JP2001119333A - 移動体通信システムおよびドップラーシフト補正通信方法 - Google Patents
移動体通信システムおよびドップラーシフト補正通信方法Info
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- JP2001119333A JP2001119333A JP29858799A JP29858799A JP2001119333A JP 2001119333 A JP2001119333 A JP 2001119333A JP 29858799 A JP29858799 A JP 29858799A JP 29858799 A JP29858799 A JP 29858799A JP 2001119333 A JP2001119333 A JP 2001119333A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04W56/00—Synchronisation arrangements
- H04W56/0035—Synchronisation arrangements detecting errors in frequency or phase
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、送信側でドップラーシフト分を補
正する移動体通信システムおよびドップラーシフト補正
通信方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 GPS衛星を利用して、移動局5の移動
速度や緯度、経度を測定し、あらかじめ位置測定(緯
度、経度)しておいた基地局4との方向(角度)を割り
出し、ドップラーシフト分ΔFを計算し、当該計算結果
より送信機のローカル周波数を微調整することにより、
基地局4への送信波のドップラーシフト分ΔFを補正す
る。
正する移動体通信システムおよびドップラーシフト補正
通信方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 GPS衛星を利用して、移動局5の移動
速度や緯度、経度を測定し、あらかじめ位置測定(緯
度、経度)しておいた基地局4との方向(角度)を割り
出し、ドップラーシフト分ΔFを計算し、当該計算結果
より送信機のローカル周波数を微調整することにより、
基地局4への送信波のドップラーシフト分ΔFを補正す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信技術に
係り、特にドップラーシフト分を補正する移動体通信シ
ステムおよびドップラーシフト補正通信方法に関する。
係り、特にドップラーシフト分を補正する移動体通信シ
ステムおよびドップラーシフト補正通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ音声通信における受信周
波数のずれは、復調したときに音声にノイズが混入する
程度であり、通信においては大きな影響はなかった。し
かしながら、デジタル通信においては、受信周波数ずれ
はデータが正しく復調できなくなるために誤りが発生
し、音声にならなかったり受信電界が十分であってもデ
ータ通信においてBER(平均符号誤り率)特性が劣化
するなどの不具合が発生するという問題点があった。
波数のずれは、復調したときに音声にノイズが混入する
程度であり、通信においては大きな影響はなかった。し
かしながら、デジタル通信においては、受信周波数ずれ
はデータが正しく復調できなくなるために誤りが発生
し、音声にならなかったり受信電界が十分であってもデ
ータ通信においてBER(平均符号誤り率)特性が劣化
するなどの不具合が発生するという問題点があった。
【0003】このような問題点を解決するために従来技
術では、復調後の受信信号からデジタル処理等により、
周波数ずれを検出してこれを補正するような回路を付加
する必要があるという問題点があった。例えば、受信部
のリファレンスを受信周波数のずれた分だけ微調するよ
うな回路を付加するなどの方式を採用していた。
術では、復調後の受信信号からデジタル処理等により、
周波数ずれを検出してこれを補正するような回路を付加
する必要があるという問題点があった。例えば、受信部
のリファレンスを受信周波数のずれた分だけ微調するよ
うな回路を付加するなどの方式を採用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方式では、受信周波数ずれが大きくベースバンドでのI
信号やQ信号が正しく復調されない場合は周波数補正範
囲が大きくなってしまうため、正確に補正ができないと
いう問題点があった。
方式では、受信周波数ずれが大きくベースバンドでのI
信号やQ信号が正しく復調されない場合は周波数補正範
囲が大きくなってしまうため、正確に補正ができないと
いう問題点があった。
【0005】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、ドップラーシフト
分を補正する移動体通信システムおよびドップラーシフ
ト補正通信方法を提供する点にある。
のであり、その目的とするところは、ドップラーシフト
分を補正する移動体通信システムおよびドップラーシフ
ト補正通信方法を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
要旨は、ドップラーシフト分を補正する移動体通信シス
テムであって、GPS衛星を利用して移動局の移動速度
や緯度、経度を測定する手段と、あらかじめ位置測定し
ておいた基地局との方向を割り出してドップラーシフト
分を計算し当該計算結果を基に当該移動局側の送信手段
のローカル周波数を微調整する手段と、当該微調整後の
ローカル周波数を基に、当該基地局への送信波の前記ド
ップラーシフト分を当該移動体の送信側で補正して通信
する手段を有することを特徴とする移動体通信システム
に存する。また、請求項2に記載の発明の要旨は、ドッ
プラーシフト分を補正する移動体通信システムであっ
て、GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経
度を測定する手段と、あらかじめ緯度および経度を測定
しておいた基地局との角度を割り出してドップラーシフ
ト分を計算し当該計算結果を基に当該移動局側の送信手
段のローカル周波数を微調整する手段と、当該微調整後
のローカル周波数を基に、当該基地局への送信波の前記
