JP2001118074A - 3次元画像作成方法、3次元画像作成装置及びプログラム記録媒体 - Google Patents

3次元画像作成方法、3次元画像作成装置及びプログラム記録媒体

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JP2001118074A
JP2001118074A JP29887199A JP29887199A JP2001118074A JP 2001118074 A JP2001118074 A JP 2001118074A JP 29887199 A JP29887199 A JP 29887199A JP 29887199 A JP29887199 A JP 29887199A JP 2001118074 A JP2001118074 A JP 2001118074A
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JP29887199A
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Kazuhiro Wake
一博 和気
Tatsuhiko Ikeda
達彦 池田
Yasuo Hamamoto
康男 浜本
Hiroshi Saito
浩 齋藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影した画像から3次元画像を作成するの
は、撮影が難しく、生成した3次元画像を視点を変えて
みることが出来ない。 【解決手段】撮影した、オブジェクトの2次元画像を小
区画に分割する領域分割手段8と、それぞれの小区画に
おける輝度から、照明方向と撮像方向の関係に基づい
て、それぞれの小区画の、3次元空間における傾きを算
出する傾き算出手段10と、算出されたそれぞれの小区
画における傾きとそれら小区画同士の連続性を利用し
て、前記オブジェクトの3次元画像を作成する3次元画
像作成手段10、11、13とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オブジェクトを撮
影した2次元画像からそのオブジェクトの3次元画像を
生成する3次元画像作成方法、3次元画像作成装置及び
プログラム記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人物、電話の受話器、ティーポットなど
のオブジェクトをカメラで撮影し、画像データに変換し
てから、2次元画像としてモニタに表示することは、従
来から広く行われてきた。
【0003】ところで、これらのオブジェクトを2次元
画像としてモニタに表示した場合、オブジェクトを直接
観察するのに比較して、立体感が乏しくなる。
【0004】そこで、人間の左右の目に見える画像の差
である両眼視差(binocular paralla
x)と、両眼が1点を見つめるための交差角を制御する
ための眼球運動である輻輳(convergence)
を利用した3次元画像作成方法がある。
【0005】すなわち、オブジェクトを左目用と右目用
の2台のカメラで撮影し、2枚の画像データに変換し、
モニタに左目用画像と右目用画像を交互に表示する。そ
して、眼鏡に付設された液晶シャッターに同期させて表
示し、使用者はこの眼鏡を装着して、モニタを観察す
る。この方法によれば立体感のある極めて鮮明な3次元
画像を得ることが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
3次元画像作成方法では、左目用と右目用の2台のカメ
ラで撮影する際に種々の制約があり、オブジェクトを撮
影するのが困難である。例えば、良好な立体感を得るた
めには、カメラからオブジェクトまでの距離を2台のカ
メラの間の距離に較べて、10倍程度の距離にする必要
がある。また、2台のカメラで、画角(撮影面の撮影方
向回りの角度)を等しくする必要がある。そのため、2
台のカメラを三脚で固定して位置決めしなければなら
ず、手間がかかる。また、2台のカメラを1つの筐体に
収めることも行われている。
【0007】すなわち、従来の3次元画像作成方法で
は、オブジェクトを撮影するのが困難であるという課題
がある。
【0008】さらに、オブジェクトを撮影するために、
2台のカメラを使う必要があり、撮影機材を準備するの
にコストがかかる。
【0009】すなわち、撮影に要する機材を準備するの
にコストがかかるという課題がある。
【0010】本発明は、オブジェクトを撮影するのが困
難であるという課題を考慮し、容易にオブジェクトを撮
影することが出来る3次元画像作成方法、3次元画像作
成装置及びプログラム記録媒体を提供することを目的と
するものである。
【0011】また、本発明は、撮影に要する機材を準備
するのにコストがかかるという課題を考慮し、撮影に要
する機材を準備するのにコストがかからない3次元画像
作成方法、3次元画像作成装置及びプログラム記録媒体
を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の本発明(請求項1に対応)は、所定の3
次元空間における、撮像手段が撮像する方向と光源が照
明する方向との関係が解っている場合に、その撮像手段
がオブジェクトを撮影した2次元画像からそのオブジェ
クトの3次元画像を作成する3次元画像作成方法であっ
て、前記撮影した、前記オブジェクトの2次元画像を小
区画に分割し、それぞれの小区画における輝度から、前
記関係に基づいて、前記3次元空間における傾きを算出
し、それら小区画同士の連続性を利用して、前記オブジ
ェクトの3次元画像を得ることを特徴とする3次元画像
作成方法である。
