JP2001113756A - カラー画像記録装置 - Google Patents
カラー画像記録装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印字データに基づいて画像を印字するときに
機構的にスクリーン角を付与して、モアレの発生を防
ぐ。 【解決手段】 印字ヘッド7をX軸キャリッジ11に搭
載し、X軸キャリッジ11をY軸キャリッジ12に移動
自在に設ける。X軸キャリッジ11およびY軸キャリッ
ジ12の移動機構8として、差動プーリ減速機構を用い
る。印字データに基づいて差動プーリとプーリとを連結
切り離しするクラッチ46、47を作動させながらモー
タ20を駆動することによって、印字ヘッド7をX軸方
向およびY軸方向に移動させて、スクリーン角を生成し
ながら画像を印字する。
機構的にスクリーン角を付与して、モアレの発生を防
ぐ。 【解決手段】 印字ヘッド7をX軸キャリッジ11に搭
載し、X軸キャリッジ11をY軸キャリッジ12に移動
自在に設ける。X軸キャリッジ11およびY軸キャリッ
ジ12の移動機構8として、差動プーリ減速機構を用い
る。印字データに基づいて差動プーリとプーリとを連結
切り離しするクラッチ46、47を作動させながらモー
タ20を駆動することによって、印字ヘッド7をX軸方
向およびY軸方向に移動させて、スクリーン角を生成し
ながら画像を印字する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、プ
リンター、複写機等においてカラー画像を被記録材に記
録する記録装置に関する。
リンター、複写機等においてカラー画像を被記録材に記
録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱転写あるいはインクジェット方
式のカラープリンター等のカラー画像記録装置では、イ
メージセンサーにより原稿の画像を読み取ったカラー画
像やパーソナルコンピュータ(パソコン)により作成し
たカラー画像が画像データとして入力され、この画像デ
ータに基づいて印字装置を作動させて、イエロー、マゼ
ンタ、シアン、さらにブラックの各インクを用いて用紙
等の被記録材にカラー画像を記録する。
式のカラープリンター等のカラー画像記録装置では、イ
メージセンサーにより原稿の画像を読み取ったカラー画
像やパーソナルコンピュータ(パソコン)により作成し
たカラー画像が画像データとして入力され、この画像デ
ータに基づいて印字装置を作動させて、イエロー、マゼ
ンタ、シアン、さらにブラックの各インクを用いて用紙
等の被記録材にカラー画像を記録する。
【0003】そして、各記録色を重ね合わせたときの位
置ずれによって各記録色が干渉して、モアレが発生する
ことがあるので、これを回避するためにそれぞれの記録
色に対してスクリーン角を付与する。例えば、特開平5
−252385号公報においては、シアン、マゼンタ、
イエロー、ブラックの各記録色について、それぞれあら
かじめ決められたスクリーン角に従い各色のページデー
タが作られて画像用メモリーに書き込まれ、そのデータ
を元に印字が行われる。記録色は、色毎に異なるスクリ
ーン角を形成しており、シアンが63.5度、マゼンタ
が26.4度、イエローが0度、ブラックが45度とさ
れている。
置ずれによって各記録色が干渉して、モアレが発生する
ことがあるので、これを回避するためにそれぞれの記録
色に対してスクリーン角を付与する。例えば、特開平5
−252385号公報においては、シアン、マゼンタ、
イエロー、ブラックの各記録色について、それぞれあら
かじめ決められたスクリーン角に従い各色のページデー
タが作られて画像用メモリーに書き込まれ、そのデータ
を元に印字が行われる。記録色は、色毎に異なるスクリ
ーン角を形成しており、シアンが63.5度、マゼンタ
が26.4度、イエローが0度、ブラックが45度とさ
れている。
【0004】また、特開平5−94075号公報におい
ては、スクリーン角を印字する色数に応じて変化させて
おり、1色印字の場合はスクリーン角を45度とし、2
色印字の場合はスクリーン角を45度、90度とし、3
色の場合はスクリーン角を30度、60度、90度と
し、4色の場合は15度、45度、75度、90度とす
る。以上のスクリーン角で各色の画像データの修正を行
い、修正データを画像用メモリーに格納して、カラー画
像を印字している。
ては、スクリーン角を印字する色数に応じて変化させて
おり、1色印字の場合はスクリーン角を45度とし、2
色印字の場合はスクリーン角を45度、90度とし、3
色の場合はスクリーン角を30度、60度、90度と
し、4色の場合は15度、45度、75度、90度とす
る。以上のスクリーン角で各色の画像データの修正を行
い、修正データを画像用メモリーに格納して、カラー画
像を印字している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては、例えば45度のような特定の角度を除
き、画像処理によってスクリーン角を付与した印字デー
タを作っており、これにより擬似スクリーン角を生成す
るものであり、この印字データに基づいて印字する際に
は微視的に階段状になった擬似スクリーン角が生成され
るという問題があった。また、スクリーン角が付与され
た印字データを画像用メモリーに書き込む必要があり、
データ量が増えて、メモリーの負担が重くなってしま
う。
術においては、例えば45度のような特定の角度を除
き、画像処理によってスクリーン角を付与した印字デー
タを作っており、これにより擬似スクリーン角を生成す
るものであり、この印字データに基づいて印字する際に
は微視的に階段状になった擬似スクリーン角が生成され
るという問題があった。また、スクリーン角が付与され
た印字データを画像用メモリーに書き込む必要があり、
データ量が増えて、メモリーの負担が重くなってしま
う。
【0006】本発明は、上記に鑑み、画像処理によって
スクリーン角を生成するのではなく、機構的にスクリー
ン角を生成するカラー画像記録装置を提供することを目
的とする。
スクリーン角を生成するのではなく、機構的にスクリー
ン角を生成するカラー画像記録装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【発明が解決しようとする手段】本発明による課題解決
手段は、画像データを色分解して印字データに変換し
て、この印字データに基づいた画像を印字する際にスク
リーン角を生成するように印字装置の印字ヘッドを被記
録材に対して相対的に移動させることによって、各色毎
にスクリーン角を付与した画像を色重ねしてカラー画像
を被記録材に印字するものである。
手段は、画像データを色分解して印字データに変換し
て、この印字データに基づいた画像を印字する際にスク
リーン角を生成するように印字装置の印字ヘッドを被記
録材に対して相対的に移動させることによって、各色毎
にスクリーン角を付与した画像を色重ねしてカラー画像
を被記録材に印字するものである。
