JP2001127462A - 電気機器 - Google Patents
電気機器Info
- Publication number
- JP2001127462A JP2001127462A JP31012899A JP31012899A JP2001127462A JP 2001127462 A JP2001127462 A JP 2001127462A JP 31012899 A JP31012899 A JP 31012899A JP 31012899 A JP31012899 A JP 31012899A JP 2001127462 A JP2001127462 A JP 2001127462A
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- casting agent
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型の電気機器を提供すること。
【解決手段】 回路部品1を収容する有底筒状のケース
2と、前記ケース2内部に充填して回路部品1をモール
ドする注型剤4と、を備えてなる電気機器において、ケ
ース2の開口部を閉塞する上カバー3を設け、前記上カ
バー3をケース2に取り付けたとき、注型剤4を充填し
たケース2に埋没するとともに、ケース2内面のうち、
少なくとも3面に内接する突起部5を上カバー3から延
設し、注型剤4に埋没した突起部5の容積により上昇す
る注型剤4の液面を上カバー3に密着させるようにして
いる。
2と、前記ケース2内部に充填して回路部品1をモール
ドする注型剤4と、を備えてなる電気機器において、ケ
ース2の開口部を閉塞する上カバー3を設け、前記上カ
バー3をケース2に取り付けたとき、注型剤4を充填し
たケース2に埋没するとともに、ケース2内面のうち、
少なくとも3面に内接する突起部5を上カバー3から延
設し、注型剤4に埋没した突起部5の容積により上昇す
る注型剤4の液面を上カバー3に密着させるようにして
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注型剤により絶縁
及び防水構造を有する電気機器に関するものである。
及び防水構造を有する電気機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気機器においては、回路部品
を収容する有底筒状のケースと、前記ケース内部に充填
して回路部品をモールドする注型剤と、を備えたもの
で、トランス等の回路部品をモールドして、絶縁及び防
水することができる。
を収容する有底筒状のケースと、前記ケース内部に充填
して回路部品をモールドする注型剤と、を備えたもの
で、トランス等の回路部品をモールドして、絶縁及び防
水することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、ケースの探さを浅くすると、注型
剤の充填不足による絶縁距離不足や、注型剤のあふれ出
しを伴うため、ケースの深さを十分とることが必要であ
るが、ケースに充填した注型剤の液面は、表面張力によ
りケース内面で上昇するため、注型剤の液面上方に不必
要な空間ができ、ケースの深さが深い、つまり、電気機
器自体が大きいという問題があった。
来の技術においては、ケースの探さを浅くすると、注型
剤の充填不足による絶縁距離不足や、注型剤のあふれ出
しを伴うため、ケースの深さを十分とることが必要であ
るが、ケースに充填した注型剤の液面は、表面張力によ
りケース内面で上昇するため、注型剤の液面上方に不必
要な空間ができ、ケースの深さが深い、つまり、電気機
器自体が大きいという問題があった。
【0004】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、注型剤を充填して回路部
品を絶縁及び防水するための容積を小さくして、小型の
電気機器を提供することにある。
で、その目的とするところは、注型剤を充填して回路部
品を絶縁及び防水するための容積を小さくして、小型の
電気機器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電気機器は、回路部品を収容する有底筒状
のケースと、前記ケース内部に充填して回路部品をモー
ルドする注型剤と、を備えてなる電気機器において、ケ
ースの開口部を閉塞する上カバーを設け、前記上カバー
をケースに取り付けたとき、注型剤を充填したケースに
埋没するとともに、ケース内面のうち、少なくとも3面
に内接する突起部を上カバーから延設し、注型剤に埋没
した突起部の容積により上昇する注型剤の液面を上カバ
ーに密着させるようになしたことを特徴とする。
に、本発明の電気機器は、回路部品を収容する有底筒状
のケースと、前記ケース内部に充填して回路部品をモー
ルドする注型剤と、を備えてなる電気機器において、ケ
ースの開口部を閉塞する上カバーを設け、前記上カバー