ドップラーシフト分を当該移動体の送信側で補正して通
信する手段を有することを特徴とする移動体通信システ
ムに存する。また、請求項3に記載の発明の要旨は、ド
ップラーシフト分を補正する移動体通信システムであっ
て、GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経
度を測定する手段と、あらかじめ位置測定しておいた基
地局との方向を割り出してドップラーシフト分を計算し
当該計算結果を基に当該移動局側の受信手段のローカル
周波数を微調整する手段と、当該微調整後のローカル周
波数を基に、当該基地局から受信する電波の前記ドップ
ラーシフト分を当該移動体の受信側で補正して通信する
手段を有することを特徴とする移動体通信システムに存
する。また、請求項4に記載の発明の要旨は、ドップラ
ーシフト分を補正する移動体通信システムであって、G
PS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経度を測
定する手段と、あらかじめ緯度および経度を測定してお
いた基地局との角度を割り出してドップラーシフト分を
計算し当該計算結果を基に当該移動局側の受信手段のロ
ーカル周波数を微調整する手段と、当該微調整後のロー
カル周波数を基に、当該基地局から受信する電波の前記
ドップラーシフト分を当該移動体の受信側で補正して通
信する手段を有することを特徴とする移動体通信システ
ムに存する。また、請求項5に記載の発明の要旨は、ド
ップラーシフト分を補正するドップラーシフト補正通信
方法であって、GPS衛星を利用して移動局の移動速度
や緯度、経度を測定する工程と、あらかじめ位置測定し
ておいた基地局との方向を割り出してドップラーシフト
分を計算し当該計算結果を基に当該移動局側の送信手段
のローカル周波数を微調整する工程と、当該微調整後の
ローカル周波数を基に、当該基地局への送信波の前記ド
ップラーシフト分を当該移動体の送信側で補正して通信
する工程を有することを特徴とするドップラーシフト補
正通信方法に存する。また、請求項6に記載の発明の要
旨は、ドップラーシフト分を補正するドップラーシフト
補正通信方法であって、GPS衛星を利用して移動局の
移動速度や緯度、経度を測定する工程と、あらかじめ緯
度および経度を測定しておいた基地局との角度を割り出
してドップラーシフト分を計算し当該計算結果を基に当
該移動局側の送信手段のローカル周波数を微調整する工
程と、当該微調整後のローカル周波数を基に、当該基地
局への送信波の前記ドップラーシフト分を当該移動体の
送信側で補正して通信する工程を有することを特徴とす
るドップラーシフト補正通信方法に存する。また、請求
項7に記載の発明の要旨は、ドップラーシフト分を補正
するドップラーシフト補正通信方法であって、GPS衛
星を利用して移動局の移動速度や緯度、経度を測定する
工程と、あらかじめ位置測定しておいた基地局との方向
を割り出してドップラーシフト分を計算し当該計算結果
を基に当該移動局側の受信手段のローカル周波数を微調
整する工程と、当該微調整後のローカル周波数を基に、
当該基地局から受信する電波の前記ドップラーシフト分
を当該移動体の受信側で補正して通信する工程を有する
ことを特徴とするドップラーシフト補正通信方法に存す
る。また、請求項8に記載の発明の要旨は、ドップラー
シフト分を補正するドップラーシフト補正通信方法であ
って、GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、
経度を測定する工程と、あらかじめ緯度および経度を測
定しておいた基地局との角度を割り出してドップラーシ
フト分を計算し当該計算結果を基に当該移動局側の受信
手段のローカル周波数を微調整する工程と、当該微調整
後のローカル周波数を基に、当該基地局から受信する電
波の前記ドップラーシフト分を当該移動体の受信側で補
正して通信する工程を有することを特徴とするドップラ
ーシフト補正通信方法に存する。
要旨は、ドップラーシフト分を補正する移動体通信シス
テムであって、GPS衛星を利用して移動局の移動速度
や緯度、経度を測定する手段と、あらかじめ位置測定し
ておいた基地局との方向を割り出してドップラーシフト
分を計算し当該計算結果を基に当該移動局側の送信手段
のローカル周波数を微調整する手段と、当該微調整後の
ローカル周波数を基に、当該基地局への送信波の前記ド
ップラーシフト分を当該移動体の送信側で補正して通信
する手段を有することを特徴とする移動体通信システム
に存する。また、請求項2に記載の発明の要旨は、ドッ
プラーシフト分を補正する移動体通信システムであっ
て、GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経
度を測定する手段と、あらかじめ緯度および経度を測定
しておいた基地局との角度を割り出してドップラーシフ
ト分を計算し当該計算結果を基に当該移動局側の送信手
段のローカル周波数を微調整する手段と、当該微調整後
のローカル周波数を基に、当該基地局への送信波の前記
ドップラーシフト分を当該移動体の送信側で補正して通
信する手段を有することを特徴とする移動体通信システ
ムに存する。また、請求項3に記載の発明の要旨は、ド
ップラーシフト分を補正する移動体通信システムであっ
て、GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経
度を測定する手段と、あらかじめ位置測定しておいた基
地局との方向を割り出してドップラーシフト分を計算し
当該計算結果を基に当該移動局側の受信手段のローカル
周波数を微調整する手段と、当該微調整後のローカル周
波数を基に、当該基地局から受信する電波の前記ドップ
ラーシフト分を当該移動体の受信側で補正して通信する
手段を有することを特徴とする移動体通信システムに存
する。また、請求項4に記載の発明の要旨は、ドップラ
ーシフト分を補正する移動体通信システムであって、G
PS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経度を測
定する手段と、あらかじめ緯度および経度を測定してお
いた基地局との角度を割り出してドップラーシフト分を
計算し当該計算結果を基に当該移動局側の受信手段のロ
ーカル周波数を微調整する手段と、当該微調整後のロー
カル周波数を基に、当該基地局から受信する電波の前記
ドップラーシフト分を当該移動体の受信側で補正して通
信する手段を有することを特徴とする移動体通信システ
ムに存する。また、請求項5に記載の発明の要旨は、ド
