JP2001116033A - ねじおよびボルト類 - Google Patents
ねじおよびボルト類Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ばね座金を使用しなくても締め付け緩みを防
止できると共に、締め付け状態を確認できる、ねじおよ
びボルト類の提供。 【構成】 ねじ1の頭部と円筒部10の間に、ゴム状弾
性を有する弾力材の上下両面に、半粘着性の粘着剤を塗
布したシート11を設けた、ねじおよびボルト類であ
る。
止できると共に、締め付け状態を確認できる、ねじおよ
びボルト類の提供。 【構成】 ねじ1の頭部と円筒部10の間に、ゴム状弾
性を有する弾力材の上下両面に、半粘着性の粘着剤を塗
布したシート11を設けた、ねじおよびボルト類であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はねじおよびボルト類に係
わり、締め付けたねじおよびボルト類の緩み防止と締め
付け状態が確認できるねじおよびボルト類に関する。
わり、締め付けたねじおよびボルト類の緩み防止と締め
付け状態が確認できるねじおよびボルト類に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に従来のねじおよびボルト類は、図
10に示すよう材料5に対し材料4を止める場合は、材
料5にねじを切り、ねじ1により材料4を締め付けてい
る。しかし、材料に振動や衝撃がある場合は、ねじが緩
みやすい欠点がある。
10に示すよう材料5に対し材料4を止める場合は、材
料5にねじを切り、ねじ1により材料4を締め付けてい
る。しかし、材料に振動や衝撃がある場合は、ねじが緩
みやすい欠点がある。
【0003】このため、一般にはねじおよびボルト類が
緩みやすい場所には、図11に示すようにばね座金2を
使用して、ばね座金2の圧縮した反発力により、ねじ1
の緩みを防止する方法が採用されている。
緩みやすい場所には、図11に示すようにばね座金2を
使用して、ばね座金2の圧縮した反発力により、ねじ1
の緩みを防止する方法が採用されている。
【0004】また、図11において、ばね座金2はステ
ンレス鋼やりん青銅鋼で製作されているため、ねじやボ
ルト類の締め付ける相手の材料4が樹脂性等の金属でな
い場合は、材料4に傷が付くため、さらに平座金3を併
用している。
ンレス鋼やりん青銅鋼で製作されているため、ねじやボ
ルト類の締め付ける相手の材料4が樹脂性等の金属でな
い場合は、材料4に傷が付くため、さらに平座金3を併
用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来のねじおよびボルト類では、使用場所により
不具合が生じる問題がある。例えば、前記図10に示す
ようなねじの締め付けは、自動車の内装や家のドアおよ
びアルミサッシ製網戸等のねじに採用されていることが
多い。特に自動車は振動があり、ドアや網戸等は開閉の
衝撃でねじが緩み、長期間たつとねじが脱落している場
合がある。
ような従来のねじおよびボルト類では、使用場所により
不具合が生じる問題がある。例えば、前記図10に示す
ようなねじの締め付けは、自動車の内装や家のドアおよ
びアルミサッシ製網戸等のねじに採用されていることが
多い。特に自動車は振動があり、ドアや網戸等は開閉の
衝撃でねじが緩み、長期間たつとねじが脱落している場
合がある。
【0006】例えば自動車の場合は、使用されているね
じ類は金属性であり、締め付ける材料は樹脂性が多い。
本来ならば振動によるねじの緩み防止のためには、ばね
座金と平座金を併用すべきであるが、製造工数削減のた
めに図10に示すように、単にねじのみで締め付けてい
る場合が多い。
じ類は金属性であり、締め付ける材料は樹脂性が多い。
本来ならば振動によるねじの緩み防止のためには、ばね
座金と平座金を併用すべきであるが、製造工数削減のた
めに図10に示すように、単にねじのみで締め付けてい
る場合が多い。
【0007】一方、配電盤や制御盤等の電気部品を配線
する場合の端子のねじの締め付けは、一般に端子の数が
多いため電動工具等で締め付けることが多く、締め忘れ
が発生する場合がある。このため図12に示すように、
配電盤や制御盤の製造時にねじの締め付けを確認しなが
ら、ねじ頭にマジックインキ等でチェックの印12を付
け目視確認をしている。しかし、ねじを1個ずつ締め付
け後確認していたのでは効率が悪いので、ある程度まと
めて締め付け完了後に、目視確認するので締め付け不良
を見落とすことがある。
する場合の端子のねじの締め付けは、一般に端子の数が
多いため電動工具等で締め付けることが多く、締め忘れ
が発生する場合がある。このため図12に示すように、
