JP2001113394A - 廃棄物の圧縮処理装置 - Google Patents

廃棄物の圧縮処理装置

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JP2001113394A
JP2001113394A JP29493599A JP29493599A JP2001113394A JP 2001113394 A JP2001113394 A JP 2001113394A JP 29493599 A JP29493599 A JP 29493599A JP 29493599 A JP29493599 A JP 29493599A JP 2001113394 A JP2001113394 A JP 2001113394A
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JP29493599A
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English (en)
Inventor
Koichi Kato
公一 加藤
Tsuneo Sakata
統雄 坂田
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Marol Co Ltd
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Marol Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/30Presses specially adapted for particular purposes for baling; Compression boxes therefor
    • B30B9/3003Details

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペットボトルなどのポリ容器を圧縮する際の
みに、スパイクピンを突出させることができる廃棄物の
圧縮処理装置を提供する。 【解決手段】 スパイクピン15を必要としない場合に
は、基板部材12とスライド板部材13との間にスペー
サ部材31を挿入することにより、基板部材12とスラ
イド板部材13との間隔を、前記スパイクピン15がス
ライド板部材13の下面より突出しない間隔に保持す
る。スペーサ部材31を除くと、圧縮処理の際に、コイ
ルスプリングのスプリング力を抗してスライド板部材1
3が上方に後退し、基板部材12に設けたスパイクピン
15が突出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃棄物の圧縮処
理装置に関し、ペットボトルなどの中空のポリ容器の圧
縮処理にも用いることができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、かさばる廃棄物の容積を圧縮
して減少させることにより、スペース効率と運賃コスト
の低減を図り、省資源化とリサイクルの推進に貢献する
ものとして、廃棄物の圧縮処理装置が知られている。
【0003】そのような廃棄物の圧縮処理装置において
は、まず、図16(a)に示すように、圧縮された廃棄
物を結束するための紐部材101(例えばP・Pバン
ド)が、装置ハウジング102の上部に配設された紐ロ
ール103から引き出され、圧縮室104の外部に輪状
とされた下端部が位置し、前記圧縮室104の底面及び
背面並びに圧縮板部材105の下面に沿って、他端部が
前記圧縮室102の上部に紐ロール103に至るように
配置する。それから、図16(b)に示すように、圧縮
室104内に廃棄物106を投入し、前記圧縮室104
内で圧縮板部材105でもって前記廃棄物106を圧縮
する。そして、図16(c)に示すように、刃物107
でもって紐部材101を切り、図16(d)に示すよう
に、その切断した端部を輪状の下端部101aに挿入し
て引っ張り、図16(e)に示すように、結束する。こ
のようにして、圧縮された廃棄物106の周囲に、紐部
材101を巻き付けて結束が行われる。
【0004】そして、圧縮板部材105の下面後部に
