JP2001125637A - 超遠隔制御システム - Google Patents

超遠隔制御システム

Info

Publication number
JP2001125637A
JP2001125637A JP2000226972A JP2000226972A JP2001125637A JP 2001125637 A JP2001125637 A JP 2001125637A JP 2000226972 A JP2000226972 A JP 2000226972A JP 2000226972 A JP2000226972 A JP 2000226972A JP 2001125637 A JP2001125637 A JP 2001125637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
work machine
work
remote control
lan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000226972A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Obata
克実 小幡
Hideyoshi Masuda
秀芳 桝田
Hiroshi Oda
博志 小田
Takeshi Yamamoto
岳 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP2000226972A priority Critical patent/JP2001125637A/ja
Publication of JP2001125637A publication Critical patent/JP2001125637A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の作業機械による無人作業を総合的に制
御することができ、各作業機械の追加や組み替えを自在
に行なうことができ、拡張性や汎用性に優れるととも
に、長距離の無線LANによって超遠隔地からの制御を
可能とする。 【解決手段】 作業機械10と、この作業機械10を制
御するコントロールルーム(制御局)100との間に
は、無線LANを構築するための基地局30と移動中継
局400が設けられている。移動中継局400と作業機
械10との間の無線通信は、無指向性のホイップアンテ
ナを用いた短距離のSS通信によって行なう。また、基
地局300と移動中継局400との間の無線通信は、指
向性の平板アンテナを用いた比較的長距離のSS通信に
よって行なう。TCP−IPのIPアドレスを各作業機
械10に割り当てて、優先及び無線LANを用いた通信
を行なうことにより、1つの制御局から複数の作業機械
を制御できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の作業機械を
遠く離れた地点から制御して各種の無人作業等を行うた
めの超遠隔制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば人間が立入れない危険
な作業現場において、バックホー、ブルドーザ、パワー
ショベル、ホイールダンプ、クローラダンプ等の各種作
業機械を、それぞれ特定小電力無線を用いたラジコン装
置による遠隔操作によって無人運転することにより、無
人作業を行うようにした無人作業システムが提供されて
いる。また、特定小電力無線を用いたラジコン装置で
は、遠隔操作できる距離が150m程度と短いため、例
えば火山の噴火後における復旧作業等のように、広い危
険地域で作業を行うためには十分に安全な地帯から遠隔
操作を行うことが困難である。そこで、このような無人
運転用のラジコン装置を、さらに無人通信中継車に搭載
し、この通信中継車に搭載したラジコン装置を、SS
(スペクトラム拡散)通信等の無線通信を用いて制御す
るようにしたシステムが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ラジコン装置を用いた遠隔制御システムでは、個々の作
業機械を特定小電力無線によるラジコン操作で個別に制
御するものであるため、多数の作業機械による無人作業
を総合的に制御したり、各作業状態を総合的に管理する
ことが困難であることから、個々の作業機械による作業
状態の管理に、それぞれ人員を配置することが必要とな
り、省人化が困難である。また、個々の作業機械を特定
小電力無線で制御するため、使用可能な無線信号に限り
があり、作業機械の数が多くなった場合に、新たな作業
機械の追加や作業機械の組み替えを行うことが困難とな
る場合があり、システムの拡張性が乏しいという問題が
ある。また、SS通信と中継車を用いて無線による遠隔
制御の距離を大きくした超遠隔制御システムの場合で
も、新たに作業機械を投入するような場合には、個別に
SS通信設備を増設することが必要となり、柔軟性や拡
張性の面で同様の欠点がある。
【0004】本発明は、前記実情に鑑みて案出されたも
のであり、その目的は、多数の作業機械による無人作業
を総合的に制御することができ、作業者の省人化を図る
ことができるとともに、各作業機械の追加や組み替えを
自在に行うことができ、かつ長距離の無線通信による遠
隔地からの制御が可能であり、拡張性や汎用性に優れた
超遠隔制御システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、作業現場に配置された作業機械に対し、無線
通信手段を用いて遠隔制御を行う超遠隔制御システムに
おいて、前記有線LANとの接続手段を有し、前記有線
LANを通じて作業機械に対する制御信号を送出する制
御局と、無線LAN及び有線LANとの接続手段を有
し、前記有線LANを通じて前記制御局より送信された
制御信号を前記無線LANを通じて送出する基地局と、
無線LANとの接続手段を有し、前記無線LANを通じ
て前記基地局より送信された制御信号を前記無線LAN
を通じて作業機械に送出する移動中継局と、無線LAN
との接続手段を有し、前記無線LANを通じて受信され
る制御信号に基づいて各種作業を行う作業機械とを有
し、前記作業機械に対する遠隔制御を前記無線LAN及
び有線LANを通じて行うとともに、前記作業機械と前
記移動中継局との間の無線通信は、通信距離の短い第1
の無線通信手段によって行い、前記移動中継局と前記基
地局との間の無線通信は、前記第1の無線通信手段より
通信距離の長い第2の無線通信手段によって行うように
したことを特徴とする。
