JP2001116107A - タンデムポンプユニット - Google Patents

タンデムポンプユニット

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JP2001116107A
JP2001116107A JP29599499A JP29599499A JP2001116107A JP 2001116107 A JP2001116107 A JP 2001116107A JP 29599499 A JP29599499 A JP 29599499A JP 29599499 A JP29599499 A JP 29599499A JP 2001116107 A JP2001116107 A JP 2001116107A
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hydraulic
pair
pump
suction
pump unit
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Ryota Ohashi
良太 大橋
Hironori Rizawa
博則 李沢
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動車輪に連結された第1,第2油圧モータ
と共働する第1,第2油圧ポンプを有するタンデムポン
プユニットにおいて、油補給用配管の簡略化を図る。 【解決手段】 前記第1,第2油圧ポンプ10a,10bが直
列接続されてなるタンデムポンプユニットにおいて、一
端部が該ポンプユニットの外方に開口し且つ他端部が前
記一対の第1油圧ライン及び一対の第2油圧ラインのそ
れぞれに連通し得るチャージライン33を備え、該チャー
ジライン33を該ポンプユニット内に配置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右の駆動車輪に
第1及び第2の油圧モータがそれぞれ連結されてなる車
輌に用いられるポンプユニットであって、前記第1及び
第2油圧モータとそれぞれ一対の第1油圧ライン及び一
対の第2油圧ラインを介して接続される第1及び第2の
油圧モータを備えたポンプユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】左右の駆動車輪に第1及び第2の油圧モ
ータをそれぞれ連結させてなる車輌において、前記第1
及び第2油圧モータとそれぞれ一対の第1油圧ライン及
び一対の第2油圧ラインを介して接続される第1及び第
2の油圧ポンプを備え、該第1及び第2油圧ポンプの吸
入/吐出油量を操作することによって、前記第1及び第
2油圧モータの出力を変化させ、これにより、左右の駆
動車輪の回転速度及び回転方向をコントロールし得るよ
うに構成することは、例えば、米国特許第4920733号公
報に記載されているように公知である。
【0003】しかしながら、前記米国特許公報に記載の
車輌においては、前記第1油圧モータと共働する第1油
圧ポンプと、前記第2油圧モータと共働する第2油圧ポ
ンプとが分離されており、従って、前記一対の第1油圧
ライン及び一対の第2油圧ラインに油を補給する油補給
用の配管構造が複雑になる等の種々の不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みなされたものであり、左右の駆動車輪に第1及
び第2の油圧モータがそれぞれ連結されてなる車輌に用
いられ、前記第1及び第2油圧モータの各々と一対の第
1油圧ライン及び一対の第2油圧ラインで接続される第
1及び第2油圧ポンプを有するポンプユニットであっ
て、前記一対の油圧ライン及び一対の第2油圧ラインへ
の油補給用配管を簡略化し得るポンプユニットを提供す
ることを一つの目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、左右の駆動車輪に第1及び第2の油圧モ
ータがそれぞれ連結されてなる車輌に用いられるタンデ
ムポンプユニットであって、前記第1及び第2油圧モー
タの各々と一対の第1油圧ライン及び一対の第2油圧ラ
インを介して接続される第1及び第2の油圧ポンプを一
体的に有し、該第1及び第2油圧ポンプの各ポンプ軸が
互いに直列連結されてなるタンデムポンプユニットにお
いて、一端部が該ポンプユニットの外方に開口し且つ他
端部が前記一対の第1油圧ライン及び一対の第2油圧ラ
インのそれぞれに連通し得るチャージラインを有し、該
チャージラインは該ポンプユニット内に配されているタ
ンデムポンプユニットを提供する。
【0006】一の態様においては、前記第1油圧ポンプ
及び第2油圧ポンプをそれぞれポンプ軸方向一方側及び
他方側の側面で支持する共通のセンターセクションと、
前記第1及び第2油圧ポンプをそれぞれ収容する第1及
