JP2001122105A - モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置及びその組み付け方法 - Google Patents

モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置及びその組み付け方法

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JP2001122105A JP30962199A JP30962199A JP2001122105A JP 2001122105 A JP2001122105 A JP 2001122105A JP 30962199 A JP30962199 A JP 30962199A JP 30962199 A JP30962199 A JP 30962199A JP 2001122105 A JP2001122105 A JP 2001122105A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置
において、さらなる小型化を図ること。 【解決手段】 モータ+側端子線45は、電子基板部6
側で油圧ユニット用ハウジング40を貫通し、電子基板
部6を避けて動作部9に達し、動作部9においてバスバ
ー19に接続されているので、バルブ配置部16にモー
タ+側端子線を通す場合のように、バルブ配置部16に
余分なスペースを創る必要がなく、バルブ配置部16に
おけるバルブ5の集約度を極限にまで高めることができ
る。また、この構成により、バスバー19のほとんどの
部分(電子基板4との接続用の端部19a以外)を動作
部9に集中させることができ、大電流回路のコンパクト
化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ユニットとモ
ータ駆動用大電流回路ユニットとが一体に取り付けられ
たモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両には、例えばアンチスキ
ッド制御(ABS制御)を行うために、ホイールシリン
ダ圧を調節する油圧ユニット、その油圧ユニットを制御
する電子制御装置(ECU)、油圧を調節するためのア
クチュエータである例えばポンプモータを駆動するモー
タ駆動用大電流回路などが搭載されている。
【0003】また、近年では、製造工程の簡易化や装置
をコンパクトにする等の目的で、装置のモジュール化が
図られており、上述したABS制御の油圧ユニットと電
子制御装置を一体化することによるモジュール化も検討
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このモジュール化の一
例として、油圧回路等の油圧ユニットを収納した例えば
アルミ合金製のハウジング(油圧ユニット用ハウジン
グ)上に、電磁弁を駆動するソレノイドや電子基板等を
収容した樹脂製のハウジング(ECU用ハウジング)を
取り付ける方法が考えられる。
【0005】しかし、ECUに大電流回路があると、
(1)ノイズにより他の信号に影響がでるおそれがあ
り、(2)ECUからソレノイド等に電力を供給するた
めの大電流ハーネスが必要とされ、(3)ECUが大型
化し、(4)これらにより、基板の歩留が低下するおそ
れがある等のデメリットが考えられる。したがって、油
圧ユニットとモータ駆動用大電流回路とをモジュール化
し、ECUはむしろ切り離した方がよいと言える。
【0006】油圧ユニットとモータ駆動用大電流回路と
をモジュール化しただけでも上述のデメリットは回避で
きるが、モジュール化のメリットの中でも重要な小型化
という点では改善の余地がある。本発明は、油圧ユニッ
トとモータ駆動用大電流回路ユニットとが一体に取り付
けられたモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置に
おいて、さらなる小型化を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載のモータ駆動用大電流
回路一体型油圧制御装置は、車両制御用の油圧を調節す
る油圧機構を収容した油圧ユニットと、モータ駆動用大
電流回路及びモータ駆動用の電子基板を収容したモータ
駆動用大電流回路ユニットとを、一体に組み付けたモー
タ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置であって、前記
油圧ユニット用のハウジング(油圧ユニット用ハウジン
グ)には、前記油圧機構の一部となるバルブを集中配置
したバルブ配置部を設け、前記モータ駆動用大電流回路
から前記油圧ユニット用ハウジングを貫通してモータに
至るモータ+側端子線は、前記バルブ配置部を迂回させ
たことを特徴とする。
【0008】油圧ユニット用ハウジングには、油圧機構
の一部となるバルブを集中配置したバルブ配置部を設け
たので、例えばバルブ同士の間隔を小さくすることがで
き、バルブを分散配置する場合に比べればスペースを有
効利用するので、小型化が可能になる。
【0009】さらに、モータ+側端子線は、バルブ配置
部を迂回させている。例えばモータ+側端子線がバルブ
配置部を貫通する場合には、バルブ同士の間隔を確保し
た上でモータ+側端子線とバルブとの間隔も適宜に確保
する必要があるので、モータ+側端子線の断面積の何倍
ものスペースが増加してしまう。
【0010】しかし、モータ+側端子線がバルブ配置部
