JP2001121528A - 穴あけ加工方法 - Google Patents

穴あけ加工方法

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JP2001121528A
JP2001121528A JP31035599A JP31035599A JP2001121528A JP 2001121528 A JP2001121528 A JP 2001121528A JP 31035599 A JP31035599 A JP 31035599A JP 31035599 A JP31035599 A JP 31035599A JP 2001121528 A JP2001121528 A JP 2001121528A
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JP
Japan
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hole
crushing
bit
cutting
cylindrical
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31035599A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Mazaki
繁 真崎
Takeshi Kawahara
剛 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Nippon Diamond Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Nippon Diamond Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp, Nippon Diamond Co Ltd filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒状のビットを有する切削ビットによって
路面を切削することにより穴内に残された突起を容易に
除去して路面の穴を仕上げる。 【解決手段】 形成する穴の径と同一の径の円筒状のリ
ング穴12を形成する円筒ビットと、円筒ビットの中心
に設けられた柱状ビットとを有する切削ビットによって
路面Rを切削することにより、円筒状の突起13を形成
する切削工程と、周方向へ複数分割されたコマ部材23
からなる破砕用パイプ21を、突起13の中心穴11に
挿入し、この挿入した破砕用パイプ21の中心の挿入穴
24に破砕用楔体22を打ち込むことにより、その衝撃
力により破砕用パイプ21を構成するコマ部材23を外
周方向へ押し広げ、突起13を破砕する破砕工程とを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリートあ
るいはアスファルトからなる路面に穴をあける穴あけ加
工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンクリートやアスファルトから
なる路面に各種のセンサや送受信装置を埋め込み、走行
する自動車との間で情報のやり取りを行い、走行の円滑
化を図ることが行われつつある。そして、この種のセン
サや送受信装置等の被埋設装置を埋め込むには、コンク
リートやアスファルトからなる路面の所定位置に穴あけ
装置の切削ビットによって穴をあけ、その穴に被埋設装
置を配設して埋め戻していた。ところで、上記のよう
に、穴を形成する場合、円筒状の切削ビットを用いるた
め、穴内には、突起が残された状態となり、このため、
切削ビットによる加工後に、この穴内に残された突起を
除去する必要がある。したがって、従来より、この突起
を除去するために、この突起をハンマー等によって少し
ずつ叩き折り、その後、穴の底面をさらい加工して仕上
げていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、突起をハンマー等によって少しずつ叩き折る作
業は多大な労力を要するという問題があり、容易に突起
を除去する工法が望まれているのが現状であった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、極めて容易に、穴内に残された突起を除去して路
面の穴を仕上げることが可能な穴あけ加工方法を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の穴あけ加工方法は、路面に穴を形成
する穴あけ加工方法であって、形成する穴の径と同一径
の円筒状の穴を形成する円筒ビットと、この円筒ビット
の中心に設けられた柱状ビットとを有する切削ビットに
よって路面を切削することにより、円筒状の突起を形成
する切削工程と、周方向へ複数分割されたコマ部材から
なる破砕用パイプを、前記突起の中心の穴に挿入し、こ
の挿入した破砕用パイプの中心の挿入穴に破砕用楔体を
打ち込むことにより、その衝撃力により前記破砕用パイ
プを構成する前記コマ部材を外周方向へ押し広げ、前記
突起を破砕する破砕工程とを行うことを特徴としてい
る。
【0006】このように、切削工程によって形成された
円筒状の突起の中心の穴に破砕用パイプを挿入し、この
