JP2001118797A - 基板処理方法 - Google Patents

基板処理方法

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JP2001118797A
JP2001118797A JP29944099A JP29944099A JP2001118797A JP 2001118797 A JP2001118797 A JP 2001118797A JP 29944099 A JP29944099 A JP 29944099A JP 29944099 A JP29944099 A JP 29944099A JP 2001118797 A JP2001118797 A JP 2001118797A
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Takashi Yokawa
孝士 余川
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス流量を調整して真空容器内の圧力を低圧
力に制御する。 【解決手段】 プラズマCVD装置10の真空容器11
内のカソード電極13とアノード電極17との間に基板
1が配置され、真空容器11内にガス供給源から多種類
のガスがガス流量制御装置23を介して導入され、両電
極間に高周波電源22から高周波電圧が印加されてプラ
ズマが生成され、基板1上にCVD膜が堆積される過程
で、圧力検出器19の検出圧力と設定圧力とが比較さ
れ、検出圧力が設定圧力よりも大きいときにはガス総流
量値MからM/2を減ずるように、検出圧力が設定圧力
よりも小さいときにはガス総流量値MにM/2を加える
ようにガス流量制御装置23が制御される。 【効果】 検出圧力と設定圧力との比較結果で真空容器
へのガス総流量を制御するため、可変コンダクタンスバ
ルブを省略しても真空容器内圧力を低圧に制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板処理方法、特
に、基板が配置された真空容器内にガスを導入して高周
波エネルギーの印加よりプラズマを生成し、このプラズ
マによって基板に処理を施す基板処理方法に関し、例え
ば、半導体ウエハやLCD装置の液晶パネルに成膜する
のに利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程やLCD装置の製
造工程においては、プラズマCVD装置を使用して半導
体ウエハや液晶パネル等の基板の上にCVD膜を堆積さ
せる基板処理方法が実施される。
【0003】従来のこの種のプラズマCVD処理装置と
して、排気装置によって真空排気される真空容器と、真
空容器内に設置されたカソード電極およびアノード電極
と、真空容器内に原料ガスを供給する原料ガス供給源と
を備えているものがある。このプラズマCVD装置によ
って半導体ウエハに成膜処理が実施される際には、半導
体ウエハが真空容器内のサセプタ上に配置された状態
で、原料ガス供給源からの原料ガスがガス流量制御手段
を介して真空容器内に導入される。そして、真空容器内
の圧力と目標圧力とが比較され、この比較結果に基づい
て真空容器の排気装置に設けられた可変コンダクタンス
バルブが調整され、真空容器内の圧力が目標圧力になる
ように制御される。真空容器内の圧力が目標の圧力に保
たれた時に、カソード電極とアノード電極との間に高周
波電圧が高周波電源により印加され、真空容器内の原料
ガスが励起されてカソード電極とアノード電極との間に
プラズマが生成される。このプラズマによりガス分子の
一部がラジカルとして発生され、このラジカルが半導体
ウエハの上に堆積されて成膜される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体装置の高集積化
に伴って、半導体ウエハに形成されるCVD膜において
は不純物が限りなく少ない高純度の膜質が要求されるこ
とにより、プラズマCVD装置による成膜方法において
はより低い圧力での成膜が要求されている。ここで、従
来のプラズマCVD装置においては真空容器の排気系に
可変コンダクタンスバルブが配置されているため、この
可変コンダクタンスバルブを調整することにより、ガス
流量を考慮することなく真空容器内の圧力を目標の圧力
にすることができる。
【0005】しかしながら、より低い圧力で成膜が行わ
れると、可変コンダクタンスバルブの制御範囲の低圧力
側限界付近で圧力が制御されることになるため、可変コ
ンダクタンスバルブを調整しても真空容器内の圧力を低
圧力に制御することができない場合が発生する。しか
