JP2001124063A - 流体軸受と流体軸受を有するモータ - Google Patents
流体軸受と流体軸受を有するモータInfo
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- 230000010349 pulsation Effects 0.000 abstract description 20
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 動圧の脈動のリップル成分を小さくすること
ができ、振動や騒音の少ない流体軸受を提供する。 【解決手段】 対向する第1動圧発生面32a(32
b)と第2動圧発生面34a(34b)の両面に動圧発
生溝36、38が形成された流体軸受において、対向す
る各動圧発生面32a(32b)、34a(34b)に
形成された各動圧発生溝36、38の数、および、また
は形状が互いに異なる。
ができ、振動や騒音の少ない流体軸受を提供する。 【解決手段】 対向する第1動圧発生面32a(32
b)と第2動圧発生面34a(34b)の両面に動圧発
生溝36、38が形成された流体軸受において、対向す
る各動圧発生面32a(32b)、34a(34b)に
形成された各動圧発生溝36、38の数、および、また
は形状が互いに異なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置、レ
ーザプリンタ、VTR等の情報・映像機器等においてデ
ィスク駆動やポリゴンミラー駆動のために用いられるモ
ータ等に使用される流体軸受とこの流体軸受を用いたモ
ータに関する。
ーザプリンタ、VTR等の情報・映像機器等においてデ
ィスク駆動やポリゴンミラー駆動のために用いられるモ
ータ等に使用される流体軸受とこの流体軸受を用いたモ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置や光ディスク装置や光
磁気ディスク装置等のディスク装置においてディスクを
回転させるためのディスク駆動用モータや、レーザプリ
ンタ、VTR等の情報・映像機器等においてポリゴンミ
ラーや磁気ヘッドを回転駆動させるためのモータには、
低NRRO(非周期的振れ)、低騒音、低振動、高速回
転、高耐久性が求められているため、回転体(ロータ)
を非接触で保持できる流体軸受が使用されている。この
流体軸受には、ロータのスラスト方向への移動を規制し
て所定位置に保持するスラスト軸受と、ロータのラジア
ル方向への移動を規制して回転軸をぶれないようにする
ためのラジアル軸受とがある。
磁気ディスク装置等のディスク装置においてディスクを
回転させるためのディスク駆動用モータや、レーザプリ
ンタ、VTR等の情報・映像機器等においてポリゴンミ
ラーや磁気ヘッドを回転駆動させるためのモータには、
低NRRO(非周期的振れ)、低騒音、低振動、高速回
転、高耐久性が求められているため、回転体(ロータ)
を非接触で保持できる流体軸受が使用されている。この
流体軸受には、ロータのスラスト方向への移動を規制し
て所定位置に保持するスラスト軸受と、ロータのラジア
ル方向への移動を規制して回転軸をぶれないようにする
ためのラジアル軸受とがある。
【0003】流体軸受は、対向する動圧発生面の少なく
とも一方に動圧発生溝が形成されて、対向する動圧発生
面間に互いに離反する方向への動圧を発生させる構成で
あるが、大きな動圧を発生させる場合には対向する動圧
発生面の両面に動圧発生溝が形成される。そして、一例
としてスラスト軸受を用いて説明すると、図5の一対の
対向する動圧発生面50、52の見開き図に示されるよ
うに、各動圧発生面50、52には同じへリングボーン
形状(一例として略V字状)の動圧発生溝54、56が
同数、同じリング形状の領域内に形成されている。な
お、図示はしないが、ラジアル軸受の場合も同様に、一
対の対向する動圧発生面には、同形の動圧発生溝が同数
形成される構成である。
とも一方に動圧発生溝が形成されて、対向する動圧発生
面間に互いに離反する方向への動圧を発生させる構成で
あるが、大きな動圧を発生させる場合には対向する動圧
発生面の両面に動圧発生溝が形成される。そして、一例
としてスラスト軸受を用いて説明すると、図5の一対の
対向する動圧発生面50、52の見開き図に示されるよ
うに、各動圧発生面50、52には同じへリングボーン
形状(一例として略V字状)の動圧発生溝54、56が
同数、同じリング形状の領域内に形成されている。な
お、図示はしないが、ラジアル軸受の場合も同様に、一
対の対向する動圧発生面には、同形の動圧発生溝が同数
形成される構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の流体軸受には、次のような課題がある。一対の対向
する動圧発生面50、52には図5に示すように同形の
動圧発生溝54、56が同数形成されているため、図6
に模式的に示すように、発生する動圧の大きさが周期的
に脈動し、かつこの脈動のリップル成分が大きい。ここ
で、一方の動圧発生面50の動圧発生溝54の一つと他
方の動圧発生面52の動圧発生溝56の一つに着目した
場合、2つの動圧発生溝54、56間に発生する動圧
は、お互いが所定の配置に重なった際に最大となり、そ
