JP2001118816A - 化学機械研磨方法 - Google Patents
化学機械研磨方法Info
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- JP2001118816A JP2001118816A JP29604299A JP29604299A JP2001118816A JP 2001118816 A JP2001118816 A JP 2001118816A JP 29604299 A JP29604299 A JP 29604299A JP 29604299 A JP29604299 A JP 29604299A JP 2001118816 A JP2001118816 A JP 2001118816A
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- polishing pad
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- polishing
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ディシング、エロ−ジョンの抑制
される絶縁層の上に金属層が設けられた基板の化学機械
研磨方法の提供。 【解決手段】 金属膜またはデバイスを表面に有
する基板を金属膜面またはデバイス面を上向きにしてチ
ャックテ−ブルに保持し、該基板と軸芯を鉛直方向に有
するスピンドル軸に軸承された取付板に貼付された研磨
パッド面を遊離研磨砥粒を介して押圧し、該基板と研磨
パッドを摺動させつつ、かつ、該研磨パッドを基板上で
往復揺動して基板表面の金属膜またはデバイスの少なく
とも一部を除去する化学機械研磨方法であって、その揺
動速度の変化のパタ−ンは暫時増速し、最高速度になる
と暫時減速し、再度、暫時増速、ピ−ク速度、暫時減速
するパタ−ンで揺動速度の変更を行なうことを特徴とす
る、金属膜またはデバイスを表面に有する基板の化学機
械研磨方法。
される絶縁層の上に金属層が設けられた基板の化学機械
研磨方法の提供。 【解決手段】 金属膜またはデバイスを表面に有
する基板を金属膜面またはデバイス面を上向きにしてチ
ャックテ−ブルに保持し、該基板と軸芯を鉛直方向に有
するスピンドル軸に軸承された取付板に貼付された研磨
パッド面を遊離研磨砥粒を介して押圧し、該基板と研磨
パッドを摺動させつつ、かつ、該研磨パッドを基板上で
往復揺動して基板表面の金属膜またはデバイスの少なく
とも一部を除去する化学機械研磨方法であって、その揺
動速度の変化のパタ−ンは暫時増速し、最高速度になる
と暫時減速し、再度、暫時増速、ピ−ク速度、暫時減速
するパタ−ンで揺動速度の変更を行なうことを特徴とす
る、金属膜またはデバイスを表面に有する基板の化学機
械研磨方法。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディシング、エロ
−ジョンが抑制され、化学機械研磨された基板の厚み分
布の均一性が優れる基板を与えることができる化学機械
研磨方法に関する。本発明の化学機械研磨方法は、絶縁
層の上に形成された金属膜の除去、金属膜のパタ−ン模
様の上に絶縁層膜が施された基板表面の絶縁層膜の除
去、STI(Shallow Trench Insulator)のP−TE
OS層の除去に有用である。
−ジョンが抑制され、化学機械研磨された基板の厚み分
布の均一性が優れる基板を与えることができる化学機械
研磨方法に関する。本発明の化学機械研磨方法は、絶縁
層の上に形成された金属膜の除去、金属膜のパタ−ン模
様の上に絶縁層膜が施された基板表面の絶縁層膜の除
去、STI(Shallow Trench Insulator)のP−TE
OS層の除去に有用である。
【0002】
【従来の技術】スピンドル軸に軸承された研磨パッドを
用い、該研磨パッド面に研磨材スラリ−を供給しながら
チャックに保持されたウエハを圧接し、パッドとウエハ
を同一方向または逆方向に回転させてウエハを研磨また
はCMP研磨する研磨装置は知られている(特開平6−
21028号、特開平7−266219号、特開平8−
192353号、特開平8−293477号、特開平1
0−303152号、特開平11−156711号、英
国公開特許第2331948号公報等)。
用い、該研磨パッド面に研磨材スラリ−を供給しながら
チャックに保持されたウエハを圧接し、パッドとウエハ
を同一方向または逆方向に回転させてウエハを研磨また
はCMP研磨する研磨装置は知られている(特開平6−
21028号、特開平7−266219号、特開平8−
192353号、特開平8−293477号、特開平1
0−303152号、特開平11−156711号、英
国公開特許第2331948号公報等)。
【0003】パッド素材としては、硬質発泡ウレタンシ
−ト、ポリエステル繊維不織布、フェルト、ポリビニ−
ルアルコ−ル繊維不織布、ナイロン繊維不織布、これら
不織布上に発泡性ウレタン樹脂溶液を流延させ、ついで
発泡・硬化させたもの等が使用されている。従来、パッ
ド形状は、研磨される基板の形状と同じく円形であり、
厚み3〜7mmのものがアルミニウム板やステンレス板
などの取付板に貼付されて使用されていた。
−ト、ポリエステル繊維不織布、フェルト、ポリビニ−
ルアルコ−ル繊維不織布、ナイロン繊維不織布、これら
不織布上に発泡性ウレタン樹脂溶液を流延させ、ついで
発泡・硬化させたもの等が使用されている。従来、パッ
ド形状は、研磨される基板の形状と同じく円形であり、
厚み3〜7mmのものがアルミニウム板やステンレス板
などの取付板に貼付されて使用されていた。
【0004】かかる円形パッドを用いて金属膜を有する
基板をCMP研磨するには、例えば特開平10−303
152号、特開平11−156711号公報に示される
ように、金属膜を有する基板を金属膜面を上向きにして
チャックテ−ブルに保持し、該基板と軸芯を鉛直方向に
有するスピンドル軸に軸承された取付板に貼付された研
磨パッド面を遊離研磨砥粒を介して押圧し、該基板と研
磨パッドを摺動させ、かつ、研磨パッドを基板表面で基
板半径の2等分点を揺動開始点(X)とし、揺動幅を2
0〜50mm、好ましくは20〜30mmとし、揺動速
度0.1〜5cm/秒で左右方向に往復揺動させて基板
表面の金属膜の少なくとも一部を除去して化学機械研磨
を行っていた。
基板をCMP研磨するには、例えば特開平10−303
152号、特開平11−156711号公報に示される
ように、金属膜を有する基板を金属膜面を上向きにして
チャックテ−ブルに保持し、該基板と軸芯を鉛直方向に
有するスピンドル軸に軸承された取付板に貼付された研
磨パッド面を遊離研磨砥粒を介して押圧し、該基板と研
磨パッドを摺動させ、かつ、研磨パッドを基板表面で基
板半径の2等分点を揺動開始点(X)とし、揺動幅を2
0〜50mm、好ましくは20〜30mmとし、揺動速
度0.1〜5cm/秒で左右方向に往復揺動させて基板
表面の金属膜の少なくとも一部を除去して化学機械研磨
を行っていた。
【0005】この研磨パッドの径は、基板の径の略1/
2であり、研磨パッドを基板表面で20〜50mm左右
方向に往復揺動させるとともにパッドを150〜800
