JP2001122438A - 積み付け計画作成装置 - Google Patents

積み付け計画作成装置

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JP2001122438A
JP2001122438A JP30390699A JP30390699A JP2001122438A JP 2001122438 A JP2001122438 A JP 2001122438A JP 30390699 A JP30390699 A JP 30390699A JP 30390699 A JP30390699 A JP 30390699A JP 2001122438 A JP2001122438 A JP 2001122438A
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JP30390699A
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English (en)
Inventor
Norihito Eguchi
徳仁 江口
Hideki Shimizu
日出樹 清水
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配送計画を基に運搬用パレットにケースを自
動積み付けする物流システムにおいて、配送順を守り、
かつ安定し積載効率の良い積み荷を作成することのでき
る積み付け計画作成装置を提供する。 【解決手段】 棒積みケース群作成部101により配送
順毎のケースが棒積みケース群化される。コラム作成部
102により先に作成した棒積みケースを運送可能な積
み付け高さに分割しコラム化し、コラム結合部103で
は配送順の異なるコラムについて積載制限高さ範囲内と
なるようにコラムの結合を行う。コラムの作成後、コラ
ム割り付け部104、積み付け計画作成部105により
配送順のの積み付け計画を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配送物の配送順、
品種、あるいは個数等を設定した配送計画に基づいて複
数種の配送物を配送する物流システムにおいて、配送物
を搬送単位としての搬送パレットへ積み付けするにあた
り、少なくとも積み付け順および積み付け位置を定める
積み付け計画を作成する積み付け計画作成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数の顧客毎に、配送順、配送する製品
ケース(以下単にケースと記す)の品種およびその個数
を登録した配送計画に基づいて複数種のケースを搬送パ
レット(以下単にパレットと記す)に積み付けする物流
システムにおいては、近年、物流業界におけるユーザニ
ーズの多様化から多品種小口配送が増加してきている。
これらに対応するためいくつかの物流システムが検討さ
れてきている。
【0003】その中で、複数種類の製品のケースを1パ
レット上に積むような配送の場合、ケースを品種毎にバ
ッファとして保管する複数のストレージラインと積み付
け装置(以後パレタイザ)で構成され、ストレージライ
ンから必要なケースが順に搬出され、パレタイザで搬出
された順に積み付ける装置が実用化されている。
【0004】この場合、配送計画に基づいて積み付け順
や積み付け位置を決定する積み付け計画を作成する必要
があり、その積み付け計画に従ってストレージラインか
ら必要なケースが搬出され、決定された積み付け位置に
パレタイザで順に積み込まれている。
【0005】従来の物流システムにおける積み付け計画
作成装置では、積み付け計画の作成にあたって、配送計
画に登録された配送顧客順に各顧客毎の配送ケース品種
及び個数を順に読み込み、1品種目のケースをパレット
の荷下ろし部に近い側から空きエリアに割り付け、個数
が複数である場合にはその上に同一ケースを順に積み上
げ、指定された個数分を積むか、積載制限高さを越える
まで作業を繰り返す。また、積載制限高さを越えた場合
には、再度パレットの荷下ろし方向から別の空きエリア
を割り付け、積み付けを続ける。1品種目の積み付け処
理が完了したら、次の品種のケースの垂直投影が前の品
種のケースの上面に含まれる場合には、前積載ケースの
