JP2001117051A - レンズ交換可能型眼鏡 - Google Patents
レンズ交換可能型眼鏡Info
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Abstract
ー用、スポーツ用眼鏡において、構造が簡易で、不用意
な力ではレンズとフレームが離脱しない構造の眼鏡を提
供する。 【解決手段】 両眼をカバーするように成形された単体
の素材からなり、中央部に通し穴と、両側端にフレーム
係合用切り欠き部を有するレンズ部、前記フレーム係合
用切り欠き部に係合するレンズ側部係合部、前記通し穴
に差し込まれるU字型の差込部を有するフレーム部、前
記通し穴に差し込まれたU字型の差込部と前記レンズ部
により形成される穴状空間に挿入係合して、前記フレー
ム部と前記レンズ部を固定する係合フック部を有するパ
ット部からなる構造とする。
Description
能な産業用、レジャー用、スポーツ用眼鏡に関する。
の眼鏡である。この眼鏡を構成する主な部材は、レンズ
を固定するリム、リムとリムをつなぐブリッジ、眼鏡が
ずり落ちないようにするためと、鼻が痛くならないよう
に当たりを和らげるためのパッド、テンプルとリムをつ
なぐための、フロントの両端に取り付けられるチ
(智)、一端を耳たぶに掛けて眼鏡を顔面に安定して固
定するためのテンプルを備え、テンプルとチのつなぎの
働きをする蝶番により、テンプルが開閉できる機構にな
っている。パッドは、ブリッジあるいはリムにリム足を
ロー付けし、パッド足を介して眼鏡に固定される。
使用したり、眼鏡構成部材に宝石等の飾りを施せるため
に、装飾がしやすい。しかしその一方、枠が視野を狭め
たり、枠が重くなるなどの欠点もある。この軽量化と視
野を広めるための眼鏡として、サスペンド型の半リム眼
鏡や、リムのない、すなわちリムレス眼鏡などがある。
リムレスの場合には、レンズを固定する枠すなわちリム
がないために、左右のレンズをつなぐブリッジ、パッド
を取り付けるパッド足、あるいはテンプルをつなげるた
めのチあるいは丁番等は、直接レンズに穴を開けてネジ
や鋲で固定する。
用、レジャー用、スポーツ用として各種の眼鏡が提案さ
れている。例えば、軽量で簡単に組み立てられる眼鏡と
して、「簡易メガネ」(実願平10-3052031)がある。こ
の眼鏡の構造を図1に示す。この眼鏡の特徴は、つる5
(テンプル)、眼鏡レンズ2およびレンズ支持フレーム
部3より構成されている。つる5とレンズ支持フレーム
3はヒンジ4で連結し、つる5が折り畳めるようになっ
ている。眼鏡レンズ2は湾曲した、左右両眼が連結した
1枚の形状をなしている。
するために、フックとスロットが用意されている。眼鏡
フレーム1側のレンズ支持フレーム部3の中央部に中央
フック6があり、両端には端フック7がある。一方、レ
ンズフレーム2には中央と両端にフック11とフック1
2がある。中央フック6をスロット11に、端フック7
をスロット12に差し込むことによって、眼鏡レンズ2
を眼鏡フレーム1に固定できる。
易眼鏡が、「簡易メガネ」(実願平10-3055952)に提唱
されている。図2が、その構造である。眼鏡フレーム1
の端フック7と眼鏡レンズ2両端のフック12は前記の
簡易眼鏡と同様であるが、当該眼鏡フレームでは、レン
ズフレーム2の中央部のスロットがなく、その代わりに
眼鏡フレーム1の中央部にU字形のブリッジ14と、レ
ンズフレーム2の中央部に湾形鼻入れ部2−1を設けて
いる。眼鏡フレーム1のブリッジ14の底部にあたると
ころが中央フック6であり、レンズフレーム2の切り欠
き2ー2に差し込み、レンズフレームを固定している。
眼鏡)は枠付き眼鏡に比べて、軽量で視野が広く、なお
かつ構造が単純という特徴をもっている。しかし、レン
ズ、ブリッジ、パット足、テンプル等の部品を組み立て
て完成させるには、ネジ止めやロー付け等の組み立て作
業が必要である。ネジ止めやロー付け等の細かい作業を
いっさいなくし、より簡易にした眼鏡が、従来技術で挙
げた「簡易メガネ」(実願平10-3052031、実願平10-305
5952)である。眼鏡フレームとして金属のような細い素
材を使用し、軽量で組立、脱着が簡単という特徴をもっ
ている。
せでレンズフレームを固定するために、単純な差し込
み、あるいは中央部でレンズフレームを載せて支えると
いう形態になっている。このため、眼鏡を掛けた状態で
前方に強く掛かる力に対して、眼鏡フレームとレンズフ
レームが離脱する危険性が皆無というわけではない。
に構造が簡易な眼鏡を提供することであり、同時に、不
用意な力ではレンズとフレームが離脱しない構造の眼鏡
を提供することである。
決するために、レンズ部を容易に交換可能な産業用、レ
ジャー用、スポーツ用眼鏡において、(1)両眼をカバー
するように成形された単体の素材からなり、中央部に通
し穴と、両側端にフレーム係合用切り欠き部を有するレ
ンズ部、(2)前記フレーム係合用切り欠き部に係合する
レンズ側部係合部、前記通し穴に差し込まれるU字型の
差込部を有するフレーム部、(3)前記通し穴に差し込ま
れたU字型の差込部と前記レンズ部により形成される穴
