JP2001118166A - トンネル用炎検知器およびその汚損防止装置 - Google Patents

トンネル用炎検知器およびその汚損防止装置

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JP2001118166A
JP2001118166A JP30091099A JP30091099A JP2001118166A JP 2001118166 A JP2001118166 A JP 2001118166A JP 30091099 A JP30091099 A JP 30091099A JP 30091099 A JP30091099 A JP 30091099A JP 2001118166 A JP2001118166 A JP 2001118166A
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JP
Japan
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tunnel
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light receiving
receiving glass
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JP30091099A
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English (en)
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Ikuhisa Hatanaka
育久 畠中
Kentaro Azuma
健太郎 東
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル用炎検知器において、火災監視範囲
を狭めることがなく、また、多少の低風速下でも、受光
ガラス等の透明部材の汚損量を少なくすることができる
トンネル用炎検知器の汚損防止装置を提供することを目
的とするものである。 【解決手段】 炎検知器が、炎から発生される紫外線、
赤外線等を検出する検出素子と、上記検出素子を保護す
る透明部材とを有し、上記検出素子の火災検出範囲外で
あって上記透明部材の裾部分に、吹出し口を具備する風
洞が配置されているトンネル用炎検知器の汚損防止装置
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル用炎検知
器の汚損を防止すること、およびトンネル用炎検知器の
汚損防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、トンネル用炎検知器の受光ガラ
スにおける汚損を防止のために、トンネル用炎検知器の
監視範囲内に風洞を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、トンネル用炎検知器の火災検出範囲内に風洞が設け
られているので、その風洞によって検出動作が妨げら
れ、このために未監視領域が発生するという問題があ
る。
【0004】また、上記風洞による気流が弱い場合に
は、汚損低減量が少ないという問題がある。
【0005】本発明は、トンネル用炎検知器において、
火災監視範囲を狭めることがなく、また、多少の低風速
下でも、受光ガラス等の透明部材の汚損量を少なくする
ことができるトンネル用炎検知器の汚損防止装置を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、炎検知器が、
炎から発生される紫外線、赤外線等を検出する検出素子
と、上記検出素子を保護する透明部材とを有し、上記検
出素子の火災検出範囲外であって上記透明部材の裾部分
に、吹出し口を具備する風洞が配置されているトンネル
用炎検知器の汚損防止装置である。
【0007】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の第
1の実施例であるトンネル用炎検知器の汚損防止装置1
00を示す平面図である。
【0008】図2は、図1におけるII−II'から見
たトンネル用炎検知器の汚損防止装置100を示す縦断
面図である。。
【0009】トンネル用炎検知器110は、検出素子1
0と、受光ガラス20と、ケース30とを有し、汚損防
止装置100は、プレート31と、風洞40と、試験灯
ガード部50とを有する。
【0010】検出素子10は、炎から発生される紫外
線、赤外線等を検出する検出素子であり、トンネルの長
手方向に、組み合わせによって180°の火災検出範囲
を有する。受光ガラス20は、検出素子10を保護する
もので、この実施例では、半球状に形成されている。ケ
ース30は、検出素子10を収納するケースであり、受
光ガラス20とで、検出素子10を密封している。プレ
ート31は、ケース30を壁W内に配設して収容する化
粧板である。
【0011】風洞40は、壁W面と面一に配置されるプ
レート31面に形成され、入口41と、吹出口42と、
傾斜部43とを有し、検出素子10の配置による180
°の火災検出範囲外であって、受光ガラス20の裾部分
21の手前に吹出し口を具備する風洞である。風洞40
の吹出口42は、風洞入口41よりも狭くなるように設