【0013】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、前記オブジェクトのある部分が平面であることが予
め解っている場合に、前記小区画の輝度が変化していて
も、前記小区画の輝度が一定になるように調整すること
を特徴とする第1の本発明に記載の3次元画像作成方法
である。
【0014】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、前記光源が照明する方向は、1つであることを特徴
とする第1または2の本発明に記載の3次元画像作成方
法である。
【0015】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、前記光源が照明する方向は、前記撮像手段が撮影す
る方向と同一方向であることを特徴とする第3の本発明
に記載の3次元画像作成方法である。
【0016】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、前記光源が照明する方向は複数通りあり、前記2次
元画像は、それぞれの方向から照明された複数枚の2次
元画像であることを特徴とする第1または2の本発明に
記載の3次元画像作成方法である。
【0017】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、第1〜5の本発明のいずれかに記載の3次元画像作
成方法の全部または一部のステップの全部または一部の
動作をコンピュータで実行させるためのプログラムを格
納していることを特徴とするプログラム記録媒体であ
る。
【0018】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、所定の3次元空間における、撮像手段が撮像する方
向と光源が照明する方向との関係が解っている場合に、
その撮像手段がオブジェクトを撮影した2次元画像から
そのオブジェクトの3次元画像を作成する3次元画像作
成装置であって、前記撮影した、前記オブジェクトの2
次元画像を小区画に分割する領域分割手段と、それぞれ
の小区画における輝度から、前記関係に基づいて、前記
それぞれの小区画の、前記3次元空間における傾きを算
出する傾き算出手段と、前記算出されたそれぞれの小区
画における傾きとそれら小区画同士の連続性を利用し
て、前記オブジェクトの3次元画像を作成する3次元画
像作成手段とを備えたことを特徴とする3次元画像作成
装置である。
【0019】また、第8の本発明(請求項8に対応)
は、前記光源が照明する方向は、1つであることを特徴
とする第7の本発明に記載の3次元画像作成装置であ
る。
【0020】また、第9の本発明(請求項9に対応)
は、前記光源が照明する方向は複数通りあり、前記2次
元画像は、それぞれの方向から照明された複数枚の2次
元画像であることを特徴とする第7の本発明に記載の3
次元画像作成装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1、図2に本実施
の形態の3次元画像作成装置1の構成を示す。
【0023】3次元画像作成装置1は、カメラの撮像方
向と光源の照明方向との関係と、その関係で撮像された
画像を読み取り、3次元画像を作成する装置である。
【0024】撮像装置19は、3次元画像作成装置1が
3次元画像を作成するための画像とカメラの撮像方向と
光源の照明方向との関係を示す撮像パラメータとを供給
する装置である。
【0025】3次元画像作成装置1は、撮像パラメータ
格納手段6、画像格納手段7、領域分割手段8、オブジ
ェクト抽出手段9、奥行き再構成手段10、ポリゴン生
成手段11、レンダリング手段13、表示手段14、G
UI15、レンダリングパラメータ設定手段16、撮像
パラメータ設定手段17、表示コントロール手段18、
インターフェース31から構成される。
【0026】撮像パラメータ格納手段6は、カメラ2の
撮像方向と光源3の照明方向との関係を記述したパラメ
ータを格納する手段である。画像格納手段7は、撮像し
た画像を格納する手段である。
【0027】領域分割手段8は、撮像した画像を小区画
に分割する手段である。
【0028】オブジェクト抽出手段9は、分割した小区
画のうち、オブジェクトの画像を含む区画を抽出する手
段である。
【0029】奥行き再構成手段10は、それぞれの小区
画における輝度から、撮像パラメータ格納手段6に格納
されている撮像パラメータに基づいて、ぞれぞれの小区
画の3次元空間における傾きを算出し、それら小区画同
士の連続性を利用して、奥行きを再構成する手段であ
る。
【0030】ポリゴン生成手段11は、奥行きを再構成
したデータからポリゴンデータを生成する手段である。
【0031】レンダリング手段12は、CG用のカメラ
と光源データに従って、レンダリングし、CG画像を生
成する手段である。
【0032】表示手段14は、生成されたCG画像を表
示する手段である。
【0033】GUI15は、撮像パラメータ設定手段1
7、オブジェクト抽出手段9、レンダリングパラメータ
設定手段16、表示コントロール手段18を操作した
り、必要なデータを入力するためのグラフィックスユー
ザインターフェースである。
【0034】レンダリングパラメータ設定手段16は、
CG用カメラや光源などのパラメータを設定する手段で
ある。
【0035】撮像パラメータ設定手段17は、撮像装置
19として、カメラ2として通常のカメラを使用し、光
源3としてストロボを利用した場合など、撮像パラメー
タが撮像装置19から取得出来ない場合に、撮像パラメ
ータを設定する手段である。
【0036】表示コントロール手段18は、GUI画面
と3次元画像を切り替えたり、GUI画面をサブメニュ
ーに切り替えたり、表示をコントロールする手段であ