も、可変コンダクタンスバルブ自体のコンダクタンスが
障害となり、真空容器内の圧力を目標圧力に制御するこ
とができない場合も発生する。
【0006】なお、ガス流量だけで成膜を行うときに
は、真空容器内に導入されるガスの流量を調整するだけ
で真空容器内の圧力は結果的に適当な圧力になるため、
圧力を制御する直接的な作業はない。そして、調圧時の
ガス流量を保持したままプラズマ処理に移行すると、プ
ラズマによるガスの分解が進むため、調圧時とは異なっ
た圧力でプラズマ処理が行われることになる。
【0007】本発明の目的は、供給ガスの流量を調整す
るだけで真空容器内の圧力を低圧力に制御することがで
きる基板処理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ための手段は、ガス供給手段および真空排気手段が接続
された真空容器内に前記ガス供給手段のガスをその流量
をガス流量調節手段により調節しながら供給して、前記
真空容器内に設置された基板に処理を施す基板処理方法
において、前記真空容器内の圧力が前記真空容器内に供
給するガスの総流量を変化させることによって制御され
ることを特徴とする。
【0009】前記した手段によれば、真空容器内の圧力
と設定圧力との比較結果に応じて真空容器内に供給され
るガスの総流量が制御されるため、排気装置に可変コン
ダクタンスバルブを用いることなく真空容器内の圧力を
低圧力に制御することができる。そして、多種類の原料
ガスを真空容器内に供給するに際しては、各ガス個々の
ガス流量配分比率を変化させることなく供給ガス全体の
総流量を制御することにより、プラズマ生成のためによ
り良いガス状態を創出することができるとともに、圧力
パラメータを主体とした処理が可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0011】本実施形態において、本発明に係る基板処
理方法は、図1に示されているプラズマCVD装置を使
用して半導体ウエハ(以下、基板という。)の上にCV
D膜を形成するものとして構成されている。図1に示さ
れているように、プラズマCVD処理装置10は処理室
を形成した真空容器11を備えている。真空容器11の
底壁には排気口12が開設されており、排気口12には
真空ポンプ等によって構成された真空排気装置12Aが
接続されている。真空容器11の処理室内にはシャワー
板14を有したカソード電極13が設置されており、カ
ソード電極13にはガス通路15がシャワー板14に供
給されたガスを導くように形成されている。シャワー板
14には多数の小孔が供給ガスをシャワー状に吹き出す
ように開設されている。カソード電極13のガス通路1
5にはガス導入管16が接続されており、ガス通路15
にはガス導入管16から多種類のガスが導入されるよう
になっている。
【0012】一方、真空容器11の処理室の下部にはア
ノード電極17が設置されており、アノード電極17に
は基板1を保持して加熱するサセプタ18が設置されて
いる。真空容器11の側壁には圧力検出器19が配置さ
れており、圧力検出器19は真空容器11内の圧力を検
出し検出出力をコントローラ20に出力するようになっ
ている。
【0013】カソード電極13とアノード電極17との
間にはインピーダンス整合器21を介して高周波電源2
2が接続されている。高周波電源22はコントローラ2
0に接続されており、コントローラ20からの指令に応
答してインピーダンス整合器21を介してカソード電極
13とアノード電極17との間に高周波電圧を印加する
ようになっている。
【0014】また、ガス導入管16の管路端にはガス流
量制御装置23が接続されている。このガス流量制御装
置23は五系統(原料ガス供給系以外にキャリアガス供
給系を含む。)の流路を構成するために、第一〜第五の
入力バルブ24、25、26、27、28、第一〜第五
のマスフローコントローラ29、30、31、32、3
3、第一〜第五の出力バルブ34、35、36、37、
38によって構成されており、第一〜第五の入力バルブ
24〜28は相異なるガス供給源(図示せず)に接続さ
れている。第一〜第五の入力バルブ24〜28、第一〜
第五の出力バルブ34〜38はコントローラ20からの
信号に従ってそれぞれ開閉されるようになっており、第
一〜第五のマスフローコントローラ29〜33はコント
ローラ20からの信号に従って各流路を流れる供給ガス
の流量を制御するようになっている。
【0015】図2に示されているように、コントローラ
20は演算部39、記憶部40、デジタルI/O制御部
41、アナログ信号入力部42、アナログ信号出力部4
3を備えている。デジタルI/O制御部41は第一〜第