rpmと高速で回転させて研磨し、200mm径の基板
のCMP研磨に要求される高速加工、研磨基板の不均一
性(non−uniformity:σ=1)5%以下
を満足するが、高速研磨ゆえに得られる基板のディッシ
ングが200〜320nmと大きく、エロ−ジョンも絶
縁層に対する金属膜の密度が高いと60〜100nmと
大きく、デバイスウエハにおいてデバイス層が5〜10
層と高集積化する用途においてはディッシングを60n
m以下に、エロ−ジョンを80nm以下とすることが市
場より要求されている。
2であり、研磨パッドを基板表面で20〜50mm左右
方向に往復揺動させるとともにパッドを150〜800
rpmと高速で回転させて研磨し、200mm径の基板
のCMP研磨に要求される高速加工、研磨基板の不均一
性(non−uniformity:σ=1)5%以下
を満足するが、高速研磨ゆえに得られる基板のディッシ
ングが200〜320nmと大きく、エロ−ジョンも絶
縁層に対する金属膜の密度が高いと60〜100nmと
大きく、デバイスウエハにおいてデバイス層が5〜10
層と高集積化する用途においてはディッシングを60n
m以下に、エロ−ジョンを80nm以下とすることが市
場より要求されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、金属膜を有
する基板を金属膜面を上向きにしてチャックテ−ブルに
保持し、該基板と軸芯を鉛直方向に有するスピンドル軸
に軸承された取付板に貼付された研磨パッド面を遊離研
磨砥粒を介して押圧し、該基板と研磨パッドを摺動させ
て基板表面の金属膜の少なくとも一部を除去する化学機
械研磨装置において、上記市場要求(銅膜研磨基板の不
均一性(σ=1)5%以下、デバイスウエハにおいてデ
ィッシングを60nm以下に、エロ−ジョンを80nm
以下)を満たす化学機械研磨方法を提供することを目的
とする。
する基板を金属膜面を上向きにしてチャックテ−ブルに
保持し、該基板と軸芯を鉛直方向に有するスピンドル軸
に軸承された取付板に貼付された研磨パッド面を遊離研
磨砥粒を介して押圧し、該基板と研磨パッドを摺動させ
て基板表面の金属膜の少なくとも一部を除去する化学機
械研磨装置において、上記市場要求(銅膜研磨基板の不
均一性(σ=1)5%以下、デバイスウエハにおいてデ
ィッシングを60nm以下に、エロ−ジョンを80nm
以下)を満たす化学機械研磨方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の1は、金属膜ま
たはデバイスを表面に有する基板を金属膜面またはデバ
イス面を上向きにしてチャックテ−ブルに保持し、該基
板と軸芯を鉛直方向に有するスピンドル軸に軸承された
取付板に貼付された研磨パッド面を遊離研磨砥粒を介し
て押圧し、該基板と研磨パッドを摺動させつつ、かつ、
該研磨パッドを基板上で往復揺動して基板表面の金属膜
またはデバイスの少なくとも一部を除去する化学機械研
磨方法であって、前記研磨パッドの基板上での揺動は、
揺動開始点(基板の中心点に近い側)から揺動終点(基板
の中心点より遠い側)に向って研磨パッドの揺動速度を
n回(但し、nは5以上、30以下の整数である。)変
更しつつ行なうものであり、その揺動速度の変化のパタ
−ンは暫時増速し、最高速度になると暫時減速し、再
度、暫時増速、ピ−ク速度、暫時減速するパタ−ンで揺
動速度の変更を行なうことを特徴とする、金属膜または
デバイスを表面に有する基板の化学機械研磨方法を提供
するものである。
たはデバイスを表面に有する基板を金属膜面またはデバ
イス面を上向きにしてチャックテ−ブルに保持し、該基
板と軸芯を鉛直方向に有するスピンドル軸に軸承された
取付板に貼付された研磨パッド面を遊離研磨砥粒を介し
て押圧し、該基板と研磨パッドを摺動させつつ、かつ、
該研磨パッドを基板上で往復揺動して基板表面の金属膜
またはデバイスの少なくとも一部を除去する化学機械研
磨方法であって、前記研磨パッドの基板上での揺動は、
揺動開始点(基板の中心点に近い側)から揺動終点(基板
の中心点より遠い側)に向って研磨パッドの揺動速度を
n回(但し、nは5以上、30以下の整数である。)変
更しつつ行なうものであり、その揺動速度の変化のパタ
−ンは暫時増速し、最高速度になると暫時減速し、再
度、暫時増速、ピ−ク速度、暫時減速するパタ−ンで揺
動速度の変更を行なうことを特徴とする、金属膜または
デバイスを表面に有する基板の化学機械研磨方法を提供
するものである。
【0008】基板研磨時に研磨パッドを左右方向に往復
揺動させながら、かつ、その揺動速度を5回以上変化さ
せて化学機械研磨することにより高速研磨加工において
もディッシングを60nm以下に、エロ−ジョンを80
nm以下と抑制することが可能となった。
揺動させながら、かつ、その揺動速度を5回以上変化さ
せて化学機械研磨することにより高速研磨加工において
もディッシングを60nm以下に、エロ−ジョンを80
nm以下と抑制することが可能となった。
【0009】本発明の請求項2は、前記金属膜またはデ
バイスを表面に有する基板の化学機械研磨方法におい
て、研磨パッドの外径rは基板の直径Rの3/4であ
り、揺動開始点(Xo)を基板の半径の4等分点とし、
揺動距離をL(但し、Lは1/4R未満)とすると、揺
動速度が最高速度となる基板上の研磨パッドの中心位置
は、(X+2L/9)から(X+3L/9)に位置し、
次ぎのピ−ク速度は、(X+8L/9)から(X+L)
に位置することを特徴とする。
バイスを表面に有する基板の化学機械研磨方法におい
て、研磨パッドの外径rは基板の直径Rの3/4であ
り、揺動開始点(Xo)を基板の半径の4等分点とし、
揺動距離をL(但し、Lは1/4R未満)とすると、揺
動速度が最高速度となる基板上の研磨パッドの中心位置
は、(X+2L/9)から(X+3L/9)に位置し、
次ぎのピ−ク速度は、(X+8L/9)から(X+L)
に位置することを特徴とする。
【0010】研磨パッドの揺動させる際の、基板周辺か
らの研磨布(パッド)のはみ出しを考慮し、研磨パッド
の基板単位面積当たりにかかる研磨圧力を可能な限り一
定となるように調整する。
らの研磨布(パッド)のはみ出しを考慮し、研磨パッド
の基板単位面積当たりにかかる研磨圧力を可能な限り一
定となるように調整する。
【0011】本発明の請求項3は、前記化学機械研磨方
法において、前記研磨パッドとしてその形状が、円の中
央部をより小さい径の円を刳り貫いた環状体であり、環
状の研磨パッドの刳り貫かれた内径は、外径の15〜7
5%の長さであることを特徴とする。
法において、前記研磨パッドとしてその形状が、円の中
央部をより小さい径の円を刳り貫いた環状体であり、環
状の研磨パッドの刳り貫かれた内径は、外径の15〜7
5%の長さであることを特徴とする。
【0012】基板が銅薄膜張り基板の加工において、厚
み不均一性(σ=1)が3%以下と極めて平坦性に優れ
る加工基板を提供できる。
み不均一性(σ=1)が3%以下と極めて平坦性に優れ
る加工基板を提供できる。
【0013】本発明の請求項4は、P−TEOS膜を有
するSTI基板をP−TEOS膜面を上向きにしてチャ
ックテ−ブルに保持し、該基板と軸芯を鉛直方向に有す
るスピンドル軸に軸承された取付板に貼付された研磨パ