【0006】本発明の超遠隔制御システムでは、制御
局、基地局、移動中継局、及び作業機械の間に有線LA
N及び無線LANを構築し、これらのLANを通じて制
御局から作業機械に制御信号を送り、作業機械に対する
遠隔制御を行うようにした。このため、本発明の超遠隔
制御システムでは、作業機械が複数ある場合にも、個別
に無線通信を行うのではなく、LANを通じて所定のプ
ロトコルに沿って複数の作業機械がそれぞれの制御信号
のやり取りを整然と行うことができ、個別の制御を1つ
のLANを通して行うことができる。したがって、例え
ば1つの制御局から複数の作業機械を総合的に制御する
ことができ、個々の作業機械をラジコン操作するシステ
ムに比べて、省人化を図ることが可能となる。
【0007】また、各作業機械をLANによって接続す
るため、作業機械の数が多くなった場合でも、煩雑なシ
ステムの変更を行うことなく、アドレスの新設等によっ
て新たな作業機械の追加や組み替えを容易に行うことが
でき、拡張性や柔軟性に優れたシステムを提供できる。
さらに、作業機械と基地局の間に無線LANのための通
信を中継する移動中継局を設けるとともに、作業機械と
移動中継局との間の無線通信には、通信距離の短い第1
の無線通信手段を用い、移動中継局と基地局との間の無
線通信には通信距離の長い第2の無線通信手段を用いる
ことを可能としたことから、作業機械における作業性を
損なうことなく、無線による遠隔制御の距離を長くする
ことができ、超遠隔制御が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による無人作業シス
テムの実施の形態について説明する。図1は、本発明の
第1の実施の形態に係る遠隔制御システムを適用した無
人作業システムの構成例を示す説明図である。この無人
作業システムにおいて、図示しない作業現場には複数の
作業機械が配置され、各作業機械が、所定の作業プラン
に基づいて自律制御による無人作業を行うものである
が、説明を簡単にするため、図1に示す例では、作業機
械10として1つの振動ローラを配置した例を示してい
る。なお、本システムにおいて、作業機械の種類や数に
ついては、作業の内容に応じて自在に選択可能であり、
1つの作業機械によって作業する場合にももちろん適用
し得るものであるが、特に多数の作業機械によって作業
を行う場合に有効なものである。
【0009】図1に示すように、本例の無人作業システ
ムにおいて、作業機械10には、PLC(プログラマブ
ル・ロジック・シーケンサ)20と、GPS装置30
と、カメラ装置40と、NTサーバ装置50とが設けら
れている。また、NTサーバ装置50を搭載したコンピ
ュータ(PSまたはWS)には、自律走行処理機能60
と、DCOMサーバ70、80、90が設けられてい
る。また、作業機械10を制御するコントロールルーム
100には、NTサーバ装置120(特許請求の範囲の
サーバ装置に相当)と、遠隔制御装置150とが設置さ
れている。また、NTサーバ装置120を搭載したコン
ピュータ(PSまたはWS)には、メインデータベース
110と、DCOMサーバ130と、全体監視処理機能
140が設けられている。また、遠隔制御装置150
は、NTサーバ装置120とは別のコンピュータ(PS
またはWS)によって構成され、モニタを視ながらキー
ボードを操作して作業機械10の遠隔制御を行う機能を
有している。この遠隔制御装置150は、作業機械10
のNTサーバ装置50に対してクライアント装置として
機能するものである。
【0010】また、図1に示す例では、インターネット
を介してルート計画のパスプランニング機能を実行する
クライアント装置200と、遠隔モニタ機能を実行する
クライアント装置210が接続されている状態を示して
いる。なお、本例では、作業機械として振動ローラを例
にしているため、作業計画は、振動ローラの走行ルート
を計画するパスプランニング作業となるが、他の作業機
械についても、その作業内容に応じた各種の計画をプラ
ンニングすることが可能である。各クライアント装置2
00、210は、それぞれインターネットに接続される
コンピュータ(PSまたはWS等)によって実現される
ものであり、図示の例では、別々のコンピュータによっ
て実現されているが、同一のコンピュータ上に構成され
ていてもよい。なお、各クライアント装置200、21
0は、公衆回線網などを含む通信回線網を介してインタ
ーネットに接続される。
【0011】本例の無人作業システムでは、コントロー
ルルーム100のNTサーバ装置120、遠隔制御装置
150、各作業機械10のNTサーバ装置50の間をL
ANによって接続し、各種のデータをやり取りするとと
もに、NTサーバ装置120のメインデータベース11
0をインターネットを介して各クライアント装置20
0、210からアクセス可能とし、メインデータベース
110の参照やデータの書き換えを可能としたものであ
る。本例で用いるLANとしては、各作業機械10のN
Tサーバ装置50の間、及びNTサーバ装置50とコン
トロールルーム100内のNTサーバ装置120や遠隔
制御装置150との間等では無線LANを用いる。ま
た、コントロールルーム100内のNTサーバ装置12
0と遠隔制御装置150との間等では、有線のLANを
用いる。また、各作業機械のNTサーバ装置50にイン
ターネットプロトコル(TCP−IP)のIPアドレス
を割り付けることにより、LAN上で伝送するアドレス
を識別するようにする。
【0012】NTサーバ装置50、120は、OSにW
indowsNTを用いたものであり、LANプロトコ
ルとしては、イーサネット等の標準的なものを用いるこ
とができるが、このLAN内のデータ伝送には、ミドル
ウエアとしてオブジェクト間通信規約であるDCOMを
用いるものとし、各DCOMサーバ70、80、90、
130によって各種制御情報等をDCOMに対応する関
数情報(コマンドやデータを含む)に変換し、これを伝
送するものとする。また、コントロールルーム100の
遠隔制御装置150の制御プログラムにはVB言語を用
い、全体監視処理機能140の制御プログラムにはC+
+言語を用いる。また、作業機械10の自律走行処理機
能60による自律制御プログラムにもC++言語を用い
る。なお、遠隔制御装置150の制御プログラム、全体
監視処理機能140の制御プログラム、作業機械10の
自律走行処理機能60による自律制御プログラムに用い
られるプログラム言語は上述したVB言語やC++言語
に限定されるものではない。
【0013】一方、クライアント装置200、210に
