JP2001116148A - 圧力容器の開閉部分の接続構造 - Google Patents

圧力容器の開閉部分の接続構造

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JP2001116148A
JP2001116148A JP29648099A JP29648099A JP2001116148A JP 2001116148 A JP2001116148 A JP 2001116148A JP 29648099 A JP29648099 A JP 29648099A JP 29648099 A JP29648099 A JP 29648099A JP 2001116148 A JP2001116148 A JP 2001116148A
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oil
ferrule
ring
drainage
female
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JP29648099A
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English (en)
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Yoshiro Furukawa
与四郎 古川
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Orion Machinery Co Ltd
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Orion Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】エアコンプレッサ装置のドレンのような油
が混入した排水から油分を除去する油水分離装置の油吸
着槽において、ドレンが吸着材内を一様に流れないこと
による性能の低下及び吸着材の早期劣化を防ぐ。 【解決手段】油吸着槽内の内筒に、通常の油吸着材から
なりドレン通過抵抗の比較的小さい油吸着層とエマルジ
ョン処理材からなりドレン通過抵抗の比較的大きいエマ
ルジョン分解層との一組を一単位として多数積層させる
ことにより、油吸着層内にドレンを長期間滞留させ、ド
レンと油吸着材の接触性を高めると共に、油吸着材とエ
マルジョン処理材の分布を平均化することで長期間安定
した油吸着性能を発揮できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メンテナンス等の
ため定期的に開閉される圧力容器、特に空気圧機器直結
方式油水分離装置の油吸着槽容器の開閉部分の接続構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】空気圧機器から排出されたドレン中の油
分を取り除くための油水分離装置の油吸着槽容器では内
部のフィルタ部材を定期的に交換する必要があるため開
閉可能な接続構造を有するが、容器の内部は7気圧程度
の高圧となっているので容器内外の気密を維持すると共
に高圧時でも安全性の高い接続構造が求められる。
【0003】図4は従来から用いられている圧力容器の
胴板に設けられた接続構造の拡大された断面図であり、
一方のハウジングの端部にオスフェルール(ヘルール)
8を、他方のハウジングの端部にメスフェルール9をそ
れぞれ設けてある。オスフェルール8はハウジングの径
に略等しい筒状部8a、端部へ向けて拡径する傾斜部8
b、縮径する傾斜部8cおよびハウジングの径に略等し
い筒状部8dを有し、メスフェルール9はハウジングの
径に略等しい筒状部9a、端部へ向けて拡径する傾斜部
9b、オスフェルール8の最大径に略等しい筒状部9c
を有する。10はゴム製のOリングであり、メスフェル
ール9の傾斜部9bの円錐面と筒状部9cの円柱面との
角部に保持されている。フェルールリング11は、筒状
部11aの両側に、端部へ向けて縮径する翼部11b、
11cを設けた構造となっている。
【0004】接続時にはオスフェルール8の傾斜部8c
の円錐面とメスフェルールの傾斜部9bの円錐面(内周
面)とをOリング10を間に挟んで突き合わせ、外側か
らフェルールリング11を巻回してフェルールリング1
1の傾斜部11b、11cによりオスフェルール8の傾
斜部8bとメスフェルールの傾斜部9b(外周面)とを
締め付けることにより容器を密閉する。密閉された接続
部分はOリング10の弾力によりシールされる。
【0005】このような円筒型の圧力容器の胴板におい
ては、内部の圧力によって円周方向と軸方向とに応力を
生じるので、接続構造は、それらの両方に対して安定な
