JP2001113327A - 樋連結具 - Google Patents

樋連結具

Info

Publication number
JP2001113327A
JP2001113327A JP29516899A JP29516899A JP2001113327A JP 2001113327 A JP2001113327 A JP 2001113327A JP 29516899 A JP29516899 A JP 29516899A JP 29516899 A JP29516899 A JP 29516899A JP 2001113327 A JP2001113327 A JP 2001113327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
gutter
caulking
shaped
receiving surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29516899A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Kojima
清二 児島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI KIKAI KK
Subaru Corp
Original Assignee
FUJI KIKAI KK
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJI KIKAI KK, Fuji Jukogyo KK filed Critical FUJI KIKAI KK
Priority to JP29516899A priority Critical patent/JP2001113327A/ja
Publication of JP2001113327A publication Critical patent/JP2001113327A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樋と壁面との隙間の狭い場所、若しくは、2
階の屋根先に装着された樋の重合部の加締め作業に好適
な連結具を提供する。 【解決手段】 相互に回動自在に連結され、把手となる
一対の棒状部(第一の棒状部11、第二の棒状部16)
を設ける。相対向する受け面13と加圧面21とをそれ
ぞれ有した一対の加締部(第一の加締部12、第二の加
締部20)とを備える。棒状部の回動に伴い、一方の加
締部は他方の加締部に対して平行移動し、加圧面21は
受け面13に近接・離間する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋の屋根先等に
装着される雨水用の樋を連結するための樋連結具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、家屋の屋根先には降った雨水を
適所に集めて処理するための樋が所定箇所に装着されて
いる。この樋は通常トタン板、銅板等を断面半円形にプ
レス加工すると共に、その対向縁部を断面円形にロール
成形し、これが所定の長さに形成される。即ち、トタン
板、銅板等がプレス加工された半円形内部に雨水が集め
られて適所に導かれるように構成されている。この樋を
家屋等に実際に装着する場合には、所定長さに形成され
た樋を屋根の端から端間での長さに接続しなくてはなら
ない。
【0003】この場合樋の接続作業は、先ず、家屋の壁
面に固定した固定金具に一本の樋を装着する。この後、
別の樋の一端のロール部を拡開しておき、この拡開した
ロール部を前記固定した樋のロール部の一端に挿入して
セットした後、両方のロール部の重合部を加締めること
により、複数の樋を接続していくものである。
【0004】そこで、出願人が先に出願した特公平7−
115302号では、加締部と棒状部の廷在方向が略直
角、若しくはそれ以下の角度で交差するように形成して
いた。これによって、加締部に作用する力を増し樋の重
合部が雪の重みなどでも外れないように強固に接続する
ものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年では
狭い土地いっぱいに家屋が建てられているため、壁面か
ら樋までの距離が殆ど無く、壁面に略接する位の寸法で
樋が装着されている場合がある。このような家屋の屋根
