JP2001120874A - ミシンの給油装置 - Google Patents

ミシンの給油装置

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JP2001120874A
JP2001120874A JP30128999A JP30128999A JP2001120874A JP 2001120874 A JP2001120874 A JP 2001120874A JP 30128999 A JP30128999 A JP 30128999A JP 30128999 A JP30128999 A JP 30128999A JP 2001120874 A JP2001120874 A JP 2001120874A
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tank
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Masaru Morita
勝 森田
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補給を行う回数を減らすことができる給油装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】アーム部4とベッド部6からなるミシンフ
レーム2のベッド部内に配設された油タンク8を備える
ミシンの給油装置において、ミシンフレームの近傍又は
ミシンフレームの内部に、油タンクへ油を補給する補給
用タンク12を油タンクとは独立して設け、補給用タン
クと油タンクとを補給用パイプ18で連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油タンクを有するミ
シンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オイルパンの代わりに、オイルタ
ンク(油タンク)をミシン本体に設けたミシンが増加し
ている。図14は従来のオイルパン1を用いたミシンを
示す図、図15は従来の油タンク8を有するミシンを示
す図、図16は図15の底面図である。この油タンク8
を有するタイプのミシンにおいては、給油をするための
ポンプとしてベッド部に配設された図示しない釜軸メタ
ル内にプランジャーポンプを配している場合が多く、ポ
ンプからの油を釜やその他給油を必要とする部位に供給
している。ポンプからの油は、各部を循環した後油タン
ク8内に戻される構造になっている。なお40は油タン
ク8内の油量を示す油量指示手段である。
【0003】釜側への給油が行き過ぎないように、油タ
ンクは釜軸メタルと同程度の高さに配置される。釜軸メ
タルはベッド6の下面に位置しているので、油タンクも
ベッドの下面の位置に配置されることになる。このベッ
ド6下面には、図示しない糸切り機構や送り機構など様
々な部品が配置されており、油タンク8はこれらの機構
を避けた部位に配置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにベッド6の下面且つ他の機構を避けた位置に配置
する必要があるため、油タンク方式の場合の油の容量
は、従来のオイルパン方式の油の容量に対して非常に少
なくなっていた。このため、頻繁に油タンクへの油の補
給を行う必要があった。
【0005】容量を増やすためにはベッド6下面におい
て、空いているスペースへタンクを複数個配置すること
が考えられるが、各タンクを連結するためのパイプ等の
取り回しが必要となる。油タンク8を下方向に伸ばすこ
とは、作業者の足膝が接触する等の問題点があると共
に、頭部単体でのメンテ時、タンクを保護するために十
分な長さの支え(ミシンの脚3)等が必要になるという
問題点もある。
【0006】また、油タンク8への油の補給はミシンを
テーブル上で倒さなくてはできないものもあり、補給の
度にミシンを倒さなければならず、非常に手間がかかっ
ていた。
【0007】更に、タンクへの補給口はスペースの関係
上、大きなものはできないので、補給の際は油がこぼれ
やすかった。従って本発明は補給を行う回数を減らすこ
とができる給油装置を提供することを目的とする。本発
明の他の目的は、補給の際に油がこぼれにくい給油装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、アーム部とベッド部からなるミシ
ンフレームのベッド部内に配設された油タンクを備える
ミシンの給油装置において、ミシンフレームの近傍又は
ミシンフレームの内部に、前記油タンクへ油を補給する
補給用タンクを前記油タンクとは独立して設け、前記補
