JP2891929B2 - 道路トンネル内に設置される光学式の火災検知器の汚損防止器具 - Google Patents

道路トンネル内に設置される光学式の火災検知器の汚損防止器具

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JP2891929B2
JP2891929B2 JP8095858A JP9585896A JP2891929B2 JP 2891929 B2 JP2891929 B2 JP 2891929B2 JP 8095858 A JP8095858 A JP 8095858A JP 9585896 A JP9585896 A JP 9585896A JP 2891929 B2 JP2891929 B2 JP 2891929B2
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浩一郎 野崎
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高志 長澤
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NIPPON DORO KODAN
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路トンネル内に
設置される光学式の火災検知器の汚損防止器具に関し、
殊に道路トンネルの壁面に設置されてこの壁面から突出
して設けられるものに関する。
【0002】
【従来の技術】道路トンネル内に設置される光学式の火
災検知器は何れも、光発生源の光線エネルギーやその変
化、即ち焔の光線エネルギーとちらつきをとらえること
により初期火災の発生を検知し、重大な事故を未然に防
止するという重要な目的を果たしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トンネ
ル内に設置される火災検知器は、常時高濃度の煤煙や粉
塵等を含んだ気流に曝されていることから、受光部の汚
損による不動作が宿命であり、特に梅雨期や降雪期に
は、水分や車両のタイヤ等から飛散した泥等による汚損
の度合が著しい。
【0004】このような汚損による火災検知器の不動作
を防ぐために、従来は作業員が定期的にトンネル内に入
ってウエス等で拭くしか方法が無かった。しかし、一つ
のトンネルに100箇所前後、あるいはそれ以上設置さ
れた火災検知器をこのような方法で清掃するには、多数
の作業員と時間を要し、また場合により交通規制が必要
となり、作業環境の悪さも加わり、極めて非能率的で煩
わしい作業となっている。
【0005】本発明は、従来の道路トンネル内に設置さ
れる光学式の火災検知器が有していた上記の如き問題点
を解消し、その受光部の汚損を防止する器具を提供せん
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明品にかかる道路ト
ンネル内に設置される光学式の火災検知器の汚損防止器
具は、導入口と、導出口と、これら両口を導結する変向
部を備えたダクト状で、該導入口を道路トンネルの内壁
面に設置される光学式の火災検知器の、トンネル内気流
の上流側に、該火災検知器の中心へ向う中心気流より上
層の気流へ向け、かつ該導出口を該中心気流へ向けて、
該火災検知器の近くに配設される。該導入口、変向部、
及び導出口が連続する曲線を中心線としていてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】発明器具の場合、この器具は導
入口、導出口、両口を導結する変向部を有するダクト状
となっている。そして、光学式の火災検知器に対する設
置は次のようになされる。即ち、その導入口をトンネル
内気流の上流側で火災検知器の中心へ向う中心気流より
上層の気流へ向け、導出口を中心気流へ向けて火災検知
器の近くに配設する。本発明の器具は、火災検知器が平
坦面を備えている場合はこの平坦面に配設してもよく、
また平坦面が無い場合はトンネル内の壁面に直接取付け
てもよい。
【0008】トンネル内の気流の一部は本発明の器具の
導入口に入り、変向部を通って向きを変え、導出口から
流出する。その際、器具を通過した気流は、そのエネル
ギーにより火災検知器の中心へ向う気流を下方へ偏流さ
せつつ合成気流となって火災検知器の下方を迂回して流
過する。このため、高濃度の煤煙や粉塵等を含んだ気流
が火災検知器に直接当たらず、火災検知器の汚損が防止
される。
【0009】また、汚損防止器具は、火災検知器の上部
に設置することから、火災検知器の実用上の入射角を損
なうことなく、また回転等の可動部分を持たないことか
ら、誤発報を招くちらつきを発生させることがない。
【0010】該導入口、変向部、及び導出口が連続する
曲線を中心線としていると、気流の変向が円滑に行わ
れ、導出口から流出した気流が乱流を起こさずに火災検
知器の中心へ向う中心気流を制御しつつこれと合流し、
その偏流の発生が効果的に行われる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して、説
明する。図面において、1′は汚損防止器具である。