上に次品種ケースを積み付けし、前記同様に個数分積み
付け処理を繰り返す。また、次品種ケースの垂直投影が
前品種ケースの上面に含まれない場合には、パレットの
荷下ろし方向から別の空きエリアを割り付け、前記同様
に個数分積み付け処理を繰り返す。
【0006】以上のコラム作成およびパレットへの割り
付け処理を配送顧客毎に品種登録順に行なうのと同時
に、積み付け順、割り付け位置及び積載高さに基づいた
積み付け計画を作成し、本積み付け計画を基にケースの
搬出およびパレタイザでの積み込みを行なうことによ
り、多品種小量配送を行なう場合の一般的な以下のケー
ス積み付け基準を守った積み付けを行っている。 1)配送時にケースが荷崩れしないように、より安定し
た積み荷即ち各コラム内のケース上下間では上のケース
の垂直投影が下のケースの上面に含まれるような積み荷
とする。 2)積み荷の高さがトラック等での配送時の積載制限高
さ以内になるような積み荷とする。 3)上記1)2)を守った上で、配送時に各配送顧客先
で荷降ろしを簡単にするために、他のケースを下ろさず
に目的のケースを下ろせるように、各コラムは荷下ろし
方向から配送順に配置されるような積み荷とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のような従来の物
流システムにおける積み付け計画作成装置では、 1)配送計画に登録された各顧客毎の配送ケースの品種
登録順に処理を行なうので、大きなケースの次に極端に
小さなケースが登録されていれば、他に積み付け可能な
上面面積のより大きなケースがあってもそのまま積載し
てしまい、必ずしも安定した積み荷が作成されるとは限
らなかった。 2)配送計画に登録された各顧客毎の配送ケースの品種
登録順に次品種が前品種の上に積載可能かを判定し(次
品種の垂直投影が前品種の上面に含まれるか)、積載不
可の場合はコラムを切替えパレット上に新しく割り付け
を行なうという方式であったので、品種毎のケース個数
の少ない多品種少量配送においてはコラムの数が多くな
り、また同時に積み荷の高さが平均的に低くなるので極
端にパレット上の積付効率を下げてしまう可能性があっ
た。 3)積み荷の安定化、積載効率の向上を考えた場合、ど
の顧客にも配送が行われるような数の多いケースについ
ては品種毎にまとめて積み付けしたい場合があるが、従
来の方式では実現できず、別途ケースの切り出し/手積
み等を行っていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような課題に鑑
み、本発明は、搬送パレットに対する製品ケースの積み
付け順および積み付け位置を指定する積み付け計画を作
成する物流システムの積み付け計画作成装置において、
配送順が同一であるケースについて上側のケースの垂直
投影が下側のケースの上面面積に包含されるように柱状
に積重した棒積みケース群を作成する棒積みケース群作
成手段と、前記作成された棒積みケース群を積載制限高
さ以下で分割したコラムを作成するコラム作成手段と、
配送順の異なる2つのコラムにおいて、配送順が前のコ
ラムの最下段ケースの垂直投影が、配送順が後のコラム
の最上段ケースの上面に含まれ、かつ両コラムの高さの
合計が前記積載制限高さを越えない際に、配送順が前の
コラムの下に配送順が後のコラムを結合したコラムを作
成するコラム結合手段と、配送順が前のケースを含むコ
ラムから先に、かつ配送順が同一のケースを含むコラム
においては前記コラム結合手段で結合されなかったコラ
ムから先に、パレットからのケースの荷下ろし方法に基
づいてコラムの割付位置を決定するコラム割り付け手段
と、前記決定された割り付け位置に基づいて、各ケース
の搬送パレットへの積み付け順および積み付け位置を決
定する積み付け計画作成手段と、を有することを特徴と
する。これにより、搬送順の搬出が容易でありかつ搬送
効率が高く積載状態の安定した積み荷を形成することが
できる。
【0009】また、本発明は、搬送パレットに対する製
品ケースの積み付け順および積み付け位置を指定する積
み付け計画を作成する物流システムの積み付け計画作成
装置において、品種毎の積み付けを指定する品種別積み
付け指定手段と、少なくとも搬送パレットあたりの積み
付け個数を登録するインターロック積み登録手段と、前
