JP2001124730A - 水素濃度検出装置及び内燃機関の触媒劣化検出装置 - Google Patents

水素濃度検出装置及び内燃機関の触媒劣化検出装置

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JP2001124730A
JP2001124730A JP30307099A JP30307099A JP2001124730A JP 2001124730 A JP2001124730 A JP 2001124730A JP 30307099 A JP30307099 A JP 30307099A JP 30307099 A JP30307099 A JP 30307099A JP 2001124730 A JP2001124730 A JP 2001124730A
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fuel ratio
internal combustion
combustion engine
concentration
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Kojiro Okada
公二郎 岡田
Yasuki Tamura
保樹 田村
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水素濃度検出装置に関し、コスト増を招くこ
となく排気ガス中の水素濃度を検出できるようにする。 【解決手段】 排ガス中の酸素濃度に応じてその出力が
リニアに変化する空燃比センサ28を内燃機関1の排気
通路4中に設け、リッチ運転状態検出手段32により内
燃機関1がリッチ運転状態にあることが検出されたとき
には、空燃比センサ28の出力に基づいて、水素濃度導
出手段34により排気ガスの水素濃度を導出する。な
お、好ましくは、空燃比センサ28に設けられ排気ガス
が導入される測定ガス室と排気通路とを連通する拡散律
速孔の大きさを、H2分子が拡散し易くCO分子が拡散
し難い大きさに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス中の水素濃
度を検出する水素濃度検出装置、及び、排ガス中の水素
濃度に基づき排気浄化用触媒の劣化を判定する内燃機関
の触媒劣化検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の内燃機関においては、排ガス
中の成分を検出するセンサとしてO2センサが一般に使
用されており、その検出出力に基づいて空燃比制御等が
行なわれている。このO2センサとしては、理論空燃比
(ストイキオ)前後で出力がステップ状に変化すること
により空燃比がリッチかリーンか検出するタイプの空燃
比センサの他、特開昭62−148849号公報に開示
されているO2センサのように、コストは上昇するもの
の、排気ガスの酸素濃度をリニアに検出することが可能
なリニア空燃比センサも実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排気ガスに
対しては酸素以外の成分の濃度を検出することもしばし
ば要求されるが、そのような場合、通常は専用のセンサ
を設けるのが一般的である。そして、排気ガスのクリー
ン化がより強く望まれている昨今では、排気ガス中の水
素濃度の検出が求められることがあるが、水素濃度を効
率よく検出するセンサは未だに実用化されておらず、仮
に実用化されたとしても上述のリニア空燃比センサが装
着される車両においてはリニア空燃比センサとは別に水
素濃度検出専用のセンサが装着されることになり、セン
サ数が増加してコストが増大してしまう。
【0004】また、排気ガスの成分を検出するセンサは
排気浄化用触媒の劣化を検出するための手段としても利
用価値があり、例えば、特開昭64−45913号公報
には、触媒の上流及び下流にリニア空燃比センサを設
け、上流側のセンサの出力変化と下流側のセンサの出力
変化との差が所定値以下になると触媒が劣化したと判定
する技術が開示されている。
【0005】しかしながら、この従来技術はストイキオ
フィードバック中における触媒の酸素貯蔵効果に関連す