【0008】印字装置は、印字ヘッドを主走査方向およ
び副走査方向に移動させる移動機構を備えたものであ
り、この機構としては差動プーリ減速機構が適してい
る。そして、主走査方向の移動量と副走査方向の移動量
との比を整数比とすることにより、複雑な移動制御を行
わなくても機構的にスクリーン角を生成でき、移動機構
の負担が軽くなり、かつ正確なスクリーン角を生成する
ことができる。
び副走査方向に移動させる移動機構を備えたものであ
り、この機構としては差動プーリ減速機構が適してい
る。そして、主走査方向の移動量と副走査方向の移動量
との比を整数比とすることにより、複雑な移動制御を行
わなくても機構的にスクリーン角を生成でき、移動機構
の負担が軽くなり、かつ正確なスクリーン角を生成する
ことができる。
【0009】この移動機構を用い、被記録材を副走査方
向に一定のピッチで移動させる搬送部を利用することに
よって、印字ヘッドと被記録材とが相対的に移動して、
正負の2つのスクリーン角あるいは正負および0度の3
つのスクリーン角を1度の過程で生成することが可能と
なる。特に、印字ヘッドを主走査方向および副走査方向
に任意のピッチで移動可能にしておくと、任意のスクリ
ーン角を容易に生成することができる。
向に一定のピッチで移動させる搬送部を利用することに
よって、印字ヘッドと被記録材とが相対的に移動して、
正負の2つのスクリーン角あるいは正負および0度の3
つのスクリーン角を1度の過程で生成することが可能と
なる。特に、印字ヘッドを主走査方向および副走査方向
に任意のピッチで移動可能にしておくと、任意のスクリ
ーン角を容易に生成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本実施形態のカラー画像記録装置
について図面を参照しながら説明する。図1はカラー画
像記録装置の全体の概要を示し、図2はそのブロック図
である。カラー画像記録装置は、パーソナルコンピュー
タ(PC)1からの画像データを印字データに変換する
画像処理を行うデータ変換部2と、印字データに基づい
て用紙等の被記録材に印字を行う印字装置3とから構成
される。原画像データは、原稿画像をスキャナー4から
読み取ったり、あるいはPC1で作成され、メモリー5
等に保管されたものを使用する。さらには、インターネ
ットによる転送画像を使用してもよい。図中、6はCR
T等の表示装置である。
について図面を参照しながら説明する。図1はカラー画
像記録装置の全体の概要を示し、図2はそのブロック図
である。カラー画像記録装置は、パーソナルコンピュー
タ(PC)1からの画像データを印字データに変換する
画像処理を行うデータ変換部2と、印字データに基づい
て用紙等の被記録材に印字を行う印字装置3とから構成
される。原画像データは、原稿画像をスキャナー4から
読み取ったり、あるいはPC1で作成され、メモリー5
等に保管されたものを使用する。さらには、インターネ
ットによる転送画像を使用してもよい。図中、6はCR
T等の表示装置である。
【0011】データ変換部2は、画像データを色分解し
て、各色ごとに印字データに変換するものである。これ
を図3に基づいて説明すると、原画像データP(1,
0)、P(2,0)、P(1,1)、P(2,2)から
印字データpl,p2に変換するとき、印字位置データ
から近傍画像データ(濃度、明度、彩度、色相)を基
に、その相対距離による影響度合いを線形または非線形
に接分して印字データを作成する。
て、各色ごとに印字データに変換するものである。これ
を図3に基づいて説明すると、原画像データP(1,
0)、P(2,0)、P(1,1)、P(2,2)から
印字データpl,p2に変換するとき、印字位置データ
から近傍画像データ(濃度、明度、彩度、色相)を基
に、その相対距離による影響度合いを線形または非線形
に接分して印字データを作成する。
【0012】印字装置3は、印字部としての熱転写ある
いはインクジェット方式等の記録方式に応じた印字ヘッ
ド7と、印字ヘッド7を主走査方向(X軸方向)および
副走査方向(Y軸方向)に移動させる移動機構8と、用
紙を副走査方向に搬送する搬送部9と、スクリーン角を
生成するように移動機構8および搬送部9を制御する制
御部10とから構成される。
いはインクジェット方式等の記録方式に応じた印字ヘッ
ド7と、印字ヘッド7を主走査方向(X軸方向)および
副走査方向(Y軸方向)に移動させる移動機構8と、用
紙を副走査方向に搬送する搬送部9と、スクリーン角を
生成するように移動機構8および搬送部9を制御する制
御部10とから構成される。
【0013】移動機構8は、図4に示すような差動プー
リ減速機構が用いられ、印字ヘッド7を搭載したX軸キ
ャリッジ11と、X軸キャリッジ11を移動自在に支持
するY軸キャリッジ12を備えている。Y軸キャリッジ
12は、フレームに固定されたY軸ガイド13に摺動自
在に嵌合され、フレームに対してY軸方向に移動自在と
される。Y軸キャリッジ12には、X軸方向に沿って長
孔14が形成され、この長孔14にX軸キャリッジ11
が摺動自在に嵌め込まれている。そして、Y軸キャリッ
ジ12をY軸ガイド13に固定するためのクランプ15
が設けられており、これはソレノイド、モータ等によっ
て作動され、Y軸キャリッジ12の移動を阻止する。
リ減速機構が用いられ、印字ヘッド7を搭載したX軸キ
ャリッジ11と、X軸キャリッジ11を移動自在に支持
するY軸キャリッジ12を備えている。Y軸キャリッジ
12は、フレームに固定されたY軸ガイド13に摺動自
在に嵌合され、フレームに対してY軸方向に移動自在と
される。Y軸キャリッジ12には、X軸方向に沿って長
孔14が形成され、この長孔14にX軸キャリッジ11
が摺動自在に嵌め込まれている。そして、Y軸キャリッ
ジ12をY軸ガイド13に固定するためのクランプ15
が設けられており、これはソレノイド、モータ等によっ
て作動され、Y軸キャリッジ12の移動を阻止する。
【0014】この移動機構8は、動滑車の原理によって
回転運動を直線運動に変換するものであって、複数のプ
ーリとベルトを組み合わせた減速機構であり、印字ヘッ
ド7をX軸方向に移動させる第1移動部と、Y軸方向に
移動させる第2移動部とから構成される。第1移動部と
しては、フレーム上に固定されたパルスモータ20に直
結された第1プーリ21およびY軸キャリッジ12に取
り付けられた第7〜9プーリ27〜29にベルト30が
掛巻され、X軸キャリッジ11が止め金31によってベ
ルト30に連結されている。
回転運動を直線運動に変換するものであって、複数のプ
ーリとベルトを組み合わせた減速機構であり、印字ヘッ
ド7をX軸方向に移動させる第1移動部と、Y軸方向に
移動させる第2移動部とから構成される。第1移動部と
しては、フレーム上に固定されたパルスモータ20に直
結された第1プーリ21およびY軸キャリッジ12に取
り付けられた第7〜9プーリ27〜29にベルト30が
掛巻され、X軸キャリッジ11が止め金31によってベ
ルト30に連結されている。
