JP2001123853A - デイーゼルエンジン用電子ガバナ - Google Patents

デイーゼルエンジン用電子ガバナ

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JP2001123853A
JP2001123853A JP30538999A JP30538999A JP2001123853A JP 2001123853 A JP2001123853 A JP 2001123853A JP 30538999 A JP30538999 A JP 30538999A JP 30538999 A JP30538999 A JP 30538999A JP 2001123853 A JP2001123853 A JP 2001123853A
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JP
Japan
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governor
lever
diesel engine
electronic
actuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP30538999A
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English (en)
Inventor
Satoru Iwata
哲 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械式ガバナが装着されているデイーゼルエ
ンジンで発電機を駆動する場合に、電圧変動率の目標値
を正確に確保し得る電子ガバナへの変更を可能にする。 【解決手段】 機械式ガバナを備えたデイーゼルエンジ
ンにおいて、ガバナケースに装着したアクチュエータに
よりガバナレバーをガバナレバー軸周りに回動させて目
標回転数に制御することを特徴とするデイーゼルエンジ
ン用電子ガバナである。アクチュエータによりガバナレ
バーを押して燃料を減少させ、セットスプリングのばね
力で増量させ得る。コントロールレバー軸の回動によ
り、機械式ガバナのガバナ力のガバナレバーへの作動を
解除し得る。コントロールレバー軸の回動を、ガバナケ
ースの外に配置したアイドル回転数設定具で行い得る。
ストップソレノイドとアクチュエータの取付孔を兼用し
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式ガバナを備
えたデイーゼルエンジン用の電子ガバナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデイーゼルエンジンには一般に機
械式ガバナが装着されているが、このようなデイーゼル
エンジンで発電機を駆動する場合には、機械式ガバナ方
式では電圧変動率を微少範囲に保持することが極めて困
難であり、目標値を正確に確保し得る電子ガバナへの変
更を希望するユーザーが増加している。
【0003】図5、図6は機械式ガバナの運転時とスト
ップ時を示しており、図5において、1はガバナ軸、2
はガバナウエイト、3はガバナスリーブ、4はテンショ
ンレバー、5はガバナレバー、6はテンションレバー4
とガバナレバー5とを連結する位置固定のガバナレバー
軸、7はガバナリンク、8はコントロールラック、9は
ガバナレバー5をガバナレバー軸6を中心に反時計方向
(燃料増量方向)に付勢するセットスプリング、10は
操縦室のコントロールレバーに連動するコントロールレ
バー軸、11はコントロールレバー軸10に固定されて
いるスプリングレバー、12はガバナスプリング、13
はストップソレノイドで、このストップソレノイド13
はガバナケース14の取付孔15に嵌合し、一体のフラ
ンジ16がボルト17によりガバナケース14に締着さ
れている。18はソレノイド13に通電した時に図5の
位置から右方へ突出するロッドである。
【0004】図5は、運転時にエンジン回転数が設定値
より増加し、ガバナウエイト2が矢印方向に拡開し、ガ
バナスリーブ3がガバナ力F1(スラスト力)で押さ
れ、ガバナスプリング12の弾力F2に抗してテンショ
ンレバー4とガバナレバー5が共にガバナレバー軸6を
中心に時計方向減量側に回動して燃料(FO)量を調整
している状態を示している。
【0005】図6はストップ時を示しており、ソレノイ
ド13への通電によりロッド18が矢印方向へ突出して
ガバナレバー5に衝合しかつガバナレバー5をガバナレ
バー軸6を中心に時計方向に回し、コントロールラック
8を燃料カット方向に駆動している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、機械式ガバ
ナが装着されているデイーゼルエンジンで発電機を駆動
する場合に、電圧変動率の目標値を正確に確保し得る電
子ガバナへの変更を可能にすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、機械
式ガバナを備えたデイーゼルエンジンにおいて、ガバナ
ケースに装着したアクチュエータによりガバナレバーを
ガバナレバー軸周りに回動させて目標回転数に制御する
ことを特徴とするデイーゼルエンジン用電子ガバナであ
る。
【0008】請求項2の発明は、アクチュエータにより
ガバナレバーを押して燃料を減少させ、セットスプリン
グのばね力で増量させる、請求項1に記載のデイーゼル
エンジン用電子ガバナである。
【0009】請求項3の発明は、コントロールレバー軸
の回動により、機械式ガバナのガバナ力のガバナレバー
への作動を解除する、請求項1または2に記載のデイー
ゼルエンジン用電子ガバナである。
【0010】請求項4の発明は、コントロールレバー軸
の回動を、ガバナケースの外に配置したアイドル回転数
設定具で行う、請求項3に記載のデイーゼルエンジン用
電子ガバナである。