る触媒の劣化を診断するものであり、リッチ条件下での
触媒の反応に関連する劣化までは検出できない。また、
ストイキオフィードバック中は、空燃比はストイキオを
中心として変動しているため、上流側のセンサの出力も
下流側のセンサの出力も共に変動しており、ストイキオ
フィードバックに伴う出力の変動幅に対して劣化判定の
基準となる差が微妙な場合には誤判定の虞もある。
【0006】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、コスト増を招くことなく排気ガス中の水素濃
度を検出できるようにした、水素濃度検出装置を提供す
ることを目的とする。また、リッチ運転状態において触
媒の劣化を検出できるようにした、内燃機関の触媒劣化
検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の水素
濃度検出装置では、排ガス中の酸素濃度に応じてその出
力がリニアに変化する空燃比センサを内燃機関の排気通
路中に設け、リッチ運転状態検出手段により内燃機関が
リッチ運転状態にあることが検出されたときには、空燃
比センサの出力に基づいて、水素濃度導出手段により排
気ガスの水素濃度を導出する。
【0008】なお、好ましくは、空燃比センサに設けら
れ排気ガスが導入される測定ガス室と排気通路とを連通
する拡散律速孔の大きさを、H2分子が拡散し易くCO
分子が拡散し難い大きさに設定する。より好ましくは、
空燃比センサを触媒下流に設置し、リッチ運転中に含ま
れる水素濃度が所定値以上の場合には触媒の劣化と判定
する内燃機関の触媒劣化検出装置として構成してもよ
い。
【0009】また、本発明の内燃機関の触媒劣化検出装
置では、排気ガスの酸素濃度に応じてその出力がリニア
に変化する一対の空燃比センサを内燃機関の排気通路中
に配置された触媒の上流及び下流にそれぞれ設け、リッ
チ運転状態検出手段により内燃機関がリッチ運転状態に
あることが検出されたときに一対の空燃比センサの出力
差又は出力比が所定値以下であることを検出すると、触
媒劣化判定手段により触媒が劣化したと判定する。
【0010】
【発明の実施形態】以下、図面により、本発明の実施の
形態について説明する。図1〜図4は本発明の第1実施
形態としての内燃機関の触媒劣化検出装置について示す
ものであり、図1には本内燃機関の触媒劣化検出装置を
希薄燃焼内燃機関に適用した場合の構成について示して
いる。
【0011】本触媒劣化検出装置が適用される希薄燃焼
内燃機関は、燃焼室内に燃料を直接噴射可能なガソリン
筒内噴射式内燃機関であり、燃料噴射の態様として、吸
気行程中に燃料噴射を行ない予混合燃焼によるストイキ
オ運転を実現するストイキオモードと、理論空燃比より
も過濃な空燃比で運転を行なうエンリッチモードと、、
吸気行程中(特に吸気行程前半)に燃料噴射を行ない予
混合燃焼によるリーン運転を実現する前期リーン噴射モ
ードと、圧縮行程中で燃料噴射を行ない層状燃焼による
リーン運転を実現する後期リーン噴射モードとが設けら
れている。
【0012】図1に示すように、エンジン(希薄燃焼内
燃機関)1は、燃焼室2の上部側縁に高圧噴射弁(イン
ジェクタ)7をそなえ、燃焼室2内に燃料を直接噴射す
る筒内噴射型内燃機関(筒内噴射エンジン)として構成
されている。燃焼室2の上部には中央に点火プラグ5が
設けられるとともに、吸気通路3および排気通路4が連
通している。吸気通路3には、上流側から順に図示しな
いエアクリーナ,電子制御式スロットル弁が設けられて
おり、排気通路4には、その上流側から順に排ガス浄化
用の排気浄化装置6および図示しないマフラが設けられ
ている。
【0013】排気浄化装置6は、NOx触媒(吸蔵型或
いは選択還元型)6A,三元触媒6B及び近接三元触媒
6Cを組み合わせたものになっており、エキゾーストマ
ニホールドの近傍(或いはエキゾーストマニホールドと
一体)に近接三元触媒6Cを配置し、その下流にNOx
触媒6Aと三元触媒6Bとを配置している。このような
配置構成により、始動直後のようにNOx触媒6A,三
元触媒6Bが十分に機能するまで暖まっていない間は、
エンジン1に近く暖まりやすい近接三元触媒6Cにより
排気ガスの浄化を行ない、暖機後の理論空燃比下では三
