JP2002032744A - 3次元モデリング及び3次元画像作成のための装置及び方法 - Google Patents

3次元モデリング及び3次元画像作成のための装置及び方法

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JP2002032744A
JP2002032744A JP2000214715A JP2000214715A JP2002032744A JP 2002032744 A JP2002032744 A JP 2002032744A JP 2000214715 A JP2000214715 A JP 2000214715A JP 2000214715 A JP2000214715 A JP 2000214715A JP 2002032744 A JP2002032744 A JP 2002032744A
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image
images
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unit
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Hiroyoshi Yamaguchi
博義 山口
Tetsuya Shinpo
哲也 新保
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステレオ視法を用いて、対象物の3次元形状
を完全に表現した3次元モデルデータを作成したり、任
意の視点から見た対象物の動画を作成したりする。 【解決手段】 異なる場所に配置した複数の多眼ステレ
オカメラ11、12、13で対象物10を撮影して、各
多眼ステレオカメラ11、12、13毎に、対象物10
の輝度画像と、対象物10の外表面までの距離を示した
距離画像とを得る。それらの輝度画像と距離を基に、対
物10が入っている空間20を仮想的に細分した多数の
ボクセル30の中から、対象物10の外表面が存在する
ボクセルを決定し、それらのボクセルの各々における対
象物10の輝度を決定する。この結果に基づいて、対象
物10の3次元モデルを作成し、その3次元モデルを用
いて、任意の視点40から対象物10を見た画像をレン
ダリングする。変形として、対象物10の3次元モデル
の作成を省略し、上記輝度画像と距離画像を基に直接的
に、任意の視点40から対象物10を見た画像を作るこ
ともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ステレオ視法によ
って得られる物体の距離データを基に、その物体の3次
元モデルデータを作成したり、或いはその物体を任意の
視点から見た画像を作成したりするための装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−355806号や特開平1
1−355807号には、ステレオ視法で得た対象物の
距離データを基に、任意の視点から見た対象物の画像を
作成する技術が開示されている。この従来技術は、対象
物の周囲に複数の観察場所を設定し、各観察場所から2
眼のステレオカメラで対象物を撮影する。そして、その
撮影画像を基に、各観察場所毎に、そこから見える対象
物の表面の曲面形状を計算する。そして、視点を任意に
設定し、その設定した視点に最も近い一つの観察場所を
選び、その選んだ一つの観察場所に関して計算した対象
物の曲面形状を用いて、その視点から見た対象物の画像
を作成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術は、
個々の観察場所毎にそこから見える対象物の表面の曲面
形状を計算するが、対象物の3次元形状を完全に表現し
た3次元モデルデータを作成してはいないい。
【0004】また、上記の従来技術によれば、複数の観
察場所の各々毎にそこから見える対象物表面の曲面形状
を計算した上で、任意に設定した視点に最も近い一つの
観察場所を選び、その選んだ観察場所に関して計算した
対象物表面の曲面形状を基に、その視点から見た対象物
の画像を作成する。そのため、対象物の画像が完成する
までに時間がかかる。その結果、対象物が動く場合、又
は視点が動く場合に、それらの動きに実時間で追従して
対象物の見え方が変化していくという動画を作成するこ
とは難しい。
【0005】従って、本発明の一つの目的は、ステレオ
視法を用いて、対象物の3次元形状を完全に表現した3
次元モデルデータを作成できるようにすることにある。
【0006】本発明の別の目的は、ステレオ視法を用い
て、対象物又は視点が動いたときに、その動きに実時間
で追従して対象物の見え方が変化していくような動画を
作成できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に従
えば、同じ対象物を撮影するように異なる場所に配置さ
れた複数台のステレオカメラからの画像を受けて、その
複数台のステレオカメラからの画像より対象物の複数の
距離画像を作成するステレオ処理部と、このステレオ処
理部から複数の距離画像を受けて、前記対象物が入る所
定空間内に予め設定した多数のボクセルの中から、対象
物の表面が存在するボクセルを選ぶボクセル処理部と、
このボクセル処理部によって選ばれたボクセルの座標に
基づいて、対象物の3次元モデルを作成するモデリング
部とを備えた3次元モデリング装置が提供される。
【0008】この装置によれば、対象物の完全な3次元
モデルが作成できる。この3次元モデルに基づけば、公
知のレンダリング手法を用いて、任意の視点から見た対
象物の画像を作成することができる。
【0009】好適な実施形態では、ステレオカメラはそ
れぞれ動画を出力するものであって、そのステレオカメ
ラからの動画の各フレーム毎に、ステレオ処理部、ボク
セル処理部及びモデリング部が上述したそれぞれの処理
を行う。それにより、対象物の動きに追従して同様に動
く3次元モデルが得られる。
【0010】本発明の第2の観点に従えば、同じ対象物
を撮影するように異なる場所に配置された複数台のステ
レオカメラからの画像を受けて、その複数台のステレオ
カメラからの画像より対象物の複数の距離画像を作成す
るステレオ処理部と、そのステレオ処理部から複数の距
離画像を受けて、任意の場所に設定した視点を基準にし
た視点座標系における対象物の表面が存在する座標を決
定する対象物検出部と、その対象物検出部によって決定
された座標に基づいて、前記視点から見た対象物の画像
を作成する目的画像作成部とを備えた3次元画像作成装
置が提供される。
【0011】好適な実施形態では、ステレオカメラはそ
れぞれ動画を出力するものであって、そのステレオカメ
ラからの動画の各フレーム毎に、前記ステレオ処理部、
前記対象物検出部及び前記目的画像作成部が、上述した
それぞれの処理を行う。それにより、対象物の動きや視
点の移動に追従して対象物の画像が変化する動画が得ら
れる。
【0012】本発明の装置は、純粋なハードウェアによ
っても、コンピュータプログラムによっても、或いは両
者の組合せによっても実施することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の幾
つかの実施形態を説明する。
【0014】図1は、本発明に従う3次元モデリング及
び3次元画像表示のための装置の一実施形態の概略的な
全体構成を示す。
【0015】モデリングの対象物(この例では人である
が、何の物体でもよい)10を入れるための所定の3次
元空間20が設定されている。この空間20の周囲の複
数の異なる箇所に、多眼ステレオカメラ11、12、1
3がそれぞれ固定されている。この実施形態では3台の
多眼ステレオカメラ11、12、13があるが、これは
好適な一例であって、2台以上であればいくつでもよ
い。これら多眼ステレオカメラ11、12、13の視線
14、15、16は互いに異なる方向で空間20内に向
って延びている。
【0016】多眼ステレオカメラ11、12、13の出
力信号は演算装置18に入力される。演算装置18は、
空間20の内又は外の任意の場所に視点40を仮想的に
設定し、且つ、視点40から任意の方向に視線41を仮
想的に設定する。そして、演算装置18は、多眼ステレ
オカメラ11、12、13からの入力信号を基に、視点
40から視線41に沿って対象物10を見たときの動画
像を作成して、その動画像をテレビジョンモニタ19に
出力する。テレビジョンモニタ19は、その動画像を表
示する。
【0017】多眼ステレオカメラ11、12、13の各
々は、相対的に位置が異なり且つ視線が略平行な3個以
上、好適には3×3マトリックス状に配列された9個、
の独立したビデオカメラ17S、17R、…、17Rを
備える。この3×3マトリックスの中央に位置する一つ
のビデオカメラ17Sは「基準カメラ」と呼ばれる。基
準カメラ17Sを囲むように位置する8個のビデオカメ
ラ17R、…、17Rはそれぞれ「参照カメラ」と呼ば
れる。基準カメラ17Sと1個の参照カメラ17Rは、
ステレオ視法が適用可能な最小単位である1ペアのステ
レオカメラを構成する。よって、基準カメラ17Sと8
個の参照カメラ17は、基準カメラ17Sを中心に放射
方向に配列された8ペアのステレオカメラを構成する。
この8ペアのステレオカメラは、対象物10に関する高
精度で安定した距離データを計算することを可能にす
る。ここで、基準カメラ17Sはカラー又は白黒のカメ