は、紐部材101を係止するフック部材(図示せず)が
設けられ、圧縮完了後、正面側の操作レバー108を動
かすことで、前記フック部材による紐部材101の係止
が機械的に解除されるようになっている。
【0005】ところで、廃棄物が、ペットボトルなどの
中空のポリ容器の場合には、孔を開けてその圧縮を促進
するために圧縮板部材に下方に突出する釘状のスパイク
ピンを設けることが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな圧縮板部材にスパイクピンが設けられていると、ペ
ットボトルなどのポリ容器以外の、例えば段ボール、紙
くずなどを圧縮する際には邪魔になり、十分な圧縮が困
難であり、また、安全上も好ましくなかった。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、ペットボトルなどのポリ容器を圧縮する際のみに、
スパイクピンを突出させることができる廃棄物の圧縮処
理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る廃棄物の圧
縮処理装置は、装置ハウジングの圧縮室内に廃棄物を投
入し、前記圧縮室内で圧縮板部材でもって前記廃棄物を
圧縮し、その圧縮された廃棄物の周囲に、紐部材を巻き
付けて結束するための破棄物の圧縮処理装置であって、
前記圧縮板部材が、下方に突出する複数の釘状のスパイ
クピンを有する基板部材と、該基板部材の下側に、前記
基板部材に接近・離隔可能に弾性的に支持されているス
ライド板部材とを備え、前記基板部材とスライド板部材
との間に、前記両部材の間隔を前記スパイクピンがスラ
イド板部材の下面より突出しない間隔に保持するスペー
サ部材を着脱可能に装着可能である。ここで、前記スペ
ーサ部材は、間隔を維持する必要があることから、金属
材料などの剛性の高い材料から形成される。
【0009】このようにすれば、スパイクピンを必要と
しない場合には、基板部材とスライド板部材との間にス
ペーサ部材を挿入することにより、基板部材とスライド
板部材との間隔が、前記スパイクピンがスライド板部材
の下面より突出しない間隔に保持され、廃棄物の圧縮処
理の際に、スライド部材の下面よりスパイクピンが突出
するということが起こらない。
【0010】その場合、前記スライド板部材が、前側
に、前記基板部材との間隙を隠蔽する縦壁部材を有し、
該縦壁部材に、前記スペーサ部材が挿入される挿入口が
形成され、上面に、前記挿入口に連続し前記スペーサ部
材を案内する係合溝部を有するものとすれば、縦壁部材
にてスパイクピンは隠蔽され、外観を損ねることがない
し、スペーサ部材を挿入口に挿入するだけで、スペーサ
部材は係合溝部に案内され、所定の位置に無理なくセッ
トされる。
【0011】さらに、前記縦壁部材の挿入口の上側部分
に設けられ、挿入されたスペーサ部材の端部を係脱可能
に係止する係止部材を備えるようすれば、廃棄物の圧縮
処理中に、スペーサ部材が不用意に脱落するということ
がない。
【0012】また、前記スペーサ部材は、前記圧縮板部
材の前後方向に延びる中心線に関して、左右対称に2個
配置されるようにすることが望ましい。
【0013】このようにすれば、スライド板部材が受け
る圧縮反力は、スペーサ部材を介してバランスよく基板
部材により受けられる。
【0014】その場合、特に、前記各スペーサ部材が、
板状のスペーサ本体部と、該スペーサ本体部の一端部に
連設された環状のスペーサ把持部とを有し、前記両スペ
ーサ部材のスペーサ把持部が、連結部材にて相互に連結
されているようにすれば、必要なスペーサ部材はいつも
一緒にあることになり、注意が喚起され、スペーサ部材
は2個とも挿入される。
【0015】また、前記装置ハウジングが、外側面部
に、前記スペーサ部材を収納可能な収納ポケット部を有
するようにすれば、スペーサ部材を使用しない場合には
前記収納ポケットに収納しておくことで、紛失するのが
回避される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】図1は本発明に係る廃棄物の圧縮処理装置
の正面図、図2は、正面の投入口ドア及びメインドアを