記インターロック積み登録手段で登録された積み付け個
数より個数の多い品種についてインターロック積みが可
能であると判定するインターロック積み判別手段と、前
記インターロック積み可能と判定された品種に対して積
み付け計画を作成するインターロック積み計画作成手段
と、前記インターロック積み判定手段においてインター
ロック積み可能と判定されなかった品種に対して各ケー
スを品種別に前記積載制限高さ以下の高さに積重した品
種別コラムを作成する品種別コラム作成手段と、前記品
種別コラムを品種別に搬送パレットに割り付ける品種別
コラム割り付け手段と、を備えたことを特徴とする。こ
れにより、搬送順の搬出が容易でありかつ搬送効率が高
く積載状態の安定した品種別の積み荷を形成することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明を工場から生産出荷
される製品のケースの積み付け計画作成装置に適用した
第一の実施の形態について説明する。図1は本実施形態
の積み付け計画作成装置を備えた物流システムの一例を
示す図である。
【0011】まず、工場1で生産された製品のケースは
入庫コンベア2により順にシステムに搬入される。各ケ
ースは方向転換装置3で所定のケース方向に転換された
のち、各品種用のバッファコンベア4に入庫/保管され
る。ここでシステム制御装置10は各装置と通信回線等
で結合され入庫/出庫の統括制御を行なう。
【0012】次に、配送計画を基に積み付け計画作成装
置9で積み付け計画を作成したのち、出庫端末6から出
庫する配送計画を指定し、出庫開始指示を行なうと、パ
レットチェンジャ8の空パレット保管位置Aから空パレ
ットがパレタイズ位置Bに移動される。その後、積み付
け計画に従って順にバッファコンベア4からケースが搬
出され、出庫コンベア5により搬送される。ケースが方
向転換装置3により積み込み方向に転換された後、パレ
タイザ7は積み付け計画に従ってパレット上の指定位置
にケースを積み付けする。1パレット分のケースの積み
付けが完了すると、パレットはパレット搬出位置Cに搬
送され、次いで、フォークリフト等によりパレットの配
送用トラックへの積み込み、または、仮置き場への移動
が行われる。複数のパレットへの積み付けが行われる場
合には、次のパレットが用意され積み付けが継続され
る。このようにして配送計画により指定された積み付け
が完了するまでパレットの積み付けが繰り返し実施され
る。
【0013】次いで、配送順の積み付け計画を作成する
手順について説明する。図2は本実施形態にかかる積み
付け計画作成装置の概略構成を示すブロック図、図4は
本実施形態にかかる積み付け計画作成装置における配送
計画手順書の一例を示す図、図5は本実施形態にかかる
積み付け計画作成装置におけるケース基本情報の一例を
示す図である。
【0014】まず、棒積みケース群作成部101により
配送順が同一であるケースについて上側のケースの垂直
投影が下側のケースの上面面積に包含されるように柱状
に一列に積み上げた棒積みケース群21(図6)の作成
を行う。ここではまず図4に示すような配送計画の配送
順1番の顧客A社の配送ケースの品種および個数につい
てのデータの読み出しを行う。なお、この際品種指定が
有と指定されているものについては読み出しを行わな
い。即ち、図4の例では、A社への配送品種/個数のう
ち品種fについては読み出しを行わない。
【0015】次にあらかじめ積み付け計画作成装置に登
録されるケース品種毎の情報を記述した図5に示すよう
なケース基本情報から品種毎のケースの上面面積を算出
し、ケースを上面面積の大きい順に並び替えを行う。図
5に示す例において品種指定が有りとされていないもの
について各品種の上面面積を大きい順に並び替えると、
a,c,e,d,bの順になる。
【0016】次に並び替えられた順にケースを柱状に一
列に積み上げた棒積みケース群を作成する。図6に積み
上げ形成された棒積みケース群の一例を示す。異品種の
ケースの積重に際しては、それら品種の異なるケース間
で垂直投影と上面とを比較して一方のケースの垂直投影
が他方の上面に一致するかあるいは包含される場合に
は、この一方のケースを他方のケースの上に積み上げ
る。また、一方、含まれなかった場合については、含ま
