JP2001128218A - フレームエラーレート閾値の変動制御方法 - Google Patents

フレームエラーレート閾値の変動制御方法

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JP2001128218A
JP2001128218A JP31068799A JP31068799A JP2001128218A JP 2001128218 A JP2001128218 A JP 2001128218A JP 31068799 A JP31068799 A JP 31068799A JP 31068799 A JP31068799 A JP 31068799A JP 2001128218 A JP2001128218 A JP 2001128218A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信目的に応じてFER閾値を適正値に変動
させ、データ通信などでデータフレームの欠落を防止
し、データ伝送性を向上させる通信利用目的に応じたF
ER閾値の変動制御方法を提供する。 【解決手段】 PHS基地局CS12は、PHS移動局
PS14からの呼設定に含まれる情報転送能力の情報要
素から、データ通信であることを検知すると、従来より
FER閾値を低くし、PHS移動局PS14へ定義情報
応答に含まれたチャネル切替FER閾値で通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信目的に応じて
フレームエラーレート閾値を適正値に変動させる、利用
目的に応じたフレームエラーレート閾値の変動制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信チャネルの切換え方法の一例
が、特開平11−150751号公報に記載されてい
る。この公報に記載されたチャネル切替え装置及びチャ
ネル切替え方法は、受信電界強度と、干渉波受信電界強
度とを検出し比較し、受信電界強度と干渉波受信電界強
度の比であるD/U比を算出し、さらにFER(Fra
me Error Rate)を検出し、D/U比とF
ERとの履歴を参照し各々の値を予測して通信チャネル
の切換えをおこなう。
【0003】また従来の制御方法は、図1に示すよう
に、PHS網交換機10と、基地局12−1,12−2
と、PHS移動局PS14−1,14−2とを備える。
【0004】パーソナルハンディフォンシステム(PH
S)は、移動局を基地局から通知されるチャネル切替F
ER閾値に基づいて回線監視を行い、干渉検出を行うこ
とが有効であり、チャネル切替FER閾値を超えるエラ
ーレートを検出すると、安定したチャネルを検索する機
能を有している。チャネル切替には、図1に示したよう
に干渉発生20を検出後、接続している移動局14−1
と基地局12−1との間で、安定した通信チャネルを選
択して通信チャネル切替22をおこなう場合がある。ま
たは、干渉発生24を検出後に、移動局14−2と基地
局12−1との間の受信電界強度が低いなどの理由によ
り、他の基地局12−2へ制御チャネルも含めてチャネ
ル切替26をおこなう場合がある。いずれの場合も安定
した通話を継続させるために必要な機能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−1507
51号公報に記載のチャネル切替え装置及びチャネル切
替え方法は、通信チャネルの通話品質を的確に把握し、
的確なチャネル切替を行うことで、通話品質の向上を図
ることができるものである。しかしながら音声通信とデ
ータ通信との要求される通話品質は、異なっている。音
声通信に要求される通話品質は、音声が多少とぎれたと
しても情報を伝達することが可能である。データ通信の
場合は、再送する必要がある。
【0006】また従来の方法は、PHSを電話としてで
はなく、データ通信の手段として用いる場合、基地局か
ら通知されるチャネル切替FER閾値を下回っているも
のの、この閾値に近い回線品質状態である場合にはデー
タフレームの欠落による再送が頻発し、データ伝送性能
が低下する。
【0007】すなわち、PHSを利用してダイヤルアッ
プによるデータ通信を行っている場合、通信性能が極度
に劣化することがあり、PIAFS(PHS Inte
rnet Access Forum Standar
d)による再送制御によってデータ伝送が遅延し、結果
TCP(Transmission ControlP
rotocol:伝送制御プロトコル)のシーケンスの
再送及びシーケンスリセットが発生することが分かって
いる。改善のための方策として、チャネル切替えを音声
ベースの場合よりも早い段階で行う方法が考えられる。
そのためにはFER閾値を小さくし、早めのチャネル切
替えを実行させることが妥当である。
