JP2001120489A - 食器洗浄機用の食器カゴ - Google Patents

食器洗浄機用の食器カゴ

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JP2001120489A
JP2001120489A JP30374199A JP30374199A JP2001120489A JP 2001120489 A JP2001120489 A JP 2001120489A JP 30374199 A JP30374199 A JP 30374199A JP 30374199 A JP30374199 A JP 30374199A JP 2001120489 A JP2001120489 A JP 2001120489A
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support rail
tableware
dishwasher
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JP30374199A
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Inventor
Kanji Kawarabayashi
幹治 河原林
Tamotsu Enomoto
有 榎本
Akisuke Nagasawa
陽祐 長澤
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕切り部材を容易に移動させることができる
と共に、仕切り部材を容易且つ確実に固定することがで
きる食器洗浄機用の食器カゴを提供する。 【解決手段】 支持レール112は、平面視が波形に屈
曲した形状を有し支持レール112の間隔が長手方向に
沿って変化するように配置され、仕切り部材120は、
両下端部の間隔を弾性変形により変化させることができ
るように線材を略逆U字形に形成してなる本体部122
と、本体部122の両下端部にそれぞれ設けられた筒状
の取付部124とを備え、取付部124に支持レール1
12が挿通されており、仕切り部材120の移動により
変化する取付部124の間隔に応じて、本体部122の
弾性力に基づく取付部124と支持レール112との接
触圧が増減し、接触圧の増大位置において仕切り部材1
20が食器を保持し得るように固定されることを特徴と
する食器洗浄機用の食器カゴ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器洗浄機や食器
洗い乾燥機の洗浄室内に設けられ、洗浄される食器を収
納する食器カゴに関し、より詳しくは、食器を保持する
ための仕切り部材が移動可能となるように構成された食
器カゴに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の食器洗浄機用食器カゴとしては、
例えば特開平4−312415号公報に開示された構成
のものが知られている。この食器カゴ50は、図12に
示すように、カゴを構成する線材の一部が直線状の支持
レール62とされたカゴ本体60と、支持レール62に
移動可能に支持されて食器を保持する仕切り部材70と
を備えている。仕切り部材70は、略U字状に形成され
ており、筒状の2つの取付部72に一対の支持レール6
2がそれぞれ挿通されている。この食器カゴ50によれ
ば、収納する食器の深さに応じて仕切り部材70を移動
させることにより、種々の食器を保持することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の食器カゴは、食器を保持する仕切り部材70の固定
状態が不安定であるため、ノズルからの噴射による水撃
やポンプの振動などによって、食器の洗浄中に仕切り部
材70が移動することがある。このような場合には、仕
切り部材70によって保持されていた食器が傾斜した
り、食器同士が重なり合ったりするため、洗浄水の水流
が食器の汚れ面全体に行き渡らず、十分な洗浄効果が得
られないという問題があった。また、仕切り部材70の
固定状態が不安定であると、仕切り部材70が移動して
保持されていた食器が他の食器等とぶつかることがあ
り、食器が欠けたり割れたりするという問題があった。
【0004】このため、上述した特開平4−31241
5号公報には、支持レール62に挿通されたコイルばね
によって仕切り部材70を一方向に押圧することによ
り、この仕切り部材70を固定するようにした構成が開
示されている。
【0005】しかし、このような仕切り部材70の固定
方法は、収納する食器の数が少ない場合には、コイルば
ねが圧縮されないために仕切り部材70に押圧力が全く
作用しないので、仕切り部材70を固定するのに十分で