び第2ハウジングとを有し、前記センターセンターセク
ションには、前記一対の第1油圧ライン及び一対の第2
油圧ラインとのそれぞれの接続口となる一対の第1吸入
/吐出ポート及び一対の第2吸入/吐出ポートが形成さ
れており、前記チャージラインは、一端部が前記第1及
び第2ハウジングの何れか一方において外方に開口し且
つ他端部が該一方のハウジング内部に開口するように該
一方のハウジング周壁部に形成された第1穿孔部と、一
端部が該第1穿孔部の他端部に接続され且つ他端部が前
記センターセクションに達するように該一方のハウジン
グ内部に配されたパイプ部と、一端部が該パイプ部の他
端部に接続され且つ他端部が前記一対の第1吸入/吐出
ポート及び前記一対の第2吸入/吐出ポートのそれぞれ
に連通するように前記センターセクションに形成された
第2穿孔部とを有するものとすることができる。
【0007】他の態様においては、前記第1油圧ポンプ
及び第2油圧ポンプをそれぞれポンプ軸方向一方側及び
他方側の側面で支持する共通のセンターセクションと、
前記第1及び第2油圧ポンプをそれぞれ収容する第1及
び第2ハウジングとを有し、前記センターセンターセク
ションには、前記一対の第1油圧ライン及び一対の第2
油圧ラインとのそれぞれの接続口となる一対の第1吸入
/吐出ポート及び一対の第2吸入/吐出ポートが形成さ
れており、前記チャージラインは、一端部が前記第1及
び第2ハウジングの何れか一方において外方に開口し且
つ他端部が前記センターセクションに達するように該一
方のハウジング周壁部に形成された第3穿孔部と、一端
部が第3穿孔部の他端部に連通し且つ他端部が前記一対
の第1吸入/吐出ポート及び前記一対の第2吸入/吐出
ポートのそれぞれに連通するように前記センターセクシ
ョンに形成された第4穿孔部とを有するものとすること
ができる。
【0008】また、前記センターセクションには、第1
及び第2ハウジング内部を連通する油流通孔を形成する
ことができる。
【0009】また、さらに他の態様においては、前記第
1及び第2油圧ポンプを収容する共通のハウジングと、
前記第1及び第2油圧ポンプをそれぞれ支持する第1及
び第2センターセクションとを有し、前記共通ハウジン
グは、ポンプ軸の軸線方向一方側及び他方側にそれぞれ
第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプを挿入可能な第1開
口及び第2開口が形成され、該第1開口及び第2開口
は、それぞれ、前記第1及び第2センターセクションに
よって液密に閉塞され、前記第1及び第2センターセク
ションには、それぞれ、前記一対の第1油圧ライン及び
一対の第2油圧ラインとのそれぞれの接続口となる一対
の第1吸入/吐出ポート及び一対の第2吸入/吐出ポー
トが形成されており、前記チャージラインは、一端部が
前記第1及び第2センターセクションの何れか一方にお
いて外方に開口し且つ他端部が前記一対の第1吸入/吐
出ポート及び前記一対の第2吸入/吐出ポートのそれぞ
れに連通するように構成されたものとすることができ
る。
【0010】好ましくは、前記共通ハウジングは、ポン
プ軸方向略中央部分に、第1及び第2油圧ポンプの各ポ
ンプ軸の連結端部を支持する軸受部を有し、該軸受部に
よって、第1及び第2油圧ポンプをそれぞれ収容する第
1ポンプ室及び第2ポンプ室に画されるものとすること
ができる。
【0011】また、前記共通ハウジングは、前記第1及
び第2ポンプ室間に亘って油が流通し得るように構成す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下に、本発明に
係るポンプユニットの好ましい第1の実施の形態につ
き、図1〜図5を参照しつつ説明する。図1は本実施の
形態に係るポンプユニット1が適用される車輌の油圧回
路図であり、図2は前記ポンプユニット付近の縦断側面
図である。また、図3〜図5は、それぞれ、図2におけ
るA−A線、B−B線及びC−C線断面図である。
【0013】図1及び図2に示すように、前記ポンプユ
ニット1は、左右の駆動車輪130a,130bに第1
及び第2の油圧モータ120a,120bがそれぞれ連
結されてなる車輌に用いられるものであって、前記第1
及び第2油圧モータ120a,120bとそれぞれ第1
及び第2の一対の油圧ライン140a,140bで接続
される第1油圧ポンプ10a及び第2油圧ポンプ10b
を有し、該第1油圧ポンプ10a及び第2油圧ポンプ1
0bのポンプ軸11a,11bが互いに同軸上で軸線回
り相対回転不能に連結されている。なお、左右の駆動車
輪130a,130bに第1及び第2の油圧モータ12
0a,120bがそれぞれ連結されてなるとは、各油圧
モータがそれぞれ各駆動車輪に直結される場合に加え
て、各油圧モータが適宜の動力伝達機構を介して各駆動
車輪に作動的に接続される態様も含まれる。
【0014】又、本実施の形態においては、ポンプユニ
