JP2001121146A - 浄水装置 - Google Patents

浄水装置

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JP2001121146A
JP2001121146A JP30453299A JP30453299A JP2001121146A JP 2001121146 A JP2001121146 A JP 2001121146A JP 30453299 A JP30453299 A JP 30453299A JP 30453299 A JP30453299 A JP 30453299A JP 2001121146 A JP2001121146 A JP 2001121146A
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JP
Japan
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water
filter
water supply
faucet
reverse osmosis
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JP30453299A
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English (en)
Inventor
Takao Imayoshi
孝夫 今吉
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Original Assignee
ELPIS INTERNATL Inc
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Publication date
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  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】原水を取り込む給水口から蛇口までの間の給水
路に設けられる浄水装置であって、逆浸透膜を使用した
家庭用の簡易な浄水装置の提供。 【解決手段】原水中の5μmまでの溶解物を除去する第
1次フィルター2と、ブースターポンプ3と、原水中の
10000分の1μmまでの溶解物を除去する逆浸透膜
を具備した第3次フィルター6と、味を整え悪臭を除去
する第4次フィルター10とを、給水口1から蛇口11
に向かう給水方向の上流側から下流側に順に配列接続し
たこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、逆浸透膜を利用
した浄水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動物や植物の細胞膜は半透膜と呼ばれ、
水溶液中から水の分子のみを選択的に透過させ他の溶解
物を通さない性質がある。高い圧力をかけることによ
り、濃度の高い水は半透膜を透過し、濃度の低い側へ移
行し、それは水の分子だけになる。これは逆浸透現象と
呼ばれる。この逆浸透現象を生じさせる人工の半透膜が
1950年代に米国で開発された。
【0003】この人工の半透膜は、逆浸透膜(reverse
osmosis membrane)と呼ばれ、10000分の1μ
mの細孔をに水圧をかけて原水を通し、汚染物質や溶解
物を分離する。
【0004】逆浸透膜は、酢酸セルロース系、ポリアミ
ド系などの非対称膜、複合膜があり、スパイラル型、中
空糸型、チューブ型などに加工して使用される。例え
ば、スパイラル型では、巻物状に何枚にも巻かれた逆浸
透膜に入る原水を水圧により中心部に押し出し、しみ出
された水を中心の濾過水路に集めて取り出すようにして
いる。
【0005】この逆浸透膜を用いた浄水装置は、海水の
淡水化をはじめとしてスペースシャトル内での人体から
出る水分のリサイクルなどの手段として1970年代か
ら広く浄水装置として、大小さまざまなタイプのものが
作られ始め、80年代の終わりに日本国内に家庭用が紹
介され、今日に至っている。
【0006】浄水装置の方式としては、逆浸透膜を利用
した逆浸透式浄水機の技術の他に、活性炭タイプ、
マイクロフィルタータイプ、イオン交換樹脂タイプ、
セラミックタイプ等がある。
【0007】一方、生活水として普段何気なく使用して
いる「水道水」や「地下水」の安全性が近年問題になっ
ている。ダムから取水された水は、浄水場で塩素による
消毒過程で水中の有機物(汚れ)と反応してトリハロメ
タンを発生する。そのほか危険な化学物質が生成される
ことが研究によって分っている。少なくとも塩素消毒は
コストの面、家庭に届くまでの途中過程での残留効果に
よる殺菌の面で今後も使用されることが予想される。
【0008】現在、安全でおいしい水を飲むために色々
な種類の浄水機が市場に出ているが、水道水には塩素や
カルキ臭、ときにはカビ臭等さまざまな不快な成分が含
まれていることが多く、気がつかないうちにそれらを口
にしている。
【0009】逆浸透式浄水装置が、塩素、カルキ臭、カ
ビ、トリハロメタン、トリクロロエチレン、ミネラル等
を十分に除去できるのに対して、活性炭タイプ、マ
イクロフィルタータイプ、イオン交換樹脂タイプ、
セラミックタイプ等では、これらの一部しか十分に除く
ことができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように優
れた浄水性能を有する逆浸透式浄水機でも問題がないわ
けではない。例えば、逆浸透膜が塩素に弱いこと、環境
温度の低下により凍結すると浄水、排水機能が破壊され
ること、浄水/排水の比率が1/2〜1/4と比較的低
く、省資源の面から飲料、料理用水として全てに浄化真
水を使用するのは不経済である、等の問題がある。
【0011】本発明は、上記の問題を解消することので
きる浄水装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1).原水を取り込む給水口から蛇口までの間の給水
路に設けられる浄水装置であって、前記原水中の5μm
までの溶解物を除去する第1次フィルターと、ブースタ
ーポンプと、前記原水中の10000分の1μmまでの
溶解物を除去する逆浸透膜を具備した第3次フィルター
と、味を整え悪臭を除去する第4次フィルターとを、前
記給水口から前記蛇口に向かう給水方向の上流側から下
流側に順に配列接続した(請求項1)。 (2).(1)記載の浄水装置において、前記ブースタ
ーポンプと前記第3次フィルターとの間に、前記原水中
の少なくとも塩素成分を除去するフィルターであって粒
状の活性炭を利用した第2次フィルターを設けた(請求
項2)。 (3).(1)又は(2)記載の浄水装置において、前
記第3次フィルターは筒状をしたケース内に設けた穴あ
き管の周囲にスペーサを介して逆浸透膜を多重巻きし、
前記ケース内の一方側に設けた原水入口部から他方側に
設けた排水出口部に向けて原水を流す過程で、逆浸透膜
を通過した処理水を前記穴あき管内に導き純水出口部か
ら取り出すようにしたものであり、前記排水出口部を水
抜き排水路に接続した(請求項3)。 (4).(1)、(2)又は(3)記載の浄水装置にお
いて、前記第3次フィルターと前記第4次フィルターと
の間に一時的に水を貯える貯水タンクを設けると共に、
前記給水口から前記貯水タンクまでの給水路に前記貯水
タンク内の圧力に応じて給水を行ない或は給水を停止す
る自動給水停止弁を設けた(請求項4)。 (5).(1)、(2)、(3)又は(4)記載の浄水
装置において、前記第4次フィルターと前記蛇口との間
に、前記第4次フィルターから前記蛇口までの給水路か
ら分岐し少なくとも前記給水路内の水を外部に排出する
排出路を設けた(請求項5)。 (6).(5)記載の浄水装置において、前記排出路と
請求項3記載の水抜き排水路とを合流させた(請求項
6)。 (7).(1)、(2)、(3)、(4)、(5)又は
(6)記載の浄水装置において、前記給水路に該給水路
内の水温を検出する水温感知装置を設けるとともに、前
記排出路に電磁弁を設け、前記水温感知装置が所定の温
度を検出したときに、この検出信号に基づいて前記電磁
弁を開き前記給水路の水を抜くことができるようにした
(請求項7)。 (8).(7)記載の浄水装置において、前記水温感知
装置に代えて前記電磁弁に水温検知機能を持たせた(請
求項8)。 (9).(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、
(6)、(7)又は(8)記載の浄水装置において、前
記第1次フィルターの上流部で分岐して前記蛇口に至る
簡易処理給水路を設けると共に前記蛇口の部位に三方弁
を設け、前記給水路及び前記三方弁を経て前記蛇口に至
る水路と、前記簡易処理給水路及び前記三方弁を経て前
記蛇口に至る水路とを選択可能とした(請求項9)。 (10).(9)記載の浄水装置において、前記簡易処
理給水路中に、水中の有機化合物を除去する活性炭フィ
ルターを設けた(請求項10)。 (11).(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、
(9)又は(10)記載の浄水装置において、前記水抜
き排出路に、定期的に開閉制御される制御弁を設けた
(請求項11)。 (12).(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、
(10)又は(11)記載の浄水装置において、前記貯
水タンクの水を前記第3次フィルターの前記原水入口か
ら排水出口部に導き、前記貯水タンクの水を用いて前記
第3次フィルターを洗浄するようにした(請求項1
2)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 [1]請求項1乃至4に対応する例 図1は請求項1に対応する浄水装置の構成の概要を示し
ている。図1において、符号1は当該浄水装置の給水口
を示し、原水としての水道水あるいは井戸水などを供給
する図示しない給水管と接続される。符号2は原水中の
5μm以上の錆、泥、水垢などの微細な含有物や溶解物
を除去する性能を有する第1次フィルターを示し、給水
口1とこの第1次フィルターの入口部2iとは給水路を
構成する配管P1により接続されている。この第1次フ
ィルター2としては、例えば、ポリエステル繊維を多層
構造に巻いた構造のフィルターが使用される。
【0014】符号3はブースターポンプを示し、このブ
ースターポンプ3の入口部3iと第1次フィルター2の
出口部2dとは電磁バルブ4を介して配管P2により接
続されている。符号5は原水中の少なくとも塩素成分を
除去する第2次フィルターを示し、この第2次フィルタ