れなかったケース全体について再度同様の処理を行な
い、異品種の積重ができなくなるまでこれを繰り返し行
う。図5に示す例では、品種cのケースの垂直投影は品
種aのケースの上面に包含されず、また、品種eケース
の垂直投影も品種aケースの上面に包含されず、さらに
品種dのケースの垂直投影は品種aのケースの垂直投影
に、品種bのケースの垂直投影は品種dのケースの垂直
投影に包含されるため、これらは同一の棒積みケース群
21とする。以上により、図6に示されるような、品種
a(4個),品種d(1個),品種b(2個)の順に各
品種のケースを柱状に積み上げた棒積みケース群21が
作成される。また品種eおよび品種cについては、品種
eのケースの垂直投影が品種cのケースの垂直投影に包
含されるため、下から品種c(3個)および品種e(2
個)のケースが積み上げられた棒積みケース群22が作
成され、配送順1番の顧客A社に対してはこれら2つの
棒積みケース群21,22が作成されることになる。以
上の処理を全配送順に対して行い、配送順毎に棒積みケ
ース群(21〜24)を作成する。
【0017】次いで、コラム作成部102において前記
作成された棒積みケース群を積載制限高さ以下で分割し
たコラムを作成する。この工程では、まず前記棒積みケ
ース群作成部101で作成された棒積みケース群に対
し、配送順に、配送する場合の積載制限高さ例えば15
00mm以下となるように、ケースの上面面積の大きい
側即ち各棒積みケース群の下側から順に各棒積みケース
群を分割したコラムを作成する。図7に図6に示す棒積
みケース群に対して作成されたコラムの一例を示す。こ
の例では棒積みケース群21は品種a(3個)のケース
を積層して成るコラム31と品種a(1個)、品種d
(1個)および品種b(2個)のケースを積層して成る
コラム32とに分割され、棒積みケース群22は分割さ
れず品種c(3個)および品種e(2個)を積層して成
るコラム33となる。同様の処理を配送順に全棒積みケ
ース群に対して繰り返し、配送順毎にコラムの作成を行
なう。
【0018】次いで、コラム結合部103において前の
工程で分割したコラムの結合を行う。図3にコラム結合
手順を示すフローチャートを示す。まず、配送順N、配
送順Nの読み出しコラム順Jを初期化し(ステップS
1、S2)、配送順NのJ番目のコラム情報を読み出し
(ステップS3)、コラムの最下段のケース情報を取得
する(ステップS4)。次に、配送順N+1(つまり次
の搬送順)の読み出しコラム順Kを初期化し(ステップ
S5)、配送順N+1のK番目のコラム情報を読み出し
(ステップS6)、コラムの最上段のケース情報を取得
する(ステップS7)。それぞれのケース情報を取得し
た後、配送順が前の最下段ケースの垂直投影が配送順が
後のコラムの最上段ケースの上面に包含されるか否かの
判定を行ない(ステップS8)、包含されるものがある
と判定された場合には引き続き両コラムの合計高さ判定
を行ない(ステップS9)、この合計高さが積載制限高
さを越えないと判定された場合には、配送順が前のコラ
ムの下に配送順が後のコラムを結合したコラムを作成す
る(ステップS10)。コラム結合ができた場合には次
の搬送順が残っているか判定し(ステップS15)、残
っていた場合には配送順Nをカウントアップし(ステッ
プS16)、次の配送順について同様のコラム結合処理
を繰り返す。ステップS8において最下段ケースの垂直
投影が前記最上段ケースの上面に包含されない、あるい
はステップS9において両コラムの合計高さが積載制限
高さを越えると判定された場合には、配送順N+1にコ
ラムが残っているか否かの判定を行ない(ステップS1
1)、残っていた場合にはコラム順Kをカウントアップ
し(ステップS12)、前記ステップS6に戻り別のコ
ラムに切り替えて再度判定を行なう。また、配送順N+
1のコラムがなくなってしまった場合は、配送順Nにコ
ラムが残っているか否かの判定を行ない(ステップS1
3)、残っている場合はコラム順Jをカウントアップし
(ステップS14)、ステップS3に戻り別のコラムに
切り替えて判定を行なう。このようにして、配送順の異
なるコラム間においてコラム結合を行なう。
【0019】図8に、図7に示すコラムの一例に対して
コラム結合を行った際の例を示す。この例ではまず、配