ない。
【0006】本発明は、以上の問題を解決すべくなされ
たものであって、仕切り部材を容易に移動させることが
できると共に、仕切り部材を所望の位置で容易且つ確実
に固定することができる食器洗浄機用の食器カゴを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、カ
ゴを形成する線状体の一部が少なくとも一対の支持レー
ルとされたカゴ本体と、前記支持レールに移動可能に且
つ起立状に支持されて食器を保持する仕切り部材とを備
えた食器洗浄機用の食器カゴであって、以下の構成によ
り達成される。
【0008】第1の構成として、前記支持レールは、平
面視が波形に屈曲した形状を有し、一対の前記支持レー
ルの間隔が長手方向に沿って変化するように配置され、
前記仕切り部材は、両下端部の間隔を弾性変形により変
化させることができるように線材を略逆U字形に形成し
てなる本体部と、該本体部の両下端部にそれぞれ設けら
れた筒状の取付部とを備え、該取付部に前記支持レール
が挿通されて、前記支持レールに沿って摺動可能とされ
ており、前記仕切り部材の移動により変化する前記取付
部の間隔に応じて、前記本体部の弾性力に基づく前記取
付部と前記支持レールとの接触圧が増減し、該接触圧の
増大位置において前記仕切り部材が食器を保持し得るよ
うに固定されることを特徴とする。
【0009】第2の構成として、前記支持レールは、長
手方向に間隔をあけて設けられた凹所を有し、前記仕切
り部材は、線材を略逆U字状に形成してなる本体部と、
該本体部の両下端部にそれぞれ設けられた取付部とを備
え、前記仕切り部材は、傾斜したときに前記取付部の一
部が前記凹所と係合し、且つ他の部分が前記支持レール
における前記凹所とは反対側の面と当接することによ
り、食器を保持し得るように前記支持レール上に固定さ
れることを特徴とする。
【0010】第3の構成として、前記支持レールは、複
数の括れ部が形成され、前記仕切り部材は、線材を略逆
U字形に形成してなる本体部と、該本体部の両下端部に
それぞれ設けられた筒状の取付部とを備え、該取付部に
前記支持レールが挿通されて、前記支持レールに沿って
摺動可能とされており、前記仕切り部材を傾斜させるこ
とにより、前記取付部の筒状端部が前記括れ部に当接し
て、前記仕切り部材が食器を保持し得るように固定され
ることを特徴とする。
【0011】第4の構成として、前記支持レールは、間
隔をあけて略平行に配設された一対の棒状部材を有し、
前記仕切り部材は、線材を略逆U字形に形成してなる本
体部と、該本体部の両下端部にそれぞれ設けられた取付
部とを備え、前記取付部は、前記棒状部材と平行状に延
びる固定板と、該固定板との間に前記棒状部材が通過す
るスペースが形成されるように前記本体部の両下端部近
傍にそれぞれ設けられた落下防止片とを備え、前記本体
部の両下端部近傍がそれぞれ前記棒状部材間に摺動可能
に挿入されて、該棒状部材の上部に前記落下防止片が当
接することにより、前記支持レールに支持されており、
前記各支持レールにおける前記一対の棒状部材の上面に
は、前記落下防止片と係合する切欠部が該棒状部材の長
手方向に間隔をあけて形成されており、前記仕切り部材
は、傾斜したときに、前記落下防止片と前記切欠部との
係合及び前記固定板端部と前記支持レールとの当接によ
り、食器を保持し得るように前記支持レールに固定され
ることを特徴とする。
【0012】第5の構成として、前記支持レールは、上
下方向に延びる係合溝が複数形成され、該係合溝は、一
対の前記支持レールにおける外側同士又は内側同士に位
置しており、前記仕切り部材は、両下端部の間隔を弾性
変形により変化させることができるように線材を略逆U
字形に形成してなる本体部と、該本体部の両下端部にそ
れぞれ設けられた取付部とを備え、前記取付部は、前記
支持レールに沿って摺動可能となるように前記支持レー
ルが挿通された環状部材であり、前記係合溝に係合可能
とされており、前記取付部を前記支持レールに沿って前
記係合溝まで移動させることにより、前記本体部の有す
る弾性力によって前記取付部が前記係合溝に係止され、
前記仕切り部材が食器を保持し得るように固定されるこ
とを特徴とする。
【0013】第6の構成として、前記支持レールは、上
部に複数の切欠部が形成され、前記仕切り部材は、線材
を略逆U字形に形成してなる本体部と、該本体部の両下
端部にそれぞれ設けられた取付部と、該取付部の下端に
設けられたストッパとを備え、前記取付部は、前記支持
レールに沿って摺動可能となるように前記支持レールが
挿通された環状部材であり、前記切欠部に係合可能とさ
れており、前記ストッパは、前記支持レールと平行状に
延びており、前記取付部を前記支持レールに沿って前記
切欠部まで移動させることにより、前記仕切り部材の自
