JP2001126140A - 顧客の要望に応じた化粧品のオーダーメイドシステムおよび小規模化粧品工場を併設した店舗 - Google Patents

顧客の要望に応じた化粧品のオーダーメイドシステムおよび小規模化粧品工場を併設した店舗

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JP2001126140A
JP2001126140A JP35355599A JP35355599A JP2001126140A JP 2001126140 A JP2001126140 A JP 2001126140A JP 35355599 A JP35355599 A JP 35355599A JP 35355599 A JP35355599 A JP 35355599A JP 2001126140 A JP2001126140 A JP 2001126140A
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G07F9/002Vending machines being part of a centrally controlled network of vending machines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の化粧品の販売形態に伴う欠点を解消
し、店頭に商品の在庫ストックを置くことなく、迅速に
顧客の要望に応じた化粧品を販売することができる化粧
品のオーダーメイドシステムを提供する。 【解決手段】 小規模化粧品工場が併設された店舗で化
粧品販売員が顧客の化粧品の要望を聞き、要望に最適の
処方に基づいて素材を調合して少量の化粧品バルクを調
製する手段と、必要に応じて調合された化粧品バルクを
成形する手段と、化粧品バルクもしくは成形された化粧
品を容器またはケースに入れる手段を小規模化粧品工場
に備え、化粧品を調製することを特徴とする顧客の要望
に応じた化粧品のオーダーメイドシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顧客の要望に応じた
化粧品を製造販売する化粧品のオーダーメイドシステム
およびそのための小規模化粧品工場を併設した店舗に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧品の販売形態としては、多数
の商品見本を店頭に置き、顧客は商品見本をもとに、あ
るいは店頭でアドバイザーのカウンセリングをもとに、
商品を選択して購入するのが一般的であった。
【0003】しかしながら、このような販売形態では、
顧客の要望を満たすためには、多品種の商品を店頭に在
庫せねばならず、その維持管理が大変であった。また、
顧客は店頭に在庫された範囲内での化粧品しか選択する
ことができず、自分の好みにあった化粧品が店内在庫に
ない場合は、購入をあきらめざるを得ず、販売機会の損
失に繋がっていた。
【0004】顧客に要望に応じた化粧品を販売する形態
として、来店した顧客の肌特性や要望を聞き、後日、製
造工場で製造し、顧客のもとへ発送する形態がある。し
かしながら、このような販売形態では顧客が注文してか
ら顧客の手元に届くまでにかなりの日数を要するという
欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の化粧品の販売形態に伴う欠点を解消
し、店頭に商品の在庫ストックを置くことなく、迅速に
顧客の要望に応じた化粧品を販売することができる化粧
品のオーダーメイドシステム、再注文に応じるための受
注生産システムおよびそのための店舗を提供することで
ある。
【0006】また、本発明が解決しようとする他の課題
は、その場で直ぐに自分専用化粧品を入手したいという
顧客の欲求を満足させることができる、化粧品のオーダ
ーメイドシステムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、小規模化粧品工場が併設された店舗で化粧
品販売員が顧客の化粧品の要望を聞き、要望に最適の処
方に基づいて素材を調合して少量の化粧品バルクを調製
する手段と、必要に応じて調合された化粧品バルクを成
形する手段と、化粧品バルクもしくは成形された化粧品
を容器またはケースに入れる手段を小規模化粧品工場に
備え、化粧品を調製することを特徴とする顧客の要望に
応じた化粧品のオーダーメイドシステムに関するもので
ある。
【0008】また上記課題を解決するための他の発明
は、顧客の再注文に応じて、前記小規模化粧品工場で蓄
積手段に蓄積された該顧客の処方に基づいて素材を調合
して少量の化粧品バルクを調製する手段と、必要に応じ
て調合された化粧品バルクを成形する手段と、化粧品バ