【0015】第2移動部としては、Y軸キャリッジ12
に取り付けられた第2プーリ22、第5プーリ25と、
フレームに取り付けられた第1プーリ21、第3プーリ
23、第4プーリ24、第6プーリ26とにベルト30
が掛巻され、さらにベルト30は第7プーリ27から第
8プーリ28、第9プーリ29を経て第1プーリ21に
戻るように掛巻されている。そして、第1プーリ21、
第3プーリ23、第4プーリ24、第6プーリ26は段
車構造とされ、それぞれ第1〜第4差動プーリ41〜4
4が設けられ、第1差動プーリ41と第2差動プーリ4
2との間および第3差動プーリ43と第4差動プーリ4
4との間にそれぞれベルト45が掛巻されている。ま
た、第3プーリ23と第2差動プーリ42との間には、
両者を結合あるいは切り離しするための第1クラッチ4
6が設けられている。同様に第6プーリ26と第4差動
プーリ44との間にも第2クラッチ47が設けられてい
る。
に取り付けられた第2プーリ22、第5プーリ25と、
フレームに取り付けられた第1プーリ21、第3プーリ
23、第4プーリ24、第6プーリ26とにベルト30
が掛巻され、さらにベルト30は第7プーリ27から第
8プーリ28、第9プーリ29を経て第1プーリ21に
戻るように掛巻されている。そして、第1プーリ21、
第3プーリ23、第4プーリ24、第6プーリ26は段
車構造とされ、それぞれ第1〜第4差動プーリ41〜4
4が設けられ、第1差動プーリ41と第2差動プーリ4
2との間および第3差動プーリ43と第4差動プーリ4
4との間にそれぞれベルト45が掛巻されている。ま
た、第3プーリ23と第2差動プーリ42との間には、
両者を結合あるいは切り離しするための第1クラッチ4
6が設けられている。同様に第6プーリ26と第4差動
プーリ44との間にも第2クラッチ47が設けられてい
る。
【0016】そして、パルスモータ20が駆動される
と、ベルト30が回って、このベルト30に連結された
X軸キャリッジ11が移動し、印字ヘッド7はX軸方向
に移動される。このパルスモータ20では、1パルスの
角移動で最小1ドットの移動を可能とするものである。
また、Y軸方向の移動については、第3プーリ23と第
4プーリ24との間におけるベルト30の周速と、第1
プーリ21と第6プーリ26との間におけるベルト30
の周速に速度差が生じることによって、Y軸キャリッジ
12はY軸方向に移動可能とされる。この速度差を発生
させる手段としては、差動プーリ41〜44を機能させ
るために2つのクラッチ46、47のうち一方のクラッ
チを連結状態にし、他方のクラッチを解除状態に作動さ
せることによって行われる。すなわち、第1クラッチ4
6を連結状態にすると、第3プーリ23と第1差動プー
リ41とが結合され、第2クラッチ47を解除状態にす
ると、第6プーリ26と第4差動プーリ44とは切り離
しされ、このときモータ20が回転すると、第3プーリ
23と第4プーリ24との間と、第1プーリ21と第6
プーリ26との間においてベルト30の周速に速度差が
生じ、Y軸方向への移動力が生じる。これがいわゆる差
動プーリ減速機構である。本機構を用いることによっ
て、構造が簡単になる、バックラッシュのない動力伝達
機構を実現でき、高精度な移動を確保できるといった利
点が得られる。
と、ベルト30が回って、このベルト30に連結された
X軸キャリッジ11が移動し、印字ヘッド7はX軸方向
に移動される。このパルスモータ20では、1パルスの
角移動で最小1ドットの移動を可能とするものである。
また、Y軸方向の移動については、第3プーリ23と第
4プーリ24との間におけるベルト30の周速と、第1
プーリ21と第6プーリ26との間におけるベルト30
の周速に速度差が生じることによって、Y軸キャリッジ
12はY軸方向に移動可能とされる。この速度差を発生
させる手段としては、差動プーリ41〜44を機能させ
るために2つのクラッチ46、47のうち一方のクラッ
チを連結状態にし、他方のクラッチを解除状態に作動さ
せることによって行われる。すなわち、第1クラッチ4
6を連結状態にすると、第3プーリ23と第1差動プー
リ41とが結合され、第2クラッチ47を解除状態にす
ると、第6プーリ26と第4差動プーリ44とは切り離
しされ、このときモータ20が回転すると、第3プーリ
23と第4プーリ24との間と、第1プーリ21と第6
プーリ26との間においてベルト30の周速に速度差が
生じ、Y軸方向への移動力が生じる。これがいわゆる差
動プーリ減速機構である。本機構を用いることによっ
て、構造が簡単になる、バックラッシュのない動力伝達
機構を実現でき、高精度な移動を確保できるといった利
点が得られる。
【0017】ここで、この機構の動作を具体的に説明す
ると、第1差動プーリ41の径<第2差動プーリ42の
径、第3差動プーリ43の径>第4差動プーリ44の径
のとき、第1クラッチ46を連結状態、第2クラッチ4
7を解除状態にして、モータ20を反時計回りに回転さ
せると、図5(a)に示すように印字ヘッド7は右肩下
がりに移動する。このとき、モータ20を時計回りに回
転させると、図5(b)に示すように左肩上がりに移動
する。また、第1クラッチ46を解除状態、第2クラッ
チ47を連結状態にして、モータ20を反時計回りに回
転させると、図5(c)に示すように印字ヘッド7は右
肩上がりに移動する。このとき、モータ20を時計回り
に回転させると、図5(d)に示すように左肩下がりに
移動する。
ると、第1差動プーリ41の径<第2差動プーリ42の
径、第3差動プーリ43の径>第4差動プーリ44の径
のとき、第1クラッチ46を連結状態、第2クラッチ4
7を解除状態にして、モータ20を反時計回りに回転さ
せると、図5(a)に示すように印字ヘッド7は右肩下
がりに移動する。このとき、モータ20を時計回りに回
転させると、図5(b)に示すように左肩上がりに移動
する。また、第1クラッチ46を解除状態、第2クラッ
チ47を連結状態にして、モータ20を反時計回りに回
転させると、図5(c)に示すように印字ヘッド7は右
肩上がりに移動する。このとき、モータ20を時計回り
に回転させると、図5(d)に示すように左肩下がりに
移動する。
【0018】搬送部9は、図示しない給紙部からの用紙
を印字ヘッド7と対向するように搬送する給紙ローラ5
0および印字ヘッド7通過後の用紙の排紙を行う排紙ロ
ーラ51からなり、それぞれパルスモータによって回転
駆動され、一定のピッチで用紙をY軸方向に搬送する。
なお、この機構によるX軸方向への1ピッチと搬送部に
よるY軸方向への1ピッチとは等しい移動量になってい
る。
を印字ヘッド7と対向するように搬送する給紙ローラ5
0および印字ヘッド7通過後の用紙の排紙を行う排紙ロ
ーラ51からなり、それぞれパルスモータによって回転
駆動され、一定のピッチで用紙をY軸方向に搬送する。
なお、この機構によるX軸方向への1ピッチと搬送部に
よるY軸方向への1ピッチとは等しい移動量になってい
る。
【0019】そして、差動プーリ減速機構では、X軸方