る。
【0037】インターフェース31は、撮像装置19か
ら、撮影された画像と、撮像パラメータを読み取る手段
である。
【0038】また、奥行き再構成手段10は、最低輝度
検出手段20、ピーク輝度区画選択手段21、基準区画
選択手段22、基準区画傾き推定手段23、接続区画選
択手段24、接続区画傾き推定手段25、修正手段26
から構成される。
【0039】最低輝度検出手段20は、画像の輝度のう
ち、環境光による寄与を求めるためにオブジェクトが含
まれる小区画の平均輝度が最も小さい小区画の輝度を検
出する手段である。
【0040】ピーク輝度区画選択手段21は、オブジェ
クトが含まれる小区画の平均輝度が最も大きい小区画を
選択する手段である。
【0041】基準区画選択手段22は、小区画の傾きを
推定するための基準となる小区画を選択する手段であ
る。
【0042】基準区画傾き推定手段23は、小区画の傾
きを推定するための基準となる小区画の傾きを推定する
手段である。
【0043】接続区画選択手段24は、基準となる小区
画に接続している小区画を選択する手段である。
【0044】接続区画傾き選択手段25は、小区画の連
続性を利用して、基準となる小区画に接続している小区
画の傾きを推定する手段である。
【0045】修正手段26は、推定された小区画の傾き
を修正する手段である。
【0046】また、撮像装置19は、カメラ2、光源
3、撮像制御手段4、メモリ32から構成される。
【0047】カメラ2は、オブジェクトをCCD素子に
よって撮像するディジタルカメラである。光源3は、オ
ブジェクトを照明するストロボである。撮像制御手段4
は、オブジェクトを撮像するように、カメラ2と光源3
を制御し、撮像した画像と撮像パラメータをメモリ32
に記録し、3次元画像作成装置1に供給する手段であ
る。メモリ32は、半導体メモリである。
【0048】モニタ5は、3次元画像作成装置が作成し
た3次元画像をディスプレイに表示する装置である。
【0049】なお、本実施の形態の奥行き再構成手段1
0は本発明の傾き算出手段の例であり、本実施の形態の
奥行き再構成手段10、ポリゴン生成手段11、レンダ
リング手段12は本発明の3次元画像生成手段の例であ
る。さらに本実施の形態の撮像パラメータは本発明の所
定の3次元空間における、撮像手段が撮像する方向と光
源が照明する方向との関係の例である。
【0050】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0051】まず、撮像装置19の撮像制御手段4が、
光源3とカメラ2を制御して、オブジェクトを撮像す
る。そして、撮像された画像をメモリ32に記録する。
同時に、撮像制御手段4は、カメラ2の撮像方向と光源
3の照明方向を撮像パラメータとしてメモリ32に記録
する。
【0052】図3に、撮像パラメータを示す。撮像パラ
メータは、カメラ2がオブジェクトを撮像した方向であ
る撮像方向27と光源がオブジェクトを照明した方向で
ある照明方向28から構成される。撮像方向28と照明
方向27はそれぞれ3次元ベクトルで表記される。本実
施の形態では、撮像方向28と照明方向27が同一向き
であるとする。すなわち撮像方向28を表すベクトルと
照明方向27を表すベクトルの向きが同一である。
【0053】また、図4にカメラ2で撮像されたオブジ
ェクトを示す。図4から明らかなようにオブジェクトは
球体であるとする。
【0054】さて、インターフェース31は、撮像装置
19から、図3に示す撮像パラメータを読み取り、撮像
パラメータ格納手段6に記録する。また、同時に図4に
示すオブジェクトが撮影されている画像を、撮像装置1
9から読み取り、画像格納手段7に記録する。
【0055】次に、領域分割手段8は、画像格納手段7
に格納されている画像を小区画に分割する。図5の
(a)は、画像格納手段7に格納されている画像の表示
例である。中央にオブジェクトである球体が撮影されて
いるのがわかる。図5の(b)は、この画像を小区画に
分割した例である。本実施の形態では、各小区画の大き
さは同一であるとする。
【0056】図5の(b)では、画像上に、画像の左下
端を原点とし、右向きにX軸、上向きにY軸をとった座
標系が設定されている。これは、後述する奥行き再構成
手段10がオブジェクトの奥行きを再構成する際に用い
る座標系である。この座標系については後述する。
【0057】オブジェクト抽出手段9は、各小区画のう
ち、オブジェクトが撮影されている領域を含む小区画を
抽出する。抽出した小区画を図6に示す。図6では、斜
線が付されている部分がオブジェクト抽出手段9が抽出
した小区画である。
【0058】奥行き再構成手段10は、撮像パラメータ
と各小区画が連続していることを利用して、画像の各小
区画の輝度から奥行きを再構成する。
【0059】このような奥行き再構成手段10の動作を
説明する前に、奥行き再構成手段10が前提とする仮定
について若干の説明を行う。
【0060】光源から出た光は、物体にあたって反射や
透過した後、観察者の目に入る。このように目に入る光
を、コンピュータグラフィックス(以下CGと記す)の
分野では、次の3種類に分類してモデル化しているもの
が多い。
【0061】すなわち、環境光(ambient li
ght)、反射光、透過光である。環境光は、周囲の環
境による散乱光、周囲の物体による相互反射によって生
じる間接光である。反射光は、拡散反射(diffus
e reflection)光、鏡面反射(specu
lar reflection)の2種類に分類され
る。拡散反射光は、白墨、紙などのように光沢のない面
で反射した光であり、多くの方向にほぼ一応に反射する
とみなせる反射光である。また、鏡面反射光は、入射光