元触媒6Bにより排出ガス中のCO,HC,NOxを浄
化するようになっている。また、リーン運転時に発生す
るNOxは、酸化雰囲気(即ち、酸素過剰雰囲気)で機
能するNOx触媒6Aにより吸蔵し、吸蔵したNOxは
還元雰囲気でNOx触媒6Aから放出して三元触媒6B
により還元するようになっている。
【0014】このエンジン1を制御するために、制御装
置20と、種々のセンサ類とが設けられている。ここで
は、近接三元触媒6Cの上流、NOx触媒6Aの上流、
NOx触媒6Aと三元触媒6Bとの間、三元触媒6Bの
下流にそれぞれリニア空燃比センサ(酸素センサ)8を
そなえている。なお、以降において各リニア空燃比セン
サ8を区別するときには、上流側から順に8A,8B,
8C,8Dと表記するものとし、区別しない場合には単
にリニア空燃比センサ8と表記するものとする。
【0015】図2は、一般的なリニア空燃比センサ8の
構成を示す模式図である。図2に示すように、リニア空
燃比センサ8は、酸素濃淡電池素子10と酸素ポンプ素
子11と拡散律速孔13をそなえた測定ガス室12とを
そなえている。酸素濃淡電池素子10は、ジルコニア等
の固体電解質板14と、その表裏の対向する面にそれぞ
れ積層された多孔質電極15a,15bとから構成さ
れ、外側の多孔質電極15aには内部基準酸素源16が
接触している。一方、酸素ポンプ素子11は、固体電解
質板17と、その表裏の対向する面にそれぞれ積層され
た多孔質電極18a,18bとから構成されている。そ
して、測定ガス室12はこれら酸素濃淡電池素子10,
酸素ポンプ素子11間にスペーサ19を挟装することに
より構成され、拡散律速孔13はこのスペーサ19の一
部を切り欠くことにより(或いは、一部を多孔質材によ
り置き換えることにより)形成されている。
【0016】このような構成により、多孔質電極15
a,15b間には内部基準酸素源16の酸素ガス分圧と
測定ガス室12の酸素ガス分圧との比に応じて起電力V
sが生じるが、リニア空燃比センサ8では、この起電力
Vsが一定となるように、即ち、測定ガス室12内の空
燃比が一定となるように、測定ガス室12内の酸素(O
2-)を汲み出し或いは測定ガス室12内に汲み入れるべ
く、起電力Vsと所定の基準電圧Vcとを比較してその
差に応じた電圧により酸素ポンプ素子11に電流(ポン
プ電流)Ipを流すようになっている。図2に示す場合
では、測定ガス室12内の空燃比がリーンのときには測
定ガス室12内から酸素(O2-)を汲み出すようにポン
プ電流Ipは矢印A側に流れ(Ip>0)、リッチのと
きには逆に酸素(O2-)を汲み入れるように矢印B側に
流れ(Ip<0)、理論空燃比のときにはポンプ電流I
pは0になる。リニア空燃比センサ8では、このポンプ
電流Ipを空燃比信号として出力するようになってい
る。
【0017】次に、制御装置20の機能について説明す
ると、制御装置20は、図1に示すように、その機能要
素として運転モード選択手段21とリッチ運転状態検出
手段22と触媒劣化判定手段23とをそなえている。な
お、制御装置20はCPU,RAM,ROM,I/O等
の要素からなる電子制御ユニット(ECU)として構成
されており、上記機能手段21〜23はこれらの要素の
協働によって実現されるようになっている。
【0018】運転モード選択手段21は、エンジン回転
速度Neやエンジン負荷(平均有効圧力)Peからエン
ジン1の運転状態を把握し、エンジン1の運転状態に応
じて上述した各運転モードの中から適宜のモードを選択
する手段である。制御装置20では、運転モード選択手
段21で選択された運転モードに応じた燃料噴射制御マ
ップや点火時期制御マップを選択し、インジェクタ7か
らの燃料噴射量や燃料噴射時期、及び、点火プラグ5の
点火時期を制御するようになっている。
【0019】リッチ運転状態検出手段22は、エンジン
1の運転状態がリッチ運転状態にあることを検出する手
段である。ここでは、運転モード選択手段21により運
転モードとしてエンリッチモードが選択されたときにエ
ンジン1がリッチ運転状態にあるものと判断するように
なっている。そして、触媒劣化判定手段23は、排気通
路4に設けられた各触媒6A,6B,6Cの劣化を判定
する手段であり、リッチ運転状態検出手段22によりエ