ルクもしくは成形された化粧品を容器またはケースに入
れる手段を備えたことを特徴とする顧客の再注文に応じ
た化粧品の受注生産システムに関するものである。
【0009】さらにまた上記課題を解決するための他の
発明は、顧客の要望を聞く店舗と、要望に最適の処方を
入力する入力手段と、入力された処方を蓄積する蓄積手
段と、蓄積された処方を出力する出力手段と、出力され
た処方に基づいて素材を調合して少量の化粧品バルクを
調製する手段と、必要に応じて調合された化粧品バルク
を成形する手段と、化粧品バルクもしくは成形された化
粧品を容器またはケースに入れる手段とを備えた小規模
化粧品工場を店舗に隣接させて設けたことを特徴とする
顧客の要望に応じた化粧品を調製する店舗併設工場に関
するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のオーダーメイドシステム
の対象となる化粧品とは、白粉、パウダー、ファンデー
ション、眉墨、頬紅、アイシャドー、口紅、リップクリ
ーム等のメイクアップ化粧品、および一般クリーム・乳
液、化粧水、オーデコロン等の基礎化粧品が挙げられる
が、本発明ではメイクアップ化粧品が適している。
【0011】図1は本発明の化粧品のオーダーメイドシ
ステムの一実施形態を示すフロー図である。
【0012】図に示さないが、まず売場の化粧品販売員
であるアドバイザーが店舗に来店した顧客に本発明のオ
ーダーメイドシステムを説明する。その後、アドバイザ
ーおよびカラリストがカウンセラーとなりカウンセリン
グにより顧客の要望を聞き、化粧品のアイテム、色、質
感を決定する。
【0013】カラリストは店舗に併設された小規模化粧
品工場内の製造責任技術者のパソコンにより処方を入力
する。入力された処方は、顧客情報と共にネットワーク
で接続されたサーバーまたはホストコンピューターに蓄
積される。顧客毎の処方はサーバーまたはホストコンピ
ュータに蓄積されているので、同一顧客の再注文には電
話、ファクシミリ、インターネットによって受注して、
蓄積された処方に基づいて、再生産が可能となる。
【0014】また、コンピュータシステムによらず、顧
客の処方をカード等の紙媒体で保管蓄積してもよい。
【0015】化粧品の製造責任技術者は店舗に隣接して
設けられた小規模化粧品工場内の自分のテーブルに戻
り、処方が蓄積されたサーバーまたはホストコンピュー
ターとネットワークで接続されたパソコンから処方をデ
ィスプレーまたはプリンターに出力する。
【0016】製造責任技術者はカラリストが持ち込んだ
色見本と、処方に従って、素材を調合手段により調合す
る。素材としては、原料、半製品または化粧品バルクを
挙げることができる。
【0017】原料は化粧品の原材料となるものであれば
特に限定されないが、例えばスクワラン、流動パラフィ
ン、α−オレフィンオリゴマー、パラフィンワックス、
セレシン、マイクロクリスタリンワックス等炭化水素、
トウモロコシ油、アボカド油、パーシック油、オリーブ
油、牛脂、ミンク油等動植物油、ミリスチン酸イソプロ
ピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、
パルミチン酸セチル等液体及び固体合成エステル、ホホ
バ油、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、モ
クロウ、ミツロウ等天然動植物ワックス、ステアリン酸
グリセリル、ステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸
ポリオキシエチレンソルビタン、トリステアリン酸ポリ
オキシエチレングリセリル、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル、トリオレイン酸デカグリセリル、モノラウ
リン酸ショ糖エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油等界面活性剤、ジメチルポリシロキサン、メチルフェ
ニルポリシロキサン等シリコーン油またはその誘導体、
パーフルオロポリエーテル等フッ素系樹脂、エタノー
ル、イソプロパノール、エチレングリコール、グリセリ
ン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジグリセリン等アルコール類、カルボキシビニルポ
リマー、カラギーナン、キサンタンガム、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム等
水溶性高分子、コラーゲン、エラスチン、シルク、ラク
トフェリン等タンパク及びその加水分解物、二酸化チタ
ン、酸化亜鉛、タルク、マイカ、無水ケイ酸、ナイロン