ット1を、第1及び第2ポンプ軸11a,11bが垂直
方向に延びるように配置されてなる垂直型(vertical t
ype)としたが、本発明は斯かる形態に限られるもので
はなく、第1及び第2ポンプ軸11a,11bが水平方
向に延びるように配置されてなる水平型(horizontalty
pe)とすることも当然に可能である。又、図1におい
て、符号100は駆動源、符号110は冷却ファン、符
号150は油タンクである。
【0015】図2に示されるように、前記ポンプユニッ
ト1は、さらに、前記第1油圧ポンプ10aをポンプ軸
方向一方側の側面(本実施の形態においては下面)で支
持し且つ前記第2油圧ポンプをポンプ軸方向他方側の側
面(本実施の形態においては上面)で支持する共通のセ
ンターセクション30と、前記第1及び第2油圧ポンプ
10a,10bをそれぞれ収容する第1ハウジング21
及び第2ハウジング22とを有している。
【0016】図2に示されるように、前記第1油圧ポン
プ10a及び第2油圧ポンプ10bは可変容積型アキシ
ャルピストンポンプとされており、それぞれ、互いに同
軸上に配され軸線回り相対回転不能に連結された第1ポ
ンプ軸11a及び第2ポンプ軸11bと、該ポンプ軸の
回転に伴って往復運動を行う第1ピストンユニット12
a及び第2ピストンユニット12bと、該ピストンユニ
ットを往復動自在に支持する第1シリンダブロック13
a及び第2シリンダブロック13bと、傾斜角によっ
て、前記ピストンユニットのストローク長を規制し、該
ピストンユニットの吸入/吐出油量を変化させる第1可
動斜板14a及び第2可動斜板14bと、該可動斜板の
傾斜角を操作する第1制御軸15a及び第2制御軸15
bとを有している。
【0017】図2及び図4に示されるように、前記第1
制御軸15a及び第2制御軸15bは、それぞれ、内方
端部が第1ハウジング21及び第2ハウジング22内に
突入されて第1可動斜板14a及び第2可動斜板14b
に接続され、外方端部がポンプ軸11a,11bと直交
する左右方向に互いに離間するように第1及び第2ハウ
ジング21,22から外方へ延びている。第1制御軸1
5a及び第2制御軸15bをこのように配置させること
によって、該ポンプユニット1をプッシュプル形式の操
作レバーを有する車輌に設置する場合に、前記第1制御
軸15a及び第2制御軸15bの回転軸心を前記操作レ
バーの回動支点と平行に配置でき、従って、第1制御軸
15a及び第2制御軸15bと前記操作レバーとを接続
するリンク機構の構造を簡略化させることができる。
【0018】図2及び図5に示されるように、前記セン
ターセクション30には、一端部が第1ピストンユニッ
ト12aの吸入/吐出口に連通するように該第1ピスト
ンユニットと向き合う面(下面)に開口し且つ他端部が
外方に開口する第1油圧ポンプ用の一対の第1油路31
aが形成されている。該一対の第1油路31aの他端開
口は、第1油圧モータ120aとの間の一対の第1油圧
ライン140aとの接続口となる一対の第1吸入/吐出
ポート32aを形成している(図1及び図5参照)。
【0019】同様に、センターセクション30には、一
端部が第2ピストンユニット12bの吸入/吐出口に連
通するように該第2ピストンユニットと向き合う面(上
面)に開口し且つ他端部が外方に開口する第2油圧ポン
プ用の一対の第2油路31bが形成されている。該一対
の第2油路31bの他端開口は、第2油圧モータ120
bとの間の一対の第2油圧ライン140bとの接続口と
なる一対の第2吸入/吐出ポート32bを形成している
(図1参照)。
【0020】このように、共通のセンターセクション3
0に、一対の第1油圧ライン140a及び一対の第2油
圧ライン140bとの接続口となる一対の第1吸入/吐
出ポート32a及び一対の第2吸入/吐出ポート32b
を全て形成することによって、油圧ポンプ10a,10
b及び油圧モータ120a,120b間の配管接続作業
の容易化を図ることができる。好ましくは、前記吸入/
吐出ポート32a,32bをセンターセクション30の
同一側面に形成することができ、これにより、前記配管
接続作業のさらなる容易化を図ることができる。
【0021】また、前記センターセクション30には、
図2に示すように、第1ポンプ軸11aの伝動方向後端
部(本実施の形態においては上端部)及び第2ポンプ軸
11bの伝動方向前端部(本実施の形態においては下端
部)を軸受支持する軸受部37が形成されており、これ
により、第1ポンプ軸11a及び第2ポンプ軸11bの
安定した支持が可能となっている。
【0022】本実施の形態においては、第1ポンプ軸1
1aの上端部及び第2ポンプ軸11bの下端部に相対回
転不能に外挿される連結部材16を備え、該連結部材1
6を前記軸受部37によって相対回転自在に支持してい
る。
【0023】なお、第1ポンプ軸11aは、下端部が第