定されている。
【0012】また、傾斜部43は、風洞40の入口41
と風洞40の吹出口42との間に設けられ、気流の方向
を受光ガラス20から逸らすものである。つまり、傾斜
部43は、吹出口42から吹出される風が、受光ガラス
20に直接当たらないように、傾斜角度が設定されてい
る。
【0013】また、トンネル用炎検知器110の汚損防
止装置100がトンネルの壁Wに埋め込まれている。図
2のように、風洞40の底部44が壁Wの表面とほぼ同
じ位置であるように、風洞40が設置され、トンネル内
の気流が壁W面に沿って直接風洞40内に入りこむ。
【0014】次に、トンネル用炎検知器110の汚損防
止装置100の動作について説明する。
【0015】トンネル用炎検知器110がトンネルの壁
Wに埋め込まれ、このトンネル内の風は、自動車等の車
両が走行すると、トンネル用炎検知器110近傍を走行
する車両の方向が常に同一であるので、同一方向に気流
が流れる。この気流が風洞40の入口41から、吹出し
口42に向かう。
【0016】そして、風洞40によって、受光ガラス2
0の直前に上昇気流w1が生じ、受光ガラス20に向か
う気流w2の方向が、受光ガラス20から逸れる方向に
変更され、受光ガラス20に向かおうとしている粉塵等
の汚れが、上記気流によって受光ガラス20から逸れ、
その汚れが直接受光ガラス20に衝突しないので付着し
ない。
【0017】ところで、トンネル用炎検知器における従
来の汚損防止装置では、粉塵を含んだ気流が受光ガラス
に直接当たり、受光ガラスの裾部分が特に汚れ易い。こ
の汚れによって、光の透過率が徐々に低下し、結果的に
は、火災検出失報を引き起こすことがある。
【0018】そこで、上記実施例では、風洞40の吹出
口42は、風洞入口41よりも狭くなるように設定され
ているので、この風洞40内を通過した気流の速度が増
加される。その風洞40内を通過した気流が傾斜部43
に当たり、気流の方向が曲げられ、吹出口42から吹出
される気流によって、受光ガラス20に直接当たらな
い。すなわち、受光ガラス20の手前で上昇気流が作ら
れ、受光ガラス20に向かう汚れた空気の方向が、上昇
気流によって曲げられ、汚れた空気が直接受光ガラス2
0に当たることを阻止され、受光ガラス20の汚損が低
減される。
【0019】また、気流が遅いときでも、風洞40内に
おいて吹出口42が狭められ、風洞入口41での気流の
速度に対して気流断面が狭められることによって、速度
が加速し、傾斜部43によって速い上昇気流が作られる
ので、受光ガラス20の汚損を効果的に低減することが
できる。
【0020】したがって、上記実施例によれば、火災検
出を確実に行うことができ、しかも、トンネル用炎検知
器110の清掃回数を少なくすることができ、清掃コス
トを低減することができる。
【0021】つまり、トンネル用炎検知器110の汚損
防止装置100は、トンネル用炎検知器110の火災検
出範囲を妨げずに、受光ガラス20の風上側で、プレー
ト31の前面側に吹出す気流によって、受光ガラス20
にススが付着することを防ぐことができる。
【0022】また、上記実施例では、約180°の火災
監視範囲外の風上側位置(ケース30の側面)に、風洞
40が取り付けられている。風洞40の底部44が壁W
の表面とほぼ同じ位置であるように、風洞40が設置さ
れているので、風洞40を設けても、この風洞によっ
て、火災検出範囲が狭くなることはない。
【0023】さらに、上記実施例において、風洞40が
台形を有しているが、長方形等のように台形以外の形状
を有するようにしてもよい。
【0024】また、上記実施例では、風洞40が、受光
ガラス20を挟むように2個設けられているが、これを
風向きによって1個だけ設置するようにしてもよい。
【0025】図3は、本発明の第2の実施例であるトン
ネル用炎検知器200を示す縦断面図である。
【0026】トンネル用炎検知器200は、検出素子1
0aと、受光ガラス20と、ケース30aとを有するも
のである。ケース30aには、固定部32が設けられて
いる。
【0027】検出素子10aは、炎から発生される紫外
線、赤外線等を検出する検出素子である。また、検出素
子10aは、トンネルの長手方向に監視できるように約
180°の火災検出範囲を維持しつつ、受光ガラス20
の裾の部分では、火災監視を行なわないように、配置さ
れている。
【0028】つまり、受光ガラス20の裾の部分で汚れ
やすいので、この汚れ易い部分を、火災監視範囲外にな
るように検知器200内に検出素子10aを配置したも
のが、トンネル用炎検知器200である。すなわち、ト
ンネル用炎検知器200は、汚損しやすい受光ガラス2
0の裾部分を、監視範囲外になるように、火災検出素子
10aを相対的に突出するように配置したものである。
【0029】図4は、本発明の第3の実施例であるトン
ネル用炎検知器300を示す縦断面図である。
【0030】トンネル用炎検知器300は、検出素子1
0aと、受光ガラス20と、ケース30bと、カバー6
0とを有する。
【0031】検出素子10aは、上記と同様に、炎から
発生される紫外線、赤外線等を検出する検出素子であ
る。受光ガラス20は、検出素子10aを保護するもの
である。
【0032】ケース30bは、検出素子10aを収納す
るケースであり、固定部33を有する。固定部33は、
ケース30bに受光ガラス20を固定する部分である。
