JP2001124679A - 組織片処理装置 - Google Patents

組織片処理装置

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JP2001124679A
JP2001124679A JP30700199A JP30700199A JP2001124679A JP 2001124679 A JP2001124679 A JP 2001124679A JP 30700199 A JP30700199 A JP 30700199A JP 30700199 A JP30700199 A JP 30700199A JP 2001124679 A JP2001124679 A JP 2001124679A
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tank
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Kenji Takahashi
堅治 高橋
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Chiyoda Manufacturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液タンクの交換作業を安全に行うことがで
き、また組織片処理中に自動的に薬液の入れ換え作業が
できる組織片処理装置を提供する。 【解決手段】 処理槽40と、複数の薬液タンク38
と、処理槽側ポート65および複数の薬液タンク側ポー
ト61とを有し、処理槽40と薬液タンク38とを選択
的に切り換えて連通可能な選択バルブ56と、処理槽側
ポート65と処理槽40との間を開閉する切換バルブ5
2とが設けられた装置本体31から成る組織片処理装置
30において、薬液を収納可能であって、装置本体31
と着脱可能な外部タンク62が設けられ、処理槽40
と、外部タンク62または薬液タンク38とのうちの1
つとを選択的に切り換えて連通可能とするように、選択
バルブ56には外部タンク側ポート63が設けられ、外
部タンク62と外部タンク側ポート63との間を接続す
る外部接続管路66,68が設けられていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組織片の処理に必
要な複数の薬液がそれぞれ収納された複数の薬液タンク
から、組織片が収納される処理槽に、各処理に必要な薬
液を順次給液して処理する組織片処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生物の組織片から顕微鏡標本を作製する
ために、収納された組織片の固定、脱水、脱脂・置換、
パラフィン包埋の各処理を自動的に行う組織片処理装置
として、作業環境に配慮して作業者の作業空間をクリー
ンな状態に保つように、密閉式の処理槽を1つ設けた1
槽式組織片処理装置の開発がなされている。以下、組織
片処理装置の一例として、1槽式組織片処理装置の構成
の概略について、図8に基づいて説明する。10は処理
槽である。処理槽10内には組織片(図示せず)が収納
された篭体12が収納されている。かかる組織片を順次
薬液によって浸漬処理するために、複数の薬液タンク1
4から処理槽10内へ薬液が処理の順番通りに給液され
る。薬液タンク14は、1槽式組織片処理装置の下部に
設けられている収納部13内に収納され、収納部13内
に収納された各薬液タンク14には処理槽10に向けて
薬液の給液・排液を行うために内部を薬液が通る薬液管
路16が接続される。
【0003】各薬液管路16は選択バルブ18を介して
処理槽10に接続される。選択バルブ18には、複数の
薬液タンク側ポートが形成された弁座18aと1つの処
理槽側ポートが形成された弁板18bとが設けられてい
る。この弁座18aの各薬液タンク側ポートには複数の
薬液タンク14から延びる複数の薬液管路16が接続さ
れ、弁板18bの処理槽側ポートには処理槽10へ延び
る1本の薬液管路17が接続されている。つまり、処理
槽10には、複数の薬液管路16がすべて接続されるこ
とはなく、1本の薬液管路17のみが接続されるので、
選択バルブ18に接続されている複数の薬液タンク14
のうち、どの薬液タンク14を処理槽10に接続するか
を選択バルブ18にて選択可能となる。
【0004】次いで、組織片処理装置の動作について説
明する。通常、脱水を行う場合には、同種の薬液(一例
としてエチルアルコール)を濃度を変えて個別に、複数
の薬液タンク14に分けて収納して用意し、これら薬液
タンク14から処理槽10へ薬液を供給するという工程
を薬液タンク14の数の分だけ繰り返すことで、順次組
織片に含まれる水をアルコールに置換して脱水する方式
が採用されている。また、例えば脱脂を行う場合には、
同種の薬液(一例としてキシレン)であって同じ濃度
(例えばキシレンの場合には100%)の薬液を個別に
複数の薬液タンク14に収納して用意し、上記脱水の場
合と同様に複数の処理工程に分けて順次処理槽10に供
給する方法も採用されている。
【0005】ここで脱水処理の場合には、処理槽10に