ー5の入口部5iとブースターポンプ3の出口部3dと
は配管P3により接続されている。この第2次フィルタ
ー5としては、ポリエステル容器内に装着された粒状活
性炭のカートリッジを具備したものが使用され塩素とア
ンモニアの化合物など一部の有機化合物も除去すること
ができる。
【0015】配管P2の途中に設けられた電磁バルブ4
は通常時は閉状態であり、ブースターポンプ3が起動さ
れるのに連動して開状態に制御される。
【0016】符号6は原水中の10000分の1μmま
での溶解物を除去する逆浸透膜を具備した第3次フィル
ターを示し、この第3次フィルター6の原水入口部6i
と第2次フィルター5の出口部5dとは配管P4により
接続されている。なお、第3次フィルター6において便
宜上、逆浸透膜を通過前の水を原水、通過後の水を純水
と表現する。
【0017】ここで、第3次フィルター6の出口部は逆
浸透膜を通過した水の出口部である純水出口部6d1
と、逆浸透膜を通過できずしたがってバクテリア、ウイ
ルス、無機塩類、有害金属、放射性物質やこれらの溶解
物などを含んだ水を排出する排水出口部6d2の2つが
ある。
【0018】第3次フィルター6の概略構造を図2によ
り説明する。図2において、第3次フィルター6は原水
入口部6iの上流側から純水出口部6d1或いは排水出
口部6d2の設けられた下流側に向けて、プリフィルタ
ー6−1、メーンフィルター6−2、活性炭フィルター
6−3の3部分からなる。
【0019】プリフィルター6−1は溶解物例えば、比
較的大きなバクテリア12(0.4〜1μm)やウィル
ス12'(0.2〜0.43μm)、有機物、無機物、
化合物等の不純物12''等を取り除いてメーンフィルタ
ー6−2を保護するためのフィルターであり、原水に含
まれる不純物の量や程度が良好ならば、必ずしも設けな
くてもよい。メーンフィルター6−2は筒状をしたケー
ス6−2−1とともに構成されていて、該ケース6−2
−1の内部に設けた穴あき管6−2−2と、この穴あき
管6−2−2の周囲にスペーサー6−2−4を介して多
重巻きされた逆浸透膜を有し、ケース6−2−1の長手
方向での一方側に設けた原水入口部6iから該長手方向
の他方側に設けた排水出口部6d2に向けて原水が流れ
る過程で、逆浸透膜を通過した純水が穴あき管6−2−
2内に導かれ純水出口部6d1から取り出される。
【0020】ケース6−2−1内に構成された逆浸透膜
の多重巻き構造を模視的に示した図3において、純水通
過層6―2―8を挟むシート状の2枚の逆浸透膜6−2
−3と、これら逆浸透膜6−2−3を外側から挟んでい
るスペーサー6−2−4が穴あき管6−2−2のまわり
に巻かれている。
【0021】これら純水通過層6―2―8、逆浸透膜6
−2−3、スペーサー6−2−4などが穴あき管6−2
−2のまわりに多重巻きされ、外周面部を表面カバー6
−2−5で包んでいる。
【0022】こうして多重巻きされたシートの外周はリ
ング状をしたブラインシール6−2−7で止められてい
る。さらに、ブラインシール6−2−7は円筒状のケー
ス6−2−1の内周部に嵌合している。プリフィルター
6−1からメーンフィルター6−2に導かれた原水は多
重巻きされたスペーサー6−2−4の端面部からのみ該
スペーサー6−2−4の内部に入り、ケース6−2−1
の長手方向に沿って流れていく。逆浸透膜6−2−3の
端面部や純水通過層6−2−8の端面部から原水が侵入
することはなく、また侵入することがないように必要箇
所は適宜の手段で封止されている。
【0023】原水は、多重巻きされたスペーサー6−2
−4の部分を通る過程で、図4で示すようにその一部の
水が2つの逆浸透膜6−2−3間の純水通過層6−2−
8内に浸透し、純水として取り込まれる。純水通過層6
−2−8内に取り込まれた純水は純水通過層6−2−8
に沿って穴あき管6−2−2のまわりをまわりながらし
だいに穴あき管6−2−2に近づき、穴あき管6−2−
2の外周面に形成された穴を経て、穴あき管6−2−2
の内部に取り込まれる。そのようにさせるために、純水
通過層6−2−8は穴あき管6−2−2の外周面に形成
された穴に連通する構造となっている。
【0024】なお、図3において符号6−2−6はこれ
ら逆浸透膜6−2−3、純水通過層6−2−8、スペー
サー6−2−4などが多重に巻かれた内側の部位をまと
めて模視的に断面表示したものである。
【0025】図3において矢印13aは、メーンフィル
ター6−2に導かれた原水の進行経路を示す。また矢印
13bは原水の一部であって、メーンフィルター6−2
を通過する間に逆浸透膜6−2−3と通過する向きに進
む一部の流れを示す。
【0026】こうして矢印13bに沿い、逆浸透膜6−
2−3を経て純水通過層6−2−8に取り込まれた純水
は、前記したように穴あき管6−2−2の内部に導か
れ、純水出口部6d1から矢印13dで示すように純水
として取り出すことができるし、スペーサー6−2−4
を流れた原水は逆浸透膜6−2−3の外側に残留付着し
た溶解物などの不純物を取り込むことにより汚染度の高
い排水として矢印13eで示すように排水出口部6d2
から排出される。
【0027】逆浸透膜6−2−3による水の分離メカニ
ズムを模視的に示した図4において、逆浸透膜6−2−
3で挟まれた純水通過層6−2−8は純水の流れる純水
チャネルを構成している。また、スペーサー6−2−4
は逆浸透膜6−2−3を隔てるとともに、原水が流れる
