JP2001116862A - 電子時計およびその制御方法 - Google Patents

電子時計およびその制御方法

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JP2001116862A JP30091699A JP30091699A JP2001116862A JP 2001116862 A JP2001116862 A JP 2001116862A JP 30091699 A JP30091699 A JP 30091699A JP 30091699 A JP30091699 A JP 30091699A JP 2001116862 A JP2001116862 A JP 2001116862A
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洋一 永田
Takanori Minamitani
孝典 南谷
Tadayasu Machida
任康 町田
Shigeyuki Takahashi
重之 高橋
Kazuo Suzuki
一男 鈴木
Takeaki Shimauchi
岳明 島内
Atsushi Murakami
村上  淳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力消費の少ない電子時計を提供する。 【解決手段】 駆動手段20が時刻表示手段30中の駆
動コイル35に通電しステッピングモータ32を駆動す
る。またその直後に駆動コイル35へ発生する誘起電流
を回収手段40が蓄電し、再度駆動手段20に戻すこと
で電子時計全体の消費電力を低減する電子時計およびそ
の制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁式ステッピング
モータを有する電子時計であり、とくにステッピングモ
ータの駆動後に駆動コイルに誘起される電力を再利用す
ることで電子時計の消費電力を低減することを特徴とす
る電子時計の構成および制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、指針によって時刻を表示するアナ
ログ式の電子時計は、電池のもつ電気エネルギを指針の
回転という機械エネルギへ変換するため、電磁変換式の
ステッピングモータを用いるのが普通である。電子時計
用のステッピングモータは、図2に示すように、軟磁性
材料からなるステータ33と、2極の永久磁石を有する
ロータ34と、駆動コイル35とで構成する。これにつ
いてはすでに実用化されているので詳細な説明はしない
が、駆動コイル35に所定の電流が通電されると磁界が
発生し、ステータ33を介してロータ34に磁界が伝達
されることでロータ34には磁気的反発による回転トル
クが発生する。また、図示はしないが、ロータ34は歯
車を同軸に有しており、これにより回転トルクを輪列お
よび時刻表示指針へと伝達する。
【0003】このようなステッピングモータにおいて
は、駆動コイル35へ通電を行った後には、ロータ34
がもつ運動エネルギや駆動コイル35に蓄えられた誘導
エネルギなどが残ることが知られており、このエネルギ
を再び利用するという試みがなされていた。このような
電子時計の構成例は、たとえば特開昭53−32767
公報に開示されている。
【0004】またこの従来の例は、図2にあるようなス
テッピングモータに加えて、図6に示すような充放電回
路を有している。この例においては、トランスミッショ
ンゲートであるスイッチ11〜14とダイオード15と
コンデンサ16〜17とで充放電回路を構成している。
なお図6中にあるドライバ23は駆動コイル35へ通電
を行うスイッチング回路である。
【0005】この充放電回路においては、ステッピング
モータの駆動後に駆動コイル35に誘起電流が発生した
際、その誘起電流が第2のコイル端子S32から第1の
コイル端子S31へ流れる方向である間は、スイッチ1
1とスイッチ13をオンすることでコンデンサ17へ誘
起電流を蓄電し、それとは逆の誘起電流が流れる間はス
イッチ11とスイッチ12がオンすることでコンデンサ
16へ蓄電を行うよう動作する。さらに前述の蓄電が終
了すれば、スイッチ11をオフした後、スイッチ14を
オンすることで、コンデンサ16〜17に蓄電した電荷
をダイオード15を通じて電池等の電源(図示せず)へ
再び戻すというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来例では、誘起
電流の向きの計測やその計測結果を各スイッチの動作に
反映するための具体的な方法が開示されていないが、ス
テッピングモータの駆動後には、少なくともすでに電荷
の蓄えられたコンデンサが接続するため、ロータの回転
状態によっては逆にコンデンサ側から駆動コイル側へ電
流が放電されることとなる。したがって電気的な影響だ
けでなくロータの運動にも影響が現れるため、誘起電流
を効率良く発生させることや、誘起電流を蓄電すること
ができなかった。
【0007】さらに現在のステッピングモータで実用化
されているロータの回転判定には、この誘起電流そのも
のを直接を利用しているものが大半である。これは所定
の波形パターンが得られたかどうかを計測することで回
転判定を行うというものである。このため、駆動コイル
にコンデンサ等を接続してしまうと従来とは異なった電
流波形になってしまう等の理由から、回転判定と誘起電
流の蓄電との両方を平行して行うことはできなかった。
【0008】[発明の目的]そこで本発明は上記の問題
点を改善し、ステッピングモータの駆動後に得られる誘
起電流を確実に蓄電(回収)し再利用することで電子時
計全体の電力効率を向上しつつ、この回収動作とロータ
の回転判定を平行して行える電子時計を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電子時計は、駆
動コイルへ通電することでロータが回転運動するステッ
ピングモータおよび減速輪列と時刻表示指針と文字板と
からなり前記ロータの回転により時刻表示を行う時刻表
示手段と、前記ステッピングモータを駆動するための駆
動波形を生成し前記駆動コイルに通電する駆動手段と、
前記駆動手段へ電力を供給する電源手段と、前記駆動コ
イルに発生する電力を蓄電可能な回収手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0010】本発明の電子時計には、ステッピングモー
タの他に、駆動コイルに発生する誘起電流を蓄える回収
手段を備えている。さらに駆動コイルに発生する誘起電
流の状態を計測する電流計測手段があるため、最も適切