ッド面を遊離研磨砥粒を介して押圧し、該基板と研磨パ
ッドを摺動させつつ、かつ、該研磨パッドを基板上で往
復揺動して基板表面のP−TEOS膜の少なくとも一部
を除去する化学機械研磨方法であって、前記研磨パッド
のSTI基板上での揺動は、揺動開始点(基板の中心点
に近い側)から揺動終点(基板の中心点より遠い側)に
向って研磨パッドの揺動速度をn回(但し、nは5以
上、30以下の整数である。)変更しつつ行なうもので
あり、その揺動速度の変化のパタ−ンは暫時増速し、最
高速度になると暫時減速し、再度、暫時増速、ピ−ク速
度、暫時減速するパタ−ンで揺動速度の変更を行なうこ
とを特徴とする、STI基板の化学機械研磨方法を提供
するものである。
するSTI基板をP−TEOS膜面を上向きにしてチャ
ックテ−ブルに保持し、該基板と軸芯を鉛直方向に有す
るスピンドル軸に軸承された取付板に貼付された研磨パ
ッド面を遊離研磨砥粒を介して押圧し、該基板と研磨パ
ッドを摺動させつつ、かつ、該研磨パッドを基板上で往
復揺動して基板表面のP−TEOS膜の少なくとも一部
を除去する化学機械研磨方法であって、前記研磨パッド
のSTI基板上での揺動は、揺動開始点(基板の中心点
に近い側)から揺動終点(基板の中心点より遠い側)に
向って研磨パッドの揺動速度をn回(但し、nは5以
上、30以下の整数である。)変更しつつ行なうもので
あり、その揺動速度の変化のパタ−ンは暫時増速し、最
高速度になると暫時減速し、再度、暫時増速、ピ−ク速
度、暫時減速するパタ−ンで揺動速度の変更を行なうこ
とを特徴とする、STI基板の化学機械研磨方法を提供
するものである。
【0014】基板として、P−TEOS膜を有するST
I基板を用いても良い研磨加工結果が得られる。
I基板を用いても良い研磨加工結果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を詳細
に説明する。図1は、化学機械研磨装置の一例を示す斜
視図、図2は研磨パッドの移送機構を示す斜視図、図3
は研磨パッドとコンディショニング装置の部分断面図、
図4は研磨ヘッドの断面図、図5は研磨パッドの斜視
図、図6は、基板上における研磨パッドの揺動距離を解
説する図、図7と図8は基板上における研磨パッドの揺
動速度のパタ−ンの例を示す図である。
に説明する。図1は、化学機械研磨装置の一例を示す斜
視図、図2は研磨パッドの移送機構を示す斜視図、図3
は研磨パッドとコンディショニング装置の部分断面図、
図4は研磨ヘッドの断面図、図5は研磨パッドの斜視
図、図6は、基板上における研磨パッドの揺動距離を解
説する図、図7と図8は基板上における研磨パッドの揺
動速度のパタ−ンの例を示す図である。
【0016】図1、図2および図3に示すインデックス
型化学機械研磨装置1において、2は研磨ヘッド、2a
は粗研磨用研磨ヘッド、2bは仕上研磨用ヘッド、3,
3は回転軸、3aはモ−タ−、3bは歯車、3cはプ−
リ−、3dは歯車、4,4は研磨パッド、5,5はパッ
ドコンディショニング機構、5aはドレッシングディス
ク,5bは噴射ノズル、5cは保護カバ−、6,6は回
転可能な洗浄ブラシ、7は研磨ヘッドの移送機構、7a
はレ−ル、7bは送りネジ、7cは送りネジに螺着させ
た移動体で研磨ヘッド2を具備させる。7d,7eは歯
車、7fはモ−タ−、8はヘッドの昇降機構であるエヤ
−シリンダ−、9はウエハw収納カセット、10はロ−
ディング搬送用ロボット、11はウエハ仮置台、12は
軸12eを軸芯として同一円周上に等間隔に設けられた
回転可能な4基のウエハチャック機構12a,12b,
12c,12dを備えるインデックステ−ブルで、テ−
ブル12はs1のウエハロ−ディングゾ−ン、s2の粗
研磨ゾ−ン、s3のウエハ仕上研磨ゾ−ン、s4のウエ
ハアンロ−ディングゾ−ンに仕分けされている。
型化学機械研磨装置1において、2は研磨ヘッド、2a
は粗研磨用研磨ヘッド、2bは仕上研磨用ヘッド、3,
3は回転軸、3aはモ−タ−、3bは歯車、3cはプ−
リ−、3dは歯車、4,4は研磨パッド、5,5はパッ
ドコンディショニング機構、5aはドレッシングディス
ク,5bは噴射ノズル、5cは保護カバ−、6,6は回
転可能な洗浄ブラシ、7は研磨ヘッドの移送機構、7a
はレ−ル、7bは送りネジ、7cは送りネジに螺着させ
た移動体で研磨ヘッド2を具備させる。7d,7eは歯
車、7fはモ−タ−、8はヘッドの昇降機構であるエヤ
−シリンダ−、9はウエハw収納カセット、10はロ−
ディング搬送用ロボット、11はウエハ仮置台、12は
軸12eを軸芯として同一円周上に等間隔に設けられた
回転可能な4基のウエハチャック機構12a,12b,
12c,12dを備えるインデックステ−ブルで、テ−
ブル12はs1のウエハロ−ディングゾ−ン、s2の粗
研磨ゾ−ン、s3のウエハ仕上研磨ゾ−ン、s4のウエ
ハアンロ−ディングゾ−ンに仕分けされている。
【0017】13はアンロ−デヂィング用搬送ロボッ
ト、14aはチャックドレサ−、14bはチャック洗浄
機構、15はウエハ仮置台、16はベルトコンベア、1
7はウエハ洗浄機構である。
ト、14aはチャックドレサ−、14bはチャック洗浄
機構、15はウエハ仮置台、16はベルトコンベア、1
7はウエハ洗浄機構である。
【0018】図4に示す研磨ヘッド2において、ヘッド
2は基板21の張り出し縁21aが加圧シリンダ−20
のフランジ部分20aに支えられ、研磨パッド(環状研
磨布)4は研磨布取付板22を介して基板21に保持さ
れている。加圧シリンダ−20内の加圧室20b内には
ダイヤフラム23が張り渡され、スピンドル軸3内を通
じて加圧室20b内に圧縮空気が圧入され、その圧力に
よって基板21は3次元(X,Y,Z)方向に揺動自在
に支えられ、パッド4はウエハ表面に対して平行に保も
たてられる。ヘッド2の中央に研磨液または洗浄液供給
パイプ24が設けられ、パイプの先は研磨パッドの中央
刳り貫き部4aを避けて研磨パッド環状体裏面に臨み、
環状体を経由して基板の金属層表面に研磨液またはエッ
チング液が供給される。
2は基板21の張り出し縁21aが加圧シリンダ−20
のフランジ部分20aに支えられ、研磨パッド(環状研
磨布)4は研磨布取付板22を介して基板21に保持さ
れている。加圧シリンダ−20内の加圧室20b内には
ダイヤフラム23が張り渡され、スピンドル軸3内を通
じて加圧室20b内に圧縮空気が圧入され、その圧力に
よって基板21は3次元(X,Y,Z)方向に揺動自在
に支えられ、パッド4はウエハ表面に対して平行に保も
たてられる。ヘッド2の中央に研磨液または洗浄液供給
パイプ24が設けられ、パイプの先は研磨パッドの中央
刳り貫き部4aを避けて研磨パッド環状体裏面に臨み、
環状体を経由して基板の金属層表面に研磨液またはエッ
チング液が供給される。
【0019】図5に示す研磨パッド4において、aは本
発明に用いられる円環状研磨パッド、bは本発明に用い
られる楕円環状研磨パッドである。環状研磨パッドの刳
り貫かれた内径liは、研磨パッド外径loの長さの1
5〜75%、好ましくは30〜50%である。研磨され
る基板wの外径Rに対する研磨パッドの外径rは、円環
状パッドのときは0.55〜0.75倍、楕円環状パッ
ドのときは、短径が0.35〜0.40倍、長径が0.