先に装着された樋の重合部を、上記構成の連結具を使用
する場合、加締部と棒状部の廷在方向が略直角、若しく
はそれ以下の角度で交差するように形成されているた
め、把手となる棒状部が家屋の璧面に当たってしまい固
定金具から樋を外さないと、重合部の加締め作業ができ
ない問題があった。
【0006】また、2階の屋根先周囲に装着された樋は
一階の屋根上から重合部の加締め行なわれるのが通常で
あるが、一階の屋根には当然所定の勾配があり足場を設
置するにも不安定で危険であった。このため、2階の屋
根先周囲に装着された樋の重合部を2階の屋根の上から
加締める方が足場も安定して安全とされていた。この場
合、樋の樋との重合部、特に壁側は下からでないと連結
具が使用できなかった。このため、一旦固樋を定金具よ
り引き出し重合部を加締めてから再度樋を固定金具に装
着していた。このため、樋の接続作業が極めて煩雑で有
ると共に、部分的に樋を固定金具より引き出すため樋が
ねじれて加締めづらくなる問題もあり、2階の屋根先に
装着された樋を、固定金具から外すことなく容易に重合
部を加締められる連結具の開発が望まれていた。
【0007】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、樋と壁面との隙間の狭い場
所、若しくは、2階の屋根先に装着された樋の重合部の
加締め作業に好適な連結具を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
樋連結具は、相互に回動自在に連結され、把手となる一
対の棒状部と、相対向する受け面と加圧面とをそれぞれ
有した一対の加締部とを備え、棒状部の回動に伴い、一
方の加締部は他方の加締部に対して平行移動し、加圧面
は受け面に近接・離間するものである。
【0009】また、請求項2の発明の樋連結具は、一端
に把手となる第一の棒状部と他端に受け面を有した第一
の加締部とを備えた第一の棒状体と、第一の棒状部に対
向し、第一の棒状体に対して回動自在に連結された第二
の棒状部を有する第二の棒状体とを備え、この第二の棒
状体は、第一の加締部に平行移動自在に設けられ、受け
面に対向する加圧面を備えた第二の加締部と、この第二
の加締部と第二の棒状部とを連結するリンク機構を有
し、第二の棒状部の回動に伴い、リンク機構により第二
の加締部は第一の加締部に対して平行移動し、加圧面は
受け面に近接・離間するものである。
【0010】また、請求項3の発明の樋連結具は、請求
項2に加えて、受け面及び第二の加締部は、第一の棒状
体に対して第二の棒状体側に位置しているものである。
【0011】更に、請求項4の発明の樋連結具は、請求
項2に加えて、受け面及び第二の加締部は、第一の棒状
体に対して第二の棒状体とは反対側に位置しているもの
である。
【0012】更にまた、請求項5の発明の樋連結具は、
請求項2に加えて、第二の棒状体の第二の棒状部は、第
二の加締部が移動する平面若しくはこの平面に平行する
平面上にて回動自在に設けられているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の樋連結具10の側面
図、図2は本発明の樋連結具10の正面図、図3は本発
明の樋連結具10の受け面13に樋26のロール部26
Aが当てがわれた状態を示す図、図4は本発明の樋連結
具10の使用状態を示す図をそれぞれ示している。本発
明の樋連結具10は、第一の棒状体11と第二の棒状体
16とから構成されており、第一の棒状体11は一端に
設けられ把手となる第一の棒状部11Aと、他端に設け
られ受け面13を有した第一の加締部12とから構成さ
れている。
【0014】該第一の棒状部11Aは直径約10mm、
長さ約147mmで鉄などの金属パイプ(この場合金属
柱でも差し支えない)にて構成されており、この第一の
棒状部11Aの延長線上他端に連続して幅約60mm、
長さ約48mm、厚さ約6mmの第一の加締部12が設
けられると共に、第一の加締部12の第一の棒状部11
A側に位置して所定の間隔で一対の保持板15が設けら
れている。
【0015】該保持板15は第一の加締部12に交直し
て立設されると共に、図示しないネジ、或いは、溶接に
て第一の加締部12に固定されている。保持板15間に
は支点となる回転軸15Aが回動自在に設けられてお
り、この回転軸15Aに後述する第二の棒状部16Aが
回動自在に取り付けられている。第二の棒状体16は一