を迂回しているので、バルブ配置部に余分なスペースを
創る必要がなく、バルブ配置部におけるバルブの集約度
を極限にまで高めることができる。請求項2記載のモー
タ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、請求項1記
載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置におい
て、前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジング
内に、前記バルブを作動させる電動アクチュエータを配
置した動作部と、前記電子基板を配置した電子基板部と
を設け、前記動作部を前記バルブ配置部にほぼ対面する
位置に、前記電子基板部を前記動作部とは平面的にずれ
た位置に配し、前記モータ+側端子線は、前記電子基板
部側で前記油圧ユニット用ハウジングを貫通し、前記電
子基板部を避けて前記動作部に達し、該動作部において
前記モータ駆動用大電流回路に接続されていることを特
徴とする。
【0011】モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジ
ング内に、バルブを作動させる電動アクチュエータ(例
えばソレノイド)を配置した動作部と電子基板を配置し
た電子基板部とを設け、それらを互いに平面的にずらし
た位置に配しているので、動作部におけるソレノイド等
の組み付けと、電子基板部における電子基板の取付を別
個に行える。例えばソレノイド等を先行して組み付けた
後に電子基板を取り付けたり、電子基板の取付後にソレ
ノイド等を組み付けることが可能になる。したがって、
製造時の作業手順に柔軟性が生じ、結果として作業能率
が向上する。
【0012】しかも、動作部をバルブ配置部にほぼ対面
する位置に配しているので、例えばソレノイドとバルブ
とを直接接続する(ソレノイドの駆動力をバルブに伝達
するための部材を使用しない)構成が可能になり、一層
の小型化を図れる。また、ソレノイドとバルブとを一体
化することも可能になり、さらに小型化できる。
【0013】そして、モータ+側端子線は、電子基板部
側で油圧ユニット用ハウジングを貫通し、電子基板部を
避けて動作部に達し、動作部においてモータ駆動用大電
流回路に接続されているので、モータ駆動用大電流回路
のほとんどの部分(電子基板との接続端子以外)を動作
部に集中させることができ、モータ駆動用大電流回路の
コンパクト化が可能となる。
【0014】なお、油圧機構の状態を検出するセンサ
(例えば圧力センサ)を備える場合、このセンサも動作
部に配置するとよい。そして、油圧ユニット用ハウジン
グにおいては、センサ用の穴をバルブ配置部に設ければ
よい。これにより、バルブだけでなくセンサまでもが集
中配置されるから、バルブ配置部の集約度をさらに高め
ることができる。
【0015】請求項3記載のモータ駆動用大電流回路一
体型油圧制御装置は、車両制御用の油圧を調節する油圧
機構を収容した油圧ユニットと、モータ駆動用大電流回
路及びモータ駆動用の電子基板を収容したモータ駆動用
大電流回路ユニットとを、一体に組み付けたモータ駆動
用大電流回路一体型油圧制御装置であって、前記モータ
駆動用大電流回路ユニットのハウジング内に、前記油圧
機構を作動させる電動アクチュエータ及び/又は前記油
圧機構の状態を検出するセンサを配置した動作部と、前
記電子基板を配置した電子基板部とを設けるとともに、
前記動作部と前記電子基板部とを平面的にずらし、且つ
前記電子基板を前記モータ駆動用大電流回路一体型油圧
制御装置の天地方向に対して傾斜させて又は天地方向に
直交させて前記電子基板部に収容したことを特徴とす
る。
【0016】動作部と電子基板部とを平面的にずらして
配置するメリットは上述のとおりである。この請求項3
記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、
電子基板をモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置
の天地方向に対して傾斜させて又は天地方向に直交させ
て電子基板部に収容したので、電子基板を天地方向に対
して平行に配する場合に比べて、電子基板の設置面積を
小さくすることができる。よって、モータ駆動用大電流
回路一体型油圧制御装置の小型化が可能になる。特に、
天地方向の寸法を小さくできる。
【0017】請求項4記載のモータ駆動用大電流回路一
体型油圧制御装置は、請求項3記載のモータ駆動用大電
流回路一体型油圧制御装置において、前記油圧ユニット
用のハウジング(以下、油圧ユニット用ハウジングとい
う。)には、前記油圧機構の一部となるバルブを集中配
置したバルブ配置部を設け、前記モータ駆動用大電流回
路から前記油圧ユニット用ハウジングを貫通してモータ
に至るモータ+側端子線は、前記バルブ配置部を迂回さ
せたことを特徴とする。
【0018】すなわち、請求項3記載の発明において請
求項1記載の構成を採用しているので、請求項1による
効果と請求項3による効果を併せ持ち、モータ駆動用大
電流回路一体型油圧制御装置の小型化は一層良好とな
る。請求項5記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧
制御装置は、請求項4記載のモータ駆動用大電流回路一
体型油圧制御装置において、前記動作部を前記バルブ配
置部にほぼ対面する位置に配し、前記モータ+側端子線
は、前記電子基板部側で前記油圧ユニット用ハウジング