ンジン1がリッチ運転状態にあることが検出されたとき
のリニア空燃比センサ8の出力に基づき劣化を判定する
ようになっている。以下、本実施形態における触媒劣化
判定手段23の触媒の劣化判定方法について説明する。
ここで、図3(a)はエンジン1の運転状態をリーン運
転とリッチ運転との間で変化させたときのO2濃度の時
間変化を示す図、図3(b)はそのときのリニア空燃比
センサ8の出力の時間変化を時間軸を対応させて示す図
であり、共に、触媒の上流における値と下流における値
とをあわせて示している。
【0020】ここでは、図3(a)に示すようにO2
度についてはリーン運転状態でもリッチ運転状態でも触
媒の上流と下流とで差がないものとする。特に、触媒劣
化判定手段23が劣化判定を実行するリッチ運転状態で
は、排気ガス中のO2濃度は極めて小さいため、例え触
媒の上流と下流とで差が生じたとしてもそれによりリニ
ア空燃比センサ8の出力に差が生じることはない。した
がって、少なくともリッチ運転状態では、O2濃度は触
媒の上流と下流とでは同濃度とみなすことができる。
【0021】ところが、実際には、図3(b)に示すよ
うに、O2濃度が触媒の上流と下流とでは同濃度である
のにかかわらず、リニア空燃比センサ8の出力は触媒の
上流と下流とでは差が生じ、触媒の下流側においてより
小さくなっている。すなわち、空燃比が上流側よりもリ
ッチであることを示している。リッチ運転状態のときに
は、排気ガス中のO2濃度が低下するかわりにHC,C
O,H2の濃度が相対的に大きくなる。ここで、排気ガ
ス中のCO,H2がリニア空燃比センサ8の測定ガス室
12内に流れ込むと、CO,H2は測定ガス室12のO2
を消費する。
【0022】 H2+O2/2 → H2O CO+O2/2 → CO2 このO2の消費に伴い、測定ガス室12のO2濃度が低下
して多孔質電極15a,15b間には電位差が生じ、多
孔質電極15a側の電位が低くなり、起電力Vsは低下
する。このため、リニア空燃比センサ8では、起電力V
sの低下を補うべくポンプ電流Ipを図2中矢印B方向
に流し、酸素ポンプ素子17から測定ガス室12にO2
を汲み入れる。このとき図2中矢印B方向に流れるポン
プ電流Ipの大きさは、測定ガス室12のCO,H2
量が多いほど、すなわち、排気ガス中のCO,H2の濃
度が高いほど大きくなり、リニア空燃比センサ8の出力
は、排気ガス中のCO,H2の濃度が低い場合よりもリ
ッチ側を示すことになる。
【0023】このように、エンジン1がリッチ運転状態
のときには、リニア空燃比センサ8の出力は排気ガス中
のCO,H2の濃度に左右されることになるが、COよ
りもH2の方が分子サイズが小さく拡散速度が速いた
め、リニア空燃比センサ8の出力に対してはH2の濃度
の方が支配的になる。したがって、H2の濃度が高いほ
ど、COの濃度にかかわらずリニア空燃比センサ8の出
力はリッチ側を示すことになる。
【0024】ここで、触媒の上流側と下流側とでH2
濃度を比較すると、リッチ運転状態においては、触媒で
は以下に示すような反応が起こってH2が生成されるた
め、下流側の方がH2濃度は高くなる。 H2O+CO → H2+CO2 この触媒の上流側と下流側とにおけるH2濃度の差が、
図3(b)に示す触媒の上流側と下流側とのリニア空燃
比センサ8の出力差として現れているのである。上式の
反応(水性ガスシフト反応)は触媒によるCOの酸化機
能を表しており、酸化機能が十分に機能しているほど生
成されるH2の濃度が高くなり、触媒の上流側と下流側
とにおけるリニア空燃比センサ8の出力差は大きくな
る。逆に、酸化機能が十分に機能していない場合、すな
わち、触媒が劣化した場合には、図3(b)中の2点鎖
線で示すように、触媒の下流側におけるリニア空燃比セ
ンサ8の出力の低下は小さくなり、触媒の上流側におけ
るリニア空燃比センサ8の出力との差は小さくなる。
【0025】以上のように、リッチ運転状態下におい
て、触媒の上流側と下流側とおけるリニア空燃比センサ
8の出力差を求めることにより、触媒の劣化度合いを判
定することが可能であり、触媒劣化判定手段23ではこ
の原理を用いて触媒の劣化判定を行なうようになってい
る。具体的には、近接三元触媒6Cの劣化判定について