配電盤や制御盤の製造時にねじの締め付けを確認しなが
ら、ねじ頭にマジックインキ等でチェックの印12を付
け目視確認をしている。しかし、ねじを1個ずつ締め付
け後確認していたのでは効率が悪いので、ある程度まと
めて締め付け完了後に、目視確認するので締め付け不良
を見落とすことがある。
【0008】尚、図12と図13は端子台9に電線7を
接続する際の、圧着端子6に対するねじ1の締め付け不
具合例を示したものである。図12はブロック型端子台
9の取り付け幅より、若干寸法が大きい圧着端子6を取
り付けて、ねじ1を締め付けたもので、一応ねじ1は硬
く締まるが、圧着端子6は端子台9の幅寸法より若干大
きいために、隙間があき接触不良になっている。これは
図12において、電線7のサイズと端子台9のねじ1の
サイズにより、取り付ける圧着端子6の大きさは決まっ
ており、電線7のサイズを誤って大きなものを指定した
場合に、このような不具合が発生する。
接続する際の、圧着端子6に対するねじ1の締め付け不
具合例を示したものである。図12はブロック型端子台
9の取り付け幅より、若干寸法が大きい圧着端子6を取
り付けて、ねじ1を締め付けたもので、一応ねじ1は硬
く締まるが、圧着端子6は端子台9の幅寸法より若干大
きいために、隙間があき接触不良になっている。これは
図12において、電線7のサイズと端子台9のねじ1の
サイズにより、取り付ける圧着端子6の大きさは決まっ
ており、電線7のサイズを誤って大きなものを指定した
場合に、このような不具合が発生する。
【0009】また、図13は電線7の皮むきをし過ぎて
圧着端子6に挿入し圧着したもので、電線7の芯線8が
圧着端子6のサヤから飛び出し、ねじ1を締め付けた時
に、平座金3が電線の芯線8に当たり締め付けが不具合
になっている例である。圧着端子6は端子台9に一応接
触しているが、ばね座金が有効にきいていなく、長時間
たつとねじが緩んできて接触不良が生じる。これら図1
2と図13の不具合は、いずれも一応ねじは硬く締まっ
ているので、目視確認では見落とされることが多い。
圧着端子6に挿入し圧着したもので、電線7の芯線8が
圧着端子6のサヤから飛び出し、ねじ1を締め付けた時
に、平座金3が電線の芯線8に当たり締め付けが不具合
になっている例である。圧着端子6は端子台9に一応接
触しているが、ばね座金が有効にきいていなく、長時間
たつとねじが緩んできて接触不良が生じる。これら図1
2と図13の不具合は、いずれも一応ねじは硬く締まっ
ているので、目視確認では見落とされることが多い。
【0010】さらに、皿ねじの場合は頭部にテーパーが
あるため、従来のばね座金は皿ねじには使用できない欠
点がある。
あるため、従来のばね座金は皿ねじには使用できない欠
点がある。
【0011】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、振動や衝撃のある場所に採用するねじやボルト類に
対しては、ばね座金を使用しなくても緩みが防止でき
る、ねじおよびボルト類の提供と、さらに、ねじやボル
トの締め付けと同時に、締め付け状態が確認できる、ね
じおよびボルト類を提供することを目的とする。
で、振動や衝撃のある場所に採用するねじやボルト類に
対しては、ばね座金を使用しなくても緩みが防止でき
る、ねじおよびボルト類の提供と、さらに、ねじやボル
トの締め付けと同時に、締め付け状態が確認できる、ね
じおよびボルト類を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、ねじおよびボルト類に
おいて、ゴム状弾性を有する弾力材の両面に半粘着性の
粘着剤を塗布し、ねじおよびボルト類の頭部と円筒部の
間にこの弾力材のシートを設け、弾力性と半粘着性によ
り締め付け緩みを防止することを特徴とするねじおよび
ボルト類である。
に、請求項1に対応する発明は、ねじおよびボルト類に
おいて、ゴム状弾性を有する弾力材の両面に半粘着性の
粘着剤を塗布し、ねじおよびボルト類の頭部と円筒部の
間にこの弾力材のシートを設け、弾力性と半粘着性によ
り締め付け緩みを防止することを特徴とするねじおよび
ボルト類である。
【0013】請求項2に対応する発明は、請求項1記載
のねじおよびボルト類において、弾力材に塗布する半粘
着剤をカプセル型粘着剤として、マイクロカプセルの中
に粘着付与剤を内包し、マイクロカプセルの皮膜が圧力
により破壊した時に、前記請求項1の半粘着性より、さ
らに粘着性を高めることができることを特徴とするねじ
およびボルト類である。
のねじおよびボルト類において、弾力材に塗布する半粘
着剤をカプセル型粘着剤として、マイクロカプセルの中
に粘着付与剤を内包し、マイクロカプセルの皮膜が圧力
により破壊した時に、前記請求項1の半粘着性より、さ