を貫通し、前記電子基板部を避けて前記動作部に達し、
該動作部において前記モータ駆動用大電流回路に接続さ
れていることを特徴とする。
【0019】すなわち、請求項4記載の発明において請
求項2記載の構成を採用しているので、請求項4による
効果(請求項1+3の効果)に請求項2による効果が付
加され、モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の
小型化はきわめて良好となる。
【0020】請求項6記載のモータ駆動用大電流回路一
体型油圧制御装置は、請求項3ないし5のいずれか記載
のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置におい
て、前記電子基板部に挿入した前記電子基板を揺動また
は平行移動させることにより弾性変形して該電子基板と
係合する弾性係合部材を設けたことを特徴とする。
【0021】電子基板部は、モータ駆動用大電流回路一
体型油圧制御装置の小型化という点からすればできるだ
け小さい方がよい。ところが、電子基板を例えばビス等
で取り付ける場合には、電子基板を電子基板部に入れて
からビス等を締め付ける作業が必要となり、そのための
工具を差込できるだけのスペースを要求される。
【0022】しかし、請求項6記載の構成とすれば、電
子基板を揺動または平行移動させるだけでよいから、例
えばスクリュドライバ等を使用する必要はなく、工具の
ためのスペースを要さないから、電子基板部、すなわち
モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の小型化に
適している。
【0023】そして、請求項7記載のように、請求項3
ないし6のいずれか記載のモータ駆動用大電流回路一体
型油圧制御装置において、前記モータ駆動用大電流回路
と前記電子基板とを接続する基板用端子は、前記電子基
板部内で固定された前記電子基板をほぼ垂直に貫通する
方向に延出されていると、電子基板を揺動または平行移
動させることによって、基板用端子を電子基板に貫通さ
せて接続できるので、電子基板の取付が一層容易にな
る。
【0024】なお、請求項1〜7記載のモータ駆動用大
電流回路一体型油圧制御装置は、各種の制御を行う例え
ばマイコンからなる電子制御装置(ECU)とは別体と
なるので、上述のECUに大電流回路を備える場合のデ
メリット(ノイズ、大電流ハーネス、ECUの大型化、
基板の歩留の低下等)は、いずれも生じない。
【0025】そして、請求項8記載の組み付け方法は、
請求項1または2記載のモータ駆動用大電流回路一体型
油圧制御装置の組み付け方法であって、前記油圧ユニッ
ト用ハウジングに少なくとも前記モータ及びモータ+側
端子線を取り付けた後、前記モータ駆動用大電流回路ユ
ニットのハウジングのケース部を前記油圧ユニット用ハ
ウジングに取り付け、次に前記モータ駆動用大電流回路
のモータ用端子と前記モータ+側端子線とを溶接するの
で、モータ用端子とモータ+側端子線との接続が容易、
且つ確実になる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例によって発
明の実施の形態を説明する。
【0027】
【実施例】まず、図1〜4を参照して、本実施例のモー
タ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の全体的な構成
について説明する。なお、図1はモータ駆動用大電流回
路一体型油圧制御装置の正面図(一部破断)、図2は平
面図、図3は左側面図、図4は図1とは異なる位置で破
断した正面図である。
【0028】図1〜4に示すように、本実施例のモータ
駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、例えばアンチ
スキッド制御(ABS制御)等の車両制御のために、ホ
イールシリンダ圧等の油圧を調節する油圧ユニット1
と、その油圧を調節するためのモータ41等を駆動する
モータ駆動用大電流回路ユニット2とが、一体に固定さ
れたものである。なお、本実施例においては、油圧など
を制御するために各種の演算等を行う制御装置である電
子制御装置(ECU、図示と詳しい説明は省略)は、モ
ータ駆動用大電流回路ユニット2とは別体に設けられて
いる。
【0029】油圧ユニット1には、油圧を発生するため
のポンプ42、そのポンプ42の駆動源となるモータ4
1、油圧の脈動を防止するためのダンパ43、油圧ユニ
ット1内の油量を調整するためのリザーバ44等が備わ
っている。また、油圧ユニットのハウジング(以下、油
圧ユニット用ハウジングという。)40は、図9に示す
ように略箱状のアルミニウム合金からなる容器であり、
バルブ5を収容するための穴61、油圧機構の状態を検
出するセンサに相当する圧力センサ8を収容するための
穴62、ポンプ42を収容するための穴63、油圧回路
46等が設けられており、穴61、62、63には、そ
れぞれバルブ5、圧力センサ8、ポンプ42が収容され
ている。
【0030】なお、ハッチングを付した部分はその周囲
よりも凹陥した通路溝64となっている。この通路溝6
4は油圧ユニット用ハウジング40の鋳造時に形成され
たものである。また、通路溝64が設けられている領域
は、従来は何も設けられていなかった領域であるので、
通路溝64を設けたことによって、例えば油圧ユニット
用ハウジング40の部品や穴、油路等の配置や寸法を制
限することはない。この通路溝64の働きについては後