通路を構成している。図中、丸印は純水を示し、三角印
は逆浸透膜6−2−3から排除された溶解物、丸印は純
水を示す。
【0028】図1において、第2次フィルター5の出口
部5dと原水入口部6iとは配管P4により接続されて
いる。排水出口部6d2と接続された配管P5は自動洗
浄弁7を介して当該浄水装置外の排水路などと適宜接続
される水抜き排水路である。
【0029】本例では第3次フィルター6における逆浸
透膜6−2−3は濾過方式でなく、分離方式を採用して
いるので、当該浄水装置が最初に起動されたときや、起
動中の一定時間毎に自動洗浄弁7を開くことにより、逆
浸透膜6−2−3を通過できなかった原水を溶解物含有
の排水として外部に放出することができる。ここで、自
動洗浄弁7を開くとは、弁を全開することを意味し、全
開にすることによって、勢いのある多量の水が逆浸透膜
6−2−3の表側に付着している汚れを洗い流し、いわ
ば目詰まり状になっている逆浸透膜6―2−3をリフレ
ッシュさせて、低下した水の浄化性能を回復させること
ができる。
【0030】なお、自動洗浄弁7の全開時の弁の開度を
100%とすると、この浄水装置における通常の運転時
における弁の開度は25〜50%程度に絞られた状態に
なっている。このため、通常運転時において逆浸透膜6
−2−3の表側の圧力が高められるので、純水通過層6
−2−8を通過する純水量を所定量に維持できる。
【0031】符号9は圧力容器からなる貯水タンクを示
す。貯水タンク9は一次的に水を貯蔵する。この貯水タ
ンクの接続口9jと第3次フィルター6の純水出口部6
d1とは配管P6で接続されている。なお、この配管P
6の途中には自動給水停止弁8が介在されている。
【0032】符号10は第4次フィルターを示し、活性
炭層を有するカーボンフィルターからなり、極少量の気
化塩素や異臭味などの原因となる微少有機物活性炭で除
去し、味を整え悪臭を除去した美味で安全な水にする。
第4次フィルター10の入口部10iと接続口9jとは
配管P7により接続されている。符号11は蛇口、符号
11aは蛇口を開閉するレバーを示す。蛇口11と第4
次フィルター10の出口部10dとは配管P8により接
続されている。
【0033】この発明の浄水装置は、図1に示した構成
において、ブースターポンプ3と電磁バルブ4とを除去
して出口部2dと入口部3iとを直接、配管P2で接続
するとともに、純水出口部6d1を直接蛇口11に接続
した構成をとることによっても成立する。その場合、貯
水タンク9、自動給水停止弁8は不要である。かかる構
成としても、給水口1からある程度の圧力を有した原水
が供給される場合には、その原水は、第1次フィルター
2、第2次フィルター5、第3次フィルター6を経て蛇
口11から出る水は浄化されたものとなっている。
【0034】但しこの場合には、逆浸透膜を使用した第
3次フィルター6の処理能力はそれほど高くないので、
蛇口11で多量の水を必要とするユーザーの浄化装置と
しては充分ではない。
【0035】そこで、水の消費量が大きい場合に対応す
るため、水を貯える貯水タンク9を備えた浄化装置とす
る。その場合には、図1に示したようにブースターポン
プ3、電磁バルブ4、貯水タンク9、自動給水停止弁8
などを一緒に装備するものとする。
【0036】第2次フィルター5は、材質的に塩素成分
に弱い逆浸透膜6−2−3を保護する上で必要である。
ブースターポンプ3は逆浸透膜6−2−3に圧力をかけ
て純水化処理を行なうとともに、加圧により貯水タンク
9に水を貯える。システム保護のため電磁バルブ4が設
けられていて、ブースターポンプ3が起動すると連動し
て電磁バルブ4が開くように制御されるようになってい
る。
【0037】自動給水停止弁8は0.3〜0.5kg/
cm2に加圧された貯水タンク9の圧力が所定の圧力、
例えば3〜4kg/cm2の圧力に達すると、これを検
知し水路を閉じる。また、この検知信号に基づいて、ブ
ースターポンプ3を停止させるとともに、電磁バルブ4
や自動洗浄弁7を閉じる。
【0038】このように、貯水タンク9内の圧力に応じ
て給水を行ない或は給水を停止することができる。自動
給水停止弁8の働きにより貯水タンク9内の圧力は所定
の一定圧に制御される。蛇口11で水が使用されると貯
水タンク9の圧力が低下し、この圧力低下を補うように
自動的にブースターポンプ3、電磁バルブ4、自動洗浄
弁7が作動し水の補充が行なわれる。
【0039】かかる制御を自動的に行なうために、図1
3に示すように制御部14により、ブースターポンプ
3、電磁バルブ4、自動洗浄弁7、自動給水停止弁8を
制御する構成とすることができる。或いは,図5に示す
ように、自動給水停止弁8だけが直列に接続されてい
て、その下流位置にブースターポンプ3、電磁バルブ
4、自動洗浄弁7、自動給水停止弁8がそれぞれ電源2
5に対して直列に接続した構成の制御手段により制御す
ることもできる。
【0040】かかる回路構成では、例えば、ブースター
ポンプ3、電磁バルブ4、自動洗浄弁7を、電気的にオ
ン状態にしておくことにより自動給水停止弁8の働きだ
けで、浄水装置の制御を自動的に行なうことができる。
例えば、貯水タンク9が自動給水停止弁8で設定された
所定の設定圧以上ならば自動給水停止弁8の弁は閉じ状
態となっていて、かつ、スイッチ部はオフとなってい
る。この状態では、自動給水停止弁8のスイッチがオフ