供給されて組織片の脱水処理に使用された薬液中には組
織片に含まれる水が混入するため、使用を繰り返すごと
に薬液の濃度、すなわち薬液中に含まれるエチルアルコ
ールの濃度が低下する。この濃度の低下は、濃度の異な
る同種の薬液から成る薬液群全体について発生し、これ
ら薬液群の使用回数が所定回数に達した場合に、当初あ
る規定濃度であった薬液の濃度が、当該薬液よりも一段
薄い薬液の規定濃度まで下がることが分かっている。よ
って、所定回数だけ薬液を使用した後に、作業者は最も
濃度の低い薬液が入った薬液タンクを取り出し、他の薬
液タンクを順次濃度の低い薬液タンクの装着場所に入れ
換える。そして、最も濃度の高い薬液タンクの装着場所
が空くが、この装着場所には新しい規定の濃度の薬液が
入った薬液タンクを代わりに装着する。このように使用
回数が所定回数に達する毎に、薬液タンクを順次、より
濃度の低い方へ移し換えることによって、薬液の有効利
用が図れ、濃度の異なる同種の薬液から成る薬液群全体
を所定回数毎に新たな薬液と交換する場合と比べて組織
片の処理コストを低く抑えることができる。
【0006】また、脱脂処理のように、同じ濃度の同種
の薬液を複数用いる場合には、最後の処理工程で使用さ
れる薬液の汚れの進行度合いよりも最初の処理工程で使
用される薬液の汚れの進行度合いの方が一般的に早い。
このため、異なる濃度の薬液を複数設けた場合と同様
に、最も汚れの激しい最初の工程で使用された薬液を廃
液処分にすると共に、その後の処理工程の薬液を薬液タ
ンク毎順次前の工程に移動させ、最後の処理工程で使用
する薬液に新液が入った薬液タンクを装着するようにし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、薬液
タンク14中の薬液を使用するにしたがって徐々に薬液
は薄められ、あるいは汚れたりするため、廃液が充填さ
れた薬液タンク14を取り外して新たな薬液が充填され
た薬液タンク14を装着する薬液タンク14の交換作業
が必要になる。かかる作業は、収納部13内から薬液タ
ンク14を着脱して薬液タンク14ごと行う必要がある
が、薬液は有機溶剤であって人体に対して有害であり、
作業者は、薬液タンク14の交換作業の作業環境の保全
には十分注意する必要があるといった課題がある。ま
た、上述した薬液タンク14の交換作業は、規定の使用
回数ごとに、作業者が手作業で、組織片処理装置が組織
片の処理を行っていない時間帯を見計らって行う必要が
あり、手間と時間がかかるという課題もある。
【0008】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、薬液タンクの交換作業
を安全に行うことができ、また組織片処理中に自動的に
薬液の入れ換え作業ができる組織片処理装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
る組織片処理装置によれば、組織片が収納される処理槽
と、前記組織片の処理に必要な複数の薬液がそれぞれ収
納された複数の薬液タンクと、処理槽側ポートおよび複
数の薬液タンク側ポートとを有し、前記処理槽側ポート
に接続された前記処理槽と前記薬液タンク側ポートに接
続された前記薬液タンクとを選択的に切り換えて連通可
能な選択バルブと、該選択バルブの前記処理槽側ポート
と前記処理槽との間を開閉する切換バルブとが設けられ
た装置本体から成る組織片処理装置において、薬液を収
納可能であって、前記装置本体と着脱可能な外部タンク
が設けられ、前記処理槽と、該外部タンクまたは前記薬
液タンクとのうちの1つとを選択的に切り換えて連通可
能とするように、前記選択バルブには外部タンク側ポー
トが設けられ、前記外部タンクと前記外部タンク側ポー
トとの間を接続する外部接続管路が設けられていること
を特徴としている。この構成を採用することによって、
選択バルブが外部接続管路を処理槽に連通するように選
択して切り換えれば、装置本体から薬液タンクの着脱を
行うことなく外部タンクと処理槽とを連通させ、外部タ
ンクから新たな薬液の供給や外部タンクへ古い薬液を廃
棄することができ、人手によらず安全に薬液の交換作業
ができる。また、前記外部タンクは、可搬式であること
を特徴とする。さらに、前記外部タンクは、前記装置本
体が設置された建物の外部に存する屋外タンクであるこ
とを特徴とする。
【0010】また、本発明は、組織片が収納される処理
槽と、前記組織片の処理に必要な複数の薬液がそれぞれ
収納された複数の薬液タンクと、処理槽側ポートおよび
複数の薬液タンク側ポートとを有し、前記処理槽側ポー
トに接続された前記処理槽と前記薬液タンク側ポートに
接続された前記薬液タンクとを選択的に切り換えて連通
可能な選択バルブと、該選択バルブの前記処理槽側ポー
トと前記処理槽との間を開閉する切換バルブと、前記選
択バルブの選択動作、前記薬液タンクから前記処理槽へ
の薬液の供給動作および前記処理槽から前記薬液タンク
への薬液の排出動作を制御する制御部とが設けられた装
置本体から成る組織片処理装置において、前記薬液のう
ち少なくとも1種類の薬液は連続した複数の処理工程に