述する。
【0031】バルブ5は、図1に示すとおり、電動アク
チュエータに該当するソレノイド7と一体化されて、ソ
レノイドバルブ(電磁弁)を構成している。そして、こ
れらバルブ5及び圧力センサ8は油圧ユニット用ハウジ
ング40の上側のおおむね2/3の領域に集中配置され
ており、その領域がバルブ配置部16である。なお、ソ
レノイド7(バルブ5)及び圧力センサ8は、かしめに
より油圧ユニット用ハウジング40に固定されている。
【0032】一方、モータ駆動用大電流回路ユニット2
は、ハウジング(以下、大電流回路ユニット用ハウジン
グという。)3を備えており、その大電流回路ユニット
用ハウジング3は、樹脂製の箱状のケース部10と、ケ
ース部10の図1、図4で左側の開口部を覆う樹脂製の
カバー11とからなる。
【0033】大電流回路ユニット用ハウジング3内に
は、モータ駆動の制御用の電子基板4が収容される電子
基板部6と、ソレノイド7及び圧力センサ8が収容され
る動作部9とが設けられている。特に、この電子基板部
6と動作部9とは、天地方向(図1に示す矢印方向)に
沿って平面的にずらされて略並列に配置されている。つ
まり、電子基板部6と動作部9とを油圧ユニット用ハウ
ジング40に投影(天地方向に垂直な視線で投影)した
場合、その投影は重ならない。
【0034】ケース部10の四隅には図6及び図8に示
すように貫通孔31が設けられており、これら貫通孔3
1を貫通して油圧ユニット用ハウジング40に螺合する
ネジ部材29により油圧ユニット用ハウジング40に固
定されている。なお、ケース部10と油圧ユニット用ハ
ウジング40との接合部分には、図10(b)に示すよ
うに動作部9の輪郭に沿った大リング部70aと2つの
小リング部70bとからなるパッキン70が介装されて
いる。
【0035】また、ケース部10のカバー11側の端面
には、図6及び図8に示すように、ケース部10の外周
に沿う部分32a及び電子基板部6と動作部9との境界
に沿った横断部分32bからなる略8の字状の壁32が
設けられており、カバー11は、その周縁部11b及び
横断部11cにおいて壁32と振動溶着されている。
【0036】したがって、ケース部10とカバー11と
は一体化されて大電流回路ユニット用ハウジング3を形
成し、ネジ部材29により油圧ユニット用ハウジング4
0に固定されている。また、ケース部10とカバー11
とが溶着にて一体となることにより、両者の接合部から
大電流回路ユニット用ハウジング3の内部への水等の侵
入が防止される。
【0037】大電流回路ユニット用ハウジング3のケー
ス部10のうち、動作部9側は、天地方向に沿って配さ
れた隔壁13により、カバー11側の第1ブロック15
と油圧ユニット1側の第2ブロック17とに区分されて
いる。隔壁13内には、導電性の金属板(本実施例では
銅板)に打ち抜きや曲げ等の加工を施して大電流用の回
路パターンとしたバスバー19(その形状は図6及び図
8参照)が複数枚(本実施例では2枚)配置されてい
る。本実施例では、バスバー19は12V、80A用の
大電流回路、ソレノイド電流回路、圧力センサ用回路等
として用いられる。
【0038】このバスバー19の基板接続用の端部19
aは、隔壁13から突出して電子基板部6に達して電子
基板4と接続されている。第1ブロック15内のバスバ
ー19の端部19bは、隔壁13に対して垂直となる方
向に折り曲げられて、バスバー19の本体部分から立ち
上がった状態とされている。これらの端部19bは、バ
スバー19とソレノイド7や圧力センサ8との接続用で
あり、ソレノイド7から伸びるターミナル7aや圧力セ
ンサ8から伸びるターミナル8aが抵抗溶接されてい
る。
【0039】さらに、バスバー19にはモータ+側端子
線45用の端部19c(図6及び図8参照)が設けられ
ており、ここにはモータ+側端子線45の一端が抵抗溶
接されている。このモータ+側端子線45は、図4に示
すとおり、動作部9から電子基板部6側に曲がり、電子
基板部6側で油圧ユニット用ハウジング40を貫通し、
モータ41に達している。すなわち、モータ+側端子線
45は、バルブ配置部16を迂回して油圧ユニット用ハ
ウジング40を貫通している。これにより、バスバー1
9からモータ+側端子線45を通してモータ41に電力
を供給できる。なお、モータ41のアースは油圧ユニッ
ト用ハウジング40を介してとられる。
【0040】電子基板部6も動作部9と同様にカバー1
1側とケース部10側とに分かれるが、カバー11側と
ケース部10側とが隔壁等で分割されておらず、一連の
空間となっている点で動作部9とは異なっている。電子
基板部6のケース部10側になる基板室6aは、図5及
び図6に拡大して示すように、隔壁13の延長部分とも
なりバスバー19の端部19aを保持するターミナル保
持部51、ターミナル保持部51に連設された傾斜壁5
2、傾斜壁52と対面する段付壁54、傾斜壁52と段
付壁54の間に配された底壁53等を備えており、基板
室6aはカバー11側だけが開放されている。
【0041】このため、上述のとおりケース部10とカ
バー11とが接合された状態では(例えば図1参照)、
電子基板部6は密閉状態になるが、電子基板部6を覆う
カバー11の一部には通気口12が設けられていて、そ
の通気口12の内側には気体(空気、水蒸気等)の通過
は許すものの水等の液体は通過させないフィルタが装着
されているので、電子基板部6は液密であるが気密では
ない。そして、通気口12を介しての通気により、電子