端に設けられた把手となる前記第二の棒状部16Aと、
他端に設けられ加圧面21を有した第二の加締部20
と、リンク機構17とから構成されており、第二の棒状
部16Aも前記第一の棒状部11A同様直径約10m
m、長さ約147mmで鉄などの金属パイプにて構成さ
れている。
【0016】係る、第二の棒状部16Aは第一の棒状部
11Aに対向して設けられており、この第二の棒状部1
6Aにはリンク機構17を介して第二の加締部20が設
けられている。該リンク機構17は所定の間隔を存して
設けられた一対の作動板18に第二の棒状部16Aの先
端近傍が回動自在に回転軸19にて連結されると共に、
作動板18間の他側には第二の加締部20が回動自在に
回転軸19にて接続されている。
【0017】該第二の加締部20には所定の間隔を存し
て一対の長孔22が設けられており、この長孔22にネ
ジ23が挿入され第一の加締部12に設けられた図示し
ない孔を通過してナット23Aにて固定されると共に、
第二の加締部20は第一の加締部12に移動自在に取り
付けられている。この場合、ネジ23は第二の加締部2
0より僅か浮かせて固定されており、これによって、第
二の加締部20は長孔22の一端から他端まで移動自在
に構成されている。尚、24は第一の棒状部11Aと、
第二の棒状部16Aを離間させるためのスプリングであ
る。
【0018】また、第二の加締部20の他側には加圧面
21が設けられておりこの加圧面21は第一の加締部1
2に設けられた受け面13に対向して設けられている。
加圧面21は樋26の拡開されたロール部26Aに相当
する凹形状に形成すると共に、前記受け面13も樋26
が拡開されたロール部26Aに相当する凹形状に形成さ
れている。
【0019】即ち、第一の加締部12と第二の加締部2
0は第一の棒状部11Aと第二の棒状部16Aの近接・
離間近接方向に対して交直方向に設けられ、第一の棒状
部11Aを動かさない状態で、第一の棒状部11Aから
第二の棒状部16Aを近接・離間させることにより、第
二の加締部20はリンク機構17によって第一の加締部
12に対して長孔22の長手方向に平行移動するように
構成されている。また、第二の加締部20の平行移動に
よって加圧面21は第一の加締部12の受け面13に平
行に近接・離間できるように構成されている。
【0020】以上の構成で次ぎに樋連結具10の動作説
明を行なう。先ず、樋連結具10を使用する際には、第
一の棒状部11Aと第二の棒状部16Aを手で拡開(こ
の場合スプリング24の付勢力によって第一の棒状部1
1Aと第二の棒状部16Aは離間される)して受け面1
3から加圧面21を離間させた後、受け面13に樋26
のロール部26Aを当てがい、第一の棒状部11Aに第
二の棒状部16Aを接近させロール部26Aを加締め
る。
【0021】具体的には図4に示すように使用される。
即ち、家屋28の屋根29先には雨水を適所に集めて処
理するための樋26が所定箇所に装着されている。この
樋26は通常トタン板、銅板等を断面半円形にプレス加
工して成形されるが、その対向縁部には断面円形のロー
ル部26Aがロール成形されている。また、この樋26
は所定の長さに形成されているため、家屋28の屋根2
9先には雨水を適所に集めて処理するため、実際には所
定長さの樋26が複数接続されて屋根29先に取り付け
られることになる。
【0022】ここで、樋26の接続作業は、先ず、家屋
28の壁面30に固定した固定金具27及び止め具(図
示せず)によって固定された樋26の一端のロール部2
6Aを拡開する。そして、接続する相手側の樋26の一
端のロール部26Aを挿入してセットした後、樋26を
固定金具27及び止め具によって固定する。
【0023】次ぎに、樋連結具10を下から(屋根29
先があるため、上からは挿入できない)壁面30と樋2
6間に挿入し、第二の棒状部16Aを第一の棒状部11
A側に近接(図4半時計方向矢印)させることにより加
圧面21を受け面13に移動(図4上方向矢印)させ
て、両方のロール部26Aの重合部を加締めることによ
り、樋26を接続する。
【0024】この場合、本発明の樋連結具10の第一の
加締部12は、第一の棒状部11Aの延長線上に連続し
て設けられているため、把手となる第一の棒状部11A
を壁面30に略垂直に立てて接近させ動かさない状態
で、第一の棒状部11Aから第二の棒状部16Aを離間
させて受け面13に樋26のロール部26Aを当てがう