給用タンクと前記油タンクとを補給用パイプで連結した
ことを特徴とするミシンの給油装置が提供される。補給
用タンクは、従来の油タンクのように制約されたスペー
ス内に配置する必要がないので、容量を大きくすること
ができると共に補給口を大きくすることができる。
【0009】好ましくは、前記補給用タンク又は前記補
給用パイプに、前記油タンクへの油の補給又は油の遮断
を可能とする開閉手段を設ける。これにより、油タンク
内の油が減ったときに開閉手段を開いて油タンクへ油を
補給可能となる。
【0010】また、前記補給用タンクへの補給用蓋を開
けると前記補給用タンクから前記油タンクへの油の補給
を自動的に停止し、前記補給用蓋を閉じると前記補給用
タンクから前記油タンクへの油の補給を自動的に開始す
る自動開閉手段を設けることが望ましい。これにより、
補給用タンクへの油の補給時に、開閉手段の閉め忘れに
よる油タンクへの油のオーバーフローを防止することが
できる。
【0011】更に、前記油タンク内の油量が一定量に達
するまで前記補給用タンクから前記油タンクへ油を自動
的に補給し、前記油量が一定量に達すると前記補給用タ
ンクから前記油タンクへの油の補給を自動的に停止する
自動油供給手段を設けることができる。これにより、補
給用タンク内の油が無くなるまでは開閉手段を開閉する
ことによる油タンクへの補給作業も不要となり、作業性
が大幅に向上される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した本発明の実施
の形態を説明する。
【0013】図1〜図3は本発明の第1の実施の形態を
示し、図1は主要部を示した図、図2はミシンを倒した
状態を示した図、図3は補助タンクの周辺部のみを示し
た図である。これらの図において、本発明が適用される
ミシンのミシンフレーム2は、アーム部4とベッド部6
からなり、ベッド部6内には油タンク8が配設されてい
る。なお、5はアーム部4の前方(図3の右側)端面の
面部である。
【0014】ミシンフレーム2のアーム部4は、その側
部(図1の左側)にカバー(窓板)10が固定されてい
る。このカバー10には補給用タンク12がねじ14,
14により固定されている。この補給用タンク12は上
部に、補給用タンク12内への給油のためのキャップ
(補給用蓋)16を備え、下部に、油タンク8と連結さ
れる補給用パイプ18が接続されている。キャップ16
には空気抜きのための小孔20が設けられている。な
お、この空気抜きのための小孔20は補給用タンク12
に設けても良い。補給用パイプ18はミシンフレーム2
の外部に露出する部分18aとミシンフレーム2の内部
に入り込んでいる部分18bとを有する。
【0015】ミシンテーブル22にはメンテナンス時等
にミシンフレーム2を倒す際に補給用タンク12がミシ
ンテーブル22と接触しないように支え24が固定され
ている。また、ミシンフレーム2の外部に露出する補給
用パイプ18の部分18aには、油タンク8への油の補
給又は油の遮断を可能とする開閉手段26が設けられて
いる。
【0016】図4は開閉手段26を示す図である。開閉
手段26は、上下方向の貫通孔28を内部に形成された
本体部30と、この貫通孔28とは直交する方向に本体
部30へ遊嵌された移動体32とを備える。貫通孔28
はその上端を補給用タンク12内に連通されると共に下
端を補給用パイプ18に連通される。移動体32は作業
者が操作部34を回転操作することにより回転可能とさ
れると共にOリング36により貫通孔28内の油が本体
部30との間の隙間から漏出しないようにされている。
移動体32には更に貫通孔28とほぼ同じ内径の貫通孔
38が形成されている。
【0017】移動体32は、通常の状態では図4(A)
の仮想線で示される位置にあり、補給用タンク12から
の油は遮断されている。油タンク8内の油量が減ったと
き、作業者が操作部34により移動体32を回転させて
図4(B)及び図4(A)の点線で示されるように貫通
孔28と貫通孔38とを同心状とすることにより、補給
用タンク12の油が補給用パイプ18を通って油タンク
8へ供給されるようになる。そして、油タンク8内の油
量を示す油量指示手段(図12、図15の40)により
適度の油量となったことを確認した時点で、移動体32
を元の位置へ戻して補給用タンク12内からの油を遮断
する。なお、ここでは開閉手段26を補給用タンク12
と補給用パイプ18の間に設けた例を説明したが、補給
用パイプ18の途中へ設けてもよい。
【0018】図5は上記の開閉手段26とは異なる構造
の開閉手段126を示す図である。この開閉手段126
は内部に貫通孔128を形成された本体部130と、こ
の貫通孔128とは直交する方向に本体部130へ遊嵌