向へ1ピッチ移動させるとともにY軸方向へ同時に移動
させることができる。このことを利用して、所定のスク
リーン角を機構的に生成することが可能となる。すなわ
ち、X軸方向へ1ピッチ移動するとき差動プーリ減速機
構による減速比によってY軸方向の移動量が決定され、
X軸方向の移動量とY軸方向の移動量との搬送比によっ
て任意のスクリーン角を生成することができる。ところ
で、この減速比を整数比にすると、図6に示すようなY
軸方向の1ピッチを均等分割するスクリーン角となる。
例えば、搬送比が3:1のときスクリーン角は18.5
度、2:1のときスクリーン角は26.5度、1:1の
ときスクリーン角は45度、1:2のときスクリーン角
は63.5度となり、Y軸方向への移動量が0のときス
クリーン角は0度となる。さらに、ローラ搬送を行うこ
とにより、図7に示すようになる。なお、ここではスク
リーン角は正であるが、パルスモータを逆回転させると
負のスクリーン角を生成することができる。
向へ1ピッチ移動させるとともにY軸方向へ同時に移動
させることができる。このことを利用して、所定のスク
リーン角を機構的に生成することが可能となる。すなわ
ち、X軸方向へ1ピッチ移動するとき差動プーリ減速機
構による減速比によってY軸方向の移動量が決定され、
X軸方向の移動量とY軸方向の移動量との搬送比によっ
て任意のスクリーン角を生成することができる。ところ
で、この減速比を整数比にすると、図6に示すようなY
軸方向の1ピッチを均等分割するスクリーン角となる。
例えば、搬送比が3:1のときスクリーン角は18.5
度、2:1のときスクリーン角は26.5度、1:1の
ときスクリーン角は45度、1:2のときスクリーン角
は63.5度となり、Y軸方向への移動量が0のときス
クリーン角は0度となる。さらに、ローラ搬送を行うこ
とにより、図7に示すようになる。なお、ここではスク
リーン角は正であるが、パルスモータを逆回転させると
負のスクリーン角を生成することができる。
【0020】このようにスクリーン角の角度は減速比に
よって決定されているので、制御部10では、各クラッ
チ46、47および搬送部9の駆動制御を行うととも
に、印字データに応じて正または負のスクリーン角を付
与するようにパルスモータ20の回転方向および回転量
を制御している。したがって、本移動機構8では、クラ
ッチ46、47、モータ20および搬送部9の駆動制御
を行うだけで機構的にスクリーン角を生成することがで
きるので、複雑な制御が不要となり、移動機構8に負担
をかけることがない。
よって決定されているので、制御部10では、各クラッ
チ46、47および搬送部9の駆動制御を行うととも
に、印字データに応じて正または負のスクリーン角を付
与するようにパルスモータ20の回転方向および回転量
を制御している。したがって、本移動機構8では、クラ
ッチ46、47、モータ20および搬送部9の駆動制御
を行うだけで機構的にスクリーン角を生成することがで
きるので、複雑な制御が不要となり、移動機構8に負担
をかけることがない。
【0021】なお、印字装置3には、図8に示すよう
に、X軸方向の左右両端に左右位置センサ52、53が
それぞれ設けられ、Y軸方向にも前後一対の前後位置セ
ンサ54、55が設けられ、各キャリッジ11、12の
原点(基準位置)の検出、移動方向における両端検出が
行われ、オーバーランの防止と移動中の各キャリッジ1
1、12の位置ずれを防ぐことができる。さらに、用紙
を検出する用紙検知センサ56、57がY軸方向に前後
に設けられ、用紙の給紙および排紙が検出される。これ
らのセンサからの検出信号が制御部10に入力され、こ
れに基づいて移動機構8および搬送部9の駆動が制御さ
れる。したがって、印字ヘッド7の位置と用紙の位置を
正確に把握することができ、精度の高い印字が可能とな
る。なお、位置センサはX軸方向の左右のうち一方だ
け、あるいはY軸方向の前後のうち一方だけ設けてもよ
い。
に、X軸方向の左右両端に左右位置センサ52、53が
それぞれ設けられ、Y軸方向にも前後一対の前後位置セ
ンサ54、55が設けられ、各キャリッジ11、12の
原点(基準位置)の検出、移動方向における両端検出が
行われ、オーバーランの防止と移動中の各キャリッジ1
1、12の位置ずれを防ぐことができる。さらに、用紙
を検出する用紙検知センサ56、57がY軸方向に前後
に設けられ、用紙の給紙および排紙が検出される。これ
らのセンサからの検出信号が制御部10に入力され、こ
れに基づいて移動機構8および搬送部9の駆動が制御さ
れる。したがって、印字ヘッド7の位置と用紙の位置を
正確に把握することができ、精度の高い印字が可能とな
る。なお、位置センサはX軸方向の左右のうち一方だ
け、あるいはY軸方向の前後のうち一方だけ設けてもよ
い。
【0022】上記の構成によって正負の2つのスクリー
ン角を生成する方法を説明する。まず、第1クラッチ4
6を解除状態、第2クラッチ47を連結状態にして、モ
ータ20を反時計回りに回転させると、図9(a)に示
すように、所定の領域58に右肩上がりのラインL1を
印字し、ローラ搬送によって用紙を1ピッチPt前側に
移動させ、次にモータ20を時計回りに回転させると、
左肩下がりのラインL2を印字し、再び用紙を1ピッチ
Pt前側に移動させる。これを繰り返すことにより、領
域58内に正のスクリーン角が付与された印字が行われ
る。その後、第1クラッチ46を連結状態、第2クラッ
チ47を解除状態にして、図9(b)に示すように、印
字ヘッド7が領域58内に入るように用紙を所定量Pb
後側に移動させ、モータ20を時計回りに回転させる
と、右肩下がりのラインL3を印字し、用紙を1ピッチ
Pt後側に移動させ、モータ20の反時計回りの回転に
より左肩上がりのラインL4を印字し、再び用紙を1ピ
ッチPt後側に移動させる。これを繰り返すことによ
り、領域58内に負のスクリーン角が付与された印字が
行われる。そして、最終的に図10に示すように、正負
の2つのスクリーン角を付与された画像が所定の領域5
8に印字される。このように、用紙の搬送方向を変化さ
せることにより、1度の過程で2色の印字を行うことが
できる。この場合、印字する色は2色であるが、単色で
あってもよい。また、どの過程で何色を印字するかは任
意に設定できる。
ン角を生成する方法を説明する。まず、第1クラッチ4
6を解除状態、第2クラッチ47を連結状態にして、モ
ータ20を反時計回りに回転させると、図9(a)に示
すように、所定の領域58に右肩上がりのラインL1を
印字し、ローラ搬送によって用紙を1ピッチPt前側に
移動させ、次にモータ20を時計回りに回転させると、
左肩下がりのラインL2を印字し、再び用紙を1ピッチ
Pt前側に移動させる。これを繰り返すことにより、領
域58内に正のスクリーン角が付与された印字が行われ
る。その後、第1クラッチ46を連結状態、第2クラッ
チ47を解除状態にして、図9(b)に示すように、印
字ヘッド7が領域58内に入るように用紙を所定量Pb
後側に移動させ、モータ20を時計回りに回転させる