五の入力バルブ24〜28、第一〜第五の出力バルブ3
4〜38に接続され、アナログ信号入力部42およびア
ナログ信号出力部43は第一〜第五のマスフローコント
ローラ29〜33にそれぞれ接続されている。なお、便
宜上、図2では、ガス流量制御装置23のうち三系統の
流路を使用するときの構成のみが示されている。
【0016】第一〜第五の入力バルブ24〜28、第一
〜第五の出力バルブ34〜38はデジタルI/O制御部
41からデジタルI/O制御線46を介して出力される
信号に従って開閉されるようになっている。すなわち、
デジタルI/O制御部41からの開指令信号により各バ
ルブが開かれ、閉指令信号により各バルブが閉じるよう
になっている。第一〜第五のマスフローコントローラ2
9〜33はアナログ信号出力部43に内蔵された出力バ
ッファからの信号を目標値として、各流路を流れる供給
ガスの流量を調整し、実際の制御量すなわち第一〜第五
のマスフローコントローラ29〜33の制御に伴う実際
の流量に関する信号をアナログ信号入力線45を介して
アナログ信号入力部42に出力するようになっている。
【0017】また、コントローラ20は入力装置(図示
省略)から設定圧力値、初期流量値等の各種の設定値が
入力されたときに、入力された値と圧力検出器19の検
出出力値とを基に高周波電源22の駆動を制御するとと
もに、第一〜第五の入力バルブ24〜28、第一〜第五
の出力バルブ34〜38、第一〜第五のマスフローコン
トローラ29〜33の駆動を制御するようになってい
る。
【0018】以上の構成に係るプラズマCVD装置にお
いては、真空容器11内にはガス供給源から多種類のガ
スがガス流量制御装置23を介して導入され、カソード
電極13とアノード電極17との間に高周波電源22か
ら高周波電圧が印加されて真空容器11内のガスが励起
されると、両電極13、17間にプラズマが生成され
る。このプラズマにより供給ガスの一部がラジカルとな
り、このラジカルが基板1の上に堆積される。この過程
において、圧力検出器19の検出による検出圧力と設定
圧力とが比較され、検出圧力が設定圧力よりも大きいと
きには、ガス総流量値MからM/2を減ずるようにガス
流量制御装置23が制御され、検出圧力が設定圧力より
も小さいときには、ガス総流量値MにM/2を加えるよ
うにガス流量制御装置23が制御される。
【0019】次に、前記構成に係るプラズマCVD装置
による具体的な処理方法を図3に示されているフローチ
ャートに従って説明する。但し、本実施形態において
は、高真空に排気された真空容器11内にガス流量制御
装置23から三種類のガスを導入し、三種類のガスのガ
ス流量を変化させる場合について説明する。このとき、
レシピ上の個々のガス流量として、第一のガスA:a
(sccm)、第二のガスB:b(sccm)、第三の
ガスC:c(sccm)とし、レシピの設定圧力をP
s、真空容器11内の検出圧力(実際の圧力)をPmと
する。
【0020】まず、第一ステップ1(以下、S1とい
う。各ステップについて同じ。)において、プラズマC
VD装置が起動されると、キーボード等を有する入力装
置(図示省略)から真空容器11内の設定圧力Psが目
標値として入力されるとともに、第一のガスA、第二の
ガスB、第三のガスCの初期流量値a0、b0、c0が
それぞれ入力される(S2〜S5)。
【0021】これらの値がコントローラ20に入力され
ると、演算部39は記憶部40に格納されたプログラム
に従って初期ガス流量値を出力バッファに適した値a
0’、b0’、c0’にそれぞれ変換し、これらの値a
0’、b0’、c0’をアナログ信号出力部43のD/
A出力バッファa、b、cにそれぞれ格納する(S6〜
S8)。
【0022】次に、演算部39は制御偏差流量値sa、
sb、scに対して初期値a0’、b0’、c0’を代
入し(S9)、制御偏差流量値sa、sb、scの値か
ら「sa」、「sb」、「sc」それぞれの「1/2」
を乗じた値を計算し、「sa/2」を「sa」に、「s
b/2」を「sb」に、「sc/2」を「sc」にそれ
ぞれ再設定する(S10)。
【0023】この後、D/A出力バッファa、b、cに
格納されている値である設定流量値a、b、c(第一回
目は初期値a0’、b0’、c0’)がアナログ信号出
力部43の出力ポートに設定され、この設定値に従った
アナログ信号がアナログ信号出力線44を介して第一〜
第三のマスフローコントローラ29、30、31に出力
される。すなわち、第一〜第三のマスフローコントロー
ラ29、30、31に対して、第一〜第三のガスA、
B、Cを導入するための流量が設定される。
【0024】そして、圧力検出器19によって真空容器