おいて使用されるべく、複数の薬液タンクに分けて収納
された特定薬液であり、前記選択バルブの前記薬液タン
ク側ポートには、前記各薬液タンクと共に廃液タンクが
少なくとも1つ接続され、前記制御部は、前記特定薬液
の現在の使用回数が予め限定された限度回数である場合
には、前記処理槽に供給されて前記組織片の処理に使用
された前記特定薬液を元の薬液タンクに戻すことなく前
記選択バルブを切り換えて最初の処理工程の薬液を前記
廃液タンクに収納すると共に、その後順次1つ前の処理
工程の薬液が収納されていた薬液タンクに収納する薬液
交換動作を組織片処理に行うことを特徴としている。こ
の構成によれば、特定薬液の交換は通常の組織片処理工
程中に自動的に行われることとなるため、作業者の手間
が省ける。また、作業時間も余分にかからない。
【0011】また、前記選択バルブの前記薬液タンク側
ポートには前記特定薬液のうちの最後の処理工程で使用
される薬液の新液が収納された新液タンクが接続され、
前記制御部は、前記薬液交換動作を行った後、前記特定
薬液のうちの最後の処理工程で使用される薬液を前記処
理槽に供給する場合には前記選択バルブを切り換えて前
記新液タンクから薬液を処理槽に供給し、該薬液を使用
した後には特定薬液のうちの最後の処理工程で使用され
る薬液が収納される薬液タンクに処理槽中の薬液を収納
することを特徴としてもよい。これによれば、特定薬液
のうちの最後の処理工程で使用される薬液の入れ換え作
業も自動的に組織片処理工程中に行うことが可能とな
る。なお、前記廃液タンクおよび/または前記新液タン
クは、薬液を収納可能であって、前記装置本体と着脱可
能に設けられた外部タンクであり、前記選択バルブに
は、前記外部タンクが接続される外部タンク側ポートが
設けられ、該外部タンク側ポートと前記外部タンクとの
間を接続する外部接続管路が設けることによって、装置
本体から薬液タンクを着脱せずに、特定薬液の交換を通
常の組織片処理工程中に自動的に行える。さらに、前記
外部タンクは、可搬式であることを特徴としても、前記
装置本体が設置された建物の外部に存する屋外タンクで
あることを特徴としてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて詳細に説明する。図1に組織片処理装
置の外観構造を、図2に組織片処理装置の内部構成の概
略を示す。なお、以下に説明する組織片処理装置30
は、組織片を処理するための処理槽が1つ設けられてい
る1槽式組織片処理装置である。この1つの処理槽40
は密閉蓋32によって密閉されて装置本体31内に設置
されている。34はパラフィンオーブンである。パラフ
ィンは、組織片の処理の最終段階において組織片をパラ
フィン包埋するために使用され、常温では固化してしま
うためにオーブン内で加温されて収納されている。パラ
フィンは、パラフィンオーブン34内に装着可能なパラ
フィンタンク35内に収納される。このようなパラフィ
ンタンク35も、本明細書中では薬液タンクに含めた概
念であるとする。36は、複数個の薬液タンク38を収
納する収納部である。収納部36内はラック状に形成さ
れており、上下複数段にわたって複数個の薬液タンク3
8が収納可能である。
【0013】処理槽40内には、図示しない組織片が収
容された篭体42が内部に収納され、各薬液が給液され
ることによって複数回にわたって薬液の浸漬処理が行わ
れる。処理槽40には1本の薬液管路44と、1本のエ
ア管路46が接続されている。エア管路46の処理槽4
0への接続口46aは、処理槽40内の液面よりも上部
に位置しており、処理槽40内の空気層と連通するよう
に設けられている。
【0014】エア管路46はポンプ50へ接続される。
このポンプの作動により処理槽40内への薬液の給排が
行われる。処理槽40内へ薬液を給液するときには、ポ
ンプ50がエア管路46内のエアを吸引することによ
り、処理槽40内が負圧になり、薬液管路44を通して
薬液タンク38から薬液が処理槽40内に吸い上げられ
る。一方、処理槽40内の薬液を排出するときには、ポ
ンプ50がエアを処理槽40内に噴出することにより処
理槽40内が加圧され、処理槽40内の薬液が薬液タン
ク38側に戻される。なお、処理層40内の薬液を薬液
タンク側に戻す場合には、ポンプ50を作動させずに、
大気と処理槽40内とを連通させて薬液を重力による自
由落下により薬液タンク38側に戻すようにしてもよ
い。
【0015】処理槽40と選択バルブ56との間には、
薬液管路44の開閉を行う切換バルブ52が設けられて
いる。切換バルブ52は、後述する選択バルブ56の処
理槽側ポートと処理槽40との間で薬液管路44を開閉
して、処理槽40内への薬液の供給のオン−オフを切り
換える。ただし、この切換バルブ52は、図示したよう
に選択バルブ56と別体に設けられていてもよいし、選
択バルブ56と一体に設けられていてもよい(図示せ
ず)。
【0016】ここでは選択バルブ56として、弁座56
aと弁板56bとから構成される従来から知られている
ロータリーバルブが用いられている。弁座56aには複
数の薬液タンク38(パラフィンタンク35も含めて)
