JP2001244222A - 基板の化学機械研磨装置、半導体デバイス製造方法、および半導体デバイス - Google Patents

基板の化学機械研磨装置、半導体デバイス製造方法、および半導体デバイス

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JP2001244222A
JP2001244222A JP2000375813A JP2000375813A JP2001244222A JP 2001244222 A JP2001244222 A JP 2001244222A JP 2000375813 A JP2000375813 A JP 2000375813A JP 2000375813 A JP2000375813 A JP 2000375813A JP 2001244222 A JP2001244222 A JP 2001244222A
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polishing pad
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chemical mechanical
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JP2000375813A
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English (en)
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Isao Sugaya
功 菅谷
Kiyoshi Tanaka
潔 田中
Naoki Sasaki
直樹 佐々木
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小径研磨パッドで大きい径の基板を化学機械
研磨する際の得られる加工基板の平坦性の向上。 【解決手段】 金属膜またはデバイスを表面に有する基
板を金属膜面または絶縁膜面を上向きにしてチャックに
保持し、該基板に対して軸芯を鉛直方向に有するスピン
ドル軸に軸承された取付板に貼付された研磨パッド面を
研磨剤を介して押圧し、該基板を保持するチャックと研
磨パッドを摺動させつつ、かつ、該研磨パッドを基板上
で水平方向に往復揺動して基板表面の金属膜または絶縁
膜の少なくとも一部を除去するのに用いる化学機械研磨
装置であって、前記チャックに保持された基板表面の延
長水平面上には研磨パッドが基板上で揺動して基板外周
よりはみ出した研磨パッド部分の表面を支えるガイド部
材がチャックとは独立して設けられていることを特徴と
する基板の化学機械研磨装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学機械研磨され
た基板の厚み分布の均一性が優れる基板を与えることが
できる化学機械研磨装置に関する。本発明の化学機械研
磨装置は、基板の絶縁層の上に形成された金属膜の除
去、金属膜のパタ−ン模様の上に絶縁層膜が施された基
板表面の絶縁層膜の除去、STI(Shallow Trench I
nsulator)のP−TEOS層の除去等に有用である。
【0002】また、本発明は、半導体デバイス製造方
法、および半導体デバイスに関するものである。
【0003】
【従来の技術】スピンドル軸に軸承された研磨パッドを
用い、該研磨パッド面に研磨剤(スラリー)を供給しな
がらチャックに保持された基板を圧接し、パッドと基板
を同一方向または逆方向に回転摺動させつつ、かつ、研
磨パッドを基板上で一方向に往復移動(揺動)させて基
板を化学機械研磨(CMP研磨)する化学機械研磨装置
は知られている(特開平10−303152号、特開平
11−156711号、特許第2968784号、英国
公開特許第2331948号公報等)。
【0004】図11から図14にその化学機械研磨装置
を示す。図11は、化学機械研磨装置の一例を示す斜視
図、図12は研磨パッドの移送機構を示す斜視図、図1
3は研磨パッドとコンディショニング装置の部分断面
図、図14は研磨ヘッドの断面図である。
【0005】図11、図12および図13に示すインデ
ックス型化学機械研磨装置1において、2は研磨ヘッ
ド、2aは粗研磨用研磨ヘッド、2bは仕上研磨用ヘッ
ド、3,3は回転軸、3aはモ−タ−、3bは歯車、3
cはプ−リ−、3dは歯車、4,4は研磨パッド、5,
5はパッドコンディショニング機構、5aはドレッシン
グディスク,5bは噴射ノズル、5cは保護カバ−、
6,6は回転可能な洗浄ブラシ、7は研磨ヘッドの移送
機構、7aはレ−ル、7bは送りネジ、7cは送りネジ
に螺着させた移動体で研磨ヘッド2を具備させる。7
d,7eは歯車、7fはモ−タ−、8はヘッドの昇降機
構であるエヤ−シリンダ−、9はウエハw収納カセッ
ト、10はロ−ディング搬送用ロボット、11はウエハ
仮置台、12は軸12eを軸芯として同一円周上に等間
隔に設けられた回転可能な4基のウエハチャック機構1
2a,12b,12c,12dを備えるインデックステ
−ブルで、テ−ブル12はs1のウエハロ−ディングゾ
−ン、s2の粗研磨ゾ−ン、s3のウエハ仕上研磨ゾ−
ン、s4のウエハアンロ−ディングゾ−ンに仕分けされ
ている。
【0006】13はアンロ−ディング用搬送ロボット、
14aはチャックドレサ−、14bはチャック洗浄機
構、15はウエハ仮置台、16はベルトコンベア、17
はウエハ洗浄機構である。