ことができる。また、第二の加締部20はリンク機構1
7を介して第二の棒状部16Aに連結されているため、
第一の棒状部11Aと第二の棒状部16Aを離間させ開
いた状態では、第二の棒状部16Aだけを第一の棒状部
11Aから離間させることができるので、第一の棒状部
11Aが家屋28の壁面30に当たるようなことは無く
なる。
【0025】従って、壁面30に接近した樋26のロー
ル部26Aを加締めることが可能となるため、加締作業
が円滑に行なえるようになる。特に、第二の棒状部16
Aと第二の加締部20とを、リンク機構17を介して接
続しているので、第一の棒状部11Aを動かさない状態
で、第一の棒状部11Aから第二の棒状部16Aを離間
させるだけで、受け面13から加圧面21を離間させる
ことができる。従って、樋26が壁面30に略接近して
いる場合などでも樋26のロール部26Aを加締めるこ
とができ、作業性を損なうことなく樋26のロール部2
6Aを加締めることが可能となる。
【0026】また、受け面13と加圧面21とは第一の
加締部12の一側(第二の棒状部16A側)に面してい
るため、樋26のロール部26Aの重合部への位置合わ
せが容易で、しかも、リンク機構17のモーメントの関
係で加圧面21に作用する力を強くでき、強固な接続が
できる。
【0027】更に、受け面13と加圧面21には、樋2
6のロール部26Aに相当する凹形状を呈しているた
め、樋26の重合部の加締作業時にロール部26Aを潰
してしまうようなことは無く、強度的にも外観的にも良
好な加締状態が得られる。
【0028】次ぎに、図5、図6、図7にもう一つの樋
連結具10Aの実施例を示す。この場合、リンク機構1
7と第二の加締部20は第一の棒状部11Aを基準にし
て第二の棒状部16Aの反対面に設けられている。ま
た、第一の棒状体11の他端に設けられた受け面13、
及び、第二の棒状体16の他端に設けられた加圧面21
も第一の棒状部11Aを基準にして第二の棒状部16A
と反対側に設けられている。尚、25は皿ネジ、25A
はナットであり皿ネジ25の天面は第一の加締部12に
面一に締め付けられている。即ち、樋連結具10Aは、
第一の棒状部11Aを基準にして受け面13と加圧面2
1とリンク機構17とが第二の棒状部16Aの反対側に
設けられており、他の構造は樋連結具10と同様であ
る。
【0029】以上の構成で次ぎに樋連結具10Aの動作
説明を行なう。先ず、樋連結具10Aを使用する際に
は、第一の棒状部11Aと第二の棒状部16Aを手で拡
開(この場合スプリング24の付勢力によって第一の棒
状部11Aと第二の棒状部16Aは離間される)して受
け面13から加圧面21を離間させた後、受け面13に
樋26のロール部26Aを当てがい、第一の棒状部11
Aに第二の棒状部16Aを接近させることにより前述同
様ロール部26Aが加締められる。
【0030】具体的には図7に示すように使用される。
即ち、例えば家屋28の2階の屋根29先には雨水を適
所に集めて処理するための樋26が所定箇所に装着され
ている。この樋26の接続作業では、先ず、家屋28の
2階の屋根29上から壁面30に固定した固定金具27
及び止め具(図示せず)によって固定された樋26の一
端のロール部26Aを拡開し、接続する相手側の樋26
の一端のロール部26Aに挿入してセットする。
【0031】そして、樋26を固定金具27及び止め具
によって固定する。次ぎに、樋連結具10Aを樋26の
上から挿入する。具体的には、屋根29先と樋26の間
に挿入し、樋連結具10Aの第二の棒状部16Aを第一
の棒状部11A側に近接させることにより加圧面21を
受け面13に移動させて、両方のロール部26Aの重合
部を加締めることにより、樋26を接続する。
【0032】この場合、本発明の樋連結具10Aの第一
の加締部12は前述同様第一の棒状部11Aの延長線上
に連続して設けられると共に、リンク機構17を介して
設けられた第二の加締部20は第一の棒状部11Aを基
準に第二の棒状部16Aと反対側に設けられているた
め、2階の屋根29上から樋26と屋根29先の間に樋
連結具10Aを挿入することが可能となる。
【0033】即ち、樋26の上側から壁面30側のロー
ル部26Aに樋連結具10Aの受け面13を当てがうこ
とができる。これによって、2階の屋根29先に取り付
けられた樋26のロール部26Aを2階の屋根29上か
ら加締めて連結することができる。従って、一階の屋根
29上に作業台を設置することなく、2階の屋根29上