送順が前の顧客A社の各コラム31〜33の最下段にあ
るケース61,62(品種a)およびケース63(品種
c)のケースの垂直投影と、配送順が顧客A社より後の
顧客B社の各コラム34,35の最上段にあるケース6
4(品種a)およびケース65(品種e)の上面との間
で比較が行なわれる。そしてここでは、顧客A社のケー
ス61,62(品種a)の垂直投影は顧客B社のケース
64(品種a)の上面に包含されており、かつコラム3
1とコラム34との合計高さは1600mmで積載制限
高さを越え、コラム32とコラム34のコラム合計高さ
は1500mmで積載制限高さを越えないため、配送順
が前の顧客A社のコラム32の下に配送順が後の顧客B
社のコラム34を結合したコラム41が作成される。
【0020】次いで、コラム割り付け部104におい
て、コラム作成部102及びコラム結合部103で作成
された配送順毎のコラムの最下段ケースを、配送順が前
のケースを含むコラムから先に、かつ同一配送順のケー
スを含むコラムにおいては前記コラム結合手段で結合さ
れなかったコラムから先に、パレット上からのケースの
荷下ろし方向に基づいて(例えばパレット上からケース
を搬出する側に近い側から順に)空きエリアに対してコ
ラムの割り付けを行なう。図9に、図8のコラムの例に
対して割り付けを行った例を示す。この例では、配送順
が1の顧客A社に配送されるケースを有するコラムは、
コラム31、コラム41およびコラム33である。この
うち、コラム31およびコラム33はコラム結合手段に
より結合されていないコラム即ち前の配送順のケースの
みを有するコラムであり、コラム41は後の配送順で配
送するケース64を含むコラムであるため、パレット上
には、パレット上からケースを搬出する側(辺se側)
に近い側に、コラム31、コラム33、コラム41の順
に割り付ける。以降の配送順のコラムに対しても同様の
処理を行い、ケースの搬出方向即ち荷下ろし方向に基づ
いて、即ちパレット上からケースを搬出する側(辺se
側)に近い側から遠い側(辺si側)に向けて全コラム
をパレット上に順次割り付ける。
【0021】全コラムのパレットへの割り付けが完了し
た後、積み付け計画作成部105において搬送パレット
へのケースの積み付け順および積み付け位置を決定す
る。ここでケースの積み付け順は、パレットへのコラム
の割り付け位置とパレット上へのケースの搬入方向即ち
積み付け方向とに基づいて決定される。例えば、パレッ
ト上における割り付け位置がパレット上にケースを搬入
する側から遠い程、積み付け順が前となるように決定す
る。またコラム内においてはコラムの下側から順に決定
する。そしてケースの積み付け位置は、各コラムのパレ
ット上における割り付け位置及びコラム内での各ケース
の高さに基づいて決定される。図10に、図8に示すコ
ラムの例に対して作成した積み付け計画の一例を示す。
この例では、パレット上へのケースの積み付けは、辺s
i側から行われる。従って、辺siより最も遠い側すな
わち辺seに最も近い側のコラム例えばコラム31の最
下段のケース61の積み付け順位を1とし、以降コラム
内においては下側から上側へ積み付け順位を決定し、こ
れを辺siより遠い側のコラムから順次行うことにより
ケースの積み付け順位を決定する。また、ケース積み付
け位置はパレットの積載座標系及びケースの積載原点O
を基準として、積み付け順位1のケース61の積付位置
はX=200,Y=0,Z=0(図9における点coの
座標位置)と決定される。以上の操作が全ケースに対し
て順次計算が行われ、配送順に従った積み付け計画が作
成される。
【0022】次に品種別の積み付け計画を作成する手順
について説明する。品種別積み付け指定部106におい
て、図4に示すように、配送計画の各品種毎に品種別に
積み付けを行うかどうかの指定を行なう。
【0023】次に、積み付けに関する品種毎のパラメー
タ例えば積み付け個数、積み付けパターン、積み付け段
数、一面個数、割り付けパターン(積みパターン)ある
いは割付順等を指定するインターロック積みを行うか否
かを判別するインターロック積み判定部107では、ま
ず、図4に示すような配送計画において品種指定が有と
指定されたケースを品種別に集計する。図11に品種別
積み付けケース集計結果の例を示す。次いで、この集計