はその上下流のリニア空燃比センサ8A,8Bの出力差
を検出し、NOx触媒6Aの劣化判定においてはリニア
空燃比センサ8B,8Cの出力差を検出し、三元触媒6
Bの劣化判定においてはリニア空燃比センサ8C,8D
の出力差を検出して、それぞれ所定の判定基準値と比較
するようになっている。そして、検出した出力差が判定
基準値以下の場合には、その触媒については劣化したも
のと判定するようになっている。
【0026】なお、生成されるH2の濃度は、各触媒6
A,6B,6C毎に、また、エンジン1の運転領域毎に
異なるため、上記の判定基準値は、各触媒6A,6B,
6C毎に負荷と回転速度とをパラメータとして設定する
ようにする。そして、設定した判定基準値はマップに記
憶しておき、負荷と回転速度とに応じてマップから読み
出すようになっている。
【0027】触媒劣化判定手段23によりいずれかの触
媒6A,6B,6Cの劣化が判定されると、ECU20
は、計器盤のランプ25を点灯させる等して、ドライバ
に触媒の劣化を知らせるようになっている。勿論、各触
媒6A,6B,6C毎に対応するランプを設けて、どの
触媒が劣化したかを知らせるようにすることも可能であ
る。
【0028】また、NOx触媒6Aの劣化が判定された
ときには、運転モード選択手段21は、NOxが浄化さ
れないまま大気中に放出されることを防止するため、リ
ーン運転モード(前期リーン噴射モード,後期リーン噴
射モード)が選択される運転領域を狭めるようになって
いる。或いは、リーン運転モードの選択自体を禁止する
ようにしてもよい。
【0029】次に、上述のごとく構成された本発明の第
1実施形態としての内燃機関の触媒劣化検出装置の動作
について、図4のフローチャート(ステップA100〜
A170)を用いて説明する。まず、ステップA100
において、エンジン1の運転状態がリッチ運転状態にあ
るか否か判定する。そして、リッチ運転状態検出手段2
2によりエンジン1がリッチ運転状態にあることが検出
されたとき、ステップA110以降の触媒の劣化判定を
開始する。
【0030】ステップA110では、排気通路4に設置
された各リニア空燃比センサ8A,8B,8C,8Dか
らの出力(空燃比信号)を取り込み、触媒劣化判定手段
23に入力する。そして、各触媒6A,6B,6Cにつ
いてその上下流のリニア空燃比センサ8の出力差を算出
する(ステップA120)。次に、そのときのエンジン
負荷と回転速度とをパラメータとしてマップから各触媒
6A,6B,6Cに判定基準値を読み出し(ステップA
130)、読み出した判定基準値とステップA120で
算出した上下流のリニア空燃比センサ8の出力差とを比
較する(ステップA140)。
【0031】そして、いずれかの触媒6A,6B,6C
において上下流のリニア空燃比センサ8の出力差が判定
基準値以下になったときには、計器盤のランプ25を点
灯する(ステップA150)。また、NOx触媒6Aが
劣化したか否か判定し(ステップA160)、NOx触
媒6Aの劣化が判定されたときには、運転モード選択手
段21においてリーン運転モードが選択される運転領域
を狭めるようにする(ステップA170)。
【0032】このように、本内燃機関の触媒劣化検出装
置によれば、リッチ運転状態下でも触媒6A,6B,6
Cの劣化を判定することができるという利点があり、さ
らに、リッチ運転状態下ではリニア空燃比センサ8の出
力は安定しており、判定対象となる触媒6A,6B,6
Cの上流及び下流のリニア空燃比センサ8の出力差の変
動が少ないので、誤判定の虞が極めて低いという利点も
ある。
【0033】次に、本発明の第2実施形態としての内燃
機関の触媒劣化検出装置について説明する。本実施形態
の内燃機関の触媒劣化検出装置も、上述の第1実施形態
と同様にH2濃度に基づき触媒の劣化判定を行なうもの
であるが、第1実施形態では触媒の上流のリニア空燃比
センサの出力と下流のリニア空燃比センサの出力との出
力差を用いて触媒の劣化判定を行なうのに対し、本実施
形態では、さらにH2濃度自体を検出して触媒の劣化判
定を行なうようにしたものである。
【0034】図5は本実施形態の内燃機関の触媒劣化検
出装置を第1実施形態と同様に希薄燃焼内燃機関に適用
した場合の構成について示したものである。第1実施形