をケースに取り付けたとき、注型剤を充填したケースに
埋没するとともに、ケース内面のうち、少なくとも3面
に内接する突起部を上カバーから延設し、注型剤に埋没
した突起部の容積により上昇する注型剤の液面を上カバ
ーに密着させるようになしたことを特徴とする。
【0006】したがって、突起部の体積に応じて注型剤
の液面が上昇し、上カバーと注型剤とを密着させること
ができるため、確実な絶縁・防水が可能となるととも
に、不必要な空間をなくすことができる。
の液面が上昇し、上カバーと注型剤とを密着させること
ができるため、確実な絶縁・防水が可能となるととも
に、不必要な空間をなくすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は、本発明の一実施
の形態を示し、図1は、本発明の一実施の形態の概略構
成を示す断面図である。図2は、同実施の形態の要部で
あるケースを示す断面図である。図3は、同実施の形態
の要部である上カバーの斜視図である。図4は、同実施
の形態の組立を完了したものを説明する説明図である。
図5は、同実施の形態の要部である上カバーの他の形状
を示す斜視図である。
の形態を示し、図1は、本発明の一実施の形態の概略構
成を示す断面図である。図2は、同実施の形態の要部で
あるケースを示す断面図である。図3は、同実施の形態
の要部である上カバーの斜視図である。図4は、同実施
の形態の組立を完了したものを説明する説明図である。
図5は、同実施の形態の要部である上カバーの他の形状
を示す斜視図である。
【0008】この実施の形態の電気機器は、回路部品1
を収容する有底筒状のケース2と、前記ケース2内部に
充填して回路部品1をモールドする注型剤4と、を備え
てなる電気機器において、ケース2の開口部を閉塞する
上カバー3を設け、前記上カバー3をケース2に取り付
けたとき、注型剤4を充填したケース2に埋没するとと
もに、ケース2内面のうち、少なくとも3面に内接する
突起部5を上カバー3から延設し、注型剤4に埋没した
突起部5の容積により上昇する注型剤4の液面を上カバ
ー3に密着させるようにしている。また、この実施の形
態の上カバー3においては、空気抜き用の孔6を設けて
もいる。
を収容する有底筒状のケース2と、前記ケース2内部に
充填して回路部品1をモールドする注型剤4と、を備え
てなる電気機器において、ケース2の開口部を閉塞する
上カバー3を設け、前記上カバー3をケース2に取り付
けたとき、注型剤4を充填したケース2に埋没するとと
もに、ケース2内面のうち、少なくとも3面に内接する
突起部5を上カバー3から延設し、注型剤4に埋没した
突起部5の容積により上昇する注型剤4の液面を上カバ
ー3に密着させるようにしている。また、この実施の形
態の上カバー3においては、空気抜き用の孔6を設けて
もいる。
【0009】以下、実施例に沿って本発明を説明する。
【0010】図1乃至図4に示すように、本発明は回路
部品1、ケース2、上カバー3にて構成されている。ケ
ース2はその内部に、回路部品1を収容する室を有して
いる。ここに収容された回路部品1は、ケース2の開口
部より注入される、ウレタン樹脂等の注型剤4によって
注型される。上カバー3はケース2の開口部を覆うよう
に配される。上カバー3はその一つの面に、突起部5を
有し、ケース2に上カバー3を取り付けた際、突起部5
が注型剤4の中に漬かるようになっている。
部品1、ケース2、上カバー3にて構成されている。ケ
ース2はその内部に、回路部品1を収容する室を有して
いる。ここに収容された回路部品1は、ケース2の開口
部より注入される、ウレタン樹脂等の注型剤4によって
注型される。上カバー3はケース2の開口部を覆うよう
に配される。上カバー3はその一つの面に、突起部5を
有し、ケース2に上カバー3を取り付けた際、突起部5
が注型剤4の中に漬かるようになっている。
【0011】即ち、ケース2に回路部品1を収容し、注
型後、上カバー3を取り付けると、上カバー3の突起部
5が注型剤4の中に漬かるに従って、注型剤4の液面が
徐々に上昇する。注型剤4の液量を、上カバー3が完全
にケース2の開口部を覆った時に上カバー3の突起部5
が設けてある面と同一高さになるように予め設定してお
けば、上カバー3の取り付けにより、注型剤4があふれ
出したり、また、不足したりすることはない。
型後、上カバー3を取り付けると、上カバー3の突起部
5が注型剤4の中に漬かるに従って、注型剤4の液面が
徐々に上昇する。注型剤4の液量を、上カバー3が完全
にケース2の開口部を覆った時に上カバー3の突起部5
が設けてある面と同一高さになるように予め設定してお
けば、上カバー3の取り付けにより、注型剤4があふれ
出したり、また、不足したりすることはない。
【0012】また、上カバー3の突起部5を、ケース2
の容積部内面に沿うようなリブにて構成し、このリブ
が、ケース2の容積部内面のうち、少なくとも3面に接