こから外れると少しずつ動圧が減少し、他の配置になっ
た際に最小となると考えられる。そして、この関係は他
の全ての動圧発生溝54、56同士についても同様であ
るから、一方の動圧発生面50が他方の動圧発生面52
に対して相対的に一回転する時間T内に、動圧発生溝5
4の数だけ大きなピークが発生すると考えられる。よっ
て、これにより軸体が振動したり、騒音を発生したりす
るという課題が生じていた。
来の流体軸受には、次のような課題がある。一対の対向
する動圧発生面50、52には図5に示すように同形の
動圧発生溝54、56が同数形成されているため、図6
に模式的に示すように、発生する動圧の大きさが周期的
に脈動し、かつこの脈動のリップル成分が大きい。ここ
で、一方の動圧発生面50の動圧発生溝54の一つと他
方の動圧発生面52の動圧発生溝56の一つに着目した
場合、2つの動圧発生溝54、56間に発生する動圧
は、お互いが所定の配置に重なった際に最大となり、そ
こから外れると少しずつ動圧が減少し、他の配置になっ
た際に最小となると考えられる。そして、この関係は他
の全ての動圧発生溝54、56同士についても同様であ
るから、一方の動圧発生面50が他方の動圧発生面52
に対して相対的に一回転する時間T内に、動圧発生溝5
4の数だけ大きなピークが発生すると考えられる。よっ
て、これにより軸体が振動したり、騒音を発生したりす
るという課題が生じていた。
【0005】従って、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、動圧の脈動のリップル
成分を小さくすることができ、振動や騒音の少ない流体
軸受とそれを用いたモータを提供することにある。
され、その目的とするところは、動圧の脈動のリップル
成分を小さくすることができ、振動や騒音の少ない流体
軸受とそれを用いたモータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1の流体軸受は、対向する動圧
発生面の両面に動圧発生溝が形成された流体軸受におい
て、前記対向する各動圧発生面に形成された前記動圧発
生溝の数が、互いに異なることを特徴とする。これによ
れば、一方の動圧発生面に形成された全ての動圧発生溝
と他方の動圧発生面に形成された全ての動圧発生溝が同
時に最も動圧が大きくなる配置に重なることが無くなる
ので、動圧の脈動のリップル成分が小さくなり、低振
動、低騒音の流体軸受が実現できる。
に、本発明に係る請求項1の流体軸受は、対向する動圧
発生面の両面に動圧発生溝が形成された流体軸受におい
て、前記対向する各動圧発生面に形成された前記動圧発
生溝の数が、互いに異なることを特徴とする。これによ
れば、一方の動圧発生面に形成された全ての動圧発生溝
と他方の動圧発生面に形成された全ての動圧発生溝が同
時に最も動圧が大きくなる配置に重なることが無くなる
ので、動圧の脈動のリップル成分が小さくなり、低振
動、低騒音の流体軸受が実現できる。
【0007】具体的には、前記対向する各動圧発生面に
形成された前記動圧発生溝の数は、一方が他方の倍数で
ないようにすることで実現できる。
形成された前記動圧発生溝の数は、一方が他方の倍数で
ないようにすることで実現できる。
【0008】また、本発明に係る請求項3の流体軸受
は、対向する動圧発生面の両面に動圧発生溝が形成され
た流体軸受において、前記対向する各動圧発生面に形成
された前記動圧発生溝の形状が、互いに異なることを特
徴とする。この構成でも、発生する動圧が最大になる時
間的な位置や、空間的な位置を異にすることができる。
よって、動圧の脈動のリップル成分が分散、縮小され、
低振動、低騒音の流体軸受が実現できる。
は、対向する動圧発生面の両面に動圧発生溝が形成され
た流体軸受において、前記対向する各動圧発生面に形成
された前記動圧発生溝の形状が、互いに異なることを特
徴とする。この構成でも、発生する動圧が最大になる時
間的な位置や、空間的な位置を異にすることができる。
よって、動圧の脈動のリップル成分が分散、縮小され、
低振動、低騒音の流体軸受が実現できる。
【0009】また、本発明に係る請求項4の流体軸受
は、部材のスラスト方向の外側に向いた両面に動圧発生
溝が形成されて構成された一対の第1動圧発生面と、前
記部材と相対回転する他の部材の前記一対の第1動圧発
生面と対向する面に動圧発生溝が形成されて構成された
一対の第2動圧発生面とで構成された流体軸受におい
て、前記一対の第1動圧発生面には、前記動圧発生溝が
同数、周方向に同位相で形成され、前記一対の第2動圧
発生面には、前記動圧発生溝が同数、周方向に同位相で
形成されていることを特徴とする。各第1動圧発生面に
は、各第1動圧発生面に対向して配置された各第2動圧
発生面からスラスト方向に互いに逆方向の動圧が加わる
が、一対の第1動圧発生面に形成された動圧発生溝同士
が、同数かつ、周方向に同位相に配置され、また一対の
第2動圧発生面に形成された動圧発生溝同士が、同数か
つ、周方向に同位相に配置されているから、各第1動圧
発生面に各第2動圧発生面から加わる逆方向の動圧の脈
動のリップル成分のピークが同期し、つまりピークの位
相が一致して、双方の動圧のリップル成分によって部材
に作用する合力が非常に小さくなる。よって、部材に加
わるスラスト方向の振動が低減できる。