パウダー、ポリアクリル酸アルキル、アルミナ、酸化鉄
等粉体、この他、紫外線吸収剤、ビタミン類、抗炎症
剤、アミノ酸類及びその誘導体、レシチン、着色剤、香
料、防腐剤等を指し必要に応じて任意に配合が可能であ
る素材となる化粧品バルクとは、原料を例えば、溶解、
三本ロールによる練り、粉砕、ミキサーによる混合等に
より均一に混合し、最終容器に充填もしくは成形され装
填されていないものをいう。このものは最終容器に充填
もしくは成形後、装填することにより最終製品となりう
るものである。
【0018】小規模化粧品工場では、原料から化粧品の
少量バルクを調製してもよいが、時間を短縮するため
に、原料からの製造は行なわず、すでに数種類の原料や
色素が混ざり合った半製品を混ぜ合わせることにより希
望の色調の化粧品を調合してもよい。本発明における半
製品とは、単色の色を有する化粧品バルクであり、その
もの単体でも最終製品となりうるものであるが、色は
赤、青、黄色、白、黒などの単色であり、色の異なった
半製品を調合することにより任意の色の化粧品バルクを
調製することができる。例えば、赤の半製品(口紅用)
と青の半製品(口紅用)を混ぜ合わせ、紫の化粧品バル
ク(口紅用)を作ることができ、調合した化粧品バルク
をスティック状に成形すれば紫の口紅となる。赤のカラ
ーベースと青のカラーベースの配合比を変更することに
より、任意の色調の紫を調合することができる。本発明
において、顧客の注文は1個ないし数個と少量であるた
め、調合のための装置は小型のものでよい。
【0019】化粧品バルクの調製手段は、化粧品により
異なるが、例えば、口紅等の固形化粧品の場合は、原料
もしくは半製品を加熱溶融して攪拌調合し、次いで型に
流し込み、冷却しスティック状に成形し、口紅用ケース
に入れればよい。
【0020】ファンデーション等の場合は、性状により
異なるが、固形ファンデーションの場合は原料もしくは
半製品を加熱溶解して、もしくは加熱溶解しないで攪拌
調合、もしくは混練して調合し、次いで金皿等に流し込
み容器に入れればよい。
【0021】白粉等の粉状化粧品の場合は、原料もしく
は半製品をミキサー等で混合し、場合によっては粉砕を
行い、調合し、次いで型に入れプレス成形し、容器に入
れればよい。もしくは調合後、成形工程を経ることなく
容器に充填してもよい。
【0022】化粧水や乳液等の液状の化粧品の場合は、
液状の化粧品バルクを調合した後、成形工程を経ること
なしに、容器に充填することにより化粧品として完成す
る。
【0023】完成した化粧品を検査した後、化粧品本
体、ラベル、容器、紙袋等に必要な情報を印字手段で印
字する。印字手段としては、レーザーマーカー、インク
ジェット、手書き等を挙げることができる。また、あら
かじめ印字されたシールを貼付してもよい。印字する情
報としては、例えば、ロットNo、色名(番号)、品質
保持期限、顧客名、カラリスト名、アドバイザー名等で
ある。印字終了後、最終検査を行ない、完成した化粧品
を顧客に渡す。 上記本発明のオーダーメイドシステム
では、顧客が自分の好みの容器や、自分で作った容器等
を店舗に持参し、この容器に製品を充填させることが可
能となった。もちろん、店舗でオリジナル容器を販売
し、この容器に充填させることも可能である。
【0024】図2は、本発明の小規模化粧品工場を併設
した店舗の一例を示す平面図である。
【0025】本発明の小規模化粧品工場併設店舗は、店
舗1のエリアと店舗1に併設された小規模化粧品工場2
のエリアからなるものである。店舗1には、顧客にアド
バイザーとカラリストがカウンセリングするための、不
図示のカウンセリングスペースが設けられている。店舗
1のカウンセリングスペースで、顧客の要望に応じたア
イテム・色・質感を決定し、要望に最適な処方を決め、
色サンプルを作成する。
【0026】また店舗1内に製品陳列ルームを設け各種
製品を展示することにより、調合中の製品以外の化粧品
について、カウンセリングスペースでアドバイザーのコ
ンサルティングを受けることができる。もちろん、自分
の要望を調合品に反映させるためのコンサルティングは
重要な販売促進に繋がるものである。
【0027】例えばカラリストは処方と色サンプルを小
規模化粧品工場内に持ち帰る。小規模化粧品工場へは入
口のドアー41および43を介して、更衣室20にて防
塵服を着衣し、手洗い3で手を洗浄し、ドアー33を介
して試験検査室24に入室する。試験検査室24で、ま
ず、不図示のコンピューターに顧客情報と処方を入力す
る。
【0028】次いで、カラリストは、ドア32を介して
更衣室21でさらに防塵服および履物を替え、調整作業
室22の自分のテーブルに戻り、処方が入力されたコン
ピューターとネットワークで接続されたコンピューター