なタイミングで回収手段の動作を制御することが可能と
なっている。また回収手段が誘起電流を蓄電するのに要
する時間を計測する時間計測手段もあり、この計測結果
をもとにロータの回転判定をすることが可能となってい
る。
【0011】[作用]このため従来困難であった、ステ
ッピングモータの駆動後に存在するエネルギを確実かつ
最大効率で再利用し、そのうえロータの回転判定も平行
して行うことが可能となるため、電子時計の低消費電力
化と安定駆動とを同時に実現することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子時計を実施す
るための最適な形態の電子時計を図面を用いて説明す
る。図1は本実施の形態の電子時計の全体構成を説明す
るための回路ブロック図である。図2は時刻表示手段の
一部であるステッピングモータの構成を説明するための
平面図である。図3は回収手段とその周辺回路の構成を
説明するための回路図である。図4は駆動手段の一部で
ある波形生成手段の構成を説明するための回路図であ
る。図5は本実施の形態の動作説明をするための各部の
信号波形を示す波形図である。
【0013】[本実施の形態の構成説明:図1、図2]
図1および図2を用いて、本発明の実施の形態における
電子時計の構成の全体構成について説明する。
【0014】本発明の実施の形態の電子時計は、電源手
段10と、駆動手段20と、時刻表示手段30と、回収
手段40とで構成している。
【0015】時刻表示手段30は、図2に示すような、
駆動コイル35とステータ33とロータ34とからなる
ステッピングモータ32と、図示しない減速輪列と時刻
表示用の指針および文字板などで構成した、電子時計に
おいては一般的な時刻表示用機構部分である。ステッピ
ングモータ32は前述の従来例と同じ構成のものであ
る。
【0016】なお、ステッピングモータ32についての
詳細な説明は省略するが、本発明の実施の形態では駆動
コイル35へiの向き(図2参照)に電流が流れたとき
にはφの向きに磁束が発生するように構成してあるとす
る。また、ロータ34は磁石のN極がθ1またはθ2の
位置に安定するように磁気的に構成され、ロータ34が
θ1に安定しているときにφの向きに磁束を発生させる
とロータ34がθ2の位置へ1ステップ分回転するよう
になっている。
【0017】また図1にあるように、駆動手段20は、
定電圧電源手段21と波形生成手段22とドライバ23
とで構成している。駆動手段20はCMOS回路で構成
される電子回路である。
【0018】定電圧電源手段21は、入力電圧を所定の
定電圧に変換して出力するレギュレータ回路であり、電
源手段10の端子電圧を0.8Vにして出力するとい
う、電子時計では一般的なものである。また、波形生成
手段22も一般的な電子時計と同様の、水晶の発振周波
数を所定の周波数まで分周し、さらにその分周信号をス
テッピングモータ32や後述の回収手段40の駆動に必
要な波形に変形する回路である。ドライバ23は、波形
生成手段22が生成した波形に応じてステッピングモー
タ32の駆動コイル35に通電するためのスイッチング
回路である。駆動コイル35の両端にはドライバ23の
出力端子である第1のコイル端子S31および第2のコ
イル端子S32が接続している。
【0019】波形生成手段22は、ドライバ23がスイ
ッチング動作可能なように、第1の駆動スイッチ信号S
41〜第4の駆動スイッチ信号S44をドライバ23に
接続している。これらの信号波形の形状については後述
する。
【0020】回収手段40は、駆動コイル35に誘起す
る電流を蓄電する役割をもつ。駆動手段20には、回収
手段40の蓄えた電力を出力可能なように回収出力S2
2が接続している。ただし、本発明の実施の形態では簡
略例として回収出力S22には定電圧出力S21が直接
接続しているとする。なお、回収手段40内部の詳細構
成については後で詳細に説明する。
【0021】電源手段10は端子電圧が1.5Vの酸化
銀電池(1次電池)である。駆動手段20および回収手
段40は電源手段10に並列に接続しており、それぞれ
の動作に必要な電力が得られるようになっている。
【0022】また駆動手段20は、リセット信号S0の
否定信号と駆動マスクS2の否定信号と第1の回収スイ
ッチ信号S45と第2の回収スイッチ信号S46とを回
収手段40に出力している。逆に回収手段40は、第1
の検流信号S65と第2の検流信号S66とを駆動手段
20に出力している。なお、これらの信号波形の形状に
ついても後述する。
【0023】[回収手段の構成説明:図3]つぎに図3
を用いて、本発明の実施の形態における回収手段とその
周辺の構成について説明する。
【0024】駆動手段20の中のドライバ23は、第1
の駆動スイッチ41と第2の駆動スイッチ42と第3の
駆動スイッチ43と第4の駆動スイッチ44とで構成す
る。また、回収手段40は、第1のコンデンサ51と第
2のコンデンサ52と第1の回収スイッチ45と第2の
回収スイッチ46と第3の回収スイッチ47と第4の回
収スイッチ48と第1の昇圧スイッチ53と第2の昇圧
スイッチ54と第3の昇圧スイッチ55と第1の放電ス
イッチ56と第2の放電スイッチ57とで構成する。ま
た、回収手段40の一部である電流計測手段は、第1の
検流スイッチ61と第2の検流スイッチ62と第1の検
流抵抗63と第2の検流抵抗64と、図3には図示しな
い第1の検流器65と第2の検流器66とで構成する。
なお、第1の検流器65と第2の検流器66とについて
は、後述する波形生成手段22の構成説明の部分であわ
せて説明する。
【0025】回収手段40の中の回収スイッチと昇圧ス
イッチと放電スイッチのそれぞれはすべてMOSFET
で構成している。とくに第1の駆動スイッチ41と第2
の駆動スイッチ42と第1の検流スイッチ61と第2の
検流スイッチ62と第1の検流抵抗63と第2の検流抵
抗64と第1の昇圧スイッチ53と第1の放電スイッチ
56とはPチャンネルMOSFETであり、第3の駆動
スイッチ43と第4の駆動スイッチ44と第2の昇圧ス
イッチ54と第3の昇圧スイッチ55と第2の放電スイ
ッチ57とはNチャンネルMOSFETである。
【0026】第1の駆動スイッチ41と第3の駆動スイ
ッチ43とは直列に接続してあり、この接続点が第1の
コイル端子S31となっている。さらに第1の駆動スイ
ッチ41の他端は接地し、第2の駆動スイッチ42の他
端は電源手段10の負極(図3ではS10として表記)
に接続してある。同様に第2の駆動スイッチ42と第4
の駆動スイッチ44とは直列に接続してあり、この接続
点が第2のコイル端子S32となっている。さらに同様
に第2の駆動スイッチ42の他端は接地し、第4の駆動
