JP2001122200A - 人工衛星における衛星機器等の取付構造 - Google Patents

人工衛星における衛星機器等の取付構造

Info

Publication number
JP2001122200A
JP2001122200A JP30076399A JP30076399A JP2001122200A JP 2001122200 A JP2001122200 A JP 2001122200A JP 30076399 A JP30076399 A JP 30076399A JP 30076399 A JP30076399 A JP 30076399A JP 2001122200 A JP2001122200 A JP 2001122200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
satellite
equipment
inserts
screws
spacers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30076399A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Ariki
茂 有木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP30076399A priority Critical patent/JP2001122200A/ja
Publication of JP2001122200A publication Critical patent/JP2001122200A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人工衛星に取り付けられている太陽電池パド
ルやアンテナなどの展開機構を宇宙空間において展開さ
れる際、人工衛星構体上を伝播して衛星搭載機器へ達す
る衝撃を緩和する。 【解決手段】 衛星搭載機器を保持する機器搭載パネル
に取り付けられているインサート12a,12bとスペ
ーサ21a,21bをネジ16a,16bで締結し、ス
ペーサ21a,21bと衛星搭載機器のベースパネル1
3に埋め込まれているインサート14a,14bをネジ
16c,16dで締結する。これにより、剛性の確保と
衝撃の緩和を両立させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人工衛星の主構
成要素である構体にセンサを含む電子機器等を取り付け
る構造の改良に関し、さらに詳しく述べると人工衛星に
取り付けられている太陽電池パドルや、通信用アンテナ
を宇宙空間において展開する際に生ずる衝撃が、上記の
衛星機器等へ伝わるのを緩和するようにした取付構造を
提案するものである。なお、ここでは展開物として太陽
電池パドルを例に上げて説明する。
【0002】
【従来の技術】図3において、1は人工衛星の構体、2
a,2bは周知の太陽電池パドルであり、人工衛星が宇
宙空間に位置した段階で展開される。3a〜3fは太陽
電池パドル2a,2bを人工衛星が地上から宇宙空間に
至るまでの間折り畳んだ状態に保持する保持機構であ
り、この保持機構は人工衛星が宇宙空間の所定位置にお
いて太陽電池パドル2a,2bを展開する際に、例えば
火薬を用いた図示していない解除機構によって解除さ
れ、図4に示すように展開する。4は構体1の所定の面
5に取り付けられた機器搭載のためのパネル、6は衛星
機器である例えばセンサである。
【0003】図4は図3に示すように折り畳まれていた
太陽電池パドル2a,2bを宇宙空間において展開した
状態を示している。
【0004】図5は図3に示す物のA−A断面図であ
り、11は人工衛星に必要な機能を実行するためのセン
サを含む衛星機器等の本体、12a,12bは機器搭載
パネル4に取り付けられるインサート、13は衛星機器
6全体を保持するベースパネル、14a,14bはその
ベースパネルに取り付けられインサート12a,12b
とネジ16a,16bにより締結されるインサート、1
5は衛星機器の本体11を保護するためのサイドパネル
から構成されている。
【0005】ここで、ネジ締結の衝撃緩和のメカニズム
について説明する。機器搭載パネル4とベースパネル1
3の締結は、インサート12a,12bとネジ16a,
16b、かつネジ16a,16bとインサート14a,
14bの摩擦により固定されている。保持機構3a〜3
fを解除する際に衝撃が発生した時、ネジ軸方向、すな
わちネジ16a,16bを引き抜く方向に力が加わった
場合、ネジ16a,16bが伸びてばねのようになるた
め衝撃が緩和される。ネジ16a,16bが設計時に予
想される力を超えないように選定されていれば、ネジ1
6a,16bが引き抜かれる、または破損することはな
い。ネジ16a,16bのせん断方向も同様である。
【0006】ところで、このような従来の衛星機器等の
取付構造では前述した太陽電池パドル2a,2bや図示
していないアンテナを宇宙空間において展開したときに
生ずる衝撃に対して十分に衝撃を緩和できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】保持機構3a〜3fの
火薬を用いて解除する衝撃は一般に非常に大きいため
に、図5で示すように機器搭載パネル4とベースパネル
13が直接締結されネジ締結部分のみで衝撃緩和を行っ
ている従来の方法では効果が小さい。このため、衛星機
器であるセンサなどは、非常に剛性の高い構造にしなけ
ればならなかった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、剛性を保ちながら、保持機構3
a〜3fの解除の際に発生する衝撃の大きさに関係な
く、衛星機器に伝わる衝撃を衛星機器側の許容値以下へ
緩和する構造を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明による衛星機
器等の取付構造は、機器搭載パネル4に取り付けられて
いるインサート12a,12bを介してネジ締結され、
かつ金属のように剛性の高い例えばアルミニウムなどを
素材とするスペーサと、そのスペーサとベースパネル1
3に取り付けられているインサート14a,14bをネ
ジ締結する構造である。
【0010】また、第2の発明による衛星機器等の取付
構造は、機器搭載パネル4に取り付けられているインサ
ート12a,12bを介してネジ締結された第1のスペ
ーサと、その第1のスペーサにネジ締結された第2のス