は、部材のスラスト方向の外側に向いた両面に動圧発生
溝が形成されて構成された一対の第1動圧発生面と、前
記部材と相対回転する他の部材の前記一対の第1動圧発
生面と対向する面に動圧発生溝が形成されて構成された
一対の第2動圧発生面とで構成された流体軸受におい
て、前記一対の第1動圧発生面には、前記動圧発生溝が
同数、周方向に同位相で形成され、前記一対の第2動圧
発生面には、前記動圧発生溝が同数、周方向に同位相で
形成されていることを特徴とする。各第1動圧発生面に
は、各第1動圧発生面に対向して配置された各第2動圧
発生面からスラスト方向に互いに逆方向の動圧が加わる
が、一対の第1動圧発生面に形成された動圧発生溝同士
が、同数かつ、周方向に同位相に配置され、また一対の
第2動圧発生面に形成された動圧発生溝同士が、同数か
つ、周方向に同位相に配置されているから、各第1動圧
発生面に各第2動圧発生面から加わる逆方向の動圧の脈
動のリップル成分のピークが同期し、つまりピークの位
相が一致して、双方の動圧のリップル成分によって部材
に作用する合力が非常に小さくなる。よって、部材に加
わるスラスト方向の振動が低減できる。
【0010】また、本発明に係る請求項5のモータは、
請求項1、2、3または4記載の流体軸受を具備するこ
とを特徴とする。
請求項1、2、3または4記載の流体軸受を具備するこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る流体軸受とモ
ータの好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説
明する。なお、流体軸受を用いた機器の一例としてディ
スク装置のディスク駆動用モータを用いて説明するが、
流体軸受は他の用途に使用されるモータや、さらにはモ
ータ以外の用途にも適用できることはもちろんである。
ータの好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説
明する。なお、流体軸受を用いた機器の一例としてディ
スク装置のディスク駆動用モータを用いて説明するが、
流体軸受は他の用途に使用されるモータや、さらにはモ
ータ以外の用途にも適用できることはもちろんである。
【0012】(第1の実施の形態)まず、モータ10の
概要構成について図1を用いて説明する。ハブ12は上
面が閉塞された円筒体に形成され、内周面には磁性材料
で構成された円筒状のヨーク14が密着して配置されて
いる。ハブ12の外周面には、円盤状の磁気ディスク
(不図示)が装着される。また、ヨーク14の内周面に
は、マグネット16が周方向に沿って配置されている。
また、ハブ12の内側上面には円形の凹部12aが形成
されており、この凹部12aの口縁に円筒体18が、ハ
ブ12の軸線と同軸に直角に立設された状態で固定され
ている。そして、円筒体18の上端面18aと凹部12
aとの間には、後述するスラストリングが収容される円
板状の空間部Aが形成されている。以上、ハブ12とヨ
ーク14とマグネット16と円筒体18とでロータが構
成される。
概要構成について図1を用いて説明する。ハブ12は上
面が閉塞された円筒体に形成され、内周面には磁性材料
で構成された円筒状のヨーク14が密着して配置されて
いる。ハブ12の外周面には、円盤状の磁気ディスク
(不図示)が装着される。また、ヨーク14の内周面に
は、マグネット16が周方向に沿って配置されている。
また、ハブ12の内側上面には円形の凹部12aが形成
されており、この凹部12aの口縁に円筒体18が、ハ
ブ12の軸線と同軸に直角に立設された状態で固定され
ている。そして、円筒体18の上端面18aと凹部12
aとの間には、後述するスラストリングが収容される円
板状の空間部Aが形成されている。以上、ハブ12とヨ
ーク14とマグネット16と円筒体18とでロータが構
成される。
【0013】フランジ20には円柱状の軸体22が直角
に立設されている。軸体22はフランジ20がディスク
装置(不図示)の筐体(不図示)に固定されることによ
って、筐体の底面に対して直角に起立する。また、フラ
ンジ20には筒状のスリーブ24が、軸体22を覆い、
かつ軸体22の外周面との間に円筒体18が挿入される
隙間Bが形成されるように、下端がフランジ20の表面
に固定されて軸体22と同軸に取りつけられている。そ
して、スリーブ24の外周面にステータコア26が配置
され、ステータコア26に巻線28が巻回されている。
また、軸体22の先端には円板状のスラストリング30
が軸体22と同軸に固定されている。以上、フランジ2
0と軸体22とスリーブ24とステータコア26とスラ
ストリング30とでステータが構成される。
に立設されている。軸体22はフランジ20がディスク
装置(不図示)の筐体(不図示)に固定されることによ
って、筐体の底面に対して直角に起立する。また、フラ
ンジ20には筒状のスリーブ24が、軸体22を覆い、
かつ軸体22の外周面との間に円筒体18が挿入される
隙間Bが形成されるように、下端がフランジ20の表面
に固定されて軸体22と同軸に取りつけられている。そ
して、スリーブ24の外周面にステータコア26が配置
され、ステータコア26に巻線28が巻回されている。
また、軸体22の先端には円板状のスラストリング30