状空間に挿入係合して、前記フレーム部と前記レンズ部
を固定する係合フック部を有するパット部からなる構造
とする。
部の代わりに、フレーム係合用透孔部とすることもでき
る。その場合、フレーム側の係合部の形状は前記透孔に
合わせた形状とする。
部はレンズの湾曲に沿った形状をしており、通常ワイヤ
ーなどの細い素材を使う。フロントフレーム部の中央に
は、レンズ部の通し穴に通る屈曲部を作っておく。
につながった湾曲状の素材でできていて、中央部には、
通し穴を開けておく。このレンズ部の通し穴にフレーム
部の屈曲部を通す。通し穴に挿入された屈曲部は、レン
ズとの間に空間を形成する。パッド足のフックをこの空
間に挿入してレンズ部とフレーム部を固定する。これに
よって、レンズ部、フレーム部、パッド部が一体にな
る。パッド部は、パッドとパッド足を備えた形状の部品
である。また、パッド足に相当する部分の、パッドと逆
側の端はU字型のフックにしてある。
る。実際にはフレーム側部をもレンズに固定する事が必
要である。第一の方法として、レンズ部両端に切り欠き
を設け、フレーム部を切り欠きに通して安定させるやり
方である。第二の方法は、レンズ部の両端に切り欠きの
代わりに小さな透孔を設け、フレーム部の両端に突起を
設け、突起を通し穴に通して安定させるやり方である。
どちらの方法においても、3点でレンズ部をフレーム部
に固定するために、フレーム部とレンズ部はしっかりと
固定される。
説明する。図3は、本発明の眼鏡の構造を正面、側面、
上面で見たときの様子を示している。ヒンジ機構60に
ついて説明する。図4は、フレーム部30とテンプル部
40の連結部分を示している。フレーム31端にはコマ
32が付いており、その先端にネジ穴33が設けられて
いる。一方、テンプル41端にはコマ42が付いてお
り、その先端にネジ穴43が設けられている。このネジ
穴を合わせてネジ止めすることによって、ヒンジ機構6
0が形成される。すなわち、この部分でテンプル部40
はフレーム31に対して略90度の角度で開閉する。
ン44が取り付けられている。このモダン44の働き
は、テンプル41が直接耳に当たるときの衝撃を和らげ
る働きと、安定して眼鏡が掛けられるようにすることで
ある。通常、モダンはプラスチック製である。一方、フ
レーム31の端はU字型に曲がっているが、これは切り
欠きに引っかけてフレーム31を安定させるためであ
る。詳しくは後述。ただし、テンプル部40に突起を付
ける場合にはU字型は不要である。
ド部50は、鼻に当たるパッド51と、パッド51を支
えるパッド足52から成っている。パッド足52の先端
には、フレーム部の凹みに引っかけるU字形フック53
設けられている。通常、パッド部はプラスチック製であ
るから、図5の形態が1部品として作られる。
おいて、フレーム、パッド、レンズを取り付けるときの
手順を示す。 (1)レンズ部20の両端に設けられた切り欠き23
に、フレーム部30の両端のU字形フック53を差し込
む。 (2)レンズ部20に開けられた通し穴22(中央通し
穴)に、フレーム部30に設けられた凹み35を通す。
凹み35が通し穴22を通ると、空間が生じる。 (3)パッド足52の先端のU字形フックを(1)で示
す空間部分に差し込む。以上によって、簡易眼鏡が完成
する。
面は、レンズ21のカーブに沿ったものとするとパッド
部50が安定する。また、フレーム部30のフレームの
湾曲具合は、レンズ部20の湾曲とほぼ同じ、もしくは
大きなカーブにしておくと安定した組立が行える(図3
の上面図参照)。
法は、第一の方法の切り欠きを小さな通し穴に代えたも
のである。図7は、第二の方法で組み立てた本発明の簡
易眼鏡の正投影法による図面である。図7において、レ
ンズ部20に切り欠きはなく、その代わり、両端に通し
穴(端通し穴)を設けている。一方、フレーム部30に
は突起を設け、この突起を通し穴24に通す。
にはフレームを通す穴が開いていて、フレームを通して
フレームを曲げるか、ロー付けすることによって、突起
70はフレーム部に固定される。図では突起を円柱にし
ているが、必ずしも円柱である必要はない。図9は、突
起を取り付ける手順を示している。まず(1)で示すよ
うに、レンズ部20に設けた端通し穴24にフレーム3
1に通した突起70を通す。通したときの状態が、図9
の(2)である。(3)で示すように、この出っ張り部
分を折り曲げ、フレーム31を曲げるか、突起70をロ
ー付けすれば、レンズ部とフレーム部は突起と、中央の
U字型フックで固定される。
性、装飾性という嗜好面がある反面、軽量で気楽に扱え
るものが要求されている。とくにスポーツ用やレジャー
用の眼鏡には、このような傾向が強い。本発明のメリッ
トとして、組み立てが簡単であり、レンズ部、テンプル
部、フレーム部、パッド部が自由に交換でき、好みに合
わせてパーツの交換ができるという便利さがある。すな
わち、多様化する消費者ニーズに合わせて部品の取り揃
えと、交換がしやすくなっている。したがって、ファッ
ション性を要求されるスポーツ用あるいはレジャー用眼
鏡に適している。
げられる。フレーム部は細い素材が使用できるだけでな
