JP2001118614A - アース組立体及びその製造方法 - Google Patents

アース組立体及びその製造方法

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JP2001118614A
JP2001118614A JP29907799A JP29907799A JP2001118614A JP 2001118614 A JP2001118614 A JP 2001118614A JP 29907799 A JP29907799 A JP 29907799A JP 29907799 A JP29907799 A JP 29907799A JP 2001118614 A JP2001118614 A JP 2001118614A
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conductor
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grounding
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正徳 山口
Yoshiaki Hiratsuka
良秋 平塚
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寿 吉長
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電に基づく放電を防止することによって、
ノイズの伝達を抑止するアース組立体を提供する。 【解決手段】計算機31〜33の接地端子31a〜33
aに電気的に接続されるアース部材21と、アース部材
21を包囲する、所定の抵抗を有する導電体22とから
なるアース組立体20は、導電体22の抵抗値が、高電
圧が印加された前記接地体に、前記導電体を介して人体
が触れても感電が生じない値より高く、例えば2.5×
104Ω以上に設定されているので、例えば落雷などに
よって前記接地体に高電圧が印加されたような場合で
も、感電事故を防止できる。又、導電体22の抵抗値
が、導電体22に実質的に静電気を生じさせない値より
低く、例えば1.0×109Ω以下に設定されているの
で、導電体22には高電圧の静電気が蓄積されないた
め、放電に必要なエネルギーが蓄積せず、従って静電気
に基づくノイズの発生を抑止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アース組立体及び
アース組立体の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビルなどの建物の中に、比較的大型の計
算機システムが設置されることがある。ところで、計算
機システムは外部からのノイズによって、誤動作などの
障害を引き起こすことがあるので、そのようなノイズを
遮断すべく、計算機システム専用のアース線を設置して
いる。ところが、近年においては、ビルのアース設備は
施工の国際化に対応すると共にコストを低減するため
に、計算機システム専用のアース線を省略して、エレベ
ータの動力源や各種電気・電子機器例えば家電製品など
のアース線と共有させることが一般的に行われるように
なってきた。
【0003】しかるに、このようにアース線をたとえ共
有した場合でも、外部からのノイズが計算機システム側
に伝達されないようにする必要がある。かかる問題に対
処すべく、例えば特開平6−104066号には、建物
内のフリーアクセス床下に、絶縁体で外周面が被覆さ
れ、かつ分電盤のアース端子と接続したアース板を配置
する構成が開示されている。かかる構成によれば、アー
ス板と、コンクリートの床を隔てて対置する建物の鉄骨
とで、大きな静電容量を有するコンデンサを形成するこ
とによって、エレベータの動力源などから伝達される高
周波ノイズを地中へと逃がすことができる。尚、アース
板を絶縁体で絶縁するのは、建物の鉄骨や、これに電気
的に接続された金属部と、アース板とが接触したとき
に、アース板に不安定なノイズが流入することを防止す
るためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アース板を
絶縁体で覆うことにより、以下に述べるような新たな問
題が生じることが判明した。アース板が配置されるフリ
ーアクセス床下には、床下空調からの空気流が送り込ま
れることが多いが、かかる空気流が絶縁体表面に沿って
流れる際に、その表面に静電気が帯電してしまう。かか
る静電気の帯電に基づき絶縁体の表面が高電位となった