【0007】図14に示す研磨ヘッド2において、ヘッ
ド2は固定用基板21の張り出し縁21aが加圧シリン
ダ−20のフランジ部分20aに支えられ、研磨パッド
(環状研磨布)4は研磨布取付板22を介して固定用基
板21に保持されている。加圧シリンダ−20内の加圧
室20b内にはダイヤフラム23が張り渡され、スピン
ドル軸3内を通じて加圧室20b内に圧縮空気が圧入さ
れ、その圧力によって固定用基板21は3次元(X,
Y,Z)方向に揺動自在に支えられ、パッド4はウエハ
表面に対して平行に保もたてられる。
【0008】ヘッド2の中央に研磨液または洗浄液供給
パイプ24が設けられ、パイプの先は研磨パッドの中央
刳り貫き部4aを避けて研磨パッド環状体裏面に臨み、
環状体を経由して基板の金属層表面に研磨液またはエッ
チング液が供給される。
【0009】前記の化学機械研磨装置1を用いて絶縁層
の上に金属膜を有するウエハ(基板)を研磨する工程
は、次のように行われる。 1)ウエハw1は、搬送ロボット10のア−ムによりカ
セット9より取り出され仮置台11上に金属膜面を上向
きにして載せられ、ここで裏面を洗浄され、ついで搬送
ロボットによりインデックステ−ブル12のウエハロ−
ディングゾ−ンs1に移送され、チャック機構12aに
より吸着される。
【0010】2)インデックステ−ブル12を90度時
計回り方向に回動させてウエハw1を第1研磨ゾ−ンs
2に導き、スピンドル軸3を下降させてヘッド2aに取
り付けられた研磨パッド4をウエハw1に押圧し、スピ
ンドル軸3とチャック機構の軸を回転させることにより
ウエハの化学機械研磨を行う。この間、新たなウエハw
2が仮置台の上に載せられ、ウエハロ−ディングゾ−ン
s1に移送され、チャック機構12bにより吸着され
る。
【0011】ウエハのCMP加工時、スピンドル軸3の
中空部に設けた供給管24より環状体4裏面に研磨剤が
10〜100ml/分の割合で供給される。チャックテ
−ブルに吸着されたウエハの回転数は、200〜800
rpm、好ましくは200〜600rpm、研磨パッド
の回転数は400〜3000rpm、好ましくは400
〜1000rpm、基板にかかる圧力は1.2〜3ps
iである。
【0012】CMP加工中、研磨パッド4をボ−ルネジ
でウエハの中心点Oより左へ基板の半径の8分点ないし
2分点(200mm径のウエハで、外径150mmの研
磨パッドのときは4分点の25mm前後)の位置を揺動
開始点(Xo)とし、この開始点位置より左方向(ウエ
ハ外周方向)に約10〜50mm幅、好ましくは20〜
40mmのところを揺動終点(Xe)とし、この間の距
離(L)を左右方向(X軸方向)に往復揺動させる(図
15参照)。
【0013】第一研磨ゾ−ンs2での化学機械研磨が所
望時間行なわれると、スピンドル軸3を上昇させ、右方
向に後退させ、パッド洗浄機構5上に導き、ここで高圧
ジェット水をノズル5bより吹き付けながら回転ブラシ
5でパッド表面に付着した砥粒、金属研磨屑を取り除
き、再び右方向に研磨パッドを移送し、研磨ゾ−ンs2
上に待機させる。
【0014】3)インデックステ−ブルを時計回り方向
に90度回動させ、研磨されたウエハw1を第二研磨ゾ
−ンs3に導き、スピンドル軸3を下降させてヘッド2
bに取り付けられた研磨パッド4を粗研磨されたウエハ
w1に押圧し、スピンドル軸3とチャック機構の軸を回
転させることによりウエハの化学機械仕上研磨を行う。
仕上げ研磨終了後は、スピンドル軸3を上昇、右方向に
後退させ、ヘッド2bに取り付けられた研磨パッドを洗
浄機構5で洗浄し、再び右方向に移送し、第二研磨ゾ−
ンs3上に待機させる。
【0015】この間、新たなウエハw3が仮置台の上に
載せられ、ウエハロ−ディングゾ−ンs1に移送され、
チャック機構12cにより吸着される。また、第一研磨
ゾ−ンs2ではウエハw2の化学機械粗研磨が実施され
る。
【0016】4)インデックステ−ブル12を時計回り
方向に90度回動させ、研磨されたウエハw1をアンロ
−ディングゾ−ンs4に導く。ついで、アンロ−ディン
グ搬送ロボット13で仕上研磨されたウエハを仮置台1
5へ搬送し、裏面を洗浄した後、更に搬送ロボット13
でベルトコンベアを利用した移送機構へと導き、研磨さ
れたウエハのパタ−ン面に洗浄液をノズル17より吹き
付け洗浄し、さらにウエハを次工程へと導く。
【0017】この間、新たなウエハw4が仮置台の上に
載せられ、ウエハロ−ディングゾ−ンs1に移送され、
チャック機構12dにより吸着される。また、第一研磨
ゾ−ンs2ではウエハw3の化学機械粗研磨が、第二研
磨ゾ−ンs3ではウエハw2の化学機械仕上研磨が実施
される。
【0018】5)インデックステ−ブル12を時計方向
に90度回転させ、以下前記2)から4)の工程と同様
の操作を繰り返し、ウエハの化学機械研磨を行う。上記
例において、化学機械研磨加工を第一粗研磨と第二仕上
研磨の二段に分けたのは、スル−プット時間を短縮する
ためであるが、CMP加工を一段で行うこともあるし、
粗研磨、中仕上研磨、仕上研磨と三段階に分け、よりス
ル−プット時間を短縮することも行われる。三段階のC
MP加工工程をとるときは、s1をウエハロ−ディング
とウエハアンロ−ディングの兼用ゾ−ンとし、s2を第
一研磨ゾ−ン、s3を第二研磨ゾ−ン、s4を第三研磨
ゾ−ンとする(後述する図1に示すCMP装置の例)。
【0019】また、研磨パッド素材は、第一研磨パッド
と第二研磨パッドの素材を変えてもよい。研磨剤(スラ
リー)を変えることもある。このような基板の金属膜面