スイッチ44の他端は電源手段の負極に接続してある。
また各駆動スイッチのスイッチング動作のため、各駆動
スイッチのゲート端子には、第1の駆動スイッチ信号S
41〜第4の駆動スイッチ信号S44がそれぞれ接続し
ている。
【0027】第1のコンデンサ51および第2のコンデ
ンサ52はともに0.1μFの容量のコンデンサであ
る。第1のコンデンサ51の正極は接地してあり、第2
のコンデンサ52の正極は第1の昇圧スイッチ53を介
して接地してある。さらに第1のコンデンサ51の負極
と第2のコンデンサ52の正極間には第2の昇圧スイッ
チ54が挿入してある。また第3の昇圧スイッチ55は
回収手段40の出力である回収出力S22と第2のコン
デンサ52の負極との間に挿入してある。
【0028】第1の昇圧スイッチ53と第2の昇圧スイ
ッチ54と第3の昇圧スイッチ55のゲート端子には共
に駆動マスクS2の否定信号が接続している。
【0029】そして第1のコンデンサ51には第1の放
電スイッチ56が並列に接続し、同様に第2のコンデン
サ52の負極は第2の放電スイッチ57を介して接地可
能なようになっている。第1の放電スイッチ56および
第2の放電スイッチ57のゲート端子にはリセット信号
S0の否定信号が接続している。
【0030】一方各回収スイッチはトランスミッション
ゲートで構成している。トランスミッションゲートは、
スイッチ本体をPチャンネルFETとNチャンネルFE
Tを並列に接続することで構成した、一般的なスイッチ
ング回路である(内部構成についての詳細な説明は省
略)。第1の回収スイッチ45は第1のコイル端子S3
1と第2のコンデンサ52の負極間に挿入してあり、第
2の回収スイッチ46は第2のコイル端子S32と第2
のコンデンサ52の負極間に挿入してあり、第3の回収
スイッチ47は第1のコイル端子S31と第1のコンデ
ンサ51の負極間に挿入してあり、第4の回収スイッチ
48は第2のコイル端子S32と第1のコンデンサ51
の負極間に挿入してある。なお各回収スイッチのスイッ
チング動作のため、第1の回収スイッチ45と第3の回
収スイッチ47には第1の回収スイッチ信号S45が接
続し、第2の回収スイッチ46と第4の回収スイッチに
は第2の回収スイッチ信号S46とが接続している。
【0031】第1の検流スイッチ61と第2の検流スイ
ッチ62と第1の検流抵抗63と第2の検流抵抗64は
すべてPチャンネルFETである。第1の検流抵抗63
と第1の検流スイッチ61とは直列に接続しており、そ
の接続点を第1の検流端子S63としてある。第1の検
流抵抗63の他端は第1のコイル端子S31と接続し、
第1の検流スイッチ61の他端は接地している。同じよ
うに、第2の検流抵抗64と第2の検流スイッチ62も
直列に接続しており、その接続点を第2の検流端子S6
4としてある。第2の検流抵抗64の他端は第2のコイ
ル端子S32と接続し、第2の検流スイッチ62の他端
は接地している。
【0032】なお、それぞれ検流スイッチおよび検流抵
抗のスイッチング動作のため、第1の検流スイッチ61
のゲート端子には第1の検流スイッチ信号S61が接続
し、第2の検流スイッチ62のゲート端子には第2の検
流スイッチ信号S62が接続している。ここでは、FE
Tである各検流スイッチのオン抵抗は、100Ω程度で
あるとする。
【0033】また第1の検流抵抗63のゲート端子にも
第1の検流スイッチ信号S61が接続し、第2の検流抵
抗64のゲート端子にも第2の検流スイッチ信号S62
が接続している。ここではFETである各検流抵抗のオ
ン抵抗は、100Ω程度であるとする。
【0034】[波形生成手段の構成説明:図4]つぎに
図4を用いて、本発明の実施の形態における波形生成手
段22とその周辺の構成について説明する。
【0035】波形生成手段22は、基本波形生成手段8
1と第1のフリップフロップ82と第1のアンドゲート
83と第2のアンドゲート84と第3のアンドゲート8
5と第4のアンドゲート86と第1のインバータ85B
と第2のインバータ86Bと第1のオアゲート87と第
2のオアゲート88と第3のインバータ89と第1のナ
ンドゲート90と第2のフリップフロップ91と第5の
アンドゲート92と第6のアンドゲート93と第7のア
ンドゲート95と第8のアンドゲート96と第9のアン
ドゲート97と第3のオアゲート98と第3のフリップ
フロップ99と第10のアンドゲート101とカウンタ
102と第1のノアゲート103とで構成している。な
おフリップフロップとインバータを除く論理ゲートは、
とくに指定しない限り2入力である。
【0036】さらに、説明の都合上、図3には回収手段
40における電流計測手段の一部である、第1の検流器
65と第2の検流器66とが図示してある。第1の検流
器65および第2の検流器66はコンパレータ回路であ
り、第1の検流器65の非反転入力端子には第1の検流
端子S63が接続し、反転入力端子には第1のコイル端
子S31が接続している。また第2の検流器66の非反
転入力端子には第2の検流端子S64が接続し、反転入
力端子には第2のコイル端子S32が接続している。
【0037】第1の検流器65および第2の検流器66
の出力は、それぞれ第1の検流信号S65と第2の検流
信号S66として駆動手段20の中の波形生成手段22
へ送られている。
【0038】また各検流器はイネーブル端子を備えてお
り、後述する検流期間信号S7が接続している。各検流
器はイネーブル信号がハイレベルの時のみ動作し、ロウ
レベルのときは電源が投入されずに非動作状態となる。
なお、各検流器が非動作のときは出力はロウレベルにプ
ルダウンされるようになっている。
【0039】さらに基本波形生成手段81は、一般的な
電子時計と同様に水晶振動子の発振波形を分周した後、
ステッピングモータ32の駆動や回収手段40の動作に
必要な基本波形に変形する部分である。
【0040】基本波形生成手段81は、リセット信号S
0と駆動信号S1と駆動マスクS2と回収許可信号S3
とクロックS4とを出力する。またリセット信号S0と
駆動マスクS2の各否定信号も出力する。
【0041】駆動信号S1は、全体の周期は1秒のパル
ス列であり、4ミリ秒間ハイレベルとなった後に20ミ
リ秒間ロウレベルとなり再び8ミリ秒間ハイレベルとな
る波形である。
【0042】リセット信号S0は、ハイレベルとなる時
間が0.5ミリ秒で周期が1秒の波形である。リセット
信号S0の立ち上がりは駆動信号S1の先頭のパルスの
立ち上がりに同期するようにしている。
【0043】駆動マスクS2は、周期が1秒で、ハイレ
ベルの時間が32ミリ秒の波形である。駆動マスクS2
の立ち上がりは駆動信号S1の先頭パルスの立ち上がり