【0008】本発明の目的は、通信目的に応じてFER
閾値を適正値に変動させることで、データ通信の通話品
質を向上させる、利用目的に応じたFER閾値の変動制
御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のフレームエラー
レート閾値の変動制御方法は、移動体通信網のデータ通
信を行うことが可能な移動局端末と、前記移動局端末と
前記データ通信を送受信し、前記移動体通信網を介して
他の端末へ前記データ通信を送受信する基地局とを備え
る移動体通信網におけるフレームエラーレート閾値の変
動制御方法であって、前記移動局端末と前記基地局と
が、前記データ通信を行うとき、通話品質が低下すると
使用中の通信チャネルの切り替えや他の基地局に切り替
える信号の値でデータフレームの誤り率であるフレーム
エラーレート閾値を、低下させる制御を開始するため、
前記移動局端末と前記基地局内の基準値であるフレーム
エラーレート閾値を低減することを特徴とする。
【0010】また前記基地局は、前記移動局端末からの
呼設定メッセージに含まれる通信の種別を取得し、前記
通信がデータ通信であるとき使用中の通信チャネルの切
り替え、及び他の基地局に切り替える制御を開始するた
めの信号情報である前記フレームエラーレート閾値を低
下させるため低減し、前記移動局端末へ定義情報応答メ
ッセージで前記フレームエラーレート閾値を低下させる
ため、低減した値を通知することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の構成を図2を参
照し詳細に説明する。図2は、本発明の実施例の構成を
示す図である。
【0012】本発明のFER閾値の変動制御方法は、図
2に示すように、Note−PCを使用してPHS移動
端末を介し、最終的にインタネットに接続するマシンと
TCP/IPによる通信を行う構成を想定する。
【0013】本実施例の構成は、インターネット,ゲー
トウェイ装置,ISDNターミナルアダプタ,ISDN
網と接続し、ISDN網と複数の基地局とデータ通信の
交換をおこなうPHS網交換機10と、PHS網交換機
10に収容され端末局とデータ通信を送受信するPHS
基地局14と、TCP/IP,PPP(Pointto
Point Protocol)を使用し、リモートア
クセスシステム(RAS)による通信機能を持ったNo
te−PC16とを備える。また、PHS移動局PS1
4,PHS基地局CS12は、Note−PC16と接
続可能なインタフェース装置を有する。
【0014】呼設定メッセージは、音声,非制限デジタ
ル,3.1kHzオーディオ等の情報を示す情報転送能
力と、電話,G2/3ファクシミリ,G4(クラス1)
ファクシミリ等の情報を示す高位レイヤ特性識別と、そ
の他の情報と有する。また、情報転送能力の情報要素
は、データ通信のためのFER閾値の制御情報となるも
のである。定義情報応答は、チャネル切替FER閾値を
含むエリア情報を有するものである。FER(フレーム
エラーレート)閾値は、データ通信,音声通信およびそ
の他の通信の受信信号のデータフレームのエラーレート
(誤り率)の値であり、この値により基地局の切替等を
行う値である。また本発明は、データ通信のとき、FE
R閾値を低下させる制御を行うために、端末と基地局の
FER閾値基準値を低減することで、同一基地局の通信
チャネル切替、または他の基地局への通信チャネル切替
の制御を行うものである。
【0015】次に、本発明の実施例の動作を図3を参照
し詳細に説明する。図3は、本発明の実施例の動作を示
す図である。
【0016】PS14は、CS1に接続して発呼制御を
行う。そのシーケンスの一部とメッセージが包含する情
報要素の一部を図3に示した。PS14は、CS12に
情報転送能力111の情報要素を含む呼設定メッセージ
101を送信する。呼出先であるCS12は、応答する
とPS14に対して呼設定受付102を送信する。PS
14は、CS12へ定義情報要求103を送信する。C
S12は、PS14からの定義情報要求103に対して
エリア情報141(チャネル切替FER閾値)を含む定
義情報応答104をPS14に対して送信する。
【0017】ここで定義情報要求103は、PS14が
当該エリアの定義情報を保持していない場合に必ず送信
するが、既に定義情報応答104を受信している場合に
は送信する必要は無いという位置付けに有る。しかし、
本発明では必須のメッセージである。すなわち、PS1
が、同じエリア内でデータ通信を行い定義情報応答10
4の情報をすでにもっているとき、定義情報要求103
は、送信されないが定義情報要求104に含まれるチャ
ネル切替FER閾値の情報が必要となる。つまり定義情
報要求103によりPS14が、CS12からチャネル
切替FER閾値等の情報を取得する。
【0018】PHS基地局CS12は、PS14の呼設