破砕用パイプの挿入穴に破砕用楔体を挿入して打ち込む
ことにより、その衝撃力によって、極めて容易に、破砕
用パイプを構成するコマ部材を外周へ押し広げて、円筒
状の突起を破砕して取り除くことができる。これによ
り、従来のように突起をハンマー等によって少しずつ叩
き折ることにより取り除く場合と比較して、作業の容易
化を図ることができるとともに、根元から確実に破砕し
て取り除くことができ、その後の底面のさらい加工の容
易化を図り、工期の短期化を図ることができる。
【0007】請求項2記載の穴あけ加工方法は、請求項
1記載の穴あけ加工方法において、前記破砕用パイプの
中心に形成された前記挿入穴は、下方へ向かって次第に
窄まるテーパ形状に形成されていることを特徴としてい
る。
【0008】つまり、破砕用楔体が挿入されて打ち込ま
れる破砕用パイプの挿入穴が、下方へ向かって窄まるテ
ーパ形状に形成されているので、破砕用楔体の挿入を円
滑に行わせることができ、これにより、さらに良好に破
砕用パイプを構成するコマ部材を外周方向へ押し広げさ
せることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の穴あけ加工方法の
実施の形態例を図を参照して説明する。本実施の形態例
の穴あけ加工方法は、切削工程と破砕工程とを行うもの
であり、これら切削工程及び破砕工程を順に説明する。
【0010】(切削工程)切削工程は、路面に切削加工
を施す工程であり、図1に示すような切削ビット1が用
いられる。この切削ビット1は、円筒状に形成されたビ
ット本体2と、このビット本体2の先端部に、その周方
向へ間隔をあけて複数設けられた円筒ビット4aを有す
るリング穴形成用ビット部4と、中心に設けられた柱状
ビット5aからなる中心穴形成用ビット部5とを有した
ものである。そして、この切削ビット1を、その上端部
に設けられた軸6を、図示しない穴あけ装置の回転軸に
連結固定し、この切削ビット1を、予め路面につけたビ
ットマークへ位置決めする。
【0011】その後、穴あけ装置を駆動させて回転軸を
回転させることにより、切削ビット1を回転させ、この
切削ビット1を路面へ突き当てる。このようにすると、
路面Rには、図2に示すように、中心穴形成用ビット部
5によって中心に中心穴11が形成され、さらに、この
中心穴11の外周側にリング穴形成用ビット部4によっ
て円筒状のリング穴12が形成される。これにより、路
面Rには、円筒状の突起13が残された状態となる。つ
まり、破砕工程では、この路面Rに残された円筒状の突
起13を破砕して除去する作業を行うこととなる。
【0012】(破砕工程)図3に示すものは、破砕工程
にて用いられる破砕用パイプ21であり、図4に示すも
のは、破砕用パイプ21とともに破砕工程にて用いられ
る破砕用楔体22である。破砕用パイプ21は、周方向
に分割された複数の金属製のコマ部材23から構成され
たもので、これらを周方向へ配列させることにより、そ
の内周側には、下方側へ向かって次第に窄まるテーパ形
状の挿入穴24が形成されるようになっている。
【0013】破砕用楔体22は、金属製の棒体からなる
もので、先端部には、先端方向へ向かって次第に窄まる
テーパ形状のテーパ面25を有している。
【0014】次に、上記破砕用パイプ21及び破砕用楔
体22によって路面Rに残された円筒状の突起13を破
砕する作業を説明する。まず、図5に示すように、切削
工程後に路面Rに残された円筒状の突起13の中心穴1
1に破砕用パイプ21を挿入する。次いで、図6に示す
ように、この破砕用パイプ21の挿入穴24に、その上
方側から破砕用楔体22を挿入する。
【0015】その後、このように、破砕用パイプ21の
挿入穴24に挿入した破砕用楔体22を、その上方側か
らハンマー等によって衝撃を加える。このようにする
と、この破砕用楔体22が、破砕用パイプ21の挿入穴
24内に打ち込まれ、破砕用パイプ21のコマ部材23
が衝撃力によって外周方向へ拡径され、これにより、路
面Rに形成された円筒状の突起13は、コマ部材23に
よって外周方向へ押し広げられて、図7に示すように、
根元から破砕される。その後、破砕した突起13を取り
除き、穴の底部をさらい加工を行うことにより仕上げ
る。
【0016】このように、上記の穴あけ加工方法によれ
ば、切削工程によって形成された円筒状の突起13の中
心穴11に破砕用パイプ21を挿入し、この破砕用パイ
プ21の挿入穴24に破砕用楔体22を挿入して打ち込
むことにより、その衝撃力によって、極めて容易に、破
砕用パイプ21を構成するコマ部材23を外周へ押し広
げて、円筒状の突起13を破砕して取り除くことができ
る。
【0017】これにより、従来のように突起をハンマー
等によって少しずつ叩き折ることにより取り除く場合と
比較して、作業の容易化を図ることができるとともに、
根元から確実に破砕して取り除くことができ、その後の
底面のさらい加工の容易化を図り、工期の短期化を図る
ことができる。また、破砕用楔体22が挿入されて打ち
込まれる破砕用パイプ21の挿入穴24が、下方へ向か
って窄まるテーパ形状に形成されているので、破砕用楔
体22の挿入を円滑に行わせることができ、これによ
り、さらに良好に破砕用パイプ21を構成するコマ部材