ップラーシフト分を補正するドップラーシフト補正通信
方法であって、GPS衛星を利用して移動局の移動速度
や緯度、経度を測定する工程と、あらかじめ位置測定し
ておいた基地局との方向を割り出してドップラーシフト
分を計算し当該計算結果を基に当該移動局側の送信手段
のローカル周波数を微調整する工程と、当該微調整後の
ローカル周波数を基に、当該基地局への送信波の前記ド
ップラーシフト分を当該移動体の送信側で補正して通信
する工程を有することを特徴とするドップラーシフト補
正通信方法に存する。また、請求項6に記載の発明の要
旨は、ドップラーシフト分を補正するドップラーシフト
補正通信方法であって、GPS衛星を利用して移動局の
移動速度や緯度、経度を測定する工程と、あらかじめ緯
度および経度を測定しておいた基地局との角度を割り出
してドップラーシフト分を計算し当該計算結果を基に当
該移動局側の送信手段のローカル周波数を微調整する工
程と、当該微調整後のローカル周波数を基に、当該基地
局への送信波の前記ドップラーシフト分を当該移動体の
送信側で補正して通信する工程を有することを特徴とす
るドップラーシフト補正通信方法に存する。また、請求
項7に記載の発明の要旨は、ドップラーシフト分を補正
するドップラーシフト補正通信方法であって、GPS衛
星を利用して移動局の移動速度や緯度、経度を測定する
工程と、あらかじめ位置測定しておいた基地局との方向
を割り出してドップラーシフト分を計算し当該計算結果
を基に当該移動局側の受信手段のローカル周波数を微調
整する工程と、当該微調整後のローカル周波数を基に、
当該基地局から受信する電波の前記ドップラーシフト分
を当該移動体の受信側で補正して通信する工程を有する
ことを特徴とするドップラーシフト補正通信方法に存す
る。また、請求項8に記載の発明の要旨は、ドップラー
シフト分を補正するドップラーシフト補正通信方法であ
って、GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、
経度を測定する工程と、あらかじめ緯度および経度を測
定しておいた基地局との角度を割り出してドップラーシ
フト分を計算し当該計算結果を基に当該移動局側の受信
手段のローカル周波数を微調整する工程と、当該微調整
後のローカル周波数を基に、当該基地局から受信する電
波の前記ドップラーシフト分を当該移動体の受信側で補
正して通信する工程を有することを特徴とするドップラ
ーシフト補正通信方法に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の第1の特徴は、GPS
(Global Positioning Syste
m:全地球測位システム)衛星を利用することにより、
移動体通信において生じる周波数のドップラーシフト分
のずれを送信側で補正して通信することにある。
(Global Positioning Syste
m:全地球測位システム)衛星を利用することにより、
移動体通信において生じる周波数のドップラーシフト分
のずれを送信側で補正して通信することにある。
【0008】また、本発明の第2の特徴は、GPS衛星
を利用して、移動局の移動速度や緯度、経度を測定し、
あらかじめ位置測定(緯度、経度)しておいた基地局と
の方向(角度)を割り出し、ドップラーシフト分を計算
し、当該計算結果より送信機のローカル周波数を微調整
することにより、基地局への送信波はドップラーシフト
分が補正できることにある。
を利用して、移動局の移動速度や緯度、経度を測定し、
あらかじめ位置測定(緯度、経度)しておいた基地局と
の方向(角度)を割り出し、ドップラーシフト分を計算
し、当該計算結果より送信機のローカル周波数を微調整
することにより、基地局への送信波はドップラーシフト
分が補正できることにある。
【0009】また、本発明の第3の特徴は、基地局から
の受信する電波も同様に受信機のローカル周波数を微調
整することにより、ドップラーシフト分を補正できるこ
とにある。
の受信する電波も同様に受信機のローカル周波数を微調
整することにより、ドップラーシフト分を補正できるこ
とにある。
【0010】また、本発明の第4の特徴は、ドップラー
シフト分が補正されるので、AFC(Automati
c Frequency Control:自動周波数
制御)回路での補正分も小さくなり回路の負担が軽減で
きることにある。
シフト分が補正されるので、AFC(Automati
c Frequency Control:自動周波数
制御)回路での補正分も小さくなり回路の負担が軽減で
きることにある。
【0011】そして、本発明の第5の特徴は、移動体通
信においてGPS衛星を利用することにより、ドップラ
ーシフト分を補正して通信でき、さらに加えて、AFC
回路の負担を軽減できることにある。以下、本発明の実
施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
信においてGPS衛星を利用することにより、ドップラ
ーシフト分を補正して通信でき、さらに加えて、AFC
回路の負担を軽減できることにある。以下、本発明の実
施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態に係る移動体通信システムを説明するため
の概念図である。図1において、1,2,3のそれぞれ
はGPS(GlobalPositioning Sy
stem:全地球測位システム)衛星、4は基地局、5
は移動局、50は移動体通信システム、λは移動局から
の送信電波の波長、vは移動局の移動速度、φは移動局
と基地局との角度を示している。図1を参照すると、本
実施の形態の移動体通信システムは、移動局がGPS衛
星からの信号を受信しながら基地局に移動し、基地局と
移動局間で送受信をする様子を図示している。本実施の
形態の移動体通信システム50は、ゾーンをカバーする
GPS(Global Positioning Sy
stem:全地球測位システム)衛星1,2,3、ゾー
ン内の通信の中核となる基地局4、当該基地局4を親局
とする移動局5を中心にして構成されている。
の実施の形態に係る移動体通信システムを説明するため
の概念図である。図1において、1,2,3のそれぞれ
はGPS(GlobalPositioning Sy
stem:全地球測位システム)衛星、4は基地局、5
は移動局、50は移動体通信システム、λは移動局から
の送信電波の波長、vは移動局の移動速度、φは移動局
と基地局との角度を示している。図1を参照すると、本
実施の形態の移動体通信システムは、移動局がGPS衛