らに粘着性を高めることができることを特徴とするねじ
およびボルト類である。
【0014】請求項3に対応する発明は、ねじおよびボ
ルト類において、頭部と円筒部の間に着色した塗料を内
包したマイクロカプセル型塗料を塗布し、締め付け圧力
によりマイクロカプセルの皮膜が破壊した時に、着色し
た塗料が流れ出すことにより、ねじおよびボルトの締め
付け状態が確認できることを特徴とするねじおよびボル
ト類である。
ルト類において、頭部と円筒部の間に着色した塗料を内
包したマイクロカプセル型塗料を塗布し、締め付け圧力
によりマイクロカプセルの皮膜が破壊した時に、着色し
た塗料が流れ出すことにより、ねじおよびボルトの締め
付け状態が確認できることを特徴とするねじおよびボル
ト類である。
【0015】請求項4に対応する発明は、ばね座金およ
び平座金類において、着色した塗料を内包したマイクロ
カプセル型塗料か、または着色した半粘着剤を内包した
マイクロカプセル型溶剤を塗布したことを特徴とするば
ね座金と平座金およびナット類である。
び平座金類において、着色した塗料を内包したマイクロ
カプセル型塗料か、または着色した半粘着剤を内包した
マイクロカプセル型溶剤を塗布したことを特徴とするば
ね座金と平座金およびナット類である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1から図6は本発明に係わる、ねじお
よびボルト類と、ばね座金および平座金の基本的な構成
を示す図である。
して説明する。図1から図6は本発明に係わる、ねじお
よびボルト類と、ばね座金および平座金の基本的な構成
を示す図である。
【0017】先ず、図1は請求項1に対応する発明を、
ねじを一例に示したものである。図1において、一般に
ねじ類はねじ1の頭部と、ねじを切ってある円筒部10
で構成されている。このねじ1の頭部と円筒部10の間
に、半粘着性のシート11を取り付けたものが本発明で
ある。
ねじを一例に示したものである。図1において、一般に
ねじ類はねじ1の頭部と、ねじを切ってある円筒部10
で構成されている。このねじ1の頭部と円筒部10の間
に、半粘着性のシート11を取り付けたものが本発明で
ある。
【0018】シート11の詳細は図2に示すように、樹
脂系やゴム系またはアクリル系やエポキシ樹脂系等を主
成分として、常温でゴム状弾性を有する弾力材22と、
この弾力材22の両面に半粘着性の粘着剤21を塗布し
たものがシート11である。すなわち、このシート11
は半粘着とゴム状弾性により、ねじの緩みを防止するも
のである。
脂系やゴム系またはアクリル系やエポキシ樹脂系等を主
成分として、常温でゴム状弾性を有する弾力材22と、
この弾力材22の両面に半粘着性の粘着剤21を塗布し
たものがシート11である。すなわち、このシート11
は半粘着とゴム状弾性により、ねじの緩みを防止するも
のである。
【0019】次に図3は、請求項2に対応する発明を示
したもので、前記図2の半粘着性の粘着剤21の代わり
に、粘着付与剤を内包したマイクロカプセル32を混入
した半粘着剤31を、前記弾力材22に塗布したもので
ある。
したもので、前記図2の半粘着性の粘着剤21の代わり
に、粘着付与剤を内包したマイクロカプセル32を混入
した半粘着剤31を、前記弾力材22に塗布したもので
ある。
【0020】そして図4は、請求項3に対応する発明を
示したもので、前記図1のシート11の代わりに、着色
した塗料を内包したマイクロカプセル42を混入した塗
料41を、ねじ1の頭部と円筒部10の間に塗布したも
のである。尚、電気部品の端子等のねじやボルト類の導
電部には、前記塗料41と42は導電性の塗料を採用す
るとさらに良い。
示したもので、前記図1のシート11の代わりに、着色
した塗料を内包したマイクロカプセル42を混入した塗
料41を、ねじ1の頭部と円筒部10の間に塗布したも
のである。尚、電気部品の端子等のねじやボルト類の導
電部には、前記塗料41と42は導電性の塗料を採用す
るとさらに良い。
【0021】一方、図5はばね座金51に、図6は平座
金61に対し、着色した塗料を内包したマイクロカプセ
ル型塗料52か、または着色した半粘着剤を内包したマ
イクロカプセル型溶剤62を塗布したものである。
金61に対し、着色した塗料を内包したマイクロカプセ
ル型塗料52か、または着色した半粘着剤を内包したマ
イクロカプセル型溶剤62を塗布したものである。
【0022】尚、これらの塗料52と溶剤62は、ばね
座金と平座金のどちらに塗布してもよく、塗布の方法と
しては全体にしても良く、片面だけに塗布しても良い。
また、一方面に塗料52を、他方面に溶剤62を塗布す
る方法でも良い。
座金と平座金のどちらに塗布してもよく、塗布の方法と
しては全体にしても良く、片面だけに塗布しても良い。