と、右肩下がりのラインL3を印字し、用紙を1ピッチ
Pt後側に移動させ、モータ20の反時計回りの回転に
より左肩上がりのラインL4を印字し、再び用紙を1ピ
ッチPt後側に移動させる。これを繰り返すことによ
り、領域58内に負のスクリーン角が付与された印字が
行われる。そして、最終的に図10に示すように、正負
の2つのスクリーン角を付与された画像が所定の領域5
8に印字される。このように、用紙の搬送方向を変化さ
せることにより、1度の過程で2色の印字を行うことが
できる。この場合、印字する色は2色であるが、単色で
あってもよい。また、どの過程で何色を印字するかは任
意に設定できる。
【0023】具体的な印字手順を図11、12に示すフ
ローチャートに基づいて説明すると、給紙部から給紙さ
れた用紙が給紙ローラ50により印字ヘッド7に向けて
搬送され(S01)、給紙側の用紙検知センサ57によ
り用紙が検知されるまでループ処理を行う(S02)。
ローチャートに基づいて説明すると、給紙部から給紙さ
れた用紙が給紙ローラ50により印字ヘッド7に向けて
搬送され(S01)、給紙側の用紙検知センサ57によ
り用紙が検知されるまでループ処理を行う(S02)。
【0024】用紙が検知された後、所定時間経過後に第
2クラッチ47を連結状態に作動させ、モータ20を逆
方向(反時計回り)に駆動する(S03)と、ベルト3
0が回ってモータ20の駆動力がX軸キャリッジ11に
伝達され、印字ヘッド7がX軸の正方向に移動しなが
ら、Y軸キャリッジ12が前側に移動して、右肩上がり
の印字が行われる(S04)。右位置センサ53により
印字ヘッド7が検知されるまでループ処理を行う(S0
5)。なお、ここではモータ20が逆方向へ回転するこ
とにより、X軸キャリッジ11は右方向(X軸の正方
向)に移動し、順方向へ回転することにより、X軸キャ
リッジ11は左方向(X軸の負方向)に移動するものと
する。
2クラッチ47を連結状態に作動させ、モータ20を逆
方向(反時計回り)に駆動する(S03)と、ベルト3
0が回ってモータ20の駆動力がX軸キャリッジ11に
伝達され、印字ヘッド7がX軸の正方向に移動しなが
ら、Y軸キャリッジ12が前側に移動して、右肩上がり
の印字が行われる(S04)。右位置センサ53により
印字ヘッド7が検知されるまでループ処理を行う(S0
5)。なお、ここではモータ20が逆方向へ回転するこ
とにより、X軸キャリッジ11は右方向(X軸の正方
向)に移動し、順方向へ回転することにより、X軸キャ
リッジ11は左方向(X軸の負方向)に移動するものと
する。
【0025】右位置センサ53によって印字ヘッド7を
検知した後、給紙ローラ50により用紙を一定量搬送し
て(S06)、モータ20を順方向(時計回り)に駆動
する(S07)。すると、左肩下がりの印字が行われる
(S08)。左位置センサ52により印字ヘッド7が検
知されるまでループ処理を行う(S09)。左位置セン
サ52によって印字ヘッド7を検知した後、給紙ローラ
50により用紙を一定量搬送する(S10)。
検知した後、給紙ローラ50により用紙を一定量搬送し
て(S06)、モータ20を順方向(時計回り)に駆動
する(S07)。すると、左肩下がりの印字が行われる
(S08)。左位置センサ52により印字ヘッド7が検
知されるまでループ処理を行う(S09)。左位置セン
サ52によって印字ヘッド7を検知した後、給紙ローラ
50により用紙を一定量搬送する(S10)。
【0026】上記の動作を所定の領域58での印字が完
了するまで繰り返す(S11)。この印字完了は、給紙
ローラ50の回転量から検出したり、あるいは排紙側の
用紙検知センサ56によって検出すればよい。印字完了
が検知されると、給紙ローラ50により用紙を逆方向に
搬送する(S12)。第1クラッチ46を連結状態に作
動させ、モータ20を順方向(反時計回り)に駆動する
(S13)と、ベルト30が回ってモータ20の駆動力
がX軸キャリッジ11に伝達され、印字ヘッド7がX軸
の正方向に移動しながら、Y軸キャリッジ12が後側に
移動して、右肩下がりの印字が行われる(S14)。右
位置センサ53により印字ヘッド7が検知されるまでル
ープ処理を行う(S15)。
了するまで繰り返す(S11)。この印字完了は、給紙
ローラ50の回転量から検出したり、あるいは排紙側の
用紙検知センサ56によって検出すればよい。印字完了
が検知されると、給紙ローラ50により用紙を逆方向に
搬送する(S12)。第1クラッチ46を連結状態に作
動させ、モータ20を順方向(反時計回り)に駆動する
(S13)と、ベルト30が回ってモータ20の駆動力
がX軸キャリッジ11に伝達され、印字ヘッド7がX軸
の正方向に移動しながら、Y軸キャリッジ12が後側に
移動して、右肩下がりの印字が行われる(S14)。右
位置センサ53により印字ヘッド7が検知されるまでル
ープ処理を行う(S15)。
【0027】右位置センサ53によって印字ヘッド7を
検知した後、給紙ローラ50により用紙を一定量搬送す
る(S16)。モータ20を逆方向に駆動して(S1
7)、左肩上がりに印字する(S18)。左位置センサ
52により印字ヘッド7が検知されるまでループ処理を
行う(S19)。左位置センサ51によって印字ヘッド
7を検知した後、給紙ローラ50により用紙を一定量搬
送する(S20)。上記の動作を所定の領域58での印
字が完了するまで繰り返す(S21)。このように正負
の2つのスクリーン角を付与した画像を所定の領域58
に印字することを用紙を搬送しながら繰り返し、用紙の
印字すべき領域すべてに印字が完了すると、用紙が排紙
側用紙検知センサ56によって検知され(S22)、印
字終了となる。
検知した後、給紙ローラ50により用紙を一定量搬送す
る(S16)。モータ20を逆方向に駆動して(S1
7)、左肩上がりに印字する(S18)。左位置センサ
52により印字ヘッド7が検知されるまでループ処理を
行う(S19)。左位置センサ51によって印字ヘッド
7を検知した後、給紙ローラ50により用紙を一定量搬
送する(S20)。上記の動作を所定の領域58での印
字が完了するまで繰り返す(S21)。このように正負
の2つのスクリーン角を付与した画像を所定の領域58
に印字することを用紙を搬送しながら繰り返し、用紙の
印字すべき領域すべてに印字が完了すると、用紙が排紙
側用紙検知センサ56によって検知され(S22)、印
字終了となる。
【0028】さらに、上記の構成によって正負および0
度の3つのスクリーン角を生成することもできる。正負
のスクリーン角は上記と同じ方法で生成できるので、0
度のスクリーン角、すなわち直線印字の方法について説
明すると、第1クラッチ46および第2クラッチ47を
ともに解除状態すればよい。このとき、第3プーリ23
と第4プーリ24との間と、第1プーリ21と第6プー
リ26との間においてベルト30の周速に速度差が生じ
ず、印字ヘッド7はX軸方向にのみ移動するので、直線
印字が行える。なお、直線印字を行うとき、制御部10