された移動体132とを備える。貫通孔128はその一
端を補給用タンク12内と連通すると共に下端を補給用
パイプ18と連通する。移動体132は操作部134に
より貫通孔128と直交する方向へ移動可能とされると
共にOリング136により貫通孔128内の油が本体部
130との間の隙間から漏出しないようにされている。
また、移動体132には貫通孔128とほぼ同じ内径を
有する貫通孔138が形成されている。本体部130と
移動体132の間にはばね139が設けられており、移
動体132はこのばね139により常に図5(B)、
(C)の右方へ押されている。
【0019】移動体132は、通常の状態では図5
(C)に示される位置にあり、補給用タンク12からの
油は遮断されている。油タンク8内の油量が減ったと
き、作業者が操作部134を押すことより移動体132
を図5(B)の位置へ移動させ、貫通孔128と貫通孔
138とを同心状とすることにより、補給用タンク12
の油が補給用パイプ18を通って油タンク8へ供給され
るようになる。そして、油タンク8内の油量を示す油量
指示手段により適度の油量となったことを確認した時点
で、移動体132を元の位置へ戻して補給用タンク12
内からの油を遮断する。なお、開閉手段26と同様、開
閉手段126を補給用タンク12と補給用パイプ18の
間に設ける場合のほか、補給用パイプ18の途中へ設け
てもよい。
【0020】なお、上記した開閉手段26,126の場
合、補給用タンク12へ給油を行う際に開閉手段26,
126を閉め忘れると補給用タンク12内へ入れた油が
油タンク8へ移動して油タンク8を溢れさせてしまう。
図6及び図7はこの対策として開閉手段26又は126
と組み合わせて用いることができる開閉手段であり、補
給用タンクへの給油の際には、油タンク8への油の移動
を自動的に停止することができるものである。
【0021】図6は油タンク8への油の補給又は油の遮
断を可能とする開閉手段の第3の例である。この開閉手
段226は補給用タンク212へ設けられている。開閉
手段226は中空円筒形状の本体部230と、この本体
部230の内部に配置された移動体232を備える。本
体部230の下部の内周には環状突起230aが形成さ
れており、この環状突起230aの更に下方にはボール
233と、このボール233を上方へ押すばね239が
配置されている。移動体232には本体部230の内径
と嵌合する円板状のガイド板232aが固定されてい
る。このガイド板232aと環状突起230aの間の本
体部230には補給用タンク212内の油を本体部23
0内へ通すための小孔(油道)230bが形成されてい
る。本体部230の上端は給油口230cであり、通常
の状態においては(B)に示されるようにキャップ21
6により覆われている。また本体部230の下端は出口
230dであり、またこの出口230dには、油タンク
8へ連結される補給用パイプ18が接続される。
【0022】キャップ216はその下端部216aが移
動体232の上端と当接可能となっている。補給用タン
ク212へ給油するためキャップ216を取り外すと、
図6(A)に示されているようボール233がばね23
9により上方に押され、環状突起230aと当接するこ
とにより、補給用タンク212内の油が出口230dか
ら補給用パイプ18へ移動できなくなる。キャップ21
6を締めると図6(B)に示されるようにキャップ21
6の下端部216aにより移動体232が下降し、その
下端に当接するボール233がばね239の弾性力に抗
して押し下げられるので、本体部230の環状突起23
0aとボール233の間に隙間ができ、補給用タンク2
12内の油は小孔230bとその隙間を通って出口23
0dから補給用パイプ18へ移動可能となる。なお、ガ
イド板232aは移動体232の上下動の際に本体部2
30の内周面と摺動することにより移動体232をガイ
ドする。このガイド板232aには小孔(油道)232
bが形成されている。なお、図示していないが補給用タ
ンク212またはキャップ216には空気抜きのための
小孔が設けられている。
【0023】図7は油タンク8への油の補給又は油の遮
断を可能とする開閉手段の第4の例を説明するための模
式図である。この開閉手段326は図4の開閉手段26
における移動体32と図1の補給用タンク12とを固定
または一体成形したものであり、その具体的構造例を図
8に示す。図8において、内部に上下方向の油穴328
を形成された本体部330と、この油穴328とは直交
する方向に本体部330へ遊嵌された移動体332とを
備える。移動体332は補給用タンク312と一体成形
または固定されている。移動体332には本体部330
の油穴328と連通可能な貫通孔338が形成され、こ
