JP2001127688A - 基地局無線装置、移動局無線装置、及び移動無線システム - Google Patents

基地局無線装置、移動局無線装置、及び移動無線システム

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JP2001127688A
JP2001127688A JP30343999A JP30343999A JP2001127688A JP 2001127688 A JP2001127688 A JP 2001127688A JP 30343999 A JP30343999 A JP 30343999A JP 30343999 A JP30343999 A JP 30343999A JP 2001127688 A JP2001127688 A JP 2001127688A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある特定の移動局からの信号が他の移動局か
ら送信された信号で妨害を受けるのを阻止することので
きる移動無線システムを提供すること。 【解決手段】 基地局Fと複数の移動局Mとの間で無線
交信を行う移動無線システムにおいて、基地局Fがある
特定の移動局M’からの応答を要求するとき、応答要求
信号aを送信する前に、複数の移動局Mに対して、基地
局Fから禁止信号sを送信するようにし、移動局M’で
ない他の移動局M1 、M2 については、基地局Fへの信
号送信を所定時間t0 禁止するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動無線システムに
関し、より詳細には、タクシー等の多数の車両(すなわ
ち、移動局)の運行状況を中央管理室(すなわち、基地
局)のモニタに表示するAVM(Automatic Vehicle Mo
nitoring)システムを適用した移動無線システム、及び
該移動無線システムに採用される基地局無線装置、並び
に移動局無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
この種の移動無線システムは半自動方式が主流であり、
移動局の運転手のボタン操作に応じて、タクシー等の移
動局の営業状況、走行状況、位置等の情報が基地局へ送
信され、基地局で移動局の運行管理を行うことができる
ようになっていた。
【0003】ところが、近年ではGPSやジャイロ・車
速センサ等を利用した推測航法等の発達に伴い、より詳
細な移動局の位置情報が自動的に基地局へ送信されるよ
うになり、基地局では、より精度の高い前記位置情報を
瞬時に取得することができるようになった。
【0004】また最近では、より一層の精度の高さが要
求されるようになり、各移動局からの信号送信の間隔を
短くすることによって、実際の移動局位置と基地局で管
理する移動局位置との誤差を小さくする必要性が生じて
きている。
【0005】しかしながら、各移動局からの信号発信の
間隔を短くし、より多くの信号を基地局に対して送信し
た場合において、ある移動局と基地局との間での交信中
に他の移動局からの信号送信があった場合には、図11
に示すように信号の重なりによって混信が生じてしまう
といった問題がある。
【0006】また、移動局から位置情報が頻繁かつ自動
的に基地局へ送信されるようになっていると、図12に
示すように基地局から通話信号を受信しているときに
も、位置情報等が基地局へ送信される確率が高くなり、
通話中の音声が途切れる頻度が増加するといった問題が
ある。
【0007】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、音声の中断や信号の重なりを防止することのでき
る移動無線システムや、該移動無線システムに適した基
地局無線装置、並びに移動局無線装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る基地局無線装置(1)は、
基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う移動無線
システムに採用される基地局無線装置において、複数の
移動局に対して、ある特定の移動局からの応答を要求す
る応答要求信号を送信する第1の応答要求信号送信手段
と、前記応答要求信号を送信する前に、複数の移動局に
対して、前記基地局への信号送信を禁止するための禁止
信号を送信する禁止信号送信手段とを備えていることを
特徴としている。
【0009】上記基地局無線装置(1)によれば、前記
基地局が前記ある特定の移動局からの応答(例えば、前
記ある特定の移動局の走行状況)を要求するとき、前記
応答要求信号を送信する前に、複数の移動局に対して、
前記禁止信号を送信するようになっているので、前記あ
る特定の移動局から前記基地局へ応答信号が送信されて
いるときに、他の移動局から前記基地局へ信号が送信さ
れないようにすることができる。従って、前記ある特定
の移動局からの応答信号が、他の移動局から前記基地局
へ送信される信号で妨害を受けるのを阻止することがで
きる。
【0010】また、本発明に係る基地局無線装置(2)
は、上記基地局無線装置(1)において、送信禁止時間
を設定するための第1の時間設定手段を備え、前記禁止
信号送信手段が、複数の移動局に対して、前記第1の時
間設定手段からの設定に応じた時間情報を付加した禁止
信号を送信するように構成されていることを特徴として
いる。
【0011】上記基地局無線装置(2)によれば、前記
時間情報を付加した前記禁止信号を送信するようになっ
ているので、他の移動局(すなわち、前記ある特定の移
動局以外の移動局)から前記基地局への信号送信を前記
送信禁止時間、禁止することができる。従って、前記あ
る特定の移動局からの応答信号が、他の移動局から前記
基地局へ送信される信号で妨害を受けるのを少なくとも
前記送信禁止時間、阻止することができる。また、前記
他の移動局からの信号送信を禁止する期間に制限を設け
ているので、必要以上に信号送信を禁止することによっ
て生じる無線回線の混雑を防止することができる。
【0012】また、本発明に係る基地局無線装置(3)
は、上記基地局無線装置(1)又は(2)において、信
号の種類を選択するための第1の種類選択手段を備え、
前記禁止信号送信手段が、複数の移動局に対して、前記
第1の種類選択手段からの選択に応じた種類情報を付加
した禁止信号を送信するように構成されていることを特
徴としている。
【0013】前記移動局からのあらゆる信号の送信を禁
止するようにしては不具合が生じる場合がある。例え
ば、タクシーには緊急用(強盗に襲われた場合等)のボ
タンがあり、運転手がそのボタンを押すことによって、
前記基地局に強盗に襲われていることを知らせることが
できるようになっているが、この緊急情報が瞬時に前記
基地局へ送信されないのでは問題がある。そこで、上記
基地局無線装置(3)によれば、前記種類情報を付加し
た前記禁止信号を送信するようになっているので、前記
種類情報に基づいて送信を禁止させる種類の信号を限定
することができ、上記不具合を解消することができる。
【0014】また、本発明に係る移動局無線装置(1)
は、基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う移動
無線システムに採用される移動局無線装置において、前
記基地局への信号送信を禁止するための禁止信号を検出
する禁止信号検出手段と、ある特定の移動局からの応答
を要求する応答要求信号を検出する第1の応答要求信号
検出手段と、前記禁止信号が検出されると、前記基地局
への信号送信を禁止する第1の送信禁止手段と、前記基
地局への信号送信の禁止から所定時間が経過すると、前
記基地局への信号送信の禁止を解除する第1の送信禁止
解除手段と、前記応答要求信号が検出されると、自移動
局が応答を要求された移動局に該当する場合には、前記
第1の送信禁止手段によって前記基地局への信号送信が
禁止されていても、前記基地局からの要求に応じた応答
信号を前記基地局に対して送信する第1の応答信号送信
手段とを備えていることを特徴としている。
【0015】上記移動局無線装置(1)によれば、自移
動局が前記基地局から応答を要求されていない場合に
は、前記基地局への信号送信を前記所定時間、禁止する
ようになっている。従って、前記ある特定の移動局から
の応答信号が、他の移動局から前記基地局へ送信される
信号で妨害を受けるのを少なくとも前記所定時間、阻止
することができる。
【0016】また、本発明に係る移動局無線装置(2)
は、基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う移動