から延びる複数の薬液管路60が接続される複数の薬液
タンク側ポート61と、装置本体31の外部に別体とし
て設けられている外部タンク62との接続が可能である
外部接続管路64が接続されている外部タンク側ポート
63とが形成されている。一方、弁板56bには、処理
槽40に接続される1本の薬液管路44が接続される処
理槽側ポート65が形成されている。選択バルブ56
は、弁座56aに対して弁板56bを回転させることに
よって、複数の薬液タンク38と外部タンク62のうち
から1つを選択して、選択した薬液タンク38を処理槽
40へ接続する。なお、具体的には選択バルブ56は、
図示しない電動モータ等で弁板56bを駆動させてい
る。
【0017】選択バルブ56の弁座56aの外部タンク
側ポート63に接続された外部接続管路64は、装置本
体31の外壁面に設けられている接続端部66に接続さ
れている。接続端部66と外部タンク62との間には接
続配管68が配されており、この接続配管68を介して
薬液が外部タンク62と装置本体31との間で流通され
る。なお、特許請求の範囲でいう外部接続管路は、本実
施形態でいう接続配管68をも含めた概念である。つま
り、弁座56aの外部タンク側ポート63と外部タンク
62との間は、1本の外部接続管路64で接続されてい
てもよい。
【0018】外部タンク62は、装置本体31が設置さ
れている同じ建物(図示せず)内に設けられていてもよ
いが、建物の外部に設置されているようにすればさらに
好適である。つまり、接続配管68を建物の壁を貫通さ
せて屋外に出し、外部タンク62を屋外に設置しておく
ようにするのである。外部タンク62は、新しい薬液が
収容されている新薬タンクであってもよく、また排出さ
れた古い薬液を溜めておく廃棄用の廃液タンクであって
もよい。また内部に新薬タンク・廃液タンクの両方を設
けたものであってもよい。なお、図2では外部タンク6
2は1つだけ設け、外部接続管路64および接続配管6
8が各1本づつ接続された例を図示しているが、外部タ
ンク62の数に外部接続管路64と接続配管68の数が
対応するわけではなく、内部に新薬タンク・廃液タンク
の両方を設けた外部タンク62を1つ設けた場合であれ
ば、外部接続管路64および接続配管68の数は各2本
づつ必要となる。
【0019】次に、制御系の回路構成について説明す
る。記憶部24は、ROMやRAM等の半導体メモリを
用いて構成され、組織片を各薬液に浸ける工程の処理デ
ータが記憶されている。制御部20はコンピュータを用
いて構成され、記憶部24や若しくは内部メモリに予め
記録された動作プログラムにしたがって動作し、選択バ
ルブ56、切換バルブ52、あるいはポンプ50の制御
を行う。操作部22は、制御部20に対して処理動作開
始指示等の制御用データや各工程の処理データを入力す
るためのものである。
【0020】以下、外部タンクを用いた薬液の給液・排
液の動作について説明する。外部タンク62内に新薬が
収納されており、この新薬を組織片処理装置30内に供
給する場合には、まず選択バルブ56を操作して弁座5
6aの外部タンク側ポート63に接続されている外部接
続管路64と、弁板56bの処理槽側ポート65に接続
されている薬液管路44とを連通させる。続いて、ポン
プ50を作動させて処理槽40内を負圧にし、処理槽4
0内に薬液管路44から薬液が供給されるようにする。
このとき、薬液管路44は、選択バルブ56から外部接
続管路64、および接続配管68を経て外部タンク62
に連通しているため、処理槽40内には外部タンク62
内の新薬が供給される。
【0021】処理槽40内に所定量の新薬が供給された
ら、切換バルブ52を作動させて選択バルブ56と処理
槽40との間を遮断する。外部タンク62から供給され
た新薬により組織片の処理が終了したら、処理槽4内に
供給されている新薬を収納する薬液タンクを複数の薬液
タンクから選択するために、選択バルブ56が作動し
て、処理槽側ポート65の薬液管路44と選択した薬液
タンクから延びる薬液管路60とを連通させる。選択バ
ルブ56の動作後に、切換バルブ54を開状態になるよ
うに作動させて処理槽40と選択バルブ56との間を連
通させる。同時に、ポンプ50を作動させて処理槽40
内を加圧することにより、処理槽40内から新薬が薬液
管路44に流れ出て、選択バルブ56により選択された
薬液管路60を通って選択された薬液タンク38に収納
される。
【0022】次に、組織片処理装置内から古くなったり
濃度が薄くなった薬液を外部タンクへ排出する排液動作
の場合について説明する。処理槽40内に収納されてい
る古い薬液を外部タンク62へ排出する場合には、ま
ず、切換バルブ54により処理槽40と薬液管路44と
の間が閉塞しているときに選択バルブ56を作動させ、
薬液管路44と外部接続管路64とを連通させるように
する。外部接続管路64がこのようにして処理槽40と
接続された後、切換バルブ54を開状態になるように作
動させて処理槽40と薬液管路44との間を連通させ
る。またポンプ50を作動させて処理槽40内にエアを
導入して処理槽40内を加圧する。すると、処理槽40
内の廃液は選択バルブ56で選択された外部接続管路6