または絶縁層面(両者が混在する面も含む)を上向きに
してチャックテ−ブルに保持し、該基板に対して軸芯を
鉛直方向に有するスピンドル軸に軸承された取付板に貼
付された研磨パッド面を遊離研磨砥粒(研磨剤)を介し
て押圧し、該基板と研磨パッドを摺動させ、かつ、研磨
パッドを往復揺動させて基板表面の金属膜または絶縁膜
の少なくとも一部を除去する化学機械研磨において、研
磨パッドの往復揺動時に研磨パッドが往復揺動して基板
の外周からはみ出した際は、このはみ出した研磨パッド
部分を支えるものがないためスピンドル軸がわずかに傾
斜しやすく、CMP研磨された基板の外周近傍の内側部
分に厚みのある山部分が形成され、CMP研磨基板の不
均一性が生じる欠点がある。
【0020】よって、特許第3007678号公報に記
載されるスピンドル軸傾斜機構を装置に具備させて補正
を行ってもよいが、装置コストが高くなるとともに、装
置全体が大型化し、設置面積が広くなる欠点がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、基板径に対
して小径の研磨パッドを用い、研磨パッドを揺動させな
がら基板をCMP研磨する化学機械研磨装置において、
不均一性をなくした加工基板を与える化学機械研磨装置
を提供することを目的とする。
【0022】また、本発明は、CMP工程でのウエハの
平坦度を向上させることによって、歩留まりを向上させ
ることができ、それにより、従来の半導体デバイス製造
方法に比べて低コストで半導体デバイスを製造すること
ができる半導体デバイス製造方法、および低コストの半
導体デバイスを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、基
板の金属膜面または絶縁膜面を上向きにしてチャックに
前記基板を保持し、前記基板表面に対して軸芯を鉛直方
向に有するスピンドル軸に軸承された取付板に貼付され
た研磨パッド面を研磨剤を介して押圧し、前記基板を保
持する前記チャックと前記研磨パッドを摺動させつつ、
かつ、前記研磨パッドを前記基板上で水平方向に往復揺
動して前記基板表面の前記金属膜または前記絶縁膜の少
なくとも一部を除去するのに用いる化学機械研磨装置で
あって、前記チャックに保持された前記基板表面の延長
水平面上には、前記研磨パッドが前記基板上で揺動して
前記基板外周よりはみ出した前記研磨パッド部分の表面
を支えるガイド部材が、前記チャックとは独立して設け
られていることを特徴とする基板の化学機械研磨装置を
提供するものである。
【0024】基板外周よりはみ出した研磨パッド部分の
表面がガイド部材で支えられるので研磨パッド面が傾斜
するのが防止され、厚み分布の良好な加工基板が得られ
る。また、ガイド部材は回転するチャックとは独立して
固定して設けられるので、その表面積を小さくすること
ができ、ガイド部材による研磨パッドの磨耗を少なくで
きる。
【0025】本発明の請求項2は、請求項1に記載の基
板の化学機械研磨装置において、前記チャックは、軸芯
の同心円上に等間隔位置に設けられたインデックステ−
ブルを刳り貫いた穴に4基それぞれ独立して回転自在に
設けられ、前記ガイド部材は前記チャックの外周の1/
4から1/2を囲む大きさの円弧状であり、かつ、前記
各チャック毎に前記研磨パッドが揺動する方向に前記イ
ンデックステ−ブルに固定して設けられ、かつ、前記各
チャック毎に設けられる前記ガイド部材は、前記インデ
ックステ−ブルの軸芯に対して180度回転の点対称位
置に設けられることを特徴とする。
【0026】インデックステ−ブル方式の化学機械研磨
装置とすることにより、基板の加工のスル−プット時間
を短縮できる。本発明の請求項3は、基板の金属膜面ま
たは絶縁膜面を上向きにしてチャックに前記基板を保持
し、前記基板表面に対して軸芯を鉛直方向に有するスピ
ンドル軸に軸承された取付板に貼付された研磨パッド面
を研磨剤を介して押圧し、前記基板を保持する前記チャ
ックと前記研磨パッドを摺動させつつ、かつ、前記研磨
パッドを前記基板上で水平方向に往復揺動して前記基板
表面の前記金属膜または前記絶縁膜の少なくとも一部を
除去するのに用いる化学機械研磨装置であって、前記チ
ャックに保持された前記基板表面の延長水平面上には、
前記研磨パッドが前記基板上で揺動して前記基板外周よ
りはみ出した前記研磨パッド部分の表面を支えるガイド
部材が、前記チャックの外周に沿って前記チャックと一
体となるように設けられていることを特徴とする基板の
化学機械研磨装置を提供するものである。
【0027】基板外周よりはみ出した研磨パッド部分の
表面がガイド部材で支えられるので研磨パッド面が傾斜
するのが防止され、厚み分布の良好な加工基板が得られ
る。本発明の請求項4は、請求項3に記載の基板の化学
機械研磨装置において、前記チャックは、軸芯の同心円
上に等間隔位置に設けられたインデックステ−ブルを刳
り貫いた穴にn基(n≧2)それぞれ独立して回転自在
に設けられていることを特徴とする。
【0028】インデックステ−ブル方式の化学機械研磨
装置とすることにより、基板の加工のスル−プット時間
を短縮できる。本発明の請求項5は、請求項1、3、4
のいずれかに記載の基板の化学機械研磨装置において、
前記ガイド部材がリング状であることを特徴とする。
【0029】ガイド部材がチャックとともに回転する場
合でも、基板外周よりはみ出した研磨パッド部分の表面
が常にリング状のガイド部材で支えられるので研磨パッ
ド面が傾斜するのが防止され、厚み分布の良好な加工基