構造としなければならないが、上記の例ではフェルール
8,9とフェルールリング11の当接する傾斜面8c、
9bおよび11b、11cの傾斜角を調節して、フェル
ールリング11とフェルール8,9の間の反力を適当に
分配することにより接続構造を安定させていた。
【0006】
【発明が解決すべき課題】このような圧力容器の接続構
造において接続部分のたわみを防ぐには、フェルールリ
ング11を強固に締め付ける必要があるが、従来の油吸
着槽容器の接続構造ではオス・メスフェルール8,9の
当接個所にゴム製のOリング10を介していたために座
りが悪く、接続が不安定であった。またこの構造では、
気密維持性能がOリング10の面圧により変わるが、容
器内の圧力に応じてフェルールリング11の締め付け力
が変化するとOリング10も変形して気密性に影響を与
えてしまうので、ゴムの特性を十分考慮する必要があっ
た。特に、低圧時に面圧が不足して流体が漏れたり、高
圧時にOリング10が必要以上につぶれて部品の寿命が
短くなることがあった。
【0007】さらに接続を外した際にOリング10は自
己の弾力によりメスフェルール9の傾斜部9bの円錐面
と筒状部9cの円柱面との角部に保持されているが、こ
れはメンテナンス作業中に脱落し易く作業性が良くなか
った。また、フェルール8,9およびフェルールリング
11は絞り加工により製造されるが、その際傾斜面の角
度が重要となるために、加工には高い精度が求められ
た。
【0008】そこで本発明は、上記の課題を解決し、圧
力下での変形が少なく、常に安定したシール性能を発揮
すると共に、メンテナンス作業が容易で製造もしやすい
圧力容器の開閉部分の接続構造を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、オスフェルー
ルと、メスフェルールと、フェルールリングとからなる
圧力容器の開閉部分の接続構造において、オスフェルー
ルにメスフェルール先端の大径部内側にはまり込む円柱
面と、メスフェルール先端部または対応する段部に当接
する段部とを設け、前記円柱面にはパッキンを装着する
ための溝を設けたことを特徴とする接続構造により、上
記の課題を解決する。
【0010】すなわち、オスフェルールの段部とメスフ
ェルールの先端部または対応する段部、オスフェルール
円柱部の外面とメスフェルール先端の大径部の内面とが
それぞれ直接に接触するようにし、開閉作業を容易にす
ると共に、圧力変動に伴う接続部分の不如意な変形を防
いでシール材にかかる面圧を一定させることで安定した
シール性能を発揮できるようにする。
【0011】
【具体的な実施の形態】本発明の圧力容器が使用される
油吸着槽の全体を図3に示す。油吸着槽1は図示しない
油水分離槽の下流側に接続され、ドレンに混入した油分
を内部のフィルタにより吸着して油分の少ないドレンを
下流へ送る装置であり、内部は装置の稼働中空気圧機器
からの排圧により高圧となる。円筒状のハウジング2は
配管側の第一のハウジング3およびフィルタ側の第二の
ハウジング4に分割可能であり、第一のハウジング3は
流入側配管および流出側配管との接続口を有し、内部に
流入側配管と連通する円筒状の接続管5が固定されてい
る。第二のハウジング4の内部にはフィルタエレメント
を収容する中筒7が固定され、この中筒7の一端は接続
管5に接続され、他端は第二のハウジング4の先端部に
向かって開放されている。ハウジング3,4間は接続構
造により結合されており、これを開閉することによりフ
ィルタエレメントの定期交換等の作業を行う。
【0012】図1は本発明に係る圧力容器の開閉部分の
接続構造を示す断面図である。オスフェルール12とメ
スフェルール13はハウジング3,4と同じ金属例えば
ステンレス鋼からなる部材であって、それぞれ一方のハ
ウジング3または4の端部に溶接されている。本実施例
ではオスフェルール12を上側となる第一のハウジング
3に、メスフェルール13を下側となる第二のハウジン
グ4にそれぞれ設けているがこれらは逆でもよい。
【0013】オスフェルール12は切削加工で製造され
る略円筒状の部材であって、先端部に向けて拡径する傾
斜部12aと、メスフェルール13の先端部に当接する
垂直面を有する段部12bと、メスフェルール13の先
端の大径部内側にはまり込む筒状部12cとを備え、筒
状部12cの外周の円柱面にはOリング15を装着する
ための溝部12dが設けられている。溝部12dの深さ
はOリング15の直径よりも少し小さく、それらの差は
Oリング15が弾力により十分なシール性能を発揮でき
る程度とする。メスフェルール13は絞り加工で製造さ
れる略円筒状の部材であって、オスフェルール12の段
部12bに当接する先端部13aと、それに連なる大径
部13b及び傾斜部13cを備えている。オスフェルー
ルの筒状部12cとメスフェルールの大径部13cとは