く、上部のみのフレームでよいために、軽量であり、な
おかつ視野が広くなる点である。
使用したフレーム部とレンズ部の固定では、レンズの取
り替えが自由に行える。
る効果をまとめると以下のようになるなる。 ・軽量で高角度の視野の眼鏡が設計できる。 ・取り付け取り外しが簡単であり、部品交換を消費者自
身でも自由に行える。 ・したがって、部品交換によってファッションに合わせ
た眼鏡が作れ、消費者ニーズの多様性に対応しやすい。 ・レンズ部の中央通し穴にフレーム部の凹みを通し、凹
みにパッド部のU字型フックを引っかける形態をしてい
るために、組立部分が外れて部品が落ちるという危険性
がない。 ・仮にパッド部が外れたとしても、レンズ部両端の切り
欠きにフレーム部がかみ合っているために、レンズ部が
フレーム部から外れることはない。とくに、突起を用い
たレンズ部とフレーム部の固定では、端通し穴に突起が
通り、しかも突出した部分が折り曲げられて通し穴から
外れないようになっているため、レンズ部がフレーム部
から外れる危険性はほとんどない。 ・部品が少なく、構造が簡単であるために、生産コスト
が低く抑えられる。
による図面である。
の図である。
である。
による図面である。
る。
部に固定する手順を説明するための図である。
Claims (2)
- 【請求項1】レンズ部を交換可能な産業用、レジャー
用、スポーツ用眼鏡において、(1)両眼をカバーするよ
うに成形された単体の素材からなり、中央部に通し穴
と、両側端にフレーム係合用切り欠き部を有するレンズ
部、(2)前記フレーム係合用切り欠き部に係合するレン
ズ側部係合部、前記通し穴に差し込まれるU字型の差込
部を有するフレーム部、(3)前記通し穴に差し込まれた
U字型の差込部と前記レンズ部により形成される穴状空
間に挿入係合して、前記フレーム部と前記レンズ部を固
定する係合フック部を有するパット部からなることを特
徴とするレンズ部交換可能型眼鏡。 - 【請求項2】レンズ部を容易に交換可能な産業用、レジ
ャー用、スポーツ用眼鏡において、(1)両眼をカバーす
るように成形された単体の素材からなり、中央部に通し
穴と、両側端にフレーム係合用透孔部を有するレンズ
部、(2)前記フレーム係合用透孔部に係合するレンズ側
部係合部、前記通し穴に差し込まれるU字型の差込部を
有するフレーム部、(3)前記通し穴に差し込まれたU字
型の差込部と前記レンズ部により形成される穴状空間に
挿入係合して、前記フレーム部と前記レンズ部を固定す
る係合フック部を有するパット部からなることを特徴と
するレンズ部交換可能型眼鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29549299A JP4336389B2 (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | レンズ交換可能型眼鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29549299A JP4336389B2 (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | レンズ交換可能型眼鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001117051A true JP2001117051A (ja) | 2001-04-27 |
JP4336389B2 JP4336389B2 (ja) | 2009-09-30 |
Family
ID=17821319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29549299A Expired - Lifetime JP4336389B2 (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | レンズ交換可能型眼鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4336389B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016148821A (ja) * | 2015-02-13 | 2016-08-18 | 信行 玉村 | 眼鏡前枠におけるリムの取付構造 |
-
1999
- 1999-10-18 JP JP29549299A patent/JP4336389B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016148821A (ja) * | 2015-02-13 | 2016-08-18 | 信行 玉村 | 眼鏡前枠におけるリムの取付構造 |
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---|---|
JP4336389B2 (ja) | 2009-09-30 |
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