板が得られる本発明の請求項6は、請求項1から5のい
ずれかに記載の基板の化学機械研磨装置において、研磨
パッドの外径rは基板の直径Rの1/2〜3/4であ
り、研磨パッドの往復揺動幅は20〜60mmであるこ
とを特徴とする。
【0030】研磨パッド径を基板径より小さくすること
により研磨パッドの揺動速度、揺動加速度の変化回数を
大きくすることができる。また、CMP研磨中、基板の
金属層、絶縁層の研磨状態が目視できるとともに、レ−
ザ−センサで基板の厚みを測定したり、カラ−識別セン
サ、カラ−識別カメラで研磨状態を観察することがで
き、研磨終点検出を容易とすることができる。
【0031】本発明の請求項7は、請求項1から6のい
ずれかに記載の基板の化学機械研磨装置において、前記
ガイド部材は、研磨パッドが当接するその表面に幅0.
5〜3mm、深さ0.3〜3mmの円弧状溝がピッチ間
隔1〜5mm毎に多数設けられていることを特徴とす
る。
【0032】ガイド部材に研磨パッドとは当接しない溝
を設けることにより研磨パッドのガイド部材による磨耗
程度を減少させることができる。本発明の請求項8は、
請求項1から7のいずれかに記載の基板の化学機械研磨
装置において、前記ガイド部材の下面に前記研磨剤を排
出する溝が形成されていることを特徴とする。
【0033】研磨屑や不要になった古い研磨剤が排出用
の溝から排出されるので、研磨速度を安定させることが
できる。本発明の請求項9は、請求項1から8のいずれ
かに記載の基板の化学機械研磨装置において、前記ガイ
ド部材の内周部と前記チャックとの間に前記基板を搬送
する搬送ロボットの爪が入る空所が設けられていること
を特徴とする。
【0034】基板の外周を把持する爪を有する搬送ロボ
ットを基板の搬送に使用することができる。本発明の請
求項10は、請求項1から8のいずれかに記載の基板の
化学機械研磨装置において、前記ガイド部材の内周部に
前記基板を搬送する搬送ロボットの爪が入る空所が形成
されていることを特徴とする。
【0035】基板の外周を把持する爪を有する搬送ロボ
ットを基板の搬送に使用することができる。本発明の請
求項11は、本発明の請求項1から10のいずれかの基
板の化学機械研磨装置が用いられて半導体ウエハの表面
を平坦化する工程を有することを特徴とする半導体デバ
イス製造方法を提供するものである。
【0036】本発明の請求項1から10のいずれかの基
板の化学機械研磨装置を用いるため、CMP工程でのウ
エハの平坦度が優れているのでCMP工程での歩留まり
が向上する。これにより、従来の半導体デバイス製造方
法に比べて低コストで半導体デバイスを製造することが
できるという利点が得られる。
【0037】本発明の請求項12は、請求項11に記載
の半導体デバイス製造方法により製造されることを特徴
とする半導体デバイスを提供するものである。低コスト
で半導体デバイスを提供することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を詳細
に説明する。本発明の第1の実施形態による基板の化学
機械研磨装置を図1から図4を用いて説明する。
【0039】図1は、化学機械研磨装置のチャックを4
基備えたインデックステ−ブルの平面図、図2は図1に
おけるI−I断面図、図3は図1におけるII−II方
向から見たガイド部材の部分側面図、図4はガイド部材
の平面図である。
【0040】図1において、インデックステ−ブル12
は、基板ロ−ディング/アンロ−ディングゾ−ンs1、
第一研磨ゾ−ンs2、第二研磨ゾ−ンs3、第三研磨ゾ
−ンs4に指示され、90度ずつ間歇的に回転する構造
となっている。
【0041】基板を保持するチャック12a,12b,
12c,12dは、インデックステ−ブル12の軸芯の
同心円上に等間隔位置に設けられ、インデックステ−ブ
ルを刳り貫いた穴12fに4基それぞれ独立して回転自
在に設けられる。
【0042】ガイド部材30はチャックの外周の1/4
から1/2を囲む大きさの円弧状であり、かつ、各チャ
ック12a,12b,12c,12d毎に研磨パッド4
が揺動する方向にインデックステ−ブル12(図2参
照)に固定して設けられ、かつ、各チャック毎に設けら
れるガイド部材30,30,30,30は、インデック
ステ−ブルの軸芯に対して180度回転の点対照位置に
設けられる。
【0043】ガイド部材30は研磨パッドの揺動方向
(図1で矢印方向)のチャック外周に設けられる。イン
デックステ−ブル12が90度づつ回転されるため、各
ゾ−ンs1,s2,s3,s4で研磨パッドの揺動方向
にガイド部材30が存在されるためにガイド部材30,
30,30,30は、インデックステ−ブルの軸芯に対
して180度回転の点対称位置に設けられる。ガイド部
材30は図1に示すように30a,30bに二分割して
もよい。
【0044】ガイド部材30の表面高さは、チャック上
の基板の表面高さと同一か、基板の表面高さから研磨さ
れて除かれる層の厚み分(層の種類により異なるが通常
は1〜10μm)を差し引いた高さである。
【0045】搬送ロボット10の第三ア−ム10c、吸
着パッド10dは図1では仮想線で示され、ア−ム10
cは軸芯Oで回転できるように構成されている。ガイド
部材30aの空所30cには搬送ロボットの爪10eが
挿入できる。
【0046】図2において、40はセラミックポ−ラス
チャック12aの固定台、41はセラミックポ−ラスチ
ャック12aを減圧したり加圧する空気の供給管、およ
び洗浄液の供給管を兼用する管である。
【0047】ガイド部材30の表面は、表面粗さが0.