するように配置することも可能である。即ち、ケース2
の容積部内面にリブが接していることで、注型剤4のあ
ふれ出しを、更に確実に防ぐことがでさる。尚、上カバ
ー3に設けた空気抜き用の孔6は、注型時、ケース2の
容積部に溜まった空気を外部に逃がすためのものであ
る。
の容積部内面に沿うようなリブにて構成し、このリブ
が、ケース2の容積部内面のうち、少なくとも3面に接
するように配置することも可能である。即ち、ケース2
の容積部内面にリブが接していることで、注型剤4のあ
ふれ出しを、更に確実に防ぐことがでさる。尚、上カバ
ー3に設けた空気抜き用の孔6は、注型時、ケース2の
容積部に溜まった空気を外部に逃がすためのものであ
る。
【0013】したがって、突起部5の体積に応じて注型
剤4の液面が上昇し、上カバー3と注型剤4とを密着さ
せることができるため、確実な絶縁・防水が可能となる
とともに、不必要な空間をなくすことができる。また、
上カバー3に設けた空気抜き用の孔6により、上カバー
3取り付け時、内部に溜まった空気を確実に排気でき
る。
剤4の液面が上昇し、上カバー3と注型剤4とを密着さ
せることができるため、確実な絶縁・防水が可能となる
とともに、不必要な空間をなくすことができる。また、
上カバー3に設けた空気抜き用の孔6により、上カバー
3取り付け時、内部に溜まった空気を確実に排気でき
る。
【0014】なお、上カバー3は、図5に示すように、
ケース2と同様の有底筒状の形態でも構わない。
ケース2と同様の有底筒状の形態でも構わない。
【0015】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の電
気機器は、不要な空間の形成を防止し、小型の電気機器
を提供することができる。
気機器は、不要な空間の形成を防止し、小型の電気機器
を提供することができる。
【0016】また、請求項2記載の電気機器は、請求項
1記載のものの効果に加え、上カバー取り付け時、内部
に溜まった空気を確実に排気でき、絶縁・防水が可能と
することができる。
1記載のものの効果に加え、上カバー取り付け時、内部
に溜まった空気を確実に排気でき、絶縁・防水が可能と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の概略構成を示す断面図
である。
である。
【図2】同実施の形態の要部を示す断面図である。
【図3】同実施の形態の他の要部を示す斜視図である。
【図4】同実施の形態の概略構成を説明する説明図であ
る。
る。
【図5】同実施の形態の要部の他の例を示す斜視図であ
る。
る。
1 回路部品 2 ケース 3 上カバー 4 注型剤 5 突起部 6 空気抜き用の孔
Claims (2)
- 【請求項1】 回路部品を収容する有底筒状のケース
と、前記ケース内部に充填して回路部品をモールドする
注型剤と、を備えてなる電気機器において、ケースの開
口部を閉塞する上カバーを設け、前記上カバーをケース
に取り付けたとき、注型剤を充填したケースに埋没する
とともに、ケース内面のうち、少なくとも3面に内接す
る突起部を上カバーから延設し、注型剤に埋没した突起
部の容積により上昇する注型剤の液面を上カバーに密着
させるようになしたことを特徴とする電気機器。 - 【請求項2】 前記上カバーに、空気抜き用の孔を設け
たことを特徴とする請求項1記載の電気機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31012899A JP2001127462A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31012899A JP2001127462A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 電気機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001127462A true JP2001127462A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=18001519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31012899A Pending JP2001127462A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 電気機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001127462A (ja) |
-
1999
- 1999-10-29 JP JP31012899A patent/JP2001127462A/ja active Pending
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