星からの信号を受信しながら基地局に移動し、基地局と
移動局間で送受信をする様子を図示している。本実施の
形態の移動体通信システム50は、ゾーンをカバーする
GPS(Global Positioning Sy
stem:全地球測位システム)衛星1,2,3、ゾー
ン内の通信の中核となる基地局4、当該基地局4を親局
とする移動局5を中心にして構成されている。
【0013】図2は基地局4と移動局5の通信が単信方
式の場合の移動局5の構成を説明するための機能ブロッ
ク図である。図2において、6は送信アンテナ、7は送
信部周波数変換器、8は送信部シンセサイザー方式発振
回路、9は受信部シンセサイザー方式発振回路、10は
受信部周波数変換器、11は受信アンテナ、12はGP
Sアンテナ、13はGPS用無線部、14はGPS用制
御部、15は電圧制御発振器、16はディジタルアナロ
グコンバータ、17はCPU、18はメモリを示してい
る。本実施の形態の移動局5は、送信アンテナ6、送信
部周波数変換器7、送信部シンセサイザー方式発振回路
8、受信部シンセサイザー方式発振回路9、受信部周波
数変換器10、受信アンテナ11、GPSアンテナ1
2、GPS用無線部13、GPS用制御部14、電圧制
御発振器15、ディジタルアナログコンバータ16、C
PU17、メモリ18を備えている。
式の場合の移動局5の構成を説明するための機能ブロッ
ク図である。図2において、6は送信アンテナ、7は送
信部周波数変換器、8は送信部シンセサイザー方式発振
回路、9は受信部シンセサイザー方式発振回路、10は
受信部周波数変換器、11は受信アンテナ、12はGP
Sアンテナ、13はGPS用無線部、14はGPS用制
御部、15は電圧制御発振器、16はディジタルアナロ
グコンバータ、17はCPU、18はメモリを示してい
る。本実施の形態の移動局5は、送信アンテナ6、送信
部周波数変換器7、送信部シンセサイザー方式発振回路
8、受信部シンセサイザー方式発振回路9、受信部周波
数変換器10、受信アンテナ11、GPSアンテナ1
2、GPS用無線部13、GPS用制御部14、電圧制
御発振器15、ディジタルアナログコンバータ16、C
PU17、メモリ18を備えている。
【0014】次に移動体通信システム50の動作(ドッ
プラーシフト補正通信方法)について説明する。基地局
4と移動局5の通信形態には単信および複信方式がある
が、ここでは単信方式を例にとり、図1に示すようなあ
る一つのゾーンを考え、その中に基地局4がありこのゾ
ーンの中を移動局5、例えば新幹線等で高速移動しなが
ら通信をするシステムを考える。
プラーシフト補正通信方法)について説明する。基地局
4と移動局5の通信形態には単信および複信方式がある
が、ここでは単信方式を例にとり、図1に示すようなあ
る一つのゾーンを考え、その中に基地局4がありこのゾ
ーンの中を移動局5、例えば新幹線等で高速移動しなが
ら通信をするシステムを考える。
【0015】図1を参照すると、本実施の形態では、移
動局5は高速移動し基地局4に接近しているため、移動
局5からの送信波F1はドップラーシフト(ΔF=(v
/λ)×cosφ)分を受けてF1+ΔFとなり基地局
4に到達する。また基地局4からの受信波も同様にドッ
プラーシフトを受けて移動局5に到達する。従って、基
地局4および移動局5の受信部では、各々のドップラー
シフトを受けた電波を受信する。
動局5は高速移動し基地局4に接近しているため、移動
局5からの送信波F1はドップラーシフト(ΔF=(v
/λ)×cosφ)分を受けてF1+ΔFとなり基地局
4に到達する。また基地局4からの受信波も同様にドッ
プラーシフトを受けて移動局5に到達する。従って、基
地局4および移動局5の受信部では、各々のドップラー
シフトを受けた電波を受信する。
【0016】続いて本実施の形態では、図2に示すよう
に、移動局5は送信しようとする基地局4の位置(緯
度、経度)をメモリ18に記憶しておく。また送信およ
び受信する周波数もメモリ18に記憶しておく。次に移
動局5はGPSアンテナ12で受信した電波をGPS用
無線部13で復調し、GPS用制御部14で必要な位置
データを取り出し、CPU17に送りそこでこの移動局
5の位置(緯度、経度)および移動速度vを計算する。
に、移動局5は送信しようとする基地局4の位置(緯
度、経度)をメモリ18に記憶しておく。また送信およ
び受信する周波数もメモリ18に記憶しておく。次に移
動局5はGPSアンテナ12で受信した電波をGPS用
無線部13で復調し、GPS用制御部14で必要な位置
データを取り出し、CPU17に送りそこでこの移動局
5の位置(緯度、経度)および移動速度vを計算する。
【0017】このとき、移動局5で時々刻々と受信され
る位置(緯度、経度)情報を基に、メモリ18に記憶さ
れている送信しようとする基地局4の位置(緯度、経
度)とにより、基地局4との方向(φ)をCPU17で
計算する。
る位置(緯度、経度)情報を基に、メモリ18に記憶さ
れている送信しようとする基地局4の位置(緯度、経
度)とにより、基地局4との方向(φ)をCPU17で
計算する。
【0018】これらの情報により、ドップラーシフト分
ΔF(ΔF=(v/λ)×cosφ)が、時々刻々と計
算される。ここで、前述したように、vは移動局5の移
動速度、λは移動局5が送信する電波の波長、φは移動
局5と基地局4との角度である。
ΔF(ΔF=(v/λ)×cosφ)が、時々刻々と計
算される。ここで、前述したように、vは移動局5の移
動速度、λは移動局5が送信する電波の波長、φは移動
局5と基地局4との角度である。
【0019】このようにして計算されたドップラーシフ
ト分ΔFを補正するために、電圧制御発振器15に制御
電圧を与える。当該制御電圧の変化量は、電圧制御発振
器15の制御電圧と発振周波数との特性によるため、デ
ィジタルアナログコンバータ16の1bit(ビット)
分の電圧変化量と電圧制御発振器15の発振周波数の変
化量をメモリ18に記憶しておく。
ト分ΔFを補正するために、電圧制御発振器15に制御
電圧を与える。当該制御電圧の変化量は、電圧制御発振
器15の制御電圧と発振周波数との特性によるため、デ
ィジタルアナログコンバータ16の1bit(ビット)
分の電圧変化量と電圧制御発振器15の発振周波数の変
化量をメモリ18に記憶しておく。
【0020】これにより、CPU17で計算されたドッ
プラーシフト分ΔFが何bit分に相当するかをCPU
17で計算でき、当該補正分をCPU17からディジタ
ルアナログコンバータ16へ出力できるようになる。そ