場合、アース板へ放電が生じ、かかる放電によるノイズ
がアース線を介して計算機システム側へ伝達される恐れ
がある。
【0005】かかる問題とは別に、ノイズ伝達を防止す
べく十分な静電容量を確保するためには、アース板の表
面積は1m2程度必要であるところ、一般的にフリーア
クセス床下には、狭い間隔で床板支持脚が設けられてい
るために、表面積の大きなアース板をそのまま設置する
ことは困難であるという問題もある。これに対し、従来
技術によれば、例えば特開平9−306564号には、
複数の小さなアース板を導電性の蝶番やワイヤで接続す
ることによって、表面積を確保しつつ設置の自由度を向
上することが開示されている。しかしながら、フリーア
クセス床下のスペースに応じて、アース板をいくつも連
結することは、設置の手間がかかるという新たな問題を
生じさせることとなる。又、建物によっては、フリーア
クセス床が設けられていないこともあり、いかなる場所
にアース板を設置するかも問題となっている。
【0006】そこで、本発明の目的は、帯電に基づく放
電を防止することによって、ノイズの伝達を抑止するア
ース組立体及びその形成方法を提供することにある。
【0007】更に、本発明の別の目的は、フリーアクセ
ス床下の有無に関係されず、設置可能なアース組立体を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明のアース組立体は、実質的に地電位に維持された、
建物の導電性骨組部に対向して配置されるアース組立体
であって、電子機器の接地端子に電気的に接続される導
電性の接地体と、前記接地体を包囲する、所定の抵抗値
を有する導電体とを具備し、前記導電体の抵抗値は、電
圧が印加された際、前記導電体に人体が触れても感電に
よる危険が生じない値より高く、かつ前記導電体に実質
的に静電気の帯電を生じさせない値より低く設定されて
いることを特徴とする。
【0009】本発明のアース組立体の製造方法は、導電
性である箔状の接地体を形成するステップと、所定の抵
抗値を有するシート状の導電体を形成するステップと、
前記導電体が前記接地体を包囲するよう接合させるステ
ップとを有し、前記導電体の抵抗値は、電圧が印加され
た際、前記導電体に人体が触れても感電による危険が生
じない値より高く、かつ前記導電体に実質的に静電気の
帯電を生じさせない値より低く設定されていることを特
徴とする。
【0010】
【作用】本発明のアース組立体によれば、実質的に地電
位に維持された、建物の導電性骨組部に対向して配置さ
れるアース組立体であって、電子機器の接地端子に電気
的に接続される導電性の接地体と、前記接地体を包囲す
る、所定の抵抗値を有する導電体とを具備し、前記導電
体の抵抗値は、電圧が印加された際、前記導電体に人体
が触れても感電による危険が生じない値より高く、かつ
前記導電体に実質的に静電気の帯電を生じさせない値よ
り低く設定されているので、例えば落雷などによって前
記接地体に高電圧が印加されたような場合でも、感電事
故を防止できる。又、前記導電体の抵抗値が、前記導電
体に実質的に静電気を生じさせない値より低く設定され
ているので、前記導電体には高電圧の静電気が蓄積され
ないため、放電に必要なエネルギーが蓄積せず、従って
静電気に基づくノイズの発生を抑止できる。
【0011】本発明のアース組立体の製造方法によれ
ば、導電性である箔状の接地体を形成するステップと、
所定の抵抗値を有するシート状の導電体を形成するステ
ップと、前記導電体が前記接地体を包囲するよう接合さ
せるステップとを有し、前記導電体の抵抗値は、電圧が
印加された際、前記導電体に人体が触れても感電による
危険が生じない値より高く、かつ前記導電体に実質的に
静電気の帯電を生じさせない値より低く設定されている
ので、より容易に折り曲げ可能なアース組立体を形成す
ることができる。又、前記アース組立体が折り曲げ可能
となっていれば、アース組立体を切断することなく、フ
リーアクセス床下のスペースに合わせて折り曲げて配置
することができ、それにより、表面積を維持しつつ任意
の場所に配置することが可能となって、設置の自由度が
高まる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の
実施の形態にかかるアース組立体を、建物内に設置した
状態を示す概略図である。図1において、ビルなどの建
物10内には、下端が地中へと埋設された鉄骨11が配
置されている。鉄骨11は、水平に延在する床部鉄骨1
1aに接続されている。鉄骨11と床部鉄骨11aと