1μm以下の平坦であってもよいし、図4に示すように
幅0.5〜3mm、深さ0.3〜3mmの円弧状溝30
d,30d,30dがピッチ間隔1〜5mm毎に多数設
けられているものであってもよい。ガイド部材はアルミ
ニウム、ポリ弗化エチレン、セラミックス等を素材とし
て形成される。
【0048】研磨パッド素材としては、硬質発泡ウレタ
ンシ−ト、ポリ弗化エチレンシ−ト、ポリエステル繊維
不織布、フェルト、ポリビニ−ルアルコ−ル繊維不織
布、ナイロン繊維不織布、これら不織布上に発泡性ウレ
タン樹脂溶液を流延させ、ついで発泡・硬化させたもの
等が使用されている。
【0049】パッド形状としては、円板状、ド−ナッツ
状、楕円状のものが用いられ、厚み3〜7mmのものが
アルミニウム板やステンレス板などの取付板に貼付され
て使用される。好ましくは、図5に示す円環状研磨パッ
ドがよい。この環状研磨パッドの刳り貫かれた内径li
は、研磨パッド外径loの長さの15〜75%、好まし
くは30〜50%である。研磨される基板wの外径Rに
対する研磨パッドの外径rは、0.55〜0.75倍で
ある。
【0050】研磨剤は、(a)コロイダルアルミナ、フ
−ムドシリカ、酸化セリウム、チタニア等の固型砥粒を
0.01〜20重量%、(b)硝酸銅、クエン酸鉄、過
酸化マンガン、エチレンジアミンテトラ酢酸、ヘキサシ
アノ鉄、フッ化水素酸、フルオロチタン酸、ジペルサル
フェ−ト、フッ化アンモニウム、二フッ化水素アンモニ
ウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、等の酸化剤1
〜15重量%、(c)界面活性剤0.3〜3重量%、
(d)pH調整剤、(e)防腐剤、などを含有するスラ
リ−が使用される(特開平6−313164号、特開平
8−197414号、特表平8−510437号、特開
平10−67986号、特開平10−226784号
等)。
【0051】銅、銅−チタン、銅−タングステン、チタ
ン−アルミニウム等の金属研磨に適した研磨剤(スラリ
ー)は、株式会社フジミインコ−ポレ−テッド、ロデ−
ル・ニッタ株式会社、米国のキャボット社、米国ロデ−
ル社、米国オ−リン ア−チ(Olin Arch)社
等より入手できる。
【0052】化学機械研磨装置を用いて基板を化学機械
研磨する際の研磨パッドの揺動距離(L)は、200m
m径の基板のときは20〜50mm、300mm径の基
板のときは20〜60mmが好ましい。
【0053】研磨パッドの揺動は、研磨パッド4をボ−
ルネジでウエハの中心点Oより左へ基板の半径の8分点
ないし2分点(200mm径の基板で、外径150mm
の円環状パッドのときは4分点の25mm前後)の位置
を揺動開始点(Xo)とし、この開始点位置より左方向
(ウエハ外周方向)に約10〜50mm幅、好ましくは
20〜40mmのところを揺動終点(Xe)とし、この
間の距離(L)を往復揺動させる。
【0054】研磨パッドの往復揺動は、研磨パッド外周
が基板の中心点と外周間に位置するときを基準の速さと
すると、基板中心点部では研磨パッドの揺動速度をゆっ
くりとし、基板外周部では研磨パッドの揺動速度を速く
してディッシングが均一に行なわれるように、かつ、揺
動速度を基板の径が200mmのときはn回(5から3
0回)に分けて暫時増減させる変化を行なうのが好まし
い。
【0055】基板の径が300mmのときは、揺動幅
(L)を20〜60mm、揺動速度を5〜50回に分け
て暫時増減させる変化を行なう。例えば、200mm径
の基板で、揺動開始点(Xo=Po)がウエハ中心点よ
り左に25mmの位置で揺動幅(L)が36mm、に至
るまでに速度変化9回の場合、揺動開始点(Xo=P
o)から揺動終点(Xe=P9)までに移動する間に研
磨パッドの揺動速度を図6に示すように9回変える。
【0056】図6においては、揺動開始点(Xo=P
o)での揺動速度は0mm/分、Poから第1変換点
(P1)に至るまでに、揺動速度を400mm/分、P
1から第2変換点(P2)に至るまでは最高速度の30
00mm/分となるように暫時増速し、P2から第3変
換点(P3)に至るまでは速度2000mm/分、P3
から第4変換点(P4)に至るまでは速度1000mm
/分、P4から第5変換点(P5)に至るまでは速度5
00mm/分、P5から第6変換点(P6)に至るまで
は速度100mm/分と暫時減速し、P6から第7変換
点(P7)に至るまでは速度が増加に転じ200mm/
分、P7から第8変換点(P8)に至るまでにピ−ク速
度の2000mm/分に至り、ついでP8より揺動終始
点の第9変換点(Xe=P9)に至る間では減速して第
9変換点(P9)での揺動速度が0mm/分となるよう
に揺動速度の変化を行なう。
【0057】基板上のPoの位置は、基板中心点より2
5mm、P1は基板中心点より29mm、P2は基板中
心点より33mm、P3は基板中心点より37mm、P
4は基板中心点より41mm、P5は基板中心点より4
5mm、P6は基板中心点より49mm、P7は基板中
心点より53mm、P8は基板中心点より57mmおよ
び揺動終点のP9は基板中心点より61mmの位置であ
る。
【0058】研磨パッドが揺動終点P9(Xe)に至
り、揺動速度が0mm/分となると、研磨パッドの揺動
方向は基板の中心点O方向に変えられ、P8,P7,P
6,P5,P4,P3,P2,P1、および揺動開始点