の結果、送信部シンセサイザー方式発振回路8の発振周
波数が時々刻々と変化することにより、送信ベースバン
ド信号が送信部周波数変換器7で周波数変換された後リ
アルタイムでドップラーシフト分ΔFが補正された電波
が送信アンテナ6から基地局4へ送信できるようになる
といった効果を奏する。
プラーシフト分ΔFが何bit分に相当するかをCPU
17で計算でき、当該補正分をCPU17からディジタ
ルアナログコンバータ16へ出力できるようになる。そ
の結果、送信部シンセサイザー方式発振回路8の発振周
波数が時々刻々と変化することにより、送信ベースバン
ド信号が送信部周波数変換器7で周波数変換された後リ
アルタイムでドップラーシフト分ΔFが補正された電波
が送信アンテナ6から基地局4へ送信できるようになる
といった効果を奏する。
【0021】また、基地局4からの電波を移動局5が受
信する場合も、上記に示した方法により受信で使用する
電波に対してドップラーシフト分ΔFを計算して、当該
補正分をディジタルアナログコンバータ16に出力し、
受信部シンセサイザー方式発振回路9の発振周波数が変
化することで、ドップラーシフトが掛かった基地局4か
らの受信電波を受信アンテナ11で受信した場合であっ
ても、受信部周波数変換器10で周波数変換された後は
リアルタイムで補正されて受信部のベースバンド信号と
なる。
信する場合も、上記に示した方法により受信で使用する
電波に対してドップラーシフト分ΔFを計算して、当該
補正分をディジタルアナログコンバータ16に出力し、
受信部シンセサイザー方式発振回路9の発振周波数が変
化することで、ドップラーシフトが掛かった基地局4か
らの受信電波を受信アンテナ11で受信した場合であっ
ても、受信部周波数変換器10で周波数変換された後は
リアルタイムで補正されて受信部のベースバンド信号と
なる。
【0022】以上説明したように第1の実施の形態によ
れば以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、一
般に市販されている安価で小型のGPS受信機を取り付
けることにより、GPS受信機によって時々刻々と得ら
れる位置(緯度、経度)情報を基に、移動局5の位置お
よび速度が計算できることである。また第2の効果は、
GPS受信機によって時々刻々と得られる位置(緯度、
経度)情報を基に基地局4の位置を算出することで移動
局5と基地局4の角度が求まるのでドップラーシフト分
ΔFが算出でき、当該算出したドップラーシフト分ΔF
を補正することにより高速の移動体通信間の通信での信
号劣化を改善することができることである。そして第3
の効果は、算出したドップラーシフト分ΔFを補正する
ことにより高速の移動体通信間の通信での信号劣化を改
善することによりBER特性の劣化が解消でき、音声通
信やデータ通信等にみられた支障が軽減でき、さらにA
FC回路においてもその負担が少なくなる結果、周波数
の引き込み時間の短縮化を図ることができることであ
る。
れば以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、一
般に市販されている安価で小型のGPS受信機を取り付
けることにより、GPS受信機によって時々刻々と得ら
れる位置(緯度、経度)情報を基に、移動局5の位置お
よび速度が計算できることである。また第2の効果は、
GPS受信機によって時々刻々と得られる位置(緯度、
経度)情報を基に基地局4の位置を算出することで移動
局5と基地局4の角度が求まるのでドップラーシフト分
ΔFが算出でき、当該算出したドップラーシフト分ΔF
を補正することにより高速の移動体通信間の通信での信
号劣化を改善することができることである。そして第3
の効果は、算出したドップラーシフト分ΔFを補正する
ことにより高速の移動体通信間の通信での信号劣化を改
善することによりBER特性の劣化が解消でき、音声通
信やデータ通信等にみられた支障が軽減でき、さらにA
FC回路においてもその負担が少なくなる結果、周波数
の引き込み時間の短縮化を図ることができることであ
る。
【0023】従来の移動体通信システムでは、移動局が
移動するとドップラーシフトがかかる。移動局5の速度
が遅い場合は顕著ではないが、高速移動になるにつれて
その効果は大きくなる。このため、搬送周波数が高く占
有帯域がナローであるシステムでは、ドップラーシフト
がかかった電波を受信して復調した信号は歪んでおり当
該歪んだ信号をデシジョンするので、デジタル通信では
BER(平均符号誤り率)特性が劣化し、音声通信およ
びデータ通信等に支障が出てしまう。さらに、AFC回
路においても、局部発振器自体の周波数偏差とドップラ
ーシフト分ΔFの合わせた周波数偏差を補正しなければ
ならないため、周波数の引き込み時間がかかるなど大き
な負担となってしまうという問題点があった。
移動するとドップラーシフトがかかる。移動局5の速度
が遅い場合は顕著ではないが、高速移動になるにつれて
その効果は大きくなる。このため、搬送周波数が高く占
有帯域がナローであるシステムでは、ドップラーシフト
がかかった電波を受信して復調した信号は歪んでおり当
該歪んだ信号をデシジョンするので、デジタル通信では
BER(平均符号誤り率)特性が劣化し、音声通信およ
びデータ通信等に支障が出てしまう。さらに、AFC回
路においても、局部発振器自体の周波数偏差とドップラ
ーシフト分ΔFの合わせた周波数偏差を補正しなければ
ならないため、周波数の引き込み時間がかかるなど大き
な負担となってしまうという問題点があった。
【0024】(第2の実施の形態)図3は基地局4と移
動局5の通信が複信方式の場合の移動局5の構成を説明
するための機能ブロック図である。図3において、19
は送信アンテナ、20は送信部周波数変換器、21は送
信部シンセサイザー方式発振回路、22は受信部シンセ
サイザー方式発振回路、23は受信部周波数変換器、2
4は受信アンテナ、25はGPSアンテナ、26はGP
S用無線機、27はGPS用制御部、28は受信部電圧
制御発振器、29は受信部デジタル−アナログコンバー
タ、30は送信部電圧制御発振器、31は送信部デジタ
ル−アナログコンバータ、32はCPU、33はメモリ
を示している。
動局5の通信が複信方式の場合の移動局5の構成を説明
するための機能ブロック図である。図3において、19
は送信アンテナ、20は送信部周波数変換器、21は送
信部シンセサイザー方式発振回路、22は受信部シンセ
サイザー方式発振回路、23は受信部周波数変換器、2
4は受信アンテナ、25はGPSアンテナ、26はGP