の貫通孔338は補給用タンク312の内部に連通して
いる。油穴328は下端を補給用パイプ18と連通す
る。移動体332は補給用タンク312と共に回転可能
であると共にOリング336により貫通孔338内の油
が本体部330との間の隙間から漏出しないようにされ
ている。
【0024】補給用タンク312は、通常の状態では図
7(A)に示される位置にあり、キャップ316は水平
方向に配置されている。この時、油穴328と貫通孔3
38とが同心状となり、補給用タンク312の油が補給
用パイプ18を通って油タンク8へ供給され得る状態で
ある。補給用タンク312内の油量が減ったとき、補給
用タンク312へ給油を行うためにはキャップ316を
垂直上向きにする必要があるので、作業者は補給用タン
ク312を回転することによって移動体332を図7
(B)で示されるような位置とする。これにより、油穴
328と貫通孔338とは図4(A)の貫通孔28と貫
通孔38の関係のように互いに傾斜して補給用タンク3
12からの油は遮断状態となる。そして、補給用タンク
312への給油を終了した後、補給用タンク312を元
の位置へ戻して補給用タンク312内からの油が補給用
パイプ18を通って油タンク8へ供給され得る状態とす
る。
【0025】なお、上記した実施の形態においては補給
用タンク12,212,312をミシンフレーム2のア
ーム部4に設けた例について説明した。油タンク8から
の油によってミシンの面部5へ給油を行うためには油芯
等の毛細管現象を利用しているが、油タンク8と面部5
との間の高度差が大きいため、油を面部5へ引き上げる
ことが困難である。例えば図1のように補給用タンク1
2をミシンフレーム2のアーム部4に設けると、この補
給用タンク12と面部5との間の高度差が小さいので、
補給用タンク12を直接に面部5を給油するために用い
ることも可能となる。この場合、開閉手段26よりも上
側に油芯を取付けると、補給用タンク12内に油が有る
間は常に給油され、開閉手段26よりも下側の補給用パ
イプ18に油芯を取付けると油タンク8への補給時のみ
給油がなされる。しかしながら、補給用タンク12,2
12,312をミシンフレーム2のアーム部4に設ける
ことには限定されず、ミシンフレーム2の近傍、例えば
図示しない糸立て部に設けることもできるし、ミシンフ
レームの内部に設けることもできる。
【0026】更に、図9〜図11に示すように補給用タ
ンクをベッド部6よりも下方に配置することもできる。
図9はミシンテーブル22下部に配置した補給用タンク
412の例を示す。また、補給用タンク412をアンダ
ーカバー23に取り付けてもよい。このように補給用タ
ンク412をミシンテーブル22下部或いはアンダーカ
バー23に取り付けた場合、ミシンをミシンテーブル2
2にセットアップした後に補給用パイプ418により油
タンク8と接続する。なお、補給用タンク412を油タ
ンク8と同程度の高さに配置すると、油タンク8への補
給又は油の遮断を可能とする開閉手段を設ける必要がな
い。また、図2に示したようにメンテナンス時等にミシ
ンフレーム2を倒すことを考慮して、補給用パイプ41
8は伸縮可能なもの且つ十分な長さのものを用いる。モ
ータを内蔵したタイプのミシンの場合には、ミシン外部
の電装にモータが不要となるのでミシンテーブル22下
部やアンダーカバー23の背面のスペースが広くなって
いる。このような場合にミシンテーブル22やアンダー
カバー23へ補給用タンク412を設けることができ
る。
【0027】図10及び図11はベッド6の下面且つ油
タンク8よりも更に下方に配置する場合の補給用タンク
の構成例である。図10の場合は、補給用パイプ518
を介して補給用タンク512内の油を油タンク8へ補給
するために空気ポンプ501を利用する。図11の場合
は補給用タンク612を弾性体で構成し、油タンク8へ
の給油の際には図の仮想線で示すように補給用タンク6
12を押し潰すことにより補給用パイプ618を介して
油タンク8へ油を移動可能としている。なお、補給用タ
ンクを油タンク8よりも高い位置になるように持ち上げ
ることにより、油タンク8へ油を移動させるようにして
もよい。
【0028】図12は本発明の第2の実施の形態の主要
部を示す。第1の実施の形態ではキャップ16または補
給用タンク12へ空気抜きのための小孔20が設けられ
ていたが、第2の実施の形態においてはこのような空気
抜きを無くし、補給用タンク712を密封状態に構成し
ている。なお、油タンク8はパイプ39により油量指示
手段40へ連結されている。この油量指示手段40は浮
き子ケース42と、この浮き子ケース42の内部に配置
された浮き子44と、この浮き子44を下端に固定され
た指示棒46と、図12には示されていないミシンフレ