からの指令によってクランプ15を作動させると、Y軸
キャリッジ12が固定されるので、印字ずれを防止する
ことができ、ずれのない画像形成を行うことができる。
度の3つのスクリーン角を生成することもできる。正負
のスクリーン角は上記と同じ方法で生成できるので、0
度のスクリーン角、すなわち直線印字の方法について説
明すると、第1クラッチ46および第2クラッチ47を
ともに解除状態すればよい。このとき、第3プーリ23
と第4プーリ24との間と、第1プーリ21と第6プー
リ26との間においてベルト30の周速に速度差が生じ
ず、印字ヘッド7はX軸方向にのみ移動するので、直線
印字が行える。なお、直線印字を行うとき、制御部10
からの指令によってクランプ15を作動させると、Y軸
キャリッジ12が固定されるので、印字ずれを防止する
ことができ、ずれのない画像形成を行うことができる。
【0029】これを具体的に説明すると、図13に示す
ように、まず初めにX軸方向右向きに直線L10を印字
して、左肩上りのラインL11を印字し、元の位置まで
ローラ搬送で戻る(P1)。右肩上がりのラインL12
を印字し、ローラ搬送で1ピッチ進む(P2)。次に、
X軸方向左向きに直線L13を印字し、右肩上がりのラ
インL14を印字し、元の位置までローラ搬送で戻る
(P3)。次に左肩上りのラインL15を印字し、ロー
ラ搬送で1ピッチ進む(P4)。これを繰り返すことに
より、図14に示すような正負および0度の3つのスク
リーン角を付与された画像を所定の領域に印字すること
が可能となる。このように、用紙の搬送方向を変化させ
ることなく1度の過程で、複数色の印字を行うことがで
きる。なお、この場合、印字する色は2色でも単色であ
ってもよい。また、どの過程で何色を印字するかは任意
に設定できる。
ように、まず初めにX軸方向右向きに直線L10を印字
して、左肩上りのラインL11を印字し、元の位置まで
ローラ搬送で戻る(P1)。右肩上がりのラインL12
を印字し、ローラ搬送で1ピッチ進む(P2)。次に、
X軸方向左向きに直線L13を印字し、右肩上がりのラ
インL14を印字し、元の位置までローラ搬送で戻る
(P3)。次に左肩上りのラインL15を印字し、ロー
ラ搬送で1ピッチ進む(P4)。これを繰り返すことに
より、図14に示すような正負および0度の3つのスク
リーン角を付与された画像を所定の領域に印字すること
が可能となる。このように、用紙の搬送方向を変化させ
ることなく1度の過程で、複数色の印字を行うことがで
きる。なお、この場合、印字する色は2色でも単色であ
ってもよい。また、どの過程で何色を印字するかは任意
に設定できる。
【0030】次に、他の実施形態の印字装置を図15に
示す。この印字装置3では、移動機構8として上記実施
形態と同様に差動プーリ減速機構を構成しているが、差
動プーリ、クラッチに代えて2つのパルスモータを用い
たものである。すなわち、第1プーリ21を第1モータ
60に直結し、第3プーリ23を第2モータ61に直結
しており、他のプーリ等の構成は上記移動機構と同じで
ある。各モータ60、61の駆動を制御部10によって
個別に制御することにより、X軸方向移動量に対しY軸
方向移動量を可変することができ、任意のスクリーン角
を生成できる。なお、各モータ60、61では、Y軸方
向へのローラ搬送による1ピッチを単位ピッチとしたと
きの移動量に対して整数分の1の移動量が得られるよう
にその出力が設定されている。
示す。この印字装置3では、移動機構8として上記実施
形態と同様に差動プーリ減速機構を構成しているが、差
動プーリ、クラッチに代えて2つのパルスモータを用い
たものである。すなわち、第1プーリ21を第1モータ
60に直結し、第3プーリ23を第2モータ61に直結
しており、他のプーリ等の構成は上記移動機構と同じで
ある。各モータ60、61の駆動を制御部10によって
個別に制御することにより、X軸方向移動量に対しY軸
方向移動量を可変することができ、任意のスクリーン角
を生成できる。なお、各モータ60、61では、Y軸方
向へのローラ搬送による1ピッチを単位ピッチとしたと
きの移動量に対して整数分の1の移動量が得られるよう
にその出力が設定されている。
【0031】この移動機構でも、第3プーリ23と第4
プーリ24との間におけるベルト30の周速と、第1プ
ーリ21と第6プーリ26との間におけるベルト30の
周速とに速度差が生じさせることによって、Y軸キャリ
ッジ12をY軸方向に移動可能とする。この速度差を発
生させる手段としては、各モータ60、61への出力パ
ルス数の比を適切に変えて出力すればよく、これによっ
て速度差を生じさせることができる。
プーリ24との間におけるベルト30の周速と、第1プ
ーリ21と第6プーリ26との間におけるベルト30の
周速とに速度差が生じさせることによって、Y軸キャリ
ッジ12をY軸方向に移動可能とする。この速度差を発
生させる手段としては、各モータ60、61への出力パ
ルス数の比を適切に変えて出力すればよく、これによっ
て速度差を生じさせることができる。
【0032】この原理を具体的に説明すると、差動プー
リ減速比Rは、D1を第1プーリ21の径、D3を第3
プーリ23の径としたときに次式が成立する。 R=1/2*(D1−D3)/D1 ここで、移動機構の条件を次のように設定し、図6に示
す18.5度のスクリーン角を生成するものとする。第
1モータ60のプーリと第2モータ61のプーリが等し
いとする。すなわち、D1=D3また、各モータ60、
61は、1パルス当たり単位ピッチの1/3の移動量を
持つものとする。
リ減速比Rは、D1を第1プーリ21の径、D3を第3
プーリ23の径としたときに次式が成立する。 R=1/2*(D1−D3)/D1 ここで、移動機構の条件を次のように設定し、図6に示
す18.5度のスクリーン角を生成するものとする。第
1モータ60のプーリと第2モータ61のプーリが等し
いとする。すなわち、D1=D3また、各モータ60、
61は、1パルス当たり単位ピッチの1/3の移動量を
持つものとする。
【0033】以上のように設定したとき、各モータ6
0、61の個別駆動によって印字ヘッド7の移動方向は
以下の通りである。 (1)第1モータ60、第2モータ61を同方向に同量
回転すると、印字ヘッド7は、X軸方向に直線移動す
る。 (2)第1モータ60を3パルス、第2モータ61を1
パルスだけ時計回りに同方向回転すると、差動量は2パ
ルスとなり、第2プーリ22が動滑車として働き、1/
2*2パルス分だけY軸キャリッジ12を引き上げる。
そのため、印字ヘッド7はY軸方向前側に1パルス分移
動する。 (3)第1モータ60を1パルス、第2モータ61を3
パルスだけ時計回りに同方向回転すると、差動量は−2
パルスとなり、第2プーリ22が動滑車として働き、−
1/2*2パルス分だけY軸キャリッジ12を引き下げ
る。そのため、印字ヘッド7はY軸方向後側に1パルス
分移動する。 このように、モータ60、61の回転方向を変えること
なくスクリーン角を変えることができるので、例えば