と同時刻である。これは駆動信号S1の一組のパルス列
を覆う信号である。
【0044】回収許可信号S3は、周期が1秒で、ハイ
レベルの時間16ミリ秒の波形である。回収許可信号S
3は、駆動信号S1の先頭波形の立ち上がりから5ミリ
秒経過した後に回収許可信号S3が立ち上がるように設
定してある。
【0045】クロックS4は周波数が16KHzの矩形
波である。なお駆動信号S1の立ち上がりタイミング
は、クロックS4の立ち下がりタイミングに同期してい
る。
【0046】第1のフリップフロップ82は、トグルフ
リップフロップであり、駆動マスクS2の立ち下がりの
タイミングで出力データを反転させるように動作するよ
うになっている。第1のフリップフロップの出力は駆動
位相信号S5としている。なお、第1のフリップフロッ
プ82は否定出力付きである。
【0047】第1のアンドゲート83は3入力のアンド
ゲートであり、駆動位相信号S5と駆動信号S1と後述
する駆動許可信号S9との論理積を第3の駆動スイッチ
信号S43として出力する。また、第2のアンドゲート
84も3入力のアンドゲートであり、駆動位相信号S5
の否定信号と駆動信号S1と後述するカウント信号S9
との論理積を第4の駆動スイッチ信号S44として出力
する。
【0048】第3のアンドゲート85は、駆動位相信号
S5と後述する検流期間信号S7との論理積を出力す
る。さらにこの否定信号である第1の検流スイッチ信号
S61は第1のインバータ85Bに入力することで得て
いる。また、第4のアンドゲート86は駆動位相信号S
5の否定信号と検流期間信号S7との論理積を出力す
る。さらにこの否定信号である第2の検流スイッチ信号
S62は第2のインバータ86Bに入力することで得て
いる。
【0049】3入力を有する第1のオアゲート87は、
第3のアンドゲート85の出力と第3の駆動信号S43
と第2の回収スイッチ信号S46(後述)との論理和
を、第1の駆動スイッチ信号S41として出力する。ま
た同様に3入力の第2のオアゲート88は第4のアンド
ゲート86の出力と第4の駆動信号S44と第1の回収
スイッチ信号S45(後述)との論理和を、第2の駆動
スイッチ信号S42として出力する。
【0050】第3のインバータ89は、後述する回収期
間信号S6を入力することにより、回収期間信号S6の
否定信号を出力する。
【0051】第1のナンドゲート90は回収許可信号S
3と第3のインバータ89の出力との論理積の否定信号
を出力し、第2のフリップフロップ91へ入力してい
る。第2のフリップフロップ91もトグルフリップフロ
ップであり、第1のナンドゲート90の出力の立ち下が
りで出力データを反転する。第2のフリップフロップ9
1の出力が検流期間信号S7となっている。第2のフリ
ップフロップ91はリセット端子を有しており、ここに
はリセット信号S0が接続している。
【0052】第7のアンドゲート95はクロックS4と
検流期間信号S7との論理積を出力し第3のフリップフ
ロップへ入力している。第3のフリップフロップ99
は、リセット付きのデータタイプフリップフロップであ
る。
【0053】第8のアンドゲート96および第9のアン
ドゲート97は、ともに3入力のアンドゲートであり、
第8のアンドゲート96は駆動位相信号S5と回収許可
信号S3と後述する第1の検流信号S65との論理積を
出力する。第9のアンドゲート97は駆動位相信号S5
の否定信号と回収許可信号S3と後述する第2の検流信
号S66との論理積を出力する。
【0054】そして第3のオアゲート98は、第8のア
ンドゲート96と第9のアンドゲート97との出力の論
理和を出力し、第3のフリップフロップ99のデータ端
子へ入力する。第3のフリップフロップ99のリセット
端子へは、リセット信号S0が接続している。なお、第
3のフリップフロップ99の出力が回収期間信号S6と
なっている。
【0055】第5のアンドゲート92は、回収許可信号
S3と回収期間信号S6と駆動位相信号S5との論理積
を第2の回収スイッチ信号S46として出力する。第6
のアンドゲート93は、回収許可信号S3と回収期間信
号S6と駆動位相信号S5の否定信号との論理積を、第
1の回収スイッチ信号S45として出力する。
【0056】第10のアンドゲート101はクロックS
4と回収期間信号S6と後述する時間計測許可信号S8
との論理積を出力し、カウンタ102に入力する。
【0057】カウンタ102はリセット付きトグルフリ
ップフロップを6個直列に並べたカウンタ回路である。
ここでは、説明の都合上、カウンタ102の内部は初段
から順にカウンタ1段目102A、カウンタ2段目10
2B・・・カウンタ6段目102Fであるとしておく。
また最終段のカウンタ6段目102Fは否定出力があ
り、これを時間計測許可信号S8としている。またカウ
ンタ102の共通リセット端子にはリセット信号S0が
接続している。
【0058】4入力のノアゲートである第1のノアゲー
ト103には、カウンタ102の1段目102A〜5段
目102Eの出力信号が接続しており、この4つの信号
の論理和の否定信号を出力している。第1のノアゲート
103の出力は駆動許可信号S9となっている。なお第
10のアンドゲート101とカウンタ102と第1のノ
アゲート103とが時間計測手段100に相当してい
る。以上のようにして本発明の実施の形態の波形生成手
段22およびその周辺を構成する。
【0059】[本発明の実施の形態の動作説明:図1〜
図5]つぎに、図1から図5を用いて本発明の実施の形
態の電子時計の動作説明を行なう。図5には主に波形生
成手段22における信号波形を示してあるが、説明の都
合上駆動コイル35に流れる電流波形をiとして示して
ある。なおここでは説明を簡単にするため、各信号にお
いてとくに動作に関係のあるタイミングでの説明だけ行
うこととする。
【0060】電源手段10から電源が投入されれば波形
生成手段22は動作を開始し、各出力信号には所定の波
形が出力される。ここでは説明の都合上、第1のフリッ
プフロップ82の保持データはセットされ、駆動位相信
号S5はハイレベルになっているものとする。
【0061】はじめに、駆動手段20が時刻表示手段3
0のステッピングモータ32を駆動した結果、ロータ3
4が正しく回転する場合について説明する。
【0062】(駆動動作)まず駆動信号S1のパルス列
が1秒周期で発生する。まず先頭のパルスが4ミリ秒間
ハイレベルとなり、同時にリセット信号S0および駆動
マスクS2もハイレベルとなる。とくに、この4ミリ秒
の間にはステッピングモータ32に通電されるのでその
説明を行う。
【0063】リセット信号S0は0.5ミリ秒間ハイレ
ベルとなるので、これに同期して第2のフリップフロッ