ペーサと、以下同様に複数個のネジ締結されたスペーサ
を介してネジ締結され、ベースパネル13に取り付けら
れているインサート14a,14bをネジ締結する構造
である。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施形態1である衝撃緩和構造を示す図であり、4は
センサを搭載する機器搭載パネル、12a,12bは機
器搭載パネル11に取り付けられ、スペーサ21a,2
1bと締結部となるインサート、13は衛星機器である
センサ全体を保持するベースパネル、14はベースパネ
ル13に取り付けられスペーサ21a,21bと締結部
となるインサート、15a,15bはセンサを保護する
サイドパネル、16a〜16dはネジ、21a,21b
はスペーサ、から構成されている。
【0012】保持機構3a〜3fの解除の際に発生した
衝撃を3000Grmsとし、機器搭載パネル4に埋め
込まれたインサート12a,12bとネジ16a,16
bで締結されたスペーサ21a,21bに伝播する衝撃
の伝播率をaとする。ここで、インサート12a,12
bとスペーサ21a,21bを締結するネジ16a,1
6bにより衝撃緩和するため、aは1未満の正数であ
る。同様に、上記と同様にスペーサ21a,21bとベ
ースパネル13に埋め込まれているインサート14a,
14bは、ネジ16c,16dは締結されている構造の
ため、スペーサ21a,21bからインサート14a,
14bへの衝撃伝播率はaである。従って、インサート
12a,12bからの衝撃は、ベースパネル13への伝
播率がα2となり、(1−α2 )だけ衝撃が緩和され
る。例えば、α=0.8とすれば、36%衝撃が緩和さ
れインサート14へ伝播される衝撃は1920Grms
になる。さらに、インサート12a,12b、インサー
ト14a,14b、スペーサ21a,21bはネジ16
a〜16dで締結されており、スペーサ21a,21b
の剛性が高いため、締結部の剛性は保たれる。
【0013】実施の形態2.図2は、この発明の実施形
態2である衝撃緩和構造を示す図で、4は衛星機器等を
搭載する機器搭載パネル、12a,12bは機器搭載パ
ネル4に取り付けられスペーサ21a,21bとネジ1
6a,16bにより締結されるインサート、スペーサ2
2a,22bはスペーサ21a,21bとネジ16c,
16dにより締結されるスペーサ、13は衛星機器全体
を保持するベースパネル、14a,14bはベースパネ
ルに取り付けられスペーサ22a,22bとネジ16
e,16fと締結されるインサート、15a,15bは
衛星機器を保護するサイドパネルから構成されている。
人工衛星本体で発生した衝撃は、スペーサ21a,21
bで衝撃伝播率がαとなり、スペーサ22a,22bで
衝撃伝播率がα2 となり、ベースパネル13で衝撃伝播
率がα3 となり、スペーサが1枚である場合より衝撃緩
和が大きくなる。スペーサが3枚以上の場合でも同様の
メカニズムで衝撃を緩和できる。
【0014】
【発明の効果】第1の発明によれば、機器搭載パネルに
取り付けられたインサート12a,12bとスペーサ2
1a,21bをネジ16a,16bで締結し、上記スペ
ーサ21a,21bとベースパネルに取り付けられてい
るインサート14a,14bをネジ16c,16dで締
結することによって、インサート12a,12bとイン
サート14a,14bをネジで直接締結する場合に比べ
て衝撃を緩和でき、かつ剛性は保たれる。
【0015】また、第2の発明によれば、発生する衝撃
の大きさと、衛星機器側の衝撃許容値との関係より、必
要な数のスペーサを重ねて締結することにより所望の衝
撃の大きさに衝撃を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による衛星機器等の取付構造の実施
の形態1を示す図である。
【図2】 この発明による衛星機器等の取付構造の実施
の形態2を示す図である。
【図3】 人工衛星の展開機構を展開する前の形態を示
す図である。
【図4】 人工衛星の衛星軌道上で展開機構を展開した
形態を示す図である。
【図5】 従来の衛星機器等の取付構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 人工衛星構体、2 太陽電池パドル、3 保持機
構、4 機器搭載パネル、5 機器搭載パネル取付面、
6 衛星機器等、11 衛星機器本体、12 インサー
ト、13 衛星機器を保持するベースパネル、14 イ
ンサート、15サイドパネル、16 ネジ、21 スペ
ーサ、22 スペーサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星の構体に衛星機器等を取り付け
    る構造において、上記構体に取り付けられたパネルと、
    このパネルにインサートを介してネジ締結したスペーサ
    と、このスペーサを介してネジ締結され、その内部に衛
    星機器などが取り付けられる取付部材とで構成した人工
    衛星における衛星機器等の取付構造。
  2. 【請求項2】 人工衛星の構体に衛星機器等を取り付け
    る構造において、上記構体に取り付けられたパネルと、
    このパネルにインサートを介してネジ締結した第1のス
    ペーサと、この第1のスペーサにネジ締結された第2の
    スペーサと、同様に複数個のネジ締結されたスペーサを
    介してネジ締結され、その内部に衛星機器などが取り付
    けられる取付部材とで構成した人工衛星における衛星機
    器等の取付構造。
JP30076399A 1999-10-22 1999-10-22 人工衛星における衛星機器等の取付構造 Pending JP2001122200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30076399A JP2001122200A (ja) 1999-10-22 1999-10-22 人工衛星における衛星機器等の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30076399A JP2001122200A (ja) 1999-10-22 1999-10-22 人工衛星における衛星機器等の取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001122200A true JP2001122200A (ja) 2001-05-08