55〜0.90倍である。パッド素材としては、硬質発
泡ウレタンシ−ト、ポリエステル繊維不織布、フェル
ト、ポリビニ−ルアルコ−ル繊維不織布、ナイロン繊維
不織布、これら不織布上に発泡性ウレタン樹脂溶液を流
延させ、ついで発泡・硬化させたもの等が使用される。
厚みは3〜7mmである。また、これらの積層体も利用
できる。
発明に用いられる円環状研磨パッド、bは本発明に用い
られる楕円環状研磨パッドである。環状研磨パッドの刳
り貫かれた内径liは、研磨パッド外径loの長さの1
5〜75%、好ましくは30〜50%である。研磨され
る基板wの外径Rに対する研磨パッドの外径rは、円環
状パッドのときは0.55〜0.75倍、楕円環状パッ
ドのときは、短径が0.35〜0.40倍、長径が0.
55〜0.90倍である。パッド素材としては、硬質発
泡ウレタンシ−ト、ポリエステル繊維不織布、フェル
ト、ポリビニ−ルアルコ−ル繊維不織布、ナイロン繊維
不織布、これら不織布上に発泡性ウレタン樹脂溶液を流
延させ、ついで発泡・硬化させたもの等が使用される。
厚みは3〜7mmである。また、これらの積層体も利用
できる。
【0020】研磨剤液は、(a)コロイダルアルミナ、
フ−ムドシリカ、酸化セリウム、チタニア等の固型砥粒
を0.01〜20重量%、(b)硝酸銅、クエン酸鉄、
過酸化マンガン、エチレンジアミンテトラ酢酸、ヘキサ
シアノ鉄、フッ化水素酸、フルオロチタン酸、ジペルサ
ルフェ−ト、フッ化アンモニウム、二フッ化水素アンモ
ニウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、等の酸化剤
1〜15重量%、(c)界面活性剤0.3〜3重量%、
(d)pH調整剤、(e)防腐剤、などを含有するスラ
リ−が使用される(特開平6−313164号、特開平
8−197414号、特表平8−510437号、特開
平10−67986号、特開平10−226784号
等)。銅、銅−チタン、銅−タングステン、チタン−ア
ルミニウム等の金属研磨に適した研磨剤スラリ−は、株
式会社フジミインコ−ポレ−テッド、ロデ−ル・ニッタ
株式会社、米国のキャボット社、米国ロデ−ル社、米国
オ−リン ア−チ(Olin Arch)社等より入手
できる。
フ−ムドシリカ、酸化セリウム、チタニア等の固型砥粒
を0.01〜20重量%、(b)硝酸銅、クエン酸鉄、
過酸化マンガン、エチレンジアミンテトラ酢酸、ヘキサ
シアノ鉄、フッ化水素酸、フルオロチタン酸、ジペルサ
ルフェ−ト、フッ化アンモニウム、二フッ化水素アンモ
ニウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、等の酸化剤
1〜15重量%、(c)界面活性剤0.3〜3重量%、
(d)pH調整剤、(e)防腐剤、などを含有するスラ
リ−が使用される(特開平6−313164号、特開平
8−197414号、特表平8−510437号、特開
平10−67986号、特開平10−226784号
等)。銅、銅−チタン、銅−タングステン、チタン−ア
ルミニウム等の金属研磨に適した研磨剤スラリ−は、株
式会社フジミインコ−ポレ−テッド、ロデ−ル・ニッタ
株式会社、米国のキャボット社、米国ロデ−ル社、米国
オ−リン ア−チ(Olin Arch)社等より入手
できる。
【0021】前記の化学機械研磨装置を用いて絶縁層の
上に金属膜を有するウエハを研磨する工程は、次のよう
に行われる。 1)ウエハw1は、搬送ロボット10のア−ムによりカ
セット9より取り出され仮置台11上に金属膜面を上向
きにして載せられ、ここで裏面を洗浄され、ついで搬送
ロボットによりインデックステ−ブル12のウエハロ−
ディングゾ−ンs1に移送され、チャック機構12aに
より吸着される。
上に金属膜を有するウエハを研磨する工程は、次のよう
に行われる。 1)ウエハw1は、搬送ロボット10のア−ムによりカ
セット9より取り出され仮置台11上に金属膜面を上向
きにして載せられ、ここで裏面を洗浄され、ついで搬送
ロボットによりインデックステ−ブル12のウエハロ−
ディングゾ−ンs1に移送され、チャック機構12aに
より吸着される。
【0022】2)インデックステ−ブル12を90度時
計回り方向に回動させてウエハw1を第1研磨ゾ−ンs
2に導き、スピンドル軸3を下降させてヘッド2aに取
り付けられた研磨パッド4をウエハw1に押圧し、スピ
ンドル軸3とチャック機構の軸を回転させることにより
ウエハの化学機械研磨を行う。この間、新たなウエハw
2が仮置台の上に載せられ、ウエハロ−ディングゾ−ン
s1に移送され、チャック機構12bにより吸着され
る。ウエハのCMP加工時、スピンドル軸3の中空部に
設けた供給管24より環状体4裏面に研磨剤液が10〜
100ml/分の割合で供給される。チャックテ−ブル
に吸着されたウエハの回転数は、200〜800rp
m、好ましくは200〜600rpm、研磨パッドの回
転数は400〜3000rpm、好ましくは400〜1
000rpm、基板にかかる圧力は1.2〜3psiで
ある。
計回り方向に回動させてウエハw1を第1研磨ゾ−ンs
2に導き、スピンドル軸3を下降させてヘッド2aに取
り付けられた研磨パッド4をウエハw1に押圧し、スピ
ンドル軸3とチャック機構の軸を回転させることにより
ウエハの化学機械研磨を行う。この間、新たなウエハw
2が仮置台の上に載せられ、ウエハロ−ディングゾ−ン
s1に移送され、チャック機構12bにより吸着され
る。ウエハのCMP加工時、スピンドル軸3の中空部に
設けた供給管24より環状体4裏面に研磨剤液が10〜
100ml/分の割合で供給される。チャックテ−ブル
に吸着されたウエハの回転数は、200〜800rp
m、好ましくは200〜600rpm、研磨パッドの回
転数は400〜3000rpm、好ましくは400〜1
000rpm、基板にかかる圧力は1.2〜3psiで
ある。
【0023】CMP加工中、研磨パッド4をボ−ルネジ
でウエハの中心点Oより左へ基板の半径の8分点ないし
2分点(200mm径のウエハで、外径150mmの研
磨パッドのときは4分点の25mm前後)の位置を揺動
開始点(Xo)とし、この開始点位置より左方向(ウエ
ハ外周方向)に約10〜50mm幅、好ましくは20〜
40mmのところを揺動終点(Xe)とし、この間の距
離(L)を左右方向(X軸方向)に往復揺動させる。研
磨パッドの往復揺動は、研磨パッド外周がウエハの中心
点と外周間に位置するときを基準の速さとすると、研磨
パッドがウエハ中心点部では揺動速度をゆっくりとし、
ウエハ外周部では揺動速度を速くしてディッシングが均
一に行なわれるように、かつ、揺動速度をn回に分けて
暫時増減させる変化を行なう。
でウエハの中心点Oより左へ基板の半径の8分点ないし
2分点(200mm径のウエハで、外径150mmの研
磨パッドのときは4分点の25mm前後)の位置を揺動
開始点(Xo)とし、この開始点位置より左方向(ウエ
ハ外周方向)に約10〜50mm幅、好ましくは20〜
40mmのところを揺動終点(Xe)とし、この間の距
離(L)を左右方向(X軸方向)に往復揺動させる。研
磨パッドの往復揺動は、研磨パッド外周がウエハの中心
点と外周間に位置するときを基準の速さとすると、研磨
パッドがウエハ中心点部では揺動速度をゆっくりとし、
ウエハ外周部では揺動速度を速くしてディッシングが均
一に行なわれるように、かつ、揺動速度をn回に分けて
暫時増減させる変化を行なう。
【0024】例えば、200mm径のウエハで、揺動開
始点(Xo=Po)がウエハ中心点より左に25mmの