で、実質的に地電位に維持された導電性骨組部を構成す
る。
【0013】床部鉄骨11aの上面には、コンクリート
が敷設され、フリーアクセス床(図1において不図示)
下の床部12を構成している。床部12上には、アース
組立体20が載置されている。
【0014】床部12が設けられた階には、計算機3
1,32,33を含む計算機システムが配置されてい
る。各計算機31,32,33の接地端子31a、32
a、33aは、配線34により、計算機システムの分電
盤(以下、第1の分電盤と称する)35の接地端子35
aに電気的に接続されている。一方、アース組立体20
も配線36により、第1の分電盤35の接地端子35a
に接続されている。
【0015】床部12が設けられた階、又は別な階に
は、エレベータの動力源であるモータ41,家電製品で
ある冷蔵庫42,事務機器である複写機43などが配置
されている。ここで家電製品及び事務機器として、冷蔵
庫及び複写機を例示したがこれらに限られない。モータ
41,冷蔵庫42,複写機43の接地端子41a、42
a、43aは、配線44により、別な分電盤(以下、第
2の分電盤と称する)45の接地端子45aに電気的に
接続されている。
【0016】第1の分電盤35の接地端子35aと、第
2の分電盤45の接地端子45aとは、建物10内に設
けられた接地母線51に接続されており、また接地母線
51は、公知の態様でアース(G)されている。
【0017】図2は、本実施の形態のアース組立体20
を示す斜視図で、第1の分電盤35の接地端子35aと
接続した状態で示している。図3は、図2の構成をIII-
III線で切断して矢印方向に見た一部省略拡大図であ
る。
【0018】図3に示すように、アース組立体20は、
厚さが約0.1mm程度の銅箔からなるアース部材21
の周囲に、厚さが約0.8mm程度の高抵抗を有する導
電体22を接着剤にて張り合わせることによって容易に
形成できる。それにより、アース組立体20は、厚さが
2mm程度のシートとなっており、いずれの方向にも折
り曲げ自在となっている。本実施の形態によるアース組
立体20は、幅が32cmで、長さが4mであるので、
巻かれた状態で保存及び運搬されると便利である。
【0019】導電体22の抵抗値は、後述する理由によ
り、2.5×104〜1.0×109Ωであると好まし
い。このような導電体22は、例えば、アキレス株式会
社の商品名SKY−16(抵抗値8.5×107Ω)、
又はアキレス株式会社のクロポリマットE−300(抵
抗値1.6×105Ω)を用いて形成することができ
る。
【0020】尚、接地体としてのアース部材21は、銅
箔以外にも、電気抵抗が10Ω以下の材質、例えば、
金、銀、アルミ、ステンレス、ニッケル、黄銅、マグネ
シウム合金、亜鉛、カーボンなどを、薄く加工して箔状
として用いることができるが、例えばプラスチック材料
(ゴム材含む)に上述した材料の粉末を混入させてシー
ト状に形成したものや、上述した材料を糸状に形成して
直接編んだものや、上述した材料を繊維に塗布して、か
かる繊維を編んだものなども用いることができる。
【0021】図2に示すように、アース部材21は、そ
の一辺の一部に、正立した突片21aを有している。突
片21aの周囲において、導電体12は、その上面がく
り抜かれて開口22aを形成しているが、例えば他の金
属部などとの不用意な接触を防止するために、開口22
aは小さい方が望ましい。突片21aと、第1の分電盤
35の接地端子35aとは、配線36により接続可能と
なっている。
【0022】図4は、本実施の形態の変形例にかかる突
片21aを示した図である。導電体22の一隅部が上面
だけ切り取られ、またアース部材21の一部に切れ目2
1bが形成されている。切れ目21bを引き剥がすよう
にして、アース部材21の一部を起こすことによって、
点線で示すように正立した突片21aが形成される。
尚、突片21aの中央に形成された開口21cには、配
線36との接続時に締結するねじ(不図示)が係合でき
るようになっている。
【0023】図5は、本実施の形態のアース組立体20
を、フリーアクセス床下に設置した一形態を示す図であ
る。建物10の床部鉄骨11aとの間に、ノイズ防止に
十分な静電容量を確保するためには、アース組立体20
は、床部鉄骨11aに対向する下方面の表面積を1m2
程度必要とする。一方、フリーアクセス床(不図示)を
支持する床板支持脚14の間隔は、一般的には50〜6
0cm程度である。従って、この床板支持脚14の間
に、アース組立体20を配置しなくてはならない。
【0024】本実施の形態によれば、アース組立体20