ラである。カラー画像をテレビジョンモニタ19に表示
したい場合、カラーカメラを基準カメラ17Sに用い
る。一方、参照カメラ17R、…、17Rは白黒カメラ
で十分であるが、カラーカメラを用いても良い。
【0018】多眼ステレオカメラ11、12、13の各
々は、9個のビデオカメラ17S、17R、…、17R
からの9本の動画像を出力する。まず、演算装置18
は、1番目の多眼ステレオカメラ11から出力された9
本の動画像の最新のフレーム画像(静止画像)を取り込
み、その9枚の静止画像(つまり、基準カメラ17Sか
らの一枚の基準画像と、8個の参照カメラ17R、…、
17Rからの8枚の参照画像)を基に、公知の多眼ステ
レオ視法によって、対象物10の最新の距離画像(つま
り、基準カメラ17Sからの距離で表現した対象物10
の画像)を作成する。演算装置18は、上記と並行し
て、上記同様の方法で、2番目の多眼ステレオカメラ1
2についても、3番目の多眼ステレオカメラ13につい
ても、対象物10の最新の距離画像を作成する。続い
て、演算装置18は、3つの多眼ステレオカメラ11、
12、13についてそれぞれ作成した最新の距離画像を
用いて、後に詳述する方法により、対象物10の最新の
3次元モデルを作成する。続いて、演算装置18は、そ
の最新の3次元モデルを用いて、視点40から視線41
に沿って見た対象物10の最新の画像50を作成して、
テレビジョンモニタ19に出力する。
【0019】以上の動作を、演算装置18は、多眼ステ
レオカメラ11、12、13から動画像の最新フレーム
を取り込む都度に繰り返す。それにより、テレビジョン
モニタ19に表示される最新の画像50は高速に更新さ
れ、結果として、テレビジョンモニタ19には、視点4
0から視線41に沿って見た対象物10の動画像が映し
出される。
【0020】対象物10が動けば、それに実時間で追従
して、演算装置18の作成する最新の3次元モデルが変
化するので、テレビジョンモニタ19に表示された対象
物の動画像も、実際の対象物10の動きに合わせて変化
する。また、演算装置18は、仮想設定した視点40を
移動させたり視線41の方向を変えたりすることもでき
る。視点40又は視線41が動くと、それに実時間で追
従して、演算装置18の作成する視点40から見た最新
の画像が変化するので、テレビジョンモニタ19に表示
された対象物の動画像も、視点40又は視線41の動き
に合わせて変化する。
【0021】以下、演算装置18の内部構成と動作をよ
り詳細に説明する。
【0022】演算装置18では、以下の複数の座標系が
用いられる。すなわち、図1に示すように、1番目の多
眼ステレオカメラ11からの画像を処理するため、1番
目の多眼ステレオカメラ11の位置と向きに適合した座
標軸をもつ第1のカメラ直交座標系i1、j1、d1が用いられ
る。同様に、2番目の多眼ステレオカメラ12と3番目
の多眼ステレオカメラ13からの画像をそれぞれ処理す
るために、2番目の多眼ステレオカメラ12と3番目の
多眼ステレオカメラ13の位置と向きにそれぞれ適合し
た第2のカメラ直交座標系i2、j2、d2及び第3のカメラ直
交座標系i3、j3、d3がそれぞれ用いられる。さらに、空間
20内の位置を定義し且つ対象物10の3次元モデルを
処理するために、所定の一つの全体直交座標系x、y、zが
用いられる。
【0023】また、演算装置18は、図1に示すよう
に、空間20の全域を、全体座標系x、y、zの座標軸に沿
ってそれぞれNx個、Ny個、Nz個のボクセル(voxe
l:小さい立方体)30、…、30に仮想的に細分す
る。従って、空間20は、Nx×Ny×Nz個のボクセ
ル30、…、30によって構成される。これらのボクセ
ル30、…、30を用いて対象物10の3次元モデルが
作られる。以下、各ボクセル30の全体座標系x、y、
zによる座標を(vx、vy、vz)で表す。
【0024】図2は、演算装置18の内部構成を示す。
【0025】演算装置18は、多眼ステレオ処理部6
1、62、63、画素座標生成部64、多眼ステレオデ
ータ記憶部65、ボクセル座標生成部71、72、7
3、ボクセルデータ生成部74、75、76、統合ボク
セルデータ生成部77及びモデリング・表示部78を有
する。以下、各部の処理機能を説明する。
【0026】(1) 多眼ステレオ処理部61、62、6
3 多眼ステレオカメラ11、12、13に対し多眼ステレ
オ処理部61、62、63が一対一で接続される。多眼
ステレオ処理部61、62、63の機能は互いに同じで
あるから、1番目の多眼ステレオ処理部61について代
表的に説明する。
【0027】多眼ステレオ処理部61は、多眼ステレオ
カメラ11から、その9個のビデオカメラ17S、17
R、…、17Rが出力する9本の動画像の最新のフレー
ム(静止画像)を取り込む。この9枚の静止画像は、白
黒カメラの場合はグレースケールの輝度画像であり、カ
ラーカメラの場合は例えばR、G、Bの3色成分の輝度
画像である。R、G、Bの輝度画像は、それを統合すれ
ば白黒カメラと同様のグレースケールの輝度画像にな
る。多眼ステレオ処理部61は、基準カメラ17Sから
の1枚の輝度画像(白黒カメラの場合はそのまま、カラ
ーカメラの場合はR、G、Bを統合してグレースケール
としたもの)を基準画像とし、他の8台の参照カメラ
(白黒カメラである)17R、…、17Rからの8枚の
輝度画像を参照画像とする。そして、多眼ステレオ処理
部61は、8枚の参照画像の各々と基準画像とでペアを
作り(8ペアができる)、各ペアについて、両輝度画像
間の画素毎の視差を所定の方法で求める。
【0028】ここで、視差を求める方法としては、例え
ば特開平11−175725号に開示された方法を用い
ることができる。特開平11−175725号に開示さ
れた方法は、簡単に言えば、次のようなものである。ま
ず、基準画像上で1つ画素を選択し、その選択画素を中
心にした所定サイズ(例えば3×3画素)のウィンドウ
領域を基準画像から取り出す。次に、参照画像上で上記
選択画素から所定の視差分だけずれた位置にある画素
(対応候補点という)を選び、その対応候補点を中心に
した同サイズのウィンドウ領域を参照画像から取り出
す。そして、参照画像から取り出した対応候補点のウィ
ンドウ領域と、基準画像から取り出した選択画素のウィ
ンドウ領域との間で、輝度パターンの類似度(例えば両
ウィンドウ領域内の位置的に対応する画素間の輝度値の
差の二乗加算値の逆数)を計算する。視差を最小値から
最大値まで順次に変えて対応候補点を移動させながら、
個々の対応候補点について、その対応候補点のウィンド
ウ領域と、基準画像からの選択画素のウィンドウ領域と
の間の類似度の計算を繰り返す。その結果から、最も高
い類似度が得られた対応候補点を選び、その対応候補点
に対応する視差を、上記選択画素における視差と決定す
る。このような視差の決定を、基準画像の全ての画素に
ついて行う。基準画像の各画素についての視差から、対
象物の各画素に対応する部分と基準カメラとの間の距離
が一対一で決まる。従って、基準画像の全ての画素につ
いて視差を計算することで、結果として、基準カメラか
ら対象物までの距離を基準画像の画素毎に表した距離画
像が得られる。
【0029】多眼ステレオ処理部61は、8ペアの各々
について上記の方法で距離画像を計算し、それら8枚の
距離画像を統計的手法で統合して(例えば平均を計算し
て)、その結果を最終的な距離画像D1として出力する。
また、多眼ステレオ処理部61は、基準カメラ17Sか
らの輝度画像Im1も出力する。さらに、多眼ステレオ処
理部61は、距離画像D1の信頼度を表す信頼度画像Re1
を作成して出力する。ここで、信頼度画像Re1とは、距
離画像D1が示す画素毎の距離の信頼度を画素毎に示した
画像である。例えば、基準画像の各画素について上述し
たように視差を変化させながら視差毎の類似度を計算し
た結果から、最も類似度の高かった視差とその前後隣の
視差との間の類似度の差を求め、これを各画素の信頼度
として用いることができる。この例の場合、類似度の差
が大きいほど、信頼性がより高いことを意味する。
【0030】このように、1番目の多眼ステレオ処理部
61からは、1番目の多眼ステレオカメラ11の位置か
ら見た輝度画像Im1と距離画像D1と信頼度画像Re1の3種
類の出力が得られる。従って、3つの多眼ステレオ処理
部61、62、63から、3台のカメラ位置からの輝度
画像Im1,Im2,Im3と距離画像D1,D2,D3と信頼度画像Re1,R
e2,Re3が得られる(これら多眼ステレオ処理部から出力
された画像を総称するときは、「ステレオ出力画像」と
いう)。
【0031】(2) 多眼ステレオデータ記憶部65 多眼ステレオデータ記憶部65は、3つの多眼ステレオ
処理部61、62、63からのステレオ出力画像、つま
り輝度画像Im1,Im2,Im3、距離画像D1,D2,D3及び信頼度
画像Re1,Re2,Re3を入力して、図示のように、それらの
ステレオ出力画像を多眼ステレオ処理部61、62、6
3に対応した記憶領域66、67、68に記憶する。そ
して、多眼ステレオデータ記憶部65は、画素座標生成
部64から処理対象画素を指す座標(図1に示した各多
眼ステレオカメラ11、12、13のカメラ座標系での
座標であり、以下(i11,j11)で表す)が入力されると、
その画素座標(i11,j11)が指す画素の値を輝度画像Im1,I
m2,Im3、距離画像D1,D2,D3及び信頼度画像Re1,Re2,Re3
から読み出して出力する。