と反射光の角度が等しいものである。よく磨かれた壺な
どが光源によって照らされた場合、鏡面反射によって壺
の一部に光源の色そのものであるハイライトがつく。ま
た、透過光は、ガラスなどの透明な物体を通過してきた
光である。
【0062】本実施の形態では、透明でないオブジェク
トを扱うので、透過光は考慮する必要がない。従って、
撮像した画像に映っているオブジェクトのそれぞれの面
の輝度は、それぞれの面から観察者の目に入る環境光、
拡散反射光、鏡面反射光の強さの和によって決まる。
【0063】オブジェクトの1点での反射光の強さを、
環境光、拡散反射光、鏡面反射光の3つの要素によって
表すと、次に示す数1のようになる。
【0064】
【数1】
【0065】図7に数1で示す変数の意味を示す。
【0066】本実施の形態の奥行き再構成手段10は、
数1に従って面の輝度が決まるという仮定に基づいてオ
ブジェクトの奥行きを再構成する。さらに、入射光の強
度I inはオブジェクトの表面で一定である仮定する。ま
た、面の拡散反射率Rdと面の光沢の程度を示す数n
は、オブジェクトの光学的性質によって決まるパラメー
タであるが、本実施の形態では、適当な値を仮定して使
用する。例えば、Rdを0.8と仮定し、nを10と仮
定する。また、環境光による項Raaは、定数である。
さらに、鏡面反射率W(α)は、実際はαの関数である
が、定数と仮定する。例えば、W(α)を0.1と仮定
する。すなわち、図4に示すオブジェクトの光学的性質
は一様であると仮定する。さらに、入射光の強度I
inは、小区画の平均輝度から決定する。
【0067】また、図5の(b)に示したように、画像
の左下端を原点とし、右向きにX軸、上向きにY軸、紙
面と直交し上向きにZ軸をとった座標系が設定されてい
る。奥行き再構成手段10は、この座標系を利用して、
オブジェクトの奥行きを再構成する。ここで、図8に示
すように、4つの小区画が交わる点を頂点と呼ぶことに
する。そうすると、各小区画の頂点のX座標とY座標
は、領域分割手段8が画像を小区画に分割した時点で、
小区画の分割数に応じて一意に決まる。
【0068】以上の仮定に基づいて、奥行き再構成手段
10は、各小区画の奥行きを再構成する。すなわち、各
頂点のZ座標を決定する。
【0069】まず、奥行き再構成手段10の最低輝度検
出手段20は、オブジェクトが含まれる各小区画の平均
輝度のうち、もっとも値が小さい平均輝度を検出する。
そして、この輝度値を数1の環境光の寄与Raaである
と仮定する。
【0070】次に、ピーク輝度区画選択手段21は、オ
ブジェクトが含まれる各小区画の平均輝度が、最も大き
い小区画を選択する。
【0071】基準区画選択手段22は、ピーク輝度区画
選択手段21で、選択された小区画を図9に示すように
奥行きを再構成するための基準とする基準小区画40と
する。
【0072】基準区画傾き推定手段23は、撮像パラメ
ータ格納手段6から撮像パラメータを読み込む。撮像パ
ラメータには、図3に示したように、照明方向27を示
す3次元ベクトルと撮像方向28を示す3次元ベクトル
が記載されている。この3次元ベクトルから、図7に示
す、光源方向を向く単位ベクトルLと視点方向を向く単
位ベクトルVを知ることが出来る。
【0073】本実施の形態では、照明方向27と撮像方
向28が同一方向であるので、ベクトルLとベクトルV
は同一方向になる。
【0074】図7において、現在の基準小区画の面の傾
きは、最大の輝度を与えるような傾きであるので、面の
傾きを表す単位ベクトルNは、視点方向を表すベクトル
V及び光源方向を表すベクトルLと同一方向を向いてい
ることがわかる。すなわち、基準小区画の面の傾きは、
αが零であり、γも零である場合である。
【0075】従って、基準小区画40の周囲にある4つ
の頂点43a〜dのZ座標は、等しい値をとる。この4
つの頂点のZ座標を0とおく。
【0076】さらに、数1において、αとγを零とお
き、Raaを、最低輝度算出手段20で求めた輝度と
し、基準小区画40の輝度をIとして、入射光の強度I
inを求める。
【0077】接続区画選択手段24は、図9に示すよう
に、基準小区画40に隣接する8個の小区画を選択す
る。この8個の小区画のことを接続小区画41と呼ぶこ
とにする。
【0078】接続区画傾き推定手段25は、図9に示す
ように、12個のZ座標が未知である頂点42a〜lの
Z座標を推定する。この推定は以下のようにして行う。
【0079】すなわち、8つの接続小区画41の平均輝
度を求める。そして、12個のZ座標が未知である頂点
42a〜lのZ座標が以下の条件を満たすように推定す
る。
【0080】頂点42a〜lと基準小区画40の周囲の
4つの頂点43a〜dから、各接続小区画41の平均単
位法線ベクトルを求める。ただし、頂点42a〜dのZ
座標は0とする。
【0081】平均単位法線ベクトルNは、次の数2を用
いて求める。
【0082】
【数2】
【0083】ただし、数2において、ベクトルPiは、
図10に示すように1つの頂点から次の頂点に向かうベ
クトルである。
【0084】このようにして求めた平均単位法線ベクト
ルを面の単位法線ベクトルとして、数1を用いて、強度
Iを計算する。ただし、環境光Raaの項として、最低
輝度算出手段20で求めた輝度を使い、入射光の強度I
inは、基準区画傾き推定手段23で求めた値を使う。さ
らに、Rd、n、W(α)については、予め仮定した値
を使用する。このようにして求めた強度Iが各接続小区
画41の平均輝度と等しくなるように、頂点42a〜l
のZ座標を決定する。
【0085】ところが、決定すべきZ座標は12個あ
る。すなわち未知数は12個である。これに対して、こ
の未知数が満足すべき条件は、8個しかなく、さらに、
数1で強度Iをとるような面の傾きは一意に決まらな