無線システムに採用される移動局無線装置において、送
信禁止時間に応じた時間情報を付加した、前記基地局へ
の信号送信を禁止するための禁止信号を検出する第2の
禁止信号検出手段と、ある特定の移動局からの応答を要
求する応答要求信号を検出する第2の応答要求信号検出
手段と、前記禁止信号が検出されると、前記基地局への
信号送信を禁止する第2の送信禁止手段と、前記時間情
報に基づいて、前記基地局への信号送信の禁止を解除す
る第2の送信禁止解除手段と、前記応答要求信号が検出
されると、自移動局が応答を要求された移動局に該当す
る場合には、前記第2の送信禁止手段によって前記基地
局への信号送信が禁止されていても、前記基地局からの
要求に応じた応答信号を前記基地局に対して送信する第
2の応答信号送信手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0017】上記移動局無線装置(2)によれば、前記
送信禁止時間に応じた前記時間情報を付加した前記禁止
信号を検出し、自移動局でなく他の移動局が前記基地局
から応答を要求されている場合には、前記基地局への信
号送信を前記送信禁止時間、禁止するようになってい
る。従って、前記ある特定の移動局からの応答信号が、
他の移動局から前記基地局へ送信される信号で妨害を受
けるのを少なくとも前記送信禁止時間、阻止することが
できる。
【0018】また、本発明に係る移動局無線装置(3)
は、上記移動局無線装置(1)又は(2)において、前
記第1の送信禁止手段、又は前記第2の送信禁止手段
が、所定種類の信号については前記基地局への送信を禁
止しないように構成されていることを特徴としている。
【0019】上記移動局無線装置(3)によれば、前記
所定種類(例えば、緊急情報)の信号については前記基
地局への送信を禁止しないようになっている。すなわ
ち、送信を禁止する種類の信号を限定するようになって
いるので、前記移動局からのあらゆる信号の送信を禁止
した場合に生じる不具合を解消することができる。
【0020】また、本発明に係る移動局無線装置(4)
は、上記移動局無線装置(1)又は(2)において、種
類情報を付加した禁止信号が検出されると、前記第1の
送信禁止手段、又は前記第2の送信禁止手段が、前記種
類情報に基づいて、前記基地局への信号送信を禁止する
ように構成されていることを特徴としている。
【0021】上記移動局無線装置(4)によれば、前記
種類情報を付加した前記禁止信号を検出し、前記種類情
報に基づいて前記基地局への送信を禁止する種類の信号
を限定するようになっているので、前記移動局からのあ
らゆる信号の送信を禁止した場合に生じる不具合を解消
することができる。
【0022】また、本発明に係る移動局無線装置(5)
は、上記移動局無線装置(1)又は(2)において、信
号の種類を選択するための第2の種類選択手段を備え、
前記第1の送信禁止手段、又は前記第2の送信禁止手段
が、前記第2の種類選択手段からの選択に応じた種類情
報に基づいて、前記基地局への信号送信を禁止するよう
に構成されていることを特徴としている。
【0023】上記移動局無線装置(5)によれば、前記
第2の種類選択手段からの選択に基づいて、前記基地局
への送信を禁止する種類の信号を限定するようになって
いるので、前記移動局からのあらゆる信号の送信を禁止
した場合に生じる不具合を解消することができる。
【0024】また、本発明に係る移動無線システム
(1)は、基地局無線装置と移動局無線装置とを備え、
基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う移動無線
システムにおいて、前記基地局無線装置には、複数の移
動局に対して、ある特定の移動局からの応答を要求する
応答要求信号を送信する第1の応答要求信号送信手段
と、前記応答要求信号を送信する前に、複数の移動局に
対して、前記基地局への信号送信を禁止するための禁止
信号を送信する禁止信号送信手段とを備え、前記移動局
無線装置には、前記禁止信号を検出する禁止信号検出手
段と、前記応答要求信号を検出する第1の応答要求信号
検出手段と、前記禁止信号が検出されると、前記基地局
への信号送信を禁止する第1の送信禁止手段と、前記基
地局への信号送信の禁止から所定時間が経過すると、前
記基地局への信号送信の禁止を解除する第1の送信禁止
解除手段と、前記応答要求信号が検出されると、自移動
局が応答を要求された移動局に該当する場合には、前記
第1の送信禁止手段によって前記基地局への信号送信が
禁止されていても、前記基地局からの要求に応じた応答
信号を前記基地局に対して送信する第1の応答信号送信
手段とを備えていることを特徴としている。
【0025】上記移動無線システム(1)によれば、前
記ある特定の移動局からの応答を要求するとき、前記応
答信号を送信する前に、複数の移動局に対して、前記基
地局から前記禁止信号が送信され、前記移動局で前記禁
止信号が検出され、前記ある特定の移動局でない移動局
(すなわち、前記基地局から応答要求されていない移動
局)については前記基地局への信号送信が禁止されるよ
うになっているので、前記ある特定の移動局からの応答
信号が、他の移動局から前記基地局へ送信される信号で
妨害を受けるのを阻止することができる。また、これに
よって必要な情報の収集効率の向上を図ることができ
る。
【0026】また、本発明に係る基地局無線装置(4)
は、基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う移動
無線システムに採用される基地局無線装置において、送
信禁止時間を設定するための第2の時間設定手段と、複
数の移動局に対して、前記第2の時間設定手段からの設
定に応じた送信禁止時間に応じた時間情報を付加した、
ある特定の移動局からの応答を要求する応答要求信号を
送信する第2の応答要求信号送信手段とを備えているこ
とを特徴としている。
【0027】上記基地局無線装置(4)によれば、前記
時間情報を付加した前記応答要求信号を送信するように
なっているので、前記他の移動局(すなわち、前記ある
特定の移動局以外の移動局)から前記基地局への信号送
信を前記送信禁止時間、禁止することができる。従っ
て、前記ある特定の移動局からの応答信号が、他の移動
局から前記基地局へ送信される信号で妨害を受けるのを
少なくとも前記送信禁止時間、阻止することができる。
また、前記他の移動局からの信号送信を禁止する期間に
制限を設けているので、必要以上に信号送信を禁止する
ことによって生じる無線回線の混雑を防止することがで
きる。
【0028】また、上記基地局無線装置(1)〜(3)
では、前記応答要求信号を送信する前に前記禁止信号を
送信しているが、上記基地局無線装置(4)では前記禁
止信号を送信する必要がないので、無線回線が混雑する
のを防止することができる。
【0029】また、本発明に係る基地局無線装置(5)
は、上記基地局無線装置(4)において、信号の種類を
選択するための第3の種類選択手段を備え、前記第2の
応答要求信号送信手段が、複数の移動局に対して、前記
第3の種類選択手段からの選択に応じた種類情報を付加
した応答要求信号を送信するように構成されていること
を特徴としている。
【0030】上記基地局無線装置(5)によれば、前記
種類情報を付加した前記応答要求信号を送信し、送信を
禁止させる種類の信号を限定するようになっているの
で、前記移動局からのあらゆる信号の送信を禁止した場
合に生じる不具合を解消することができる。
【0031】また、本発明に係る移動局無線装置(6)
は、基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う移動
無線システムに採用される移動局無線装置において、あ
る特定の移動局からの応答を要求する応答要求信号を検
出する第3の応答要求信号検出手段と、前記応答要求信
号が検出され、自移動局が応答を要求された移動局に該
当しない場合には、前記基地局への信号送信を禁止する
第3の送信禁止手段と、前記基地局への信号送信の禁止
から所定時間が経過すると、前記基地局への信号送信の
禁止を解除する第3の送信禁止解除手段と、前記応答要
求信号が検出され、自移動局が応答を要求された移動局
に該当する場合には、前記基地局からの要求に応じた応
答信号を前記基地局に対して送信する第3の応答信号送
信手段とを備えていることを特徴としている。
【0032】上記移動局無線装置(6)によれば、自移
動局でなく他の移動局が前記基地局から応答を要求され
ている場合には、前記基地局への信号送信を前記所定時
間、禁止するようになっている。従って、前記ある特定
の移動局からの応答信号が、他の移動局から前記基地局