から2階の屋根29先の樋26の加締作業を円滑に行な
えるようになる。
【0034】次ぎに、図8、図9、図10に更にもう一
つの樋連結具10Bの実施例を示す。この場合、第一の
棒状部11Aと第二の棒状部16Aとは支点となる回転
軸15Aに回動自在に連結され、第一の加締部12と第
二の加締部20とは回転軸15Aを基準として略直角方
向に廷在するように形成されている。また、リンク機構
17は第二の加締部20の平面側部に位置して設けられ
ている。他樋連結具10同様に構成されている。即ち、
樋連結具10Bは、受け面13と加圧面21とリンク機
構17とが第二の加締部20と同一平面上に設けられ、
第二の棒状部16Aは第二の加締部20が移動する平面
若しくはこの平面に平行する平面上にて第一の棒状部1
1Aに近接・離間させられるように構成されている。
【0035】以上の構成で次ぎに樋連結具10Bの動作
説明を行なう。先ず、樋連結具10Bを使用する際に
は、第一の棒状部11Aと第二の棒状部16Aを手で拡
開(この場合図示しないスプリングの付勢力によって第
一の棒状部11Aと第二の棒状部16Aは離間される)
して受け面13から加圧面21を離間させた後、受け面
13に樋26のロール部26Aを当てがい、第一の棒状
部11Aに第二の棒状部16Aを接近させることにより
前述同様ロール部26Aが加締められる。
【0036】この場合、第二の棒状部16Aは、第二の
加締部20が移動する平面若しくはこの平面に平行する
平面上にて回動自在に設けられている。即ち、樋連結具
10Bの第一の加締部12は、前述同様第一の棒状部1
1Aの延長線上に連続して設けられると共に、受け面1
3と加圧面21とリンク機構17とが第二の棒状部16
Aと同一面上に設けられているので、前述の樋連結具1
0同様第一の棒状部11Aを壁面30に略垂直に立てて
接近させた状態で、把手となる第一の棒状部11Aから
第二の棒状部16Aを離間させ、受け面13に樋26の
ロール部26Aを当てがうことができる。これにより、
第一の棒状部11Aから第二の棒状部16Aを離間させ
開いた状態で、第一の棒状部11Aが家屋28の壁面3
0に当たってしまうのを防止することができるようにな
る。
【0037】尚、樋連結具10Bの第二の加締部20を
取り付けているナット23に皿ネジを用い反対側からナ
ットで固定することにより、樋連結具10A同様、屋根
29先と樋26との間に樋連結具10Bを挿入して受け
面13に樋26のロール部26Aを当てがうことがで
き、2階の屋根29先に取り付けられた樋26を2階の
屋根29上から加締めて連結させることができる。これ
により、樋連結具10Bを壁面30に接近して取り付け
られた樋26、及び、2階の屋根29先に取り付けられ
た樋26のロール部26Aの加締作業も円滑にでき、樋
連結具10Bの利便性を大幅に向上することが可能とな
る。
【0038】次ぎに、図11、図12にもう一つの樋連
結具10Cの実施例を示す。この場合、第二の棒状部1
6Aは第一の棒状部11Aに設けられた回転軸15Aに
回動自在に取り付けられると共に、前述同様の第一の加
締部12がリンク機構17を介して第二の棒状部16A
に接続されている。また、第一の棒状部11Aの他端延
長線上には連続して前述同様の第二の加締部20が設け
られている。また、第一の加締部12には所定の間隔を
存して一対の長孔22が設けられ、第二の加締部20に
設けられた図示しない孔からネジ23が挿入され長孔2
2を通過してナット25Aにて固定されている。
【0039】第二の加締部20とネジ23間は僅か浮か
せて固定されており、これによって、第一の加締部12
は長孔22の一端から他端まで移動自在に構成されてい
る。この場合、樋連結具10Cは、受け面13と加圧面
21とリンク機構17とが第二の加締部20と同一平面
上に設けられ、第二の棒状部16Aは第一の加締部12
が移動する平面若しくはこの平面に平行する平面上にて
第一の棒状部11Aに近接・離間させられるように構成
されている。
【0040】以上の構成で次ぎに樋連結具10Cの動作
説明を行なう。先ず、樋連結具10Cを使用する際に
は、第一の棒状部11Aと第二の棒状部16Aを手で拡
開(この場合図示しないスプリングの付勢力によって第
一の棒状部11Aと第二の棒状部16Aは離間される)
して加圧面21から受け面13を離間させた後、受け面
13に樋26のロール部26Aを当てがい、第一の棒状