【0032】すなわち、多眼ステレオデータ記憶部65
は、画素座標(i11,j11)が入力されると、1番目の記憶
領域66の輝度画像Im1、距離画像D1及び信頼度画像Re1
からは、1番目のカメラ座標系i1,j1,d1での座標(i11,j
11)に対応する画素の輝度Im1(i11,j11)、距離D1(i11,j1
1)及び信頼度Re1(i11,j11)を読み出し、2番目の記憶領
域67の輝度画像Im2、距離画像D2及び信頼度画像Re2か
らは、2番目のカメラ座標系i2,j2,d2での座標(i11,j1
1)に対応する画素の輝度Im2(i11,j11)、距離D2(i11,j1
1)及び信頼度Re2(i11,j11)を読み出し、また、3番目の
記憶領域68の輝度画像Im3、距離画像D3及び信頼度画
像Re3からは、3番目のカメラ座標系i3,j3,d3での座標
(i11,j11)に対応する画素の輝度Im3(i11,j11)、距離D3
(i11,j11)及び信頼度Re3(i11,j11)を読み出して、それ
らの値を出力する。
【0033】(3) 画素座標生成部64 画素座標生成部64は、3次元モデル作成処理の対象と
なる画素を指す座標(i11,j11)を生成して、多眼ステレ
オデータ記憶部65及びボクセル座標生成部71、7
2、73に出力する。画素座標生成部64は、上述した
ステレオ出力画像の全範囲又は一部の範囲を例えばラス
タ走査するように、その範囲の全画素の座標(i11,j11)
を順次に出力する。
【0034】(4) ボクセル座標生成部71、72、7
3 3つの多眼ステレオ処理部61、62、63に対応して
3つのボクセル座標生成部71、72、73が設けられ
る。3つのボクセル座標生成部71、72、73の機能
は互いに同じであるから、1番目のボクセル座標生成部
71を代表的に説明する。
【0035】ボクセル座標生成部71は、画素座標生成
部64から画素座標(i11,j11)を入力し、また、その画
素座標(i11,j11)について多眼ステレオデータ記憶部6
5の対応する記憶領域66から読み出された距離D1(i1
1,j11)を入力する。入力した画素座標(i11,j11)と距離D
1(i11,j11)は、1番目のカメラ座標系i1,j1,d1による対
象物10の外表面の一箇所の座標を示している。そこ
で、ボクセル座標生成部71は、予め組み込まれている
1番目のカメラ座標系i1,j1,d1の座標値を全体座標系x,
y,zの座標値へ変換する処理を実行して、入力した1番
目のカメラ座標系i1,j1,d1による画素座標(i11,j11)と
距離D1(i11,j11)を、全体座標系x,y,zによる座標(x11,y
11,z11)に変換する。次に、ボクセル座標生成部71
は、その変換後の座標(x11,y11,z11)が、空間20内の
どのボクセル30に含まれるか否かを判断し、或るボク
セル30に含まれる場合には、そのボクセル30(それ
は、対象物10の外表面が存在すると推定されるボクセ
ルの一つを意味する)の座標(vx11,vy11,vz11)を出力す
る。一方、変換後の座標(x11,y11,z11)が空間20内の
どのボクセル30にも含まれない場合には、含まれない
こと(つまり、その座標が空間20外であること)を示
す所定の座標値(xout,yout,zout)を出力する。
【0036】このようにして、1番目のボクセル座標生
成部71は、1番目の多眼ステレオカメラ11からの画
像に基づいて推定された対象物10の外表面が位置する
ボクセル座標(vx11,vy11,vz11)を出力する。2番目及び
3番目のボクセル座標生成部72、73も、同様に、2
番目及び3番目の多眼ステレオカメラ12、13からの
画像に基づいて推定された対象物10の外表面が位置す
るボクセル座標(vx12,vy12,vz12)及び(vx13,vy13,vz13)
をそれぞれ出力する。
【0037】3つのボクセル座標生成部71、72、7
3は、それぞれ、画素座標生成部64から出力された全
ての画素座標(i11,j11)について上記の処理を繰り返
す。その結果、対象物10の外表面が位置すると推定さ
れるボクセル座標の全てが得られる。
【0038】(5) ボクセルデータ生成部74、75、
76 3つの多眼ステレオ処理部61、62、63に対応して
3つのボクセルデータ生成部74、75、76が設けら
れる。3つのボクセルデータ生成部74、75、76の
機能は互いに同じであるから、1番目のボクセルデータ
生成部74を代表的に説明する。
【0039】ボクセルデータ生成部74は、対応するボ
クセル座標生成部71から上記のボクセル座標(vx11,vy
11,vz11)を入力し、その値が(xout,yout,zout)でない場
合は、そのボクセル座標(vx11,vy11,vz11)に関して多眼
ステレオデータ記憶部65から入力したデータを記憶す
る。そのデータとは、すなわち、そのボクセル座標(vx1
1,vy11,vz11)に対応する画素の距離D1(i11,j11)、輝度I
m1(i11,j11)及び信頼度Re1(i11,j11)の3種類の値のセ
ットである。この3種類の値を、そのボクセル座標(vx1
1,vy11,vz11)に関係付けて、それぞれボクセル距離Vd1
(vx11,vy11,vz11)、ボクセル輝度Vim1(vx11,vy11,vz11)
及びボクセル信頼度Vre1(vx11,vy11,vz11)として蓄積す
る(これらのように各ボクセルに対応付けられた値のセ
ットを「ボクセルデータ」という)。
【0040】画素座標発生部64が処理対象の全ての画
素の座標(i11,j11)を発生し終わった後、ボクセルデー
タ生成部74は、全てのボクセル30、…、30につい
て蓄積したボクセルデータを出力する。個々のボクセル
について蓄積されたボクセルデータの数は一定ではな
い。例えば、複数のボクセルデータが蓄積されたボクセ
ルもあれば、全くボクセルデータが蓄積されていないボ
クセルもある。全くボクセルデータが蓄積されていない
ボクセルとは、1番目の多眼ステレオカメラ11からの
撮影画像に基づいては、そこに対象物10の外表面が存
在するとは推定されなかったボクセルである。
【0041】このようにして、1番目のボクセルデータ
生成部74は、全てのボクセルについて、1番目の多眼
ステレオカメラ11からの撮影画像に基づくボクセルデ
ータVd1(vx11,vy11,vz11)、Vim1(vx11,vy11,vz11)、Vre
1(vx11,vy11,vz11)を出力する。同様に、2番目及び3
番目のボクセルデータ生成部75、76も、全てのボク
セルについて、2番目及び3番目の多眼ステレオカメラ
12、13からの撮影画像にそれぞれ基づくボクセルデ
ータVd2(vx12,vy12,vz12)、Vim2(vx12,vy12,vz12)、Vre
2(vx12,vy12,vz12)及びVd3(vx13,vy13,vz13)、Vim3(vx1
3,vy13,vz13)、Vre3(vx13,vy13,vz13)をそれぞれ出力す
る。
【0042】(6) 統合ボクセルデータ生成部77 統合ボクセルデータ生成部77は、上述した3つのボク
セルデータ生成部74、75、76から入力されるボク
セルデータVd1(vx11,vy11,vz11)、Vim1(vx11,vy11,vz1
1)、Vre1(vx11,vy11,vz11)及びVd2(vx12,vy12,vz12)、V
im2(vx12,vy12,vz12)、Vre2(vx12,vy12,vz12)及びVd3(v
x13,vy13,vz13)、Vim3(vx13,vy13,vz13)、Vre3(vx13,vy
13,vz13)を、各ボクセル30毎に蓄積して統合すること
により、各ボクセルの統合輝度Vim(vx14,vy14,vz14)を
求める。
【0043】統合方法の例として、下記のようなものが
ある。
【0044】A. 複数のボクセルデータが蓄積されて
いるボクセルの場合 蓄積された複数の輝度の平均を統合輝度Vim(vx14,v
y14,vz14)とする。この場合、蓄積された複数の輝度の
分散値を求め、その分散値が所定値以上であった場合に
は、そのボクセルにはデータがないとみなして、例えば
統合輝度Vim(vx14,vy14,vz14)=0としてもよい。
【0045】 或いは、蓄積された複数の信頼度の中
から最も高い1つを選び、その最も高い信頼度に対応す
る輝度を統合輝度Vim(vx14,vy14,vz14)とする。この場
合、その最も高い信頼度が所定値より低い場合には、そ
のボクセルにはデータがないとみなして、例えば統合輝
度Vim(vx14,vy14,vz14)=0としてもよい。
【0046】 或いは、蓄積された信頼度から重み係
数を決め、対応する輝度にその重み係数を掛けて平均化
した値を統合輝度Vim(vx14,vy14,vz14)とする。
【0047】 或いは、カメラと対象物までの距離が
近いほど輝度の信頼性が高いと考えられるので、蓄積さ
れた複数の距離の中で最も短い一つを選び、その最も短
い距離に対応する一つの輝度を統合輝度Vim(vx14,vy14,
vz14)とする。
【0048】 或いは、上記の〜の方法を変形し
たり又は組み合わせたりした方法。
【0049】B. 1つのボクセルデータのみが蓄積さ
れているボクセルの場合 蓄積された1つの輝度をそのまま統合輝度Vim(vx1
4,vy14,vz14)とする。
【0050】 或いは、信頼度が所定値以上の場合
は、その輝度を統合輝度Vim(vx14,vy14,vz14)とし、信