取り除いた状態の前記装置の正面図である。
【0018】図1及び図2において、廃棄物の圧縮処理
装置1は、上部に油圧機器などが収納されている場所で
ある機械室2が配設されている装置ハウジング3を有
し、該装置ハウジング3の下部は廃棄物を圧縮する場所
である圧縮室4となっており、この圧縮室4は、上下方
向に長い矩形状の開口3aを通じて外部に開放されるよ
うになっている。
【0019】前記圧縮室4の上側には、廃棄物を圧縮す
るための圧縮板部材5が昇降可能に設けられ、圧縮板部
材5の下側には、後述するように、圧縮された廃棄物を
縛る紐部材6が左右に暴れないように支持する係止部材
であるネジリバネ7が設けられている。また、圧縮室4
の下面の奥側には、前記紐部材6が左右に暴れないよう
に支持するガイド8が設けられ、手前側には、前記紐部
材6の先端の輪を引っかけるストッパ9が設けられてい
る。そして、紐部材は、圧縮処理に先立って、前記圧縮
室4の底面の前側に一端部が位置し、前記圧縮室4の底
面及び背面並びに前記圧縮板部材5の下面に沿って延
び、他端部が、前記圧縮板部材5の下面に沿って、前記
外部の紐部材供給手段(図示せず)まで延びるように配
置されている。なお、装置ハウジング3の上部には、圧
縮処理のために、圧縮板部材5を昇降させるための油圧
シリンダ10が配設されている。
【0020】前記装置ハウジング3の開口3aは、ドア
11にて開閉可能に閉塞されるようになっている。ドア
11は、上側に位置する投入口ドア11aと、下側に位
置するメインドア11bと、それらを結合する油圧ダン
パー11cとを有し、廃棄物の投入時には、作業者が、
投入口ドア11aがほぼ水平状態になるように油圧ダン
パー11cを収縮させ、開口3aの上側部分のみを開放
する。
【0021】前記圧縮板部材5は、図3〜図7に示すよ
うに、上側に配置された基板部材12と、該基板部材1
2の下側に配置され前記基板部材12に対し接近・離隔
可能に弾性的に支持されているスライド板部材と13と
を有する。前記基板部材12は、前後方向に長い板状の
連結ブラケット12aが上方に平行に突設され、該連結
ブラケット12aに油圧シリンダ10によって昇降動さ
れる部材10aに連結されている。よって、圧縮板部材
5(基板部材12)は、油圧シリンダ10によって昇降
動される。
【0022】前記連結ブラケット12aの外側には、基
板部材12がスライド板部材13を弾性的に支持するた
めのスプリング支持機構を覆う円筒状のスライドカバー
部材21が2個ずつ配設されている。そして、前記スラ
イドカバー部材21の外側に3個ずつ、前記スライドカ
バー部材21と連結ブラケット12aとの間に3個ず
つ、前記両連結ブラケット12aの間に2列で10個の
針状のスパイクピン15が、基板部材12の下面より下
方に突出するように設けられている。また、前記スライ
ド部材13の下面には、廃棄物を圧縮するための断面U
形状の押さえ部材14A,14Bが設けられ、該押さえ
部材14A,14Bの下面とその上側に位置するスライ
ド板部材13とに、前記スパイクピン15が挿通可能な
開孔14a,13aが形成されている。なお、前記押さ
え部材14A,14Bの間の空間部に、圧縮された後の
廃棄物を結束するための紐部材6が通されるようになっ
ている。
【0023】前記スプリング支持機構は、具体的には、
図8に示すように構成されている。すなわち、スライド
板部材13の上面には、上端部付近に止め輪22が設け
られた中空形状のスライド軸23が立設され、該スライ
ド軸23が、基板部材12の設けられた円筒形状のブッ
シュ部材24に摺動可能に挿通されている。前記ブッシ
ュ部材24の外側には、前記ブッシュ部材24よりも高
さが高い前記スライドカバー部材21が設けられ、該ス
ライドカバー部材21の上端板21aと、スライド板部
材13との間には、前記フライド軸23を貫通するコイ
ルスプリング25が配設されている。
【0024】前記コイルスプリング25が延びている状
態では、スパイクピン15の先端部がスライド板部材1
3の下面より下方に突出しないように、前記スパイクピ
ン15の長さが設定されている。このスパイクピン15