結果と、インターロック積み登録部108において登録
された品種毎の積み付けパターン、最低積み付け段数お
よびインターロック積み時の一面個数(割付数)とか
ら、品種指定されたケースがインターロック積みが可能
か否かの判定を行う。図12にインターロック積みのパ
ラメータ登録の例を示す。この例では、品種fは一面個
数が8個で最低積み付け段数が3なので、ケースが計2
4(8×3)個以上ある場合には指定個数分の積み付け
が可能であるためインターロック積みが可能と判定す
る。図11に示す集計結果の例において品種fのケース
個数は25個であるので、図12に示す登録例の場合に
おいてインターロック積みは可能と判定される。同様
に、図11および図12の例における品種g,hについ
ては、その個数が予め指定された個数より少ないため、
インターロック積みは不可と判定される。
【0024】インターロック積みが可能と判定された品
種(図11の例では品種f)についてはインターロック
積み計画作成部111において例えば図13に示すよう
に別途登録されているインターロック積みパターン情報
を基にケースを個数分パレットに割り付け(図14)、
割り付け位置に基づいて例えば図15に示すような積み
付け計画を作成する。
【0025】一方、インターロック積みが不可能と判定
された品種(即ち図11の例では品種g,h)について
は、品種別コラム作成部109において、例えば図16
のように各ケースを積付制限高さの範囲で積み上げ、品
種別コラム41〜48(図16)を作成する。その後、
品種別コラム割り付け部110では各コラムの最下段ケ
ースを図17のようにパレットの空きエリアに割り付
け、先に説明した積み付け計画作成部105で積み付け
計画の作成を行う。このようにして品種別の積み付け計
画の作成を行う。
【0026】
【発明の効果】本発明の物流システムにおける積み付け
計画作成装置によれば、 1)パレットに積まれるコラムは、それぞれが必ず上の
ケースの垂直投影が下のケースの上面に含まれるように
作成されるとともに、さらに、各顧客毎の配送ケースの
内、ケースサイズのより近いものが順に上に積まれた状
態に積載されるので、より安定した積み荷を形成するこ
とができる。 2)各顧客毎の全配送ケースをケース上面面積の大きい
ものから順に、ケース上下間条件(上のケースの垂直投
影が下のケースの上面に含まれる)に合うものでグルー
プ化し、積載制限高さで分割してコラムを作成するとい
う方式であるので、ケースコラムを極力高くすることが
でき、積付効率を向上することができる。また、配送順
の前後間コラムについても、コラムの安定条件に基づき
積載制限高さの範囲において結合を行なうため、より積
載効率を向上することができる。 3)どの顧客にも配送が行われるような数の多いケース
について品種別の積み付けを指定可能であるため、積み
荷の安定化および積載効率の向上を図ることができる。
また、そのうちケース量が特に多いものについてはイン
ターロック積みを指定したインターロック積みを行うこ
とにより、積み荷の安定化および積載効率の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる積み付け計画作成装置を含ん
だ物流システムの一例を示す図である。
【図2】 本発明にかかる積み付け計画作成装置を示す
ブロック図である。
【図3】 本発明にかかる積み付け計画作成装置のコラ
ム結合部におけるコラム結合を示すフローチャートであ
る。
【図4】 本発明にかかる積み付け計画作成装置におけ
る配送計画の一例を示す図である。
【図5】 本発明にかかる積み付け計画作成装置におけ
る製品のケースの基本情報の一例を示す図である。
【図6】 本発明にかかる積み付け計画作成装置におけ
る棒積みケース群の一例を示す図である。
【図7】 本発明にかかる積み付け計画作成装置におけ
る結合前のコラムの一例を示す図である。
【図8】 本発明にかかる積み付け計画作成装置におけ
る結合後のコラムの一例を示す図である。
【図9】 本発明にかかる積み付け計画作成装置におけ
るコラム割り付けの一例を示す説明図である。
【図10】 本発明にかかる積み付け計画作成装置にお
ける配送順の積み付け計画の一例を示す図である。
【図11】 本発明にかかる積み付け計画作成装置にお