位置で揺動幅(L)が36mm、に至るまでに速度変化
9回の場合、揺動開始点(Xo=Po)から揺動終点
(Xe=P9)までに移動する間に研磨パッドの揺動速
度を図7に示すように9回変える。
始点(Xo=Po)がウエハ中心点より左に25mmの
位置で揺動幅(L)が36mm、に至るまでに速度変化
9回の場合、揺動開始点(Xo=Po)から揺動終点
(Xe=P9)までに移動する間に研磨パッドの揺動速
度を図7に示すように9回変える。
【0025】図7においては、揺動開始点(Xo=P
o)での揺動速度は0mm/分、Poから第1変換点
(P1)に至るまでに、揺動速度を400mm/分、P
1から第2変換点(P2)に至るまでは最高速度の30
00mm/分となるように暫時増速し、P2から第3変
換点(P3)に至るまでは速度2000mm/分、P3
から第4変換点(P4)に至るまでは速度1000mm
/分、P4から第5変換点(P5)に至るまでは速度5
00mm/分、P5から第6変換点(P6)に至るまで
は速度100mm/分と暫時減速し、P6から第7変換
点(P7)に至るまでは速度が増加に転じ200mm/
分、P7から第8変換点(P8)に至るまでにピ−ク速
度の2000mm/分に至り、ついでP8より揺動終始
点の第9変換点(Xe=P9)に至る間では減速して第
9変換点(P9)での揺動速度が0mm/分となるよう
に揺動速度の変化を行なう。
o)での揺動速度は0mm/分、Poから第1変換点
(P1)に至るまでに、揺動速度を400mm/分、P
1から第2変換点(P2)に至るまでは最高速度の30
00mm/分となるように暫時増速し、P2から第3変
換点(P3)に至るまでは速度2000mm/分、P3
から第4変換点(P4)に至るまでは速度1000mm
/分、P4から第5変換点(P5)に至るまでは速度5
00mm/分、P5から第6変換点(P6)に至るまで
は速度100mm/分と暫時減速し、P6から第7変換
点(P7)に至るまでは速度が増加に転じ200mm/
分、P7から第8変換点(P8)に至るまでにピ−ク速
度の2000mm/分に至り、ついでP8より揺動終始
点の第9変換点(Xe=P9)に至る間では減速して第
9変換点(P9)での揺動速度が0mm/分となるよう
に揺動速度の変化を行なう。
【0026】基板上のPoの位置は、基板中心点より2
5mm、P1は基板中心点より29mm、P2は基板中
心点より33mm、P3は基板中心点より37mm、P
4は基板中心点より41mm、P5は基板中心点より4
5mm、P6は基板中心点より49mm、P7は基板中
心点より53mm、P8は基板中心点より57mmおよ
び揺動終点のP9は基板中心点より61mmの位置であ
る。研磨パッドが揺動終点P9(Xe)に至り、揺動速
度が0mm/分となると、研磨パッドの揺動方向は基板
の中心点O方向に変えられ、P8,P7,P6,P5,
P4,P3,P2,P1、および揺動開始点Poへと各
位置における前記の揺動速度(2000mm/分、20
0mm/分、100mm/分、500mm/分、100
0mm/分、2000mm/分、3000mm/分、4
00mm/分、0mm/分)に変えられながら戻され
る。従って、揺動速度の変化回数nを増加させれば図8
に示すようになだらかな曲線を描く。ただし、そのプロ
セスソフト、装置がコスト高となるので、揺動速度の変
化回数nは30以下が好ましい。
5mm、P1は基板中心点より29mm、P2は基板中
心点より33mm、P3は基板中心点より37mm、P
4は基板中心点より41mm、P5は基板中心点より4
5mm、P6は基板中心点より49mm、P7は基板中
心点より53mm、P8は基板中心点より57mmおよ
び揺動終点のP9は基板中心点より61mmの位置であ
る。研磨パッドが揺動終点P9(Xe)に至り、揺動速
度が0mm/分となると、研磨パッドの揺動方向は基板
の中心点O方向に変えられ、P8,P7,P6,P5,
P4,P3,P2,P1、および揺動開始点Poへと各
位置における前記の揺動速度(2000mm/分、20
0mm/分、100mm/分、500mm/分、100
0mm/分、2000mm/分、3000mm/分、4
00mm/分、0mm/分)に変えられながら戻され
る。従って、揺動速度の変化回数nを増加させれば図8
に示すようになだらかな曲線を描く。ただし、そのプロ
セスソフト、装置がコスト高となるので、揺動速度の変
化回数nは30以下が好ましい。
【0027】揺動速度、揺動速度変化回数、揺動終始点
位置、ピ−ク速度の出現回数は、用いる基板の種類、研
磨パッド外径などに依存する。但し、揺動速度の変化に
は、揺動速度を揺動開始点Poから揺動終点Pnに向っ
て0mm/分、暫時増速から最高速度になると暫時減速
し、再度、暫時増速、ピ−ク速度、暫時減速し、0mm
/分とするパタ−ン傾向であることに統一される。第一
研磨ゾ−ンs2での化学機械研磨が所望時間行なわれる
と、スピンドル軸3を上昇させ、右方向に後退させ、パ
ッド洗浄機構5上に導き、ここで高圧ジェット水をノズ
ル5bより吹き付けながら回転ブラシ5で表パッド面に
付着した砥粒、金属研磨屑を取り除き、再び右方向に研
磨パッドを移送し、研磨ゾ−ンs2上に待機させる。
位置、ピ−ク速度の出現回数は、用いる基板の種類、研
磨パッド外径などに依存する。但し、揺動速度の変化に
は、揺動速度を揺動開始点Poから揺動終点Pnに向っ
て0mm/分、暫時増速から最高速度になると暫時減速
し、再度、暫時増速、ピ−ク速度、暫時減速し、0mm
/分とするパタ−ン傾向であることに統一される。第一
研磨ゾ−ンs2での化学機械研磨が所望時間行なわれる
と、スピンドル軸3を上昇させ、右方向に後退させ、パ
ッド洗浄機構5上に導き、ここで高圧ジェット水をノズ
ル5bより吹き付けながら回転ブラシ5で表パッド面に
付着した砥粒、金属研磨屑を取り除き、再び右方向に研
磨パッドを移送し、研磨ゾ−ンs2上に待機させる。
【0028】3)インデックステ−ブルを時計回り方向
に90度回動させ、研磨されたウエハw1を第二研磨ゾ
−ンs3に導き、スピンドル軸3を下降させてヘッド2
bに取り付けられた研磨パッド4を粗研磨されたウエハ
w1に押圧し、スピンドル軸3とチャック機構の軸を回
転させることによりウエハの化学機械仕上研磨を行う。
仕上げ研磨終了後は、スピンドル軸3を上昇、右方向に
後退させ、ヘッド2bに取り付けられた研磨パッドを洗
浄機構5で洗浄し、再び右方向に移送し、第二研磨ゾ−
ンs3上に待機させる。この間、新たなウエハw3が仮
置台の上に載せられ、ウエハロ−ディングゾ−ンs1に
移送され、チャック機構12cにより吸着される。ま
た、第一研磨ゾ−ンs2ではウエハw2の化学機械粗研
磨が実施される。
に90度回動させ、研磨されたウエハw1を第二研磨ゾ
−ンs3に導き、スピンドル軸3を下降させてヘッド2
bに取り付けられた研磨パッド4を粗研磨されたウエハ
w1に押圧し、スピンドル軸3とチャック機構の軸を回
転させることによりウエハの化学機械仕上研磨を行う。
仕上げ研磨終了後は、スピンドル軸3を上昇、右方向に
後退させ、ヘッド2bに取り付けられた研磨パッドを洗
浄機構5で洗浄し、再び右方向に移送し、第二研磨ゾ−
ンs3上に待機させる。この間、新たなウエハw3が仮
置台の上に載せられ、ウエハロ−ディングゾ−ンs1に
移送され、チャック機構12cにより吸着される。ま
た、第一研磨ゾ−ンs2ではウエハw2の化学機械粗研
磨が実施される。
【0029】4)インデックステ−ブル12を時計回り
方向に90度回動させ、研磨されたウエハw1をアンロ