11内の検出圧力Pmが入力される(S14)。コント
ローラ20においては設定圧力Psと検出圧力(現在の
圧力値)Pmとが比較される(S15)。この比較結果
に対応して、次の三通りの制御が実行される。
【0025】1) 設定圧力Ps<検出圧力Pmの場合 第一のガスAの設定流量値a(第一回目は初期値a
0’)から第一のガスAの制御偏差流量値saが減算さ
れ、設定流量aとして再設定される(S16)。同様
に、第二のガスBの設定流量値bおよび第三のガスCの
設定流量値cについてもそれぞれ再設定される(S1
7、S18)。この再設定終了後、S10に戻り、同様
な処理が実行される。すなわち、制御開始時点における
ガス総流量値をMとしたとき、検出圧力Pmが設定圧力
Psよりも大きいときにはガス総流量値Mから「M/
2」を減算する処理が実行される。
【0026】2) 設定圧力Ps>検出圧力Pmの場合 第一のガスAの設定流量値a(第一回目は初期値a
0’)に第一のガスAの制御偏差流量値saが加算さ
れ、設定流量aとして再設定される(S19)。同様
に、第二のガスBの設定流量値bおよび第三のガスCの
設定流量値cについてもそれぞれ再設定される(S2
0、S21)。そして、再設定終了後はS10に戻り、
同様な処理が実行される。すなわち、制御開始時点にお
けるガス総流量値をMとしたとき、検出圧力Pmが設定
圧力Psよりも小さいときには、ガス総流量値Mに「M
/2」を加算する処理が実行される。
【0027】3) 設定圧力Ps=検出圧力Pmの場合 検出圧力Pmと設定圧力Psとが一致したときには、こ
のルーチンでの処理が終了される(S22)。
【0028】次に、前述したガス流量の制御によるガス
流量の変化と真空容器内の圧力変化との関係を図4につ
いて説明する。
【0029】図4は真空容器内に供給されたガス流量の
変化と、真空容器内の実際の圧力である検出圧力の変化
との関係を示している。縦軸には検出圧力(左側軸)お
よびガス流量(右側軸)が取られている。横軸にはサン
プリング時間が取られており、T1、T2、T3・・・
はサンプリング時点すなわち制御機会を示している。図
4において、線グラフは検出圧力(以下、Pmとい
う。)の変化を示しており、一点鎖線は目標圧力(設定
圧力。以下、Psという。)を示している。棒グラフは
各制御機会(T1、T2、T3・・・)におけるガス流
量を示しており、αは制御開始時点(以下、T0とい
う。)におけるガス流量を示している。
【0030】図4に示されているように、一回目の制御
機会(以下、T1という。各回の制御機会について同
じ。)において、Pmの値がPsよりも高いので、T1
においてはT0のガス流量αからα/2を減じたガス流
量〔α−α/2〕が設定されて真空容器内に導入され
る。
【0031】T2においては、Pmの値がPsよりも低
いので、T1において設定されたガス流量〔α−α/
2〕の1/2すなわちT0のガス流量αの1/4を加え
たガス流量〔α−α/2+α/4〕が設定されて真空容
器内に導入される。
【0032】T3においては、Pmの値がPsよりも低
いので、T2において設定されたガス流量〔α−α/2
+α/4〕の1/2すなわちT0のガス流量αの1/8
を加えたガス流量〔α−α/2+α/4+α/8〕が設
定されて真空容器内に導入される。
【0033】T4においては、Pmの値がPsよりも高
いので、T3において設定されたガス流量〔α−α/2
+α/4+α/8〕の1/2すなわちT0のガス流量α
の1/16を減じたガス流量〔α−α/2+α/4+α
/8−α/16〕が設定されて真空容器内に導入され
る。
【0034】T5においては、Pmの値がPsよりも高
いので、T4において設定されたガス流量〔α−α/2
+α/4+α/8−α/16〕の1/2すなわちT0の
ガス流量αの1/32を減じたガス流量〔α−α/2+
α/4+α/8−α/16−α/32〕が設定されて真
空容器内に導入される。
【0035】T6においては、Pmの値がPsに一致し
ているので、T5において設定されたガス流量〔α−α
/2+α/4+α/8−α/16−α/32〕がそのま
ま設定されて真空容器内に導入される。
【0036】以上のように真空容器内に供給されるガス
流量が制御されることにより、真空容器内のPmの値が
Psに制御されることになる。
【0037】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。
【0038】1) 検出圧力Pmが設定圧力Psよりも大
きいときには制御開始時点におけるガス総流量値Mから
「M/2」を減じ、検出圧力Pmが設定圧力Psよりも
小さくなったときにはガス総流量値Mに「M/2」を加