4を経て外部タンク62に収納される。
【0023】このようにすれば、装置本体31の収納部
36から薬液タンク38の着脱を行わなくとも、外部接
続管路64を介して外部タンク62から新薬の供給をし
たり、外部タンク62へ廃液の排出を行うことができ
る。このため、収納部36からの薬液タンク38の着脱
による、薬液の飛散等を防止し、薬液タンクの着脱作業
時の安全性を高めて、作業の手間を省き作業効率を上げ
ることができる。特に、外部タンク62を装置本体31
が存する建物の外部に設置することによって、建物内の
換気のための空調設備等の簡略化も図れる。
【0024】上述した外部タンク62は、建物の外部に
設置されたものとして説明してきたが、外部タンクとし
ては図3に示したように可搬式のタンクユニット70と
してもよい。かかるタンクユニット70にはキャスター
71が取り付けられ、床の上で移動可能となっており、
室内用に用いられているものである。図4に可搬式のタ
ンクユニット70の内部構造の一例を示す。タンクユニ
ット70内には、新しい薬液を供給するための新薬が収
納された新薬タンク72と、廃棄する薬液を収納する廃
液タンク74とが着脱自在に設けられ、各タンク72,
74に接続される2本の接続配管68により組織片処理
装置30の装置本体31と接続されている。
【0025】上記可搬式のタンクユニット70を外部タ
ンクとして設けた場合の薬液の交換作業の形態について
説明する。タンクユニット70に設けられた廃液タンク
74に排出された薬液の回収や、新液タンク72への新
液の供給は、組織片処理装置30が設置された作業環境
からタンクユニット70のみを切り離して所定の場所
(保管場所等)に移動させて行う。この保管場所には空
の廃液タンクと新液が収納された新液タンクとが装着さ
れた他のタンクユニットを複数用意しておいても良い。
タンクユニットを予め複数用意しておくことによって、
代わりの新たなタンクユニットを作業環境へ移動させて
接続すればよいため、薬液交換作業が簡単・迅速に行え
る。
【0026】次に、このような外部タンクを接続可能な
組織片処理装置の制御方法の実施形態の一として特定薬
液の入れ換え作業を通常の組織片処理工程中に行える動
作を、図4のタンクユニット7を装置本体32に接続し
た場合について5〜図7を用いて説明する。なお、一例
として図5に示す組織片処理工程を用いて説明するが、
この工程で使用される薬液は、固定工程のホルマリン水
溶液、脱水工程のエチルアルコール、脱脂工程のキシレ
ン共に連続した複数の処理工程において使用されるた
め、タンクユニットを用いた薬液の自動交換の対象には
いずれも成り得るが、本実施の形態では一例として脱水
工程で使用されるエチルアルコール1種類を薬液の自動
交換の対象たる特定薬液として説明する。よって、タン
クユニット70内には使用済のエチルアルコールを回収
する廃液タンク74と、エチルアルコールの新液が収納
された新液タンク72の2つのタンクが装着されてい
る。
【0027】そして特定薬液に選定された薬液は、組織
片の処理に一回使用された際の汚れ具合を勘案して使用
できる限度回数を予め求めておき、使用回数をカウント
しながらこの限度回数だけ使用したら、この特定薬液が
使用される連続した複数の工程の内、最初に組織片の処
理を行う工程において使用された薬液は廃液処分に、ま
たそれ以後の工程において使用された薬液は前工程に1
工程ずつ順送りして再使用する。このように、特定薬液
を、限度回数に達したら一時に全部交換するのではな
く、一部の薬液については順送りしながら再使用するこ
とによって薬液の使用量を低減することができ、組織片
処理全体のコストが低減できるのである。
【0028】次に、組織片処理装置の動作について図6
を用いて説明する。なお、予め操作部22から組織片処
理の各工程の処理データ(使用薬液、浸漬時間、温度
等)や、特定薬液の種類とその使用限度回数等の基礎デ
ータを入力し、記憶部24に記憶しておく。また、予め
これら基礎データをROMやRAMに記憶しておいて記
憶部24の一部として装置に実装しておいても良い。組
織片処理装置30が起動されると、制御部20は操作部
22を介して組織片が処理槽40に収納されたことを示
す指示データが操作部22から入力されるのを待つ(S
100)。当該データが入力されると、制御部20は工
程を示すパラメータN(例えば自然数や整数等)を初期
化し(S102)、記憶部24に記憶された工程毎の処
理データに基づいて組織片の薬液による組織片処理工程
を開始する。
【0029】最初に、特定薬液が限度回数に達しない場
合の処理工程について説明する。まず、制御部20が記
憶部24から工程Nに関する処理データ(処理槽40に
供給すべき薬液の種類、浸漬時間、薬液の温度等)を読
み取る(S104)。そして制御部20はこの工程Nで
使用する薬液が特定薬液であるか否かを判断する(S1
06)。その結果、特定薬液でない場合には制御部20
は当該工程の処理データに従って、処理データで指定さ
れた薬液が入った薬液タンク38と処理槽40とが連通
するように図示しない電動モータを介して選択バルブ5
6を切り換え、その後ポンプ50を作動させて処理槽4