Poへと各位置における前記の揺動速度(2000mm
/分、200mm/分、100mm/分、500mm/
分、1000mm/分、2000mm/分、3000m
m/分、400mm/分、0mm/分)に変えられなが
ら戻される。
【0059】揺動速度、揺動速度変化回数、揺動終始点
位置、ピ−ク速度の出現回数は、用いる基板の種類、
径、研磨パッド外径などに依存する。但し、揺動速度の
変化には、揺動速度を揺動開始点Poから揺動終点Pn
に向って0mm/分、暫時増速から最高速度になると暫
時減速し、再度、暫時増速、ピ−ク速度、暫時減速し、
0mm/分とするパタ−ン傾向であることに統一され
る。
【0060】次に本発明の第2の実施形態による基板の
化学機械研磨装置を図7から図9を用いて説明する。第
2の実施形態は、第1の実施形態とはガイド部材の構成
が異なり、その他は第1の実施形態と同じであるので、
同様の部分についての説明は省略する。
【0061】図7は第1の実施形態の図2(図1におけ
るI−I断面図)に相当する図、図8は第1の実施形態
の図3(図1におけるII−II方向から見たガイド部
材の部分側面図)に相当する図、図9はガイド部材の平
面図である。
【0062】第2の実施の形態において、ガイド部材5
0はリング状の形状をしていて、チャック12aと同軸
にチャック12aの外周に沿って配置されている。ガイ
ド部材50は、ガイド部材取付台51にボルトで固定さ
れていて、ガイド部材取付台51は、固定台40にボル
トで固定されていて、これらにより、ガイド部材50
は、チャック12aと一体となるように設けられてい
る。ガイド部材取付台51は、チャック12aの回転機
構部等に研磨剤が入り込まないようにインデックステー
ブル12の開口部に対して覆い被さるような形状となっ
ている。
【0063】第2の実施形態ではガイド部材50はチャ
ック12aと一体となるように設けられているため、研
磨時に基板とガイド部材50は一緒に回転するので、ガ
イド部材50は図3のように部分的に設けるのではな
く、基板の外周を全体的に取り巻くようにリング形状で
あることが好ましい。これにより、回転によりチャック
12aの位置が変化してもガイド部材50は常に基板か
らはみ出した研磨パッドを支持することができる。
【0064】また、ガイド部材50、ガイド部材取付台
51、およびチャック12aに囲まれた領域に溜まった
研磨剤を排出するために、ガイド部材50のガイド部材
取付台51と接している面(ガイド部材50の下面)に
は研磨剤を排出する溝52が4カ所に形成されている。
【0065】また、ガイド部材51は研磨時に基板から
はみ出した研磨体を支持する効果が十分に引き出せるよ
うに、基板の外周位置に対してぎりぎりの位置にあるこ
とが好ましいが、同時に搬送ロボットの爪が侵入できる
空所が存在することが必要である。よって、少なくとも
搬送ロボットの爪の侵入に必要な空所を有することが必
要である。このため、搬送ロボットの爪の侵入に必要な
空所を基板の外周とガイド部材の内周部との間に確保し
た寸法にしておくか、もしくは図4の30cのようにガ
イド部材の内周部の一部を切り欠いて爪の侵入に必要な
空所を設けておくことが好ましい。
【0066】また、第2の実施の形態のガイド部材50
の表面高さは、第1の実施の形態のガイド部材30と同
様に、チャック上の基板の表面高さと同一か、基板の表
面高さから研磨されて除かれる層の厚み分(層の種類に
より異なるが通常は1〜10μm)を差し引いた高さで
ある。
【0067】次に本発明の第3の実施の形態による半導
体デバイス製造方法を図10を用いて説明する。図10
は、半導体デバイス製造プロセスを示すフローチャート
である。半導体デバイス製造プロセスをスタートして、
まずステップS200で、次に挙げるステップS201
〜S204の中から適切な処理工程を選択する。選択に
従って、ステップS201〜S204のいずれかに進
む。
【0068】ステップS201はウエハの表面を酸化さ
せる酸化工程である。ステップS202はCVD等によ
りウエハ表面に絶縁膜を形成するCVD工程である。ス
テップS203はウエハ上に電極を蒸着等の工程で形成
する電極形成工程である。ステップS204はウエハに
イオンを打ち込むイオン打ち込み工程である。
【0069】CVD工程もしくは電極形成工程の後で、
ステップS205に進む。ステップS205はCMP工
程である。CMP工程では本発明による研磨装置によ
り、層間絶縁膜の平坦化や、半導体デバイスの表面の金
属膜の研磨によるダマシン(damascene)の形成等が行
われる。
【0070】CMP工程もしくは酸化工程の後でステッ
プS206に進む。ステップS206はフォトリソ工程
である。フォトリソ工程では、ウエハへのレジストの塗
布、露光装置を用いた露光によるウエハへの回路パター
ンの焼き付け、露光したウエハの現像が行われる。更に
次のステップS207は現像したレジスト像以外の部分
をエッチングにより削り、その後レジスト剥離が行わ
れ、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除
くエッチング工程である。
【0071】次にステップS208で必要な全工程が完
了したかを判断し、完了していなければステップS20
0に戻り、先のステップを繰り返して、ウエハ上に回路