頼度が所定値未満の場合は、そのボクセルにはデータが
ないとして、例えば統合輝度Vim(vx14,vy14,vz14)=0と
する。
【0051】C. ボクセルデータが蓄積されていない
ボクセルの場合 そのボクセルにはデータがないとして、例えば統合
輝度Vim(vx14,vy14,vz14)=0とする。
【0052】統合ボクセルデータ生成部77は、全ての
ボクセル30、…、30の統合輝度Vim(vx14,vy14,vz1
4)を求めてモデリング・表示部78に出力する。
【0053】(7) モデリング・表示部78 モデリング・表示部78は、統合ボクセルデータ生成部
77より空間20内の全てのボクセル30、…、30の
統合輝度Vim(vx14,vy14,vz14)を入力する。統合輝度Vim
(vx14,vy14,vz14)が"0"以外の値をもったボクセルは、
そこに対象物10の外表面が存在すると推定されたボク
セルを意味する。そこで、モデリング・表示部78は、
統合輝度Vim(vx14,vy14,vz14)が"0"以外の値をもつボク
セルの座標(vx14,vy14,vz14)を基にして、対象物10の
外表面の3次元形状を表す3次元モデルを作成する。こ
の3次元モデルとしては、例えば、統合輝度Vim(vx14,v
y14,vz14)が"0"以外の値をもつボクセルの座標(vx14,vy
14,vz14)を近いもの同士で閉ループに繋ぐことで得られ
る多数のポリゴンによって3次元形状を表現したポリゴ
ンデータなどである。次に、モデリング・表示部78
は、その3次元モデルと、その3次元モデルを構成する
ボクセルの統合輝度Vim(vx14,vy14,vz14)とを用いて、
図1に示した視点40から視線41に沿って対象物10
を見たときの2次元画像を、公知のレンダリング手法に
よって作成し、その2次元画像をテレビジョンモニタ1
9へ出力する。レンダリングの際の着色は、実際の撮影
画像に基づくボクセルの統合輝度Vim(vx14,vy14,vz14)
を用いて行えるので、レイトレーシングやテクスチャ処
理などの面倒な表面処理を省くことができ(勿論、行っ
ても良いが)、レンダリングを短時間で完了できる。
【0054】上述した(1)〜(7)の各部の処理は、多眼
ステレオカメラ11、12、13から出力される動画像
の各フレーム毎に繰り返される。結果として、テレビジ
ョンモニタ19には、視点40から視線41に沿って見
た対象物10の動画像が、実時間で表示される。
【0055】ところで、上記説明では空間20内のボク
セル30、…、30を全体直交座標系に従って設定した
が、必ずしも全体直交座標系に従わせる必要はなく、た
とえば、図3に示すようなボクセルを設定しても良い。
すなわち、まず、全体座標系x,y,z上で任意に設定した
視点40から視線41方向に見た画像面80を視線41
に直角に設定し、その画像面80の全ての画素81の各
々から視点40へ向って線分82を延ばす。さらに、画
像面80と平行に、視点40からの距離を違えて、多数
の平面83を設定する。すると、各画素81からの各線
分82と各平面83の間に交点ができる。その各交点を
中心に、隣の交点との間に境界面を設け、その境界面で
囲まれた各交点を1個ずつ含むような6面体領域を設定
し、その各6面体領域を各ボクセルとする。
【0056】なお、各画素81からの線分82は、視点
40に向わせずに、視線41に平行に延ばしても良い。
そのようにした場合には、図1に示すような視点40を
原点として視線41の方向に距離座標軸を取った視線直
交座標系i4,j4,d4に従って、ボクセルを設定したことに
なる。
【0057】上記のように設定したボクセルを用いて上
述した(4)〜(7)の各部の処理を行うと、最後のモデリン
グ・表示部78が視点40から見た2次元画像をレンダ
リングする際、ボクセル座標を視点40を基準にした座
標に変換する処理が省略できるので、より高速にレンダ
リングすることが可能である。
【0058】図4は、本発明の第2の実施形態で用いら
れる演算装置200の構成を示す。
【0059】この実施形態の全体構成は、図1に示した
ものと基本的に同じであり、そのうちの演算装置18を
図4に示す構成の演算装置200に置き換えたものであ
る。
【0060】図4に示す演算装置200において、多眼
ステレオ処理部61、62、63、画素座標生成部6
4、多眼ステレオデータ記憶部65及びボクセル座標生
成部71、72、73及びモデリング・表示部78は、
既に説明した図2に示す演算装置18がもつ同じ参照番
号の処理部と全く同じ機能をもつ。図4に示す演算装置
200が、図2に示した演算装置18とは異なる部分
は、対象面傾き算出部91、92、93が追加されてい
る点と、この対象面傾き算出部91、92、93の出力
を処理することになるボクセルデータ生成部94、9
5、96及び統合ボクセルデータ生成部97の機能であ
る。以下、この相違する部分について説明する。
【0061】(1) 対象面傾き算出部91、92、93 3つの多眼ステレオ処理部61、62、63にそれぞれ
対応して3つの対象面傾き算出部91、92、93が設
けられる。これら対象面傾き算出部91、92、93の
機能は互いに同じであるので、1番目の対象面傾き算出
部91を代表的に説明する。
【0062】対象面傾き算出部91は、画素座標生成部
64から座標(i11,j11)を入力すると、その座標(i11,j1
1)を中心とした所定サイズ(例えば3×3画素)のウイ
ンドウを設定し、そのウインドウ内の全ての画素につい
ての距離を、多眼ステレオデータ記憶部65の対応する
記憶領域66内の距離画像D1から入力する。次に、対
象面傾き算出部91は、上記ウインドウの領域内の対象
物10の外表面(以下、対象面という)は平面であると
の仮定の下で、そのウインドウ内の全画素の距離に基づ
いて、そのウィンドウ内の対象面と、多眼ステレオカメ
ラ11からの視線14に直角な平面(傾きゼロ平面)と
の間の傾きを算出する。
【0063】算出方法としては、例えば、ウインドウ内
の各距離を使用して、最小二乗法により対象面の法線ベ
クトルを求め、そして、その法線ベクトルとカメラ11
からの視線14のベクトルとの差分のベクトルを求め、
この差分ベクトルのi方向成分Si11及びj方向成分Sj11を
取り出して、対象面の傾きSi11,Sj11とする方法があ
る。
【0064】このようにして、1番目の対象面傾き算出
部91は、1番目の多眼ステレオカメラ11から見た対
象面の傾きSi11,Sj11を、そのカメラ11で撮影した基
準画像の全画素について計算して出力する。同様に、2
番目及び3番目の対象面傾き算出部92、93も、2番
目及び3番目の多眼ステレオカメラ12、13からそれ
ぞれ見た対象面の傾きSi12,Sj12およびSi13,Sj13を、そ
れぞれのカメラ12、13で撮影した基準画像の全画素
について計算して出力する。
【0065】(2) ボクセルデータ生成部94、95、
96 3つの多眼ステレオ処理部61、62、63にそれぞれ
対応して3つのボクセルデータ生成部94、95、96
が設けられる。これらボクセルデータ生成部94、9
5、96の機能は互いに同じであるので、1番目のボク
セルデータ生成部94を代表的に説明する。
【0066】ボクセルデータ生成部94は、対応するボ
クセル座標生成部からボクセル座標(vx11,vy11,vz11)を
入力し、その値が(xout,yout,zout)でない場合は、その
ボクセル座標(vx11,vy11,vz11)についてのボクセルデー
タを蓄積する。蓄積するボクセルデータとしては、その
ボクセル座標(vx11,vy11,vz11)に対応する画素について
多眼ステレオデータ記憶部65内の一番目の記憶領域6
6から読み出された輝度Im1(i11,j11)と、1番目の対象
面傾き算出部91から出力された対象面の傾きSi11,Sj1
1の3種類の値であり、それら3種類の値をそれぞれVim
1(vx11,vy11,vz11)、Vsi1(vx11,vy11,vz11)、Vsj1(vx1
1,vy11,vz11)として蓄積する。
【0067】画素座標発生部64が処理対象の全ての画
素の座標(i11,j11)を発生し終わった後、ボクセルデー
タ生成部94は、全てのボクセル30、…、30につい
て蓄積したボクセルデータVim1(vx11,vy11,vz11)、Vsi1
(vx11,vy11,vz11)、Vsj1(vx11,vy11,vz11)を出力する。
【0068】同様にして、2番目及び3番目のボクセル
データ生成部95、96も、全てのボクセル30、…、
30について蓄積した、2番目及び3番目の多眼ステレ
オカメラ12、13からの撮影画像にそれぞれ基づくボ
クセルデータVim2(vx12,vy12,vz12)、Vsi2(vx12,vy12,v
z12)、Vsj2(vx12,vy12,vz12)及びVim3(vx13,vy13,vz1
3)、Vsi3(vx13,vy13,vz13)、Vsj3(vx13,vy13,vz13)をそ
れぞれ出力する。
【0069】(3) 統合ボクセルデータ生成部97 統合ボクセルデータ生成部97は、3つのボクセルデー
タ生成部94、95、96からのボクセルデータVim1(v
x11,vy11,vz11)、Vsi1(vx11,vy11,vz11)、Vsj1(vx11,vy
11,vz11)及びVim2(vx12,vy12,vz12)、Vsi2(vx12,vy12,v
z12)、Vsj2(vx12,vy12,vz12)及びVim3(vx13,vy13,vz1