ーム2に設けられた油量指示窓48とを備える。油量指
示窓48には油量を示す目盛が形成され、指示棒46の
上端がこの油量指示窓48内に位置するようにされてい
る。従って、作業者は油量指示窓48内の指示棒46の
上端の位置を観測することによって油タンク8内の油量
を知ることが可能である。この油量指示手段40は公知
のものであり、第1の実施の形態が適用されるミシンに
も設けられている。補給用パイプ718には第1の実施
の形態の場合と同様に開閉手段26が設けられている。
この補給用パイプ718の下端718aは、油タンク8
内の油量が最大限界量の時の油面の位置を示すライン5
0と同じ高さで、油タンク8へ連結されている。
【0029】補給用タンク712内へ給油を行う際に
は、開閉手段26を閉じることによって補給用タンク7
12内の油が油タンク8へ流れないようにした後、キャ
ップ716を外して補給用タンク712内へ給油する。
給油が終了した後キャップ716を閉じ、開閉手段26
を開く。すると、油タンク8内の空気が補給用パイプ7
18を通って補給用タンク712へ流入すると共に補給
用タンク712内の油は油タンク8内へと流れるが、油
タンク8内の油面がライン50へ達すると補給用パイプ
718の下端718aが塞がれる。補給用パイプ718
の下端718aが塞がれると、油タンク8から補給用タ
ンク712への空気の流入が阻まれ、従って、補給用タ
ンク712から油タンク8への油の移動が遮断される。
このように本実施の形態においては、油タンク8内の油
の減少に伴い、補給用タンク712内の油が自動的に油
タンク8へ供給され、油タンク8内の油量が一定量に達
すると補給用タンク712からの補給が自動的に停止さ
れる。
【0030】図13は第2の実施の形態の変形例であ
り、補給用パイプ718の下端718aを油タンク8で
はなく、パイプ39へ連結し、補給用タンク712の最
上部には細管801を接続している。この細管801の
下端801aは、油タンク8内の油量が最大限界量の時
の油面の位置を示すライン50と同じ高さで、油タンク
8へ連結されている。なおこの細管801は空気が通る
ためのものであるのでその内径は小さくてもよい。
【0031】補給用タンク712内へ給油を行う際に
は、開閉手段26を閉じることによって補給用タンク7
12内の油が油タンク8へ流れないようにした後、キャ
ップ716を外して補給用タンク712内へ給油する。
給油が終了した後キャップ716を閉じ、開閉手段26
を開く。すると、補給用タンク712内の油は補給用パ
イプ718及びパイプ39を通って油タンク8内へと流
れる。この時、油タンク8内の空気は細管801を介し
て補給用タンク712内の空間と連通している。やがて
油タンク8内の油面がライン50へ達すると細管801
の下端801aが塞がれる。このため補給用タンク71
2への空気の流入が阻まれ、補給用タンク712から油
タンク8への油の移動が遮断される。このようにこの場
合も図12の場合と同様に、油タンク8内の油の減少に
伴い、補給用タンク712内の油が自動的に油タンク8
へ供給され、油タンク8内の油量が一定量に達すると補
給用タンク712からの補給が自動的に停止される。
【0032】なお図12に示した例の場合には油タンク
8内の油量が最大限界量のときに、ミシンのメンテナン
ス等のためにミシンを倒した状態(図2参照)において
補給用パイプ718の出口718aが油タンク8内の油
によって塞がれるような位置となる必要がある。同様の
条件のもとに、図13に示した例の場合には細管801
の下端801aが油タンク8内の油によって塞がれるよ
うな位置となる必要がある。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、油タンクへ油を補給す
る補給用タンクを、油タンクとは独立して設け、補給用
タンクと油タンクとを補給用パイプで連結した。補給用
タンクは、従来の油タンクのように制約されたスペース
内に配置する必要がないので、容量を大きくすることが
できると共に、補給口を大きくすることができる。従っ
て、補給の回数を減らすことができ、更に補給の際に油
がこぼれにくい。さらに、補給の際にミシンを倒す必要
がない。
【0034】補給用タンク又は補給用パイプに、油タン
クへの油の補給又は油の遮断を可能とする開閉手段を設
けると、油タンク内の油が減ったときに開閉手段を開い
て油タンクへ油を補給可能となる。
【0035】また、補給用タンクへの補給用蓋を開ける
と補給用タンクから油タンクへの油の補給を自動的に停
止し、補給用蓋を閉じると補給用タンクから油タンクへ
の油の補給を自動的に開始する自動開閉手段を設ける
と、開閉手段の閉め忘れによる油タンクへの油のオーバ