1ハウジング21を貫通して下方に延在しており、該下
方延在部において駆動源からの駆動力を入力し得るよう
になっている。また、第2ポンプ軸11bは、上端部が
第2ハウジング22を貫通して上方に延在しており、該
上方延在部に後述するチャージポンプ50及び冷却ファ
ン110を駆動している。
【0024】前記第1ハウジング21は、ポンプ軸方向
一方側(上方側)に第1油圧ポンプ10aが挿通可能な
開口を有するケーシング形状とされており、前記開口が
センターセクション30の下面で液密に閉塞されるよう
に該センターセクション30に連結されている。
【0025】前記第2ハウジング22は、ポンプ軸方向
他方側(下方側)に第2油圧ポンプ10bが挿通可能な
開口を有するケーシング形状とされており、前記開口が
センターセクション30の上面で液密に閉塞されるよう
に該センターセクション30に連結されている。
【0026】このように、本実施の形態においては、セ
ンターセクション30の下面と第1ハウジング21とに
よって第1ポンプ室収容空間が画され、センターセクシ
ョン30の上面と第2ハウジング22とによって第2ポ
ンプ室収容空間が画されている。好ましくは、図5に示
すように、前記センターセクション30に、第1及び第
2ポンプ室収容空間を連通する油流通孔36を形成する
ことができる。斯かる油流通孔36を形成することによ
って、第1及び第2ポンプ室収容空間の双方を油タンク
として兼用することができる。
【0027】さらに、前記ポンプユニット1には、一端
部が該ユニットの外方に開口してチャージ用吸入ポート
34を形成し且つ他端部が前記一対の第1油路及び前記
一対の第2油路のそれぞれに連通する共通のチャージラ
イン33が、該ポンプユニット内に配されるように備え
られている。
【0028】本実施の形態においては、前記チャージラ
イン33は、一端部が第2ハウジング22の上面に開口
して前記チャージ用吸入ポート34を形成し且つ他端部
が第2油圧ポンプ室収容空間に開口するように該第2ハ
ウジング22の周壁部に形成された第1穿孔部33a
と、一端部が該第1穿孔部33aの他端部に接続され且
つ他端部が前記センターセクション30に達するように
該第2油圧ポンプ収容空間内に配されたパイプ部33b
と、一端部が該パイプ部33bの他端部に接続され且つ
他端部が前記一対の第1油路31a及び前記一対の第2
油路31bのそれぞれに連通するように前記センターセ
クション30に形成された第2穿孔部33cとを有して
いる。
【0029】このように共通のチャージライン33をポ
ンプユニット1内に形成することにより、以下の効果を
得ることができる。即ち、チャージポンプ等の油供給手
段から前記チャージ用吸入ポート34に油を供給するだ
けで、前記一対の第1吸入/吐出ポート32a及び前記
一対の第2吸入/吐出ポート32bを介して、一対の第
1油圧ライン140a及び一対の第2油圧ライン140
bに油を補給することができるので、油補給用の配管構
造を簡略化させることができ、これにより、部品点数削
減及び組立効率向上によるコストの低廉化を図ることが
できる。
【0030】さらに、チャージライン33がポンプユニ
ット1内に配されているので、該チャージライン33が
外部部材と干渉又は走行中の地上物と接触して破損する
恐れがなく、該チャージライン33から外部へ油が漏れ
出す危険性を有効に防止できる。斯かる油の漏れ出しを
防止できる点は、芝刈り機等の芝生上を走行する車輌に
使用される場合に、特に、有効である。
【0031】本実施の形態においては、前記第2油圧ポ
ンプの第2ポンプ軸の上端部を第2ハウジングからさら
に上方へ延在させ、該延在部にチャージポンプ50を設
けている。そして、該チャージポンプ50の吐出口を前
記チャージ用吸入ポート34に連通させている。前記チ
ャージポンプの吐出口51は、チャージリリーフ弁52
が介装された調圧ライン53にも連通しており、前記チ
ャージリリーフ弁52によって、前記チャージライン3
3の油圧を設定できるように構成されている(図1参
照)。前記調圧ライン53の後流端は、第2ハウジング
の周壁部に形成されたドレンポート35を介して、油タ
ンク150として兼用されるハウジング内に連通してい
る。なお、図2における符号55はチャージポンプの吸
入口である。また、符号56は該吸入口に連通された吸
入ポートであり、油タンク150に接続される。
【0032】なお、前記チャージライン33の後端部
は、図1及び図5に示すように、一対の第1油路31a
及び一対の第2油路31bの各々とそれぞれチェック弁
61a,61b,61c,61dを介して連通されてお
り、該チャージライン33から一対の第1油圧ライン1
40a及び一対の第2油圧ライン140bの双方の低圧
側に圧油が供給され、且つ、その逆には圧油が流出しな
いように構成されている。
【0033】一対の第1油路31aの少なくとも何れか