おける制御プログラムには、JAVA言語を用い、クラ
イアント装置200、210からメインデータベース1
10にアクセスするためのAPI(アプリケーションプ
ログラミングインタフェース仕様)には、JDBCまた
はODBCを用いる。また、有線LANの通信媒体とし
ては、伝送データ量や伝送速度等に応じて、例えば10
base系の各種ケーブルを用いるものとし、無線LA
Nの通信媒体としては、1チャネルのSS(スペクトラ
ム拡散)通信を用いるものとする。なお、図1では省略
しているが、作業機械10とコントロールルーム100
には、無線LANのための無線伝送を行うためのSS通
信機等の無線設備が搭載されており、これらの具体的構
成について後述する。
【0014】以下、本システムを構成する各要素につい
て説明する。まず、作業機械10のPLC20は、作業
機械10の各部に対して無人作業を行うための各種制御
を行うものである。従来の無人作業を行う作業機械10
では、予め制御プログラムを格納した専用コンピュータ
(通常はボード型マイコン)を搭載して各部の制御を行
うものが主流であったが、このような専用コンピュータ
では、動作や仕様の変更作業が煩雑である。そこで、本
例では、PLC20を採用して各部を制御することによ
り、作業機械10における動作や仕様の変更を、PLC
20に対する簡易なプログラムの変更によって容易に行
えるようにし、汎用性や柔軟性を向上したものである。
【0015】このPLC20は、例えばRS232C等
によるインタフェースを介してDCOMサーバ装置80
に接続されている。このPLC20の制御は、LANを
通して送られてきたDCOMの関数情報をDCOMサー
バ80によってPLC用の制御信号に変換し、この制御
信号をPLC20に伝送することにより実行する。ま
た、PLC20からの制御結果等を示す応答信号は、D
COMサーバ80に入力され、このDCOMサーバ80
によってDCOMの関数情報に変換され、NTサーバ装
置50やLANに伝送される。
【0016】また、作業機械10のGPS装置30は、
GPSを用いて作業機械10の現在位置を検出するもの
である。また、カメラ装置40は、この作業機械10の
作業対象を撮像するものであり、撮像情報を画像処理機
能を有している。また、GPS装置30やカメラ装置4
0は、例えばRS232C等によるインタフェースを介
してDCOMサーバ70、80に接続されている。そし
て、GPS装置30やカメラ装置40で検出された現在
位置の情報や撮像情報は、DCOMサーバ70、90に
よってDCOMの関数情報に変換され、NTサーバ装置
50やLANに伝送される。また、GPS装置30やカ
メラ装置40に対する制御信号は、NTサーバ装置50
やLANを通して送られてきたDCOMの関数情報をD
COMサーバ70、90によってGPS装置30やカメ
ラ装置40用の制御信号に変換し、この制御信号をGP
S装置30やカメラ装置40に伝送することにより実行
する。
【0017】また、作業機械10には、図示しないジャ
イロセンサが設けられており、走行方向の検出等を行う
ようになっている。このような検出情報もDCOMの関
数情報に適宜変換されてNTサーバ装置50やLANに
伝送される。さらに、作業機械10には、図示しない各
部の状態センサが設けられており、各部の動作状態を検
出するようになっている。このような検出情報もDCO
Mの関数情報に適宜変換されてNTサーバ装置50やL
ANに伝送される。なお、本説明では省略するが、作業
機械において検出すべき動作状態としては、その作業機
械の作業内容や機能等に対応して様々なものがあり、必
要なセンサを適宜設け、その検出信号をDCOMの関数
情報に適宜変換してNTサーバ装置50やLANに伝送
するものとする。
【0018】NTサーバ装置50は、この作業機械10
の状態を管理し、作業動作を制御するものである。この
NTサーバ装置50は、LANを介してコントロールル
ーム100側のDCOMサーバ装置130にアクセス
し、自装置に対する作業内容をDCOMによる関数情報
の形態でLANを介して取り込み、この作業内容を自律
走行処理機能60の起動によって自律制御で実行し、自
律制御による無人作業を行うものである。この自律制御
による無人作業では、自律走行処理機能60から必要な
制御信号を各DCOMサーバ70、80、90等を介し
てGPS装置30、PLC20、カメラ装置40等に送
るとともに、GPS装置30、PLC20、カメラ装置
40等からの信号を各DCOMサーバ70、80、90
等を介して自律走行処理機能60で受信することによ
り、各受信信号を解読しながら順次制御を実行してい
く。また、NTサーバ装置50は、上述のような各種の
検出信号や撮像信号を含むモニタ用情報をLANを介し
てコントロールルーム100側に通知する。
【0019】作業機械10のNTサーバ装置50とコン
トロールルーム100のNTサーバ装置120との交信
は、このような自律制御による無人作業の実行中にも時
分割動作等によって継続され、NTサーバ装置120か
らの作業用情報が適宜NTサーバ装置50側に読み取ら
れる。これにより、NTサーバ装置50では、無人作業
中の作業変更や作業停止の命令を検知することが可能と
なる。一方、NTサーバ装置50からのモニタ用情報が
NTサーバ装置120によって取り込まれる。これによ
り、NTサーバ装置120の全体監視処理機能140に
よる監視が可能となり、また、NTサーバ装置120か
らクライアント装置に対してインターネットによるモニ
タ用情報の提供が可能となる。
【0020】次に、コントロールルーム100におい
て、メインデータベース110には、各作業機械毎の作
業用情報やモニタ用情報が、例えばJAVAアプレット
の形式で格納されている。このメインデータベース11
0の作業用情報は、インターネットを介してクライアン
ト装置200で参照でき、このクライアント装置200
から書き換えることが可能であり、また、メインデータ
ベース110のモニタ用情報も、インターネットを介し
てクライアント装置210で適宜に読み出すことが可能
である。また、メインデータベース110の作業用情報
は、DCOMサーバ130によって周期的に読み出さ
れ、DCOMによる関数情報(コマンドやデータを含
む)に変換されて蓄積される。これにより、DCOMサ
ーバ130には、最新の作業用情報が関数情報として格
納され、上述のように各作業機械10のNTサーバ装置
50から適宜アクセスされて読み出される。
【0021】また、NTサーバ装置50からのモニタ用