へ送信される信号で妨害を受けるのを少なくとも前記所
定時間、阻止することができる。
【0033】また、本発明に係る移動局無線装置(7)
は、基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う移動
無線システムに採用される移動局無線装置において、送
信禁止時間に応じた時間情報を付加した、ある特定の移
動局からの応答を要求する応答要求信号を検出する第4
の応答要求信号検出手段と、前記応答要求信号が検出さ
れ、自移動局が応答を要求された移動局に該当しない場
合には、前記基地局への信号送信を禁止する第4の送信
禁止手段と、前記時間情報に基づいて、前記基地局への
信号送信の禁止を解除する第4の送信禁止解除手段と、
前記応答要求信号が検出され、自移動局が応答を要求さ
れた移動局に該当する場合には、前記基地局からの要求
に応じた応答信号を前記基地局に対して送信する第4の
応答信号送信手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0034】上記移動局無線装置(7)によれば、前記
送信禁止時間に応じた前記時間情報を付加した前記応答
要求信号を検出し、自移動局でなく他の移動局が前記基
地局から応答を要求されている場合には、前記基地局へ
の信号送信を前記送信禁止時間、禁止するようになって
いる。従って、前記ある特定の移動局からの応答信号
が、他の移動局から前記基地局へ送信される信号で妨害
を受けるのを少なくとも前記送信禁止時間、阻止するこ
とができる。
【0035】また、本発明に係る移動局無線装置(8)
は、上記移動局無線装置(6)又は(7)において、前
記第3の送信禁止手段、又は前記第4の送信禁止手段
が、所定種類の信号については前記基地局への送信を禁
止しないように構成されていることを特徴としている。
【0036】上記移動局無線装置(8)によれば、前記
所定種類(例えば、緊急情報)の信号については前記基
地局への送信を禁止しないようになっている。すなわ
ち、送信を禁止させる種類の信号を限定するようになっ
ているので、前記移動局からのあらゆる信号の送信を禁
止した場合に生じる不具合を解消することができる。
【0037】また、本発明に係る移動局無線装置(9)
は、上記移動局無線装置(6)又は(7)において、種
類情報を付加した応答要求信号が検出されると、前記第
3の送信禁止手段、又は前記第4の送信禁止手段が、前
記種類情報に基づいて、前記基地局への信号送信を禁止
するように構成されていることを特徴としている。
【0038】上記移動局無線装置(9)によれば、前記
種類情報を付加した前記応答要求信号を送信し、前記基
地局への送信を禁止させる種類の信号を限定するように
なっているので、前記移動局からのあらゆる信号の送信
を禁止した場合に生じる不具合を解消することができ
る。
【0039】また、本発明に係る移動局無線装置(1
0)は、上記移動局無線装置(6)又は(7)におい
て、信号の種類を選択するための第4の種類選択手段を
備え、前記第3の送信禁止手段、又は前記第4の送信禁
止手段が、前記第4の種類選択手段からの選択に応じた
種類情報に基づいて、前記基地局への信号送信を禁止す
るように構成されていることを特徴としている。
【0040】上記移動局無線装置(10)によれば、前
記第4の種類選択手段からの選択に基づいて、前記基地
局への送信を禁止させる種類の信号を限定するようにな
っているので、前記移動局からのあらゆる信号の送信を
禁止した場合に生じる不具合を解消することができる。
【0041】また、本発明に係る移動無線システム
(2)は、基地局無線装置と移動局無線装置とを備え、
基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う移動無線
システムにおいて、前記基地局無線装置には、複数の移
動局に対して、ある特定の移動局からの応答を要求する
応答要求信号を送信する第1の応答要求信号送信手段を
備え、前記移動局無線装置には、前記応答要求信号を検
出する第3の応答要求信号検出手段と、前記応答要求信
号が検出され、自移動局が応答を要求された移動局に該
当しない場合には、前記基地局への信号送信を禁止する
第3の送信禁止手段と、前記基地局への信号送信の禁止
から所定時間が経過すると、前記基地局への信号送信の
禁止を解除する第3の送信禁止解除手段と、前記応答要
求信号が検出され、自移動局が応答を要求された移動局
に該当する場合には、前記基地局からの要求に応じた応
答信号を前記基地局に対して送信する第3の応答信号送
信手段とを備えた移動局無線装置とを備えていることを
特徴としている。
【0042】上記移動無線システム(2)によれば、前
記基地局から前記応答要求信号が送信され、前記移動局
で前記応答要求信号が検出され、前記ある特定の移動局
でない移動局(すなわち、前記基地局から応答要求され
ていない移動局)については前記基地局への信号送信が
禁止されるようになっているので、前記ある特定の移動
局からの応答信号が、他の移動局から前記基地局へ送信
される信号で妨害を受けるのを少なくとも前記所定時
間、阻止することができる。また、これによって必要な
情報の収集効率の向上を図ることができる。
【0043】また、上記移動無線システム(1)では、
前記応答要求信号を送信する前に前記禁止信号を送信し
ているが、上記移動無線システム(2)では前記禁止信
号を送信する必要がないので、無線回線が混雑するのを
防止することができる。
【0044】また、本発明に係る移動無線システム
(3)は、基地局無線装置と移動局無線装置とを備え、
基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う移動無線
システムにおいて、前記基地局無線装置には、送信禁止
時間を設定するための第2の時間設定手段と、複数の移
動局に対して、前記第2の時間設定手段からの設定に応
じた送信禁止時間に応じた時間情報を付加した、ある特
定の移動局からの応答を要求する応答要求信号を送信す
る第2の応答要求信号送信手段とを備え、前記移動局無
線装置には、前記応答要求信号を検出する第4の応答要
求信号検出手段と、前記応答要求信号が検出され、自移
動局が応答を要求された移動局に該当しない場合には、
前記基地局への信号送信を禁止する第4の送信禁止手段
と、前記時間情報に基づいて、前記基地局への信号送信
の禁止を解除する第4の送信禁止解除手段と、前記応答
要求信号が検出され、自移動局が応答を要求された移動
局に該当する場合には、前記基地局からの要求に応じた
応答信号を前記基地局に対して送信する第4の応答信号
送信手段とを備えていることを特徴としている。
【0045】上記移動無線システム(3)によれば、前
記基地局から前記時間情報を付加した前記応答要求信号
が送信され、前記移動局で前記応答要求信号が検出さ
れ、前記ある特定の移動局でない移動局(すなわち、前
記基地局から応答要求されていない移動局)については
前記基地局への信号送信が禁止されるようになっている
ので、前記ある特定の移動局からの応答信号が、他の移
動局から前記基地局へ送信される信号で妨害を受けるの
を少なくとも前記送信禁止時間、阻止することができ
る。また、これによって必要な情報の収集効率の向上を
図ることができる。
【0046】また、上記移動無線システム(1)では、
前記応答要求信号を送信する前に前記禁止信号を送信し
ているが、上記移動無線システム(3)では前記禁止信
号を送信する必要がないので、無線回線が混雑するのを
防止することができる。
【0047】さらに、上記移動無線システム(3)によ
れば、前記送信禁止時間を前記基地局側で設定すること
ができるので、前記送信禁止時間を状況に応じた最適な
長さに設定することができ、使い勝手の良いシステムを
実現することができる。
【0048】また、本発明に係る移動局無線装置(1
1)は、基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う
移動無線システムに採用される移動局無線装置におい
て、自移動局から前記基地局への通話信号の送信が終了
すると、前記基地局への信号送信を禁止する第5の送信
禁止手段と、前記基地局への信号送信の禁止から所定時
間が経過すると、前記基地局への信号送信の禁止を解除
する第5の送信禁止解除手段とを備えていることを特徴
としている。
【0049】移動局無線装置に自動的に各種情報(例え
ば、位置情報)を基地局へ送信する機能が装備されてい
る場合には、前記基地局から通話信号を受信していたと
しても、一時的ではあるが自動的に受信状態から送信状
態になってしまい、前記基地局からの受信音声が途切れ
てしまうといった問題がある。例えば、移動局から前記