(2)の場合において、第1モータ60を3パルスに対
し第2モータ61を1パルス反時計回りに同方向に回転
させても、(2)と同じように移動させることができ
る。
0、61の個別駆動によって印字ヘッド7の移動方向は
以下の通りである。 (1)第1モータ60、第2モータ61を同方向に同量
回転すると、印字ヘッド7は、X軸方向に直線移動す
る。 (2)第1モータ60を3パルス、第2モータ61を1
パルスだけ時計回りに同方向回転すると、差動量は2パ
ルスとなり、第2プーリ22が動滑車として働き、1/
2*2パルス分だけY軸キャリッジ12を引き上げる。
そのため、印字ヘッド7はY軸方向前側に1パルス分移
動する。 (3)第1モータ60を1パルス、第2モータ61を3
パルスだけ時計回りに同方向回転すると、差動量は−2
パルスとなり、第2プーリ22が動滑車として働き、−
1/2*2パルス分だけY軸キャリッジ12を引き下げ
る。そのため、印字ヘッド7はY軸方向後側に1パルス
分移動する。 このように、モータ60、61の回転方向を変えること
なくスクリーン角を変えることができるので、例えば
(2)の場合において、第1モータ60を3パルスに対
し第2モータ61を1パルス反時計回りに同方向に回転
させても、(2)と同じように移動させることができ
る。
【0034】そこで、第1モータ60をnパルスに対し
第2モータ61をmパルスだけ時計回りに同方向に回転
させると、差動量は(n−m)パルスとなり、第2プー
リ22が動滑車として働き、1/2*(n−m)パルス
分だけY軸キャリッジ12を引き上げる。そのため、印
字ヘッド7はY軸方向前側に1/2*(n−m)パルス
分移動する。このとき、X軸方向の移動量は、nパルス
移動する。したがって、 tanθ=1/2*(n−m)/n の任意のスクリーン角θを生成することが可能となる。
第2モータ61をmパルスだけ時計回りに同方向に回転
させると、差動量は(n−m)パルスとなり、第2プー
リ22が動滑車として働き、1/2*(n−m)パルス
分だけY軸キャリッジ12を引き上げる。そのため、印
字ヘッド7はY軸方向前側に1/2*(n−m)パルス
分移動する。このとき、X軸方向の移動量は、nパルス
移動する。したがって、 tanθ=1/2*(n−m)/n の任意のスクリーン角θを生成することが可能となる。
【0035】以上のような移動機構によれば、ローラに
よる用紙搬送と差動プーリ減速機構によるY軸方向への
移動を併用することにより、図16(a)に示すよう
に、高解像度の画像生成を行うことができる。すなわ
ち、ローラ搬送による1ピッチY1に対し差動プーリ減
速機構による移動量y1は整数比であるから、Y1=y
1*nとなり、Y軸方向側の解像度を高くした画像の生
成が可能となる。
よる用紙搬送と差動プーリ減速機構によるY軸方向への
移動を併用することにより、図16(a)に示すよう
に、高解像度の画像生成を行うことができる。すなわ
ち、ローラ搬送による1ピッチY1に対し差動プーリ減
速機構による移動量y1は整数比であるから、Y1=y
1*nとなり、Y軸方向側の解像度を高くした画像の生
成が可能となる。
【0036】さらに、図15に示す各移動部を個別に制
御する機構において、X軸方向移動量およびY軸方向移
動量をローラ搬送による1ピッチを等分割した初期値x
1、y1に設定しておけば、任意のスクリーン角を生成
することができるので、図16(b)に示すようにX軸
方向側およびY軸方向側の解像度を高くした画像の生成
が可能となる。
御する機構において、X軸方向移動量およびY軸方向移
動量をローラ搬送による1ピッチを等分割した初期値x
1、y1に設定しておけば、任意のスクリーン角を生成
することができるので、図16(b)に示すようにX軸
方向側およびY軸方向側の解像度を高くした画像の生成
が可能となる。
【0037】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、X軸方向およびY軸方向にそれぞれリニアガイド等
を設けて、印字ヘッドをX軸方向およびY軸方向にそれ
ぞれ独立して移動可能とし、各方向に移動させるために
それぞれモータを設けて、各モータを個別に制御すれ
ば、任意のスクリーン角を生成することができ、この場
合Y軸方向にのみ移動させることにより90度のスクリ
ーン角を生成できる。
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、X軸方向およびY軸方向にそれぞれリニアガイド等
を設けて、印字ヘッドをX軸方向およびY軸方向にそれ
ぞれ独立して移動可能とし、各方向に移動させるために
それぞれモータを設けて、各モータを個別に制御すれ
ば、任意のスクリーン角を生成することができ、この場
合Y軸方向にのみ移動させることにより90度のスクリ
ーン角を生成できる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、画像データを色分解して印字データに変換し
て、スクリーン角を付与していない印字データに基づい
て印字を行う際に、印字ヘッドを主走査方向および副走
査方向に移動制御することにより、機構的にスクリーン
角を生成している。したがって、スクリーン角を付与し
たカラー画像を記録できるので、画像にモアレが発生す
ることを防止でき、高画質のフルカラー画像が得られ
る。
よると、画像データを色分解して印字データに変換し
て、スクリーン角を付与していない印字データに基づい
て印字を行う際に、印字ヘッドを主走査方向および副走
査方向に移動制御することにより、機構的にスクリーン
角を生成している。したがって、スクリーン角を付与し
たカラー画像を記録できるので、画像にモアレが発生す
ることを防止でき、高画質のフルカラー画像が得られ
る。
【0039】このように機構的にスクリーン角を生成す
ることによって、スクリーン角を付与した印字データを
作成する必要がなくなり、画像データを変換するときの
画像処理の負担を軽減でき、処理速度を短縮できる。し
かも、メモリーに書き込むデータ量も低減でき、メモリ
ーの負担も軽減できる。そして、ソフト的にスクリーン
角を生成するとき、微視的に階段状の擬似スクリーン角
を付与された画像が形成されることがある。しかし、機
構的にスクリーン角を生成すれば、滑らかなスクリーン
角が付与された画像を形成することができ、このような
問題を解消できる。
ることによって、スクリーン角を付与した印字データを
作成する必要がなくなり、画像データを変換するときの
画像処理の負担を軽減でき、処理速度を短縮できる。し
かも、メモリーに書き込むデータ量も低減でき、メモリ
ーの負担も軽減できる。そして、ソフト的にスクリーン
角を生成するとき、微視的に階段状の擬似スクリーン角
を付与された画像が形成されることがある。しかし、機
構的にスクリーン角を生成すれば、滑らかなスクリーン
角が付与された画像を形成することができ、このような
問題を解消できる。
【図1】本実施形態のカラー画像記録装置の全体構成図
【図2】同じくそのブロック図