一方とチャージラインとの間、及び一対の第2油路31
bの少なくとも何れか一方とチャージラインとの間に
は、絞り弁を備えたバイパスライン62a,62bが形
成されている(図1及び図5参照)。
【0034】該バイパスライン62a,62bは、油圧
ポンプ10a,10bの中立状態を安定して確保するた
めのものである。即ち、油圧ポンプ10a,10bの可
動斜板14a,14bが中立位置から少しでも傾斜する
と、一対の第1油圧ライン140aの間及び/又は一対
の第2油圧ライン140bの間に圧力差が生じ、これに
よって、油圧モータ130a,130bが回転する。従
って、製造誤差等によって前記可動斜板14a,14b
の中立位置が設定位置から少しでもずれていると、使用
者の意に反して油圧モータ130a,130bが回転す
ることになる。これに対し、前述のように、バイパスラ
イン62a,62bを設けていると、該パイパスライン
62a,62bを介して油圧ライン140a,140b
から圧油がリークするので、可動斜板14a,14bが
中立位置にあるべき場合において製造誤差等によって傾
斜する場合であっても、一対の第1油圧ライン140a
の間、及び/又は一対の第2油圧ライン140bの間に
生じる圧力差を有効に抑え、油圧モータ120a,12
0bの意に反した回転を有効に防止することができる。
【0035】なお、バイパスライン62a,62bによ
る一対の油圧ライン140a,140bからの圧油のリ
ークは、油圧ポンプ10a,10bと油圧モータ120
a,120bとの間の伝動効率の点からは好ましくない
為、該バイパスラインは、チャージライン33と一対の
第1油路31aの一方及び一対の第2油路31bの一方
との間にのみ設けるのが好ましい。
【0036】さらに、好ましくは、図5に示すように、
前記チェック弁61a,61b,61c,61dにそれ
ぞれ開放手段63を設け、緊急時には、一対の第1油路
31間、並びに、一対の第2油路31b間を強制的に連
通させ得るようにすることができる。斯かる開放手段6
3を設けることによって、駆動源100や油圧ポンプ1
0a,10bの故障時等において人力等で車輌を強制的
に動かす(車輪を強制的に回転させる)必要がある場合
において、容易に車輌を動かすことが可能となる。即
ち、一対の第1油路31a及び/又は一対の第2油路3
1bが閉じた状態で油圧モータ120a,120bが連
結された車輪を強制的に回転させると、該油圧モータ1
20a,120bの回転によって、一対の第1油圧ライ
ン31a間、及び一対の第2油圧ライン31b間に圧力
差が生じ、車輌を移動(車輪を回転)させることが困難
となる。これに対し、前記開放手段を設けておくと、全
てのチェック弁61a,61b,61c,61dを強制
的に機械的に開放させて、前記一対の第1油路31a間
及び一対の第2油路31b間を連通させることができる
ので、車輌の強制的な移動を容易に行うことが可能とな
る。なお、図5に示すように、全ての開放手段63をセ
ンターセクション30の同一面側に配置しておくことに
よって、該開放手段63も連動連係されるリンク機構を
容易に構成することができる。
【0037】また、本実施の形態においては、一対の第
1油圧ライン140a及び一対の第2油圧ライン140
bへの油供給部材として、チャージポンプ50を備え、
強制的に前記チャージ用吸入ポート34に圧油を供給す
るように構成したが、チャージポンプを備えることな
く、チャージ用吸入ポート34を油タンクに接続してお
き、一対の油圧ラインの低圧側ラインの油圧が所定値よ
り下がった場合に自然に油が吸引されるように構成する
ことも可能である。
【0038】さらに、本実施の形態においては、図2に
示すように、前記チャージライン33を、第2ハウジン
グ22の周壁部に形成した第1穿孔部33aと、第2油
圧ポンプ収容室に配したパイプ部33bと、センターセ
クションに形成した第2穿孔部33cとからなるように
構成したが、本発明は斯かる形態に限られるものではな
い。例えば、図6及び図7に示すように、チャージライ
ン33を、パイプ部33bを用いることなく、第2ハウ
ジング22に形成した第3穿孔部33dと、センターセ
クション30に形成した第24孔部33eとからなるよ
うに構成することも可能である。
【0039】実施の形態2.以下、本発明に係るポンプ
ユニットの好ましい第2の実施の形態につき、図8〜図
10を参照しつつ、説明する。図8は本実施の形態に係
るポンプユニット1′の縦断側面図であり、図9及び図
10はそれぞれ図8におけるE−E線及びF−F線断面
図である。なお、前記実施の形態1におけると同一部材
又は相当部材には、同一符号又は同一符号にダッシュを
付してその説明を省略する。
【0040】図8に示されるように、前記ポンプユニッ
ト1′は、第1油圧ポンプ10a及び第2油圧ポンプ1
0bを収容する共通のハウジング20と、該第1油圧ポ