重によって前記取付部と前記切欠部とが係合し、更に、
前記仕切り部材を傾斜させることにより、前記ストッパ
の端部が前記支持レールに当接して、前記仕切り部材が
食器を保持し得るように固定されることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の具体的な実施の形態について説明する。図1
は、本発明の第1の実施形態に係る食器洗浄機用の食器
カゴを示す平面図であり、図2は、その要部断面図であ
る。
【0015】図1に示すように、この食器カゴ101
は、カゴを形成する線状体の一部が少なくとも一対の支
持レール112とされたカゴ本体110と、支持レール
112に移動可能に支持された仕切り部材120とを備
えている。
【0016】支持レール112は、平面視が波形に所定
の周期で屈曲しており、隣接する一対の支持レール11
2において、波形曲線同士が略対称となるように配置さ
れている。即ち、支持レール112の間隔は、その長手
方向に沿って一定の周期で広狭が交互に繰り返される。
【0017】仕切り部材120は、線材が略逆U字形に
形成された本体部122と、本体部122の両下端部に
それぞれ設けられた筒状の取付部124とからなる。取
付部124には支持レール112が挿通されており、仕
切り部材120は、起立した状態で支持レール112に
沿って摺動可能とされている。この仕切り部材120
は、挿通された一対の支持レール112の間隔に応じて
取付部124の間隔が変化するように、本体部122が
弾性変形可能とされている。
【0018】以上のように構成された食器カゴによれ
ば、仕切り部材120を、支持レール112に沿って容
易に移動させることができるので、種々の深さを有する
食器の収納が可能である。
【0019】また、図2に示すように、支持レール11
2の間隔が最も拡がった位置に仕切り部材120を移動
させた時には、これに応じて取付部124の間隔が拡が
るように仕切り部材120が変形し、両取付部124に
は両者の間隔を狭くする方向に弾性力が作用するので、
取付部124の一部が支持レール112と密着して両者
間の接触圧が大きくなる。この結果、食器の洗浄中に水
撃や振動等によって仕切り部材120に荷重が作用して
も、仕切り部材120の移動が防止される。同様に、支
持レール112の間隔が最も狭くなった位置に仕切り部
材120を移動させた時には、取付部124の間隔が狭
くなるように仕切り部材120が変形し(図2の破線
部)、両取付部124に両者の間隔を拡げる方向への弾
性力が作用するので、取付部124と支持レール112
との接触圧が大きくなって、仕切り部材120が固定さ
れる。
【0020】このように、波形に形成された支持レール
112の各頂部において取付部124を固定することが
できるので、収納した食器を仕切り部材120により確
実に保持することができ、食器の洗浄不良や破損を防止
することができる。
【0021】尚、支持レール112の間隔が狭い方の頂
部では仕切り部材120に弾性力が生じないようにし
て、支持レール112の間隔が広い方の頂部でのみ弾性
力により仕切り部材120を固定するように構成するこ
とも可能であり、或いは、その逆とすることも可能であ
る。
【0022】次に、本発明の第2の実施形態に係る食器
洗浄機用の食器カゴについて説明する。以下の実施形態
に係る食器カゴは、図1に示す第1の実施形態に係る食
器カゴ101と同様に、カゴを形成する線状体の一部が
少なくとも一対の支持レールとされたカゴ本体と、支持
レールに移動可能に且つ起立状に支持された仕切り部材
とを備えている。したがって、以下の実施形態において
は、食器カゴの要部のみを図示して説明する。
【0023】図3は、本発明の第2の実施形態に係る食
器カゴの要部斜視図であり、図4はその拡大断面図であ
る。図3に示すように、支持レール212は、略同じ大
きさの球状部材216が直線状に複数連結された形状で
あり、球状部材216間に括れ部218が形成されてい
る。また、仕切り部材220は、線材が略逆U字形に形
成された本体部222と、本体部222の両下端部に設
けられた筒状の取付部224とからなる。取付部224
の内径は球状部材216の直径と略一致しており、取付
部224に支持レール212が挿通されることにより、
仕切り部材220は支持レール212に沿って摺動可能
とされている。
【0024】以上のように構成された食器カゴによれ
ば、仕切り部材220を支持レール212に沿って容易
に移動させることができるので、種々の深さを有する食
器の収納が可能である。
【0025】また、仕切り部材220を移動させて収納
した食器に接触させると、倒れようとする食器の重みに
よって仕切り部材220が傾斜する。この結果、図4に
示すように、取付部224の筒状両端が、それぞれ支持