また、一方面に塗料52を、他方面に溶剤62を塗布す
る方法でも良い。
【0023】以上のように構成された、ねじおよびボル
ト類とばね座金および平座金の作用について、図7から
図9を参照しながら説明する。先ず、図7は本発明の請
求項1に係わるねじを使用した場合で、従来の前記図1
0に対し、ゴム状弾性を有する半粘着性のシート11
が、ねじ1の頭部の下に貼り付けられているので、半粘
着によるスベリ止めと弾力性による反発力があるため
に、振動や衝撃に対してもねじの緩みを防止できる。
ト類とばね座金および平座金の作用について、図7から
図9を参照しながら説明する。先ず、図7は本発明の請
求項1に係わるねじを使用した場合で、従来の前記図1
0に対し、ゴム状弾性を有する半粘着性のシート11
が、ねじ1の頭部の下に貼り付けられているので、半粘
着によるスベリ止めと弾力性による反発力があるため
に、振動や衝撃に対してもねじの緩みを防止できる。
【0024】また図7において、本発明の請求項1より
さらに締め付け後の、ねじの粘着性を増加させるため
に、ゴム状弾性を有する半粘着性のシート11の粘着剤
をカプセル型半粘着剤にして、マイクロカプセルの中に
粘着付与剤を内包することにより、本発明の請求項2に
係わるねじになる。
さらに締め付け後の、ねじの粘着性を増加させるため
に、ゴム状弾性を有する半粘着性のシート11の粘着剤
をカプセル型半粘着剤にして、マイクロカプセルの中に
粘着付与剤を内包することにより、本発明の請求項2に
係わるねじになる。
【0025】そして、ねじを締め付けた力により、マイ
クロカプセルの皮膜が圧力により破壊した時に、粘着付
与剤により半粘着性を高めることができる。このため請
求項1のねじよりも、さらにねじの緩みを防止できる。
クロカプセルの皮膜が圧力により破壊した時に、粘着付
与剤により半粘着性を高めることができる。このため請
求項1のねじよりも、さらにねじの緩みを防止できる。
【0026】次に、図8は本発明の請求項3に係わる、
ねじ1を使用した場合の締め付け状態が確認できるねじ
の作用を示したものである。先ず、材料5に対し材料4
をねじ1で締め付ける場合に、締め付け圧力によりマイ
クロカプセルの中の着色した塗料42が、ねじ1の周り
に均一に流れ出した時は、ねじが正常に締まっていると
確認できる。
ねじ1を使用した場合の締め付け状態が確認できるねじ
の作用を示したものである。先ず、材料5に対し材料4
をねじ1で締め付ける場合に、締め付け圧力によりマイ
クロカプセルの中の着色した塗料42が、ねじ1の周り
に均一に流れ出した時は、ねじが正常に締まっていると
確認できる。
【0027】もし、図9に示すように材料4と材料5と
の間に異物43等があり、しっかり締まっていない場合
は、圧力が加わった部分のみが着色した塗料42が流れ
出すので異常であると直ぐにわかる。
の間に異物43等があり、しっかり締まっていない場合
は、圧力が加わった部分のみが着色した塗料42が流れ
出すので異常であると直ぐにわかる。
【0028】一方、本発明の請求項4に係わる、ばね座
金51と平座金61を使用した場合も、前記図9と同様
に締め付け圧力により、接触した部分のみだけマイクロ
カプセルの皮膜が破壊して着色した塗料か、または着色
した半粘着剤が流れ出すので、締め付け不良かどうかは
すぐわかる。締め付けが正常な場合は、前記図8と同様
にばね座金や平座金の周りが均一に着色する。
金51と平座金61を使用した場合も、前記図9と同様
に締め付け圧力により、接触した部分のみだけマイクロ
カプセルの皮膜が破壊して着色した塗料か、または着色
した半粘着剤が流れ出すので、締め付け不良かどうかは
すぐわかる。締め付けが正常な場合は、前記図8と同様
にばね座金や平座金の周りが均一に着色する。
【0029】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、振動や衝撃のある場所に使用するねじやボルト類に
対し、ばね座金を使用しなくても、ゴム状弾性と半粘着
性により、緩みを防止できる効果がある。
ば、振動や衝撃のある場所に使用するねじやボルト類に
対し、ばね座金を使用しなくても、ゴム状弾性と半粘着
性により、緩みを防止できる効果がある。
【0030】また、従来皿ねじには、ばね座金を使用で
きなかったが、本発明の請求項1または請求項2の方法
によると、ばね座金の機能が皿ねじにも適用できる。
きなかったが、本発明の請求項1または請求項2の方法
によると、ばね座金の機能が皿ねじにも適用できる。
【0031】一方、着色した塗料の流れ出し具合によ
り、ねじやボルト類の締め付け完了と同時に、すぐに締
め付け状態が完全かどうか確認できる効果がある。
り、ねじやボルト類の締め付け完了と同時に、すぐに締