情報は、DCOMサーバ130によってメインデータベ
ース110の形式に対応したデータに変換され、該当す
る領域に書き込まれる。また、NTサーバ装置50から
のモニタ用情報は、全体監視処理機能140によって監
視される。この全体監視処理機能140は、各作業機械
10のNTサーバ装置50から伝送されるモニタ用情報
に基づいて、各作業機械10における自動制御エリアか
らの逸脱、自律制御プログラムの暴走等を監視するもの
であり、このシステムに投入された全ての作業機械10
の作業状況を全体的に監視する機能を有する。例えば、
自律制御中に一定時間間隔で送られてくるはずの正常な
モニタ用情報が送られてこない場合や、各作業機械10
が正規の動作から逸脱(走行ルートから外れる等)する
場合等を検出し、各作業機械10における作業の異常を
判定する。
【0022】そして、作業機械10の異常を検出した場
合に、全体監視処理機能140は、DCOMサーバ13
0における当該作業機械10の関数情報エリアに、当該
作業機械10の動作を停止させるための関数情報を設定
するように動作する。上述したように、NTサーバ装置
50のアクセス動作は、自律制御中も周期的に行われる
ものであり、全体監視処理機能140の指示によってD
COMサーバ130に動作を停止させる関数情報が設定
されると、この情報をNTサーバ装置50が読み取り、
自律走行処理機能60による自律制御を強制停止する。
このようにして、システム内で稼働する複数の作業機械
10に対する異常監視と、異常発生時の動作停止処理を
総合的に行うことにより、個々の作業機械10に配備す
る人員を削減でき、省人化を達成できる。
【0023】また、遠隔制御装置150は、NTサーバ
装置50の自律走行処理機能60を介在させることな
く、DCOMサーバ80を介してPLC20を直接制御
し、作業機械10の遠隔制御を行うものである。この遠
隔制御装置150には、DCOMサーバ70、90及び
LANを介してモニタ用情報が送信され、これを遠隔制
御装置150のモニタで視認しながら、遠隔制御操作を
行うことができる。このような遠隔制御装置150を設
けることにより、例えば自律制御で実現できない細かい
作業等を行うことが可能となり、また、新たな作業機械
の投入時や不要となった作業機械の退去時等のように、
作業計画の範囲外の動作を簡易に行うことが可能とな
る。なお、このような遠隔制御装置150による遠隔操
作は、NTサーバ装置50に対し、例えばLANを通し
た関数情報によるモードの切り換えや、NTサーバ装置
50の操作パネルの直接操作によるモードの切り換えを
行うことにより、作業機械10の動作モードを自律制御
モードから遠隔操作モードに切り換えることで行うもの
とする。
【0024】また、クライアント装置200によって作
業計画(本例ではルート計画)を行った場合、これをイ
ンターネットを介してメインデータベース110に登録
することが可能である。この作業は、例えばクライアン
ト装置200でブラウザを起動し、または、直接URL
を指定するなどの作業により、通常のホームページを呼
び出す手順と同様にして、インターネットを接続してメ
インデータベース110にアクセスし、該当する作業機
械のヘッダ画面を呼び出す。そして、このヘッダ画面上
で作業用情報のアプリケーションのダウンロードを指定
し、該当する作業機械の作業用情報を呼び出す。上述の
ように本例では、JAVAアプレット等の形式で作業用
情報が格納されており、このアプリケーションをクライ
アント装置200にダウンロードして、適宜書き換える
ことにより、作業計画の変更を行う。このようにしてク
ライアント装置200で変更された作業用情報は、イン
ターネットを介してメインデータベース110に転送さ
れ、該当する作業機械の作業用情報として更新される。
【0025】また、クライアント装置210によって作
業機械の作業状況をモニタする場合にも同様に、通常の
ホームページを呼び出す手順と同様にして、インターネ
ットを接続してメインデータベース110にアクセス
し、該当する作業機械のヘッダ画面を呼び出す。そし
て、このヘッダ画面上でモニタ用情報のアプリケーショ
ンのダウンロードを指定し、該当する作業機械のモニタ
用情報を呼び出すことにより、該当する作業情報の作業
状況を示すモニタ画面が表示される。
【0026】以上のように本例の無人作業システムで
は、各種の作業機械をLANを通じて総合的に管理、制
御することができ、個々の作業機械をラジコン操作する
システムに比べて、省人化を図ることが可能となる。ま
た、各作業機械をLANによって接続するため、作業機
械の数が多くなった場合でも、IPアドレスの設定と無
線設備を搭載した作業機械を投入することにより、新た
な作業機械の追加や組み替えを容易に行うことができ、
拡張性や柔軟性に優れたシステムを提供できる。
【0027】次に、以上のような無人作業システムで適
用されるLANを用いた超遠隔制御システムのネットワ
ークの構成について説明する。図2〜図4は、本例にお
ける超遠隔制御システムのネットワークの構成例を示す
ブロック図である。本例の超遠隔制御システムは、作業
機械10とコントロールルーム(制御局)100との間
に、無線LANによる通信を行うための基地局300と
移動中継局(無人通信中継車)400とを設けたものであ
り、図2は作業機械10と移動中継局400とを示し、
図3は基地局300とコントロールルーム100を示し
ている。また、本例の超遠隔制御システムでは、上述の
ようにインターネット等によってコントロールルーム1
00を介して作業機械10にアクセスできるようになっ
ており、図4は、このようなアクセスを可能とする作業
現場の近くに設置された現場事務所500と遠隔地の本
社ビル等に設置されたオフィス600を示している。
【0028】本例において、無線LANを実現するため
の無線通信方法には、上述のようにSS通信を用いる
が、基地局300と移動中継局400との間の無線通信
では、互いに平板アンテナ等の指向性アンテナを対向さ
せることにより、長距離(1〜2km程度)の無線通信
を実現する。したがって、移動中継局400は、基地局
300から見通せる範囲に設置されるものとし、例え
ば、移動中継局400の移動に応じて、移動中継局40
0と基地局300の各アンテナの方向を変えて、対向状
態を維持するような構成となっている。一方、移動中継
局400と作業機械10との間の無線通信では、互いに
ホイップアンテナ(ロッドアンテナ)等の無指向性アン
テナによって、短距離(150m程度)の無線通信と
し、作業機械10の方位の変化等にかかわらず、確実な