基地局への通話信号の送信が行われると、その後、前記
基地局から前記移動局へ返答としての通話信号が送信さ
れる可能性が非常に高い。
【0050】上記移動局無線装置(11)によれば、前
記自移動局から前記基地局への通話信号の送信終了後か
ら前記所定時間、前記基地局への信号送信を禁止する。
すなわち、前記基地局から通話信号が送信される可能性
の非常に高いときに、前記基地局への信号送信を禁止す
るようになっているので、上記問題が生じるのを防止す
ることができる。
【0051】また、本発明に係る移動局無線装置(1
2)は、基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う
移動無線システムに採用される移動局無線装置におい
て、前記基地局への信号送信を禁止するための操作を行
う禁止操作手段と、該禁止操作手段による操作がある
と、前記基地局への信号送信を禁止する第6の送信禁止
手段とを備えていることを特徴としている。
【0052】また、本発明に係る移動局無線装置(1
3)は、上記移動局無線装置(12)において、前記基
地局への信号送信の禁止から所定時間が経過すると、前
記基地局への信号送信の禁止を解除する第6の送信禁止
解除手段を備えていることを特徴としている。
【0053】また、本発明に係る移動局無線装置(1
4)は、上記移動局無線装置(12)又は(13)にお
いて、前記基地局への信号送信の禁止を解除するための
操作を行う禁止解除操作手段と、該禁止解除操作手段に
よる操作があると、前記基地局への信号送信の禁止を解
除する第7の送信禁止解除手段とを備えていることを特
徴としている。
【0054】上記移動局無線装置(12)〜(14)の
いずれかによれば、前記基地局への信号送信を禁止する
ための操作を行う前記禁止操作手段による操作を行う
と、前記基地局への信号送信を禁止するようになってい
るので、例えば、前記基地局からの音声を受信している
ときに信号送信が自動的に行われると、一時的に無線装
置が受信状態から送信状態となり、前記基地局からの受
信音声が途切れてしまうといった事態が生じるのを阻止
することができる。
【0055】上記移動局無線装置(13)によれば、前
記基地局への信号送信の禁止から所定時間が経過する
と、前記基地局への信号送信の禁止を解除するようにな
っているので、前記基地局への送信禁止期間が必要以上
に長くなるのを防止することができる。
【0056】上記移動局無線装置(14)によれば、前
記禁止解除操作手段を用いることによって、前記基地局
への信号送信の禁止の解除を自由に行うことができ、使
い勝手が良い。
【0057】また、本発明に係る移動局無線装置(1
5)は、上記移動局無線装置(11)〜(14)のいず
れかにおいて、前記第5の送信禁止手段、又は前記第6
の送信禁止手段が、所定種類の信号については前記基地
局への送信を禁止しないように構成されていることを特
徴としている。
【0058】上記移動局無線装置(15)によれば、前
記所定種類(例えば、緊急情報)の信号については前記
基地局への送信を禁止しないようになっている。すなわ
ち、送信を禁止させる種類の信号を限定するようになっ
ているので、前記移動局からのあらゆる信号の送信を禁
止した場合に生じる不具合を解消することができる。
【0059】また、本発明に係る移動局無線装置(1
6)は、上記移動局無線装置(11)〜(14)のいず
れかにおいて、信号の種類を選択するための第5の種類
選択手段を備え、前記第5の送信禁止手段、又は前記第
6の送信禁止手段が、前記第5の種類選択手段からの選
択に応じた種類情報に基づいて、前記基地局への信号送
信を禁止するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0060】上記移動局無線装置(16)によれば、前
記第5の種類選択手段からの選択に基づいて、前記基地
局への送信を禁止させる種類の信号を限定するようにな
っているので、前記移動局からのあらゆる信号の送信を
禁止した場合に生じる不具合を解消することができる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る移動無線シス
テムの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は実
施の形態(1)に係る移動無線システムの要部を概略的
に示したブロック図であり、図中11は基地局Fに装備
される基地局無線装置を示し、図中31は移動局Mに搭
載される移動局無線装置を示している。
【0062】基地局無線装置11の制御手段12には、
送信手段13、受信手段15それぞれを介してアンテナ
14、16が接続され、さらに入力用キーボード19、
マイクロフォン20、及び移動局Mの走行状況等を表示
するための表示装置21が接続されている。また受信手
段15には、音声増幅部17を介してスピーカ18が接
続され、移動局Mから送信された通話信号が音声として
出力されるようになっている。
【0063】移動局無線装置31の制御手段32には、
送受信手段34を介してアンテナ35が接続され、さら
に位置情報を検出するための位置情報検出手段33、操
作部38、及びマイクロフォン39が接続されている。
また位置情報検出手段33は、GPS用アンテナやGP
S受信機等を含んで構成されている。また送受信手段3
4には、音声増幅部36を介してスピーカ37が接続さ
れ、基地局Fから送信された通話信号を音声として出力
されるようになっている。
【0064】実施の形態(1)に係る移動無線システム
における基地局無線装置11の制御手段12の動作につ
いて説明する。使用者からキーボード19を用いて、あ
る特定の移動局M’からの応答が要求されると、移動局
M全部に対して、基地局Fへの信号送信を禁止するため
の禁止信号sを送信し、その後、移動局M’からの応答
を要求する応答要求信号aを送信するようになってい
る。また応答要求信号aには、複数の移動局Mの中から
移動局M’を識別するための識別コードが含まれてい
る。
【0065】次に、実施の形態(1)に係る移動無線シ
ステムにおける移動局無線装置31の制御手段32の動
作について、図2に示したフローチャートに基づいて説
明する。まず、禁止信号sが検出されたか否かを判断す
る(S1)。禁止信号sが検出されたと判断すれば、基
地局Fへの信号送信を禁止し(S2)、一方、禁止信号
sが検出されていないと判断すれば、このルーチンを終
了する。
【0066】基地局Fへの信号送信の禁止制御後、タイ
マtを起動させ(S3)、次にタイマtが所定時間t0
以上であるか否かを判断する(S4)。タイマtが所定
時間t0 以上である(すなわち、信号送信を禁止してか
ら所定時間t0 が経過している)と判断すれば、基地局
Fへの信号送信の禁止を解除する(S11)。一方、タ
イマtが所定時間t0 以上でないと判断すれば、応答要
求信号aが検出されたか否かを判断する(S5)。
【0067】応答要求信号aが検出されていないと判断
すれば、S4へ戻り、一方、応答要求信号aが検出され
たと判断すれば、自移動局が応答を要求されているか否
か(すなわち、応答要求信号aに含まれている識別コー
ドが自局コードであるか否か)を判断する(S6)。
【0068】自移動局が応答を要求されていると判断す
れば、基地局Fへの信号送信の禁止を一旦解除し(S
7)、基地局Fからの要求に応じた応答信号を基地局F
に対して送信する(S8)。送信後、再び基地局Fへの
信号送信を禁止し(S9)、そしてS10へ進む。
【0069】一方、自移動局が応答を要求されていない
(すなわち、他の移動局が応答を要求されている)と判
断すれば、S10へ進み、タイマtが所定時間t0 以上
であるか否かを判断し(S10)、タイマtが所定時間
0 以上であると判断すれば、基地局Fへの信号送信の
禁止を解除する(S11)。一方、タイマtが所定時間
0 以上でないと判断すれば、S10へ戻る。
【0070】また、図3は実施の形態(1)に係る移動
無線システムの動作を説明するためのタイミングチャー
トであり、応答要求信号aを送信する前に、禁止信号s
を送信するようになっており、移動局M’でない他の移
動局M1 、M2 については、基地局Fへの信号送信が所
定時間t0 禁止されるようになっている。
【0071】上記実施の形態(1)に係る移動無線シス
テムによれば、基地局Fから応答が要求された移動局
M’から基地局Fへ応答信号が送信されているときに、
他の移動局M1 、M2 から基地局Fへの信号送信を禁止
することができる。すなわち、ある特定の移動局M’か
らの応答信号が、他の移動局M1 、M2 から基地局Fへ
送信される信号で妨害を受けないようにすることができ