ーフローを防止することができる。
【0036】更に、油タンク内の油量が一定量に達する
まで補給用タンクから油タンクへの油を自動的に補給
し、油量が一定量に達すると補給用タンクから油タンク
への油の補給を自動的に停止する自動油供給手段を設け
ると、補給用タンク内の油が無くなるまでは開閉手段を
開閉することによる油タンクへの補給作業が不要とな
り、作業性が大幅に向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の主要部を示した
図である。
【図2】 ミシンを倒した状態における本発明の第1の
実施の形態の主要部を示した図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の補助タンクの周
辺部のみを示した図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の開閉手段の第1
の例を示す図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の開閉手段の第2
の例を示す図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態の開閉手段の第3
の例を示す図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態の開閉手段の第4
の例を示す説明図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態の開閉手段の第4
の具体例を示す断面図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態の補給用タンクを
ベッド部よりも下方に配置する第1の例を示す。
【図10】 本発明の第1の実施の形態の補給用タンク
をベッド部よりも下方に配置する第2の例を示す。
【図11】 本発明の第1の実施の形態の補給用タンク
をベッド部よりも下方に配置する第3の例を示す。
【図12】 本発明の第2の実施の形態の主要部を示
す。
【図13】 本発明の第2の実施の形態の変形例の主要
部を示す。
【図14】 従来のオイルパンを用いたミシンを示す図
である。
【図15】 従来の油タンクを有するミシンを示す図で
ある。
【図16】 図15の底面図である。
【符号の説明】
1 オイルパン 2 ミシンフレーム 4 アーム部 6 ベッド部 8 油タンク 12,212,312,412,512,612,71
2 補給用タンク 16,216,316,716 キャップ 18,418,518,618,718 補給用パイプ 22 テーブル 23 アンダーカバー 24 支え 26,126,226,326 開閉手段 39 パイプ 40 油量指示手段 50 最大限界量油面ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム部とベッド部からなるミシンフレ
    ームのベッド部内に配設された油タンクを備えるミシン
    の給油装置において、 ミシンフレームの近傍又はミシンフレームの内部に、前
    記油タンクへ油を補給する補給用タンクを前記油タンク
    とは独立して設け、前記補給用タンクと前記油タンクと
    を補給用パイプで連結したことを特徴とするミシンの給
    油装置。
  2. 【請求項2】 前記補給用タンク又は前記補給用パイプ
    に、前記油タンクへの油の補給又は油の遮断を可能とす
    る開閉手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    ミシンの給油装置。
  3. 【請求項3】前記補給用タンクへの補給用蓋を開けると
    前記補給用タンクから前記油タンクへ油の補給を自動的
    に停止し、前記補給用蓋を閉じると前記補給用タンクか
    ら前記油タンクへの油の補給を自動的に開始する開閉手
    段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のミ
    シンの給油装置。
  4. 【請求項4】前記油タンク内の油量が一定量に達するま
    で前記補給用タンクから前記油タンクへの油を自動的に
    補給し、前記油量が一定量に達すると前記補給用タンク
    から前記油タンクへの油の補給を自動的に停止する自動
    油供給手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3に記
    載のミシンの給油装置。
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