通信を確保するものである。このように、本例のシステ
ムでは、作業機械10と基地局300との間に移動中継
局400を配置し、基地局300と移動中継局400と
の間で長距離の無線通信を可能とし、かつ、移動中継局
400と作業機械10との間で無指向性の無線通信を実
現することで、作業機械10による作業の自由度を損な
うことなく、長距離の無線遠隔制御を実現する。
【0029】また、本例の無線LANでは、基地局30
0、移動中継局400、及び作業機械10において、共
通の周波数帯を用いたSS通信を用いるが、基地局30
0と移動中継局400との間の無線通信で用いるSS拡
散符号と、移動中継局400と各作業機械10及び各作
業機械10同士の間の無線通信で用いるSS拡散符号と
に、互いに異なる拡散符号を用いることにより、両方の
無線通信が干渉しないような構成となっている。また、
本遠隔制御システムで用いるLANでは、上述のように
上位プロトコルとしてインターネットプロトコル(TC
P−IP)を用いており、このIPアドレスを各作業機
械に割り当てることにより、各作業機械を特定して制御
信号等の伝送を行うものである。
【0030】以下、本例においてLANで構成した超遠
隔制御システムの各要素の構成例について順次説明す
る。まず、図2に示すように、作業機械10には、上述
したNTサーバ装置50、シーケンサ(PLC)20、
GPS装置30等が設けられている。また、この作業機
械10には、この作業機械10内の有線LANとNTサ
ーバ装置50とを接続するためのハブ(AUIを含む)
1100と、無線LANのための無線通信を制御するた
めの無線LANユニット1200と、無線通信用のホイ
ップアンテナ1300とを有している。また、この作業
機械10内の有線LANには、例えば10base5を
用いている。
【0031】このような作業機械10では、NTサーバ
装置50によって作成された各種のデータをハブ110
0を通して無線LANユニット1200に送り、無線L
ANプロトコルに対応した信号に変換し、さらにSS無
線に対応する信号に変換してホイップアンテナ1300
より出力する。また、ホイップアンテナ1300よりS
S無線を媒体とする無線LANの信号を受信した場合に
は、その信号に含まれるIPアドレスを参照して、自機
宛の信号か否かを判断し、自機宛の信号である場合に
は、その受信信号をハブ1100を介してNTサーバ装
置50側に伝送し、その受信信号に基づく各種の処理を
行う。
【0032】次に、移動中継局400は、作業機械10
との無線通信を行うホイップアンテナ4100と、この
ホイップアンテナ4100を用いて無線LANのための
無線通信を制御するための無線LANユニット4200
と、基地局300との無線通信を行う平板アンテナ43
00と、この平板アンテナ4300を用いて無線LAN
のための無線通信を制御するための無線LANユニット
4400と、各無線LANユニット4200、4400
を有線LANで接続するためのハブ(AUIを含む)4
500及びインテリジェントハブ(AUIを含む)46
00とを有する。また、この移動中継局400内の有線
LANには、無線LANユニット4200とハブ450
0との間に例えば10base5、ハブ4500とハブ
4600との間に例えば10baseT、ハブ4600
と無線LANユニット4400との間に10base5
を用いている。
【0033】次に、基地局300は、図3に示すよう
に、移動中継局400との無線通信を行う平板アンテナ
3100と、この平板アンテナ3100を用いて無線L
ANのための無線通信を制御するための無線LANユニ
ット3200と、コントロールルーム100との間で有
線LANを結ぶためのハブ(AUIを含む)3300と
を有する。また、この基地局300の有線LANには、
無線LANユニット3200とハブ3300との間に例
えば10base5、ハブ3300とコントロールルー
ム100との間に例えば10base2を用いている。
また、この10base2のケーブルとハブ3300と
の接続手段としてBNCコネクタを用いている。上述の
ように移動中継局400と基地局300は、互いの平板
アンテナ4300、3100を指向性の範囲で対向させ
て無線通信を行うことにより、長距離(1〜2km程
度)の無線通信を実現するものであり、基地局300
は、例えばコントロールルーム100からの遠隔制御等
により、移動中継局400の移動位置に応じて方位を変
更するように制御される。
【0034】また、コントロールルーム100には、上
述したNTサーバ装置120を構成するサーバPCや遠
隔制御装置150を構成するクライアントPC等が設置
されており、また、基地局300からの有線LANケー
ブルを接続するためのハブ(AUIを含む)1010が
設けられている。基地局300からコントロールルーム
100内に導かれた例えば10base2のケーブル
は、BNCコネクタを介してハブ1010に接続されて
いる。また、コントロールルーム100内の有線LAN
には、例えば10baseTを用いている。また、コン
トロールルーム100には、上述のように作業機械1
0、移動中継局400、基地局300及びコントロール
ルーム100の間で結んだLANと他のネットワークと
を接続するためのルータ(LAN間接続装置)1020
が設けられている。本例のルータ1020は、例えばI
SDN回線やその他の専用回線等を用いて、図4に示す
ような現場事務所500のルータ5100やオフィス6
00のルータ6100に接続されるものである。
【0035】現場事務所500では、ルータ5100を
ハブ5200を介して現場のノートパソコン5300に
接続したものであり、ノートパソコン5300を用いて
各種の遠隔操作等を行えるようになっている。なお、ル
ータ5100によって接続されるISDN回線には、例
えば他の現場事務所との間で構築されるイントラネット
用の回線を共用するような使用方法を採用することがで
きる。また、オフィス600では、ルータ6100をハ
ブ6200を介してオフィス内のパソコン6300に接
続したものであり、このパソコン6300を用いて各種
の遠隔操作や上述した作業プランの設定等を行えるよう
になっている。また、ハブ6200には、さらにcis
coルータ6400が接続され、このciscoルータ
6400を介して、さらに外部のインターネットとの接
続を可能としている。
【0036】以上説明したように、本形態の超遠隔制御
システムでは、無指向性のホイップアンテナを用いた第
1の無線通信手段と、指向性の平板アンテナを用いた第