であるからブースターポンプ3、電磁バルブ4、自動洗
浄弁7は全て駆動を停止している。
【0041】給水口1に設けられた図示しない給水弁が
開けられ、電源が入ると、自動洗浄弁7が約18秒間、
全開して自動洗浄を約18秒間行なう。また蛇口11で
水の使用があり、貯水タンク9の内圧が所定圧より約1
kg/cm2低下すると、自動給水停止弁8のスイッチ
がオンになり、これにより電磁バルブ4が開き、ブース
ターポンプ3が再起動して貯水タンク9に浄化された水
が送り込まれる。
【0042】ブースターポンプ3の駆動により浄水処理
が行なわれて貯水タンク9が所定の圧力になったことが
自動給水停止弁8により検知されると、該自動給水停止
弁8のスイッチがオフ(閉)状態となり、ブースターポ
ンプ3が停止し、電磁バルブ4も閉じる。これにより、
貯水タンク9には常時、浄化水が貯留される。
【0043】第1図に示した浄水装置の変形例として、
図6に示すように第2次フィルター5と第3次フィルタ
ー5とを接続している配管P4の途中に補助フィルター
5−1を介在させる例を挙げることができる。補助フィ
ルター5−1としては、純度の高い活性炭を使用したフ
ィルターを使用する。この補助フィルター5−1は、必
須のものではないが、これを設けることにより、塩素或
いは、塩素とアンモニアとの化合物などの有機化合物を
除去する能力が一段と向上する。以下の例においても、
この補助フィルター5−1を使用した例で説明する。
【0044】以上に説明した浄水装置の構成において、
給水口1から第1次フィルター2、電磁バルブ4、ブー
スターポンプ3、第2次フィルター5、必要に応じて設
けられる補助フィルター5−1、第3次フィルター6、
自動給水停止弁8を経て貯水タンク9に至る配管系、貯
水タンク9から第4次フィルター10を経て蛇口11に
至る配管系は給水路を構成している。 [2]請求項5乃至8に対応する例 図7に本例の浄水装置の構成を示す。この浄水装置にお
いて、既に説明した図1、図6に示した構成と共通の部
材には同じ符号を付し、説明は省略する。第3次フィル
ター6は逆浸透膜6−2−3を構成要素として具備して
いて、これが凍結すれば、この浄水装置の浄水、排水機
能が破壊され装置が機能しなくなる。
【0045】浄水装置が稼動している間は給水路に水の
流れが生じていることから浄水装置の給水路、諸フィル
ターなどの部材における水の凍結は生じないが、貯水タ
ンク9が所定圧に達して所謂満水状態になり、浄水動作
が長期にわたり停止している場合であって、環境温度が
凍結温度まで低下したときには、主として使用される1
/4インチ乃至3/8インチを使用する配管内の水が凍
結し、暫時、浄水装置のシステム全体が凍結するおそれ
がある。
【0046】そこで、本例では、図7に示すように 第
4次フィルター10と蛇口11との間に、第4次フィル
ター10から蛇口11までの給水路を構成する配管P8
から分岐した排出路としての配管P9を設けた。この配
管P9は図1で説明した例のように当該浄水装置の排水
路などと適宜接続することもできるし、既に上記排水路
に接続されている水抜き排水路としての配管P5に接続
することもできる。さらに、この配管P9の途中に電磁
弁15を設けている。
【0047】一方、配管P4の途中であって、第3次フ
ィルター6寄りの部位には、該配管P4内を通る水の温
度を検知する水温感知装置16を設けた。水温感知装置
16は凍結温度よりも少し高い所定の温度に設定してあ
る。水温感知装置16が前記所定の温度を検出したとき
に、この検出信号に基づいて電磁弁15を開く。すると
圧力タンク9内の水が配管P7、第4次フィルター1
0、配管P8、配管P9を経て排水される。この排水に
伴い、配管部等に水の流れが生ずるので凍結が防止され
る。
【0048】さらに、上記のように圧力タンク9の水が
排水されることにより、圧力タンク9の圧力が低下す
る。これに伴い、自動給水停止弁8が開くとともに、ブ
ースターポンプ3が起動し、かつ、電磁バルブ4が開い
て、圧力タンク9に給水口1から給水された直後の原水
を処理したことにより原水の温度を保持した浄化された
水が補充される。通常、原水の温度は凍結温度よりもか
なり高いので、給水口1から圧力タンク9までの経路、
さらに、圧力タンク9から配管P7、第4次フィルター
10、配管P8、配管P9を経て排水される経路につい
ても加温されて、一層の凍結防止がなされる。
【0049】かかる加温による温度上昇を水温感知装置
16が検知すると、この検知信号に基き電磁弁15が閉
じ圧力タンク9内の浄化水の流出は停止し、再び圧力タ
ンク9内に貯水される。自動給水停止弁8が閉じると、
ブースターポンプ3が停止し、かつ、電磁バルブ4も閉
じる。時間が経過して環境温度が低下し、再び水温感知
装置16が所定の温度を検知すると、上記の作動を繰り
返し、凍結の防止がなされる。
【0050】水温感知装置16が配置された部位は、図
7において第3次フィルター6に近い配管P4の部位と
したが、これが経験的に当該浄化装置において最も凍結
開始が早い箇所である。なお、この部分以外に凍結開始
が早い箇所があれば、その箇所に水温感知装置16を配
置するものとする。
【0051】水温感知装置16が5°C乃至0°Cの適
宜の設定温度になったならば、図13に示すようにその
感知信号を制御部14に出力する。制御部14はこの感
知信号を入力したら電磁弁15を開くように制御指令を