から処方を出力する。カラリストは、調整作業室22で
持ち帰った色見本と処方に従い、原料、半製品等の素材
を調合して化粧品バルクを調製する。
【0029】一度調製した化粧品バルクを色見本と比較
し、要望とおりの色調、質感を有しているかを試験検査
室24で確認し、要望どおりの色調、質感でない場合
は、再調整を行なう。
【0030】店舗1と小規模化粧品工場2の間仕切り4
に窓ガラスを設けたり、間仕切り4をガラス製の間仕切
りとすることにより、顧客は店舗1から自分が注文した
化粧品が小規模化粧品工場2で調製されていく様子を見
ることができる。
【0031】色調や質感の調整が終了したなら、化粧品
バルクを化粧品の種類に応じて成形し、容器またはケー
スに入れる。完成した化粧品は、試験検査室24に搬入
し、必要な検査を行なう。
【0032】検査後の完成品を、包装室23に搬入し、
必要な情報を、化粧品本体、容器、紙袋等に印字する。
【0033】最終的に、試験検査室24で検査を行な
い、完成した化粧品を顧客に引き渡す。
【0034】なお、素材となる原料、半製品または化粧
品バルクは、ドアー42および38を介し、原料保管室
25に保管すればよい。
【0035】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を具体的に説明
するが、本発明がこれらの実施例によって限定されるこ
とはない。
【0036】実施例1
【0037】
【表1】
【0038】表1に粉おしろいの処方例を示す。表1に
示す配合により店舗に併設した小規模工場で粉おしろい
を調製した。
【0039】表1のように、油剤がない場合は、小規模
の機材を用いて、秤量、混合、粉砕、ふるい、充填を店
舗に併設した小規模工場で行なうことができる。
【0040】実施例2 表2に示すような、単色の口紅の半製品1〜5のバルク
を、成形せずにあらかじめ他の工場で調製しておいた。
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】次いで、表3に示す配合により、店舗に併
設した小規模化粧品工場で実施例の製品を調製した。
【0044】一方、比較例の配合により、他の化粧品製
造工場で各原料を秤量、溶解、混練、脱泡という高度な
設備を用いて製造した。比較例の化粧品は、製造工程に
時間を要し、かつ原料検査、バルク検査という高度な検
査が必要であった。
【0045】それ対し、実施例では、各成分を秤量し、
溶解混合するだけで完了した。
【0046】また、実施例では数グラムという少量から
の混合物を得ることができ、顧客の要望に応じて1本か
ら数本だけを作ることができた。
【0047】これに対し、比較例では、多量の製品がで
きてしまい、顧客の要望が少量であった場合、出来上が
ったバルクのほんどを無駄にしてしまうことになる。
【0048】実施例3 表4に示すような半製品1,3,6を調製した。
【0049】
【表4】
【0050】表4中、半製品1および半製品3は表2の
ものと同一である。製品6は粉体原料を含まず、かつ、
感触としてはかなり硬くしたものである。
【0051】次いで、これらの半製品を使用して、表5
に示すような配合に従って、化粧品を小規模化粧品工場
で調製した。
【0052】
【表5】
【0053】Aは、半製品を混合して調色を行なっただ
けのものである。B〜EはこのAに他の原料を添加し、
溶解、脱泡、成形しただけの簡単な操作で口紅を得るこ
とができた。
【0054】上記により得られた感触の異なる口紅であ
るB,C,D,EはAと比較して、それぞれ、硬く落ち
にくい、パウダリーでマットな仕上がり、透明感と艶の
ある薄付きな仕上がり、パール感のある仕上がりとする
ことができ、これらの実施例では、半製品1への添加量
の加減により簡単に感触を変化させることができる。
【0055】本発明においては、単に必要な単色の半製
品を追加することにより、感触および物性が変化するこ
とはない。また、単色の半製品を使用することでこの調
整作業は数分で完了するため、顧客を長く待たせること
がない。
【0056】
【発明の効果】本発明により、店頭に大量の製品在庫を
置くことなく、顧客の要望に応じた化粧品をその場で製
造販売することができ、その場で直ぐに自分専用化粧品
を入手したいという顧客の欲求を満足させることができ
る。また、店舗に併設した小規模化粧品工場では、他の
工場で製造した半製品を混合調合するだけであるのであ
り、かつ顧客の注文は少量であるので小規模化粧品工場
の調合、成形、充填のための装置は小型ですみ、設備投
資を減らすことができる。
【0057】また、併設した小規模化粧品工場と店舗の
仕切にガラス窓を設けたり仕切をガラス製間仕切とする
ことにより、顧客に調合中の作業を見せることができ、
視覚上のアピール度を向上することができる。