略同長であることが好ましい。
【0014】14は略環状の鋼製のフェルールリングで
あり、周の部分の断面は筒状部14aの両側に、端部へ
向けて縮径する翼部14b、14cを設けた構造となっ
ている。翼部14b、14cの傾斜角はオスフェルール
傾斜部12a及びメスフェルール傾斜部13bの傾斜角
に等しい。図2はフェルールリング14の平面図であ
る。リング14の一部を切り開いてフランジ16,16
を設けてあり、このフランジ16,16をボルト17お
よびナット18で緊結することにより両端を接続する構
造となっている。15は接続部分の内外をシールするた
めのパッキンであり、この実施例では合成ゴム製のOリ
ングである。
【0015】
【作用】接続時には溝部12dにOリング15が保持さ
れた状態でハウジング3,4を閉じてオスフェルールの
段部12bとメスフェルール13の先端部13aとを当
接させて位置決めした後、フェルールリングの翼部14
b、14cがそれぞれオスフェルール12の傾斜面12
aおよびメスフェルール13の傾斜部13cを抱え込む
ようにして接続構造の周囲にフェルールリング14を巻
回し、拡開部のフランジ16をボルト17とナット18
で結合してフェルールリング14を締め付けることによ
り、オスフェルール段部12bとメスフェルール先端部
13a、オスフェルール円筒部12cの外面とメスフェ
ルール大径部13bの内面を強く突き合わせて、接続を
完了する。このときOリング15は、溝部12dと大径
部13bの内周面との間で一定の面圧を受けながら保持
され、オスフェルール12、メスフェルール13間をシ
ールする。保守作業等のためにハウジングを開いた状態
でも、Oリング15はオスフェルール溝部12dに保持
されているので、作業中に脱落することがない。
【0016】
【発明の効果】本発明の接続構造では金属部分同士すな
わちオスフェルール段部12bとメスフェルール先端部
13a、オスフェルール円筒部12cとメスフェルール
大径部13bが当接して位置決めするので座りが良く、
安定した接続ができる。また、オスフェルールとメスフ
ェルールを直接嵌め合わせることによって、パッキンの
つぶれしろに関係なく面圧を最適化できるため、シール
性が良いとともにパッキンの寿命を長くできる。従来の
接続構造はフェルール及びフェルールリングの傾斜面の
角度が構造上重要であったために、傾斜面の加工に高い
精度が求められたが、本発明の接続構造では直角な面の
加工だけで精度が出せるので製造コストが削減できる。
他方、メスフェルールは絞り加工で製造できるので、両
側を切削加工するものと比べてコストが安い。また保守
作業時にハウジングを開いた状態でもパッキンが脱落す
ることがないので作業性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る圧力容器の開閉部分の接続構造
を示す断面図である。
【図2】 本発明の圧力容器のフェルールリングの平面
図である。
【図3】 本発明の圧力容器の使用される油吸着槽容器
の全体を示す断面図である。
【図4】 従来の油水分離装置の接続構造の拡大断面図
である。
【符号の説明】
12 オスフェルール 12b 段部 12c 円柱面 12d 溝部 13 メスフェルール 13a 先端部 13c 大径部 14 フェルールリング 15 Oリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オスフェルールと、メスフェルールと、フ
    ェルールリングとからなる圧力容器の開閉部分の接続構
    造において、オスフェルールに、メスフェルール先端の
    大径部内側にはまり込む円柱面と、メスフェルール先端
    部または対応する段部に当接する段部とを設け、前記円
    柱面にはパッキンを装着するための溝部を設けたことを
    特徴とする接続構造。
JP29648099A 1999-10-19 1999-10-19 圧力容器の開閉部分の接続構造 Pending JP2001116148A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004232772A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Toyo Hightech Kk 継手用パッキン、継手及びこの継手用パッキンを用いた継手の接合方法
WO2008149684A1 (ja) * 2007-06-05 2008-12-11 Sanden Corporation 圧縮機
KR200446101Y1 (ko) 2007-10-09 2009-09-25 권용수 적층식 압력탱크의 체결장치

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