出し、電磁弁15を開く。
【0052】電磁弁15が開くと圧力タンク9内の水が
配管P7、P8、P9を経て、排水路に放出される。こ
のため、貯水タンク9の内圧が低下すれば、放出された
水を補充するためブースターポンプ3が起動開始し、自
動洗浄弁7も開き、当該浄水装置におけるほぼ全給水路
に水が流れる。したがって、蛇口11のできるだけ近傍
に分岐させて配管P9を設けるのがよい。水の流れが生
ずれば凍結は生じない。
【0053】環境温度が上昇し、水温感知装置16が凍
結危険領域の温度を脱したことが制御部14により認識
されると、電磁弁15が閉じる。これにより貯水タンク
9の内圧が所定の圧力になったときに浄水装置の駆動は
停止する。
【0054】上記のように制御部14を用いて制御する
こともできるが、これに代えて図8に示すような回路に
より制御することもできる。図8に示す回路の一部は図
5により既に説明した構成と共通部分を含むので、異な
る点のみを説明する。この例では、電源25に対して並
列に電磁弁15を接続し、この電磁弁15における並列
な接続経路の途中に水温感知装置16を直列に接続して
いる。かかる構成により、電磁弁15を水温感知装置1
6に従属させて動作させることが可能である。
【0055】例えば、水温感知装置16が所定の温度を
感知したときにスイッチを閉じれば、これにより電磁弁
15に電流が流れ、バルブを開く動作を行なわせること
ができる。また、水温感知装置16が所定温度外の温度
を感知したときにはスイッチを開く。これにより電磁弁
15に流れる電流が断たれ、機械的な力、例えはばねの
弾性によりバルブが閉じた状態になる。
【0056】なお、上記例では配管P4に独立した水温
感知装置16を設けたが、これに限らず、例えば、水温
感知装置16を設けないでその代わりに電磁弁15に温
度感知機能を持たせた構成のものを使用する構成とする
こともできる。その場合には、配管P9内の水温感知に
応じて電磁弁15が開閉されることとなる。 [3]請求項9乃至10に対応する例 逆浸透膜を使用した分離方式の第3次フィルター6で
は、純水/排水の比率が1/2〜1/4と比較的低く、
省資源の面から飲料、料理用水として全てに浄化真水を
使用するのは不経済であるという問題がある。本例は、
かかる問題を解決するものである。
【0057】これまで説明した浄水装置のうち、図7で
説明した構成の浄水装置についての適用例を説明する。
図9において、第1次フィルター2の上流部で分岐して
蛇口11に至る簡易処理給水路としての配管P10を設
けた。配管P10は配管P1から分岐して蛇口11に至
る。その上で、蛇口11には配管P8と、配管P10か
らの2系統からの水の入力があるので、これらを切り換
えるために、蛇口11の部位に三方弁20を設けた。
【0058】これにより、配管8による給水路及び三方
弁20を経て蛇口11に至る水路と、簡易処理給水路と
しての配管P10及び三方弁20を経て11蛇口に至る
水路とが、三方弁20の操作により選択可能となる。さ
らに、簡易処理給水路としての配管P10中に、水中の
有機化合物を除去する活性炭フィルター21を設けた。
【0059】三方弁20の構成例を図10により説明す
る。図10において、三方弁20は入口部が配管P10
と配管P8とに連通されていて、出口部が蛇口11に連
通されている。回転子20aは、配管P10と蛇口11
とを連通する回転位置と、配管P8と蛇口11とを連通
する回転位置とをとり得る。図10に示した回転位置で
は、、配管P8と蛇口11とが連通している。この図示
の回転位置から回転子20aを時計回りの向きに約30
°回転させると、配管P10と蛇口11とが連通するよ
うになる。
【0060】このように、回転子20aの回転位置を切
り換えることにより、飲料、料理用水など浄化水を使用
する必要のある水、つまり、直接人体に取り入れる水を
使用する場合には第3次フィルター6などを通る給水路
を選択するし、家屋の清掃など浄化水を使用する必要の
ない水、つまり、直接人体に取り入れない水を使用する
場合には活性炭フィルター21を通る簡易処理給水路を
選択すればよい。水の用途に応じて三方弁20を切り換
えることにより、第3次フィルター6などを通る給水路
におけるブースターポンプ3やその他の機器に要する電
気消費量の軽減を図り、経済的に水を使用することもで
きる。 [4]請求項11乃至12に対応する例 図1、図6、図9で説明したように本発明にかかる各浄
水装置には、自動洗浄弁7が用いられていて、これを開
くことにより水道水、井戸水、河川水などの原水が原水
入口部6iから入り、排水出口部6d2を経て自動洗浄
弁7を通り、排出される過程で、逆浸透膜6−2−3の
外側を洗浄する。このとき、同時に電磁バルブ4が開き
かつ、ブースターポンプ3が作動する。
【0061】第3次フィルターの洗浄用水として原水を
用いることによりかなりの洗浄効果がある。しかし、洗
浄に用いる原水には、既に溶解物が含まれている。そこ
で、本例では、溶解物質を完全に除去した後、貯水タン
ク9に貯水されている浄化水を第3次フィルター6の洗
浄用水として利用することとした。貯水タンク9に貯水
されている浄化水ならば、逆浸透膜6−2−3に付着し
ている溶解物質を純水中に溶解することにより洗浄効果
が一層顕著になる。
【0062】かかる洗浄を可能にするため、図11に示
すように、自動給水停止弁8と接続口9jとを結ぶ配管