ンプ10a及び第2油圧ポンプ10bをそれぞれ支持す
る第1センターセクション30a及び第2センターセク
ション30bとを備えている。
【0041】前記共通ハウジング20は、ポンプ軸11
a,11bの軸線方向一方側(本実施の形態においては
下方側)及び他方側(本実施の形態においては上方側)
にそれぞれ第1油圧ポンプ10a及び第2油圧ポンプ1
0bを挿入可能な第1開口20a及び第2開口20bが
形成されている。
【0042】さらに、該共通ハウジング20には、ポン
プ軸方向略中央部分に、仕切壁20cが形成されてお
り、該仕切壁20cによって、第1ポンプ室収容空間及
び第2ポンプ室収容空間に区画されている。該仕切壁2
0cは、第1ポンプ軸11a及び第2ポンプ軸11bの
連結部分を軸受支持する軸受部を有している。具体的に
は、前記実施の形態1におけると同様に、第1ポンプ軸
11aの伝動方向後端部(上端部)及び第2ポンプ軸1
1bの伝動方向前端部(下端部)に相対回転不能に外挿
される連結部材16を備え、該連結部材16を前記仕切
壁に形成した軸受孔20dに相対回転自在に支持させて
いる。なお、前記仕切壁20cには、第1油圧ポンプ収
容室と第2油圧ポンプ収容室とを連通する油流通路20
eを形成することができる。斯かる油流通路20eを形
成しておくことによって、ハウジング全体を油タンクと
して使用することができる。
【0043】前記第1センターセクション30aは、上
面側において第1油圧ポンプ10aを支持すると共に、
前記ハウジングの第1開口20aを閉塞するように該ハ
ウジング20に連結されている。第1油圧ポンプ10a
の第1ポンプ軸11aは、伝動方向前端部(下端部)が
前記第1センターセクション30aを貫通して下方に延
在しており、該下方延在部から動力を入力し得るように
なっている。
【0044】他方、前記第2センターセクション30b
は、下面側において第2油圧ポンプ10bを支持すると
共に、前記ハウジング20の第2開口20bを閉塞する
ように該ハウジング20に連結されている。第2油圧ポ
ンプ10bの第2ポンプ軸11bは、伝動方向後端部
(上端部)が前記第2センターセクション30bを貫通
して上方に延在しており、該上方延在部にチャージポン
プ50及び冷却ファン110が駆動されている。
【0045】前記第1センターセクション30aには、
図1及び図10に示すように、一端部が第1ピストンユ
ニット12aの吸入/吐出口に連通するように該第ピス
トンユニットと向き合う面(上面)に開口し且つ他端部
が外方に開口する第1油圧ポンプ用の一対の第1油路3
1aが形成されている。該一対の第1油路31aの他端
開口は、第1油圧モータ120aとの間の一対の第1油
圧ライン140aとの接続口となる一対の第1吸入/吐
出ポート32aを形成している。
【0046】同様に、前記第2センターセクション20
bには、図1及び図9に示すように、一端部が第2ピス
トンユニット12bの吸入/吐出口に連通するように該
第2ピストンユニットと向き合う面(下面)に開口し且
つ他端部が外方に開口する第2油圧ポンプ用の一対の第
1油路31bが形成されている。該一対の第2油路31
bの他端開口は、第2油圧モータ120bとの間の一対
の第2油圧ライン140bとの接続口となる一対の第2
吸入/吐出ポート32bを形成している。
【0047】前記実施の形態1におけると同様に、本実
施の形態に係るポンプユニット1′には、一端部が該ユ
ニットの外方に開口してチャージ用吸入ポート34を形
成し且つ他端部が前記一対の第1油路及び前記一対の第
2油路のそれぞれに連通する共通のチャージライン3
3′が、該ポンプユニット内に配されるように備えられ
ている。
【0048】該チャージライン33′は、図8〜図10
に示されるように、一端部が第2センターセクションの
上面に開口して前記チャージ用吸入ポート34を形成し
且つ他端部が前記チェック弁61c,61dを介して前
記一対の第2油路31bに連通すると共に第2油圧ポン
プ収容室に開口するように該第2センターセクションに
形成された第1穿孔部33a′と、一端部が該第1穿孔
部33a′の他端部に接続され且つ他端部が第2油圧ポ
ンプ収容室,仕切壁20c及び第1油圧ポンプ収容室を
貫通して第1センターセクション30aに達するように
配されたパイプ部33b′と、一端部が該パイプ部33
b′の他端部に接続され且つ他端部が前記チェック弁6
1a,61bを介して前記一対の第1油路31aに連通
するように前記第1センターセクション30aに形成さ
れた第2穿孔部33c′とを有している。
【0049】このように構成された本実施の形態に係る
ポンプユニットにおいても、前記実施の形態1における
と同様の効果を得ることができる。
【0050】なお、前記パイプ部33b′に代えて、一
端部が前記第1穿孔部33a′の他端部に接続され且つ
他端部が前記第2穿孔部33c′の一端部に接続される