3)、Vsi3(vx13,vy13,vz13)、Vsj3(vx13,vy13,vz13)を各
ボクセル30毎に蓄積して統合することにより、各ボク
セルの統合輝度Vim(vx14,vy14,vz14)を求める。
【0070】統合方法としては、下記のようなものがあ
る。ここでは、対象面の傾きが小さいほど多眼ステレオ
データの信頼性が高いことを前提として処理する。
【0071】A. 複数のボクセルデータが蓄積されて
いるボクセルの場合 蓄積された各傾きのi方向成分Vsi1(vx11,vy11,vz1
1)とj方向成分Vsj1(vx11,vy11,vz11)の二乗和を求め、
その二乗和が最も小さい傾きに対応する輝度を統合輝度
Vim(vx14,vy14,vz14)とする。この場合、上記最も小さ
い二乗和の値が所定値より大きい場合には、そのボクセ
ルにはデータがないとして、例えば統合輝度Vim(vx14,v
y14,vz14)=0としても良い。
【0072】 或いは、蓄積された複数の傾きのi成
分の平均値と、j成分の平均値とを求め、そのi成分とj
成分の平均値を中心とした所定範囲内に入る傾きだけを
抽出し、その抽出した傾きに対応する輝度を抽出し、そ
の抽出した輝度の平均値を統合輝度Vim(vx14,vy14,vz1
4)とする。
【0073】B. 1個のボクセルデータのみが蓄積さ
れているボクセルの場合 蓄積されている1個の輝度をそのまま統合輝度Vim
(vx14,vy14,vz14)とする。この場合、蓄積されている1
個の傾きのi成分とj成分の二乗和が所定値以上の場合
は、そのボクセルにはデータがないとして、例えば統合
輝度Vim(vx14,vy14,vz14)=0としても良い。
【0074】C. ボクセルデータが蓄積されていない
ボクセルの場合 そのボクセルにはデータがないとして、例えば統合
輝度Vim(vx14,vy14,vz14)=0とする。
【0075】このようにして統合ボクセルデータ生成部
97は、全てのボクセルの統合輝度Vim(vx14,vy14,vz1
4)を計算して、モデリング・表示部78へ送る。モデリ
ング・表示部78の処理は、図2を参照して既に説明し
た通りである。
【0076】図5は、本発明の第3の実施形態で用いら
れる演算装置300の構成を示す。
【0077】この実施形態の全体構成は、図1に示した
ものと基本的に同じであり、そのうちの演算装置18を
図5に示す構成の演算装置300に置き換えたものであ
る。
【0078】図5に示す演算装置300は、図2や図4
に示した演算装置18や200と比較して、ボクセルデ
ータを作成する処理手順において次のように異なる。す
なわち、図2や図4に示した演算装置18や200は、
多眼ステレオ処理部の出力画像内をスキャンして、その
画像内の各画素毎に、対応するボクセル30を空間20
から見つけてボクセルデータを割り当てていく。図5に
示す演算装置300は、これとは逆に、まず空間20を
スキャンして、空間20内の各ボクセル30毎に、対応
するステレオデータを多眼ステレオ処理部の出力画像か
ら見つけて各ボクセルに割り当てていく。
【0079】図5に示す演算装置300は、多眼ステレ
オ処理部61、62、63、ボクセル座標成部101、
画素座標生成部111、112、113、距離生成部1
14、多眼ステレオデータ記憶部115、距離一致検出
部121、122、123、ボクセルデータ生成部12
4、125、126、統合ボクセルデータ生成部127
及びモデリング・表示部78を有する。このうち、多眼
ステレオ処理部61、62、63とモデリング・表示部
78は、既に説明した図2に示す演算装置18がもつ同
じ参照番号の処理部と全く同じ機能をもつ。その他の処
理部の機能は、図2に示した演算装置18とは異なる。
以下、この相違する部分について説明する。以下の説明
では、各ボクセル30の位置を表す座標を(vx24,vy24,v
z24)とする。
【0080】(1) ボクセル座標生成部101 空間20内の全ボクセル30、…、30の各々の座標(v
x24,vy24,vz24)を順々に出力する。
【0081】(2) 画素座標生成部111、112、1
13 3つの多眼ステレオ処理部61、62、63にそれぞれ
対応して3つの画素座標生成部111、112、113
が設けられる。これら画素座標生成部111、112、
113の機能は互いに同じであるので、1番目の画素座
標生成部111を代表的に説明する。
【0082】1番目の画素座標生成部111は、ボクセ
ル座標(vx24,vy24,vz24)を入力し、それに対応する1番
目の多眼ステレオ処理部61の出力画像の画素座標(i2
1,j21)を出力する。なお、ボクセル座標(vx24,vy24,vz2
4)と画素座標(i21,j21)の関係は、毎回、多眼ステレオ
カメラ11の取付位置情報およびレンズ歪み情報などを
使用して算出しても良いし、或いは、あらかじめ全ての
ボクセル座標(vx24,vy24,vz24)について画素座標(i21,j
21)との関係を算出してルックアップテーブル等の形式
で記憶しておき、その記憶から呼び出しても良い。
【0083】同様に、2番目と3番目の画素座標生成部
112、113も、ボクセル座標(vx24,vy24,vz24)に対
応する2番目と3番目の多眼ステレオシステム62、6
3の出力画像の座標(i22,j22)と(i23,j23)をそれぞれ出
力する。
【0084】(3) 距離生成部114 距離生成部114は、ボクセル座標(vx24,vy24,vz24)を
入力し、それに対応するボクセルと1番目、2番目及び
3番目の多眼ステレオカメラ11、12、13の各々と
の間の距離Dvc21,Dvc22,Dvc23を出力する。なお、各距
離Dvc21,Dvc22,Dvc23は、各多眼ステレオカメラ11、
12、13の取付位置情報およびレンズ歪み情報などを
使用して算出する。
【0085】(4) 多眼ステレオデータ記憶部115 多眼ステレオデータ記憶部115は、3つの多眼ステレ
オ処理部61、62、63に対応する記憶領域116、
117、118を有し、3つの多眼ステレオ処理部6
1、62、63からステレオ処理後の画像(輝度画像Im
1,Im2,Im3、距離画像D1,D2,D3、信頼度画像Re1,Re2,Re
3)を入力し、これらの入力画像を対応する記憶領域1
16、117、118に蓄積する。例えば、1番目の多
眼ステレオ処理部61からの輝度画像Im1、距離画像D1
及び信頼度画像Re1は1番目の記憶領域116に蓄積す
る。
【0086】続いて、多眼ステレオデータ記憶部115
は、3つの画素座標生成部111、112、113から
画素座標(i21,j21)、(i22,j22)、(i23,j23)を入力し、
3つの画素座標生成部111、112、113にそれぞ
れ対応する記憶領域116、117、118から、入力
した画素座標(i21,j21)、(i22,j22)、(i23,j23)にそれ
ぞれ対応する画素のステレオデータ(輝度、距離、信頼
度)を読み出して出力する。例えば、1番目の画素座標
生成部111から入力した画素座標(i21,j21)に対して
は、蓄積してある1番目の多眼ステレオ処理部61の輝
度画像Im1、距離画像D1及び信頼度画像Re1中から、その
入力画素座標(i21,j21)に対応する画素の輝度Im1(i21,j
21)、距離D1(i21,j21)及び信頼度Re1(i21,j21)を読み出
して出力する。
【0087】なお、入力される画素座標(i21,j21)、(i2
2,j22)、(i23,j23)はボクセル座標から計算で求めた実
数データであるが、これに対し、多眼ステレオデータ記
憶部115内に記憶されている画像の画素座標(つま
り、メモリアドレス)は整数である。そこで、多眼ステ
レオデータ記憶部115は、入力した画素座標(i21,j2
1)、(i22,j22)、(i23,j23)の小数点以下を切り捨てて整
数の画素座標に変換するか、あるいは、入力した画素座
標(i21,j21)、(i22,j22)、(i23,j23)各々の付近にある
整数の画素座標を複数選択し、その複数の整数画素座標
のステレオデータを読み出して補間し、その補間結果を
入力画素座標に対するステレオデータとして出力しても
良い。
【0088】(5) 距離一致検出部121、122、1
23 3つの多眼ステレオ処理部61、62、63にそれぞれ
対応して3つの距離一致検出部121、122、123
が設けられる。これら距離一致検出部121、122、
123の機能は互いに同じであるので、1番目の距離一
致検出部121を代表的に説明する。
【0089】1番目の距離一致検出部121は、多眼ス
テレオデータ記憶部115から出力された1番目の多眼
ステレオ処理部61により測定された距離D1(i21,j21)
と、距離生成部114から出力されたボクセル座標(vx2
4,vy24,vz24)に対応する距離Dvc1とを比較する。対象物
10の外表面がそのボクセル中に存在する場合には、D1
(i21,j21)とDvc21が一致する筈である。そこで、距離一
致検出部121は、D1(i21,j21)とDvc21の差の絶対値が
所定値以下である場合には、対象物10の外表面が当該
ボクセル中に存在すると判定して判定値Ma21=1を出力
し、D1(i21,j21)とDvc21の差の絶対値が所定値より大き
い場合には、対象物10の外表面がそのボクセル中は存
在しないと判定して判定値Ma21=0を出力する。
【0090】同様に、2番目と3番目の距離一致検出部
122、123も、2番目と3番目の多眼ステレオ処理