レール212の括れ部218に当接し、取付部224が
固定される。このように、仕切り部材220を、収納し
た食器の端部で固定することができるので、食器を確実
に保持することができ、食器の洗浄不良や破損を防止す
ることができる。更に、支持レール212を構成する球
状部材216の直径を筒状の取付部224の内径に略一
致させているので、仕切り部材220が傾斜するとき及
び傾斜した状態において仕切り部材220と支持レール
212とのガタツキを防止することができ、より確実に
食器を保持することができる。
【0026】尚、支持レール212の形状については、
上述した以外のものとすることも可能であり、例えば図
5に拡大断面図で示すように、側面視が多角形である部
材216aを直線状に複数連結することにより括れ部2
18aが形成された支持レール212aとすることが可
能である。
【0027】次に、本発明の第3の実施形態に係る食器
洗浄機用の食器カゴについて説明する。図6は、本発明
の第3の実施形態に係る食器カゴの要部斜視図であり、
図7はその拡大断面図である。
【0028】図6及び図7に示すように、支持レール3
12は、間隔をあけて略平行に配設された一対の棒状部
材312a,312bからなり、棒状部材312a,3
12bの上側には、長手方向に一定の間隔でそれぞれ切
欠部316a,316bが形成されている。
【0029】また、仕切り部材320は、線材が略逆U
字形に形成された本体部322と、本体部322の両下
端部にそれぞれ設けられた固定板324と、本体部32
2の両下端部近傍にそれぞれ設けられて切欠部316
a,316bに係合可能な落下防止片326とからな
り、固定板324及び落下防止片326によって支持レ
ール312への取付部が構成されている。落下防止片3
26は、本体部322に貫通して固定されたピン状の部
材であり、固定板324との間に棒状部材312a,3
12bを受け入れるスペースを形成している。この仕切
り部材320は、本体部322の両端近傍が棒状部材3
12a,312bの間に摺動可能に挿入されており、落
下防止片326が棒状部材312a,312bの上部に
当接することにより、支持レール312に支持されてい
る。固定板324は、長手方向が支持レール312と平
行状に延びるように設けられている。
【0030】以上のように構成された食器カゴによれ
ば、仕切り部材320を支持レール312に沿って容易
に移動させることができるので、種々の深さを有する食
器の収納が可能である。
【0031】また、支持レール312に形成された切欠
部316a,316bまで仕切り部材320を移動させ
ると、図7に示すように、仕切り部材320の自重によ
り落下防止片326が切欠部316a,316bに係合
する。そして、食器の重みにより仕切り部材320が傾
斜すると、落下防止片326が切欠部316a,316
bと係合した状態で固定板324の端部が支持レール3
12の下側に当接し、仕切り部材320が固定される。
したがって、収納した食器を確実に保持することがで
き、食器の洗浄不良や破損を防止することができる。
【0032】次に、本発明の第4の実施形態に係る食器
洗浄機用の食器カゴについて説明する。図8は、本発明
の第4の実施形態に係る食器カゴの要部分解斜視図であ
り、図9は拡大断面図である。
【0033】図8に示すように、支持レール412は、
長手方向に所定の間隔で複数の係合溝416が形成され
ている。また、仕切り部材420は、線材が略逆U字形
に形成された本体部422と、本体部422の両下端部
に取り付けられた取付部424とを備えている。取付部
424は、環状の部材であり、支持レール412に沿っ
て摺動可能となるように支持レール412が挿通される
取付孔426を有している。
【0034】図9に示すように、仕切り部材420が取
り付けられる一対の支持レール412において、係合溝
416は、支持レール412の外側、即ち、2つの支持
レール412が対向する側と反対側において、上下方向
に延びるようにそれぞれ形成されており、取付部424
における取付孔426の縁部に係合可能とされている。
両取付部424の間隔は、2つの支持レール412の間
隔よりも若干狭くされており、これによって、取付部4
24を支持レール412に挿通した際に、本体部422
の変形によって取付部424間に両者が接近する方向へ
の弾性力が作用するので、取付部424を係合溝416
で確実に係止することができる。
【0035】以上のように構成された食器カゴによれ
ば、仕切り部材420を支持レール412に沿って容易
に移動させることができるので、種々の深さを有する食
器の収納が可能である。
【0036】また、支持レール412に形成された係合
溝416まで仕切り部材420を移動させると、係合溝