が軸体22と同軸に固定されている。以上、フランジ2
0と軸体22とスリーブ24とステータコア26とスラ
ストリング30とでステータが構成される。
【0014】そして、ロータはステータと、円筒体18
の下端側が隙間Bに挿入され、かつ軸体22が円筒体1
8に挿入され、かつスラストリング30が円板状の空間
部A内に収容されることによって回動自在に連結されて
いる。そして、作動流体は、円筒体18の内周面と軸体
22の外周面との間の領域内と、空間部A内に封入され
ている。
の下端側が隙間Bに挿入され、かつ軸体22が円筒体1
8に挿入され、かつスラストリング30が円板状の空間
部A内に収容されることによって回動自在に連結されて
いる。そして、作動流体は、円筒体18の内周面と軸体
22の外周面との間の領域内と、空間部A内に封入され
ている。
【0015】そして、図1に示すように、軸体22の上
部側に位置する領域C内に位置する円筒体18の内周面
と軸体22の外周面とで作動流体による一方の動圧型ラ
ジアル軸受が形成され、軸体22の下部側に位置する領
域D内に位置する円筒体18の内周面と軸体22の外周
面とで作動流体による他方の動圧型ラジアル軸受が形成
される。詳細には、各領域内C、Dに位置する円筒体1
8の内周面と軸体22の外周面とに動圧発生溝がそれぞ
れ形成されており、各領域内C、Dに位置する円筒体1
8の内周面と軸体22の外周面とがそれぞれ動圧発生面
となる。
部側に位置する領域C内に位置する円筒体18の内周面
と軸体22の外周面とで作動流体による一方の動圧型ラ
ジアル軸受が形成され、軸体22の下部側に位置する領
域D内に位置する円筒体18の内周面と軸体22の外周
面とで作動流体による他方の動圧型ラジアル軸受が形成
される。詳細には、各領域内C、Dに位置する円筒体1
8の内周面と軸体22の外周面とに動圧発生溝がそれぞ
れ形成されており、各領域内C、Dに位置する円筒体1
8の内周面と軸体22の外周面とがそれぞれ動圧発生面
となる。
【0016】また、スラスト方向の両側にそれぞれ向い
て形成されたスラストリング30の上下面に一対の第1
動圧発生面32a、32bが形成され、スラストリング
30の上面32aと対向するハブ12の凹部12aの内
底面およびスラストリング30の下面32bと対向する
円筒体18の上端面18aに、各第1動圧発生面32
a、32bとそれぞれ対向する一対の第2動圧発生面3
4a、34bが形成されて、作動流体を使用した動圧型
スラスト軸受が構成されている。第1動圧発生面32
a、32bと第2動圧発生面34a、34bには、軸体
22の中心軸を中心としたリング形状の領域内に、第1
動圧発生溝36、第2動圧発生溝38がそれぞれ形成さ
れている。
て形成されたスラストリング30の上下面に一対の第1
動圧発生面32a、32bが形成され、スラストリング
30の上面32aと対向するハブ12の凹部12aの内
底面およびスラストリング30の下面32bと対向する
円筒体18の上端面18aに、各第1動圧発生面32
a、32bとそれぞれ対向する一対の第2動圧発生面3
4a、34bが形成されて、作動流体を使用した動圧型
スラスト軸受が構成されている。第1動圧発生面32
a、32bと第2動圧発生面34a、34bには、軸体
22の中心軸を中心としたリング形状の領域内に、第1
動圧発生溝36、第2動圧発生溝38がそれぞれ形成さ
れている。
【0017】そして、本実施の形態の特徴点は、互いに
対向して配置された一対の動圧発生面(32aと34
a、32bと34b)に形成された各動圧発生溝36、
38の数が、図2に示すように互いに異なる点にある。
一例として、一方の動圧発生溝36の数が7個、他方の
動圧発生溝38の数が8個である。なお、スラスト軸受
を例に挙げて説明しているが、ラジアル軸受の場合にも
適用できることは言うまでもない。このような構成にす
ると、第1動圧発生面32a、32bに形成された動圧
発生溝36と第2動圧発生面34a、34bに形成され
た動圧発生溝38の重なり具合の位相がずれる。このた
め、ある一組の動圧発生溝36、38同士が最も動圧が
大きくなる位置に重なっていても、他の全ての動圧発生
溝36、38同士が動圧が最も大きくなる位置になるこ
とはない。従って、従来例のように、第1動圧発生面3
2a、32bに形成された全ての動圧発生溝36と第2
動圧発生面34a、34bに形成された全ての動圧発生
溝38が同時に同じ配置に重なることを回避できるか
ら、図7に模式的に示すように、各動圧発生面相互間
(32aと34aとの間、32bと34bとの間)に生
ずる動圧の脈動のリップル成分が小さくなり、低振動、
低騒音の流体軸受が実現できる。
対向して配置された一対の動圧発生面(32aと34
a、32bと34b)に形成された各動圧発生溝36、
38の数が、図2に示すように互いに異なる点にある。
一例として、一方の動圧発生溝36の数が7個、他方の
動圧発生溝38の数が8個である。なお、スラスト軸受
を例に挙げて説明しているが、ラジアル軸受の場合にも
適用できることは言うまでもない。このような構成にす
ると、第1動圧発生面32a、32bに形成された動圧
発生溝36と第2動圧発生面34a、34bに形成され
た動圧発生溝38の重なり具合の位相がずれる。このた
め、ある一組の動圧発生溝36、38同士が最も動圧が