部62、63による測定距離D2(i22,j22)、D3(i23,j23)
にそれぞれ基づいて、該ボクセルに対象物10の外表面
が存在するか否かを判定して、判定値Ma22およびMa23を
それぞれ出力する。
【0091】(6) ボクセルデータ生成部124、12
5、126 3つの多眼ステレオ処理部61、62、63にそれぞれ
対応して3つのボクセルデータ生成部124、125、
126が設けられる。これらボクセルデータ生成部12
4、125、126の機能は互いに同じであるので、1
番目のボクセルデータ生成部124を代表的に説明す
る。
【0092】1番目のボクセルデータ生成部124は、
1番目の距離一致検出部からの判定値Ma21をチェック
し、Ma21が1であれば(つまり、ボクセル座標(vx24,vy2
4,vz24)のボクセル中に対象物10の外表面が存在する
場合には)、当該ボクセルについて多眼ステレオ記憶部
115の1番目の記憶領域116から出力されたデータ
を、当該ボクセルのボクセルデータとして蓄積する。蓄
積するボクセルデータは、そのボクセル座標(vx24,vy2
4,vz24)に対応する画素座標(i21,j21)の輝度Im1(i21,j2
1)および信頼度Re1(i21,j21)であり、それぞれボクセル
輝度Vim1(vx24,vy24,vz24)およびボクセル信頼度Vre1(v
x24,vy24,vz24)として蓄積する。
【0093】ボクセル座標発生部101が処理すべき全
てのボクセル30、…、30のボクセル座標を発生した
後、ボクセルデータ生成部124は、全てのボクセル3
0、…、30の各々について蓄積されたボクセルデータ
Vim1(vx24,vy24,vz24)、Vre1(vx24,vy24,vz24)を出力す
る。個々のボクセルについて蓄積されたボクセルデータ
の個数は同じではなく、ボクセルデータが蓄積されない
ボクセルもある。
【0094】同様に、2番目と3番目のボクセルデータ
生成部125、126も、全てのボクセル30、…、3
0の各々について、2番目と3番目のステレオ処理部6
2、63の出力にそれぞれ基づくボクセルデータVim2(v
x24,vy24,vz24)、Vre2(vx24,vy24,vz24)およびVim3(vx2
4,vy24,vz24)、Vre3(vx24,vy24,vz24)を蓄積し、出力す
る。
【0095】(7) 統合ボクセルデータ生成部127 統合ボクセルデータ生成部127は、3つのボクセルデ
ータ生成部124、125、126からのボクセルデー
タを各ボクセル毎に統合することにより、各ボクセルの
統合輝度Vim(vx24,vy24,vz24)を求める。
【0096】統合方法としては、下記のようなものがあ
る。
【0097】A. 複数のボクセルデータが蓄積されて
いるボクセルの場合 蓄積された複数の輝度の平均を統合輝度Vim(vx24,v
y24,vz24)とする。この場合、複数の輝度の分散値を求
め、その分散値が所定値以上であった場合には、そのボ
クセルにはデータがないとして、たとえばVim(vx24,vy2
4,vz24)=0としてもよい。
【0098】 或いは、蓄積された複数の信頼度の中
で最も高いものを選び、その最も高い信頼度に対応する
輝度を統合輝度Vim(vx24,vy24,vz24)とする。この場
合、その最も高い信頼度が所定値以下の場合、そのボク
セルにはデータがないとして、たとえばVim(vx24,vy24,
vz24)=0としてもよい。
【0099】 或いは、蓄積された信頼度から重み係
数を決め、蓄積された複数の輝度にそれぞれに対応する
重み係数を掛けて平均化した値を統合輝度Vim(vx24,vy2
4,vz24)とする。
【0100】B. ボクセルデータが1個のみ蓄積され
ているボクセルの場合 その輝度を統合輝度Vim(vx24,vy24,vz24)とする。
その場合、信頼度が所定値以下の場合、そのボクセルに
はデータがないとして、たとえばVim(vx24,vy24,vz24)=
0としてもよい。
【0101】C. ボクセルデータが蓄積されていない
ボクセルの場合 そのボクセルにはデータがないとして、たとえばVi
m(vx24,vy24,vz24)=0とする。
【0102】このようにして統合ボクセルデータ生成部
127は、全てのボクセルの統合輝度Vim(vx24,vy24,vz
24)を計算して、モデリング・表示部78へ送る。モデリ
ング・表示部78の処理は、図2を参照して既に説明し
た通りである。
【0103】ところで、図2の演算装置18と図4の演
算装置200との違いと同様に、図5の演算装置300
においても、対象面の傾き算出部を追加して、統合輝度
を生成する際に信頼度の代わりに対象面の傾きを使用す
ることも可能である。また、図5の演算装置300にお
いても、全体直交座標系の代わりに図3に示したような
視点40からの視線方向と距離を用いた座標系に従って
ボクセルを設定しても良い。
【0104】図6は、本発明の第4の実施形態で用いら
れる演算装置400の構成を示す。
【0105】この実施形態の全体構成は、図1に示した
ものと基本的に同じであり、そのうちの演算装置18を
図6に示す構成の演算装置400に置き換えたものであ
る。
【0106】図6に示す演算装置400は、図2に示し
た演算装置18の構成と、図5に示した演算装置300
の構成とを組み合わせて、それぞれの構成の長所を活か
して互いの短所を埋めるようにしたものである。すなわ
ち、図5の演算装置300の構成によると、ボクセル座
標(vx24,vy24,vz24)の3軸の座標を変化させて処理を
行うので、精細な3次元モデルを作るためにボクセルサ
イズを小さくしてボクセル数を増やすと計算量が膨大に
なるという問題がある。一方、図2の演算装置18の構
成によると、画素座標(i11,j11)の2軸の座標を変化さ
せればよいため図5の演算装置300と比較して計算量
は少ないが、精細な3次元モデルを得ようとしてボクセ
ル数を増やしても、ボクセルデータが与えられるボクセ
ル数が画素数によって限定されているため、ボクセルデ
ータが与えられるボクセル間に隙間が空いてしまい、精
細な3次元モデルが得られないという問題がある。
【0107】そこで、上記の問題を解消するために、図
6に示す演算装置400は、まず少ない数の粗大なボク
セルを設定して図2の演算装置18と同様の画素指向型
の演算処理を行って、粗大ボクセルについての統合輝度
Vim11(vx15,vy15,vz15)を求める。次に、粗大ボクセル
の統合輝度Vim11(vx15,vy15,vz15)に基づいて、対象物
10の外表面が存在すると判断される統合輝度をもった
粗大ボクセルに関し、その粗大ボクセルの領域をより小
さな領域をもった精細なボクセルに分割し、その分割し
た精細ボクセルに関してのみ図5の演算装置300のよ
うなボクセル指向型の演算処理を行う。
【0108】すなわち、図6に示す演算装置400は、
既に説明したものと同構成の多眼ステレオ処理部61、
62、63の下流に、画素座標生成部131、画素指向
型演算部132、ボクセル座標生成部133、ボクセル
指向型演算部134、及び既に説明したものと同構成の
モデリング・表示部78を備える。
【0109】画素座標生成部131と画素指向型演算部
132は、図2に示した演算装置18の部分79(画素
座標生成部64、多眼ステレオデータ記憶部65、ボク
セル座標生成部71、72、73、ボクセルデータ生成
部74、75、76及び統合ボクセルデータ生成部7
7)と実質的に同一の構成である。すなわち、画素座標
生成部131は、図2に示した画素座標生成部64と同
様に、多眼ステレオ処理部61、62、63の出力画像
の全域又は処理すべき部分域の全画素をスキャンして、
各画素の座標(i15,j15)を順次に出力する。画素指向型
演算部132は、各画素座標(i15,j15)と、その画素座
標(i15,j15)に対する距離とに基づき、空間20を予め
粗く分割して設定してある粗大ボクセルの座標(vx15,vy
15,vz15)を求め、その粗大ボクセル座標(vx15,vy15,vz1
5)に対する統合輝度Vim11(vx15,vy15,vz15)を図2の演
算装置18と同様の方法で求めて出力する。なお、ここ
での統合輝度Vim11(vx15,vy15,vz15)を求める方法に
は、既に説明したような方法に代えて、Vim11(vx15,vy1
5,vz15)がゼロか否か(つまり、その粗大ボクセルに対
象物10の外表面が存在するか否か)を区別するだけの
簡単な方法を用いてよい。
【0110】ボクセル座標生成部133は、各粗大ボク
セル座標(vx15,vy15,vz15)の統合輝度Vim11(vx15,vy15,
vz15)を入力して、その統合輝度Vim11(vx15,vy15,vz15)
がゼロでない(つまり、対象物10の外表面が存在する
と推定される)粗大ボクセルについてのみ、その粗大ボ
クセルを複数の精細ボクセルに分割して、各精細ボクセ
ルのボクセル座標(vx16,vy16,vz16)を順次に出力する。
【0111】ボクセル指向型演算部134は、図5の演
算装置300の部分128(画素座標生成部111、1
12、113、距離生成部114、多眼ステレオデータ
記憶部115、距離一致検出部121、122、12
3、ボクセルデータ生成部124、125、126、及
び統合ボクセルデータ生成部127)と実質的に同一の
構成を有する。このボクセル指向型演算部134は、各
精細ボクセル座標(vx16,vy16,vz16)について、多眼ステ