の幅が32cmであるので、かかるアース組立体を床板
支持脚14の間に余裕を持って配置することができる。
一方、フリーアクセス床下のスペースによっては、長さ
が約4mのアース組立体20を、直線的に延在するよう
にして配置できない場合もある。このような場合、本実
施の形態のアース組立体20は、折り曲げ自在な構成と
なっているので、図5に示すようにU字形状に折り曲げ
て配置でき、それによりアース組立体の設置の自由度を
向上させることができる。尚、アース組立体20は、U
字形状に限らず、たとえばZ字形状又はL字形状に折り
曲げても良く、設置スペースに合わせて任意の形状に折
り曲げることが考えられる。
【0025】尚、アース組立体20と、第1分電盤35
の接地端子35aとを、配線36の代わりに、図5の点
線で示すようにコンデンサCを介して結合すれば、アー
ス組立体20と接地端子35aとは、直流的には絶縁状
態となり、高周波的には導通状態となるため、接地端子
35aの地電位を維持しつつ、主接地母線51(図1)
を介して接地端子35aに流れ込んだ高周波ノイズを、
アース組立体20を介して地中へと逃がすことができ、
それにより計算機システム(31,32,33)側にノ
イズが伝達されることを防止できる。
【0026】図6は、更に別な変形例を示す図である。
図6の変形例にかかるアース組立体20には、両側部か
ら内方に向かうミシン目20bが、交互に並んで形成さ
れている。このミシン目20bに沿って途中まで切り裂
くことによって、アース組立体20につながったままの
細長部20aが形成される。細長部20aは、内部のア
ース部材21によって導電性を有し、また自在に折れ曲
がるので、配線36の代わりに用いることができる。す
なわち、細長部20aの端部において露出したアース部
材21を、第1分電盤35の接地端子35aに接続する
ことによって、配線36を省略することができ、コスト
低減を図ることができる。
【0027】以上述べた第1の実施の形態によれば、コ
ンクリートの床部12とで隔置されたアース組立体20
と建物10の床部鉄骨11aとの間に、十分な静電容量
が確保されるため、モータ41,冷蔵庫42,複写機4
3などから、第2の分電盤45を介して主接地母線51
に伝わったノイズを、効果的に地中に逃がすことができ
る。又、導電体22の抵抗値を、2.5×104Ω以上
とすることにより、落雷などよって高電圧が主接地母線
51に印加され、アース部材21が高電圧となった場合
でも、導電体22に触れた作業者などが感電する危険性
はないし、このように高抵抗であれば、鉄骨やフリーア
クセス床の床板支持脚などに、アース部材21が万が一
接触した場合でも、ノイズが計算機システム側に伝達さ
れることを防止できる。又、導電体の抵抗値を1.0×
109Ω以下としているので、アース組立体20が設置
されたフリーアクセス床下に、空調の空気流が流された
場合でも、導電体22に静電気の帯電が生じないため放
電が生じることがなく、それにより計算機システム側に
ノイズを伝達させることを極力抑止できる。
【0028】図7は、本発明の第2の実施の形態にかか
るアース組立体120を示す斜視図である。図7におい
て、透視状態で示す分電盤135が、建物のコンクリー
ト製の壁112に設置されている。理解しやすいよう
に、分電盤135内のサーキットブレーカーなどの部品
は、省略して示されている。分電盤135は、導電体で
ある鉄製の筐体135aを有し、その背面135bを壁
112に密着させるようにして取り付けられている。壁
112を隔てて、下端を地中に埋設した鉄骨111が、
背面135bに対峙するようにして配置されている。本
実施の形態においては、背面135bがアース部材を構
成する。
【0029】背面135bの前面側下方には、セラミッ
クなどからなる絶縁体136が配置されている。絶縁体
136の前面には、端子プレート137が配置されてお
り、端子プレート137は、絶縁体136によって背面
135bに対して絶縁されている。端子プレート137
には、地電位に維持された主接地線151と、各計算機
の接地端子(不図示)に接続されたアース線134とが
それぞれ接続されている。
【0030】更に、分電盤135の背面135bと、端
子プレート137とは、コンデンサ139によって接続
されている。背面135bとコンデンサ139とで、ア
ース組立体を構成する。
【0031】かかるアース組立体120によれば、各計
算機の接地端子(不図示)に接続されたアース線134
は、主接地線151に接続されているため、地電位を維
持できる。又、背面135bと端子プレート137とは