大きくなる位置に重なっていても、他の全ての動圧発生
溝36、38同士が動圧が最も大きくなる位置になるこ
とはない。従って、従来例のように、第1動圧発生面3
2a、32bに形成された全ての動圧発生溝36と第2
動圧発生面34a、34bに形成された全ての動圧発生
溝38が同時に同じ配置に重なることを回避できるか
ら、図7に模式的に示すように、各動圧発生面相互間
(32aと34aとの間、32bと34bとの間)に生
ずる動圧の脈動のリップル成分が小さくなり、低振動、
低騒音の流体軸受が実現できる。
【0018】また、具体的には、対向する第1動圧発生
面と第2動圧発生面とに形成された動圧発生溝36、3
8の数は、一方が他方の倍数にならないようにすること
が考えられる。例えば一方の数がN(2以上の自然数)
とすると、他方はN+1、にすることが考えられる。な
ぜなら、対向する第1動圧発生面と第2動圧発生面とに
形成された動圧発生溝36、38の数を異ならしめたと
しても、一方の動圧発生溝の数が他方の動圧発生溝の倍
数になっていると、動圧発生溝の数が少ない方の動圧発
生面では他方の動圧発生溝によるリップル成分がすべて
の溝で同期するため大きくなるからである。このように
一方の動圧発生溝の数が他方の動圧発生溝の数の倍数に
ならない構成とすると、数の少ない第1動圧発生面32
a、32bに形成された全ての動圧発生溝36の全てが
同時に数の多い第2動圧発生面34a、34bに形成さ
れた動圧発生溝38に重なることを確実に回避できるか
ら、動圧の脈動のリップル成分を確実に低減することが
可能となる。
面と第2動圧発生面とに形成された動圧発生溝36、3
8の数は、一方が他方の倍数にならないようにすること
が考えられる。例えば一方の数がN(2以上の自然数)
とすると、他方はN+1、にすることが考えられる。な
ぜなら、対向する第1動圧発生面と第2動圧発生面とに
形成された動圧発生溝36、38の数を異ならしめたと
しても、一方の動圧発生溝の数が他方の動圧発生溝の倍
数になっていると、動圧発生溝の数が少ない方の動圧発
生面では他方の動圧発生溝によるリップル成分がすべて
の溝で同期するため大きくなるからである。このように
一方の動圧発生溝の数が他方の動圧発生溝の数の倍数に
ならない構成とすると、数の少ない第1動圧発生面32
a、32bに形成された全ての動圧発生溝36の全てが
同時に数の多い第2動圧発生面34a、34bに形成さ
れた動圧発生溝38に重なることを確実に回避できるか
ら、動圧の脈動のリップル成分を確実に低減することが
可能となる。
【0019】また、各動圧発生面(32aと32b、3
4aと34b)に形成された動圧発生溝36、38の数
は、相互間に公約数が存在する数にして、一方の動圧発
生面32aと32bに形成された一の動圧発生溝36と
他方の動圧発生面34aと34bに形成された一の動圧
発生溝38が最も動圧が大きくなる配置に重なった際に
は、同時に他の位置にも最も動圧が大きくなる配置に重
なった動圧発生溝36、38の組み合わせが存在するよ
うにすることも考えられる。この場合には、同時に動圧
が最も大きくなる動圧発生溝36、38の組みは、公約
数分だけ常に等角度間隔に配置されることになり、動圧
の脈動のリップル成分は前述した実施の形態に比較する
と多少大きくなるが、バランスの点で優れると考えられ
る。具体的には、第1動圧発生面32aと32bの第1
動圧発生溝36の数を8個、第2動圧発生面34aと3
4bの第2動圧発生溝38の数を6個とすると、同時に
動圧が最も大きくなる動圧発生溝36、38の組みが1
80度ずれて2つ存在する。
4aと34b)に形成された動圧発生溝36、38の数
は、相互間に公約数が存在する数にして、一方の動圧発
生面32aと32bに形成された一の動圧発生溝36と
他方の動圧発生面34aと34bに形成された一の動圧
発生溝38が最も動圧が大きくなる配置に重なった際に
は、同時に他の位置にも最も動圧が大きくなる配置に重
なった動圧発生溝36、38の組み合わせが存在するよ
うにすることも考えられる。この場合には、同時に動圧
が最も大きくなる動圧発生溝36、38の組みは、公約
数分だけ常に等角度間隔に配置されることになり、動圧
の脈動のリップル成分は前述した実施の形態に比較する
と多少大きくなるが、バランスの点で優れると考えられ
る。具体的には、第1動圧発生面32aと32bの第1
動圧発生溝36の数を8個、第2動圧発生面34aと3
4bの第2動圧発生溝38の数を6個とすると、同時に
動圧が最も大きくなる動圧発生溝36、38の組みが1
80度ずれて2つ存在する。
【0020】(第2の実施の形態)まず、モータの基本
構成は前述の実施の形態と同様である。そして、前述し
た実施の形態との相違点は、前述した実施の形態では、
対向する一対の動圧発生面に形成された動圧発生溝の数
を異ならしめ、それによって動圧の脈動のリップル成分
を低減するものであったが、動圧発生溝36、38の数
が同じであっても、図3に示すように、各動圧発生面
(32aと32b、34aと34b)に形成される動圧
発生溝36、38の相互の形状を変えることによって、
動圧の脈動のリップル成分を低減させた点である。この
ように対向する動圧発生面のそれぞれに形成された動圧
発生溝の形状を異ならしめると、一方の動圧発生面に形