レオ処理部61、62、63からの出力画像に基づいて
ボクセルデータを求め、それを統合して統合輝度Vim12
(vx16,vy16,vz16)を求めて出力する。
【0112】ボクセル指向型演算部134による精細な
ボクセルデータの生成処理は、対象物10の外表面が存
在すると推定されたボクセルのみに限定して行われるの
で、対象物10の外表面が存在しないボクセルに対する
無駄な処理が省かれ、その分だけ処理時間が低減され
る。
【0113】なお、上記の構成では、画素指向型演算部
132とボクセル指向型演算部134のそれぞそれが多
眼ステレオデータ記憶部をもつが、そうする代わりに、
1つの多眼ステレオデータ記憶部を画素指向型演算部1
32とボクセル指向型演算部134の双方が共用するよ
うに構成することもできる。
【0114】図7は、本発明の第5の実施形態で用いら
れる演算装置500の構成を示す。
【0115】この実施形態の全体構成は、図1に示した
ものと基本的に同じであり、そのうちの演算装置18を
図7に示す構成の演算装置500に置き換えたものであ
る。
【0116】図7に示す演算装置500は、対象物10
の3次元モデルを作成することは省略して、多眼ステレ
オデータから直接的に視点40から視線41方向に見た
対象物10の画像を生成する。ここで用いられる方法
は、図3を参照して説明したような視点座標系i4,j4,d4
に従ってボクセルを設定する方法に似ている。しかし、
ここで用いられる方法では、3次元モデルを作成しない
ので、もはやボクセルという概念は使わない。ここで
は、視点座標系i4,j4,d4の各座標毎に、対応する多眼ス
テレオデータが有るか否かチェックして、ある場合には
その多眼ステレオデータの輝度を用いて直接的に、視点
40から見た画像をレンダリングする。
【0117】すなわち、図7に示す演算装置500は、
多眼ステレオ処理部61、62、63、視点座標系座標
生成部141、座標変換部142、画素座標生成部11
1、112、113、距離生成部114、多眼ステレオ
データ記憶部115、対象物検出部143、及び目的画
像表示部144を有する。このうち、多眼ステレオ処理
部61、62、63、画素座標生成部111、112、
113、距離生成部114、及び多眼ステレオデータ記
憶部115は、図5の演算装置300内の同じ参照番号
をもつ処理部と同一の機能をもつ。以下、主として相違
する処理部を中心にその機能と動作を説明する。
【0118】(1) 視点座標系座標生成部141 視点座標系座標生成部141は、図1に示したような視
点直交座標系i4,j4,d4を用いて、仮想的な視点40から
視線41方向を見たときの輝度画像(つまり、テレビジ
ョンモニタ19に表示したい画像であり、これを以下、
「目的画像」という)がカバーするi4座標とj4座標の範
囲(つまり、図3に示したような画像面80の範囲)を
ラスタスキャンしながら、その目的画像内の各画素座標
(i34,j34)毎に距離座標d34を所定の最小値から最大値ま
で順次に変化させることにより、視点直交座標系i4,j4,
d4による座標(i34,j34,d34)を順次に出力する。以下、
その座標(i34,j34,d34)が示す空間点を「探索点」とい
う。
【0119】なお、図1に示したような視点直交座標系
i4,j4,d4に代えて、図3に示したように、目的画像80
の画素81の座標と、各画素81から視点40へ向かう
線82に沿った視点40からの距離とで定義した視点座
標系を用いて、探索点の座標(i34,j34,d34)を表しても
よい。
【0120】(2) 座標変換部142 座標変換部142は、視点座標系座標生成部141から
探索点の視点直交座標系i4,j4,d4による座標(i34,j34,d
34)を入力して、これを全体直交座標系x,y,zによる座標
(x34,y34,z34)に変換して出力する。なお、この座標変
換部142の機能は、図5に示した演算装置300にお
いて視点直交座標系i4,j4,d4に従ってボクセルを設定し
た場合におけるボクセル座標生成部101の機能と実質
的に同じである。
【0121】座標変換部142から出力された全体直交
座標系x,y,zによる探索点座標(x34,y34,z34)は、図5の
演算装置300で既に説明した通りの画素座標生成部1
11、112、113に入力されて、そこで多眼ステレ
オ処理部61、62、63の出力画像上の対応する画素
の座標(i31,j31)、(i32,j32)、(i33,j33)に変換され
る。そして、その画素座標(i31,j31)、(i32,j32)、(i3
3,j33)にそれぞれ対応する画素のステレオデータ(輝度
Im1(i31,j31)、Im2(i32,j32)、Im3(i33,j33)、距離D1(i
31,j31)、D2(i32,j32)、D3(i33,j33)、及び信頼度Re1(i
31,j31)、Re2(i32,j32)、Re3(i33,j33))が多眼ステレ
オデータ記憶部115から出力される。
【0122】この座標変換部142から出力された探索
点の座標(x34,y34,z34)は、また、図5の演算装置30
0で既に説明した通りの距離生成部114にも入力さ
れ、そこでその探索点と多眼ステレオカメラ11、1
2、13の各々との間の距離Dvc31、Dvc32、Dvc33に変
換される。
【0123】(3) 対象物検出部143 対象物検出部143は、多眼ステレオデータ記憶部11
5から出力されるステレオデータと、距離生成部114
からの出力された距離Dvc31、Dvc32、Dvc33とを入力す
る。上述したように、視点座標系座標生成部141は、
目的画像内の一つ一つの画素座標(i34,j34)について、
視点座標系での距離座標d34を変化させて探索点を移動
させていく。そのため、多眼ステレオデータ記憶部11
5からは、目的画像の個々の画素座標(i34,j34)に対応
した、視点座標系での距離d34の異なる複数の探索点の
ステレオデータが、連続して出力されることになる。対
象物検出部143は、目的画像の各画素座標(i34,j34)
毎に、そのように連続して入力された距離d34の異なる
複数の探索点のステレオデータを集め、それら複数の探
索点のステレオデータを使用して、それら複数の探索点
中のどの探索点に対象物10の外表面が存在するのかを
決定する。そして、その決定された探索点に対応する輝
度を、その画素座標(i34,j34)の輝度として出力する。
どの探索点に対象物10の外表面が存在するのかを決定
する方法としては、例えば次のような方法がある。
【0124】 一つ一つの探索点について、3つの多
眼ステレオ処理部61、62、63から得られた対応す
る画素(i31,j31)、(i32,j32)、(i33,j33)の輝度Im1(i3
1,j31)、Im2(i32,j32)、Im3(i33,j33)の分散値を求め
る。そして、同じ画素座標(i34,j34)に対応する複数の
探索点の中で、その分散値が最も小さい一つの探索点
を、対象物10の外表面が存在する探索点として選ぶ。
【0125】 或いは、一つ一つの探索点について、
3つの多眼ステレオ処理部61、62、63からの3つ
の出力画像に、対応する画素(i31,j31)、(i32,j32)、(i
33,j33)を中心とする所定サイズのウインドウを設定
し、それら3つのウインドウ内の全画素の輝度を対象物
検出部143に入力する。そして、それら3つのウイン
ドウ間で、画素座標が一致する画素の輝度の分散値を求
め、その分散値のウインドウ内での平均値を求める。そ
して、同じ画素座標(i34,j34)に対応する複数の探索点
の中で、その平均値が最も小さい探索点を、対象物10
の外表面が存在する探索点として選ぶ。
【0126】 或いは、一つ一つの探索点について、
1番目の多眼ステレオ処理部61により測定された距離
D1(i31,j31)と、距離生成部114が座標(x34,y34,z34)
に基づき計算した距離Dvc31の差の絶対値Dad31を求め
る。同様に、一つ一つの探索点について、2番目と3番
目の多眼ステレオ処理部62、63が測定した距離と距
離生成部114が計算した距離との間の差の絶対値Dad3
2、Dad33をそれぞれ求める。そして、同じ画素座標(i3
4,j34)に対応する複数の探索点の中で、上記3つの距離
差Dad31、Dad32、Dad33の合計が最も小さい一つの探索
点を、対象物10の外表面が存在する探索点として選
ぶ。
【0127】 或いは、一つ一つの探索点について、
1番目の多眼ステレオ処理部61が測定した対応画素座
標(i31,j31)での距離D1(i31,j31)が示す点の全体座標系
での座標(x31,y31,z31)を求める。同様に、一つ一つの
探索点について、2番目と3番目の多眼ステレオ処理部
62、63が測定した対応画素座標での距離の出力が示
す点の全体座標系での座標(x32,y,32,z32)、(x33,y,33,
z33)をそれぞれ求める。そして、一つ一つの探索点につ
いて、それら3つの座標間のx成分x31,x32,x33の分散
値、y成分y31,y32,y33の分散値、及びz成分z31,z32,z
33の分散値を求め、それらの分散値の平均値を求める。
この平均値は、同じ探索点に対応する画素座標について
3つの多眼ステレオ処理部61、62、63が測定した
距離が示す点の全体座標系における一致度を示してい
る。つまり、この平均値が小さいほど一致度が高い。そ
こで、同じ画素座標(i34,j34)に対応する複数の探索点