る。また、これによって必要な情報の収集効率の向上を
図ることができる。
【0072】次に、実施の形態(2)に係る移動無線シ
ステムを説明する。実施の形態(2)に係る移動無線シ
ステムのハード的構成は図1に示した実施の形態(1)
に係る移動無線システムと同じであるので、ここではそ
の説明を省略し、異なる構成の制御手段についてのみ異
なる符号を付しておく。
【0073】実施の形態(2)に係る移動無線システム
における基地局無線装置11の制御手段12aの動作に
ついて説明する。使用者からキーボード19を用いて、
ある特定の移動局M’からの応答が要求されると、移動
局M全部に対して、基地局Fへの信号送信を禁止するた
めの禁止信号s1 を送信し、その後、移動局M’からの
応答を要求する応答要求信号aを送信するようになって
いる。また応答要求信号aには、複数の移動局Mの中か
ら移動局M’を識別するための識別コードが含まれてい
る。またキーボード19を用いて、送信禁止時間t1
設定することができ、送信禁止時間t1 に応じた時間情
報Tを付加した禁止信号s1 を移動局Mへ送信すること
ができるようになっている。
【0074】実施の形態(2)に係る移動無線システム
における移動局無線装置31の制御手段32aの動作に
ついて、図4に示したフローチャートに基づいて説明す
る。まず、禁止信号s1 が検出されたか否かを判断する
(S11)。禁止信号s1 が検出されたと判断すれば、
禁止信号s1 に時間情報Tが付加されているか否かを判
断する(S12)。
【0075】禁止信号s1 に時間情報Tが付加されてい
ると判断すれば、送信禁止時間t’を送信禁止時間t1
にし(S13)、一方、時間情報Tが付加されていない
と判断すれば、送信禁止時間t’を所定時間t0 にし
(S14)、基地局Fへの信号送信を禁止する(S1
5)。一方、禁止信号が検出されていないと判断すれ
ば、このルーチンを終了する。
【0076】基地局Fへの信号送信の禁止制御後、タイ
マtを起動させ(S16)、次にタイマtが送信禁止時
間t’以上であるか否かを判断する(S17)。タイマ
tが送信禁止時間t’以上である(すなわち、信号送信
を禁止してから送信禁止時間t’が経過している)と判
断すれば、基地局Fへの信号送信の禁止を解除する(S
24)。一方、タイマtが送信禁止時間t’以上でない
と判断すれば、応答要求信号aが検出されたか否かを判
断する(S18)。
【0077】応答要求信号aが検出されていないと判断
すれば、S17へ戻り、一方、応答要求信号aが検出さ
れたと判断すれば、自移動局が応答を要求されているか
否か(すなわち、応答要求信号aに含まれている識別コ
ードが自局コードであるか否か)を判断する(S1
9)。
【0078】自移動局が応答を要求されていると判断す
れば、基地局Fへの信号送信の禁止を一旦解除し(S2
0)、基地局Fからの要求に応じた応答信号を基地局F
に対して送信する(S21)。送信後、再び基地局Fへ
の信号送信を禁止し(S22)、そしてS23へ進む。
【0079】一方、自移動局が応答を要求されていない
(すなわち、他の移動局が応答を要求されている)と判
断すれば、S23へ進み、タイマtが送信禁止時間t’
以上であるか否かを判断し(S23)、タイマtが送信
禁止時間t’以上であると判断すれば、基地局Fへの信
号送信の禁止を解除する(S24)。一方、タイマtが
送信禁止時間t’以上でないと判断すれば、S23へ戻
る。
【0080】上記実施の形態(2)に係る移動無線シス
テムによれば、基地局Fから応答が要求された移動局
M’から基地局Fへ応答信号が送信されているときに、
他の移動局から基地局Fへの信号送信を禁止することが
できる。すなわち、ある特定の移動局M’からの応答信
号が、他の移動局から基地局Fへ送信される信号で妨害
を受けないようにすることができる。また、これによっ
て必要な情報の収集効率の向上を図ることができる。
【0081】また、基地局Fへの信号送信を禁止する時
間を基地局Fで自由に設定することができ、移動局M’
への要求内容に適した時間とすることができるので、必
要以上に信号送信を禁止することによって生じる無線回
線の混雑を防止することができる。
【0082】上記実施の形態(1)又は(2)に係る移
動無線システムでは、移動局M’以外の他の移動局から
のあらゆる信号の送信を禁止するようにしているが、予
め決められた種類(例えば、緊急情報)の信号について
は基地局Fへの送信を禁止しないようにしても良い。
【0083】また、基地局Fへの送信禁止の対象としな
い信号の種類を基地局Fで設定することができるように
し、その種類情報を禁止信号s、s1 に付加し、移動局
Mで前記種類情報に基づいた禁止制御を行わせるように
しても良い。また、基地局Fではなく、移動局Mで送信
禁止の対象としない信号の種類を設定することができる
ようにしても良い。
【0084】次に、実施の形態(3)に係る移動無線シ
ステムを説明する。実施の形態(3)に係る移動無線シ
ステムのハード的構成は図1に示した実施の形態(1)
に係る移動無線システムと同じであるので、ここではそ
の説明を省略し、異なる構成の制御手段についてのみ異
なる符号を付しておく。
【0085】実施の形態(3)に係る移動無線システム
における基地局無線装置11の制御手段12bの動作に
ついて説明する。使用者からキーボード19を用いて、
ある特定の移動局M’からの応答が要求されると、移動
局M’からの応答を要求する応答要求信号aを送信する
ようになっている。また応答要求信号aには、複数の移
動局Mの中から移動局M’を識別するための識別コード
が含まれている。
【0086】実施の形態(3)に係る移動無線システム
における移動局無線装置31の制御手段32bの動作に
ついて、図5に示したフローチャートに基づいて説明す
る。まず、応答要求信号aが検出されたか否かを判断す
る(S31)。応答要求信号aが検出されていないと判
断すれば、このルーチンを終了する。一方、応答要求信
号aが検出されたと判断すれば、自移動局が応答を要求
されているか否か(すなわち、応答要求信号aに含まれ
ている識別コードが自局コードであるか否か)を判断す
る(S32)。
【0087】自移動局が応答を要求されていると判断す
れば、基地局Fからの要求に応じた応答信号を基地局F
に対して送信し(S33)、一方、自移動局が応答を要
求されていない(すなわち、他の移動局が応答を要求さ
れている)と判断すれば、基地局Fへの信号送信を禁止
する(S34)。
【0088】基地局Fへの信号送信の禁止制御後、タイ
マtを起動させ(S35)、次にタイマtが所定時間t
0 以上であるか否かを判断する(S36)。タイマtが
所定時間t0 以上である(すなわち、信号送信を禁止し
てから所定時間t0 が経過している)と判断すれば、基
地局Fへの信号送信の禁止を解除する(S37)。一
方、タイマtが所定時間t0 以上でないと判断すれば、
S36へ戻る。
【0089】また、図6は実施の形態(2)に係る移動
無線システムの動作を説明するためのタイミングチャー
トであり、移動局Mが応答要求信号aを検出し、応答要
求信号aが自移動局のものでない場合には、基地局Fへ
の信号送信が所定時間t0 禁止されるようになってい
る。
【0090】上記実施の形態(3)に係る移動無線シス
テムによれば、基地局Fから応答要求信号aが送信さ
れ、移動局Mで応答要求信号aが検出され、ある特定の
移動局M’でない移動局M1 、M2 (すなわち、基地局
Fから応答要求されていない移動局)については基地局
Fへの信号送信を禁止するようになっているので、ある
特定の移動局M’からの応答信号が、他の移動局M1
2 から基地局Fへ送信される信号で妨害を受けるのを
少なくとも所定時間t0 、阻止することができる。ま
た、これによって必要な情報の収集効率の向上を図るこ
とができる。
【0091】次に、実施の形態(4)に係る移動無線シ
ステムを説明する。実施の形態(4)に係る移動無線シ
ステムのハード的構成は図1に示した実施の形態(1)
に係る移動無線システムと同じであるので、ここではそ
の説明を省略し、異なる構成の制御手段についてのみ異
なる符号を付しておく。
【0092】実施の形態(4)に係る移動無線システム
における基地局無線装置11の制御手段12cの動作に
ついて説明する。使用者からキーボード19を用いて、
ある特定の移動局M’からの応答が要求されると、移動
局M’からの応答を要求する応答要求信号aを送信する
ようになっている。また応答要求信号aには、複数の移
動局Mの中から移動局M’を識別するための識別コード
が含まれている。またキーボード19を用いて、送信禁
止時間t1 を設定することができ、送信禁止時間t1
応じた時間情報Tを付加した応答要求信号a1 を送信す