い。従って、一意にZ座標を決定することは出来ない。
そこで、上述した条件をみたすような、頂点42a〜l
の一組のZ座標を仮に決める。
【0086】修正手段26は、仮に決めた頂点42a〜
lのZ座標で小区画の平均輝度と入射光の強度との値が
大幅に違うかどうかをチェックする。大幅に違う場合、
その小区画の周囲の4つの頂点のZ座標の値が決定して
いないものとする。
【0087】基準区画選択手段22は、周囲の頂点の座
標が決まっている接続小区画41のうちのいずれかを基
準小区画40として選択する。
【0088】次に、接続区画選択手段24は、基準小区
画40の8つの接続小区画41を選択する。
【0089】接続区画傾き推定手段25は、前述したよ
うに、接続小区画41の平均輝度が数1から求まる入射
光強度に等しくなるように、頂点42a〜lのZ座標を
決定する。ただし、Z座標がすでに決定している頂点に
ついては、決定済みの値を採用する。
【0090】修正手段26は、仮に決めた頂点42a〜
lのZ座標で小区画の平均輝度と入射光の強度との値が
大幅に違うかどうかをチェックする。大幅に違う場合、
その小区画の周囲の4つの頂点のZ座標の値が決定して
いないものとする。ただし、ピーク輝度区画選択手段2
1で選択した小区画の周囲の4つの頂点の座標は固定
し、決定しているとする。
【0091】そして基準区画選択手段22は、同様の処
理を行って、頂点のZ座標を決定する。
【0092】以上の処理を繰り返して、頂点のZ座標を
再構成する。
【0093】また、修正手段26は、以上の繰り返し処
理の終了判定を行う。すなわち、修正手段26は、全て
の頂点のZ座標が決定した場合、ポリゴン生成手段11
にZ座標を出力して、処理をポリゴン生成手段11に移
す。また小区画のいずれかが50回以上接続小区画とし
て処理されても頂点のZ座標が決定しない場合は、決定
した頂点のZ座標の値を外挿し、決定しなかった頂点の
Z座標の値とする。そして、ポリゴン生成手段11にZ
座標を出力して、処理をポリゴン生成手段11に移す。
【0094】次に、ポリゴン生成手段11は、このよう
にして求まった各頂点のZ座標を利用してポリゴンデー
タを生成する。図11は、オブジェクトの外側から視た
場合の一つの小区画のポリゴンデータの例を示す。小区
画の各頂点のX座標とY座標に、奥行き再構成手段10
で求めたZ座標を追加し、頂点の3次元座標を得る。図
11では、頂点の座標をQ1、Q2、Q3、Q4など3
次元ベクトルで表しており、オブジェクトを外側から視
て、反時計回りの順番に並べる。さらに各頂点における
オブジェクトの外部へ向く外向き単位法線ベクトルを求
める。頂点は4つの小区画によって囲まれ、この4つの
小区画の外向き単位法線ベクトルの平均を頂点の外向き
法線ベクトルとする。図11では、頂点の外向き単位法
線ベクトルは、n1、n2、n3、n4など3次元単位
ベクトルで表されており、オブジェクトを外側から視
て、反時計回りの順番に並べる。すなわち、頂点の座標
として、Q1、Q2、Q3、Q4をこの順に並べ、さら
に、外向き単位法線ベクトルをn1、n2、n3、n4
の順に並べたものが一つの小区画のポリゴンデータであ
る。このようなポリゴンデータを全ての小区画について
作成する。
【0095】次に、レンダリング手段13は、ポリゴン
データ、それから後述するレンダリング時に参照するパ
ラメータを入力し、レンダリングパラメータ設定手段1
6で設定されたレンダリング時に参照するパラメータに
従って、レンダリング(色付け計算)を行い、3次元C
G画像を生成する。レンダリング時に参照するパラメー
タとは、CG用のカメラの位置と向き、光源の位置と向
きと強度、オブジェクトの反射率の情報である。このレ
ンダリングパラメータに基づいて、ポリゴンデータに透
視変換を施し、表示画面上の座標に変換したのち、ポリ
ゴンデータの各頂点で陰影付け(シェーディング)計算
を行うとともに、ポリゴンデータをスキャンコンバージ
ョンし、3次元CG画像を得る。
【0096】上述したレンダリング手段13の処理を高
速に行うハードウェアを近年安価に利用出来るようにな
ったきた。例えば1秒間に数10万〜数100万ポリゴ
ンをレンダリングするようなハードウェアでも安価に利
用することが出来る。従って、このようなハードウェア
を利用すれば開発コストを低減することが出来る。
【0097】表示手段14は、3次元CG画像をモニタ
5に表示する。表示の方法としては、2次元画像として
表示することも出来るし、従来の技術で説明したよう
に、両眼視差を利用した3次元表示も行うことが出来
る。両眼視差を利用した3次元表示を行う場合には、右
目用の画像と左目用の画像を生成する。右目用の画像を
生成する場合は、CG用のカメラの位置を右眼に対応す
る位置まで移動させて、画像を生成し、左目用の画像を
生成する場合は、CG用のカメラの位置を左目に対応す
る位置まで移動させれば簡単に右目用と左目用の画像が
生成出来る。
【0098】利用者がGUIを用いて、レンダリング時
に参照するパラメータのうちカメラの位置と向きを変更
すると、モニタ5に表示されている3次元画像内のオブ
ジェクトを任意の視点から観察することが出来る。ま
た、オブジェクトに平行移動、回転などの処理を施すこ
とも出来る。
【0099】また、奥行き再構成手段10が再構成した
奥行きには、誤った奥行きを再構成する場合がある。例
えば、図4のように、オブジェクトが球体である場合、
空間再構成手段10が再構成した奥行きが、球上に凹ん
だ形状として再現される場合がある。このような場合、
モニタ5に表示されているオブジェクトのポリゴンデー
タをGUI15を操作することによって、修正すること
が出来る。ポリゴン生成手段11は、このように、ポリ