23を外周方向へ押し広げさせることができる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の穴あけ
加工方法によれば、下記の効果を得ることができる。請
求項1記載の穴あけ加工方法によれば、切削工程によっ
て形成された円筒状の突起の中心の穴に破砕用パイプを
挿入し、この破砕用パイプの挿入穴に破砕用楔体を挿入
して打ち込むことにより、その衝撃力によって、極めて
容易に、破砕用パイプを構成するコマ部材を外周へ押し
広げて、円筒状の突起を破砕して取り除くことができ
る。これにより、従来のように突起をハンマー等によっ
て少しずつ叩き折ることにより取り除く場合と比較し
て、作業の容易化を図ることができるとともに、根元か
ら確実に破砕して取り除くことができ、その後の底面の
さらい加工の容易化を図り、工期の短期化を図ることが
できる。
【0019】請求項2記載の穴あけ加工方法によれば、
破砕用楔体が挿入されて打ち込まれる破砕用パイプの挿
入穴が、下方へ向かって窄まるテーパ形状に形成されて
いるので、破砕用楔体の挿入を円滑に行わせることがで
き、これにより、さらに良好に破砕用パイプを構成する
コマ部材を外周方向へ押し広げさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の穴あけ加工方法である
切削工程を行う際に用いられる切削ビットの構成及び構
造を説明する切削ビットの一部を断面視した斜視図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態の穴あけ加工方法である
切削工程を説明する切削ビットによる加工途中の路面の
断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態の穴あけ加工方法である
破砕工程に用いられる破砕用パイプの構成及び構造を説
明する破砕用パイプの斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態の穴あけ加工方法である
破砕工程に用いられる破砕用楔体の形状を説明する破砕
用楔体の斜視図である。
【図5】 本発明の実施の形態の穴あけ加工方法である
破砕工程を説明する路面の円筒状の突起の斜視図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態の穴あけ加工方法である
破砕工程を説明する路面の円筒状の突起の斜視図である
【図7】 本発明の実施の形態の穴あけ加工方法である
破砕工程を説明する路面の断面図である。
【符号の説明】
1 切削ビット 4a 円筒ビット 5a 柱状ビット 11 中心穴 12 リング穴 13 突起 21 破砕用パイプ 22 破砕用楔体 23 コマ部材 24 挿入穴 R 路面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 剛 神奈川県横浜市都筑区佐江戸町686−1 日本ダイヤモンド株式会社横浜工場内 Fターム(参考) 3C069 AA04 AA05 BA09 BA10 BB01 BB04 CA09 EA01 EA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面に穴を形成する穴あけ加工方法であ
    って、 形成する穴の径と同一径の円筒状の穴を形成する円筒ビ
    ットと、この円筒ビットの中心に設けられた柱状ビット
    とを有する切削ビットによって路面を切削することによ
    り、円筒状の突起を形成する切削工程と、 周方向へ複数分割されたコマ部材からなる破砕用パイプ
    を、前記突起の中心の穴に挿入し、この挿入した破砕用
    パイプの中心の挿入穴に破砕用楔体を打ち込むことによ
    り、その衝撃力により前記破砕用パイプを構成する前記
    コマ部材を外周方向へ押し広げ、前記突起を破砕する破
    砕工程とを行うことを特徴とする穴あけ加工方法。
  2. 【請求項2】 前記破砕用パイプの中心に形成された前
    記挿入穴は、下方へ向かって次第に窄まるテーパ形状に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の穴あけ
    加工方法。
JP31035599A 1999-10-29 1999-10-29 穴あけ加工方法 Withdrawn JP2001121528A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010525970A (ja) * 2007-05-07 2010-07-29 バウレント アーゲー セントラル フライスヘッド及びパイルヘッドを機械加工する方法
CN104020013A (zh) * 2014-06-13 2014-09-03 宁波工程学院 一种非贯穿混凝土圆柱体芯样取样器及其操作方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010525970A (ja) * 2007-05-07 2010-07-29 バウレント アーゲー セントラル フライスヘッド及びパイルヘッドを機械加工する方法
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070109