直流的に絶縁されているため、分電盤135の筐体13
5aに、高電位の金属体(フリーアクセス床の床板支持
脚や鉄骨など)が接触したような場合でも、各計算機の
接地端子を地電位に維持できる。更に、不図示のエレベ
ータからの動力源などから、端子プレート137に高周
波ノイズが伝達されたような場合には、かかるノイズを
コンデンサ136を介して、背面135b側へと伝達す
ることによって、各計算機側への伝達を効果的に抑止で
きる。
【0032】本実施の形態によれば、アース部材とし
て、比較的表面積の大きな分電盤135の背面135b
を用いているため、例えばフリーアクセス床がない、あ
るいはあっても十分な設置スペースのない建物などにお
いても、効果的に計算機システムのアースが可能とな
る。すなわち、表面積の大きなアース板を設置するスペ
ースが制限されている場合でも、分電盤135の導電性
筐体の一部である背面135bをアース板の代わりに用
いることによって、建物の鉄骨111との間に大きな静
電容量を確保でき、それにより電気機器へのノイズの伝
達を防止できる。
【0033】尚、本実施の形態の変形例として、分電盤
135全体、又は背面135bの前面を、図3に示す導
電体22により被覆することによって、背面135bを
アース部材として利用することが考えられる。かかる場
合、コンデンサ139を省略して、アース線134を背
面135bに直接的に接続できる。本変形例の効果は、
上述した実施の形態と同様であるので、以下省略する。
【0034】以上述べたように、本発明を実施の形態に
より説明したが、本発明はこれらに限定されるものでは
なく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能
である。
【0035】付記 本発明は下記の特徴を有する。 (請求項1) 実質的に地電位に維持された、建物の導
電性骨組部に対向して配置されるアース組立体であっ
て、電子機器の接地端子に電気的に接続される導電性の
接地体と、前記接地体を包囲する、所定の抵抗値を有す
る導電体とを具備し、前記導電体の抵抗値は、電圧が印
加された際、前記導電体に人体が触れても感電による危
険が生じない値より高<、かつ前記導電体に実質的に静
電気の帯電を生じさせない値より低く設定されているこ
とを特徴とするアース組立体。 (請求項2) 前記導電体の抵抗値は、2.5×104
〜1.0×109Ωであることを特徴とする請求項1に
記載のアース組立体。 (請求項3) 前記導電体はシート状の樹脂材から形成
され、前記接地体は箔状の部材から形成され、前記アー
ス組立体は折り曲げ可能となっていることを特徴とする
請求項1又は2に記載のアース組立体。 (請求項4) 前記接地体は、金属箔から形成されてい
ることを特徴とする請求項3に記載のアース組立体。 (請求項5) 前記導電体は、前記接地体の一部を露出
するように形成され、露出した前記接地体の一部が、前
記電子機器の接地端子に接続されるようになっているこ
とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のアー
ス組立体。 (請求項6) 前記アース組立体は、少なくとも一部
を引き裂き可能となっており、引き裂かれた前記一部
が、前記電子機器の接地端子に接続されるようになって
いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
のアース組立体。 (請求項7) 前記接地体は、分電盤の筐体の一部であ
ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の
アース組立体。 (請求項8) 導電性である箔状の接地体を形成するス
テップと、電圧が印加された際、前記導電体に人体が触
れても感電による危険が生じない値より高く、かつ前記
導電体に実質的に静電気の帯電を生じさせない値より低
く設定された抵抗値を有するシート状の導電体を形成す
るステップと、前記導電体が前記接地体を包囲するよう
接合させるステップとを有することを特徴とするシート
状のアース組立体の製造方法。
【0036】
【発明の効果】本発明のアース組立体によれば、実質的
に地電位に維持された、建物の導電性骨組部に対向して
配置されるアース組立体であって、電子機器の接地端子
に電気的に接続される導電性の接地体と、前記接地体を
包囲する、所定の抵抗値を有する導電体とを具備し、前
記導電体の抵抗値は、電圧が印加された際、前記導電体
に人体が触れても感電による危険が生じない値より高
く、かつ前記導電体に実質的に静電気の帯電を生じさせ