416に取付部424が係合し、仕切り部材420が固
定される。このため、収納した食器を確実に保持するこ
とができ、食器の洗浄不良や破損を防止することができ
る。尚、固定された仕切り部材420は、本体部422
の両端側を外側に拡げることにより取付部424と係合
溝416との係合が解除されるので、容易に再移動させ
ることが可能である。
【0037】また、係合溝416は、上述したように支
持レール412の外側に形成する代わりに、支持レール
412の内側、即ち、支持レール412同士が互いに対
向する側に形成することも可能である。この場合は、取
付部424間に外側方向への力が作用するように、挿入
前の取付部424の間隔を支持レール412の間隔より
も大きくしておくことが好ましい。
【0038】次に、本発明の第5の実施形態に係る食器
洗浄機用の食器カゴについて説明する。図10は、本発
明の第5の実施形態に係る食器カゴの要部分解斜視図で
あり、図11は拡大断面図である。
【0039】図10及び図11に示すように、支持レー
ル512は、長手方向に所定の間隔で複数の切欠部51
6が形成されている。また、仕切り部材520は、線材
が略逆U字形に形成された本体部522と、本体部52
2の両端に設けられた取付部524と、取付部524の
下端に取り付けられたストッパ528とを備えている。
取付部524は、環状の部材であり、支持レール512
に沿って摺動可能となるように支持レール512が挿通
される取付孔526を有している。切欠部516は、支
持レール512の上側に形成されており、取付部524
における取付孔526の縁部と係合する。また、ストッ
パ528は、支持レール512と平行状に延びる板状の
部材である。
【0040】以上のように構成された食器カゴによれ
ば、仕切り部材520を支持レール512に沿って容易
に移動させることができるので、種々の深さを有する食
器の収納が可能である。
【0041】また、支持レール512に形成された切欠
部516まで仕切り部材520を移動させると、仕切り
部材520の自重により取付部524が切欠部516に
係合する。そして、食器の重みにより仕切り部材520
が傾斜すると、取付部524が切欠部516と係合した
状態でストッパ518の端部が支持レール512の下側
に当接し、仕切り部材520が固定される。したがっ
て、収納した食器を確実に保持することができ、食器の
洗浄不良や破損を防止することができる。尚、固定され
た仕切り部材520は、支持レール512に対して略垂
直とした状態で上方に持ち上げることにより、取付部5
24と切欠部516との係合が解除されるので、容易に
再移動させることが可能である。
【0042】本発明においては、以上に示した実施形態
について種々の変形が可能である。例えば、図10の例
において、支持レール512の切欠部516を下面に設
け、仕切り部材520のストッパ528を環状の取付部
524の上部に設けることもできる。これにより、仕切
り部材520は、傾斜したときに、取付部524の下側
が支持レール下面の切欠部516と係合し、ストッパ5
28が支持レール512の上面と当接することにより、
食器を保持し得るように支持レール512に固定され
る。
【0043】このように、支持レールは、長手方向に間
隔をあけて設けられた凹所(図3の括れ部、図6及び図
10の切欠部等を含む)を有し、仕切り部材は、略逆U
字状の本体部の両下端部にそれぞれ設けられた取付部を
備え、仕切り部材は傾斜したときに、取付部の一部が凹
所と係合し、且つ他の部分が支持レールにおける凹所と
は反対側の面と当接することにより、食器を保持し得る
ように支持レール上に固定されるようにすることができ
る。この場合、取付部における支持レールと当接する部
分は、仕切り部材の傾斜を制限し、起立状態を保つよう
に、支持レールに沿ってある程度の長さを有しているの
が望ましい。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る食器洗浄機用の食器カゴによれば、支持レールに
沿って仕切り部材を容易に移動させることができ、更
に、この仕切り部材を所望の位置に容易に固定すること
ができる。したがって、深さの異なる種々の食器を収納
することができると共に、これらの食器を確実に保持し
て洗浄効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る食器洗浄機用
の食器カゴを示す平面図である。
【図2】 図1に示す食器カゴの要部断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態に係る食器洗浄機用
の食器カゴの要部斜視図である。
【図4】 図3に示す食器カゴの要部拡大断面図であ
る。
【図5】 図3に示す食器カゴの変形例の要部拡大断面