0内を負圧にして薬液タンク38から薬液を処理槽40
内に供給する(S108)。そして制御部20は、一例
として内部に設けられたタイマ機能を利用して、処理デ
ータで指定された浸漬時間だけ組織片を薬液に浸ける
(S110)。
【0030】この浸漬時間が終了したら、制御部20は
組織片の処理に使用した薬液が特定薬液か否かを判断し
(S112)、特定薬液でない場合にはポンプ50を作
動させ、処理槽40内を加圧して処理槽40内の薬液を
排出し、元の薬液タンク38に戻す(S114)。制御
部20は現在行っている工程が組織片処理工程の最後の
工程であるか否かをチェックし(S116)、最終工程
である場合には処理作業を正常終了させる(S11
8)。また、工程が残っている場合には、工程を示すパ
ラメータNをインクリメントし(S120)、S104
に戻り、全工程が終了するまでS104〜S120を繰
り返す。以上が、一般的な正常時の処理工程の動作であ
り、従来の組織片処理装置もこの処理工程で組織片の組
織片処理を行っている。
【0031】次に、本発明において追加された処理工程
について説明する。第1に、S112、S204、S2
06の処理ルーチンによって、制御部20は、特定薬液
の現在の使用回数が予め設定された限度回数である場合
には、処理槽40に供給されて組織片の処理に使用され
た特定薬液を元の薬液タンク38に戻すことなく選択バ
ルブ56を切り換えて順次一つ前の処理工程の薬液が収
納されていた薬液タンク38に収納する薬液交換動作を
行う。また、この薬液交換動作において特定薬液が使用
される連続した処理工程の内の最初の処理工程で使用さ
れた薬液の場合には、一つ前の処理工程で使用される薬
液は異種の薬液であるため、処理槽に供給された薬液は
選択バルブ56を切り換えてタンクユニット70内の廃
液タンク74へ送られる。
【0032】詳細には、制御部20は薬液による組織片
の浸漬動作が終了した後に、組織片の処理に使用してい
た薬液が特定薬液であるか否かを判断し(S112)、
特定薬液の場合には当該特定薬液の現在の使用回数が限
度回数に達したか否かを判断する(S204)。そして
限度回数に達していない場合にはS114に移行し、使
用した薬液を元の薬液タンク38へ排出する。一方、限
度回数に達している場合にはS206に移行し、使用し
た薬液を元の薬液タンク38へ排出せずに、上述したよ
うに選択バルブ56を切り換えて一つ前の処理工程の薬
液が収納されていた薬液タンク38に収納する。また、
特定薬液が使用される連続した処理工程の内の最初の処
理工程で使用された薬液の場合には、タンクユニット7
0内の廃液タンク74へ排出する。この薬液交換動作
は、特定薬液が限界回数に達した場合に、特定薬液が使
用される連続した複数の処理工程の各処理工程において
行われ、その結果廃液タンク74を含めた薬液タンク3
8に順次入れ換えられる。
【0033】具体的に図7(a)で説明する。なお、特
定薬液が使用される工程3〜5での各薬液タンクの番号
を仮にタンク38−3〜38−5とする。限度回数に達
する前は、各特定薬液A1 〜A3 は他の薬液が使用
される工程と同様にそれぞれ元の薬液タンク38−3〜
38−5に戻される。限度回数に達した場合の薬液の移
動は、工程3における組織片浸漬処理に使用された薬液
A1 は元のタンク38−3に戻されずに、廃液タンク
74に排出される。また、工程4で組織片浸漬処理に使
用された薬液A2 は元のタンク38−4ではなく前工
程3の薬液が収納されるタンク38−3に新たな薬液A
1 として排出される。同様に工程5で使用された薬液
A3 はタンク38−4に新たな薬液A2 として排出
される。よって、タンク38−5は空の状態となる。こ
の特定薬液による組織片の処理工程に続く各工程では、
タンク38−5は空になったままの状態である。
【0034】そして第2に、次の組織片の組織片処理工
程中に、空となったタンク38−5に新液を自動的に供
給する新液補給動作が追加されている。この新液補給動
作は、S106、S200、S202の処理ルーチンに
よって実行される。詳細には、制御部20は、薬液の自
動交換を行った組織片処理工程の実施後、次の新たな組
織片が処理槽40に入れられて次の組織片処理も同じ図
6の動作フローに従って順次工程1→工程2→・・・と
行っていく。そして工程5の処理を行う際に、工程5で
使用される薬液が収納されるべきタンク38−5には薬
液が入っていない状態である。よって、S106で特定
薬液が使用される工程か否かを判断し(S106)、特
定薬液が使用される工程中の最後の工程であればさらに
この薬液が薬液タンク(タンク38−5)内にあるか否
かを判断し(S200)、タンク38−5が空の場合に
は選択バルブ56を切り換えてタンクユニット70の新
液タンク72から薬液A3 を処理槽40へ供給する。
一旦処理槽40に供給された薬液A3 は続くS11
2、S204、S114の処理を経てタンク38−5に
収納され、結果として図7(b)のように新液タンク7
2の薬液A3 が処理槽40を介してタンク38−5に
供給される。その後はタンク38−5から薬液A3 が
処理槽40へ供給されることになる。