の中で、上記平均値が最も小さい一つの探索点を、対象
物10の外表面が存在する探索点として選ぶ。
【0128】 上記では、3つの多眼ステレオ処理
部61、62、63からの距離画像の対応し合う1画素
についてその一致度を求めたが、それらの距離画像にあ
る大きさのウインドウを設定し、そのウインドウ間での
一致度を求めても良い。すなわち、一つ一つの探索点に
ついて、1番目の多眼ステレオ処理部61から距離画像
内に、対応する画素座標(i31,j31)を中心に所定サイズ
のウインドウを設定し、そのウインドウ内の全画素の距
離を対象物検出部143に入力する。同様に、2番目と
3番目の多眼ステレオ処理部62、63からの距離画像
からも、対応画素座標を中心にしたウインドウ内の全画
素の距離を対象物検出部143に入力する。そして、そ
れらの3つのウインドウ内の各画素について、その距離
情報が示す全体座標系の座標を求める。そして、それら
3つのウインドウ間で、同一画素座標に対応する全体座
標系の成分毎の分散値を求め、それらの分散値の平均値
を求める。さらに、その平均値をウインドウ内の全画素
について求め、その和を求める。そして、同じ画素座標
(i34,j34)に対応する複数の探索点の中で、上記和が最
も小さい一つの探索点を、対象物10の外表面が存在す
る探索点として選ぶ。
【0129】 或いは、一つ一つの探索点について、
3つの多眼ステレオ処理部61、62、63からの信頼
度Re1(i31,j31)、Re 2(i32,j32)、Re 3(i33,j33)の分散
値を求める。そして、同じ画素座標(i34,j34)に対応す
る複数の探索点の中で、上記分散値が最も小さい一つの
探索点を、対象物10の外表面が存在する探索点として
選ぶ。
【0130】以上のような方法で、目的画像内の或る画
素座標(i34,j34)について対象物10の外表面が存在す
る一つの探索点を決定すると、次に、対象物検出部14
3は、その決定した一つの探索点についての3つの輝度
Im1(i31,j31)、Im2(i32,j32)、Im3(i33,j33)の平均値
(又は、その選んだ一つの探索点についての3つのカメ
ラとの距離D1(i31,j31)、D2(i32,j32)、D3(i33,j33)の
中で最も短い距離に対応する輝度)を、目的画像におけ
る当該画素座標(i34,j34)の輝度Im(i34,j34)とし、出力
する。
【0131】(4) 目的画像表示部144 対象物検出部143から出力される各画素座標(i34,j3
4)の輝度Im(i34,j34)を全画素分集めて目的画像を作成
し、テレビジョンモニタ19に出力する。多眼ステレオ
カメラ11、12、13からの動画像の各フレーム毎に
目的画像が更新されるので、テレビジョンモニタ19に
は、対象物10の動きや視点40の移動に実時間で追従
して変化する動画が表示されることになる。
【0132】上述した図7に示した演算装置500で
は、対象物10のモデリングが省略されるので、その分
だけ処理時間が短い。
【0133】一方、図2、4、5、6に示した演算装置
18、200、300、400では、モデリング・表示
部78にて対象物10の完全な3次元モデル(しかも、
対象物10の動きに実時間で追従して動く3次元モデ
ル)が作成されるため、この3次元モデルを取り出して
他のグラフィック処理装置(例えば、コンピュータの3
次元アニメーションを行うゲームプログラムなど)に取
りこむように構成することも可能である。そうすると、
対象物10の3次元モデルを他のグラフィック処理装置
で動かして表示する(例えば、上記ゲームプログラム
に、対象物10たる現実のゲームプレーヤの3次元モデ
ルを取り込んで、ゲームプログラムが表示する仮想世界
でその3次元モデルがゲームプレーヤと同じ動きをしな
がら活動する)というような応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の概略的な全体構成を示
す斜視図。
【図2】 演算装置18の内部構成を示すブロック図。
【図3】 視点40からの視界と距離を基準にしたボク
セルの設定の仕方を示す斜視図。
【図4】 本発明の第2の実施形態で用いられる演算装
置200の構成を示すブロック図。
【図5】 本発明の第3の実施形態で用いられる演算装
置300の構成を示すブロック図。
【図6】 本発明の第4の実施形態で用いられる演算装
置400の構成を示すブロック図。
【図7】 本発明の第5の実施形態で用いられる演算装
置500の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10 対象物 11、12、13 多眼ステレオカメラ 14、15、16 多眼ステレオカメラの視線 18、200、300、400、500 演算装置 19 テレビジョンモニタ 20 空間 30 ボクセル 40 任意に設定した視点 41 任意に設定した視点からの視線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 13/00 G01B 11/24 N Fターム(参考) 2F065 AA04 AA06 AA35 AA53 BB05 BB15 CC16 DD06 FF05 FF09 JJ03 JJ05 JJ19 JJ26 PP21 QQ00 QQ03 QQ18 QQ23 QQ24 QQ25 QQ26 QQ27 QQ28 QQ36 QQ38 QQ41 QQ42 SS02 SS13 5B050 AA08 BA09 BA12 EA07 EA19 EA24 EA28 FA02 FA06 5B057 BA02 BA12 BA19 CA08 CA12 CA16 CB08 CB13 CB17 DA07 DB03 DB09 DC30 5C061 AB04 AB08 AB17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同じ対象物を撮影するように異なる場所
    に配置された複数台のステレオカメラからの画像を受け
    て、前記複数台のステレオカメラからの画像より前記対
    象物の複数の距離画像を作成するステレオ処理部と、 前記ステレオ処理部から複数の前記距離画像を受けて、
    前記対象物が入る所定空間内に予め設定した多数のボク
    セルの中から、前記対象物の表面が存在するボクセルを
    選ぶボクセル処理部と、 前記ボクセル処理部によって選ばれたボクセルの座標に
    基づいて、前記対象物の3次元モデルを作成するモデリ
    ング部と、を備えた3次元モデリング装置。
  2. 【請求項2】 前記ステレオカメラはそれぞれ動画を出
    力するものであって、前記ステレオカメラからの動画の
    各フレーム毎に、 前記ステレオ処理部、前記ボクセル処理部及び前記モデ
    リング部が、前記距離画像を作成する処理、前記対象物
    の表面が存在するボクセルを選ぶ処理、及び前記対象物
    の3次元モデルを作成する処理をそれぞれ行うように構
    成された請求項1記載の3次元モデリング装置。
  3. 【請求項3】 同じ対象物を撮影するように異なる場所
    に配置された複数台のステレオカメラからの画像を受け
    て、前記複数台のステレオカメラからの画像より前記対
    象物の複数の距離画像を作成するステップと、 複数の前記距離画像を受けて、前記対象物が入る所定空
    間内に予め設定した多数のボクセルの中から、前記対象
    物の表面が存在するボクセルを選ぶステップと、 前記選ばれたボクセルの座標に基づいて、前記対象物の
    3次元モデルを作成するステップと、を備えた3次元モ
    デリング方法。
  4. 【請求項4】 同じ対象物を撮影するように異なる場所
    に配置された複数台のステレオカメラからの画像を受け
    て、前記複数台のステレオカメラからの画像より前記対
    象物の複数の距離画像を作成するステレオ処理部と、 前記ステレオ処理部から複数の前記距離画像を受けて、
    任意の場所に設定した視点を基準にした視点座標系にお
    ける、前記対象物の表面が存在する座標を決定する対象
    物検出部と、 前記対象物検出部によって決定された前記座標に基づい
    て、前記視点から見た前記対象物の画像を作成する目的
    画像作成部と、を備えた3次元画像作成装置。
  5. 【請求項5】 前記ステレオカメラはそれぞれ動画を出
    力するものであって、前記ステレオカメラからの動画の
    各フレーム毎に、 前記ステレオ処理部、前記対象物検出部及び前記目的画
    像作成部が、前記距離画像を作成する処理、前記対象物
    の表面が存在する座標を決定する処理、及び前記対象物
    の画像をを作成する処理をそれぞれ行うように構成され
    た請求項4記載の3次元画像作成装置。
  6. 【請求項6】 同じ対象物を撮影するように異なる場所
    に配置された複数台のステレオカメラからの画像を受け
    て、前記複数台のステレオカメラからの画像より前記対
    象物の複数の距離画像を作成するステップと、 複数の前記距離画像を受けて、任意の場所に設定した視
    点を基準にした視点座標系における、前記対象物の表面
    が存在する座標を決定するステップと、 前記決定された座標に基づいて、前記視点から見た前記
    対象物の画像を作成するステップと、を備えた3次元画
    像作成方法。
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