【0012】汚損防止器具1′の材質は特に限定される
ものではないが、金属板等で作成されていると、適当な
剛性を保ち、かつ万一の火災時の燃焼が避けられるので
好ましい。汚損防止器具1′は、導入口11と、導出口
12と、両口11と12を導結する変向部13を備えた
ダクト状となっている。
【0013】この汚損防止器具1′は、導入口11を道
路トンネルの内壁面に設置される光学式の火災検知器2
の、トンネル内気流4の上流側に、火災検知器2の受光
部3の中心へ向う中心気流5より上層の気流6へ向け、
かつ導出口12を中心気流5へ向けて、受光部3の近く
に配設される。汚損防止器具1′の火災検知器2への取
付方法は特に限定されず、ボルト類等を用いて固定する
ものとする。
【0014】次に図3に汚損防止器具1′を設置しない
場合の、火災検知器2付近の気流について示す。トンネ
ル内気流4は、火災検知器2の半球状の受光部3付近
で、その中心へ向う中心気流5または偏流6′、6″の
様に変化する。この場合、中心気流5は、受光部3に真
横から当たり、流速を失ってよどむ気流、偏流6′、
6″は受光部3の形状に応じて変化する気流である。受
光部3の初期汚損は中心気流5が当たるよどみ点7から
発生を始め、このよどみ点7は汚損の進行後も常に最大
の汚損濃度点となる。
【0015】図4は、汚損防止器具1′を設置した場合
の、受光部3付近の気流の変化を示す。受光部3に真横
から当たる中心気流5は、受光部3の手前で、汚損防止
器具1′を経由し方向を制御された制御気流8と合成さ
れ、合成気流9を発生する。この合成気流9は、火災検
知器2の受光部3に直接当たることなく、球状となった
受光部3の接線方向へ迂回し、これを通り抜けていく。
【0016】以上より、汚損防止器具1′の設置によ
り、火災検知器2の受光部3に気流のよどみ点が発生す
ることなく、汚損の発生を著しく低減することができ
る。
【0017】上記実施例と同様に、この発明は、トンネ
ル壁面より突出して設置され、気流に含まれる浮遊塵埃
等により汚損されやすい、各種検知装置等に実施するこ
とができることは、容易に推察されよう。
【0018】
【発明の効果】発明汚損防止器具によれば、道路トン
ネル内の気流のみを利用して、火災検知器の動作特性を
損なうことなくその受光部の汚損を防止することがで
き、火災検知器の上部に設置することから、火災検知器
の実用上の入射角を損なうことなく、また回転等の可動
部分を持たないことから、誤発報を招くちらつきを発生
させることがない。
【0019】請求項によれば、上層気流を円滑に変向
して火災検知器の受光部の中心へ向う中心気流と合流さ
せ、受光部を迂回する偏流を生じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる道路トンネル内に設置される火
災検知器の汚損防止器具の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】同じく火災検知器の汚損防止器具の一実施例を
火災検知器の本体に設置した状態を示す斜視図である。
【図3】火災検知器に汚損防止器具を設置しない場合の
気流の斜視図である。
【図4】火災検知器に汚損防止器具を設置した場合の気
流の斜視図である。
【符号の説明】
1′ 汚損防止器具 2 火災検知器 3 受光部 4 トンネル内気流 5 中心気流 6 上層の気流 6′ 偏流 6″ 偏流 7 よどみ点 8 制御気流 9 合成気流 11 導入口 12 導出口 13 変向部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長澤 高志 広島県広島市東区光町1丁目13番20号 広島道路エンジニア株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−246898(JP,A) 実開 昭53−122989(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 17/00 - 17/12 G01N 21/53 B08B 17/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導入口(11)と、導出口(12)と、これら両
    口(11,12)を導結する変向部(13)を備えたダクト状で、
    該導入口(11)を道路トンネルの内壁面に設置される光学
    式の火災検知器(2)の、トンネル内気流(4)の上流側に、
    該火災検知器(2)の中心へ向う中心気流(5)より上層の気
    流(6)へ向け、かつ該導出口(12)を該中心気流(5)へ向け
    て、該火災検知器(2)の近くに配設されることを特徴と
    する道路トンネル内に設置される光学式の火災検知器の
    汚損防止器具。
  2. 【請求項2】 該導入口(11)、変向部(13)、及び導出口
    (12)が連続する曲線(C)を中心線としている請求項
    記載の道路トンネル内に設置される光学式の火災検知器
    の汚損防止器具。
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