定101に含まれる情報転送能力111の情報要素を参
照し、利用目的が「電話」かあるいは「データ通信」か
を認識する。基地局CS12は、定義情報応答メッセー
ジ104の情報要素の一つであるチャネル切替FER閾
値を決定する場合、情報転送能力が「音声」または
「3.1kHzオーディオ」であれば従来当該エリアで
使用しているFER閾値を与えるが、情報転送能力が
「非制限デジタル」であれば、従来当該エリアで使用し
ているFER閾値よりも低い値を算出し与える。
【0019】なお、移動局PS14と基地局CS12と
の間の通信中における回線監視,干渉検出およびチャネ
ル切替制御は、通常の方法に従う。また、より詳細なF
ER閾値を算出することは、図3に示した呼設定メッセ
ージ101に含まれる情報要素の一つである高位レイヤ
特性識別112に基づいて算出可能である。
【0020】さらに、FER閾値の算出は、FER閾値
を基地局主導で規定するのではなく、移動局独自に決定
する機構も考えられる。基地局は、既成のFER閾値を
移動局に通知し移動局が通信目的にしたがって通知され
たFER閾値マイナスαを行うことにより、移動局主導
の通信チャネル切替を実現する。
【0021】
【発明の効果】本発明のFER閾値の変動制御方法は、
移動局がデータ通信を行っている場合、従来のFER閾
値よりも低いFERによって通信チャネルの切替を行う
ことが可能になり、データフレームの再送頻発によるデ
ータ伝送遅延,通信性能低下やあるいは通信路切断とい
った症状を緩和し、データ通信性能を高く保つことが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例の動作を示す図である。
【符号の説明】
10 PHS網交換機 12 PHS基地局 14 PHS移動局 16 Note−PC

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体通信網のデータ通信を行うことが可
    能な移動局端末と、前記移動局端末と前記データ通信を
    送受信し、前記移動体通信網を介して他の端末へ前記デ
    ータ通信を送受信する基地局とを備える移動体通信網に
    おけるフレームエラーレート閾値の変動制御方法であっ
    て、 前記移動局端末と前記基地局とが、前記データ通信を行
    うとき、通話品質が低下すると使用中の通信チャネルの
    切り替えや他の基地局に切り替える信号の値でデータフ
    レームの誤り率であるフレームエラーレート閾値を、低
    下させる制御を開始するため、前記移動局端末と前記基
    地局内の基準値であるフレームエラーレート閾値を低減
    することを特徴とするフレームエラーレート閾値の変動
    制御方法。
  2. 【請求項2】前記基地局は、前記移動局端末からの呼設
    定メッセージに含まれる通信の種別を取得し、前記通信
    がデータ通信であるとき使用中の通信チャネルの切り替
    え、及び他の基地局に切り替える制御を開始するための
    信号情報である前記フレームエラーレート閾値を低下さ
    せるため低減し、前記移動局端末へ定義情報応答メッセ
    ージで前記フレームエラーレート閾値を低下させるた
    め、低減した値を通知することを特徴とする請求項1記
    載のフレームエラーレート閾値の変動制御方法。
  3. 【請求項3】前記移動局端末は、前記基地局とデータ通
    信を行うとき、前記基地局から通知された定義情報応答
    メッセージに含まれる、使用中の通信チャネルの切り替
    え、及び他の基地局に切り替える信号の制御を開始する
    ための情報である前記フレームエラーレート閾値の情報
    を取得し、前記フレームエラーレート閾値からさらに自
    端末の前記フレームエラーレート閾値を低下させるた
    め、低減することを特徴とする請求項2記載のフレーム
    エラーレート閾値の変動制御方法。
  4. 【請求項4】前記データ通信は、前記移動局端末にノー
    ト型パソコンを接続し、データ通信を行うことを特徴と
    する請求項1,2または3記載のフレームエラーレート
    閾値の変動制御方法。
  5. 【請求項5】前記移動体通信網は、インターネットに接
    続することを特徴とする請求項1,2,3または4記載
    のフレームエラーレート閾値の変動制御方法。
  6. 【請求項6】前記移動体通信網は、パーソナルハンディ
    ホンシステムであることを特徴とする請求項1,2,
    3,4または5記載のフレームエラーレート閾値の変動
    制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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