発生した空気流に搬送され
て、ハウジング2外へ放出される。霧化によって生じた
霧は空中を浮遊するものの、それ自体の上昇性は大きく
ないことから、霧をハウジング2の外に搬送するため
に、送風ファン4によって発生した空気流に霧を搬送さ
せている。
【0018】本実施形態の芳香発生装置1を用いて液体
香料を霧化させることには、次の(1)〜(8)のよう
な利点がある。(1)圧電体振動子10の振動によって
液体香料を霧化させているので、瞬時に香りを拡散させ
ることが可能である。(2)液体香料を連続的でなく間
欠的に供給するので、香りに濃度差(香りの強弱)を付
けることができ、香りへの慣れを抑制でき、長時間にわ
たって香りを知覚させることができる。(3)液体香料
の霧化を視覚的にも知覚できる。(4)圧電体振動子1
0上に放熱体12を当接させて配置させているので、圧
電体振動子10の温度上昇が抑えられて、長時間の運転
が可能となる。また、液体香料の霧化量を一定に保つこ
とができる。また、圧電体振動子10と液体香料とが直
接接しないので、圧電体振動子10の劣化が抑えられ
る。(5)特に、放熱体12としてゲル状物質を用いる
ことで、振動の伝播の損失が低減し、少ない電力で圧電
体振動子10を駆動できる。(6)液体香料の滴下のタ
イミングと圧電体振動子10の振動のタイミングとを同
期させることで、液体香料が滴下されたときのみ圧電体
振動子10を振動させることができ、消費電力を低減で
きる。(7)液体香料を間欠的に滴下するので、圧電体
振動子10の大きさを小さくすることができ、これによ
っても消費電力を低減できる。(8)前記(5)〜
(7)の結果、電力が大幅に節約でき、乾電池駆動が可
能となり、携帯用の芳香発生装置とできる。(9)液体
香料の貯液槽7を複数配し、各貯液槽7内に互いに異な
る香りの液体香料を入れておき、これを選択的に滴下す
ることで、その時々に応じて所望の香りを発生させるこ
とができる。
【0019】本発明は、前記実施形態に制限されない。
例えば、前記実施形態においては、液体香料を滴下によ
って間欠的に供給したが、これ以外の手段によって液体
香料を間欠的に供給してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の芳香発生装置によれば、香りに
対する慣れを抑制しつつ、瞬時に香りを発生、拡散させ
ることができる。また、本発明の芳香発生装置は、長時
間の運転が可能であり、また消費電力が小さいものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の芳香発生装置の一実施形態の構造を示
す模式図である。
【符号の説明】
1 芳香発生装置 2 ハウジング 2a 上部コンパートメント 2b 下部コンパートメント 3 上下仕切板 4 送風ファン 5 駆動回路 6 乾電池 7 貯液槽 8 供給手段 10 圧電体振動子 11 圧電体固定治具 12 放熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北折 典之 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C080 AA04 BB03 CC01 HH02 JJ01 KK04 LL04 QQ11 QQ12 QQ17 QQ20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体振動子、該圧電体振動子に当接さ
    せて配置された放熱体、及び該放熱体に芳香成分を含有
    する液体を間欠的に供給する供給手段を備え、前記圧電
    体振動子を振動させることによって前記放熱体に供給さ
    れた前記液体を霧化させるようにした芳香発生装置。
  2. 【請求項2】 前記放熱体が、ゲル状物質からなる請求
    項1記載の芳香発生装置。
  3. 【請求項3】 前記供給手段が、前記液体の間欠的な滴
    下手段からなる請求項1又は2記載の芳香発生装置。
  4. 【請求項4】 送風手段を更に有し、霧化された前記液
    体を、該送風手段によって発生した空気流に搬送させて
    外部に放出する請求項1〜3の何れかに記載の芳香発生
    装置。
JP31428399A 1999-11-04 1999-11-04 芳香発生装置 Pending JP2001129068A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005118534A (ja) * 2003-05-09 2005-05-12 Microflow Engineering Sa 柔軟性を有する自律的液体霧化カートリッジにより空気を芳香化し、殺菌する方法及びシステム、ならびに、そのネットワーク
JP2005323993A (ja) * 2004-04-14 2005-11-24 Inax Corp 特定波長の電磁波による芳香発生装置
JP2015126866A (ja) * 2013-11-29 2015-07-09 花王株式会社 噴霧装置
KR20210079179A (ko) * 2019-12-19 2021-06-29 코너랩스 주식회사 방향용 전기식 디퓨저

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KR102471749B1 (ko) 2019-12-19 2022-11-29 코너랩스 주식회사 방향용 전기식 디퓨저

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