−ディングゾ−ンs4に導く。ついで、アンロ−ディン
グ搬送ロボット13で仕上研磨されたウエハを仮置台1
5へ搬送し、裏面を洗浄した後、更に搬送ロボット13
でベルトコンベアを利用した移送機構へと導き、研磨さ
れたウエハのパタ−ン面に洗浄液をノズル17より吹き
付け洗浄し、さらにウエハを次工程へと導く。この間、
新たなウエハw4が仮置台の上に載せられ、ウエハロ−
ディングゾ−ンs1に移送され、チャック機構12dに
より吸着される。また、第一研磨ゾ−ンs2ではウエハ
w3の化学機械粗研磨が、第二研磨ゾ−ンs3ではウエ
ハw2の化学機械仕上研磨が実施される。
方向に90度回動させ、研磨されたウエハw1をアンロ
−ディングゾ−ンs4に導く。ついで、アンロ−ディン
グ搬送ロボット13で仕上研磨されたウエハを仮置台1
5へ搬送し、裏面を洗浄した後、更に搬送ロボット13
でベルトコンベアを利用した移送機構へと導き、研磨さ
れたウエハのパタ−ン面に洗浄液をノズル17より吹き
付け洗浄し、さらにウエハを次工程へと導く。この間、
新たなウエハw4が仮置台の上に載せられ、ウエハロ−
ディングゾ−ンs1に移送され、チャック機構12dに
より吸着される。また、第一研磨ゾ−ンs2ではウエハ
w3の化学機械粗研磨が、第二研磨ゾ−ンs3ではウエ
ハw2の化学機械仕上研磨が実施される。
【0030】5)インデックステ−ブル12を時計方向
に90度回転させ、以下前記2)から4)の工程と同様
の操作を繰り返し、ウエハの化学機械研磨を行う。
に90度回転させ、以下前記2)から4)の工程と同様
の操作を繰り返し、ウエハの化学機械研磨を行う。
【0031】上記例において、化学機械研磨加工を第一
粗研磨と第二仕上研磨の二段に分けたのは、スル−プッ
ト時間を短縮するためであるが、CMP加工を一段で行
ってもよいし、粗研磨、中仕上研磨、仕上研磨と三段階
に分け、よりスル−プット時間を短縮してもよい。三段
階のCMP加工工程をとるときは、s1をウエハロ−デ
ィングとウエハアンロ−ディングの兼用ゾ−ンとし、s
2を第一研磨ゾ−ン、s3を第二研磨ゾ−ン、s4を第
3研磨ゾ−ンとする。
粗研磨と第二仕上研磨の二段に分けたのは、スル−プッ
ト時間を短縮するためであるが、CMP加工を一段で行
ってもよいし、粗研磨、中仕上研磨、仕上研磨と三段階
に分け、よりスル−プット時間を短縮してもよい。三段
階のCMP加工工程をとるときは、s1をウエハロ−デ
ィングとウエハアンロ−ディングの兼用ゾ−ンとし、s
2を第一研磨ゾ−ン、s3を第二研磨ゾ−ン、s4を第
3研磨ゾ−ンとする。
【0032】また、研磨パッド素材は、第一研磨パッド
と第二研磨パッドの素材を変えてもよい。研磨剤スラリ
−も変えられることもある。本発明の化学機械研磨方法
は、金属パタ−ンの上に絶縁層膜が形成された基板の絶
縁層膜の除去、STIのP−TEOS膜層の除去にも勿
論利用できる。
と第二研磨パッドの素材を変えてもよい。研磨剤スラリ
−も変えられることもある。本発明の化学機械研磨方法
は、金属パタ−ンの上に絶縁層膜が形成された基板の絶
縁層膜の除去、STIのP−TEOS膜層の除去にも勿
論利用できる。
【0033】
【実施例】実施例1 基板として200mm径の酸化珪素絶縁膜上に銅膜を設
けたシリコン基板を、研磨剤としてフジミインコ−ポレ
−テッド社の第1ステップ用銅膜研磨用スラリ−(試作
品)を75ml/分の量、研磨パッドとして米国ロデ−
ル社のポリウレタン樹脂を素材(商品名IC1000)
とした外径150mmの円板の中央部を50mm径の円
を刳り貫いた円環状パッドを、研磨装置として図1に示
す自動化学機械研磨装置を用い、基板チャックテ−ブル
の回転数を逆時計方向200rpm、研磨パッドの回転
数を時計方向400rpm、基板にかかる研磨パッドの
圧力を2.8psi(200g/cm2)とし、左右揺
動幅を36mm(揺動開始点は基板中心点より26mm
外径側)とし、揺動速度を図7に示すよう1揺動幅
(L)内で9回変化させて60秒間化学機械研磨を行な
った。銅除去速度は7226オングストロ−ム/分、不
均一性は3.2%であった。
けたシリコン基板を、研磨剤としてフジミインコ−ポレ
−テッド社の第1ステップ用銅膜研磨用スラリ−(試作
品)を75ml/分の量、研磨パッドとして米国ロデ−
ル社のポリウレタン樹脂を素材(商品名IC1000)
とした外径150mmの円板の中央部を50mm径の円
を刳り貫いた円環状パッドを、研磨装置として図1に示
す自動化学機械研磨装置を用い、基板チャックテ−ブル
の回転数を逆時計方向200rpm、研磨パッドの回転
数を時計方向400rpm、基板にかかる研磨パッドの
圧力を2.8psi(200g/cm2)とし、左右揺
動幅を36mm(揺動開始点は基板中心点より26mm
外径側)とし、揺動速度を図7に示すよう1揺動幅
(L)内で9回変化させて60秒間化学機械研磨を行な
った。銅除去速度は7226オングストロ−ム/分、不
均一性は3.2%であった。
【0034】実施例2 実施例1において、研磨パッドの揺動速度の変化回数を
12回とし、その際の研磨速度を、揺動開始点P0で0
mm/分、P1で400mm/分、P2で600mm/
分、P3で3000mm/分、P4で2500mm/
分、P5で2000mm/分、P6で1000mm/
分、P7で500mm/分、P8で600mm/分、P
9で400mm/分、P10で200mm/分、P11
で500mm/分、揺動終点P12(Xe)で0mm/
分とする外は同様にして銅張基板を化学機械研磨した。
銅除去速度は7230オングストロ−ム/分、不均一性
は1.9%であった。
12回とし、その際の研磨速度を、揺動開始点P0で0
mm/分、P1で400mm/分、P2で600mm/
分、P3で3000mm/分、P4で2500mm/
分、P5で2000mm/分、P6で1000mm/
分、P7で500mm/分、P8で600mm/分、P
9で400mm/分、P10で200mm/分、P11
で500mm/分、揺動終点P12(Xe)で0mm/
分とする外は同様にして銅張基板を化学機械研磨した。
銅除去速度は7230オングストロ−ム/分、不均一性
は1.9%であった。
【0035】実施例3 基板として、200mm径のシリコン基板の表面に15
nmの酸化珪素絶縁層、その上に200nmの窒化珪素
絶縁層、さらにその上に800nmのP−TEOS層、
その上に30nmのTa層、その上に150nmのスパ
ッタリングCu層、最外層に1.2μmの電気メッキで
形成した銅膜層を設けた基板(トレンチ幅250μm、
トレンチ密度50%)を用いた。
nmの酸化珪素絶縁層、その上に200nmの窒化珪素
絶縁層、さらにその上に800nmのP−TEOS層、
その上に30nmのTa層、その上に150nmのスパ
ッタリングCu層、最外層に1.2μmの電気メッキで
形成した銅膜層を設けた基板(トレンチ幅250μm、
トレンチ密度50%)を用いた。
【0036】研磨剤としてフジミインコ−ポレ−テッド
社の第1ステップ用銅膜研磨用スラリ−(試作品)を7
5ml/分の量、研磨パッドとして米国ロデ−ル社のポ
リウレタン樹脂を素材(商品名IC1000)とした外
径150mmの円板の中央部50mm径を刳り貫いた円
環状パッドを、研磨装置として図1に示す自動化学機械
研磨装置の粗研磨ゾ−ンを用い、基板チャックテ−ブル
の回転数を逆時計方向200rpm、研磨パッドの回転
数を時計方向400rpm、基板にかかる研磨パッドの
圧力を2.8psi(200g/cm2)とし、左右揺
動幅を36mm(揺動開始点は基板中心点より26mm