ゴンデータを修正することが出来る。
【0100】このようにすれば、奥行き感のある3次元
画像を生成すること出来、しかも視点を変更して、3次
元画像中のオブジェクトを観察することが出来る。
【0101】なお、本実施の形態では、3次元画像を作
成するための画像を入力するために専用の撮像装置9を
用いたが、これにかぎらない。専用の装置を用いず、市
販されているディジタルカメラとストロボを用いて撮影
しても構わない。この場合、インターフェース31は、
半導体メモリまたはディジタルカメラから撮像した画像
を読み取るインターフェースとして機能する。また、こ
の場合、撮像パラメータは、GUI15の画面を利用し
て、撮像パラメータ設定手段17が設定する。
【0102】さらに、本実施の形態では、撮像されたオ
ブジェクトは球体であるとして説明したが、これに限ら
ない。球体以外の形状でも構わない。ただし、オブジェ
クトが球体以外の形状である場合には、ピーク輝度区画
選択手段21で選択される小区画が複数個になる。この
複数個の小区画に対して本実施の形態で説明した処理を
適用すればよい。
【0103】さらに、本実施の形態では、入射光の強度
を計算するのに、環境光、拡散光、鏡面光を考慮したが
これに限らない。鏡面光を無視しても構わない。この場
合、入射光の強度は、光線方向と面の傾きのみに依存
し、視点方向に依存しない。従って、表面に光沢のない
オブジェクトを撮影した場合、視点方向が未知であって
も、3次元画像を作成することが出来る。
【0104】さらに、本実施の形態では、ポリゴンデー
タとして図11のような構成のデータを作成したが、こ
れに限らない。頂点が時計回りに並べられていても構わ
ない。また、4角形メッシュまたは3角形メッシュとし
ても構わない。要するに、レンダリング手段13がレン
ダリング出来るデータ形式でありさえすればよい。
【0105】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態について説明する。
【0106】本実施の形態では、カメラの撮像方向を固
定したまま、それぞれ別の方向から照明した2枚の画像
を用いて3次元画像を生成する場合について説明する。
【0107】本実施の形態の構成は、第1の実施の形態
と同一であるので、記述を省略する。
【0108】次にこのような本実施の形態の動作を第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0109】本実施の形態では、撮像パラメータ格納手
段6に2枚の画像の撮像パラメータが格納される。ま
た、画像格納手段7にも2枚の画像が格納される。
【0110】すなわち、図12の(a)に示す撮像パラ
メータと(b)に示す撮像パラメータでオブジェクトが
撮像される。図12の(a)の撮像パラメータは第1の
実施の形態と同一の撮像パラメータである。
【0111】奥行き再構成手段10は、図12の(a)
の場合と図12の(b)の場合と同時に各小区画の平均
輝度と数1の強度Iが等しくなるという条件で頂点のZ
座標を推定する。ただし、最低輝度検出手段20、ピー
ク輝度区画選択手段21は、図12の(a)の場合の画
像を利用して第1の実施の形態と同様に行う。
【0112】このようにすれば、第1の実施の形態で説
明したような、空間再構成手段10が、オブジェクトの
凹と凸を誤って再構成する場合が減少する。
【0113】なお、本実施の形態では、2つの方向から
照明した2枚の画像を用いて3次元画像を作成したが、
これに限らない。3つ、4つなど、要するに複数の個数
の方向から撮影した複数の画像を用いて3次元画像を作
成しさえすればよい。
【0114】(第3の実施の形態)次に第3の実施の形
態について説明する。
【0115】第1の実施の形態では、オブジェクトの面
の反射率が一様であるとして説明したが、本実施の形態
ではオブジェクトの面の反射率が変化している場合につ
いて説明する。
【0116】図13は、本実施の形態の3次元画像作成
装置の構成を示すブロック図である。
【0117】本実施の形態の3次元画像作成装置55
は、第1の実施の形態の3次元画像作成装置1に加え
て、輝度調整手段54を備えている。それ以外は、第1
の実施の形態と同一である。
【0118】輝度調整手段54は、オブジェクトのある
部分が平面であることが予め解っている場合に、小区画
の輝度が変化していても、その小区画の輝度が一定にな
るように調整する手段である。
【0119】次にこのような本実施の形態の動作を第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0120】第1の実施の形態と同様にして、領域分割
手段8が画像を小区画に分割する。
【0121】このとき、輝度調整手段54は、画像を画
像格納手段7から読み取り、さらに、表示手段14は、
小区画に分割したデータを輝度調整手段8から読み取
り、画像の上に小区画のパターンを重ね合わせて表示す
る。
【0122】GUI15は、モニタに表示されている小
区画のパターンと画像のうち、同一平面であるにもかか
わらず、輝度が変化している領域を指示する。
【0123】輝度調整手段54は、指示された領域内の
画素全ての平均値を算出し、指示された領域内の画素の
輝度をこの平均値に書き替える。
【0124】この処理によって、指示された領域の境界
付近で、領域の内部と外部とで、輝度が不連続になる場
合がある。従って、輝度調整手段54は、境界付近で輝
度が不連続になった部分にスムージング処理を施し、輝
度の変化がなめらかになるようにする。
【0125】このように、輝度調整された画像を用い
て、3次元画像を作成する。3次元画像を作成する動作
は、第1または第2の実施の形態と同一である。
【0126】本実施の形態によれば、オブジェクトが平