図である。
【図6】 本発明の第3の実施形態に係る食器洗浄機用
の食器カゴの要部斜視図である。
【図7】 図6に示す食器カゴの要部拡大断面図であ
る。
【図8】 本発明の第4の実施形態に係る食器洗浄機用
の食器カゴの要部分解斜視図である。
【図9】 図8に示す食器カゴの要部拡大断面図であ
る。
【図10】 本発明の第5の実施形態に係る食器洗浄機
用の食器カゴの要部分解斜視図である。
【図11】 図10に示す食器カゴの要部拡大断面図で
ある。
【図12】 従来の食器洗浄機用の食器カゴを示す斜視
図である。
【符号の説明】
101 食器カゴ 110 カゴ本体 112 支持レール 120 仕切り部材 122 本体部 124 取付部 212 支持レール 218 括れ部 220 仕切り部材 222 本体部 224 取付部 312 支持レール 312a,312b 棒状部材 316a,316b 切欠部 320 仕切り部材 322 本体部 324 固定板 326 落下防止片 412 支持レール 416 係合溝 420 仕切り部材 422 本体部 424 取付部 512 支持レール 516 切欠部 520 仕切り部材 522 本体部 524 取付部 528 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長澤 陽祐 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 3B082 FF01 FF06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カゴを形成する線状体の一部が少なくと
    も一対の支持レールとされたカゴ本体と、前記支持レー
    ルに移動可能に且つ起立状に支持されて食器を保持する
    仕切り部材とを備えた食器洗浄機用の食器カゴにおい
    て、 前記支持レールは、平面視が波形に屈曲した形状を有
    し、一対の前記支持レールの間隔が長手方向に沿って変
    化するように配置され、 前記仕切り部材は、両下端部の間隔を弾性変形により変
    化させることができるように線材を略逆U字形に形成し
    てなる本体部と、該本体部の両下端部にそれぞれ設けら
    れた筒状の取付部とを備え、該取付部に前記支持レール
    が挿通されて、前記支持レールに沿って摺動可能とされ
    ており、 前記仕切り部材の移動により変化する前記取付部の間隔
    に応じて、前記本体部の弾性力に基づく前記取付部と前
    記支持レールとの接触圧が増減し、該接触圧の増大位置
    において前記仕切り部材が食器を保持し得るように固定
    されることを特徴とする食器洗浄機用の食器カゴ。
  2. 【請求項2】 カゴを形成する線状体の一部が少なくと
    も一対の支持レールとされたカゴ本体と、前記支持レー
    ルに移動可能に且つ起立状に支持されて食器を保持する
    仕切り部材とを備えた食器洗浄機用の食器カゴにおい
    て、 前記支持レールは、長手方向に間隔をあけて設けられた
    凹所を有し、 前記仕切り部材は、線材を略逆U字状に形成してなる本
    体部と、該本体部の両下端部にそれぞれ設けられた取付
    部とを備え、 前記仕切り部材は、傾斜したときに前記取付部の一部が
    前記凹所と係合し、且つ他の部分が前記支持レールにお
    ける前記凹所とは反対側の面と当接することにより、食
    器を保持し得るように前記支持レール上に固定されるこ
    とを特徴とする食器洗浄機用の食器カゴ。
  3. 【請求項3】 カゴを形成する線状体の一部が少なくと
    も一対の支持レールとされたカゴ本体と、前記支持レー
    ルに移動可能に且つ起立状に支持されて食器を保持する
    仕切り部材とを備えた食器洗浄機用の食器カゴにおい
    て、 前記支持レールは、複数の括れ部が形成され、 前記仕切り部材は、線材を略逆U字形に形成してなる本
    体部と、該本体部の両下端部にそれぞれ設けられた筒状
    の取付部とを備え、該取付部に前記支持レールが挿通さ
    れて、前記支持レールに沿って摺動可能とされており、 前記仕切り部材を傾斜させることにより、前記取付部の
    筒状端部が前記括れ部に当接して、前記仕切り部材が食
    器を保持し得るように固定されることを特徴とする食器
    洗浄機用の食器カゴ。
  4. 【請求項4】 カゴを形成する線状体の一部が少なくと
    も一対の支持レールとされたカゴ本体と、前記支持レー
    ルに移動可能に且つ起立状に支持されて食器を保持する
    仕切り部材とを備えた食器洗浄機用の食器カゴにおい
    て、 前記支持レールは、間隔をあけて略平行に配設された一