外径側)とし、揺動速度を実施例2と同じように1揺動
幅内で12回、揺動開始点P0で0mm/分、P1で4
00mm/分、P2で600mm/分、P3で3000
mm/分、P4で2500mm/分、P5で2000m
m/分、P6で1000mm/分、P7で500mm/
分、P8で600mm/分、P9で400mm/分、P
10で200mm/分、P11で500mm/分、揺動
終点P12(Xe)で0mm/分と変化させて115秒
間、第1化学機械研磨を行なった。
社の第1ステップ用銅膜研磨用スラリ−(試作品)を7
5ml/分の量、研磨パッドとして米国ロデ−ル社のポ
リウレタン樹脂を素材(商品名IC1000)とした外
径150mmの円板の中央部50mm径を刳り貫いた円
環状パッドを、研磨装置として図1に示す自動化学機械
研磨装置の粗研磨ゾ−ンを用い、基板チャックテ−ブル
の回転数を逆時計方向200rpm、研磨パッドの回転
数を時計方向400rpm、基板にかかる研磨パッドの
圧力を2.8psi(200g/cm2)とし、左右揺
動幅を36mm(揺動開始点は基板中心点より26mm
外径側)とし、揺動速度を実施例2と同じように1揺動
幅内で12回、揺動開始点P0で0mm/分、P1で4
00mm/分、P2で600mm/分、P3で3000
mm/分、P4で2500mm/分、P5で2000m
m/分、P6で1000mm/分、P7で500mm/
分、P8で600mm/分、P9で400mm/分、P
10で200mm/分、P11で500mm/分、揺動
終点P12(Xe)で0mm/分と変化させて115秒
間、第1化学機械研磨を行なった。
【0037】ついで、研磨剤スラリ−を米国オ−リン社
の第2研磨剤スラリ−Cu10K(商品名)に変え、該
スラリ−を75ml/分の量、研磨パッドとして米国ロ
デ−ル社のポリウレタン樹脂を素材(商品名IC100
0)とした外径150mmの円盤の中央部50mm径を
刳り貫いた円環状パッドを、研磨装置として図1に示す
自動化学機械研磨装置の仕上研磨ゾ−ンを用い、基板チ
ャックテ−ブルの回転数を逆時計方向200rpm、研
磨パッドの回転数を時計方向400rpm、基板にかか
る研磨パッドの圧力を2.8psi(200g/c
m2)とし、左右揺動幅を36mm(揺動開始点は基板
中心点より26mm外径側)とし、揺動速度を実施例2
と同じように1揺動幅内で12回、揺動開始点P0で0
mm/分、P1で400mm/分、P2で600mm/
分、P3で3000mm/分、P4で2500mm/
分、P5で2000mm/分、P6で1000mm/
分、P7で500mm/分、P8で600mm/分、P
9で400mm/分、P10で200mm/分、P11
で500mm/分、揺動終点P12(Xe)で0mm/
分と変化させて60秒間、第2化学機械研磨を行なっ
た。ディッシングは14.8nm、エロ−ジョンは1
0.6nmであった。
の第2研磨剤スラリ−Cu10K(商品名)に変え、該
スラリ−を75ml/分の量、研磨パッドとして米国ロ
デ−ル社のポリウレタン樹脂を素材(商品名IC100
0)とした外径150mmの円盤の中央部50mm径を
刳り貫いた円環状パッドを、研磨装置として図1に示す
自動化学機械研磨装置の仕上研磨ゾ−ンを用い、基板チ
ャックテ−ブルの回転数を逆時計方向200rpm、研
磨パッドの回転数を時計方向400rpm、基板にかか
る研磨パッドの圧力を2.8psi(200g/c
m2)とし、左右揺動幅を36mm(揺動開始点は基板
中心点より26mm外径側)とし、揺動速度を実施例2
と同じように1揺動幅内で12回、揺動開始点P0で0
mm/分、P1で400mm/分、P2で600mm/
分、P3で3000mm/分、P4で2500mm/
分、P5で2000mm/分、P6で1000mm/
分、P7で500mm/分、P8で600mm/分、P
9で400mm/分、P10で200mm/分、P11
で500mm/分、揺動終点P12(Xe)で0mm/
分と変化させて60秒間、第2化学機械研磨を行なっ
た。ディッシングは14.8nm、エロ−ジョンは1
0.6nmであった。
【0038】比較例1 実施例1において、研磨パッドとしてポリウレタン樹脂
を素材とした外径150mmの円板状パッドを用い、研
磨パッドの揺動を左右揺動幅54mm(揺動開始点は基
板中心点より27mm)とし、揺動速度を変えずに一定
速度300mm/分で銅膜張り基板の化学機械研磨を行
なった。銅除去速度は3460オングストロ−ム/分、
不均一性は8.5%であった。
を素材とした外径150mmの円板状パッドを用い、研
磨パッドの揺動を左右揺動幅54mm(揺動開始点は基
板中心点より27mm)とし、揺動速度を変えずに一定
速度300mm/分で銅膜張り基板の化学機械研磨を行
なった。銅除去速度は3460オングストロ−ム/分、
不均一性は8.5%であった。
【0039】比較例2 実施例3において、研磨パッドとしてポリウレタン樹脂
を素材とした直径150mmの円板状パッドを用い、か
つ、揺動速度を変えずに一定速度300mm/分で化学
機械研磨を行なう外は同様にしてデバイス基板の化学機
械研磨を行なった。ディッシングは248nm、エロ−
ジョンは152nmであった。なお、実施例において
は、研磨パッドの揺動開始を基板の中心点近傍側のPo
側から行ったが、研磨パッドの揺動開始を基板の中心点
より遠い側のPn側から行う場合や、揺動開始点Poと
揺動終点Pnの位置の途中の位置から揺動を開始するこ
とも有り得る。それらの場合においても、それらの揺動
速度の変化パタ−ンが基板の中心点と研磨パッドの中心
点の位置関係において、揺動速度が図7や図8に示され
るPoの0mm/分から暫時増速し、最高速度になると
暫時減速し、再度、暫時増速、ピ−ク速度、暫時減速し
揺動終点Pnで0mm/分とするパタ−ンであるときは
本発明の範囲内である。また、基板の種類によっては、
基板の揺動の最高揺動速度と、揺動終点近くのピ−ク揺
動速度が同一に設定されることもある。
を素材とした直径150mmの円板状パッドを用い、か
つ、揺動速度を変えずに一定速度300mm/分で化学
機械研磨を行なう外は同様にしてデバイス基板の化学機
械研磨を行なった。ディッシングは248nm、エロ−
ジョンは152nmであった。なお、実施例において
は、研磨パッドの揺動開始を基板の中心点近傍側のPo
側から行ったが、研磨パッドの揺動開始を基板の中心点
より遠い側のPn側から行う場合や、揺動開始点Poと
揺動終点Pnの位置の途中の位置から揺動を開始するこ
とも有り得る。それらの場合においても、それらの揺動
速度の変化パタ−ンが基板の中心点と研磨パッドの中心
点の位置関係において、揺動速度が図7や図8に示され
るPoの0mm/分から暫時増速し、最高速度になると
暫時減速し、再度、暫時増速、ピ−ク速度、暫時減速し
揺動終点Pnで0mm/分とするパタ−ンであるときは
本発明の範囲内である。また、基板の種類によっては、
基板の揺動の最高揺動速度と、揺動終点近くのピ−ク揺
動速度が同一に設定されることもある。
【0040】
【発明の効果】本発明の化学機械研磨方法に従い、絶縁
層上に金属膜が施された基板上を左右方向に揺動速度を
変化させて研磨パッドを揺動して化学機械研磨を行なう
ことにより均一に金属層、絶縁層の除去を行なうことが
できた。よって、ディッシング、エロ−ジョンが抑制さ
れ、平坦性(Non−Uniformity)の優れた
加工基板を得ることができた
層上に金属膜が施された基板上を左右方向に揺動速度を
変化させて研磨パッドを揺動して化学機械研磨を行なう