【0033】カバー60は、固定部33に設けられてい
るカバーであり、受光ガラス20の傾斜とほぼ同じ傾斜
を具備するカバーである。
【0034】つまり、受光ガラス20の裾の部分で汚れ
やすいので、この汚れやすい部分の形状を工夫し、汚れ
た空気が上記裾部分に衝突し難くし、汚れた空気中のス
スが付着し難くしたものが、トンネル用炎検知器300
である。
【0035】ところで、従来例では、半円の受光ガラス
を使用しているが、このまま、検出素子を、ガラスの裾
の部分から持ち上げるように配置したのでは、裾付近の
傾斜が風に対して直角に近くなり、汚損しやすくなる。
【0036】この弊害を克服するために、汚損防止装置
300では、受光ガラス20を流面形とし、受光ガラス
20の裾の部分であって、ケース30bの固定部33
に、受光ガラス20とほぼ同じ立ち上がり角度の傾斜を
有するカバー60が設けられている。カバー60の傾斜
によって、カバー60が一番汚損しやすくなり、受光ガ
ラス20の裾の部分の汚れを低減することができる。
【0037】また、汚損防止装置300では、受光ガラ
ス20の裾は、トンネル内のススで汚損しやすいので、
この受光ガラス20の裾部分を火災検出範囲外となるよ
うに、検出素子10aが配置されている.この場合、受
光ガラスとして、半球状(断面半円形のみでなく、楕円
や山形を含む)のものを使用することができる。
【0038】さらに、上記各実施例における受光ガラス
20の代わりに、光線透過樹脂等、他の透明部材を使用
するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、トンネル用炎検知器に
おいて、火災監視範囲を狭めることがなく、また、多少
の低風速下でも、受光ガラス等の透明部材の汚損量を少
なくすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるトンネル用炎検知
器の汚損防止装置100を示す平面図である。
【図2】図1におけるII−II'から見たトンネル用
炎検知器の汚損防止装置100を示す縦断面図であ
る。。
【図3】本発明の第2の実施例であるトンネル用炎検知
器200を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例であるトンネル用炎検知
器300を示す縦断面図である。
【符号の説明】
100…トンネル用炎検知器の汚損防止装置、 110、200、300…トンネル用炎検知器 10、10a…検出素子、 20…受光ガラス、 21…裾部分、 30、30a、30b…ケース、 31…プレート、 32、33…固定部、 40…風洞、 41…入口、 42…吹出し口、 43…傾斜部、 44…風洞の底部、 60…カバー。
フロントページの続き Fターム(参考) 2G065 AB02 AB05 BA01 BA36 BA37 BB46 CA29 DA06 5C085 AA13 AA14 AB01 CA07 CA30 FA16 FA20 FA35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炎検知器が、炎から発生される紫外線、
    赤外線等を検出する検出素子と、上記検出素子を保護す
    る透明部材とを有し、 上記検出素子の火災検出範囲外であって上記透明部材の
    裾部分に、吹出し口を具備する風洞が配置されているこ
    とを特徴とするトンネル用炎検知器の汚損防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記風洞の入口と上記風洞の吹出口との間に、気流の方
    向を上記透明部材から逸らす傾斜部が設けられているこ
    とを特徴とするトンネル用炎検知器の汚損防止装置。
  3. 【請求項3】 炎から発生される紫外線、赤外線等を検
    出する検出素子と;上記検出素子を保護する透明部材
    と;を有し、火災検出範囲を維持しつつ、上記透明部材
    の裾の部分では、火災監視を行なわないように、上記検
    出素子が配置されていることを特徴とするトンネル用炎
    検知器。
  4. 【請求項4】 炎から発生される紫外線、赤外線等を検
    出する検出素子と;上記検出素子を保護する透明部材
    と;上記検出素子を収納するケースと;上記ケースに上
    記透明部材を固定する固定部に設けられ、上記透明部材
    の傾斜とほぼ同じ傾斜を具備するカバーと;を有するこ
    とを特徴とするトンネル用炎検知器。
JP30091099A 1999-10-22 1999-10-22 トンネル用炎検知器およびその汚損防止装置 Pending JP2001118166A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021068011A (ja) * 2019-10-18 2021-04-30 阪神高速技術株式会社 トンネル用火災検知器の汚損防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021068011A (ja) * 2019-10-18 2021-04-30 阪神高速技術株式会社 トンネル用火災検知器の汚損防止装置

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