面であるにもかかわらず、オブジェクトの輝度が変化し
ている部分も奥行きを再構成することが出来る。
【0127】(第4の実施の形態)次に、第4の実施の
形態について説明する。
【0128】本実施の形態では、図1の領域分割手段
8、オブジェクト抽出手段9、奥行き再構成手段10の
処理を第1の実施の形態とは別の方法で行う場合につい
て説明する。
【0129】本実施の形態の3次元画像作成装置1の構
成は第1の実施の形態と同一である。
【0130】次に、このような本実施の形態の動作を第
1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0131】領域分割手段8は、画像格納手段7に格納
されている画像を小区画に分割する。図5の(a)は、
画像格納手段7に格納されている画像の表示例である。
中央にオブジェクトである球体が撮影されているのがわ
かる。図5の(b)は、この画像を小区画に分割した例
である。本実施の形態では、各小区画の大きさは同一で
あるとする。
【0132】さらに、図5の(b)の小区画のうち、小
区画に含まれる画素の輝度の最大値と小区画に含まれる
画素の輝度の最小値の差が、所定の閾値より大きい小区
画を4つの小区画に細分する。所定の閾値より大きくな
い小区画についてはそれ以上細分せず、そのままにして
おく。このような細分を繰り返し行うと、小区画は図1
5のような4進木表現となる。
【0133】オブジェクト抽出手段9は、各小区画のう
ち、オブジェクトが撮影されている領域を含む小区画を
抽出する。図14のように小区画に背景とオブジェクト
の両方が含まれている部分については、オブジェクトが
撮影されている小区画とする。
【0134】奥行き再構成手段10は、撮像パラメータ
と各小区画が連続していることを利用して、画像の各小
区画の輝度から奥行きを再構成する。
【0135】第1の実施の形態と異なり、各小区画の輝
度の平均値が直接奥行きを表しているとして奥行きを再
構成する。
【0136】すなわち、図16のように小区画の輝度の
値が大きいものほど手前にあるとして奥行き情報を再現
する。
【0137】これ以外の動作は第1の実施の形態と同一
である。
【0138】このように本実施の形態によれば小区画を
4進木表現で表し、さらに輝度が直接奥行き情報を表し
ているとして処理を行ったので、ポリゴン数を少なくす
ることが出来、容易な処理で3次元画像を作成すること
が出来る。
【0139】ただし、このように、輝度が直接奥行き情
報を表しているとして奥行き情報を再構成すると、凹凸
が逆になる場合がある。このような場合は、GUI15
を用いて生成したポリゴンデータの凹凸を修正する。
【0140】なお、本発明の3次元画像作成装置の全部
または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュー
タのプログラムによってソフトウェア的に実現しても構
わないし、ハードウェアによって実現しても構わない。
【0141】さらに、本発明の3次元画像作成方法の全
部または一部のステップの全部または一部の動作をコン
ピュータのプログラムによってソフトウェア的に実現し
ても構わないし、ハードウェアによって実現しても構わ
ない。
【0142】さらに、本発明の3次元画像作成装置の全
部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュ
ータにより実行させるためのプログラムを記録したこと
を特徴とするプログラム記録媒体も本発明に属する。
【0143】さらに、本発明の3次元画像作成方の全部
または一部のステップの全部または一部の動作をコンピ
ュータにより実行させるためのプログラムを記録したこ
とを特徴とするプログラム記録媒体も本発明に属する。
【0144】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、手軽にオブジェクトを撮影しただけで、
3次元画像を作成することが出来る3次元画像作成方
法、3次元画像作成装置及びプログラム記録媒体を提供
することが出来る。
【0145】また、本発明は、撮影に要する装置を準備
するのコストがかからない3次元画像作成方法、3次元
画像作成装置及びプログラム記録媒体を提供することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態における3
次元画像作成装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1及び第2の実施の形態における3
次元画像作成装置の奥行き再構成手段の構成を示すブロ
ック図
【図3】本発明の第1の実施の形態における撮像パラメ
ータの例を示す図
【図4】本発明の第1及び第2の実施の形態におけるオ
ブジェクトの例を示す図
【図5】(a)本発明の第1及び第2の実施の形態にお
ける画像格納手段に格納されている画像の表示例を示す
図 (b)本発明の第1及び第2の実施の形態における領域
分割手段が画像を分割し、生成した小区画を示す図
【図6】本発明の第1及び第2の実施の形態におけるオ
ブジェクト抽出手段がオブジェクトが占める小区画を抽
出した図
【図7】本発明の第1及び第2の実施の形態における光
源の方向と面の傾きと視点方向の関係を示す図
【図8】本発明の第1及び第2の実施の形態における頂
点の定義を説明する図
【図9】本発明の第1及び第2の実施の形態における接
続区画傾き推定手段が頂点のZ座標を推定する際の小区
画と頂点の配置を示す図
【図10】本発明の第1及び第2の実施の形態における
小区画の単位外向き法線ベクトルを求めるための配置を
示す図
【図11】本発明の第1及び第2の実施の形態における