【0035】ここで本実施の形態では、タンクユニット
70には廃液タンク74と共に新液タンク72を設けて
薬液交換動作後の新液補給動作をも自動的に行う構成と
して省力化を図ったが、薬液交換動作を行った後、再度
新たな組織片の組織片処理を行う際に特定薬液が使用さ
れる複数の工程の内の最後の工程で使用される薬液タン
ク(上述した具体例ではタンク38−5)に新液を補給
する作業は、作業者が収納部36から空となったタンク
38−5を取り外し、新液を当該タンク38−5に補給
し、再度収納部36に戻すという手作業で行うようにし
ても良いことは勿論である。この場合には収納部36に
は廃液タンク74のみとなる。また、新液タンク72の
みをタンクユニット70に設け、新液の補充のみを自動
的に行うようにしても良い。
【0036】また、上述した実施の形態では特定薬液は
脱水工程で使用される薬液のみとして説明したが、例え
ばさらに脱脂処理に使用される薬液も併せて特定薬液と
し、自動的に薬液交換動作と新液補給動作を行わせるよ
うにしても良い。この場合には脱脂処理に使用される薬
液用の廃液タンクと当該薬液の新液が収納された新液タ
ンクとをさらにタンクユニットに追加して収納すると共
に、タンクユニットと組織片処理装置とを接続する接続
配管の数を増やせば良い。さらに同様にして固定処理に
使用される薬液も自動交換できるようにすることも可能
である。
【0037】また、上述した実施の形態では、特定薬液
の交換動作を行うか否かは、予め入力された限度回数に
達したかどうかで判断する構成としていたが、例えば新
たな組織片の組織片処理を開始する前に作業者が操作部
から自動交換を行いたい薬液を特定薬液として指定で
き、かつ当該特定薬液の強制交換を指示できる構成とし
ておけば、制御部20が当該特定薬液の処理工程におい
て薬液の使用回数を限度回数と比較することなく強制的
に薬液交換を行うようにすることも可能である。この場
合には、図6の動作フローのS204において制御部は
強制交換の指示が入力されているか否かを判断し、強制
交換指示が有る場合にはS206の処理を特定薬液に対
して順次行い薬液交換動作を行う。
【0038】また、タンクユニット70内に設置される
各薬液の廃液タンク74や新液タンク72は1交換分だ
け収納できる容量であっても良いし、また複数回交換で
きる容量であっても良い。
【0039】なお、上述してきた実施の形態では、組織
片処理装置の一例として1槽式組織片処理装置について
説明してきたが、複数の処理槽を設けた組織片処理装置
であってもよい。
【0040】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る組織片処理装置によれば、
薬液を収納可能であって、装置本体と着脱自在な外部タ
ンクが設けられ、処理槽と、該外部タンクまたは薬液タ
ンクとのうちの1つとを選択的に切り換えて連通可能と
するように、選択バルブには外部タンク側ポートが設け
られ、外部タンクと外部タンク側ポートとの間を接続す
る外部接続管路が設けられているようにしたので、選択
バルブが処理槽と外部接続管路とを連結すれば、装置本
体から薬液タンクの着脱を行うことなく外部タンクと処
理槽とを連通させ、外部タンクから新たな薬液の供給や
外部タンクへ古い薬液を廃棄することができ、安全に薬
液の交換作業ができる。
【0042】また、薬液の内の少なくとも1種類の薬液
は連続した複数の処理工程において使用されるべく、複
数の薬液タンクに分けて収納された特定薬液であり、選
択バルブの薬液タンク側ポートには薬液タンクと共に廃
液タンクが少なくとも1つ接続され、制御部は、特定薬
液の現在の使用回数が予め設定された限度回数である場
合には、処理槽に供給されて組織片の処理に使用された
特定薬液を元の薬液タンクに戻すことなく選択バルブを
切り換えて最初の処理工程の薬液を廃液タンクに収納す
ると共に、その後順次一つ前の処理工程の薬液が収納さ
れていた薬液タンクに収納する薬液交換動作を行うよう
にすれば、特定薬液の交換は通常の組織片処理工程中に
自動的に行われることとなるため、作業者の手間が省け
る。また、作業時間も余分にかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組織片処理装置の外観構造を示す
説明図である。
【図2】本発明に係る組織片処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】外部タンクの一例としてのタンクユニットの外
観構造を示す説明図である。
【図4】図3のタンクユニット構成を示すブロック図で
ある。
【図5】組織片処理工程の一例を示す工程図である。
【図6】組織片処理処置の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図7】組織片処理処置の薬液交換動作、新液補給動作
を説明するための説明図である。
【図8】従来の組織片処理装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