ように共通ハウジング20の周壁部に流通孔を穿孔する
ことも可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明に係るタンデムポンプユニットに
よれば、左右の駆動車輪に第1及び第2の油圧モータが
それぞれ連結されてなる車輌に用いられるタンデムポン
プユニットであって、前記第1及び第2油圧モータの各
々と一対の第1油圧ライン及び一対の第2油圧ラインを
介して接続される第1及び第2の油圧ポンプを一体的に
有し、該第1及び第2油圧ポンプの各ポンプ軸が互いに
直列連結されてなるタンデムポンプユニットにおいて、
一端部が該ポンプユニットの外方に開口し且つ他端部が
前記一対の第1油圧ライン及び一対の第2油圧ラインに
連通するチャージラインを有し、該チャージラインを該
ポンプユニット内に配するように構成したので、チャー
ジポンプ等の油供給部材を前記チャージラインの一端開
口に接続するだけで、一対の第1油圧ライン及び一対の
第2油圧ラインの双方に油を補給することができ、油補
給用配管を簡略化させることができる。従って、部品点
数削減及び組立効率向上によるコストの低廉化を図れる
と共に、メンテナンス時における作業効率も向上させる
ことができる。
【0052】さらに、前記チャージラインがポンプユニ
ット内に配されているので、該チャージラインが外部部
材と接触して破損等することを有効に防止でき、該チャ
ージラインからの油の漏れ出しを防止できる。斯かる点
は、芝刈り機等の芝生上を走行することを想定されてい
る車輌に用いられる場合に、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るタンデムポンプユニット
の好ましい第1の実施の形態が適用された車輌の油圧回
路図である。
【図2】図2は、第1の実施の形態に係るタンデムポン
プユニットの縦断正面図である。
【図3】図3は、図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図4は、図2におけるB−B線断面図である。
【図5】図5は、図2におけるC−C線断面図である。
【図6】図6は、図2に示すタンデムポンプユニットの
異なる態様における縦断正面図である。
【図7】図7は、図6におけるD−D線断面図である。
【図8】図8は、本発明に係るタンデムポンプユニット
の好ましい第2の実施の形態の縦断正面図である。
【図9】図9は、図8におけるE−E線断面図である。
【図10】図10は、図8におけるF−F線断面図であ
る。
【符号の説明】
1,1′ ポンプユニット 10a,10b 第1油圧ポンプ,第2油圧ポンプ 11a,11b 第1ポンプ軸,第2ポンプ軸 20 共通ハウジング 20c 軸受部 21,22 第1ハウジング,第2ハウジング 30 共通センターセクション 30a,30b 第1センターセクション,第2セ
ンターセクション 32a,32b 第1吸入/吐出ポート,第2吸入
/吐出ポート 33,33′ チャージライン 33a,33a′ 第1穿孔部 33b,33b′ パイプ部 33c,33c′ 第2穿孔部 33d 第3穿孔部 33e 第4穿孔部 34 チャージ用吸入ポート 120a,120b 第1油圧モータ,第2油圧モータ 130a,130b 左右の駆動車輪 140a,140b 第1油圧ライン,第2油圧ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D042 AA05 AA06 BA02 BA05 BA07 BA08 BA10 BA12 BA18 BA19 BA20 BB03 BB05 BC13 BC15 BC16 3H071 AA03 BB01 BB12 CC34 DD14 DD32 DD45 DD72 DD83

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の駆動車輪に第1及び第2の油圧モ
    ータがそれぞれ連結されてなる車輌に用いられるタンデ
    ムポンプユニットであって、前記第1及び第2油圧モー
    タの各々と一対の第1油圧ライン及び一対の第2油圧ラ
    インを介して接続される第1及び第2の油圧ポンプを一
    体的に有し、該第1及び第2油圧ポンプの各ポンプ軸が
    互いに直列連結されてなるタンデムポンプユニットにお
    いて、一端部が該ポンプユニットの外方に開口し且つ他
    端部が前記一対の第1油圧ライン及び一対の第2油圧ラ
    インのそれぞれに連通し得るチャージラインを有し、該
    チャージラインは該ポンプユニット内に配されているこ
    とを特徴とするタンデムポンプユニット。
  2. 【請求項2】 前記第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプ
    をそれぞれポンプ軸方向一方側及び他方側の側面で支持