部11Aに第二の棒状部16Aを接近させることにより
ロール部26Aが加締められる。これにより、前述同
様、樋の連結部を加締めることが可能となり、前述同様
の効果を発揮することが可能となる。
【0041】次ぎに、図13、図14にもう一つの樋連
結具10Dの実施例を示す。この場合、第一の棒状部1
1Aは第二の加締部20の第二の棒状部16A側に交直
して立設されU字状に形成された保持板31の回転軸3
1Aに回動自在に取り付けられている。そして、第一の
棒状部11Aは回転軸31Aから第一の加締部12側に
延在し、そこで折曲して第二の棒状部16Aの長手方向
に延在すると共に、折曲部分には前述同様のリンク機構
17が設けられており、このリンク機構17は第一の加
締部12の一端に接続されている。他の構造は樋連結具
10Cと同様である。
【0042】この場合、樋連結具10Dは、リンク機構
17と第一の棒状部11Aと第二の棒状部16Aとが第
一の加締部12、第二の加締部20に対して交直して設
けられている。係る、第一の加締部12、第二の加締部
20の交直方向にて第一の棒状部11Aを第二の棒状部
16Aに近接・離間させることにより、加圧面21に受
け面13を近接・離間させられるように構成されてい
る。
【0043】そして、第一の棒状部11Aと第二の棒状
部16Aを手で拡開(この場合図示しないスプリングの
付勢力によって第一の棒状部11Aと第二の棒状部16
Aは離間される)して加圧面21から受け面13を離間
させた後、受け面13に樋26のロール部26Aを当て
がい、第二の棒状部16Aに第一の棒状部11Aを接近
させることにより前述同様ロール部26Aが加締められ
る。これにより、前述同様の効果を発揮することが可能
となる。
【0044】尚、本実施例では、加圧面21を樋26の
拡開されたロール部26Aに相当する凹形状に形成する
と共に、受け面13も樋26が拡開されたロール部26
Aに相当する凹形状に形成したが、これに限らず、受け
面13及び加圧面21を平面、V溝形状、或いは、波形
形状等に形成しても差し支えない。
【0045】また、リンク機構17を介して第二の加締
部20の加圧面21を第一の加締部12の受け面13側
に移動させたがこれに限らず、第二の棒状部16Aの先
端を直接第二の加締部20に当接させるように構成し、
第一の棒状部11Aと第二の棒状部16Aと接近させる
ことにより、第二の加締部20の加圧面21を第一の加
締部12の受け面13側に移動させるようにしても差し
支えない。この場合、第二の加締部20は付勢部材で受
け面13と加圧面21が離間するようにして置くと良
い。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、相互に回動自在に連結され、把手となる一対の棒状
部と、相対向する受け面と加圧面とをそれぞれ有した一
対の加締部とを備え、棒状部の回動に伴い、一方の加締
部は他方の加締部に対して平行移動し、加圧面は受け面
に近接・離間するようにしているので、一対の棒状部を
近接・離間させることにより一方の加締部を両棒状部の
延在方向に平行移動させることが可能となる。これによ
り、両加締部間に位置させた樋のロール部を容易に加締
めることができるようになる。従って、樋と柱や壁面な
どが接近している場合などでもその間に加締部を挿入し
て、一対の棒状部を近接・離間させるだけで樋のロール
部を加締めることができるので、樋連結具の利便性を大
幅に向上させることができるようになるものである。
【0047】また、請求項2の発明によれば、一端に把
手となる第一の棒状部と他端に受け面を有した第一の加
締部とを備えた第一の棒状体と、第一の棒状部に対向
し、第一の棒状体に対して回動自在に連結された第二の
棒状部を有する第二の棒状体とを備え、この第二の棒状
体は、第一の加締部に平行移動自在に設けられ、受け面
に対向する加圧面を備えた第二の加締部と、この第二の
加締部と第二の棒状部とを連結するリンク機構を有し、
第二の棒状部の回動に伴い、リンク機構により第二の加
締部は第一の加締部に対して平行移動し、加圧面は受け
面に近接・離間するようにしているので、例えば、請求
項3の如く、受け面及び第二の加締部を第一の棒状体に
対して第二の棒状体側に位置させることにより、家屋の
璧面に接近して設けられた樋の重合部を加締めてロール
部を接続す場合、樋連結具を略垂直に立てて樋と壁面と
の狭い隙間から受け面をロール部の重合部に当てがっ