P6の途中部分と、水温感知装置16と原水入口部6i
とを結ぶ配管P4の途中とを配管P11で連結した。さ
らに、配管P11と配管P4との接続部に、通電により
水の進路を切り換えることのできる三方通水路を有する
アクチュエータ23を設けた。
【0063】このアクチュエータ23は、水温感知装置
16と原水入口部6iとを連通状態にする通水路と、配
管P11と接続口9jとを連通状態にする通水路とを内
蔵していて、通電に応じてこれらの何れかの通水路を閉
じたときには他の通水路を開く。この制御は、図13に
示すように制御部14が行なう。
【0064】図12に示す制御用の回路を示す。図12
において、この回路の一部は図8により既に説明した構
成と共通部分を含むので、異なる点のみを説明する。電
源25の最上流位置にタイマー22を並列に接続し、さ
らにタイマー22によりアクチュエータ23がオン、オ
フ制御されるようにしている。
【0065】このようにアクチュエータ23を設けると
共に、タイマー22を設けた。タイマー22は2つの異
なる回路を有する。タイマー22は24時間に1回60
秒間の停止時間を持つ。
【0066】図11に示す浄化装置が24時間、通常運
転されているときには、アクチュエータ23は水温感知
装置16から出た水を原水入口部6i側に向けて導くよ
うに通水路を開き、接続口9jへの通水路を閉じてい
る。これにより、通常運転中は第1次フィルター2、第
2次フィルター5、補助フィルター5−1などを経た
水、つまり、第3次フィルター6を通過前の原水に近い
水により、逆浸透膜6−2−3が洗浄される。
【0067】タイマー22が60秒間の停止時間に達す
ると、浄化装置全体の電源は遮断され、通水も自動的に
停止する。タイマー22はこの停止時間中、第2の回路
が接続状態となり、配管P11の水を接続口9jへ導く
ようにアクチュエータ23の通水路が開き、水温感知装
置16から接続口9jへの通水路は閉じる。
【0068】これにより、貯水タンク9に3〜4kg/
cm2で加圧されている浄化水が60秒間の間にアクチ
ュエータ23を通り、逆浸透膜6−2−3に付着してい
る溶解物質を純水中に溶解しつつ、自動洗浄弁7を経て
排出される。タイマー22が停止時間60秒を過ぎる
と、回路は通常運転の状態に戻り、アクチュエータ23
は水温感知装置16から出た水を原水入口部6i側に向
けて導くように通水路を開き、接続口9jへの通水路を
閉じる状態になり、通常通り浄水を行なうようになる。
なお、タイマー22の設定時間は24時間に1回駆動に
限らず、12時間に1回駆動とすることもできるし、停
止時間も60秒に限らず他の任意の時間設定が可能であ
る。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、高度に浄化さ
れた水を得ることのできる逆浸透膜を利用した浄水装置
を得ることができる。請求項2記載の発明では、第2次
フィルターにより塩素成分を除去することで逆浸透膜を
保護して長期の使用に供することが可能となる。
【0070】請求項3記載の発明では、所謂分離方式を
採用することにより、逆浸透膜を保護しつつ原水の浄化
処理を効率的に行なうことができる。請求項4記載の発
明では、貯水タンクに水を貯水することにより、必要量
の水を常時確保することが可能である。請求項5、6記
載の発明では、排出路を通じて水を流すことにより浄化
装置の配管系における凍結を防止することができる。
【0071】請求項7、8記載の発明では、水温感知装
置により、自動的に浄水装置内に水の流れをつくり、凍
結を防止することができる。請求項9記載の発明では、
簡易処理給水路および三方弁を設けることにより用途に
応じて水の使い分けが可能となり、省資源の面から飲
料、料理用水として全てに浄化真水を使用する必要がな
くなり好都合である。
【0072】請求項10記載の発明では、簡易処理給水
路を通る水についても最低限の処理を行なうことで用途
に応じた利用が可能である。請求項11記載の発明で
は、定期的に開閉される制御弁を設けたことにより第3
次フィルターの排水を行なうことができる。請求項12
記載の発明では、第3次フィルターを経たきれいな水に
より第3次フィルターの汚れを洗浄してきれいにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】浄水装置の概略構成図である。
【図2】第3次フィルターの模式的な断面図である。
【図3】第3次フィルターの部分断面外観斜視図であ
る。
【図4】逆浸透膜部分の概略断面図である。
【図5】浄水装置における使用機器類の制御用回路図で
ある。
【図6】浄水装置の一部を示した図である。
【図7】浄水装置の概略構成図である。
【図8】浄水装置における使用機器類の制御用回路図で
ある。
【図9】浄水装置の概略構成図である。
【図10】三方弁の一例を説明した部分断面図である。
【図11】浄水装置の概略構成図である。
【図12】浄水装置における使用機器類の制御用回路図
である。
【図13】浄水装置の制御用ブロック図である。
【符号の説明】