ることができるようになっている。
【0093】実施の形態(4)に係る移動無線システム
における移動局無線装置31の制御手段32cの動作に
ついて、図7に示したフローチャートに基づいて説明す
る。まず、応答要求信号a1 が検出されたか否かを判断
する(S41)。応答要求信号a1 が検出されていない
と判断すれば、このルーチンを終了する。一方、応答要
求信号a1 が検出されたと判断すれば、自移動局が応答
を要求されているか否か(すなわち、応答要求信号a1
に含まれている識別コードが自局コードであるか否か)
を判断する(S42)。
【0094】自移動局が応答を要求されていると判断す
れば、基地局Fからの要求に応じた応答信号を基地局F
に対して送信し(S43)、一方、自移動局が応答を要
求されていない(すなわち、他の移動局が応答を要求さ
れている)と判断すれば、応答要求信号a1 に時間情報
Tが付加されているか否かを判断する(S44)。
【0095】応答要求信号a1 に時間情報Tが付加され
ていると判断すれば、送信禁止時間t’を送信禁止時間
1 にし(S45)、一方、時間情報Tが付加されてい
ないと判断すれば、送信禁止時間t’を所定時間t0
し(S46)、基地局Fへの信号送信を禁止する(S4
7)。
【0096】基地局Fへの信号送信の禁止制御後、タイ
マtを起動させ(S48)、次にタイマtが送信禁止時
間t’以上であるか否かを判断する(S49)。タイマ
tが送信禁止時間t’以上である(すなわち、信号送信
を禁止してから送信禁止時間t’が経過している)と判
断すれば、基地局Fへの信号送信の禁止を解除する(S
50)。一方、タイマtが送信禁止時間t’以上でない
と判断すれば、S49へ戻る。
【0097】上記実施の形態(4)に係る移動無線シス
テムによれば、基地局Fから時間情報Tを付加した応答
要求信号a1 が送信され、移動局Mで応答要求信号a1
が検出され、ある特定の移動局M’でない移動局(すな
わち、基地局Fから応答要求されていない移動局)につ
いては基地局Fへの信号送信を禁止するようになってい
るので、ある特定の移動局M’からの応答信号が、他の
移動局から基地局Fへ送信される信号で妨害を受けるの
を少なくとも送信禁止時間t’、阻止することができ
る。また、これによって必要な情報の収集効率の向上を
図ることができる。
【0098】上記実施の形態(1)又は(2)に係る移
動無線システムでは、応答要求信号aを送信する前に禁
止信号s、s1 を送信しているが、上記実施の形態
(3)又は(4)に係る移動無線システムでは禁止信号
s、s1 を送信する必要がないので、無線回線が混雑す
るのを防止することができる。
【0099】また、上記実施の形態(3)又は(4)に
係る移動無線システムでは、移動局M’以外の他の移動
局からのあらゆる信号の送信を禁止するようにしている
が、予め決められた種類(例えば、緊急情報)の信号に
ついては基地局Fへの送信を禁止しないようにしても良
い。
【0100】また、基地局Fへの送信禁止の対象としな
い信号の種類を基地局Fで設定することができるように
し、その種類情報を応答要求信号a、a1 に付加し、移
動局Mで前記種類情報に基づいた禁止制御を行わせるよ
うにしても良い。また、基地局Fではなく、移動局Mで
送信禁止の対象としない信号の種類を設定することがで
きるようにしても良い。
【0101】次に、実施の形態(5)に係る移動無線シ
ステムを説明する。実施の形態(5)に係る移動無線シ
ステムのハード的構成は図1に示した実施の形態(1)
に係る移動無線システムと同じであるので、ここではそ
の説明を省略し、異なる構成の制御手段についてのみ異
なる符号を付しておく。
【0102】実施の形態(5)に係る移動無線システム
における移動局無線装置31の制御手段32dの動作を
自移動局が基地局Fと音声交信中である場合について、
図8に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0103】まず、自移動局から基地局Fへの音声信号
の送信が終了したか否かを判断する(S51)。音声信
号の送信が終了したと判断すれば、基地局Fへの信号送
信を禁止し(S52)、一方、音声信号の送信が終了し
ていないと判断すれば、このルーチンを終了する。
【0104】基地局Fへの信号送信の禁止制御後、タイ
マtを起動させ(S53)、次に基地局Fから自移動局
へ送信される音声信号の受信が終了したか否かを判断す
る(S54)。音声信号の受信が終了したと判断すれ
ば、基地局Fへの信号送信の禁止を解除する(S5
6)。一方、音声信号の受信が終了していないと判断す
れば、次にタイマtが所定時間t0 以上であるか否かを
判断する(S55)。
【0105】タイマtが所定時間t0 以上である(すな
わち、信号送信を禁止してから所定時間t0 が経過して
いる)と判断すれば、基地局Fへの信号送信の禁止を解
除し(S56)、一方、タイマtが所定時間t0 以上で
ないと判断すれば、S54へ戻る。
【0106】また、図9は実施の形態(5)に係る移動
無線システムの動作を説明するためのタイミングチャー
トであり、自移動局から基地局Fへの通話信号の送信終
了後から所定時間t0 、基地局Fへの信号送信が禁止さ
れるようになっている。
【0107】移動局無線装置31に自動的に各種情報
(例えば、位置情報)を基地局Fへ送信する機能が装備
されている場合には、基地局Fから通話信号を受信して
いたとしても、一時的ではあるが自動的に受信状態から
送信状態になってしまい、基地局Fからの受信音声が途
切れてしまうといった問題がある。例えば、移動局Mか
ら基地局Fへの通話信号の送信が行われると、その後、
基地局Fから移動局Mへ返答としての通話信号が送信さ
れる可能性が非常に高い。
【0108】そこで、上記実施の形態(5)に係る移動
無線システムによれば、自移動局から基地局Fへの通話
信号の送信終了後から所定時間t0 、基地局Fへの信号
送信を禁止する。すなわち、基地局Fから通話信号が送
信される可能性の非常に高いときに、基地局Fへの信号
送信を禁止するようになっているので、上記問題が生じ
るのを防止することができる。
【0109】次に、実施の形態(6)に係る移動無線シ
ステムを説明する。実施の形態(6)に係る移動無線シ
ステムのハード的構成は図1に示した実施の形態(1)
に係る移動無線システムと同じであるので、ここではそ
の説明を省略し、異なる構成の制御手段についてのみ異
なる符号を付しておく。なお操作部38には、基地局F
への信号送信を禁止するための操作を行う送信禁止スイ
ッチ(図示略)が設けられている。
【0110】実施の形態(6)に係る移動無線システム
における移動局無線装置31の制御手段32eの動作に
ついて、図10に示したフローチャートに基づいて説明
する。まず、前記送信禁止スイッチがオンされたか否か
を判断する(S61)。オンされたと判断すれば、基地
局Fへの信号送信を禁止し(S62)、一方、オンされ
ていないと判断すれば、このルーチンを終了する。
【0111】基地局Fへの信号送信の禁止制御後、タイ
マtを起動させ(S63)、次に前記送信禁止スイッチ
がオフされたか否かを判断する(S64)。オフされた
と判断すれば、基地局Fへの信号送信の禁止を解除する
(S66)。一方、オフされていないと判断すれば、次
にタイマtが所定時間t0 以上であるか否かを判断する
(S65)。
【0112】タイマtが所定時間t0 以上である(すな
わち、信号送信を禁止してから所定時間t0 が経過して
いる)と判断すれば、基地局Fへの信号送信の禁止を解
除し(S66)、一方、タイマtが所定時間t0 以上で
ないと判断すれば、S64へ戻る。
【0113】移動局無線装置31に自動的に各種情報
(例えば、位置情報)を基地局Fへ送信する機能が装備
されている場合には、基地局Fから通話信号を受信して
いたとしても、一時的ではあるが自動的に受信状態から
送信状態になってしまい、基地局Fからの受信音声が途
切れてしまうといった問題がある。
【0114】そこで、上記実施の形態(6)に係る移動
無線システムによれば、前記送信禁止スイッチがオンさ
れると、基地局Fへの信号送信を禁止するようになって
いるので、例えば、基地局Fから通話信号を受信してい
るときに、前記送信禁止スイッチをオンにすることによ
って、上記問題を解消することができる。
【0115】また、基地局Fへの信号送信の禁止から所
定時間t0 が経過すると、基地局Fへの信号送信の禁止
を解除するようになっているので、基地局Fへの送信禁
止が必要以上に長くなるのを防止することができる。ま
た、前記送信禁止スイッチをオフにすることによって、
基地局Fへの信号送信の禁止の解除を自由に行うことが
でき、使い勝手が良い。