ポリゴン生成手段が生成するポリゴンデータを説明する
【図12】(a)本発明の第2の実施の形態における撮
像パラメータの例を示す図 (b)本発明の第2の実施の形態におけるもう一つの撮
像パラメータの例を示す図
【図13】本発明の第3の実施の形態における3次元画
像作成装置の構成を示すブロック図
【図14】本発明の第4の実施の形態における小区画に
オブジェクトと背景が含まれている場合の例を示す図
【図15】本発明の第4の実施の形態における小区画の
4進木表現の例を示す図
【図16】本発明の第4の実施の形態における小区画の
輝度の平均から奥行きを再構成する例を示す図
【符号の説明】
1 3次元画像作成装置 2 カメラ 3 光源 4 撮像制御手段 5 モニタ 6 撮像パラメータ格納手段 7 画像格納手段 8 領域分割手段 9 オブジェクト抽出手段 10 奥行き再構成手段 11 ポリゴン生成手段 13 レンダリング手段 14 表示手段 15 GUI 16 レンダリングパラメータ設定手段 17 撮像パラメータ設定手段 18 表示コントロール手段 19 撮像装置 20 最低輝度検出手段 21 ピーク輝度区画選択手段 22 基準区画選択手段 23 基準区画傾き推定手段 24 接続区画選択手段 25 接続区画傾き推定手段 26 修正手段 40 基準小区画 41 接続小区画 42a〜l Z座標が未知である頂点 43a〜d 基準小区画の周囲の頂点 54 輝度調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜本 康男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 齋藤 浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H059 AA08 AA18 5B050 BA04 BA09 DA02 EA07 EA28 FA06 5B057 BA02 BA17 CA08 CA12 CA16 CB08 CB13 CB17 CC04 DA08 DA17 DB02 DB09 DC14 DC22 5B080 AA13 GA02 GA06 5L096 AA06 AA09 BA08 CA03 CA17 DA02 EA12 FA19 FA72 GA19 GA34 GA41

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の3次元空間における、撮像手段が
    撮像する方向と光源が照明する方向との関係が解ってい
    る場合に、その撮像手段がオブジェクトを撮影した2次
    元画像からそのオブジェクトの3次元画像を作成する3
    次元画像作成方法であって、 前記撮影した、前記オブジェクトの2次元画像を小区画
    に分割し、それぞれの小区画における輝度から、前記関
    係に基づいて、前記3次元空間における傾きを算出し、
    それら小区画同士の連続性を利用して、前記オブジェク
    トの3次元画像を得ることを特徴とする3次元画像作成
    方法。
  2. 【請求項2】 前記オブジェクトのある部分が平面であ
    ることが予め解っている場合に、前記小区画の輝度が変
    化していても、前記小区画の輝度が一定になるように調
    整することを特徴とする請求項1記載の3次元画像作成
    方法。
  3. 【請求項3】 前記光源が照明する方向は、1つである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の3次元画像作
    成方法。
  4. 【請求項4】 前記光源が照明する方向は、前記撮像手
    段が撮影する方向と同一方向であることを特徴とする請
    求項3記載の3次元画像作成方法。
  5. 【請求項5】 前記光源が照明する方向は複数通りあ
    り、前記2次元画像は、それぞれの方向から照明された
    複数枚の2次元画像であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の3次元画像作成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の3次元
    画像作成方法の全部または一部のステップの全部または
    一部の動作をコンピュータで実行させるためのプログラ
    ムを格納していることを特徴とするプログラム記録媒
    体。
  7. 【請求項7】 所定の3次元空間における、撮像手段が
    撮像する方向と光源が照明する方向との関係が解ってい
    る場合に、その撮像手段がオブジェクトを撮影した2次
    元画像からそのオブジェクトの3次元画像を作成する3
    次元画像作成装置であって、 前記撮影した、前記オブジェクトの2次元画像を小区画
    に分割する領域分割手段と、 それぞれの小区画における輝度から、前記関係に基づい
    て、前記それぞれの小区画の、前記3次元空間における
    傾きを算出する傾き算出手段と、 前記算出されたそれぞれの小区画における傾きとそれら
    小区画同士の連続性を利用して、前記オブジェクトの3
    次元画像を作成する3次元画像作成手段とを備えたこと
    を特徴とする3次元画像作成装置。
  8. 【請求項8】 前記光源が照明する方向は、1つである
    ことを特徴とする請求項7記載の3次元画像作成装置。
  9. 【請求項9】 前記光源が照明する方向は複数通りあ
    り、前記2次元画像は、それぞれの方向から照明された
    複数枚の2次元画像であることを特徴とする請求項7記
    載の3次元画像作成装置。
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