パターンが形成される。ステップS208で全工程が完
了したと判断されればエンドとなる。
【0072】本発明による半導体デバイス製造方法で
は、CMP工程において本発明による化学機械研磨装置
を用いているため、CMP工程でのウエハの平坦度が優
れているのでCMP工程での歩留まりが向上する。これ
により、従来の半導体デバイス製造方法に比べて低コス
トで半導体デバイスを製造することができるという効果
がある。
【0073】なお、上記の半導体デバイス製造プロセス
以外の半導体デバイス製造プロセスのCMP工程に本発
明による研磨装置を用いても良い。本発明に係る半導体
デバイスは、本発明に係る半導体デバイス製造方法によ
り製造される。これにより、従来の半導体デバイス製造
方法に比べて低コストで半導体デバイスを製造すること
ができ、半導体デバイスの製造原価を低下することがで
きるという効果がある。
【0074】
【実施例】実施例1 基板として200mm径の酸化珪素絶縁膜上に銅膜を設
けたシリコン基板を、研磨剤としてフジミインコ−ポレ
−テッド社の第1ステップ用銅膜研磨用スラリ−(試作
品)を75ml/分の量、研磨パッドとして米国ロデ−
ル社のポリウレタン樹脂を素材(商品名IC1000)
とした外径150mmの円板の中央部を50mm径の円
を刳り貫いた円環状パッドを、研磨装置として図1に示
すインデックステ−ブル、チャック、ガイド部材および
3ヘッドの研磨パッドを備える自動化学機械研磨装置を
用い、基板チャックテ−ブルの回転数を逆時計方向20
0rpm、研磨パッドの回転数を時計方向400rp
m、基板にかかる研磨パッドの圧力を2.8psi(2
00g/cm2)とし、左右揺動幅を36mm(揺動開
始点は基板中心点より26mm外径側)とし、揺動速度
を図6に示すよう1揺動幅(L)内で9回変化させて6
0秒間化学機械研磨を行なった。
【0075】銅除去速度は7340オングストロ−ム/
分、不均一性は2.6%であった。 比較例1 化学機械研磨装置として図11に示すCMP装置(ガイ
ド部材なし)を用いて、200mm径の酸化珪素絶縁膜
上に銅膜を設けたシリコン基板の化学機械研磨を行なっ
た。ガイド部材がない点を除いたその他の条件は、実施
例1と同じにした。
【0076】銅除去速度は3540オングストロ−ム/
分、不均一性は7.8%であった。
【0077】
【発明の効果】本発明の化学機械研磨装置では、研磨パ
ッド揺動時に基板外周より外れた研磨パッド部分がガイ
ド部材により支持されるので、研磨パッド面の傾きが抑
制され、平坦性(Non−Uniformity)の優
れた加工基板を得ることができる。
【0078】さらに、本発明によれば、研磨の歩留まり
を向上させることができ、それにより従来の半導体デバ
イス製造方法に比べて低コストで半導体デバイスを製造
することができる半導体デバイス製造方法、及び低コス
トの半導体デバイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のCMP装置のイ
ンデックステ−ブルとチャックとガイド部材の位置関係
を示す平面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の図1におけるI
−I部分断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の図1におけるI
I−II方面より見たガイド部材の側面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態のガイド部材の平
面図である。
【図5】 研磨パッドの斜視図である。
【図6】 研磨パッドの揺動速度変化パタ−ンを示す図
である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態の図1におけるI
−I部分断面図である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態の図1におけるI
I−II方面より見たガイド部材の側面図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態のガイド部材の平
面図である。
【図10】 本発明の第3の実施の形態の半導体デバイ
ス製造プロセスを示すフローチャートである。
【図11】 公知のCMP装置の斜視図である。
【図12】 研磨装置の斜視図である。
【図13】 研磨ヘッドとコンディショニング機構との
位置関係を示す断面図である。
【図14】 研磨ヘッドの断面図である。
【図15】 基板と研磨パッドの揺動開始点の位置関係
を説明する図である。
【符号の説明】
1 化学機械研磨装置 w 基板 L 揺動幅 2 研磨ヘッド 3 スピンドル軸 4 研磨パッド 7 研磨ヘッド移送機構 8 研磨ヘッド昇降機構 12 インデックステ−ブル 12a,12b,12c,12d チャック 30、50 ガイド部材 51 ガイド部材取付台 52 研磨剤を排出する溝

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の金属膜面または絶縁膜面を上向き
    にしてチャックに前記基板を保持し、前記基板表面に対
    して軸芯を鉛直方向に有するスピンドル軸に軸承された
    取付板に貼付された研磨パッド面を研磨剤を介して押圧