は、ペットボトルなどの中空容器を圧縮する場合に、穴
をあけて圧縮しやすくするものであり、圧縮時には、ス
ライド板部材13が圧縮反力を受けて、コイルスプリン
グ25のスプリング力に抗して上方に変位し、スライド
板部材13の下面より下方に突出するようになってい
る。
【0025】一方、前記スパイクピン15を使用しない
場合には、基板部材12とスライド板部材13との間に
スペーサ部材31を挿入して、それらの間隔が変化しな
いようにされる。すなわち、基板部材12とスライド板
部材13との間隔が、スパイクピン15がスライド板部
材13の下面より突出しない間隔に保持される。ここ
で、基板部材12とスライド板部材13との間隔を一定
の間隔にバランスよく保持するために、スペーサ部材3
1は、圧縮板部材5の前後方向に延びる中心線に関し
て、左右対称に2個配置されるようになっている。
【0026】このスペーサ部材31は、図9(a)
(b)に示すように、軽量化のために開孔31aが形成
された矩形板状のスペーサ本体部31Aと、該スペーサ
本体部31Aの一端部に対し前記スペーサ本体部31A
の厚さ方向に広がるように連設された環状のスペーサ把
持部31Bとを有する。スペーサ部材31が挿入された
状態では、スペーサ把持部31Bは、把持しやすい水平
状態となる。なお、前記スペーサ本体部31Aの他端部
は、挿入が容易となるように先細のテーパ形状となって
いる。また、1つの装置1に対して用いられる2つのス
ペーサ部材31は、バラバラにならないように、スペー
サ把持部31B同士が連結部材31Cにて相互に連結さ
れ、分離しないようにされている。
【0027】前記スライド部材13の前側には、前記基
板部材12とスライド部材13との間の間隙を隠蔽する
縦壁部材32が設けられている。この縦壁部材32に
は、スペーサ部材31が挿入される挿入口32aが開設
され、その挿入口32aの上部には、圧縮処理中にスペ
ーサ部材31が脱落しないように係止するスペーサ保持
手段33が設けられている。
【0028】スペーサ保持手段33は、図10に示すよ
うに、前記挿入口32aの上側の縦壁部材32の部分に
円形プレート部材34がカラー35及びボルト36を用
いて回転可能に取り付けられてなる。すなわち、スペー
サ部材31を挿入する際に、円形プレート部材34を上
方に位置するように回転して、挿入口32aを全開する
一方、スペーサ部材31が挿入された後は、円形プレー
ト部材34を下方に回転して、図3に示すようにスペー
サ部材31の端部を係脱可能に係止するようになってい
る。なお、前記スライド板部材13の上面には、前記挿
入口32aに対応して、前記スペーサ部材31のスペー
サ本体部31Aが挿入される係合溝部を形成するように
一定間隔を存して壁部材37が立設されている。この係
合溝部が、挿入口32aに連続し、スペーサ部材31の
挿入を案内するようになっている。
【0029】また、前記スライド板部材13の後側に
は、取付ブラケット41(取付部材)を介して、紐部材
6の係止部材として機能する前記ネジリバネ7(スプリ
ング部材)が設けられ、前記紐部材6を下側から支持す
るようになっている。取付ブラケット41は、圧縮板部
材5(スライド板部材13)の上面にボルト42を介し
て取り付けられる水平基部41aと、該水平基部41a
の左右両側において鉛直下方に延び前記押さえ部材14
A,14Bの間隔に対応する切り欠き部41bを形成す
る下側鉛直部41c,41dとを有する。よって、両下
側鉛直部41c,41dは、紐部材6が通過する一定の
間隔を存することになる。
【0030】前記下側鉛直部41cには、前記ネジリバ
ネ7が設けられ、もう一方の下側鉛直部41dには、前
記ネジリバネ7の先端部が係合する係合部材43が設け
られている。
【0031】前記ネジリバネ7は、図11〜図13に示
すように、線材によって構成され、コイル状に巻かれた
基端部7aと、該基端部7aの一端より係合部材43側
に延びるように屈曲され先端が自由端である先端部7b
と、前記基端部7aの他端より先端部7bとは反対側に
延びる延長端部7cとを有する。そして、ネジリバネ7
の基端部7aは、取付ブラケット41の一方の下側鉛直
部41cに立設された軸部であるボルト44に鍔付ブッ