プ91と第3のフリップフロップ99の各保持データは
すべてリセットされ、同様にカウンタ102のデータも
リセットされる。カウンタ102のデータがリセットさ
れると、第1のノアゲート103の入力はすべてロウレ
ベルとなるため駆動許可信号S9はハイレベルとなる。
【0064】このときは駆動マスクS2がハイレベルで
あるため、第1の昇圧スイッチ53もオン状態となる。
また第1の放電スイッチ56および第2の放電スイッチ
57はリセット信号S0がハイレベルの期間だけオン状
態となるので、第1のコンデンサ51と第2のコンデン
サ52は両端が短絡した状態となり、両コンデンサは空
の状態に初期化される。
【0065】一方、駆動位相信号S5はハイレベルであ
り、駆動許可信号S9とはハイレベルとなるので第1の
アンドゲート83は駆動信号S1をそのまま第3の駆動
スイッチ信号S43として出力する。同様に第1のオア
ゲート87も駆動信号S1をそのまま第1の駆動スイッ
チ信号S41として出力する。逆にこの間は第2のアン
ドゲート84はロウレベル出力であり、また第3のフリ
ップフロップ99の出力である回収期間信号S6はロウ
レベルであるため、第1の回収スイッチ信号S45およ
び第2の回収スイッチ信号S46はロウレベルとなる。
このため第2の駆動スイッチ信号S42および第4の駆
動スイッチ信号S44はロウレベルのままとなる。
【0066】すると第1の駆動スイッチ信号S41〜第
4の駆動スイッチS44を受け、ドライバ23中の第1
の駆動スイッチ41はオフとなり、かつ第3の駆動スイ
ッチ43はオンとなる。また、第2の駆動スイッチ42
はオンのままであるため、駆動コイル35は電源手段1
0に接続され、第2のコイル端子S32から第1のコイ
ル端子S31の方向に電流が流れる。これによりステッ
ピングモータ32のステータ33内にはφの方向に磁束
が発生しロータ34に回転トルクが発生する。
【0067】そしてこの後、駆動信号S1がロウレベル
へと変化すると、第1のアンドゲート83の出力はロウ
レベルとなるため第1の駆動スイッチ41はオンとな
り、第3の駆動スイッチ43はオフとなる。第2の駆動
スイッチ42はオンのままである。よって駆動コイル3
5の両端は接地され、電源手段10から駆動コイル35
への通電は停止する。
【0068】(検出動作)しかしこの1ミリ秒後に回収
許可信号S3がハイレベルとなる。すると回収期間信号
S6はロウレベルのままであるので第1のナンドゲート
90の入力はともにハイレベルとなり検流期間信号S7
はロウレベルへ変化する。すると、第3のアンドゲート
85はハイレベルを出力するので、第1の駆動信号S4
1は再びハイレベルとなり、かつ第1の検流スイッチ信
号S61はロウレベルへ変化する。この結果、第1の検
流スイッチ61はオンとなり、第1の駆動スイッチ41
はオフとなる。ただし回収期間信号S6はロウレベルの
ままなので第2の回収スイッチ信号S46はロウレベル
のままである。
【0069】また検流期間信号S7を受け、第1の検流
器65および第2の検流器66はアクティブとなり、第
1の検流器65の計測動作が開始する(ここでは第2の
検流器66の出力は動作に影響しない)。なお、各検流
器が非アクティブの間は各検流器の出力信号はプルダウ
ンされロウレベルとなるようにしてあるが図5にはそれ
を破線で示した。さらに、第7のアンドゲート95はク
ロックS4をそのまま第3のフリップフロップ99へ出
力する。このとき駆動位相信号S5はハイレベルである
ので、第3のフリップフロップ99には第8のアンドゲ
ート96を介して第1の検流信号S65がデータとして
入力される。クロックS4は16KHzであるので、第
3のフリップフロップは61マイクロ秒毎に第1の検流
信号S65を取り込み回収期間信号S6に反映させるよ
うに動作する。
【0070】さて、ステッピングモータ32への駆動後
は、駆動電流によって、駆動コイル35に蓄えられた磁
気的エネルギとロータ34の回転により発電がおき、駆
動コイル35には電源手段10から通電されなくとも誘
起起電力が発生する。
【0071】図5で図示しているように、回収許可信号
S3がハイレベルとなった直後は、駆動コイル35に発
生している誘起電流の向きは、電源手段10がステッピ
ングモータ32へ駆動電流を通電した向きに対して逆方
向となっている。このときは第1の検流抵抗63での電
圧降下により第1のコイル端子S31の端子電位は接地
電位すなわち第1の検流端子S63よりも低いので、そ
の間第1の検流信号S65はロウレベルである。
【0072】(回収動作)駆動コイル35に発生する誘
起電圧は振動的であるために、やがて駆動コイル35に
発生する誘起電流が上記とは逆向き、すなわち電源手段
10がステッピングモータ32へ駆動電流を通電した向
きと同じ方向へ変化しようとする。誘起電流の極性が変
化すると第1の検流端子S63と第1のコイル端子S3
1の電位の大小関係は反転するので第1の検流信号S6
5はハイレベルへと変化する。
【0073】すると第3のフリップフロップ99は第8
のアンドゲート96および第3のオアゲート98により
伝達された第1の検流信号S65を取り込み、回収期間
信号S6はハイレベルへと変化する。この取り込み動作
はクロックS4の立ち下がりに同期して行われるため、
ここでの遅れは最大でも61マイクロ秒である。
【0074】回収期間信号S6がハイレベルである間は
回収手段40により駆動コイル35に生じた誘起電流の
回収動作が行われる。駆動位相信号S5はハイレベルで
あるので、第2の回収スイッチ信号S46が第5のアン
ドゲート92によりハイレベルへ変化し第2の回収スイ
ッチ46および第4の回収スイッチ48はオンとなる。
また第2の駆動スイッチ信号S42は、第2のオアゲー
ト88によりハイレベルとなり第2の駆動スイッチ42
はオフとなる。
【0075】この状態では第2のコンデンサ52の正極
は接地されるとともに、第2のコイル端子S32は2つ
のコンデンサの負極に接続される。この結果、第1のコ
ンデンサ51と第2のコンデンサ52と駆動コイル35
は並列接続され、かつ駆動コイル35に誘起した電流は
コンデンサの両方へ蓄電される。
【0076】またその直前までカウンタ102はリセッ
トされた状態であるため、時間計測許可信号S8はハイ
レベルを出力しているが、回収期間信号S6がハイレベ
ルとなると第10のアンドゲート101はクロックS4
をそのまま出力するため、カウンタ102はカウントア
ップ動作を開始する。
【0077】やがて第1および第2のコンデンサへの蓄
電量が最大となると蓄電電流は零となるが、今度はコン
デンサへ蓄えた電荷が再び駆動コイル35へ逆流しよう