成された動圧発生溝によって生じた動圧が他方の動圧発
生面に作用する位置と、他方の動圧発生面に形成された
動圧発生溝によって生じた動圧が一方の動圧発生面に作
用する位置とが異なる。つまり、各動圧発生面に生ずる
動圧が最大になる時間的な位置、空間的な位置が異なる
から、動圧の脈動のリップル成分が低減されると考えら
れる。具体的には、本実施の形態では、一方の動圧発生
溝36は従来と同様にV字形状であるが、他方の動圧発
生溝38は、渦巻き状、詳細には外縁から内縁に向けて
曲線を描いて縮まる形状に形成されている。なお、第1
の実施の形態の構成と第2の実施の形態の構成を共に含
む構成、すなわち、動圧発生溝36、38の形状を変え
ると共に、数も変える構成としても良い。
構成は前述の実施の形態と同様である。そして、前述し
た実施の形態との相違点は、前述した実施の形態では、
対向する一対の動圧発生面に形成された動圧発生溝の数
を異ならしめ、それによって動圧の脈動のリップル成分
を低減するものであったが、動圧発生溝36、38の数
が同じであっても、図3に示すように、各動圧発生面
(32aと32b、34aと34b)に形成される動圧
発生溝36、38の相互の形状を変えることによって、
動圧の脈動のリップル成分を低減させた点である。この
ように対向する動圧発生面のそれぞれに形成された動圧
発生溝の形状を異ならしめると、一方の動圧発生面に形
成された動圧発生溝によって生じた動圧が他方の動圧発
生面に作用する位置と、他方の動圧発生面に形成された
動圧発生溝によって生じた動圧が一方の動圧発生面に作
用する位置とが異なる。つまり、各動圧発生面に生ずる
動圧が最大になる時間的な位置、空間的な位置が異なる
から、動圧の脈動のリップル成分が低減されると考えら
れる。具体的には、本実施の形態では、一方の動圧発生
溝36は従来と同様にV字形状であるが、他方の動圧発
生溝38は、渦巻き状、詳細には外縁から内縁に向けて
曲線を描いて縮まる形状に形成されている。なお、第1
の実施の形態の構成と第2の実施の形態の構成を共に含
む構成、すなわち、動圧発生溝36、38の形状を変え
ると共に、数も変える構成としても良い。
【0021】(第3の実施の形態)まず、モータの基本
構成は前述の実施の形態と同様である。そして、前述し
た第1、第2の実施の形態との相違点は、前述した各実
施の形態では、対向する一対の動圧発生面間に生ずる動
圧自体の脈動のリップル成分を直接、動圧発生溝の数や
形状を変えることによって低減させる構成であったが、
本実施の形態では動圧発生溝の形状や数は従来例と同じ
であっても、特に動圧型のスラスト軸受においては、動
圧がスラスト方向に作用している点に着目し、動圧の脈
動のリップル成分の位相を合わせて打ち消し、これによ
りスラスト方向の振動を低減させる点にある。具体的に
は、スラスト軸受においては、スラスト方向に沿って平
行な動圧が、相反する2方向から部材に作用しており、
この2方向からの動圧の脈動のリップル成分の位相を合
わせて打ち消し、これによりスラスト方向の振動を低減
させる。
構成は前述の実施の形態と同様である。そして、前述し
た第1、第2の実施の形態との相違点は、前述した各実
施の形態では、対向する一対の動圧発生面間に生ずる動
圧自体の脈動のリップル成分を直接、動圧発生溝の数や
形状を変えることによって低減させる構成であったが、
本実施の形態では動圧発生溝の形状や数は従来例と同じ
であっても、特に動圧型のスラスト軸受においては、動
圧がスラスト方向に作用している点に着目し、動圧の脈
動のリップル成分の位相を合わせて打ち消し、これによ
りスラスト方向の振動を低減させる点にある。具体的に
は、スラスト軸受においては、スラスト方向に沿って平
行な動圧が、相反する2方向から部材に作用しており、
この2方向からの動圧の脈動のリップル成分の位相を合
わせて打ち消し、これによりスラスト方向の振動を低減
させる。
【0022】具体的な構成について図4を用いて説明す
る。前述したようにロータには、軸体22のスラスト方
向に沿って平行に、スラストリング30の上面(第1動
圧発生面)32aとハブ12の凹部12aの内底面(第
2動圧発生面34a)との間に生ずるロータを上方向へ
移動させようとする第1の動圧と、スラストリング30
の下面(第1動圧発生面)32bと円筒体18の上端面
18a(第2動圧発生面34b)との間に生ずるロータ
を下方へ移動させようとする第2の動圧とが作用してい
る。
る。前述したようにロータには、軸体22のスラスト方
向に沿って平行に、スラストリング30の上面(第1動
圧発生面)32aとハブ12の凹部12aの内底面(第
2動圧発生面34a)との間に生ずるロータを上方向へ
移動させようとする第1の動圧と、スラストリング30
の下面(第1動圧発生面)32bと円筒体18の上端面
18a(第2動圧発生面34b)との間に生ずるロータ
を下方へ移動させようとする第2の動圧とが作用してい
る。
【0023】そこで、この第1の動圧と第2の動圧の相
互の脈動のリップル成分の位相を一致させるため、図4
に示すように、スラストリング30に形成された一対の
第1動圧発生面32aと32bには、同形状の第1動圧
発生溝36を同数、周方向に同位相で形成し、またハブ
12の内側上面12aおよび円筒体18の上端面18a