シュ45及びナット46を介して回転可能に支持されて
いる。
【0032】一方、他方の下側鉛直部41dには、ボル
ト47にて係合部材43が、前記ネジリバネ7に対応し
て取付固定されている。係合部材43には、ネジリバネ
7の先端部7bが係脱可能に係合する周回溝部43a
(係合溝部)が形成されている。よって、ネジリバネ7
は、基端部7aが前記紐部材6の一側において支持さ
れ、先端部7bが前記紐部材6の他側にまで延びるよう
になっており、前記先端部7bが、係合部材43の、上
下方向において開放された周回溝部43aに上下方向に
変位可能に係合していることになる。
【0033】また、下側鉛直部41dの前記ボルト44
の近傍には、前記ボルト44を中心とする円周上に配置
され前記延長端部7cが当接可能とされた第1及び第2
のストッパ部材として機能する第1及び第2のボルト4
8,49がナット50を用いて上下に固定されている。
前記ネジリバネ7は、通常時には、重力の作用にて、正
面から見て時計方向に回転しようとするので、上側に位
置する第1のボルト48に当接して、図11に実線で示
すように、先端部7bが、係合部材43の周回溝部43
aに係合した状態となっている。この状態で、前記紐部
材6に一定値以上の荷重が作用しネジリバネ7の先端部
7bに下向きの力が作用すると、ネジリバネ7の先端部
7bは下方に大きく撓み、前記紐部材6の下側からの支
持が解除されることになる。
【0034】一方、紐部材6をセットする場合には、ネ
ジリバネ7を正面から見て反時計方向に回転すると、図
11に鎖線で示すように、延長端部7cが第2のボルト
49に当接して、それ以上の回転が規制されるが、その
状態では先端部7bと係合部材43の周回溝部43aと
の係合が解除されているので、それらの間に生ずる隙間
を通じて紐部材6のセットが可能となり、紐部材6をネ
ジリバネ7(先端部7b)にて下側から支持することが
できるようになる。
【0035】ところで、前記スペーサ部材31は、ペッ
トボトルなどの中空形状のポリ容器を圧縮処理する場合
には、圧縮板部材5には挿入されないので、それの紛失
を防止するために、図14及び図15に示すように、装
置ハウジング3の側面部における波板部分の凹部3bを
利用して、その凹部3bの外側にカバー板51を取り付
けることで、収納ポケット52を設け、その収納ポケッ
ト52内に2つのスペーサ部材31を一緒に収納され
る。
【0036】上記装置によれば、圧縮処理に先立って、
ドア11を開き、圧縮室を開放した状態で、まず、圧縮
された廃棄物を結束するための紐部材6が配設される。
すなわち、図示しない紐部材供給手段(例えば装置ハウ
ジング3の上部に配設された紐供給ロール)から引き出
され、圧縮室4の底部前側のストッパ9に紐部材6の、
輪状とされた先端部を係止させ、前記圧縮室4の底面に
沿わせて後側のガイド8に係合させる。それから、圧縮
室4の背面に沿って持ち上げ、スライド板部材13(圧
縮板部材5)の後部のネジリバネ7でもって下側から係
止させ、スライド板部材13の下面に沿って、紐部材供
給手段に至らしめる。
【0037】それから、ドア11を閉め、油圧ダンパー
11cを動作させて、上側の投入口ドア11aのみをほ
ぼ水平状態になるように開き、開口3aの上側部分のみ
を開放する。そして、その開口3aの上側部分を通じて
圧縮室4内に廃棄物を投入し、投入完了後、油圧シリン
ダ10を操作して、前記圧縮室4内で圧縮板部材5を下
降させ、前記廃棄物を圧縮処理する。
【0038】圧縮処理終了後、圧縮板部材5の前側より
出ている紐部材6を適当な長さに切断する。そして、そ
の切断した端部を、前記ストッパ9に係止させた輪状の
先端部に挿入して引っ張り、結束する。このようにし
て、圧縮された廃棄物の周囲に、紐部材を巻き付ける結
束を行うことができる。
【0039】それから、圧縮板部材5を、油圧シリンダ
10を操作して上昇させると、ネジリバネ7の先端部7
bには、紐部材6を通じて、圧縮された廃棄物の荷重が
作用するので、先端部7bが下方に大きく撓み、紐部材
7の係止が解除される。このように、圧縮処理終了後に
圧縮板部材5を上昇させれば、ネジリバネ7による紐部