とする。すると、第1の検流端子S61と第1のコイル
端子S31間の電位差は再度逆転するので、第1の検流
信号S65はハイレベルからロウレベルと変化する。
【0078】このときは前述と同じように、第3のフリ
ップフロップ99は第1の検流信号S65をクロック4
の立ち下がりに同期して取り込むので、回収期間信号S
6もロウレベルへと変化する。ここでの応答遅れも最大
で61マイクロ秒である。
【0079】回収期間信号S6がロウレベルとなると第
1の回収スイッチ57や第1の昇圧スイッチはオフとな
る。また回収期間信号S6がロウレベルとなると、第1
のナンドゲート90の出力はロウレベルとなるため検流
期間信号S7はハイレベルからロウレベルに変化する。
すなわち検流期間信号S7は、回収許可信号S3の立ち
上がりから回収期間信号S6の立ち下がりまでの間ハイ
レベルとなる。検流期間信号S7がロウレベルとなる
と、第1の検流スイッチ61と第1の検流抵抗63と第
3の駆動スイッチ43はオフし、第1の駆動スイッチ4
1はオンとなる。さらに第1の検流器65も非動作とな
り、駆動コイル35に発生する電流を計測する動作はす
べて終了する。
【0080】なお前述のように、誘起電流の蓄電におい
てステッピングモータ32を駆動するときと同方向の誘
起電流をコンデンサへ蓄電する設定にすれば、ロータ3
4の回転速度と回転角との関係が駆動コイル35に最も
誘起起電力(電圧)をもたらすことができ、その結果と
してコンデンサには最も大きなエネルギを得ることが可
能となっている(駆動コイル35に発生する誘起起電力
の位相は、駆動コイル35のインダクタンス成分の影響
があるため、誘起電流の位相とは異なる)。
【0081】(回転判定動作)一方、回収期間信号S6
がロウレベルになると、第10のアンドゲート101に
よってカウンタ102に送られるクロックS4も停止す
る。
【0082】ここで時間計測手段100に関する説明を
付け加えると、仮にあるクロック信号がカウンタ102
に連続して入力したとすると、そのクロック信号の立ち
下がり波形が32回入力されるまでの間は、カウンタの
1段目から5段目の出力のうち少なくとも1つはハイレ
ベルとなる。クロックS4は16KHzであるので、カ
ウンタ102に立ち下がり波形が最初に入力してから2
ミリ秒(=32/16KHz)未満の間は第1のオアゲ
ート103の出力である駆動許可信号S9はロウレベル
を維持するように動作する。
【0083】さてロータ34が正しく回転した場合、コ
ンデンサで誘起電流を蓄電するのに要する時間は短く、
ほぼ1ミリ〜1.5ミリ秒程度で終了してしまうため、
回収期間信号S6がハイレベルとなる時間幅もそれと同
等となる。なお、この時間は時刻表示手段30内の機構
部分(ロータ34を含む)のイナーシャや回収手段40
のコンデンサの容量や駆動コイル35のインダクタンス
および内部抵抗などに依存することが分かっている。
【0084】したがって、前述のようにロータ34が正
しく回転したときは、回収期間信号S6には2ミリ秒よ
りも短いハイレベル幅のパルスが現れるため、駆動許可
信号S9はロウレベルの状態となる。駆動許可信号S9
がロウレベルであればロータ34は正しく回転したこと
となり、そののちは、第1のアンドゲート83や第1の
オアゲート87はその後の駆動信号S1によらず常に出
力はロウレベルとなるので、ドライバ23は駆動コイル
35の両端が接地した状態を維持する。
【0085】(出力動作)駆動信号S1の先頭パルスが
ハイレベルとなってから32ミリ秒経過すると、駆動マ
スクS2はロウレベルに変化する。すると回収手段40
の第2の昇圧スイッチ54および第3の昇圧スイッチ5
5はオンし、逆に第1の昇圧スイッチ53はオフとなる
ため、第1のコンデンサ51と第2のコンデンサ52は
並列接続から直列接続の状態となる。
【0086】すると、第1のコンデンサ51および第2
のコンデンサ52の端子電圧は2倍に昇圧され、蓄えら
れた電荷は定電圧電源手段21へ供給される。前述のと
おり、定電圧電源手段21の定電圧出力S21には波形
生成手段22が直接接続しており、第1のコンデンサ5
1および第2のコンデンサ52に蓄えられた電荷は波形
生成手段22の動作用電力として消費される。
【0087】なお、定電圧電源手段21の出力から波形
生成手段22に送られる電力は、通常時は電源手段10
が供給しているのであるが、このように定電圧出力端子
に電荷の蓄えられたコンデンサが接続された場合は、コ
ンデンサから電力供給が行われるので電源手段10が供
給する分はなくなるため、その分だけ電源手段10が消
費する電力が低減することとなる。
【0088】また駆動マスクS2の波形が立ち下がると
第1のフリップフロップ82は出力を反転させるので、
駆動位相信号S5はロウレベルとなる。したがって、こ
のつぎに駆動信号S1にパルス列が現れるときには、第
1の駆動スイッチ信号S41と第2の駆動スイッチ信号
S42とは役割が入れ替わる。同様に第3の駆動スイッ
チ信号S43と第4の駆動スイッチ信号S44、そして
第1の検流スイッチ信号S61と第2の検流スイッチ信
号S62とがそれぞれ役割が入れ替わる。これによっ
て、上記までに説明した駆動コイル35への通電方向
は、駆動信号S1にパルス列が現れる1秒周期で交互に
反転する。このため、ステッピングモータ32が正しい
ステップ駆動が可能となるような方向の駆動電流を与え
ることができる。
【0089】つぎに、駆動手段20が時刻表示手段30
のステッピングモータ32を駆動したが、外部磁界等の
影響によりロータ34の回転が1度失敗し、再度(補
償)駆動する動作について説明する。
【0090】(駆動〜回収動作)まず駆動信号S1にパ
ルス列が現れる。4ミリ秒の先頭パルスが出力されてい
る間は、前述と同様に駆動コイル35に駆動電流が通電
される。なお図5では、駆動位相信号S5がロウレベル
となっているが、これも上記の通り駆動コイル35へ通
電する方向が逆になるだけであるので詳しい説明は省略
する。
【0091】駆動信号S1の先頭パルスが出力が終了し
たのち、さらにその1ミリ秒後には回収許可信号S3は
ハイレベルとなり、前述同様に駆動コイル35に発生す
る誘起電流の極性計測を開始する。ただし、駆動位相信
号S5がロウレベルの間は第9のアンドゲート97がア
クティブであるので、検流器の出力のうち利用されるの
は第2の検流信号S66となる。
【0092】やがて駆動コイル35に発生する電流が、
駆動中と同じ方向になると回収期間信号S6がハイレベ
ルとなり、回収手段40による誘起電流の蓄電動作が開
始する。同時に時間計測手段100にもクロックS4と
同じ信号が入力され回収手段40が蓄電動作に要する時
間を計測し始める。