ことにより均一に金属層、絶縁層の除去を行なうことが
できた。よって、ディッシング、エロ−ジョンが抑制さ
れ、平坦性(Non−Uniformity)の優れた
加工基板を得ることができた
【図1】 研磨装置の斜視図である。
【図2】 研磨装置の斜視図である。
【図3】 研磨ヘッドとコンディショニング機構との位
置関係を示す断面図である。
置関係を示す断面図である。
【図4】 研磨ヘッドの断面図である。
【図5】 研磨パッドの斜視図である。
【図6】 基板と研磨パッドの揺動開始点の位置関係を
説明する図である。
説明する図である。
【図7】 研磨パッドの揺動速度変化パタ−ンを示す図
である。
である。
【図8】 研磨パッドの揺動速度変化パタ−ンを示す図
である。
である。
1 化学機械研磨装置 w ウエハ L 揺動幅 O 基板中心点 Po 揺動開始点 Pn 揺動終点 2 研磨ヘッド 3 スピンドル軸 4 研磨パッド 5 コンディショニング機構 5a ドレッシングディスク 5b 噴射ノズル 5c 保護カバ− 7 研磨ヘッド移送機構 8 研磨ヘッド昇降機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 直樹 神奈川県厚木市上依知3009番地 株式会社 岡本工作機械製作所半導体事業本部内 (72)発明者 三井 貴彦 神奈川県厚木市上依知3009番地 株式会社 岡本工作機械製作所半導体事業本部内 Fターム(参考) 3C058 AA07 AA09 AA11 AB08 BB03 BC02 CB01 DA12 DA17
Claims (4)
- 【請求項1】 金属膜またはデバイスを表面に有する基
板を金属膜面またはデバイス面を上向きにしてチャック
テ−ブルに保持し、該基板と軸芯を鉛直方向に有するス
ピンドル軸に軸承された取付板に貼付された研磨パッド
面を遊離研磨砥粒を介して押圧し、該基板と研磨パッド
を摺動させつつ、かつ、該研磨パッドを基板上で往復揺
動して基板表面の金属膜またはデバイスの少なくとも一
部を除去する化学機械研磨方法であって、 前記研磨パッドの基板上での揺動は、揺動開始点(基板
の中心点に近い側)から揺動終点(基板の中心点より遠
い側)に向って研磨パッドの揺動速度をn回(但し、n
は5以上、30以下の整数である。)変更しつつ行なう
ものであり、その揺動速度の変化のパタ−ンは暫時増速
し、最高速度になると暫時減速し、再度、暫時増速、ピ
−ク速度、暫時減速するパタ−ンで揺動速度の変更を行
なうことを特徴とする、金属膜またはデバイスを表面に
有する基板の化学機械研磨方法。 - 【請求項2】 研磨パッドの外径rは基板の直径Rの3
/4であり、揺動開始点(Xo)を基板の半径の4等分
点とし、揺動距離をL(但し、Lは1/4R未満)とす
ると、揺動速度が最高速度となる基板上の研磨パッドの
中心位置は、(X+2L/9)から(X+3L/9)に
位置し、次ぎのピ−ク速度は、(X+8L/9)から
(X+L)に位置することを特徴とする、請求項1に記
載の、金属膜またはデバイスを表面に有する基板の化学
機械研磨方法。 - 【請求項3】 前記研磨パッドの形状は、円の中央部を
より小さい径の円を刳り貫いた環状体であり、環状の研
磨パッドの刳り貫かれた内径は、外径の15〜75%の
長さである、請求項1または2に記載の金属膜またはデ
バイスを表面に有する基板の化学機械研磨方法。 - 【請求項4】 P−TEOS膜を有するSTI基板をP
−TEOS膜面を上向きにしてチャックテ−ブルに保持
し、該基板と軸芯を鉛直方向に有するスピンドル軸に軸
承された取付板に貼付された研磨パッド面を遊離研磨砥
粒を介して押圧し、該基板と研磨パッドを摺動させつ
つ、かつ、該研磨パッドを基板上で往復揺動して基板表
面のP−TEOS膜の少なくとも一部を除去する化学機
械研磨方法であって、 前記研磨パッドのSTI基板上での揺動は、揺動開始点
(基板の中心点に近い側)から揺動終点(基板の中心点よ
り遠い側)に向って研磨パッドの揺動速度をn回(但
し、nは5以上、30以下の整数である。)変更しつつ
行なうものであり、その揺動速度の変化のパタ−ンは暫
時増速し、最高速度になると暫時減速し、再度、暫時増
速、ピ−ク速度、暫時減速するパタ−ンで揺動速度の変
更を行なうことを特徴とする、STI基板の化学機械研
磨方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29604299A JP2001118816A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 化学機械研磨方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29604299A JP2001118816A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 化学機械研磨方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001118816A true JP2001118816A (ja) | 2001-04-27 |
JP2001118816A5 JP2001118816A5 (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=17828360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29604299A Withdrawn JP2001118816A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 化学機械研磨方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001118816A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005322926A (ja) * | 2004-05-07 | 2005-11-17 | Soc Europeenne De Systemes Optiques | 表面研磨方法および研磨材 |
JP2009142924A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Nikon Corp | 研磨装置 |
CN115870868A (zh) * | 2022-12-27 | 2023-03-31 | 西安奕斯伟材料科技有限公司 | 装卸装置、方法及硅片双面抛光设备 |
-
1999
- 1999-10-19 JP JP29604299A patent/JP2001118816A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005322926A (ja) * | 2004-05-07 | 2005-11-17 | Soc Europeenne De Systemes Optiques | 表面研磨方法および研磨材 |
JP2009142924A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Nikon Corp | 研磨装置 |
CN115870868A (zh) * | 2022-12-27 | 2023-03-31 | 西安奕斯伟材料科技有限公司 | 装卸装置、方法及硅片双面抛光设备 |
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