に形成された一対の第2動圧発生面34aと34bに
は、同形状の第2動圧発生溝38を同数、周方向に同位
相で形成する。ここで同位相とは、第1動圧発生面32
aと32bや第2動圧発生面34aと34bをそれぞれ
平面的に見た場合に、各動圧発生面に等角度間隔で形成
された全動圧発生溝の周方向の位置が一致している関係
を言う。
互の脈動のリップル成分の位相を一致させるため、図4
に示すように、スラストリング30に形成された一対の
第1動圧発生面32aと32bには、同形状の第1動圧
発生溝36を同数、周方向に同位相で形成し、またハブ
12の内側上面12aおよび円筒体18の上端面18a
に形成された一対の第2動圧発生面34aと34bに
は、同形状の第2動圧発生溝38を同数、周方向に同位
相で形成する。ここで同位相とは、第1動圧発生面32
aと32bや第2動圧発生面34aと34bをそれぞれ
平面的に見た場合に、各動圧発生面に等角度間隔で形成
された全動圧発生溝の周方向の位置が一致している関係
を言う。
【0024】この構成により、スラストリング30の上
面(第1動圧発生面32a)に形成された第1動圧発生
溝36と凹部12aの内底面(第2動圧発生面34a)
に形成された第2動圧発生溝38との位置関係(溝同士
の重なり具合)は、スラストリング30の下面(第1動
圧発生面32b)に形成された第1動圧発生溝36と円
筒体18の上端面18a(第2動圧発生面34b)に形
成された第2動圧発生溝38との位置関係と常に同じに
なる。よって、対向する第1動圧発生面と第2動圧発生
面との間(32aと34a、32bと34b)に発生す
る第1の動圧と第2の動圧のそれぞれの脈動のリップル
成分は、同期して(位相が同じになり)、かつ大きさも
同じになるから、双方のリップル成分が打ち消されてロ
ータに、スラスト方向に沿って生ずる振動が低減され
る。
面(第1動圧発生面32a)に形成された第1動圧発生
溝36と凹部12aの内底面(第2動圧発生面34a)
に形成された第2動圧発生溝38との位置関係(溝同士
の重なり具合)は、スラストリング30の下面(第1動
圧発生面32b)に形成された第1動圧発生溝36と円
筒体18の上端面18a(第2動圧発生面34b)に形
成された第2動圧発生溝38との位置関係と常に同じに
なる。よって、対向する第1動圧発生面と第2動圧発生
面との間(32aと34a、32bと34b)に発生す
る第1の動圧と第2の動圧のそれぞれの脈動のリップル
成分は、同期して(位相が同じになり)、かつ大きさも
同じになるから、双方のリップル成分が打ち消されてロ
ータに、スラスト方向に沿って生ずる振動が低減され
る。
【0025】以上、本発明の好適な実施の形態について
種々述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定
されるものではなく、インナーロータ型のモータへの適
用も可能である等、発明の精神を逸脱しない範囲で多く
の改変を施し得るのはもちろんである。
種々述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定
されるものではなく、インナーロータ型のモータへの適
用も可能である等、発明の精神を逸脱しない範囲で多く
の改変を施し得るのはもちろんである。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る流体軸受やモータによれ
ば、動圧の脈動のリップル成分が小さくなり、低振動、
低騒音化が実現できる。従って、小型化しても十分な剛
性を確保できるという効果を奏する。
ば、動圧の脈動のリップル成分が小さくなり、低振動、
低騒音化が実現できる。従って、小型化しても十分な剛
性を確保できるという効果を奏する。
【図1】流体軸受を使用したモータの一般的な構成を示
す正面断面図である。
す正面断面図である。
【図2】本発明に係る流体軸受の第1の実施の形態の構
成を説明するための、対向する動圧発生面に形成された
動圧発生溝の構成を示す見開き図である。
成を説明するための、対向する動圧発生面に形成された
動圧発生溝の構成を示す見開き図である。
【図3】本発明に係る流体軸受の第2の実施の形態の構
成を説明するための、対向する動圧発生面に形成された
動圧発生溝の構成を示す見開き図である。
成を説明するための、対向する動圧発生面に形成された
動圧発生溝の構成を示す見開き図である。
【図4】本発明に係る流体軸受の第3の実施の形態の構
成を説明するための、各動圧発生面に形成された動圧発
生溝の構成を示す斜視図である。
成を説明するための、各動圧発生面に形成された動圧発
生溝の構成を示す斜視図である。
【図5】従来の流体軸受の一例の構成を説明するため
の、対向する動圧発生面に形成された動圧発生溝の構成
を示す見開き図である。
の、対向する動圧発生面に形成された動圧発生溝の構成
を示す見開き図である。
【図6】従来の流体軸受に発生する動圧の脈動の様子を
説明するための説明図である。
説明するための説明図である。
【図7】本発明に係る流体軸受に発生する動圧の脈動の
様子を説明するための説明図である。
様子を説明するための説明図である。