ない値より低く設定されているので、例えば落雷などに
よって前記接地体に高電圧が印加されたような場合で
も、感電事故を防止できる。又、前記導電体の抵抗値
が、前記導電体に実質的に静電気を生じさせない値より
低く設定されているので、前記導電体には高電圧の静電
気が蓄積されないため、放電に必要なエネルギーが蓄積
せず、従って静電気に基づくノイズの発生を抑止でき
る。
【0037】本発明のアース組立体の製造方法によれ
ば、導電性である箔状の接地体を形成するステップと、
所定の抵抗値を有するシート状の導電体を形成するステ
ップと、前記導電体が前記接地体を包囲するよう接合さ
せるステップとを有し、前記導電体の抵抗値は、電圧が
印加された際、前記導電体に人体が触れても感電による
危険が生じない値より高く、かつ前記導電体に実質的に
静電気の帯電を生じさせない値より低く設定されている
ので、より容易に折り曲げ可能なアース組立体を形成す
ることができる。又、前記アース組立体が折り曲げ可能
となっていれば、アース組立体を切断することなく、フ
リーアクセス床下のスペースに合わせて折り曲げて配置
することができ、それにより、表面積を維持しつつ任意
の場所に配置することが可能となって、設置の自由度が
高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるアース組立
体を、建物内に設置した状態を示す概略図である。
【図2】本実施の形態のアース組立体を示す斜視図であ
る。
【図3】図2の構成をIII-III線で切断して矢印方向に
見た一部省略拡大図である。
【図4】本実施の形態の変形例にかかる突片を示した図
である。
【図5】本実施の形態のアース組立体を、フリーアクセ
ス床下に設置した一形態を示す図である。
【図6】更に別な変形例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態にかかるアース組立
体を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 建物 11、111 鉄骨 11a 床部鉄骨 12、112 床 20 アース組立体 21 アース部材 22 導電体 31〜33 計算機 34 アース線 35 第1の分電盤 41 モータ 42 冷蔵庫 43 複写機 44 アース線 45 第2の分電盤 51 主接地線 135 分電盤 139 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉長 寿 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に地電位に維持された、建物の導
    電性骨組部に対向して配置されるアース組立体であっ
    て、 電子機器の接地端子に電気的に接続される導電性の接地
    体と、 前記接地体を包囲する、所定の抵抗値を有する導電体と
    を具備し、 前記導電体の抵抗値は、電圧が印加された際、前記導電
    体に人体が触れても感電による危険が生じない値より高
    く、かつ前記導電体に実質的に静電気の帯電を生じさせ
    ない値より低く設定されていることを特徴とするアース
    組立体。
  2. 【請求項2】 前記導電体の抵抗値は、2.5×104
    〜1.0×109Ωであることを特徴とする請求項1に
    記載のアース組立体。
  3. 【請求項3】 前記導電体は、シート状の樹脂材から形
    成され、前記接地体は、箔状の部材から形成され、前記
    アース組立体は折り曲げ可能となっていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のアース組立体。
  4. 【請求項4】 前記接地体は、分電盤の筐体の一部であ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のアース組立
    体。
  5. 【請求項5】 導電性である箔状の接地体を形成するス
    テップと、 所定の抵抗値を有するシート状の導電体を形成するステ
    ップと、 前記導電体が前記接地体を包囲するよう接合させるステ
    ップとを有し、 前記導電体の抵抗値は、電圧が印加された際、前記導電
    体に人体が触れても感電による危険が生じない値より高
    く、かつ前記導電体に実質的に静電気の帯電を生じさせ
    ない値より低く設定されていることを特徴とするシート
    状のアース組立体の製造方法。
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