態と同一の部位については同一の符号で示し説明は省略
するものとし、ここでは、第1実施形態と異なる部分に
ついてのみ説明するものとする。図5に示すように、本
実施形態では、最下流の三元触媒6Bの下流側にリニア
空燃比センサ28を設置している。
【0035】本実施形態にかかるリニア空燃比センサ2
8の構造は、基本的には図2に示す第1実施形態にかか
るリニア空燃比センサ8の構造と同一である。本実施形
態では、スペーサ19に形成された拡散律速孔13の大
きさ、すなわち、スペーサ19の一部を切り欠いて拡散
律速孔13を形成した場合にはスリットの大きさ、スペ
ーサ19の一部を多孔質材に置き換えて拡散律速孔13
を形成した場合には多孔質材の孔の大きさを所定の範囲
に限定している。上述したようにH2の分子サイズより
もCOの分子サイズの方が大きいので、H2分子に比較
してCO分子の拡散速度の方が遅いが、適切な範囲に拡
散律速孔13の大きさを設定することにより、CO分子
の拡散をさらに抑制しようとしたものである。ただし、
拡散律速孔13を小さくしすぎるとH2分子の拡散も抑
制されてしまうので、最小値を設定している。
【0036】このようにリニア空燃比センサ28を構成
することにより、リッチ運転状態下ではリニア空燃比セ
ンサ28の出力に対してH2濃度がさらに支配的にな
り、リニア空燃比センサ28の出力はH2濃度を示して
いるとみなすことができる。したがって、第1実施形態
のように上流のリニア空燃比センサ8の出力と下流のリ
ニア空燃比センサ8の出力との出力差からH2濃度の変
化を近似する必用がなく、触媒の下流に設置したリニア
空燃比センサ28の出力のみから触媒の劣化を判定する
ことが可能になる。
【0037】そこで、本実施形態にかかる制御装置30
は、図5に示すように、その機能要素として運転モード
選択手段31とリッチ運転状態検出手段32と水素濃度
導出手段34と触媒劣化判定手段33とをそなえてい
る。このうち運転モード選択手段31とリッチ運転状態
検出手段32とは第1実施形態の運転モード選択手段2
1とリッチ運転状態検出手段22と同機能であるので説
明を省略する。また、リニア空燃比センサ28と、リッ
チ運転状態検出手段32と、水素濃度導出手段34とか
ら、本実施形態にかかる水素濃度検出装置が構成され
る。
【0038】水素濃度導出手段34は、排気ガス中のH
2濃度を検出する手段であり、リッチ運転状態下におけ
るリニア空燃比センサ28の出力に基づいて排気ガス中
のH 2濃度を導出するようになっている。ここでは、リ
ニア空燃比センサ28は三元触媒6Bの下流側に設置さ
れているので、三元触媒6Bの下流側におけるH2濃度
が検出される。
【0039】触媒劣化判定手段33は、水素濃度導出手
段34により導出されたH2濃度に基づき触媒の劣化を
判定する手段である。第1実施形態で説明したように、
リッチ運転状態下では触媒の反応によりH2が生成され
るが、その生成量は触媒が劣化するにつれ減少してい
き、触媒の下流側の水素濃度も触媒の劣化度合に応じて
低下していく。そこで、触媒劣化判定手段33では、検
出されたH2濃度を所定の判定基準値と比較し、検出さ
れたH2濃度が判定基準値以下の場合には、触媒が劣化
したものと判定するようになっている。
【0040】なお、ここで検出される触媒の劣化は、触
媒6A,6B,6C全体としての劣化であり、個々の触
媒6A,6B,6Cの劣化を検出するものではない。個
々の触媒6A,6B,6Cの劣化について検出するため
には、各触媒6A,6B,6Cの下流側にリニア空燃比
センサ28を配設する必用があり、この場合、最上流の
近接三元触媒6C以外の触媒6A,6Bについては、上
流の触媒の影響を除去するため、第1実施形態と同様に
その触媒の上流及び下流のリニア空燃比センサ28の出
力差、すなわち、H2濃度差に基づき劣化を判定する必
用がある。
【0041】また、触媒6A,6B,6Cにおいて生成
されるH2の濃度は、エンジン1の運転領域毎に異なる
ため、上記の判定基準値は、負荷と回転速度とをパラメ
ータとして設定するようにする。そして、設定した判定
基準値はマップに記憶しておき、負荷と回転速度とに応
じてマップから読み出すようになっている。触媒劣化判
定手段33により触媒の劣化が判定された後の処理につ