    し、前記基板を保持する前記チャックと前記研磨パッド
    を摺動させつつ、かつ、前記研磨パッドを前記基板上で
    水平方向に往復揺動して前記基板表面の前記金属膜また
    は前記絶縁膜の少なくとも一部を除去するのに用いる化
    学機械研磨装置であって、 前記チャックに保持された前記基板表面の延長水平面上
    には、前記研磨パッドが前記基板上で揺動して前記基板
    外周よりはみ出した前記研磨パッド部分の表面を支える
    ガイド部材が、前記チャックとは独立して設けられてい
    ることを特徴とする基板の化学機械研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記チャックは、軸芯の同心円上に等間
    隔位置に設けられたインデックステ−ブルを刳り貫いた
    穴に4基それぞれ独立して回転自在に設けられ、前記ガ
    イド部材は前記チャックの外周の1/4から1/2を囲
    む大きさの円弧状であり、かつ、前記各チャック毎に前
    記研磨パッドが揺動する方向に前記インデックステ−ブ
    ルに固定して設けられ、かつ、前記各チャック毎に設け
    られる前記ガイド部材は、前記インデックステ−ブルの
    軸芯に対して180度回転の点対称位置に設けられるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の基板の化学機械研磨装
    置。
  3. 【請求項3】 基板の金属膜面または絶縁膜面を上向き
    にしてチャックに前記基板を保持し、前記基板表面に対
    して軸芯を鉛直方向に有するスピンドル軸に軸承された
    取付板に貼付された研磨パッド面を研磨剤を介して押圧
    し、前記基板を保持する前記チャックと前記研磨パッド
    を摺動させつつ、かつ、前記研磨パッドを前記基板上で
    水平方向に往復揺動して前記基板表面の前記金属膜また
    は前記絶縁膜の少なくとも一部を除去するのに用いる化
    学機械研磨装置であって、 前記チャックに保持された前記基板表面の延長水平面上
    には、前記研磨パッドが前記基板上で揺動して前記基板
    外周よりはみ出した前記研磨パッド部分の表面を支える
    ガイド部材が、前記チャックの外周に沿って前記チャッ
    クと一体となるように設けられていることを特徴とする
    基板の化学機械研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記チャックは、軸芯の同心円上に等間
    隔位置に設けられたインデックステ−ブルを刳り貫いた
    穴にn基(n≧2)それぞれ独立して回転自在に設けら
    れていることを特徴とする請求項3に記載の基板の化学
    機械研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部材がリング状であることを
    特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載の基板の
    化学機械研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記研磨パッドの外径rは、前記基板の
    直径Rの1/2〜3/4であり、前記研磨パッドの往復
    揺動幅は、20〜60mmであることを特徴とする請求
    項1から5のいずれかに記載の基板の化学機械研磨装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ガイド部材は、前記研磨パッドが当
    接するその表面に幅0.5〜3mm、深さ0.3〜3m
    mの円弧状溝または円状溝がピッチ間隔1〜5mm毎に
    多数設けられていることを特徴とする請求項1から6の
    いずれかに記載の基板の化学機械研磨装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイド部材の下面に前記研磨剤を排
    出する溝が形成されていることを特徴とする請求項1か
    ら7のいずれかに記載の基板の化学機械研磨装置。
  9. 【請求項9】 前記ガイド部材の内周部と前記チャック
    との間に前記基板を搬送する搬送ロボットの爪が入る空
    所が設けられていることを特徴とする請求項1から8の
    いずれかに記載の基板の化学機械研磨装置。
  10. 【請求項10】 前記ガイド部材の内周部に前記基板を
    搬送する搬送ロボットの爪が入る空所が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の基
    板の化学機械研磨装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれかに記載の
    基板の化学機械研磨装置が用いられて半導体ウエハの表
    面を平坦化する工程を有することを特徴とする半導体デ
    バイス製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の半導体デバイス製
    造方法により製造されることを特徴とする半導体デバイ
    ス。
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