20 制御部 22 操作部 24 記憶部 30 組織片処理装置 31 装置本体 32 密閉蓋 34 パラフィンオーブン 35 パラフィンタンク 36 収納部 38 薬液タンク 40 処理槽 42 篭体 44 薬液管路 46 エア管路 50 ポンプ 52 切換バルブ 56 選択バルブ 60 薬液管路 61 薬液タンク側ポート 62 外部タンク 63 外部タンク側ポート 64 外部接続管路 65 処理槽側ポート 66 接続端部 68 接続配管 70 タンクユニット 71 キャスター 72 新薬タンク 74 廃液タンク

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組織片が収納される処理槽と、 前記組織片の処理に必要な複数の薬液がそれぞれ収納さ
    れた複数の薬液タンクと、 処理槽側ポートおよび複数の薬液タンク側ポートとを有
    し、前記処理槽側ポートに接続された前記処理槽と前記
    薬液タンク側ポートに接続された前記薬液タンクとを選
    択的に切り換えて連通可能な選択バルブと、 該選択バルブの前記処理槽側ポートと前記処理槽との間
    を開閉する切換バルブとが設けられた装置本体から成る
    組織片処理装置において、 薬液を収納可能であって、前記装置本体と着脱可能な外
    部タンクが設けられ、 前記処理槽と、該外部タンクまたは前記薬液タンクとの
    うちの1つとを選択的に切り換えて連通可能とするよう
    に、前記選択バルブには外部タンク側ポートが設けら
    れ、 前記外部タンクと前記外部タンク側ポートとの間を接続
    する外部接続管路が設けられていることを特徴とする組
    織片処理装置。
  2. 【請求項2】 前記外部タンクは、可搬式であることを
    特徴とする請求項1記載の組織片処理装置。
  3. 【請求項3】 前記外部タンクは、前記装置本体が設置
    された建物の外部に存する屋外タンクであることを特徴
    とする請求項1記載の組織片処理装置。
  4. 【請求項4】 組織片が収納される処理槽と、 前記組織片の処理に必要な複数の薬液がそれぞれ収納さ
    れた複数の薬液タンクと、 処理槽側ポートおよび複数の薬液タンク側ポートとを有
    し、前記処理槽側ポートに接続された前記処理槽と前記
    薬液タンク側ポートに接続された前記薬液タンクとを選
    択的に切り換えて連通可能な選択バルブと、 該選択バルブの前記処理槽側ポートと前記処理槽との間
    を開閉する切換バルブと、 前記選択バルブの選択動作、前記薬液タンクから前記処
    理槽への薬液の供給動作および前記処理槽から前記薬液
    タンクへの薬液の排出動作を制御する制御部とが設けら
    れた装置本体から成る組織片処理装置において、 前記薬液のうち少なくとも1種類の薬液は連続した複数
    の処理工程において使用されるべく、複数の薬液タンク
    に分けて収納された特定薬液であり、 前記選択バルブの前記薬液タンク側ポートには、前記各
    薬液タンクと共に廃液タンクが少なくとも1つ接続さ
    れ、 前記制御部は、前記特定薬液の現在の使用回数が予め限
    定された限度回数である場合には、前記処理槽に供給さ
    れて前記組織片の処理に使用された前記特定薬液を元の
    薬液タンクに戻すことなく前記選択バルブを切り換えて
    最初の処理工程の薬液を前記廃液タンクに収納すると共
    に、その後順次1つ前の処理工程の薬液が収納されてい
    た薬液タンクに収納する薬液交換動作を組織片処理中に
    行うことを特徴とする組織片処理装置。
  5. 【請求項5】 前記選択バルブの前記薬液タンク側ポー
    トには前記特定薬液のうちの最後の処理工程で使用され
    る薬液の新液が収納された新液タンクが接続され、 前記制御部は、前記薬液交換動作を行った後、前記特定
    薬液のうちの最後の処理工程で使用される薬液を前記処
    理槽に供給する場合には前記選択バルブを切り換えて前
    記新液タンクから薬液を処理槽に供給し、該薬液を使用
    した後には特定薬液のうちの最後の処理工程で使用され
    る薬液が収納される薬液タンクに処理槽中の薬液を収納
    することを特徴とする請求項4記載の組織片処理装置。
  6. 【請求項6】 前記廃液タンクおよび/または前記新液
    タンクは、薬液を収納可能であって、前記装置本体と着
    脱可能に設けられた外部タンクであり、 前記選択バルブには、前記外部タンクが接続される外部
    タンク側ポートが設けられ、 該外部タンク側ポートと前記外部タンクとの間を接続す
    る外部接続管路が設けられていることを特徴とする請求
    項4または5記載の組織片処理装置。
  7. 【請求項7】 前記外部タンクは、可搬式であることを
    特徴とする請求項6記載の組織片処理装置。
  8. 【請求項8】 前記外部タンクは、前記装置本体が設置
    された建物の外部に存する屋外タンクであることを特徴
    とする請求項6記載の組織片処理装置。
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