いては、第1実施形態と同様であり、ここでは説明を省
略する。
【0042】本発明の第2実施形態としての内燃機関の
触媒劣化検出装置は上述のように構成されているので、
第1実施形態と同様にリッチ運転状態下でも触媒6A,
6B,6Cの劣化を判定することができるという利点が
あり、さらに、リッチ運転状態下ではリニア空燃比セン
サ28の出力は安定しており、誤判定の虞が極めて低い
という利点もある。
【0043】また、上記の利点に加えて本実施形態で
は、リッチ運転状態下における排気ガス中のH2濃度を
直接検出することができるので、触媒6A,6B,6C
全体の劣化や最上流の触媒6Cの劣化を検出する場合に
は、その下流側にリニア空燃比センサ28を一つだけそ
なえれば良く、コストの増加を防止することができると
いう利点もある。
【0044】以上、本発明の2つの実施形態について説
明したが、本発明の実施の形態はこれらに限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。例えば、上述の第1実施形
態では、上流のリニア空燃比センサ8の出力と下流のリ
ニア空燃比センサ8の出力との出力差を判定基準値と比
較して触媒の劣化を判定しているが、さらに、上流のリ
ニア空燃比センサ8の出力に対する出力差の比(出力
比)を所定の判定基準値と比較し、出力比が判定基準値
以下のときに触媒が劣化したものと判定するようにして
もよい。
【0045】また、上述の各実施形態では、運転モード
選択手段21(31)により選択された運転モードに基
づきエンジン1がリッチ運転状態にあることを検出する
ようにしているが、実際のリニア空燃比センサ8(2
8)の出力に基づきエンジン1がリッチ運転状態にある
ことを検出してもよい。また、上述の各実施形態では、
判定基準値を負荷と回転速度とをパラメータとして設定
するようになっているが、判定基準値は固定にして特定
の運転条件(負荷,回転速度)のもとでのみ劣化判定を
行なうようにしてもよい。
【0046】さらに、上述の第1実施形態では、各触媒
6A,6B,6Cに対応してリニア空燃比センサ8を設
置しているが、このように全ての触媒6A,6B,6C
に対応してリニア空燃比センサ8を配置する必用はな
く、劣化を検出したい触媒のみ或いは劣化しやすい触媒
のみに対応して設置してもよい。また、第1実施形態に
おいて触媒6A,6B,6C全体の劣化を検出したい場
合には、最上流のリニア空燃比センサ8Aと最下流のリ
ニア空燃比センサ8Dのみを設置すればよい。
【0047】また、排気通路4への触媒の配置も図1や
図5に示すものに限定されず、図6に示すように種々の
配置が可能である。例えば、図6(a)は、NOx触媒
6Aを2個直列に配置した場合を示しており、図6
(b)は、NOx触媒6Aと三元触媒6Bとの代わりに
三元触媒一体型NOx触媒6Dを配置した場合を示して
おり、図6(c)は近接三元触媒6CをやめてNOx触
媒6Aの直近に三元触媒6Eを配置した場合について示
している。このような配置においてもリニア空燃比セン
サを所要の位置に設置することにより触媒の劣化の検出
が可能となる。なお、図6においては第1実施形態のリ
ニア空燃比センサ8を用いて各触媒の劣化を判定する場
合の配置を示している。
【0048】また、上述の各実施形態では、本発明の内
燃機関の触媒劣化検出装置を希薄燃焼内燃機関に適用し
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、種々の内燃機関に適用することができる。さら
に、上述の第2実施形態において説明した排気ガス中の
2濃度の検出にかかる装置および方法は、触媒の劣化
判定にのみに用途が限定されるものではなく種々の用途
に利用することができ、何れの用途に用いる場合でも専
用のセンサ等によるコスト増を招くことなく排気ガス中
の水素濃度を検出することができる利点がある。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の水素濃度検出装置によれば、空燃比センサの出力
がリッチ運転状態では水素濃度の影響を大きく受けるこ
とを利用するので、専用のセンサ等によるコスト増を招
くことなく排気ガス中の水素濃度を検出することができ