2の無線通信手段を組み合わせることによって無線LA
Nを構築し、作業機械10の無線による遠隔制御を実現
したため、例えば1km以上離れた遠い場所からの超遠
隔制御を行うことが可能となり、また、このような無線
LANを有線LANや外部の各種ネットワークと接続
し、遠隔地のPC端末から各種の制御や監視を行うこと
を可能とし、拡張性や汎用性に優れたシステムを提供す
ることが可能となる。
【0037】なお、図1に示す構成では、作業機械10
を自律制御と遠隔制御の2通りの制御で作業を行う構成
について示しているが、本例のシステムにおいて、この
ような制御方法に加えて、従来のラジコン操作による制
御と、作業機械10に設けた操作パネルを直接入力によ
る制御とを処理モードの切り換えによって実行できるよ
うに構成することにより、1つの作業機械10を各種の
作業形態で用いることを可能とし、実用性の高い構成と
することも可能である。この場合、図2、図3に示す基
地局300、移動中継局400、及び作業機械10の間
に設けた無線LANの経路とは別の無線通信設備を搭載
することにより、従来のラジコン操作による無線信号を
伝送して制御できるようにする。また、以上の例におい
て、移動中継局400と作業機械10との間の無線通信
は、無指向性のホイップアンテナを用いた短距離のSS
通信によって行い、基地局300と移動中継局400と
の間の無線通信は、指向性の平板アンテナを用いた比較
的長距離のSS通信によって行うようにしたが、このよ
うなアンテナの形式も、本発明の一例を示すものであ
り、他のアンテナを用いた無線通信に変更することも可
能である。また、以上の例では、移動中継局400が無
人通信中継車から構成され、移動して使用されるものと
して説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、移動中継局は、それが設置される場所が固定されて
いるものであってもよい。また、上述した例は、本発明
の一例を説明するものであり、システムの具体的な構成
要素や使用する通信規約やプログラム言語等は、無人作
業システムの規模や目的等に応じて適宜変更が可能なも
のである。
【0038】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
超遠隔制御システムの構成例を示す説明図である。な
お、図5において、第1の実施の形態を示す図1と同一
の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。第
2の実施の形態の超遠隔制御システムが第1の実施の形
態と異なる点は、クライアント装置200、210が通
信回線網700を経由してインターネットに接続された
携帯電話機200A、210Aによって実現されている
点である。この際、通信回線網は、例えば公衆回線網7
10と、携帯電話機を運用している通信事業者の基地局
720などから構成される無線通信回線網730を含ん
で構成されている。
【0039】上述したインターネットに接続可能な携帯
電話機は、表示装置としての液晶表示器および入力装置
としてのキーボードを具備しており、専用サーバを経由
してWWW(World Wide Web)サーバに
設定されたホームページの閲覧やホームページに対する
情報の入力を行なう機能を有するものである。このよう
なインターネットに対する携帯電話機の接続サービス
は、例えばNTTドコモ株式会社から提供されているi
モードとして提供されている。このような携帯電話機2
00A、210Aをクライアント装置200、210と
して使用することによって第1の実施の形態と同等の作
用効果を得ることができる。また、可搬性に優れた携帯
電話機200A、210Aをクライアント装置200、
210として使用すれば、操作者が所在している場所が
どこであろうとメインデータベース110に対してアク
セスすることが第1の実施の形態の場合と同様にでき、
メインデータベース100に対する書き替えや監視を行
なうことができる利点がある。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の超遠隔制御
システムでは、制御局、基地局、移動中継局、及び作業
機械の間に有線LAN及び無線LANを構築し、これら
のLANを通じて制御局から作業機械に制御信号を送
り、作業機械に対する遠隔制御を行うようにし、かつ、
作業機械と移動中継局との間の無線通信は、通信距離の
短い第1の無線通信手段によって行い、移動中継局と基
地局との間の無線通信は、第1の無線通信手段より通信
距離の長い第2の無線通信手段によって行うようにし
た。このため、本発明の超遠隔制御システムでは、作業
機械が複数ある場合にも、個別に無線通信を行うのでは
なく、LANを通じて所定のプロトコルに沿って複数の
作業機械がそれぞれの制御信号のやり取りを整然と行う
ことができ、個別の制御を1つのLANを通して行うこ
とができるため、例えば1つの制御局から複数の作業機
械を総合的に制御することができ、個々の作業機械をラ
ジコン操作するシステムに比べて、省人化を図ることが
可能となる。
【0041】また、各作業機械をLANによって接続す
るため、作業機械の数が多くなった場合でも、煩雑なシ
ステムの変更を行うことなく、アドレスの新設等によっ
て新たな作業機械の追加や組み替えを容易に行うことが
でき、拡張性や柔軟性に優れたシステムを提供できる。
さらに、作業機械と基地局の間に無線LANのための通
信を中継する移動中継局を設けるとともに、作業機械と
移動中継局との間の無線通信には、通信距離の短い第1
の無線通信手段を用い、移動中継局と基地局との間の無
線通信には通信距離の長い第2の無線通信手段を用いる
ことを可能としたことから、作業機械における作業性を
損なうことなく、無線による遠隔制御の距離を長くする
ことができ、超遠隔制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る超遠隔制御シ
ステムを適用した無人作業システムの構成例を示す説明
図である。
【図2】図1に示す超遠隔制御システムによるネットワ
ークの構成要素を示すブロック図である。
【図3】図1に示す超遠隔制御システムによるネットワ
ークの構成要素を示すブロック図である。
【図4】図1に示す超遠隔制御システムによるネットワ
ークの構成要素を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る超遠隔制御シ