て、把手となる棒状部を家屋の壁面から離間側に開くこ
とが可能となる。これにより、両棒状部を開いても第一
の棒状体、第二の棒状体が家屋の璧面に当たるようなこ
とは無くなり、樋が家屋の壁面に接近しているロール部
の加締作業を容易に行なえるようになる。従って、樋の
接続作業性を著しく向上させることができるようになり
樋連結具の利便性を大幅に向上させることができるよう
になるものである。
【0048】また、請求項4の発明によれば、請求項2
に加えて、受け面及び第二の加締部は、第一の棒状体に
対して第二の棒状体とは反対側に位置しているので、樋
の上側からロール部を加締めることが可能となる。これ
により、例えば2階の屋根先に取り付けられた樋の壁面
側のロール部を2階の屋根上から加締めることができる
ようになる。従って、勾配のある不安定な一階の屋根上
に足場を設置しなくても2階の屋根上から2階の屋根に
取り付けられた樋のロール部を加締めることが可能とな
り、2階の屋根先に取り付けられた樋のロール部の加締
め作業を極めて安全に行なうことができ、樋の接続作業
性を一層向上させることができるようになるものであ
る。
【0049】更に、請求項5の発明によれば、請求項2
に加えて、第二の棒状体の第二の棒状部は、第二の加締
部が移動する平面若しくはこの平面に平行する平面上に
て回動自在に設けられているので、家屋の璧面に接近し
て取り付けられた樋のロール部の重合部を加締めて接続
する際、樋連結具を略垂直に立てて樋と壁面との狭い隙
間から受け面をロール部の重合部に当てがっても、把手
となる棒状部を家屋の壁面と平行に開くことが可能とな
る。これにより、離間させた両棒状部が家屋の璧面に当
たってしまうのを防止することが可能となる。従って、
家屋の壁面に接近して取り付けられた樋のロール部の加
締作業を極めて容易に行なえるようになり、樋の接続作
業性を著しく向上させることができるようになるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樋連結具の側面図である。
【図2】本発明の樋連結具の正面図である。
【図3】本発明の樋連結具の受け面に樋のロール部が当
てがわれた状態を示す図である。
【図4】本発明の樋連結具の使用状態を示す図である。
【図5】もう一つの樋連結具の正面図である。
【図6】図5の樋連結具の側面図である。
【図7】図5の樋連結具の使用状態を示す図である。
【図8】もう一つの樋連結具の正面図である。
【図9】図8の樋連結具の側面図である。
【図10】図8の樋連結具の使用状態を示す図である。
【図11】もう一つの樋連結具の正面図である。
【図12】図11の樋連結具の側面図である。
【図13】更にもう一つの樋連結具の正面図である。
【図14】図13の樋連結具の側面図である。
【符号の説明】
10 樋連結具 11 第一の棒状体 11A 第一の棒状部 12 第一の加締部 13 受け面 15 保持板 16 第二の棒状体 16A 第二の棒状部 17 リンク機構 18 作動板 20 第二の加締部 21 加圧面 22 長孔 24 スプリング 26 樋 26A ロール部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に回動自在に連結され、把手となる
    一対の棒状部と、相対向する受け面と加圧面とをそれぞ
    れ有した一対の加締部とを備え、 前記棒状部の回動に伴い、一方の前記加締部は他方の加
    締部に対して平行移動し、前記加圧面は前記受け面に近
    接・離間することを特徴とする樋連結具。
  2. 【請求項2】 一端に把手となる第一の棒状部と他端に
    受け面を有した第一の加締部とを備えた第一の棒状体
    と、前記第一の棒状部に対向し、前記第一の棒状体に対
    して回動自在に連結された第二の棒状部を有する第二の
    棒状体とを備え、この第二の棒状体は、前記第一の加締
    部に平行移動自在に設けられ、前記受け面に対向する加
    圧面を備えた第二の加締部と、この第二の加締部と前記
    第二の棒状部とを連結するリンク機構を有し、 前記第二の棒状部の回動に伴い、前記リンク機構により
    前記第二の加締部は前記第一の加締部に対して平行移動
    し、前記加圧面は前記受け面に近接・離間することを特
    徴とする樋連結具。
  3. 【請求項3】 受け面及び第二の加締部は、第一の棒状