基板部6の温度と湿度の上昇を防止できる。
【0042】また、図5及び図6に示すように、ターミ
ナル保持部51には中央突起51aが設けられ、底壁5
3には凹部53aが設けられている。さらに、底壁53
からは傾斜壁52の両側に沿って(図6参照)、弾性係
合部材に該当する一対のスナップフィット56が立設さ
れている。
【0043】電子基板4を基板室6aに収容して固定す
る手順は次のとおりである。まず電子基板4を底壁53
に対して垂直となる方向に沿って基板室6aに挿入し、
電子基板4の一端を凹部53aに位置させる。そして、
凹部53aを支点として電子基板4を傾斜壁52側に倒
すように変位(揺動変位)させ、電子基板4の各穴接点
4a(図8参照)に対応するバスバー19の端部19a
の先端を挿通させる。また、このときに電子基板4の側
辺部分をスナップフィット56の案内面56bに接触さ
せる。そして、電子基板4を傾斜壁52側に押し付ける
方向に力を加えると、電子基板4がスナップフィット5
6を左右に押しのけるように弾性変形させて、スナップ
フィット56の間を通過し、図7及び図8に示すよう
に、電子基板4の側辺部分がスナップフィット56に係
合されて、電子基板4が固定される。
【0044】また、バスバー19の端部19aは穴接点
4aを貫通し、端部19aは穴接点4aと半田付けにて
電気的な接続、すなわちバスバー19と電子基板4とが
接続される。端部19aの延出方向は、スナップフィッ
ト56によって固定された電子基板4に垂直となるよう
に、図5、図7にて斜め左下向きにされている。このた
め、電子基板4の揺動変位方向が端部19aの延出方向
にほぼ沿ったものとなり、両者の結合に無理な力が加わ
らない。
【0045】この電子基板4がスナップフィット56に
係合された状態では、電子基板4の背面がターミナル保
持部51の中央突起51aに当接され、しかも電子基板
4は、スナップフィット56側(両サイド)よりも中央
突起51a付近が凸となる弓状に弾性変形した状態とさ
れる。このため、電子基板4の弾性力がスナップフィッ
ト56に作用して、スナップフィット56との係合を強
固にしている。また、スナップフィット56の背面56
aが広い範囲で電子基板4と接触するから、この点でも
電子基板4の取付が安定する。
【0046】図1、図3、図10等に示すように、段付
壁54の背後には連通室72が設けられており、連通室
72はノズル71により外気に開放されている。そし
て、連通室72の油圧ユニット用ハウジング40側は、
図10に示すように開口していて、通路溝64に連通し
ている。また、図10に示すように、通路溝64の奥部
分はケース部10の動作部9(第2ブロック17)に連
通している。このため、ノズル71〜連通室72〜通路
溝64〜動作部9という一連の経路(図10に矢印で示
す経路D)が構成されている。
【0047】ノズル71は、モータ駆動用大電流回路一
体型油圧制御装置の使用時(車両に装着した状態)にお
いて最下部に位置する。また、ノズル71、連通室72
及び通路溝64の寸法は、矢印で示す経路Dを移動する
水滴が表面張力で経路Dを閉塞するおそれのない寸法に
設定されている。このため、動作部9に水滴が存在した
場合には、この水滴は経路Dを通ってノズル71から外
部に排出される。
【0048】なお、水滴の原因としては、動作部9内の
温度変化(モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置
の稼働時には昇温し停止時には温度が低下する。)によ
る結露や洪水等による浸水が考えられるが、浸水は完全
には防御できない。しかし、経路Dの寸法が上述のよう
に設定されていて、また経路Dが2本あることから、動
作部9と外部との通気性はきわめて良好であり、常時通
気されているから、温度変化に起因する結露を良好に防
止できる。
【0049】つまり、通常の使用時における結露は十分
に防ぐことができ、たとえ結露や浸水で動作部9に水滴
ができても、それを速やかに、確実に排出できる。よっ
て、水滴を原因とする故障や錆、腐食等を良好に防止で
きる。本実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制
御装置は、例えば次のような工程で組み付けられる。
【0050】まず、油圧ユニット用ハウジング40に、
モータ41、ポンプ42、バルブ5(ソレノイド7も一
体で)、圧力センサ8等を組み付けて、またモータ+側
端子線45も油圧ユニット用ハウジング40に貫通させ
てモータ41と接続しておく。つまり、油圧ユニット1
を完成させておく。
【0051】次に、ケース部10の第2ブロック17内
にソレノイド7や圧力センサ8を収容するようにして、
ケース部10を油圧ユニット用ハウジング40の上面に
配置する。これにより、バスバー19の端部19bとソ
レノイド7及び圧力センサ8のターミナル7a,8aと
が近接又は接触する。尚、バスバー19は、ケース部1
0を製造する際に、ケース部10の隔壁13内に一体に
組み込まれている。
【0052】次に、ケース部10の貫通孔31にネジ部
材29を通し、ネジ部材29を回して、油圧ユニット用
ハウジング40のネジ穴(図示せず)にネジ部材29を
螺合させる。これにより、ケース部10を油圧ユニット
用ハウジング40の上面に固定する。
【0053】次に、バスバー19の端部19bとソレノ
イド7及び圧力センサ8のターミナル7a,8aとを、
バスバー19の端部19cとモータ+側端子線45の端
部とを、それぞれ抵抗溶接により接合し、電気的に接続