ステムを適用した無人作業システムの構成例を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 作業機械 20 PLC 30 GPS装置 40 カメラ装置 50、120 NTサーバ装置 60 自律走行処理機能 70、80、90、130 DCOMサーバ 100 コントロールルーム(制御局) 110 メインデータベース 140 全体監視処理機能 150 遠隔制御装置 200、210 クライアント装置 200A、210A 携帯電話機 300 基地局 400 移動中継局 700 通信回線網 710 公衆回線網 730 無線通信回線網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 301 H04B 7/26 E H04Q 9/00 301 H04L 11/00 310C 321 (72)発明者 小田 博志 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 山本 岳 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業現場に配置された作業機械に対し、
    無線通信手段を用いて遠隔制御を行う超遠隔制御システ
    ムにおいて、 前記有線LANとの接続手段を有し、前記有線LANを
    通じて作業機械に対する制御信号を送出する制御局と、 無線LAN及び有線LANとの接続手段を有し、前記有
    線LANを通じて前記制御局より送信された制御信号を
    前記無線LANを通じて送出する基地局と、 無線LANとの接続手段を有し、前記無線LANを通じ
    て前記基地局より送信された制御信号を前記無線LAN
    を通じて作業機械に送出する移動中継局と、 無線LANとの接続手段を有し、前記無線LANを通じ
    て受信される制御信号に基づいて各種作業を行う作業機
    械とを有し、 前記作業機械に対する遠隔制御を前記無線LAN及び有
    線LANを通じて行うとともに、 前記作業機械と前記移動中継局との間の無線通信は、通
    信距離の短い第1の無線通信手段によって行い、前記移
    動中継局と前記基地局との間の無線通信は、前記第1の
    無線通信手段より通信距離の長い第2の無線通信手段に
    よって行うようにした、 ことを特徴とする超遠隔制御システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の無線通信手段は無指向性アン
    テナを用いた無線通信手段であり、前記第2の無線通信
    手段は指向性アンテナを用いた無線通信手段である請求
    項1記載の超遠隔制御システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の無線通信手段及び第2の無線
    通信手段に、共通のスペクトラム拡散通信を用いるとと
    もに、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手
    段とで異なる拡散符号を用いた請求項1または2記載の
    超遠隔制御システム。
  4. 【請求項4】 前記制御局は、LAN間接続装置を有
    し、前記LAN間接続装置を通して外部のネットワーク
    から前記作業機械の制御信号を入力し、前記基地局及び
    移動中継局を通して作業機械に送出するようにした請求
    項1、2または3記載の超遠隔制御システム。
  5. 【請求項5】 前記制御局、基地局、移動中継局、及び
    作業機械の間の通信をインターネットプロトコルによっ
    て制御するとともに、前記作業機械にインターネットプ
    ロトコルのIPアドレスを割り付けて制御を行う請求項
    1、2、3または4記載の超遠隔制御システム。
  6. 【請求項6】 前記制御局は、前記作業機械に対するモ
    ニタ用情報及び作業用情報を蓄積したメインデータベー
    スを含み、インターネットとの接続手段を有するサーバ
    装置を有し、前記サーバ装置は、前記メインデータベー
    スのモニタ用情報をインターネットを介してクライアン
    ト装置に提供するとともに、クライアント装置からのイ
    ンターネットを介した指示に応じて前記メインデータベ
    ースの作業用情報を更新するようにしたことを特徴とす
    る請求項1乃至5に何れか1項記載の超遠隔制御システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記クライアント装置は、前記インター
    ネットを介して前記メインデータベースにアクセスする
    ことにより、前記メインデータベースに蓄積されたモニ
    タ用情報及び作業用情報の少なくとも一方をダウンロー
    ドし、前記モニタ用情報を用いて無人作業のモニタを行
    うとともに、前記作業用情報を用いて作業計画の設計ま
    たは更新を行うようにしたことを特徴とする請求項6記
    載の超遠隔制御システム。
  8. 【請求項8】 前記クライアント装置は、通信回線網を
    経由してインターネットに接続され前記該インターネッ
    トを介して情報の送受信が可能に構成されたコンピュー
    タから構成されていることを特徴とする請求項7記載の
    超遠隔制御システム。
  9. 【請求項9】 前記クライアント装置は、無線通信回線
    網を含む通信回線網を経由してインターネットに接続
    し、該インターネットを介して情報の送受信が可能に構
    成された携帯電話機であることを特徴とする請求項7記
    載のの超遠隔制御システム。
  10. 【請求項10】 前記携帯電話機はインターネットを介
    してWWWサーバに設定されたホームページの閲覧と前
    記ホームページに対する情報の入力を行なう機能を有す
    ることを特徴とする請求項9記載の超遠隔制御システ
    ム。
JP2000226972A 1999-08-19 2000-07-27 超遠隔制御システム Pending JP2001125637A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000226972A JP2001125637A (ja) 1999-08-19 2000-07-27 超遠隔制御システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23229399 1999-08-19