材6の係止は自動的に解除され、ネジリバネ7を破損す
るということもない。
【0040】その後、結束された廃棄物が排出され、前
述したのと同様の動作を繰り返して、順次廃棄物の結束
が行われる。
【0041】また、前述した圧縮処理において、段ボー
ル、紙くずなどを圧縮処理する場合には、基板部材12
とスライド板部材13との間にスペーサ部材31が挿入
され、それらの間隔を一定に保持することで、スパイク
ピン15が、スライド板部材13の下面より突出しない
ようにされ、スパイクピン15が邪魔になることなく、
圧縮処理が行われ、安全も図られる。
【0042】このとき、スペーサ部材31は、圧縮板部
材5の前後方向に延びる中心線に関して、左右対称に2
個配置されるので、基板部材12とスライド板部材13
との間隔が、一定の間隔にバランスよく保持される。ま
た、2つのスペーサ部材31は、スペーサ把持部31B
同士が連結部材31Cにて相互に連結されているので、
1つのスペーサ部材31のみを挿入するという誤操作は
回避され、また、2つのスペーサ部材31がバラバラに
なって、紛失するということも防止することができる。
【0043】一方、ペットボトルなどのポリ容器を圧縮
処理する場合には、基板部材12とスライド板部材13
との間にはスペーサ部材31が挿入されないので、圧縮
処理の際に、コイルスプリング25が圧縮されて、スラ
イド板部材13が上方にスライド変位し、スライド板部
材13の下面よりスパイクピン15が突出する。なお、
このとき、スペーサ部材31は、紛失しないように収納
ポケット52に収納される。
【0044】その結果、スパイクピン15によってペッ
トボトルなどのポリ容器に孔が開けられ、内部の空気が
無理なく抜けるようになり、効率よく圧縮処理が施され
る。
【0045】このように、スペーサ部材31を利用する
ことで、段ボール、紙くずなどの圧縮処理と、ペットボ
トルなどのポリ容器の圧縮処理とを使い分けて、いずれ
も、効率よく処理できる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0047】本発明に係る廃棄物の圧縮処理装置は、ス
パイクピンを必要としない場合には、基板部材とスライ
ド板部材との間にスペーサ部材を挿入することにより、
基板部材とスライド板部材との間隔を、前記スパイクピ
ンがスライド板部材の下面より突出しない間隔に保持す
るようにしているので、廃棄物の圧縮処理の際に、スラ
イド部材の下面よりスパイクピンが突出するということ
が起こらない。
【0048】その場合、前記スライド板部材が、前側
に、前記基板部材との間隙を隠蔽する縦壁部材を有し、
該縦壁部材に、前記スペーサ部材が挿入される挿入口が
形成され、上面に、前記挿入口に連続し前記スペーサ部
材を案内する係合溝部を有するものとすれば、縦壁部材
にてスパイクピンを隠蔽することができ、外観を損ねる
ことがなく、また、スペーサ部材を挿入口に挿入するだ
けで、スペーサ部材が係合溝部にて案内されるようにし
ているので、所定の位置に無理なくセットすることがで
きる。
【0049】さらに、前記縦壁部材の挿入口の上側部分
に設けられ、挿入されたスペーサ部材の端部を係脱可能
に係止する係止部材を備えるようすれば、廃棄物の圧縮
処理中に、スペーサ部材が不用意に脱落するということ
をなくすことができる。
【0050】また、前記スペーサ部材は、前記圧縮板部
材の前後方向に延びる中心線に関して、左右対称に2個
配置されるようにすれば、スライド板部材が受ける圧縮
反力は、スペーサ部材を介してバランスよく基板部材に
て受けることができ、スライド板部材の損傷などを回避
することができる。
【0051】その場合、前記両スペーサ部材のスペーサ
把持部を、連結部材にて相互に連結するようにすれば、
必要なスペーサ部材はいつも一緒にあることになり、作
業者の注意を喚起して、スペーサ部材を2個とも常に挿
入するようにすることができる。
【0052】また、前記装置ハウジングが、外側面部
に、前記スペーサ部材を収納可能な収納ポケット部を有
するようにすれば、スペーサ部材を使用しない場合には
前記収納ポケットに収納しておくことで、紛失するのを