する。次に、前述したようにして電子基板4を取り付け
て半田付けを実施する。
【0054】その後、ケース部10の上面側を覆うよう
にカバー11をかぶせ、振動溶着により、ケース部10
とカバー11とを接合して一体化する。これにより、油
圧ユニット1がモータ駆動用大電流回路ユニット2と一
体化されたモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置
が完成する。
【0055】また、次のような組み付け手順も可能であ
る。まずケース部10の電子基板部6に電子基板4を取
り付けて半田付けを実施する。一方、これとは別に油圧
ユニット1を完成させておき、ケース部10の第2ブロ
ック17内にソレノイド7や圧力センサ8を収容するよ
うにして、ケース部10を油圧ユニット用ハウジング4
0の上面に配置する。
【0056】次に、ケース部10の貫通孔31にネジ部
材29を通し、ネジ部材29を回して、油圧ユニット用
ハウジング40のネジ穴にネジ部材29を螺合させ、ケ
ース部10を油圧ユニット用ハウジング40の上面に固
定する。次に、バスバー19の端部19bとソレノイド
7及び圧力センサ8のターミナル7a,8aとを、バス
バー19の端部19cとモータ+側端子線45の端部と
を、それぞれ抵抗溶接により接合し、電気的に接続す
る。
【0057】その後、ケース部10の上面側を覆うよう
にカバー11をかぶせ、振動溶着により、ケース部10
とカバー11とを接合して一体化する。このような手順
にても、油圧ユニット1がモータ駆動用大電流回路ユニ
ット2と一体化されたモータ駆動用大電流回路一体型油
圧制御装置が完成する。
【0058】この様に、本実施例のモータ駆動用大電流
回路一体型油圧制御装置では、ソレノイド7及び圧力セ
ンサ8を配置した動作部9と、電子基板4を配置した電
子基板部6とを、平面的にずらして配置する構成とした
ので、動作部9と電子基板部6との分離製造が可能で、
製造手順の柔軟性が増加するので、上述の2例のような
組み付けが可能である。
【0059】本実施例のモータ駆動用大電流回路一体型
油圧制御装置は、油圧ユニット用ハウジング40には、
油圧機構の一部となるバルブ5を集中配置したバルブ配
置部16を設けたので、例えばバルブ5同士の間隔を小
さくすることができ、バルブ5を分散配置する場合に比
べればスペースを有効利用するので、小型化が可能にな
る。
【0060】特に、モータ+側端子線45は、バルブ配
置部16を迂回させているので、バルブ配置部16にモ
ータ+側端子線を通す場合のように、バルブ配置部16
に余分なスペースを創る必要がなく、バルブ配置部16
におけるバルブ5の集約度を極限にまで高めることがで
きる。
【0061】また、モータ+側端子線45は、電子基板
部6側で油圧ユニット用ハウジング40を貫通し、電子
基板部6を避けて動作部9に達し、動作部9においてバ
スバー19に接続されているので、バスバー19のほと
んどの部分(電子基板4との接続用の端部19a以外)
を動作部9に集中させることができ、大電流回路のコン
パクト化が可能となる。
【0062】さらに、大電流回路ユニット用ハウジング
3内に、動作部9と電子基板部6とを設け、それらを互
いに平面的にずらした位置に配しているので、動作部9
におけるソレノイド7等とバスバー19との接続作業
と、電子基板部6における電子基板4の取付を別個に行
える。例えばバスバー19との接続を先行して電子基板
4の取り付けを後にしたり、その逆の手順も可能にな
る。したがって、製造時の作業手順に柔軟性が生じ、結
果として作業能率が向上する。
【0063】そして、電子基板4をモータ駆動用大電流
回路一体型油圧制御装置の天地方向に対して傾斜させて
電子基板部6に収容したので、電子基板4を天地方向に
対して平行する方向に沿って配する場合に比べて、電子
基板4の設置面積を小さくすることができる。よって、
モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の小型化が
可能になる。特に、天地方向の寸法を小さくできる。
【0064】その電子基板4の取付にはスナップフィッ
ト56を用いており、電子基板4を基板室6aに挿入し
て揺動変位させるだけで取り付けできるから、電子基板
4の取付はきわめて簡単で、作業工数も低減される。ま
た、ビスなどを用いないから、そうしたビスなどのため
の工具を基板室6aに挿入するためのスペースも不要
で、これによっても基板室6aすなわちモータ駆動用大
電流回路一体型油圧制御装置の小型化が可能になる。
【0065】また、電子基板4に接続されるバスバー1
9の端部19aは、スナップフィット56によって固定
された電子基板4に垂直となるように延出されているの
で、電子基板4の揺動変位方向が端部19aの延出方向
にほぼ沿ったものとなり、両者の結合に無理な力が加わ
らない。
【0066】加えて、油圧ユニット用ハウジング40に
通路溝64を設けて、これを動作部9の通気と水抜きの
ための経路Dの一部としているので、通路溝64に相当
する空間を大電流回路ユニット用ハウジング3に設ける
必要がない。したがって、大電流回路ユニット用ハウジ
ング3の小型化、すなわちモータ駆動用大電流回路一体
型油圧制御装置の小型化が可能になる。
【0067】また、連通室72を大電流回路ユニット用
ハウジング3の最下部の壁沿いに設け、基板室6aの底
側で通路溝64と連通させているので、基板室6aの深
さを大きくとることができる。これにより、電子基板4