め付け状態が完全かどうか確認できる効果がある。
【0032】さらに、半粘着剤を採用しているので、ね
じやボルト類を緩めて外す場合も容易にできる。
じやボルト類を緩めて外す場合も容易にできる。
【0033】尚、本発明のねじおよびボルト類は、ゴム
弾性のシート、半粘着剤、粘着付与剤を内包したカプセ
ル型半粘着剤、着色した塗料または着色した半粘着剤を
内包した、マイクロカプセル型の溶剤を塗布したもので
で構成されているが、特にこれらの構成要素に限定され
るものではない。その他、本発明は要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
弾性のシート、半粘着剤、粘着付与剤を内包したカプセ
ル型半粘着剤、着色した塗料または着色した半粘着剤を
内包した、マイクロカプセル型の溶剤を塗布したもので
で構成されているが、特にこれらの構成要素に限定され
るものではない。その他、本発明は要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を奏する。請求項1の発明によれば、ねじ
およびボルト類に、従来のばね座金に代わる、弾力性の
ある半粘着性のシートが取り付いているので、ねじやボ
ルト類にばね座金を取り付ける手間が省け、さらに弾力
性と半粘着性による、ねじおよびボルト類の締め付け緩
みを防止できる効果がある。また、半粘着性のため、ね
じおよびボルト類の取り外しも容易である。
のような効果を奏する。請求項1の発明によれば、ねじ
およびボルト類に、従来のばね座金に代わる、弾力性の
ある半粘着性のシートが取り付いているので、ねじやボ
ルト類にばね座金を取り付ける手間が省け、さらに弾力
性と半粘着性による、ねじおよびボルト類の締め付け緩
みを防止できる効果がある。また、半粘着性のため、ね
じおよびボルト類の取り外しも容易である。
【0035】次に請求項2の発明によれば、ねじおよび
ボルト類を締め付け完了後に、粘着性を高めることがで
きるので、長期間ねじやボルト類を取り外さない場所に
使用すると、ねじおよびボルト類の締め付け緩みが防止
できるので有効である。
ボルト類を締め付け完了後に、粘着性を高めることがで
きるので、長期間ねじやボルト類を取り外さない場所に
使用すると、ねじおよびボルト類の締め付け緩みが防止
できるので有効である。
【0036】さらに請求項3の発明によれば、ねじおよ
びボルト類を締め付けた時に、着色した塗料の流れ出し
状態により、正常に締め付けられたか、異常かの判定が
すぐにできると共に、締め付けチェック印の代用にもな
り、製造工数の削減ができる。
びボルト類を締め付けた時に、着色した塗料の流れ出し
状態により、正常に締め付けられたか、異常かの判定が
すぐにできると共に、締め付けチェック印の代用にもな
り、製造工数の削減ができる。
【0037】一方、請求項4の発明によれば、ばね座金
や平座金およびナット等に、着色した塗料かまたは半粘
着剤を内包したマイクロカプセル型の溶剤を塗布するこ
とにより、従来のねじおよびボルト類を使用した場合で
も、締め付け状態の確認や締め付け緩みを防止できる効
果がある。
や平座金およびナット等に、着色した塗料かまたは半粘
着剤を内包したマイクロカプセル型の溶剤を塗布するこ
とにより、従来のねじおよびボルト類を使用した場合で
も、締め付け状態の確認や締め付け緩みを防止できる効
果がある。
【図1】 本発明を適用した請求項1および請求項2の
基本的な構成を示す図。
基本的な構成を示す図。
【図2】 本発明の請求項1のシートの構成を示す図。
【図3】 本発明の請求項2のシートの構成を示す図。
【図4】 本発明を適用した請求項3のねじの構成を示
す図。
す図。
【図5】 本発明の請求項4のばね座金の構成を示す
図。
図。
【図6】 本発明の請求項4の平座金の構成を示す図。
【図7】 本発明の請求項1および請求項2を適用した
一例を表現した図。
一例を表現した図。
【図8】 本発明の請求項3を適用した正常例を表現し
た図。
た図。
【図9】 本発明の請求項3を適用した不具合例を表現
した図。
した図。
【図10】 従来のねじの締め付け例を示した図。
【図11】 従来のねじとばね座金と平座金の締め付け
例を示した図。
例を示した図。
【図12】 従来のねじの締め付け確認印と締め付け不
具合例を表現した図。
具合例を表現した図。
【図13】 従来のねじの締め付け確認印と締め付け不
具合の他の例を表現した図。 1…ねじ、2…ばね座金、3…平座金、4…材料、5…
材料、6…圧着端子、7…電線、8…芯線、9…端子
台、10…円筒部、11…シート、21…半粘着剤、2
2…弾力材、31…半粘着剤、32…粘着付与剤内包カ
プセル、41…塗料、42…着色塗料内包カプセル、4