るという利点がある。
【0050】また、請求項2記載の本発明の内燃機関の
触媒劣化検出装置によれば、リッチ運転状態下でも触媒
の劣化を判定することができるという利点があり、さら
に、リッチ運転状態下では空燃比センサの出力は安定し
ており、判定対象となる触媒の上流及び下流の一対の空
燃比センサの出力差又は出力比の変動が少ないので、誤
判定の虞が極めて低く、正確な劣化判定が可能になると
いう利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての内燃機関の触媒
劣化検出装置にかかる希薄燃焼内燃機関の全体構成図で
ある。
【図2】本発明の第1実施形態としての内燃機関の触媒
劣化検出装置にかかるリニア空燃比センサの構成を示す
要部断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態としての内燃機関の触媒
劣化検出装置にかかるリニア空燃比センサの出力特性を
示す図であり、(a)はO2濃度の時間変化を示す図で
あり、(b)はそのときのリニア空燃比センサの出力の
時間変化を時間軸を対応させて示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態としての内燃機関の触媒
劣化検出装置にかかる触媒の劣化の検出方法を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態としての内燃機関の触媒
劣化検出装置にかかる希薄燃焼内燃機関の全体構成図で
ある。
【図6】触媒の配置例を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関) 4 排気通路 6A NOx触媒(排気浄化用触媒) 6B 三元触媒(排気浄化用触媒) 6C 近接三元触媒(排気浄化用触媒) 8,8A,8B,8C,8D,28 リニア空燃比セン
サ(空燃比センサ) 12 測定ガス室 13 拡散律速孔 22,32 リッチ運転状態検出手段 32,34 触媒劣化判定手段 34 水素濃度導出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/419 G01N 27/46 327A Fターム(参考) 3G084 DA00 DA27 EA11 EB08 EB22 FA18 FA21 FA26 FA28 FA29 FA30 FA33 3G091 AB03 AB05 BA00 BA33 DB07 DB09 DB11 EA01 EA03 EA33 EA34 HA36 HA37 HA38 3G301 JA00 JB09 NC02 PC02Z PD01Z PD02Z PD08Z PD09Z PE01Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路中に設けられ排ガス
    中の酸素濃度に応じてその出力がリニアに変化する空燃
    比センサと、 上記内燃機関がリッチ運転状態にあることを検出するリ
    ッチ運転状態検出手段と、 上記リッチ運転状態検出手段により上記内燃機関がリッ
    チ運転状態にあることが検出されたときに上記空燃比セ
    ンサの出力に基づいて排気ガスの水素濃度を導出する水
    素濃度導出手段とをそなえたことを特徴とする、水素濃
    度検出装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の排気通路中に配置された排気
    浄化用触媒の上流及び下流にそれぞれ設けられ排気ガス
    の酸素濃度に応じてその出力がリニアに変化する一対の
    空燃比センサと、 上記内燃機関がリッチ運転状態にあることを検出するリ
    ッチ運転状態検出手段と、 上記リッチ運転状態検出手段により上記内燃機関がリッ
    チ運転状態にあることが検出されたときに上記一対の空
    燃比センサの出力差又は出力比が所定値以下であること
    を検出すると上記触媒が劣化したと判定する触媒劣化判
    定手段とをそなえたことを特徴とする、内燃機関の触媒
    劣化検出装置。
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