    対の棒状部材を有し、 前記仕切り部材は、線材を略逆U字形に形成してなる本
    体部と、該本体部の両下端部にそれぞれ設けられた取付
    部とを備え、 前記取付部は、前記棒状部材と平行状に延びる固定板
    と、該固定板との間に前記棒状部材が通過するスペース
    が形成されるように前記本体部の両下端部近傍にそれぞ
    れ設けられた落下防止片とを備え、前記本体部の両下端
    部近傍がそれぞれ前記棒状部材間に摺動可能に挿入され
    て、該棒状部材の上部に前記落下防止片が当接すること
    により、前記支持レールに支持されており、 前記各支持レールにおける前記一対の棒状部材の上面に
    は、前記落下防止片と係合する切欠部が該棒状部材の長
    手方向に間隔をあけて形成されており、 前記仕切り部材は、傾斜したときに、前記落下防止片と
    前記切欠部との係合及び前記固定板端部と前記支持レー
    ルとの当接により、食器を保持し得るように前記支持レ
    ールに固定されることを特徴とする食器洗浄機用の食器
    カゴ。
  5. 【請求項5】 カゴを形成する線状体の一部が少なくと
    も一対の支持レールとされたカゴ本体と、前記支持レー
    ルに移動可能に且つ起立状に支持されて食器を保持する
    仕切り部材とを備えた食器洗浄機用の食器カゴにおい
    て、 前記支持レールは、上下方向に延びる係合溝が複数形成
    され、該係合溝は、一対の前記支持レールにおける外側
    同士又は内側同士に位置しており、 前記仕切り部材は、両下端部の間隔を弾性変形により変
    化させることができるように線材を略逆U字形に形成し
    てなる本体部と、該本体部の両下端部にそれぞれ設けら
    れた取付部とを備え、 前記取付部は、前記支持レールに沿って摺動可能となる
    ように前記支持レールが挿通された環状部材であり、前
    記係合溝に係合可能とされており、 前記取付部を前記支持レールに沿って前記係合溝まで移
    動させることにより、前記本体部の有する弾性力によっ
    て前記取付部が前記係合溝に係止され、前記仕切り部材
    が食器を保持し得るように固定されることを特徴とする
    食器洗浄機用の食器カゴ。
  6. 【請求項6】 カゴを形成する線状体の一部が少なくと
    も一対の支持レールとされたカゴ本体と、前記支持レー
    ルに移動可能に且つ起立状に支持されて食器を保持する
    仕切り部材とを備えた食器洗浄機用の食器カゴにおい
    て、 前記支持レールは、上部に複数の切欠部が形成され、 前記仕切り部材は、線材を略逆U字形に形成してなる本
    体部と、該本体部の両下端部にそれぞれ設けられた取付
    部と、該取付部の下端に設けられたストッパとを備え、 前記取付部は、前記支持レールに沿って摺動可能となる
    ように前記支持レールが挿通された環状部材であり、前
    記切欠部に係合可能とされており、 前記ストッパは、前記支持レールと平行状に延びてお
    り、 前記取付部を前記支持レールに沿って前記切欠部まで移
    動させることにより、前記仕切り部材の自重によって前
    記取付部と前記切欠部とが係合し、更に、前記仕切り部
    材を傾斜させることにより、前記ストッパの端部が前記
    支持レールに当接して、前記仕切り部材が食器を保持し
    得るように固定されることを特徴とする食器洗浄機用の
    食器カゴ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014223890A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 オージーケー技研株式会社 荷カゴ及び荷カゴ付き自転車
CN111743481A (zh) * 2019-03-26 2020-10-09 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 用于洗碗机的碗篮和洗碗机
CN111743496A (zh) * 2019-03-26 2020-10-09 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 用于洗碗机的碗篮和洗碗机

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CN111743481B (zh) * 2019-03-26 2023-08-29 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 用于洗碗机的碗篮和洗碗机

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