3…異物、51…ばね座金、52…カプセル、61…平
座金、62…カプセル。
具合の他の例を表現した図。 1…ねじ、2…ばね座金、3…平座金、4…材料、5…
材料、6…圧着端子、7…電線、8…芯線、9…端子
台、10…円筒部、11…シート、21…半粘着剤、2
2…弾力材、31…半粘着剤、32…粘着付与剤内包カ
プセル、41…塗料、42…着色塗料内包カプセル、4
3…異物、51…ばね座金、52…カプセル、61…平
座金、62…カプセル。
Claims (4)
- 【請求項1】 ねじおよびボルト類において、ゴム状弾
性を有する弾力材の両面に半粘着性の粘着剤を塗布し、
ねじおよびボルト類の頭部と円筒部の間にこの弾力材の
シートを設け、弾力性と半粘着性により締め付け緩みを
防止することを特徴とするねじおよびボルト類。 - 【請求項2】 請求項1記載のねじおよびボルト類にお
いて、弾力材に塗布する半粘着剤をカプセル型粘着剤と
して、マイクロカプセルの中に粘着付与剤を内包し、マ
イクロカプセルの皮膜が圧力により破壊した時に、前記
請求項1の半粘着性より、さらに粘着性を高めることが
できることを特徴とするねじおよびボルト類。 - 【請求項3】 ねじおよびボルト類において、頭部と円
筒部の間に着色した塗料を内包したマイクロカプセル型
塗料を塗布し、締め付け圧力によりマイクロカプセルの
皮膜が破壊した時に、着色した塗料が流れ出すことによ
り、ねじおよびボルトの締め付け状態が確認できること
を特徴とするねじおよびボルト類。 - 【請求項4】 ばね座金および平座金類において、着色
した塗料を内包したマイクロカプセル型塗料か、または
着色した半粘着剤を内包したマイクロカプセル型溶剤を
塗布したことを特徴とするばね座金と平座金およびナッ
ト類。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33320199A JP2001116033A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | ねじおよびボルト類 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33320199A JP2001116033A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | ねじおよびボルト類 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001116033A true JP2001116033A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=18263450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33320199A Pending JP2001116033A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | ねじおよびボルト類 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001116033A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097813A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Daiwa House Ind Co Ltd | ネジ具及び締め忘れ等の検査方法 |
JP2007170160A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Chuo Co Ltd | 部材とそれによる改修構造 |
KR101993774B1 (ko) * | 2019-03-18 | 2019-09-24 | 김대현 | 휠조임 너트의 풀림 감지 장치 |
-
1999
- 1999-10-19 JP JP33320199A patent/JP2001116033A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097813A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Daiwa House Ind Co Ltd | ネジ具及び締め忘れ等の検査方法 |
JP2007170160A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Chuo Co Ltd | 部材とそれによる改修構造 |
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