【図3】画像データを印字データに変換するときの説明
図
図
【図4】移動機構の構成図
【図5】印字ヘッドの移動軌跡を示す図
【図6】機構的に生成したスクリーン角を示す図
【図7】ローラ搬送しながら生成したスクリーン角を示
す図
す図
【図8】位置センサおよび用紙検知センサの配置図
【図9】正負のスクリーン角を生成するときの印字手順
を示す図
を示す図
【図10】正負の2つのスクリーン角を生成したときの
印字結果を示す図
印字結果を示す図
【図11】同じく印字手順のフローチャート
【図12】同じく印字手順のフローチャート
【図13】正負および0度のスクリーン角を生成すると
きの印字手順を示す図
きの印字手順を示す図
【図14】正負および0度の3つのスクリーン角を生成
したときの印字結果を示す図
したときの印字結果を示す図
【図15】他の実施形態の移動機構の構成図
【図16】高解像度化した画像の形成を示す図
3 印字装置 7 印字ヘッド 8 移動機構 9 搬送部 10 制御部 20 モータ 21〜29 プーリ 30 ベルト 41〜44 差動プーリ 46、47 クラッチ 60、61 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/23 101 B41J 3/20 117C 102 H04N 1/04 D Fターム(参考) 2C056 EA11 EC11 EE09 FA15 HA38 2C065 DC02 DC29 2C262 AA24 AA26 AA27 AB01 BB20 BB25 5C072 AA03 BA18 FA16 FB27 KA01 MB04 MB08 QA14 XA04 5C074 AA03 AA11 BB13 BB16 CC26 DD15 EE04 EE11 FF15 HH04
Claims (9)
- 【請求項1】 画像データを色分解して、各色毎にスク
リーン角を付与した画像を色重ねしてカラー画像を印字
装置により被記録材に印字するカラー画像記録装置にお
いて、画像データを色分解して印字データに変換するデ
ータ変換手段と、前記印字データに基づいた画像を印字
する際にスクリーン角を生成するように前記印字装置を
被記録材に対して相対的に移動制御する制御手段とを備
えたことを特徴とするカラー画像記録装置。 - 【請求項2】 印字装置は、印字部を主走査方向および
副走査方向に移動させる移動機構を備え、主走査方向の
移動量と副走査方向の移動量との比が整数比とされるこ
とを特徴とする請求項1記載のカラー画像記録装置。 - 【請求項3】 移動機構に差動プーリ減速機構が用いら
れ、印字部を主走査方向および副走査方向に同時に移動
可能とすることを特徴とする請求項2記載のカラー画像
記録装置。 - 【請求項4】 制御手段は、正負の2つのスクリーン角
を生成するように印字装置の移動を制御することを特徴
とする請求項2または3記載のカラー画像記録装置。 - 【請求項5】 制御手段は、正負および0度の3つのス
クリーン角を生成するように印字装置の移動を制御する
ことを特徴とする請求項2または3記載のカラー画像記
録装置。 - 【請求項6】 印字部の副走査方向への移動を規制する
規制部が設けられ、0度のスクリーン角を生成するとき
に前記規制部により移動を規制することを特徴とする請
求項5記載のカラー画像記録装置。 - 【請求項7】 印字装置に被記録材を副走査方向に一定
のピッチで移動させる搬送部が設けられ、制御手段は印
字データに応じて搬送部および移動機構の駆動制御を行
って正負の2つのスクリーン角を生成することを特徴と
する請求項2または3記載のカラー画像記録装置。 - 【請求項8】 移動機構は、印字部を主走査方向に任意
のピッチで移動させる第1移動部と、印字部を副走査方
向に任意のピッチで移動させる第2移動部とを有し、各
移動部を個別に制御して任意のスクリーン角を生成する
ことを特徴とする請求項2または3記載のカラー画像記
録装置。 - 【請求項9】 主走査方向あるいは副走査方向における
印字部の位置を検出する位置検出器が設けられ、制御手
段は前記位置検出器からの位置情報に基づいて印字部の
移動を制御することを特徴とする請求項2または3記載
のカラー画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29639699A JP2001113756A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | カラー画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29639699A JP2001113756A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | カラー画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001113756A true JP2001113756A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=17833012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29639699A Pending JP2001113756A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | カラー画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001113756A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012126128A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-07-05 | Seiko Epson Corp | 液体吐出装置、及び、液体吐出方法 |
CN113524953A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-10-22 | 马前进 | 一种道路路线模拟绘制装置 |
-
1999
- 1999-10-19 JP JP29639699A patent/JP2001113756A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012126128A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-07-05 | Seiko Epson Corp | 液体吐出装置、及び、液体吐出方法 |
CN113524953A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-10-22 | 马前进 | 一种道路路线模拟绘制装置 |
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