回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃棄物の圧縮処理装置の正面図で
ある。
【図2】本発明に係る廃棄物の圧縮処理装置を、投入口
ドアとメインドアとを取り除いて示す正面図である。
【図3】本発明に係る圧縮板部材の正面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】図4のA方向矢視図である。
【図6】同右側面図である。
【図7】図6のB−B線における矢視図である。
【図8】図4のC−C線における断面図である。
【図9】本発明に係るスペーサ部材を示し、(a)は平
面図、(b)は側面図である。
【図10】図3のZ部詳細図である。
【図11】本発明に係るネジリバネが設けられている付
近(図5のX参照)の正面図である。
【図12】同側面図である。
【図13】同平面図である。
【図14】本発明に係るスペーサ部材の収納ポケットの
正面図である。
【図15】同平面図である。
【図16】(a)〜(e)はそれぞれ従来の廃棄物の圧
縮処理の説明図である。
【符号の説明】
1 廃棄物の圧縮処理装置 3 装置ハウジング 4 圧縮室 5 圧縮板部材 6 紐部材 12 基板部材 13 スライド板部材 15 スパイクピン 25 コイルスプリング 31 スペーサ部材 31A スペーサ本体部 31B スペーサ把持部 31C 連結部材 32 縦壁部材 32a 挿入口 34 円形プレート部材 52 収納ポケット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置ハウジングの圧縮室内に廃棄物を投
    入し、前記圧縮室内で圧縮板部材でもって前記廃棄物を
    圧縮し、その圧縮された廃棄物の周囲に、紐部材を巻き
    付けて結束するための破棄物の圧縮処理装置であって、 前記圧縮板部材は、下方に突出する複数の釘状のスパイ
    クピンを有する基板部材と、該基板部材の下側に、前記
    基板部材に接近・離隔可能に弾性的に支持されているス
    ライド板部材とを備え、 前記基板部材とスライド板部材との間に、前記両部材の
    間隔を前記スパイクピンがスライド板部材の下面より突
    出しない間隔に保持するスペーサ部材を着脱可能に装着
    可能であることを特徴とする廃棄物の圧縮処理装置。
  2. 【請求項2】 前記スライド板部材は、前側に、前記基
    板部材との間隙を隠蔽する縦壁部材を有し、該縦壁部材
    に、前記スペーサ部材が挿入される挿入口が形成され、
    上面に、前記挿入口に連続し前記スペーサ部材を案内す
    る係合溝部を有するものである請求項1記載の廃棄物の
    圧縮処理装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記縦壁部材の挿入口の上側部
    分に設けられ、挿入されたスペーサ部材の端部を係脱可
    能に係止する係止部材を備える請求項2記載の廃棄物の
    圧縮処理装置。
  4. 【請求項4】 前記スペーサ部材は、前記圧縮板部材の
    前後方向に延びる中心線に関して、左右対称に2個配置
    されるようになっている請求項1〜3のいずれかに記載
    の廃棄物の圧縮処理装置。
  5. 【請求項5】 前記各スペーサ部材は、板状のスペーサ
    本体部と、該スペーサ本体部の一端部に連設された環状
    のスペーサ把持部とを有し、前記両スペーサ部材のスペ
    ーサ把持部が、連結部材にて相互に連結されている請求
    項4記載の廃棄物の圧縮処理装置。
  6. 【請求項6】 前記装置ハウジングは、外側面部に、前
    記スペーサ部材を収納可能な収納ポケット部を有する請
    求項1〜5のいずれかに記載の廃棄物の圧縮処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN117565451A (zh) * 2024-01-15 2024-02-20 汕头市炼锋生物科技有限公司 一种餐厨垃圾的预处理装置
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