【0116】上記実施の形態(5)又は(6)に係る移
動無線システムでは、移動局Mから基地局Fへのあらゆ
る信号の送信を禁止するようにしているが、予め決めら
れた種類(例えば、緊急情報)の信号については基地局
Fへの送信を禁止しないようにしても良い。また、移動
局Mで送信禁止の対象としない信号の種類を設定するこ
とができるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る移動無線シス
テムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係る移動無線システムにお
ける移動局無線装置の制御手段の動作を示したフローチ
ャートである。
【図3】実施の形態(1)に係る移動無線システムの動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】実施の形態(2)に係る移動無線システムにお
ける移動局無線装置の制御手段の動作を示したフローチ
ャートである。
【図5】実施の形態(3)に係る移動無線システムにお
ける移動局無線装置の制御手段の動作を示したフローチ
ャートである。
【図6】実施の形態(3)に係る移動無線システムの動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図7】実施の形態(4)に係る移動無線システムにお
ける移動局無線装置の制御手段の動作を示したフローチ
ャートである。
【図8】実施の形態(5)に係る移動無線システムにお
ける移動局無線装置の制御手段の動作を示したフローチ
ャートである。
【図9】実施の形態(5)に係る移動無線システムの動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図10】実施の形態(6)に係る移動無線システムに
おける移動局無線装置の制御手段の動作を示したフロー
チャートである。
【図11】従来の移動無線システムの動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図12】従来の移動無線システムの動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【符号の説明】
11 基地局無線装置 12、12a〜12c、32、32a〜32e 制御手
段 13 送信手段 14、16、35 アンテナ 15 受信手段 19 キーボード 31 移動局無線装置 34 送受信手段 38 操作部

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と複数の移動局との間で無線交信
    を行う移動無線システムに採用される基地局無線装置に
    おいて、 複数の移動局に対して、ある特定の移動局からの応答を
    要求する応答要求信号を送信する第1の応答要求信号送
    信手段と、 前記応答要求信号を送信する前に、複数の移動局に対し
    て、前記基地局への信号送信を禁止するための禁止信号
    を送信する禁止信号送信手段とを備えていることを特徴
    とする基地局無線装置。
  2. 【請求項2】 送信禁止時間を設定するための第1の時
    間設定手段を備え、 前記禁止信号送信手段が、複数の移動局に対して、前記
    第1の時間設定手段からの設定に応じた時間情報を付加
    した禁止信号を送信するように構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の基地局無線装置。
  3. 【請求項3】 信号の種類を選択するための第1の種類
    選択手段を備え、 前記禁止信号送信手段が、複数の移動局に対して、前記
    第1の種類選択手段からの選択に応じた種類情報を付加
    した禁止信号を送信するように構成されていることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の基地局無線装置。
  4. 【請求項4】 基地局と複数の移動局との間で無線交信
    を行う移動無線システムに採用される移動局無線装置に
    おいて、 前記基地局への信号送信を禁止するための禁止信号を検
    出する禁止信号検出手段と、 ある特定の移動局からの応答を要求する応答要求信号を
    検出する第1の応答要求信号検出手段と、 前記禁止信号が検出されると、前記基地局への信号送信
    を禁止する第1の送信禁止手段と、 前記基地局への信号送信の禁止から所定時間が経過する
    と、前記基地局への信号送信の禁止を解除する第1の送
    信禁止解除手段と、 前記応答要求信号が検出されると、自移動局が応答を要
    求された移動局に該当する場合には、前記第1の送信禁
    止手段によって前記基地局への信号送信が禁止されてい
    ても、前記基地局からの要求に応じた応答信号を前記基
    地局に対して送信する第1の応答信号送信手段とを備え
    ていることを特徴とする移動局無線装置。
  5. 【請求項5】 基地局と複数の移動局との間で無線交信
    を行う移動無線システムに採用される移動局無線装置に
    おいて、 送信禁止時間に応じた時間情報を付加した、前記基地局
    への信号送信を禁止するための禁止信号を検出する第2
    の禁止信号検出手段と、 ある特定の移動局からの応答を要求する応答要求信号を
    検出する第2の応答要求信号検出手段と、 前記禁止信号が検出されると、前記基地局への信号送信
    を禁止する第2の送信禁止手段と、 前記時間情報に基づいて、前記基地局への信号送信の禁
    止を解除する第2の送信禁止解除手段と、 前記応答要求信号が検出されると、自移動局が応答を要
    求された移動局に該当する場合には、前記第2の送信禁
    止手段によって前記基地局への信号送信が禁止されてい
    ても、前記基地局からの要求に応じた応答信号を前記基
    地局に対して送信する第2の応答信号送信手段とを備え
    ていることを特徴とする移動局無線装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の送信禁止手段、又は前記第2
    の送信禁止手段が、所定種類の信号については前記基地
    局への送信を禁止しないように構成されていることを特
    徴とする請求項4又は請求項5記載の移動局無線装置。
  7. 【請求項7】 種類情報を付加した禁止信号が検出され
    ると、 前記第1の送信禁止手段、又は前記第2の送信禁止手段
    が、前記種類情報に基づいて、前記基地局への信号送信
    を禁止するように構成されていることを特徴とする請求
    項4又は請求項5記載の移動局無線装置。
  8. 【請求項8】 信号の種類を選択するための第2の種類
    選択手段を備え、 前記第1の送信禁止手段、又は前記第2の送信禁止手段
    が、前記第2の種類選択手段からの選択に応じた種類情
    報に基づいて、前記基地局への信号送信を禁止するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項4又は請求項
    5記載の移動局無線装置。
  9. 【請求項9】 基地局無線装置と移動局無線装置とを備
    え、基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う移動
    無線システムにおいて、 前記基地局無線装置には、 複数の移動局に対して、ある特定の移動局からの応答を
    要求する応答要求信号を送信する第1の応答要求信号送
    信手段と、 前記応答要求信号を送信する前に、複数の移動局に対し
    て、前記基地局への信号送信を禁止するための禁止信号
    を送信する禁止信号送信手段とを備え、 前記移動局無線装置には、 前記禁止信号を検出する禁止信号検出手段と、 前記応答要求信号を検出する第1の応答要求信号検出手
    段と、 前記禁止信号が検出されると、前記基地局への信号送信
    を禁止する第1の送信禁止手段と、 前記基地局への信号送信の禁止から所定時間が経過する
    と、前記基地局への信号送信の禁止を解除する第1の送
    信禁止解除手段と、 前記応答要求信号が検出されると、自移動局が応答を要
    求された移動局に該当する場合には、前記第1の送信禁
    止手段によって前記基地局への信号送信が禁止されてい
    ても、前記基地局からの要求に応じた応答信号を前記基
    地局に対して送信する第1の応答信号送信手段とを備え
    ていることを特徴とする移動無線システム。
  10. 【請求項10】 基地局と複数の移動局との間で無線交