S用無線機、27はGPS用制御部、28は受信部電圧
制御発振器、29は受信部デジタル−アナログコンバー
タ、30は送信部電圧制御発振器、31は送信部デジタ
ル−アナログコンバータ、32はCPU、33はメモリ
を示している。
【0025】本実施の形態の移動局5は、送信アンテナ
19、送信部周波数変換器20、送信部シンセサイザー
方式発振回路21、受信部シンセサイザー方式発振回路
22、受信部周波数変換器23、受信アンテナ24、G
PSアンテナ25、GPS用無線機26、GPS用制御
部27、受信部電圧制御発振器28、受信部デジタル−
アナログコンバータ29、送信部電圧制御発振器30、
送信部デジタル−アナログコンバータ31、CPU3
2、メモリ33を備えている。
19、送信部周波数変換器20、送信部シンセサイザー
方式発振回路21、受信部シンセサイザー方式発振回路
22、受信部周波数変換器23、受信アンテナ24、G
PSアンテナ25、GPS用無線機26、GPS用制御
部27、受信部電圧制御発振器28、受信部デジタル−
アナログコンバータ29、送信部電圧制御発振器30、
送信部デジタル−アナログコンバータ31、CPU3
2、メモリ33を備えている。
【0026】上記第1の実施の形態では、送受同時に行
わない単信方式について述べた。一方、本実施の形態で
は、送信と受信を同時に行うような複信のシステムに最
適であって、図3に示すように、受信部シンセサイザー
方式発振回路22および送信部シンセサイザー方式発振
回路21を別々に制御するために、受信部ディジタル−
アナログコンバータ29および受信部電圧制御発振器2
8を付け加えることで、送信のローカル周波数および受
信のローカル周波数を同時に制御することが可能となる
点に特徴を有している。
わない単信方式について述べた。一方、本実施の形態で
は、送信と受信を同時に行うような複信のシステムに最
適であって、図3に示すように、受信部シンセサイザー
方式発振回路22および送信部シンセサイザー方式発振
回路21を別々に制御するために、受信部ディジタル−
アナログコンバータ29および受信部電圧制御発振器2
8を付け加えることで、送信のローカル周波数および受
信のローカル周波数を同時に制御することが可能となる
点に特徴を有している。
【0027】なお、本発明が上記各実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形
態は適宜変更され得ることは明らかである。また上記構
成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定され
ず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にす
ることができる。また、各図において、同一構成要素に
は同一符号を付している。
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形
態は適宜変更され得ることは明らかである。また上記構
成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定され
ず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にす
ることができる。また、各図において、同一構成要素に
は同一符号を付している。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、一般
に市販されている安価で小型のGPS受信機を取り付け
ることにより、GPS受信機によって時々刻々と得られ
る位置(緯度、経度)情報を基に、移動局の位置および
速度が計算できることである。
で以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、一般
に市販されている安価で小型のGPS受信機を取り付け
ることにより、GPS受信機によって時々刻々と得られ
る位置(緯度、経度)情報を基に、移動局の位置および
速度が計算できることである。
【0029】また第2の効果は、GPS受信機によって
時々刻々と得られる位置(緯度、経度)情報を基に基地
局の位置を算出することで移動局と基地局の角度が求ま
るのでドップラーシフト分が算出でき、当該算出したド
ップラーシフト分ΔFを補正することにより高速の移動
体通信間の通信での信号劣化を改善することがきること
である。
時々刻々と得られる位置(緯度、経度)情報を基に基地
局の位置を算出することで移動局と基地局の角度が求ま
るのでドップラーシフト分が算出でき、当該算出したド
ップラーシフト分ΔFを補正することにより高速の移動
体通信間の通信での信号劣化を改善することがきること
である。
【0030】そして第3の効果は、算出したドップラー
シフト分を補正することにより高速の移動体通信間の通
信での信号劣化を改善することによりBER特性の劣化
が解消でき、音声通信やデータ通信等にみられた支障が
軽減でき、さらにAFC回路においてもその負担が少な
くなる結果、周波数の引き込み時間の短縮化を図ること
ができることである。
シフト分を補正することにより高速の移動体通信間の通
信での信号劣化を改善することによりBER特性の劣化
が解消でき、音声通信やデータ通信等にみられた支障が
軽減でき、さらにAFC回路においてもその負担が少な
くなる結果、周波数の引き込み時間の短縮化を図ること
ができることである。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る移動体通信シ
ステムを説明するための概念図である。
ステムを説明するための概念図である。
【図2】基地局と移動局の通信が単信方式の場合の移動
局の構成を説明するための機能ブロック図である。
局の構成を説明するための機能ブロック図である。
【図3】基地局と移動局の通信が複信方式の場合の移動
局の構成を説明するための機能ブロック図である。
局の構成を説明するための機能ブロック図である。
1,2,3…GPS(Global Position