32a、32b 第1動圧発生面 34a、34b 第2動圧発生面 36 第1動圧発生溝 38 第2動圧発生溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 AA20 BA08 CA03 5H605 AA04 BB05 BB10 BB14 BB19 CC04 DD05 EB03 EB06 EB09 5H607 AA04 BB01 BB07 BB14 BB17 BB25 CC01 DD03 DD08 DD14 GG03 GG09 GG12 GG15 JJ06
Claims (5)
- 【請求項1】 対向する動圧発生面の両面に動圧発生溝
が形成された流体軸受において、 前記対向する各動圧発生面に形成された前記動圧発生溝
の数が、互いに異なることを特徴とする流体軸受。 - 【請求項2】 前記対向する各動圧発生面に形成された
前記動圧発生溝の数は、一方が他方の倍数でないことを
特徴とする請求項1記載の流体軸受。 - 【請求項3】 対向する動圧発生面の両面に動圧発生溝
が形成された流体軸受において、 前記対向する各動圧発生面に形成された前記動圧発生溝
の形状が、互いに異なることを特徴とする流体軸受。 - 【請求項4】 部材のスラスト方向の外側に向いた両面
に動圧発生溝が形成されて構成された一対の第1動圧発
生面と、前記部材と相対回転する他の部材の前記一対の
第1動圧発生面と対向する面に動圧発生溝が形成されて
構成された一対の第2動圧発生面とで構成された流体軸
受において、 前記一対の第1動圧発生面には、前記動圧発生溝が同
数、周方向に同位相で形成され、 前記一対の第2動圧発生面には、前記動圧発生溝が同
数、周方向に同位相で形成されていることを特徴とする
流体軸受。 - 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の流体軸
受を具備することを特徴とするモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30071199A JP2001124063A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 流体軸受と流体軸受を有するモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30071199A JP2001124063A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 流体軸受と流体軸受を有するモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001124063A true JP2001124063A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17888183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30071199A Pending JP2001124063A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 流体軸受と流体軸受を有するモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001124063A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002008619A1 (fr) * | 2000-07-21 | 2002-01-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dispositif palier de butee du type a pression dynamique et son procede de fabrication |
US20140009019A1 (en) * | 2012-07-04 | 2014-01-09 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Spindle motor |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30071199A patent/JP2001124063A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002008619A1 (fr) * | 2000-07-21 | 2002-01-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dispositif palier de butee du type a pression dynamique et son procede de fabrication |
US20140009019A1 (en) * | 2012-07-04 | 2014-01-09 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Spindle motor |
KR101434020B1 (ko) * | 2012-07-04 | 2014-08-25 | 삼성전기주식회사 | 스핀들 모터 |
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