ける品種別積み付けケース集計結果の一例を示す図であ
る。
【図12】 本発明にかかる積み付け計画作成装置にお
けるインターロック積み設定テーブルの一例を示す図で
ある。
【図13】 本発明にかかる積み付け計画作成装置にお
けるインターロック積みパターン情報の一例を示す説明
図である。
【図14】 本発明にかかる積み付け計画作成装置にお
けるインターロック積み時のケース割り付けの一例を示
す説明図である。
【図15】 本発明にかかる積み付け計画作成装置にお
けるインターロック積み計画の一例を示す図である。
【図16】 本発明にかかる積み付け計画作成装置にお
ける品種別コラムの一例を示す説明図である。
【図17】 本発明にかかる積み付け計画作成装置にお
ける品種別コラム割り付けの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 工場、2 入庫コンベア、3 方向転換装置、4
バッファコンベア、5出庫コンベア、6 出庫端末、7
パレタイザ、8 パレットチェンジャ、9積み付け計
画作成装置、10 システム制御装置、101 棒積み
ケース群作成部、102 コラム作成部、103 コラ
ム結合部、104 コラム割り付け部、105 積み付
け計画作成部、106 品種別積み付け指定部、107
インターロック積み判定部、108 インターロック
積み登録部、109 品種別コラム作成部、110 品
種別コラム割り付け部、111 インターロック積み計
画作成部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送パレットに対する製品ケースの積み
    付け順および積み付け位置を指定する積み付け計画を作
    成する物流システムの積み付け計画作成装置において、 配送順が同一であるケースについて上側のケースの垂直
    投影が下側のケースの上面面積に包含されるように柱状
    に積重した棒積みケース群を作成する棒積みケース群作
    成手段と、 前記作成された棒積みケース群を積載制限高さ以下で分
    割したコラムを作成するコラム作成手段と、 配送順の異なる2つのコラムにおいて、配送順が前のコ
    ラムの最下段ケースの垂直投影が、配送順が後のコラム
    の最上段ケースの上面に含まれ、かつ両コラムの高さの
    合計が前記積載制限高さを越えない際に、配送順が前の
    コラムの下に配送順が後のコラムを結合したコラムを作
    成するコラム結合手段と、 配送順が前のケースを含むコラムから先に、かつ配送順
    が同一のケースを含むコラムにおいては前記コラム結合
    手段で結合されなかったコラムから先に、パレットから
    のケースの荷下ろし方向に基づいてコラムの割付位置を
    決定するコラム割り付け手段と、 前記決定された割り付け位置に基づいて、各ケースの搬
    送パレットへの積み付け順および積み付け位置を決定す
    る積み付け計画作成手段と、を有する物流システムにお
    ける積み付け計画作成装置。
  2. 【請求項2】 搬送パレットに対する製品ケースの積み
    付け順および積み付け位置を指定する積み付け計画を作
    成する物流システムの積み付け計画作成装置において、 品種毎の積み付けの実施を指定する品種別積み付け指定
    手段と、 少なくとも搬送パレットあたりの積み付け個数を登録す
    るインターロック積み登録手段と、 前記インターロック積み登録手段で登録された積み付け
    個数より個数の多い品種についてインターロック積みが
    可能であると判定するインターロック積み判別手段と、 前記インターロック積み可能と判定された品種に対して
    積み付け計画を作成するインターロック積み計画作成手
    段と、 前記インターロック積み判定手段においてインターロッ
    ク積み可能と判定されなかった品種に対して各ケースを
    品種別に前記積載制限高さ以下の高さに積重した品種別
    コラムを作成する品種別コラム作成手段と、 前記品種別コラムを品種別に搬送パレットに割り付ける
    品種別コラム割り付け手段と、を備えたことを特徴とす
    る積み付け計画作成装置。
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