JP11-232293 1999-08-19
JP2000226972A JP2001125637A (ja) 1999-08-19 2000-07-27 超遠隔制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001125637A true JP2001125637A (ja) 2001-05-11

Family

ID=26530379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000226972A Pending JP2001125637A (ja) 1999-08-19 2000-07-27 超遠隔制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001125637A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006025914A1 (en) * 2004-08-25 2006-03-09 Caterpillar Inc. System and method for controlling machine operations
CN106464740A (zh) * 2016-07-15 2017-02-22 株式会社小松制作所 作业车辆、远程诊断系统和远程诊断方法
JP2018536571A (ja) * 2016-01-22 2018-12-13 グアンジョウ エックスエアークラフト テクノロジー カンパニー リミテッド 地上局、無人航空機、及び地上局と無人航空機間の通信システム、方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006025914A1 (en) * 2004-08-25 2006-03-09 Caterpillar Inc. System and method for controlling machine operations
US7398137B2 (en) 2004-08-25 2008-07-08 Caterpillar Inc. System and method for remotely controlling machine operations using mapping information
JP2018536571A (ja) * 2016-01-22 2018-12-13 グアンジョウ エックスエアークラフト テクノロジー カンパニー リミテッド 地上局、無人航空機、及び地上局と無人航空機間の通信システム、方法
CN106464740A (zh) * 2016-07-15 2017-02-22 株式会社小松制作所 作业车辆、远程诊断系统和远程诊断方法
WO2018011999A1 (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社小松製作所 作業車両、遠隔診断システム、及び遠隔診断方法
JPWO2018011999A1 (ja) * 2016-07-15 2018-07-12 株式会社小松製作所 作業車両、遠隔診断システム、及び遠隔診断方法
US10777027B2 (en) 2016-07-15 2020-09-15 Komatsu Ltd. Working vehicle, remote diagnosis system, and remote diagnosis method
CN106464740B (zh) * 2016-07-15 2021-07-23 株式会社小松制作所 作业车辆、远程诊断系统和远程诊断方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4690633B2 (ja) 双方向無線通信システム
EP1886439B1 (en) Wireless network system with wireless access ports
KR102424708B1 (ko) 산업 플랜트 감시 및 제어 시스템
US20010052858A1 (en) Access system to an item of automatic control equipment via a wireless proximity network
EP1374493A2 (en) Beacon update mechanism
JP2005025516A (ja) 電波状況を自律的にリカバリする移動ロボット
JP2003338821A (ja) 無線ネットワークシステム
JP2017102627A (ja) IoTデバイスのネットワーク
JP2003212446A (ja) エレベーターの制御方法及び装置
WO2023284417A1 (zh) 用于网络连接的方法、装置、系统、服务器和介质
JP5263318B2 (ja) 位置情報認識システムおよび方法、ならびに携帯端末およびそのプログラム
US20090040031A1 (en) Signal relay device, communication network system and operation system
JP2001125637A (ja) 超遠隔制御システム
WO2002059753A1 (fr) Systeme de commande a distance, et microserveur
JP2001125645A (ja) 作業機械
JP4266501B2 (ja) 無人作業システム
CN107346125B (zh) 一种移动机旁操作方法及系统
KR101708504B1 (ko) 건설중장비 차량의 정보 전송 방법
CN107346124B (zh) 一种移动机旁操作方法及系统
KR100522234B1 (ko) 리모콘 기능이 탑재된 휴대 단말기를 이용한 홈오토메이션 시스템 및 방법
JP4270725B2 (ja) 無人作業システム
JP7434210B2 (ja) 無線操作システム
EP3947231B1 (en) Method and system for commissioning of a communication gateway
KR100449916B1 (ko) 왑폰을 이용한 무선인터넷 망관리 시스템
JP2004356950A (ja) 無線端末及び無線アクセスシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081008

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090401