    信を行う移動無線システムに採用される基地局無線装置
    において、 送信禁止時間を設定するための第2の時間設定手段と、 複数の移動局に対して、前記第2の時間設定手段からの
    設定に応じた送信禁止時間に応じた時間情報を付加し
    た、ある特定の移動局からの応答を要求する応答要求信
    号を送信する第2の応答要求信号送信手段とを備えてい
    ることを特徴とする基地局無線装置。
  11. 【請求項11】 信号の種類を選択するための第3の種
    類選択手段を備え、 前記第2の応答要求信号送信手段が、複数の移動局に対
    して、前記第3の種類選択手段からの選択に応じた種類
    情報を付加した応答要求信号を送信するように構成され
    ていることを特徴とする請求項10記載の基地局無線装
    置。
  12. 【請求項12】 基地局と複数の移動局との間で無線交
    信を行う移動無線システムに採用される移動局無線装置
    において、 ある特定の移動局からの応答を要求する応答要求信号を
    検出する第3の応答要求信号検出手段と、 前記応答要求信号が検出され、自移動局が応答を要求さ
    れた移動局に該当しない場合には、前記基地局への信号
    送信を禁止する第3の送信禁止手段と、 前記基地局への信号送信の禁止から所定時間が経過する
    と、前記基地局への信号送信の禁止を解除する第3の送
    信禁止解除手段と、 前記応答要求信号が検出され、自移動局が応答を要求さ
    れた移動局に該当する場合には、前記基地局からの要求
    に応じた応答信号を前記基地局に対して送信する第3の
    応答信号送信手段とを備えていることを特徴とする移動
    局無線装置。
  13. 【請求項13】 基地局と複数の移動局との間で無線交
    信を行う移動無線システムに採用される移動局無線装置
    において、 送信禁止時間に応じた時間情報を付加した、ある特定の
    移動局からの応答を要求する応答要求信号を検出する第
    4の応答要求信号検出手段と、 前記応答要求信号が検出され、自移動局が応答を要求さ
    れた移動局に該当しない場合には、前記基地局への信号
    送信を禁止する第4の送信禁止手段と、 前記時間情報に基づいて、前記基地局への信号送信の禁
    止を解除する第4の送信禁止解除手段と、 前記応答要求信号が検出され、自移動局が応答を要求さ
    れた移動局に該当する場合には、前記基地局からの要求
    に応じた応答信号を前記基地局に対して送信する第4の
    応答信号送信手段とを備えていることを特徴とする移動
    局無線装置。
  14. 【請求項14】 前記第3の送信禁止手段、又は前記第
    4の送信禁止手段が、所定種類の信号については前記基
    地局への送信を禁止しないように構成されていることを
    特徴とする請求項12又は請求項13記載の移動局無線
    装置。
  15. 【請求項15】 種類情報を付加した応答要求信号が検
    出されると、 前記第3の送信禁止手段、又は前記第4の送信禁止手段
    が、前記種類情報に基づいて、前記基地局への信号送信
    を禁止するように構成されていることを特徴とする請求
    項12又は請求項13記載の移動局無線装置。
  16. 【請求項16】 信号の種類を選択するための第4の種
    類選択手段を備え、 前記第3の送信禁止手段、又は前記第4の送信禁止手段
    が、前記第4の種類選択手段からの選択に応じた種類情
    報に基づいて、前記基地局への信号送信を禁止するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項12又は請求
    項13記載の移動局無線装置。
  17. 【請求項17】 基地局無線装置と移動局無線装置とを
    備え、基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う移
    動無線システムにおいて、 前記基地局無線装置には、 複数の移動局に対して、ある特定の移動局からの応答を
    要求する応答要求信号を送信する第1の応答要求信号送
    信手段を備え、 前記移動局無線装置には、 前記応答要求信号を検出する第3の応答要求信号検出手
    段と、 前記応答要求信号が検出され、自移動局が応答を要求さ
    れた移動局に該当しない場合には、前記基地局への信号
    送信を禁止する第3の送信禁止手段と、 前記基地局への信号送信の禁止から所定時間が経過する
    と、前記基地局への信号送信の禁止を解除する第3の送
    信禁止解除手段と、 前記応答要求信号が検出され、自移動局が応答を要求さ
    れた移動局に該当する場合には、前記基地局からの要求
    に応じた応答信号を前記基地局に対して送信する第3の
    応答信号送信手段とを備えた移動局無線装置とを備えて
    いることを特徴とする移動無線システム。
  18. 【請求項18】 基地局無線装置と移動局無線装置とを
    備え、基地局と複数の移動局との間で無線交信を行う移
    動無線システムにおいて、 前記基地局無線装置には、 送信禁止時間を設定するための第2の時間設定手段と、 複数の移動局に対して、前記第2の時間設定手段からの
    設定に応じた送信禁止時間に応じた時間情報を付加し
    た、ある特定の移動局からの応答を要求する応答要求信
    号を送信する第2の応答要求信号送信手段とを備え、 前記移動局無線装置には、 前記応答要求信号を検出する第4の応答要求信号検出手
    段と、 前記応答要求信号が検出され、自移動局が応答を要求さ
    れた移動局に該当しない場合には、前記基地局への信号
    送信を禁止する第4の送信禁止手段と、 前記時間情報に基づいて、前記基地局への信号送信の禁
    止を解除する第4の送信禁止解除手段と、 前記応答要求信号が検出され、自移動局が応答を要求さ
    れた移動局に該当する場合には、前記基地局からの要求
    に応じた応答信号を前記基地局に対して送信する第4の
    応答信号送信手段とを備えていることを特徴とする移動
    無線システム。
  19. 【請求項19】 基地局と複数の移動局との間で無線交
    信を行う移動無線システムに採用される移動局無線装置
    において、 自移動局から前記基地局への通話信号の送信が終了する
    と、前記基地局への信号送信を禁止する第5の送信禁止
    手段と、 前記基地局への信号送信の禁止から所定時間が経過する
    と、前記基地局への信号送信の禁止を解除する第5の送
    信禁止解除手段とを備えていることを特徴とする移動局
    無線装置。
  20. 【請求項20】 基地局と複数の移動局との間で無線交
    信を行う移動無線システムに採用される移動局無線装置
    において、 前記基地局への信号送信を禁止するための操作を行う禁
    止操作手段と、 該禁止操作手段による操作があると、前記基地局への信
    号送信を禁止する第6の送信禁止手段とを備えているこ
    とを特徴とする移動局無線装置。
  21. 【請求項21】 前記基地局への信号送信の禁止から所
    定時間が経過すると、前記基地局への信号送信の禁止を
    解除する第6の送信禁止解除手段を備えていることを特
    徴とする請求項20記載の移動局無線装置。
  22. 【請求項22】 前記基地局への信号送信の禁止を解除
    するための操作を行う禁止解除操作手段と、 該禁止解除操作手段による操作があると、前記基地局へ
    の信号送信の禁止を解除する第7の送信禁止解除手段と
    を備えていることを特徴とする請求項20又は請求項2
    1記載の移動局無線装置。
  23. 【請求項23】 前記第5の送信禁止手段、又は前記第
    6の送信禁止手段が、所定種類の信号については前記基
    地局への送信を禁止しないように構成されていることを
    特徴とする請求項19〜22のいずれかの項に記載の移
    動局無線装置。
  24. 【請求項24】 信号の種類を選択するための第5の種
    類選択手段を備え、 前記第5の送信禁止手段、又は前記第6の送信禁止手段
    が、前記第5の種類選択手段からの選択に応じた種類情
    報に基づいて、前記基地局への信号送信を禁止するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項19〜22の
    いずれかの項に記載の移動局無線装置。
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