1 給水口 2 第1次フィルター 3 ブースターポンプ 6 第3次フィルター 10 第4次フィルター 11 蛇口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA03 HA61 JA39A JA55A JA57A JA59A JA63A JA67A KA02 KA17 KA63 KA71 KB12 KB14 KC02 KC12 KD19 KE08Q KE16Q KE22Q KE24Q KE28Q MA03 PA01 PB05 PB06 PC51 4D024 AA02 AA05 AB11 BA02 BB01 BC01 CA01 CA11 DA04 DB03 DB05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原水を取り込む給水口から蛇口までの間の
    給水路に設けられる浄水装置であって、 前記原水中の5μmまでの溶解物を除去する第1次フィ
    ルターと、ブースターポンプと、前記原水中の1000
    0分の1μmまでの溶解物を除去する逆浸透膜を具備し
    た第3次フィルターと、味を整え悪臭を除去する第4次
    フィルターとを、前記給水口から前記蛇口に向かう給水
    方向の上流側から下流側に順に配列接続したことを特徴
    とする浄水装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の浄水装置において、前記ブ
    ースターポンプと前記第3次フィルターとの間に、前記
    原水中の少なくとも塩素成分を除去するフィルターであ
    って粒状の活性炭を利用した第2次フィルターを設けた
    ことを特徴とする浄水装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の浄水装置において、
    前記第3次フィルターは筒状をしたケース内に設けた穴
    あき管の周囲にスペーサを介して逆浸透膜を多重巻き
    し、前記ケース内の一方側に設けた原水入口部から他方
    側に設けた排水出口部に向けて原水を流す過程で、逆浸
    透膜を通過した処理水を前記穴あき管内に導き純水出口
    部から取り出すようにしたものであり、前記排水出口部
    を水抜き排水路に接続したことを特徴とする浄水装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の浄水装置におい
    て、前記第3次フィルターと前記第4次フィルターとの
    間に一時的に水を貯える貯水タンクを設けると共に、前
    記給水口から前記貯水タンクまでの給水路に前記貯水タ
    ンク内の圧力に応じて給水を行ない或は給水を停止する
    自動給水停止弁を設けたことを特徴とする浄水装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4記載の浄水装置に
    おいて、前記第4次フィルターと前記蛇口との間に、前
    記第4次フィルターから前記蛇口までの給水路から分岐
    し少なくとも前記給水路内の水を外部に排出する排出路
    を設けたことを特徴とする浄水装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の浄水装置において、前記排
    出路と請求項3記載の水抜き排水路とを合流させたこと
    を特徴とする浄水装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6記載の浄
    水装置において、前記給水路に該給水路内の水温を検出
    する水温感知装置を設けるとともに、前記排出路に電磁
    弁を設け、前記水温感知装置が所定の温度を検出したと
    きに、この検出信号に基づいて前記電磁弁を開き前記給
    水路の水を抜くことができるようにしたことを特徴とす
    る浄水装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の浄水装置において、前記水
    温感知装置に代えて前記電磁弁に水温検知機能を持たせ
    たことを特徴とする浄水装置。
  9. 【請求項9】請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
    記載の浄水装置において、前記第1次フィルターの上流
    部で分岐して前記蛇口に至る簡易処理給水路を設けると
    共に前記蛇口の部位に三方弁を設け、前記給水路及び前
    記三方弁を経て前記蛇口に至る水路と、前記簡易処理給
    水路及び前記三方弁を経て前記蛇口に至る水路とを選択
    可能としたことを特徴とする浄水装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の浄水装置において、前記
    簡易処理給水路中に、水中の有機化合物を除去する活性
    炭フィルターを設けたことを特徴とする浄水装置。
  11. 【請求項11】請求項4、5、6、7、8、9又は10
    記載の浄水装置において、前記水抜き排出路に、定期的
    に開閉制御される制御弁を設けたことを特徴とする浄水
    装置。
  12. 【請求項12】請求項5、6、7、8、9、10又は1
    1記載の浄水装置において、前記貯水タンクの水を前記
    第3次フィルターの前記原水入口から前記排水出口部に
    導き、前記貯水タンクの水を用いて前記第3次フィルタ
    ーを洗浄するようにしたことを特徴とする浄水装置。
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