【0093】(非回転判定動作)前述の仮定によりロー
タ34は正しい回転に失敗しているが、その場合はコン
デンサで誘起電流を蓄電するのに要する時間は少なくと
も2ミリ秒以上と長くなる性質があることが分かってい
る。したがって、回収期間信号S6がハイレベルとなる
時間幅もそれと同等となる。ここでは図5に示すように
3ミリ秒要したとする。
【0094】さて、時間計測手段100は、前述と同じ
ように、カウンタ102は回収期間信号S6がハイレベ
ルである期間はクロックS4と同じ信号を受け取るが、
回収期間信号S6が比較的長くなって、カウンタ102
に立ち下がり波形が33回入力されると、カウンタ10
2の1段目から5段目の出力はすべてロウレベルとな
り、かつ6段目の否定出力である時間計測許可信号S8
はハイレベルからロウレベルへと変化するため駆動許可
信号S9はハイレベルへと変化する。
【0095】このため、コンデンサが誘起電流を蓄電す
るのに3ミリ秒要すると、駆動許可信号S9はハイレベ
ルに戻り、さらに時間計測許可信号S9はロウレベルと
なるためクロックS4はカウンタ102へ伝わらなくな
り、時間計測手段100の時間計測動作は停止する。カ
ウンタ102はカウントアップを停止するので駆動許可
信号S9はハイレベルのままとなる。
【0096】各コンデンサには引き続き誘起電流が蓄電
されるが、やがてコンデンサへの蓄電は終了し駆動コイ
ル35に現れる電流は零点を通過しようとする。する
と、第2の検流信号S66はロウレベルとなるので回収
期間信号S6は、ロウレベルへ変化し回収手段40の回
収動作は終了する。
【0097】(再駆動動作)この後、すなわち駆動信号
S1には1つ目のパルスの立ち上がりから24ミリ秒後
に2つ目のパルスが現れる。この場合では駆動許可信号
S9はハイレベルとなっているため、2つ目のパルスが
ハイレベルとなる間も、第2の駆動スイッチ42はオフ
となり、かつ第4の駆動スイッチはオンとなり駆動コイ
ル35に駆動電流が通電される。駆動信号S1の2つ目
のパルスは、1つ目のパルスの2倍である8ミリ秒のハ
イレベル幅があるため、ステッピングモータ32はロー
タ34が外乱にうち勝って回転するのに必要な電流を充
分に得ることが可能となる。この動作によりステッピン
グモータは外乱により一旦は非回転となっても再駆動が
行われるため、電子時計の時刻表示には遅れが生じない
ことが保証される。
【0098】上記までの説明のように本発明の実施の形
態は、ステッピングモータ32の駆動を行った後に駆動
コイル35に発生する誘起電流が駆動時と同方向となっ
ている間だけ回収手段40が蓄電動作を行い、かつ回収
した電力を駆動手段20に戻すように動作する。また、
この動作はロータ34の回転あるいは非回転によらず毎
ステップ確実に行われるため、平均的には電子時計の消
費電力が低減したのと同じとなる。またロータ34が正
しく回転しない場合であってもその判定を行い、駆動直
後に再駆動を行うことが可能であるので、表示時刻の信
頼性についてもまったく問題とならない。
【0099】なお本発明の実施の形態では、第1の検流
器65と第2の検流器66とは片方の出力しか利用しな
いにもかかわらず両方共に電力が供給されるようになっ
ていたが、さらなる消費電力の低減のために利用する一
方にのみ給電することは容易である。
【0100】また信号処理の都合から本発明の実施の形
態では、回収期間信号S6の立ち上がりおよび立ち下が
りのタイミングは、基準信号であるクロックS4の立ち
下がりに同期するように第3のフリップフロップ99を
用いて構成したが、非同期となるようにしても処理でき
る。
【0101】また本発明の実施の形態では、回収手段4
0の回収動作は単にコンデンサを接続した状態で誘起電
流を蓄電するようにしたが、これに限らず回収動作中で
あってもコンデンサの接続状態を変化させるようにして
も良い。
【0102】たとえば回収手段40中のコンデンサの蓄
電量に応じてコンデンサの接続状態の切り替えて降圧動
作をさせても良い。この場合、コンデンサの蓄電量はコ
ンデンサの端子電圧を計測すれば良く、例えばコンデン
サの端子電圧を所定の値と比較して、その値を上回った
ときに各コンデンサの接続関係が切り替わるようにすれ
ば良い。
【0103】一方、回転判定については、回収手段40
が蓄電に要する時間を時間計測手段100が計測し、そ
の時間が所定の時間を越えるか否かでロータ34の回転
判定を行ったが、ステッピングモータ32の各構成要素
によっては、その前後の誘起電流の状態を利用して回転
判定しても良い。
【0104】たとえば、実際にコンデンサへの蓄電を開
始する前や蓄電を終了した後の電流波形を計測し、それ
らの周期や極性を計測することで付加的な情報を得て、
ロータ34の回転判定に利用するといったことも可能で
ある。
【0105】さらに本発明の実施の形態では、通常のス
テッピングモータ32の駆動は4ミリ秒の固定パルスに
よって行うようにしてあるが、もちろんこれには限定さ
れない。たとえば現在実用化されている、電源電圧や負
荷の程度に応じて駆動パルスの幅を変化させる駆動方法
や、1ステップ分の駆動を短い幅のパルス列で行う駆動
方法や、そのパルス列の各パルスのデューティ(通電、
非通電の時間比)を変化させる駆動方法などでも問題な
く本発明を適用できる。
【0106】また本発明の実施の形態では、回収したエ
ネルギは駆動手段20中の波形生成手段22によって消
費させるように構成したが、これについても、たとえば
電源手段10の電池に戻したり、ステッピングモータ3
2の駆動に直接利用したりすることも同様に可能であ
る。
【0107】
【発明の効果】上記までの説明で明らかであるが、本発
明によればステッピングモータの駆動後に発生する誘起
電流を回収し、さらにこの回収電力を駆動手段において
再利用することが可能になる。また上記の回収動作を行
いつつステッピングモータの回転判定を確実に行うこと
が可能となり、従来困難であった電力の回収再利用とス
テッピングモータの安定駆動との両立を実現することが
可能となる。
【0108】なおステッピングモータそのものの構成や
駆動時の条件は、従来と同じで良いので、本発明の効果
の実現のために、ステッピングモータの負荷駆動能力や
安定性などの諸性能が犠牲になることはなく、本発明の
電子時計は広い範囲での適用が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における電子時計の全体の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における電子時計のステッ