【0011】請求項5の発明は、機械式ガバナとして使
用する場合は、ガバナケースに装着したストップソレノ
イドでガバナレバーを押圧してエンジンを停止する、請
求項2に記載のデイーゼルエンジン用電子ガバナであ
る。
【0012】請求項6の発明は、ストップソレノイドと
アクチュエータの取付孔を兼用する、請求項5に記載の
デイーゼルエンジン用電子ガバナである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明による簡易電子ガバ
ナの運転時の状態を示しており、ソレノイドアクチュエ
ータ20は、図5のソレノイド13の代わりに、同じ取
付孔15に嵌合してソレノイド13と同様にガバナケー
ス14に装着されており、ロッド21の右先端はガバナ
レバー5に当接し、操縦室から図示されていない制御装
置へ供給される設定回転数信号と回転数検出装置から制
御装置へ供給される回転数信号とを制御装置で比較し、
両者の差を0にするための制御信号(電圧)が制御装置
からアクチュエータ20に供給されて、ロッド21は制
御信号に対応する量だけ押し引き方式で所定の位置を占
めると共に力F3でガバナレバー5を押し(セットスプ
リング9のばね力F4との釣合いにより)調速が行われ
る。即ち、ロッド21が右方へ突出するとコントロール
ラック8は減量側へ移動し、ロッド21が左方へ後退す
るとセットスプリング9の弾力によりコントロールラッ
ク8は増量側へ移動する。
【0014】運転中にガバナ力F1によりテンションレ
バー4が動かないように、コントロールレバー軸10と
スプリングレバー11を目一杯時計方向に回しておき、
常にF2〉F1とすることが好ましい。
【0015】図2はストップ時を示しており、ロッド2
1が一杯に右方へ突出し、コントロールラック8を燃料
カット方向に駆動している。
【0016】図3のボルト23はガバナケース外面の一
体のブラケット24に設けたねじ孔に螺合し、かつコン
トロールレバー軸10と一体のレバー25に先端が衝合
し、従来公知のアイドル回転数設定具を形成している。
簡易電子ガバナに切り替えた時には、このボルト23を
左方へ一杯に(図4の位置まで)ねじ込み、コントロー
ルレバー軸10を時計方向に回して図1のガバナスプリ
ング12のばね力F2を増し、機械式ガバナとの縁を確
実に切ることができる。
【0017】図4のアイドルロッド27の左右端部は、
夫々ピン28、29を介してロッド21とガバナレバー
5に接続している。30はスプリングピンである。この
ようにすると、ロッド21が右方へ突出する燃料減量時
は勿論、ロッド21が左方へ後退する燃料増量時にも、
図1のセットスプリング9の弾力に頼ることなく、アク
チュエータ20の動作を確実にガバナレバー5に伝える
ことができ、制御の精度が向上する。
【0018】
【発明の効果】請求項1、2、5の発明によると、図5
のソレノイド13を図1のアクチュエータ20に交換す
るだけで、機械式ガバナを電子ガバナに変更することが
でき、エンジン回転数信号から直接コントロールラック
8を押し引き方式で制御可能となるため、発電機を駆動
する場合の電圧変動率を可及的に小さくし得る。しか
も、電子ガバナとしては、構造が簡単で低コストにな
る。また、仮に電気系統が故障しても、機械式ガバナと
して運転ができる利点がある。アクチュエータ20の故
障時のソレノイド13への交換も容易である。
【0019】請求項3、4の発明によると、電子ガバナ
として使用する場合、簡単に機械式ガバナとの縁切りが
出来、制御の精度が向上する。
【0020】請求項6の発明によると、ガバナケース1
4に対するアクチュエータ20の取付けが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 運転時を示す縦断面略図である。
【図2】 ストップ時を示す縦断面略図である。
【図3】 アイドル回転数設定具を示す縦断面略図であ
る。
【図4】 図1の一部に相当する別実施例を示す図面で
ある。
【図5】 従来の機械式ガバナの運転時を示す縦断面略
図である。
【図6】 従来の機械式ガバナのストップ時を示す縦断
面略図である。
【符号の説明】
5 ガバナレバー 6 ガバナレバー軸 8 コントロールラック 10 コントロールレバー軸 14 ガバナケース 15 取付孔 20 アクチュエータ 23 ボルト(アイドル回転数設定具) F1 ガバナ力(スラスト力)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械式ガバナを備えたデイーゼルエンジ
    ンにおいて、ガバナケースに装着したアクチュエータに
    よりガバナレバーをガバナレバー軸周りに回動させて目
    標回転数に制御することを特徴とするデイーゼルエンジ
    ン用電子ガバナ。
  2. 【請求項2】 アクチュエータによりガバナレバーを押
    して燃料を減少させ、セットスプリングのばね力で増量
    させる、請求項1に記載のデイーゼルエンジン用電子ガ
    バナ。
  3. 【請求項3】 コントロールレバー軸の回動により、機
    械式ガバナのガバナ力のガバナレバーへの作動を解除す
    る、請求項1または2に記載のデイーゼルエンジン用電
    子ガバナ。
  4. 【請求項4】 コントロールレバー軸の回動を、ガバナ
    ケースの外に配置したアイドル回転数設定具で行う、請
    求項3に記載のデイーゼルエンジン用電子ガバナ。
  5. 【請求項5】 機械式ガバナとして使用する場合は、ガ
    バナケースに装着したストップソレノイドでガバナレバ
    ーを押圧してエンジンを停止する、請求項2に記載のデ
    イーゼルエンジン用電子ガバナ。
  6. 【請求項6】 ストップソレノイドとアクチュエータの
    取付孔を兼用する、請求項5に記載のデイーゼルエンジ
    ン用電子ガバナ。
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