の大部分を基板室6aに収容できる(電子基板4のカバ
ー11側への突出量を小さくできる)から、電子基板部
6におけるカバー11の膨らみ量(図1、図4における
左方向への膨らみ量)を低減でき、これによっても大電
流回路ユニット用ハウジング3の小型化、すなわちモー
タ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の小型化が可能
になる。
【0068】しかも、ノズル71、連通室72、通路溝
64によりラビリンスが形成されるので、例えばモータ
駆動用大電流回路一体型油圧制御装置が水に浸かった場
合でも一気に動作部9まで浸水することはなく、そのよ
うな状況下での防水性にも優れている。
【0069】この通路溝64は、油圧ユニット用ハウジ
ング40の従来は利用されていなかった領域に設けられ
ているので、通路溝64を設けたことによって、例えば
油圧ユニット用ハウジング40の部品や穴、油路等の配
置や寸法を制限することはなく、未利用スペースの有効
利用となっている。しかも、通路溝64は油圧ユニット
用ハウジング40の鋳造時に形成されるから、通路溝6
4を設けるために例えばドリリング等の切削加工を必要
としない。つまり、通路溝64を設けるためには、鋳型
をそれに応じた形状にするだけでよく、何も特別な手間
を要さないから、コストアップのおそれもない。しか
も、通路溝64を設けることにより、油圧ユニット用ハ
ウジング40の1個当たりに使用される金属(本実施例
ではアルミニウム合金)の量を減らすことができるか
ら、材料費の面ではコストダウンとなるし、省資源でも
ある。
【0070】そして、モータ駆動用大電流回路一体型油
圧制御装置の組み付けに際しては、油圧ユニット用ハウ
ジング40に少なくともモータ41及びモータ+側端子
線45を取り付けた後、大電流回路ユニット用ハウジン
グ3のケース部10を油圧ユニット用ハウジング40に
取り付け、次にバスバー19のモータ用の端部19cと
モータ+側端子線45とを溶接するので、モータ用の端
部19cとモータ+側端子線45との接続が容易、且つ
確実になる。
【0071】以上、実施例に従って、本発明の実施の形
態について説明したが、本発明はこのような実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧
制御装置の正面図(一部破断図)である。
【図2】 実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧
制御装置の平面図である。
【図3】 実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧
制御装置の左側面図である。
【図4】 実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧
制御装置の図1とは異なる位置で破断した正面図であ
る。
【図5】 実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧
制御装置の基板室付近の拡大断面図である。
【図6】 実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧
制御装置のケース部の平面図である。
【図7】 図5において電子基板を装着した図である。
【図8】 図6において電子基板を装着した図である。
【図9】 実施例の油圧ユニット用ハウジングの構造の
説明図であり、図9(a)は左(大電流回路ユニット用
ハウジング側の)側面図、図9(b)は正面図(一部破
断図)である。
【図10】 実施例における動作部の通気、水抜き用の
経路の説明図であり、図10(a)は油圧ユニットにケ
ース部を装着した状態の一部破断正面図、図10(b)
は図10(a)の油圧ユニット側からの透視図である。
【符号の説明】
1・・・油圧ユニット、 2・・・モータ駆動用大電流回路ユニット、 3・・・大電流回路ユニット用ハウジング、 4・・・電子基板、 5・・・バルブ(油圧機構)、 6・・・電子基板部、 6a・・・基板室、 7・・・ソレノイド(電動アクチュエータ)、 8・・・圧力センサ(センサ)、 9・・・動作部、 10・・・ケース部、 11・・・カバー、 16・・・バルブ配置部、 19・・・バスバー(モータ駆動用大電流回路)、 19a・・・端部(基板用端子)、 19c・・・端部(モータ用端子)、 40・・・油圧ユニット用ハウジング、 41・・・モータ(油圧機構)、 42・・・ポンプ(油圧機構)、 43・・・ダンパ(油圧機構)、 44・・・リザーバ(油圧機構)、 45・・・モータ+側端子線、 46・・・油圧回路(油圧機構)、 56・・・スナップフィット(弾性係合部材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D049 BB39 CC02 HH00 HH12 HH20 HH53 KK17 3H051 BB01 BB02 CC01 CC11 FF07 FF15 3H106 EE34 GB04 KK03 KK17 KK22 5H611 AA01 BB01 PP01 TT01 TT02 UA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両制御用の油圧を調節する油圧機構を
    収容した油圧ユニットと、モータ駆動用大電流回路及び
    モータ駆動用の電子基板を収容したモータ駆動用大電流
    回路ユニットとを、一体に組み付けたモータ駆動用大電