ing System:全地球測位システム)衛星 4…基地局 5…移動局 6…送信アンテナ 7…送信部周波数変換器 8…送信部シンセサイザー方式発振回路 9…受信部シンセサイザー方式発振回路 10…受信部周波数変換器 11…受信アンテナ 12…GPSアンテナ 13…GPS用無線部 14…GPS用制御部 15…電圧制御発振器 16…ディジタルアナログコンバータ 17…CPU 18…メモリ 19…送信アンテナ 20…送信部周波数変換器 21…送信部シンセサイザー方式発振回路 22…受信部シンセサイザー方式発振回路 23…受信部周波数変換器 24…受信アンテナ 25…GPSアンテナ 26…GPS用無線機 27…GPS用制御部 28…受信部電圧制御発振器 29…受信部デジタル−アナログコンバータ 30…送信部電圧制御発振器 31…送信部デジタル−アナログコンバータ 32…CPU 33…メモリ 50…移動体通信システム λ…移動局からの送信電波の波長 v…移動局の移動速度 φ…移動局と基地局との角度
ing System:全地球測位システム)衛星 4…基地局 5…移動局 6…送信アンテナ 7…送信部周波数変換器 8…送信部シンセサイザー方式発振回路 9…受信部シンセサイザー方式発振回路 10…受信部周波数変換器 11…受信アンテナ 12…GPSアンテナ 13…GPS用無線部 14…GPS用制御部 15…電圧制御発振器 16…ディジタルアナログコンバータ 17…CPU 18…メモリ 19…送信アンテナ 20…送信部周波数変換器 21…送信部シンセサイザー方式発振回路 22…受信部シンセサイザー方式発振回路 23…受信部周波数変換器 24…受信アンテナ 25…GPSアンテナ 26…GPS用無線機 27…GPS用制御部 28…受信部電圧制御発振器 29…受信部デジタル−アナログコンバータ 30…送信部電圧制御発振器 31…送信部デジタル−アナログコンバータ 32…CPU 33…メモリ 50…移動体通信システム λ…移動局からの送信電波の波長 v…移動局の移動速度 φ…移動局と基地局との角度
Claims (8)
- 【請求項1】 ドップラーシフト分を補正する移動体通
信システムであって、 GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経度を
測定する手段と、 あらかじめ位置測定しておいた基地局との方向を割り出
してドップラーシフト分を計算し当該計算結果を基に当
該移動局側の送信手段のローカル周波数を微調整する手
段と、 当該微調整後のローカル周波数を基に、当該基地局への
送信波の前記ドップラーシフト分を当該移動体の送信側
で補正して通信する手段を有することを特徴とする移動
体通信システム。 - 【請求項2】 ドップラーシフト分を補正する移動体通
信システムであって、 GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経度を
測定する手段と、 あらかじめ緯度および経度を測定しておいた基地局との
角度を割り出してドップラーシフト分を計算し当該計算
結果を基に当該移動局側の送信手段のローカル周波数を
微調整する手段と、 当該微調整後のローカル周波数を基に、当該基地局への
送信波の前記ドップラーシフト分を当該移動体の送信側
で補正して通信する手段を有することを特徴とする移動
体通信システム。 - 【請求項3】 ドップラーシフト分を補正する移動体通
信システムであって、 GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経度を
測定する手段と、 あらかじめ位置測定しておいた基地局との方向を割り出
してドップラーシフト分を計算し当該計算結果を基に当
該移動局側の受信手段のローカル周波数を微調整する手
段と、 当該微調整後のローカル周波数を基に、当該基地局から
受信する電波の前記ドップラーシフト分を当該移動体の
受信側で補正して通信する手段を有することを特徴とす
る移動体通信システム。 - 【請求項4】 ドップラーシフト分を補正する移動体通
信システムであって、 GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経度を
測定する手段と、 あらかじめ緯度および経度を測定しておいた基地局との
角度を割り出してドップラーシフト分を計算し当該計算
結果を基に当該移動局側の受信手段のローカル周波数を
微調整する手段と、 当該微調整後のローカル周波数を基に、当該基地局から
受信する電波の前記ドップラーシフト分を当該移動体の
受信側で補正して通信する手段を有することを特徴とす
る移動体通信システム。 - 【請求項5】 ドップラーシフト分を補正するドップラ
ーシフト補正通信方法であって、 GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経度を
測定する工程と、 あらかじめ位置測定しておいた基地局との方向を割り出
してドップラーシフト分を計算し当該計算結果を基に当
該移動局側の送信手段のローカル周波数を微調整する工
程と、 当該微調整後のローカル周波数を基に、当該基地局への
送信波の前記ドップラーシフト分を当該移動体の送信側
で補正して通信する工程を有することを特徴とするドッ
プラーシフト補正通信方法。 - 【請求項6】 ドップラーシフト分を補正するドップラ
ーシフト補正通信方法であって、 GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経度を
測定する工程と、 あらかじめ緯度および経度を測定しておいた基地局との
角度を割り出してドップラーシフト分を計算し当該計算
結果を基に当該移動局側の送信手段のローカル周波数を
微調整する工程と、 当該微調整後のローカル周波数を基に、当該基地局への
送信波の前記ドップラーシフト分を当該移動体の送信側
で補正して通信する工程を有することを特徴とするドッ
プラーシフト補正通信方法。 - 【請求項7】 ドップラーシフト分を補正するドップラ
ーシフト補正通信方法であって、 GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経度を
測定する工程と、 あらかじめ位置測定しておいた基地局との方向を割り出
してドップラーシフト分を計算し当該計算結果を基に当
該移動局側の受信手段のローカル周波数を微調整する工
程と、 当該微調整後のローカル周波数を基に、当該基地局から
受信する電波の前記ドップラーシフト分を当該移動体の
受信側で補正して通信する工程を有することを特徴とす
るドップラーシフト補正通信方法。 - 【請求項8】 ドップラーシフト分を補正するドップラ
ーシフト補正通信方法であって、 GPS衛星を利用して移動局の移動速度や緯度、経度を
測定する工程と、 あらかじめ緯度および経度を測定しておいた基地局との
角度を割り出してドップラーシフト分を計算し当該計算
結果を基に当該移動局側の受信手段のローカル周波数を
微調整する工程と、 当該微調整後のローカル周波数を基に、当該基地局から