える処理を「Ps=Pm」になるまで回帰的に繰り返す
ことにより、真空容器の排気系に可変コンダクタンスバ
ルブを設けることなく、真空容器内の圧力を設定圧力P
sに制御することができる。
【0039】2) 前記1)においては、真空容器内の供給
ガスの比率は各ガスの初期流量値の比率と一致している
ので、可変コンダクタンスバルブを使用したときと同じ
効果を得ることができる。
【0040】3) プラズマ処理中に前記1)の処理を実行
することにより、調圧時の圧力と同じ圧力でプラズマ処
理を実行することができる。
【0041】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【0042】例えば、基板は半導体ウエハに限らず、L
CD装置の液晶パネル等であってもよい。
【0043】また、基板処理方法はプラズマCVD装置
を使用した成膜方法に適用する場合に限らず、他のCV
D装置による成膜方法やドライエッチング装置によるエ
ッチング処理方法等の基板処理方法全般に適用すること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、真空容器内の圧力
と設定圧力との比較結果に応じて真空容器内に導入され
るガスの総流量を制御することにより、排気装置に可変
コンダクタンスバルブを用いることなく真空容器内の圧
力を低圧力に制御することができる。また、多種類のガ
スが真空容器内に導入される場合には、各ガス個々のガ
ス流量配分比率を変化させることなくガス全体の総流量
を制御することにより、プラズマ生成のために好適なガ
ス状態を創出することができるとともに、圧力パラメー
タを主体とした処理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である基板処理方法に使
用されるプラズマCVD処理装置を示す正面断面図であ
る。
【図2】その制御装置とガス流量制御装置のブロック図
である。
【図3】その作用説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】ガス流量と検出圧力との関係を示す線図であ
る。
【符号の説明】
1…半導体ウエハ(基板)、10…プラズマCVD装
置、11…真空容器、12…排気口、12A…真空排気
装置(真空排気手段)、13…カソード電極、14…シ
ャワー板、15…ガス通路、16…ガス導入管、17…
アノード電極、18…サセプタ、19…圧力検出器、2
0…コントローラ、21…インピーダンス整合器、22
…高周波電源、23…ガス流量制御装置、24〜28…
第一〜第五の入力バルブ、29〜33…第一〜第五のマ
スフローコントローラ、34〜38…第一〜第五の出力
バルブ、39…演算部、40…記憶部、41…デジタル
I/O制御部、42…アナログ信号入力部、43…アナ
ログ信号出力部、44…アナログ信号出力線、45…ア
ナログ信号入力線、46…デジタルI/O制御線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス供給手段および真空排気手段が接続
    された真空容器内に前記ガス供給手段のガスをその流量
    をガス流量調節手段により調節しながら供給して、前記
    真空容器内に設置された基板に処理を施す基板処理方法
    において、前記真空容器内の圧力が前記真空容器内に供
    給するガスの総流量を変化させることによって制御され
    ることを特徴とする基板処理方法。
  2. 【請求項2】 前記ガスが前記基板へ所定の処理を施す
    複数種類の反応ガスであり、前記真空容器内に供給する
    全ての種類のガスの個々の流量配分比率を変化させるこ
    となく前記ガスの総流量を変化させながら前記ガスを前
    記真空容器内に供給することを特徴とする請求項1に記
    載の基板処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7432400B2 (ja) 2020-03-11 2024-02-16 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法及び基板処理システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7432400B2 (ja) 2020-03-11 2024-02-16 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法及び基板処理システム

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