ピングモータを示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態における電子時計の回収手
段の回路構成例を示す回路図である。
【図4】本発明の実施の形態における電子時計の波形生
成手段の回路例を示す回路図である。
【図5】本発明の実施の形態における電子時計の要部電
圧波形を示す波形図である。
【図6】従来技術における電子時計の構成を示す回路図
である。
【符号の説明】
10:電源手段 20:駆動手段 30:時刻表示手段 40:回収手段
フロントページの続き (72)発明者 高橋 重之 埼玉県所沢市大字下富字武野840番地 シ チズン時計株式会社技術研究所内 (72)発明者 鈴木 一男 埼玉県所沢市大字下富字武野840番地 シ チズン時計株式会社技術研究所内 (72)発明者 島内 岳明 埼玉県所沢市大字下富字武野840番地 シ チズン時計株式会社技術研究所内 (72)発明者 村上 淳 埼玉県所沢市大字下富字武野840番地 シ チズン時計株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 2F002 AA07 AA12 AE00 AE01 ED02 GA04 2F084 AA06 AA07 BB03 BB09 GG02 GG03 GG04 JJ05 JJ07 LL01 LL02 LL03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動コイルへ通電することでロータが回
    転運動するステッピングモータおよび減速輪列と時刻表
    示指針とからなり前記ロータの回転により時刻表示を行
    う時刻表示手段と、 前記ステッピングモータを駆動するための駆動波形を生
    成し前記駆動コイルに通電する駆動手段と、 前記駆動手段へ電力を供給する電源手段と、 前記駆動コイルに発生する電力を蓄電可能な回収手段と
    を有することを特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 駆動コイルへ通電することでロータが回
    転運動するステッピングモータおよび減速輪列と時刻表
    示指針とからなり前記ロータの回転により時刻表示を行
    う時刻表示手段と、 前記ステッピングモータを駆動するための駆動波形を生
    成し前記駆動コイルに通電する駆動手段と、 前記駆動手段へ電力を供給する電源手段と、 前記駆動コイルに発生する電流を計測する電流計測手段
    と、 前記駆動コイルに発生する電力を蓄電可能な回収手段と
    を有することを特徴とする電子時計。
  3. 【請求項3】 駆動コイルへ通電することでロータが回
    転運動するステッピングモータおよび減速輪列と時刻表
    示指針とからなり前記ロータの回転により時刻表示を行
    う時刻表示手段と、 前記ステッピングモータを駆動するための駆動波形を生
    成し前記駆動コイルに通電する駆動手段と、 前記駆動手段へ電力を供給する電源手段と、 前記駆動コイルに発生する電力を蓄電可能な回収手段
    と、 前記回収手段の回収動作時間を計測する時間計測手段と
    を有することを特徴とする電子時計。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の電子
    時計であり、 前記回収手段は、 前記ステッピングモータの駆動直後に前記駆動コイルに
    誘起した電力を蓄電する回収動作と、 前記回収手段が蓄電した電力を前記駆動手段へ出力する
    再利用動作とを行うことを特徴とする電子時計の制御方
    法。
  5. 【請求項5】 前記回収手段は、 所定の時間で回収動作を強制終了する請求項4に記載の
    電子時計の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記電流計測手段は、 前記駆動コイルに発生した電流の極性を計測する請求項
    4に記載の電子時計。
  7. 【請求項7】 前記回収手段は、 前記駆動手段が駆動コイルへの通電を終了してから所定
    の時間経過時に前記駆動コイルに流れる電流の極性に応
    じて回収動作を開始する請求項6に記載の電子時計の制
    御方法。
  8. 【請求項8】 前記回収手段は、 前記駆動コイルに流れる電流が前記ステッピングモータ
    の駆動時と同じ向きとなるタイミングで回収動作を開始
    する請求項7に記載の電子時計の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記回収手段は、 前記回収手段に蓄電する電流が正から負となるタイミン
    グで回収動作を終了する請求項4に記載の電子時計の制
    御方法。
  10. 【請求項10】 前記回収手段は、 複数のコンデンサと複数のスイッチとからなる昇降圧回
    路を有する請求項1に記載の電子時計。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の電子時計であり、 前記回収手段は蓄電電圧が所定の値以上となるタイミン
    グで降圧動作することを特徴とする電子時計の制御方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の電子時計であり、 前記回収手段は出力時に昇圧動作することを特徴とする
    電子時計の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記回収手段は、 回収動作を開始する前に蓄電エネルギを放電する請求項
    4に記載の電子時計の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記回収手段の回収動作中およびその
    前後に前記変換コイルに流れる誘起電流に応じて前記ロ
    ータの回転および非回転を判定する請求項4に記載の電
    子時計の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記回収手段が回収動作に要した時間
    に応じて前記ロータの回転および非回転を判定する請求
    項4に記載の電子時計の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記ロータが非回転であると判定した
    ときは、 前記ロータが回転するのに充分大きい電流を前記駆動コ
    イルに再度通電して前記ステッピングモータを駆動する
    請求項14に記載の電子時計の制御方法。
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