受信する電波の前記ドップラーシフト分を当該移動体の
受信側で補正して通信する工程を有することを特徴とす
るドップラーシフト補正通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29858799A JP2001119333A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 移動体通信システムおよびドップラーシフト補正通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29858799A JP2001119333A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 移動体通信システムおよびドップラーシフト補正通信方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003132936A Division JP2003309517A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 移動体通信における移動局、システム及び周波数補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001119333A true JP2001119333A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17861681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29858799A Pending JP2001119333A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 移動体通信システムおよびドップラーシフト補正通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001119333A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006295657A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Fujitsu Ltd | 移動体無線通信システム |
JP2009278626A (ja) * | 2002-09-05 | 2009-11-26 | Qualcomm Inc | 移動ユニットの速度に基づいた周波数と時間追跡ループにおける周波数シフトとタイミングシフトのための補償 |
WO2010055655A1 (ja) | 2008-11-11 | 2010-05-20 | 日本電気株式会社 | 移動無線通信システム、移動通信装置およびその周波数制御方法 |
JPWO2008096408A1 (ja) * | 2007-02-05 | 2010-05-20 | 富士通株式会社 | 無線端末装置 |
JP2011024158A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-03 | Ihi Aerospace Co Ltd | 通信装置 |
US8971430B2 (en) | 2010-05-25 | 2015-03-03 | Kyocera Corporation | Receiving device, base station and wireless communication terminal |
CN108683621A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-10-19 | 西安蜂语信息科技有限公司 | 多普勒频移校正方法及装置 |
-
1999
- 1999-10-20 JP JP29858799A patent/JP2001119333A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009278626A (ja) * | 2002-09-05 | 2009-11-26 | Qualcomm Inc | 移動ユニットの速度に基づいた周波数と時間追跡ループにおける周波数シフトとタイミングシフトのための補償 |
JP2006295657A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Fujitsu Ltd | 移動体無線通信システム |
JP4719496B2 (ja) * | 2005-04-12 | 2011-07-06 | 富士通株式会社 | 移動体無線通信システム |
JPWO2008096408A1 (ja) * | 2007-02-05 | 2010-05-20 | 富士通株式会社 | 無線端末装置 |
WO2010055655A1 (ja) | 2008-11-11 | 2010-05-20 | 日本電気株式会社 | 移動無線通信システム、移動通信装置およびその周波数制御方法 |
EP2346176A4 (en) * | 2008-11-11 | 2015-05-13 | Nec Corp | WIRELESS MOBILE COMMUNICATION SYSTEM, MOBILE COMMUNICATION DEVICE AND FREQUENCY CONTROL METHOD |
JP2011024158A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-03 | Ihi Aerospace Co Ltd | 通信装置 |
US8971430B2 (en) | 2010-05-25 | 2015-03-03 | Kyocera Corporation | Receiving device, base station and wireless communication terminal |
CN108683621A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-10-19 | 西安蜂语信息科技有限公司 | 多普勒频移校正方法及装置 |
CN108683621B (zh) * | 2018-03-29 | 2021-07-30 | 西安蜂语信息科技有限公司 | 多普勒频移校正方法及装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
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