Family

ID=17888814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30076399A Pending JP2001122200A (ja) 1999-10-22 1999-10-22 人工衛星における衛星機器等の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001122200A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010052596A1 (de) 2009-11-25 2011-06-30 Nsk Ltd. Stufenloses Toroidgetriebe

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010052596A1 (de) 2009-11-25 2011-06-30 Nsk Ltd. Stufenloses Toroidgetriebe
US8876654B2 (en) 2009-11-25 2014-11-04 Nsk Ltd. Toroidal continuously variable transmission

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7420798B2 (en) Portable microcomputer and display unit
JP5414181B2 (ja) 組込まれた資源を有する宇宙船アダプタおよびその形成方法
WO2018116490A1 (ja) 展開型ラジエーター
KR100927539B1 (ko) 태양전지판의 결합구조 및 인공위성 조립체
KR102151691B1 (ko) 광대역 진동 흡진기 및 이를 포함하는 파이로 충격 발생 장치
JP2001122200A (ja) 人工衛星における衛星機器等の取付構造
JP2928067B2 (ja) 人工衛星の衝撃緩衝分離機構
JP4936676B2 (ja) 太陽電池モジュール
JPH06236669A (ja) 記憶装置の衝撃緩衝部材
JP6543080B2 (ja) 免震架台および免震架台への錘の設置方法
JP2001151200A (ja) スタッキングベース用の衝撃緩和装置
JP4183074B2 (ja) 展開構造物の保持解放機構
JP2002302100A (ja) 展開型構造物の保持解放装置
JP5476923B2 (ja) 展開構造体保持ブラケット
KR20120057105A (ko) 코일 스프링을 사용하는 인공위성용 태양전지판 힌지의 장착보조장치
JPH10181697A (ja) 外部取付可能な宇宙船装置モジュールの剛性及び音響特性を調整する方法
US20080185481A1 (en) Space Tethers for Limiting the Dynamic Response of Structures
JPH0581480B2 (ja)
US6474602B1 (en) Spacecraft pointing performance via optimized solar array orientation
KR102556170B1 (ko) 위성 용 전개형 구조물 장탈착 장치
JPH08219134A (ja) 分離ナット
JP2606105B2 (ja) 太陽電池パネル装置
KR20220090383A (ko) 점탄성 특성을 갖는 요크 및 이를 이용한 전개형 태양전지판
JP2003278826A (ja) サンドイッチパネル及びそれを備えた人工衛星構体
JP2001171600A (ja) 展開構造物の保持解放ブラケット