    する共通のセンターセクションと、前記第1及び第2油
    圧ポンプをそれぞれ収容する第1及び第2ハウジングと
    を有し、 前記センターセンターセクションには、前記一対の第1
    油圧ライン及び一対の第2油圧ラインとのそれぞれの接
    続口となる一対の第1吸入/吐出ポート及び一対の第2
    吸入/吐出ポートが形成されており、 前記チャージラインは、一端部が前記第1及び第2ハウ
    ジングの何れか一方において外方に開口し且つ他端部が
    該一方のハウジング内部に開口するように該一方のハウ
    ジング周壁部に形成された第1穿孔部と、一端部が該第
    1穿孔部の他端部に接続され且つ他端部が前記センター
    セクションに達するように該一方のハウジング内部に配
    されたパイプ部と、一端部が該パイプ部の他端部に接続
    され且つ他端部が前記一対の第1吸入/吐出ポート及び
    前記一対の第2吸入/吐出ポートのそれぞれに連通する
    ように前記センターセクションに形成された第2穿孔部
    とを有していることを特徴とする請求項1に記載のタン
    デムポンプユニット。
  3. 【請求項3】 前記第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプ
    をそれぞれポンプ軸方向一方側及び他方側の側面で支持
    する共通のセンターセクションと、前記第1及び第2油
    圧ポンプをそれぞれ収容する第1及び第2ハウジングと
    を有し、 前記センターセンターセクションには、前記一対の第1
    油圧ライン及び一対の第2油圧ラインとのそれぞれの接
    続口となる一対の第1吸入/吐出ポート及び一対の第2
    吸入/吐出ポートが形成されており、 前記チャージラインは、一端部が前記第1及び第2ハウ
    ジングの何れか一方において外方に開口し且つ他端部が
    前記センターセクションに達するように該一方のハウジ
    ング周壁部に形成された第3穿孔部と、一端部が第3穿
    孔部の他端部に連通し且つ他端部が前記一対の第1吸入
    /吐出ポート及び前記一対の第2吸入/吐出ポートのそ
    れぞれに連通するように前記センターセクションに形成
    された第4穿孔部とを有していることを特徴とする請求
    項1に記載のタンデムポンプユニット。
  4. 【請求項4】 前記センターセクションには、第1及び
    第2ハウジング内部を連通する油流通孔が形成されてい
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載のタンデムポ
    ンプユニット。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2油圧ポンプを収容する
    共通のハウジングと、 前記第1及び第2油圧ポンプをそれぞれ支持する第1及
    び第2センターセクションとを有し、 前記共通ハウジングは、ポンプ軸の軸線方向一方側及び
    他方側にそれぞれ第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプを
    挿入可能な第1開口及び第2開口が形成され、 該第1開口及び第2開口は、それぞれ、前記第1及び第
    2センターセクションによって液密に閉塞され、 前記第1及び第2センターセクションには、それぞれ、
    前記一対の第1油圧ライン及び一対の第2油圧ラインと
    のそれぞれの接続口となる一対の第1吸入/吐出ポート
    及び一対の第2吸入/吐出ポートが形成されており、 前記チャージラインは、一端部が前記第1及び第2セン
    ターセクションの何れか一方において外方に開口し且つ
    他端部が前記一対の第1吸入/吐出ポート及び前記一対
    の第2吸入/吐出ポートのそれぞれに連通するように構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載のタンデ
    ムポンプユニット。
  6. 【請求項6】 前記共通ハウジングは、ポンプ軸方向略
    中央部分に、第1及び第2油圧ポンプの各ポンプ軸の連
    結端部を支持する軸受部を有し、 該軸受部によって、第1及び第2油圧ポンプをそれぞれ
    収容する第1ポンプ室及び第2ポンプ室に画されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のタンデムポンプユニ
    ット。
  7. 【請求項7】 前記共通ハウジングは、前記第1及び第
    2ポンプ室間に亘って油が流通し得るように構成されて
    いることを特徴とする請求項6に記載のタンデムポンプ
    ユニット。
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