【0058】さらに、専門家のカウンセリングにより決
定した処方は、サーバーまたはホストコンピューターに
蓄積されるので、電話、ファクシミリ、インターネット
による顧客の再注文に簡単に応ずることができる。
【0059】さらにまた、顧客は自分の好みの容器に自
分だけの化粧品を充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧品のオーダーメイドシステムの一
例を示すフロー図。
【図2】本発明の小規模化粧品工場併設店舗の一例を示
す平面図。
【符号の説明】
1 店舗 2 小規模化粧品工場 3 手洗い 4 間仕切り 21 更衣室 22 調整作業室 23 包装室 24 試験検査室 25 原料保管室 26 資材室 27 前室

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小規模化粧品工場が併設された店舗で化
    粧品販売員が顧客の化粧品の要望を聞き、要望に最適の
    処方に基づいて素材を調合して少量の化粧品バルクを調
    製する手段と、必要に応じて調合された化粧品バルクを
    成形する手段と、化粧品バルクもしくは成形された化粧
    品を容器またはケースに入れる手段を小規模化粧品工場
    に備え、化粧品を調製することを特徴とする顧客の要望
    に応じた化粧品のオーダーメイドシステム。
  2. 【請求項2】 素材が、化粧品原料、半製品または化粧
    品バルクであることを特徴とする請求項1に記載の化粧
    品のオーダーメイドシステム。
  3. 【請求項3】 顧客の要望を、化粧品販売員が顧客との
    カウンセリングにより化粧品のアイテム・色・質感を決
    定することを特徴とする請求項1または2に記載の化粧
    品のオーダーメイドシステム。
  4. 【請求項4】 顧客の要望に最適の処方を入力する入力
    手段と、入力された処方を蓄積する蓄積手段と、蓄積さ
    れた処方を出力する出力手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の化粧品
    のオーダーメイドシステム。
  5. 【請求項5】 入力手段と、蓄積手段と、出力手段がコ
    ンピューターシステムで構成され、複数のコンピュータ
    ーがネットワークで接続されていることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか1項に記載の化粧品のオーダ
    ーメイドシステム。
  6. 【請求項6】 半製品が単色の化粧品バルクであること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の
    化粧品のオーダーメイドシステム。
  7. 【請求項7】 容器またはケースに入れられた化粧品、
    容器等に任意の情報を印字する印字手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記
    載の化粧品のオーダーメイドシステム。
  8. 【請求項8】 印字手段がレーザー印字手段であること
    を特徴とする請求項7に記載の化粧品のオーダーメイド
    システム。
  9. 【請求項9】 顧客の再注文に応じて、請求項4または
    請求項5に記載の蓄積手段に蓄積された該顧客の処方を
    抽出し、該処方にに基づいて素材を調合して少量の化粧
    品バルクを調製する手段と、必要に応じて調合された化
    粧品バルクを成形する手段と、化粧品バルクもしくは成
    形された化粧品を容器またはケースに入れる手段を備え
    たことを特徴とする顧客の再注文に応じた化粧品の受注
    生産システム。
  10. 【請求項10】 再注文が電話、ファクシミリ、インタ
    ーネットによる再注文である請求項9に記載の顧客の再
    注文に応じた化粧品の受注生産システム。
  11. 【請求項11】 化粧品販売員が顧客の要望を聞く店舗
    と、要望に最適の処方を入力する入力手段と、入力され
    た処方を蓄積する蓄積手段と、蓄積された処方を出力す
    る出力手段と、出力された処方に基づいて素材を調合し
    て少量の化粧品バルクを調製する手段と、必要に応じて
    調合された化粧品バルクを成形する手段と、化粧品バル
    クもしくは化粧品を容器またはケースに入れる手段とを
    備えた小規模化粧品工場を店舗に隣接させて設けたこと
    を特徴とする顧客の要望に応じた化粧品を調製する小規
    模化粧品工場を併設した店舗。
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