    流回路一体型油圧制御装置であって、 前記油圧ユニット用のハウジング(以下、油圧ユニット
    用ハウジングという。)には、前記油圧機構の一部とな
    るバルブを集中配置したバルブ配置部を設け、 前記モータ駆動用大電流回路から前記油圧ユニット用ハ
    ウジングを貫通してモータに至るモータ+側端子線は、
    前記バルブ配置部を迂回させたことを特徴とするモータ
    駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモータ駆動用大電流回路
    一体型油圧制御装置において、 前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジング内
    に、前記バルブを作動させる電動アクチュエータを配置
    した動作部と、前記電子基板を配置した電子基板部とを
    設け、 前記動作部を前記バルブ配置部にほぼ対面する位置に、
    前記電子基板部を前記動作部とは平面的にずれた位置に
    配し、 前記モータ+側端子線は、前記電子基板部側で前記油圧
    ユニット用ハウジングを貫通し、前記電子基板部を避け
    て前記動作部に達し、該動作部において前記モータ駆動
    用大電流回路に接続されていることを特徴とするモータ
    駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 車両制御用の油圧を調節する油圧機構を
    収容した油圧ユニットと、モータ駆動用大電流回路及び
    モータ駆動用の電子基板を収容したモータ駆動用大電流
    回路ユニットとを、一体に組み付けたモータ駆動用大電
    流回路一体型油圧制御装置であって、 前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジング内
    に、 前記油圧機構を作動させる電動アクチュエータ及び/又
    は前記油圧機構の状態を検出するセンサを配置した動作
    部と、前記電子基板を配置した電子基板部とを設けると
    ともに、 前記動作部と前記電子基板部とを平面的にずらし、且つ
    前記電子基板を前記モータ駆動用大電流回路一体型油圧
    制御装置の天地方向に対して傾斜させて又は天地方向に
    直交させて前記電子基板部に収容したことを特徴とする
    モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のモータ駆動用大電流回路
    一体型油圧制御装置において、 前記油圧ユニット用のハウジング(以下、油圧ユニット
    用ハウジングという。)には、前記油圧機構の一部とな
    るバルブを集中配置したバルブ配置部を設け、 前記モータ駆動用大電流回路から前記油圧ユニット用ハ
    ウジングを貫通してモータに至るモータ+側端子線は、
    前記バルブ配置部を迂回させたことを特徴とするモータ
    駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のモータ駆動用大電流回路
    一体型油圧制御装置において、 前記動作部を前記バルブ配置部にほぼ対面する位置に配
    し、 前記モータ+側端子線は、前記電子基板部側で前記油圧
    ユニット用ハウジングを貫通し、前記電子基板部を避け
    て前記動作部に達し、該動作部において前記モータ駆動
    用大電流回路に接続されていることを特徴とするモータ
    駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれか記載のモー
    タ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、 前記電子基板部に挿入した前記電子基板を揺動または平
    行移動させることにより弾性変形して該電子基板と係合
    する弾性係合部材を設けたことを特徴とするモータ駆動
    用大電流回路一体型油圧制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし6のいずれか記載のモー
    タ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、 前記モータ駆動用大電流回路と前記電子基板とを接続す
    る基板用端子は、前記電子基板部内で固定された前記電
    子基板をほぼ垂直に貫通する方向に延出されていること
    を特徴とするモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1または2記載のモータ駆動用大
    電流回路一体型油圧制御装置の組み付け方法であって、 前記油圧ユニット用ハウジングに少なくとも前記モータ
    及びモータ+側端子線を取り付けた後、 前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジングのケ
    ース部を前記油圧ユニット用ハウジングに取り付け、 次に前記モータ駆動用大電流回路のモータ用端子と前記
    モータ+側端子線とを溶接することを特徴とするモータ
    駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の組み付け方法。
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