    体に対して第二の棒状体側に位置していることを特徴と
    する請求項2の樋連結具。
  4. 【請求項4】 受け面及び第二の加締部は、第一の棒状
    体に対して第二の棒状体とは反対側に位置していること
    を特徴とする請求項2の樋連結具。
  5. 【請求項5】 第二の棒状体の第二の棒状部は、第二の
    加締部が移動する平面若しくはこの平面に平行する平面
    上にて回動自在に設けられていることを特徴とする請求
    項2の樋連結具。
JP29516899A 1999-10-18 1999-10-18 樋連結具 Pending JP2001113327A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29516899A JP2001113327A (ja) 1999-10-18 1999-10-18 樋連結具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29516899A JP2001113327A (ja) 1999-10-18 1999-10-18 樋連結具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001113327A true JP2001113327A (ja) 2001-04-24

Family

ID=17817125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29516899A Pending JP2001113327A (ja) 1999-10-18 1999-10-18 樋連結具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001113327A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004077598A1 (de) * 2003-02-28 2004-09-10 Forschungszentrum Jülich GmbH Elektrolyt für eine hochtemperatur-brennstoffzelle sowie dessen herstellung und verwendung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004077598A1 (de) * 2003-02-28 2004-09-10 Forschungszentrum Jülich GmbH Elektrolyt für eine hochtemperatur-brennstoffzelle sowie dessen herstellung und verwendung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20060094886A (ko) 스프링쿨러의 장착구조
WO2004055294A8 (en) Side flashing member method of making such a side flashing member and a flashing assembly
JP2001113327A (ja) 樋連結具
JPH088183Y2 (ja) 雨水集水ますの取付構造
JP5940003B2 (ja) 屋根上設置物の取り付け金具
JPH06126644A (ja) 樋連結具
CN220539191U (zh) 一种用于外脚手架的连墙件
GB2438467A (en) A hand operated crimping tool for use with roof panels
AU2005247007A1 (en) Building Means
AU2010201982A1 (en) A clamp
AU656637B2 (en) A connector bracket
JP3547998B2 (ja) 雪止め具
JP3003824U (ja) 足場用ブラケット
JP3049304U (ja) 管支持具
JP2552732Y2 (ja) ベランダ型枠用アンカー
JP2593391Y2 (ja) 防護柵の支柱本体への横桟の取り付け構造
JP3345251B2 (ja) 横葺屋根用化粧瓦棒
JPH0246601Y2 (ja)
JPH0329460Y2 (ja)
JPH0411059Y2 (ja)
JP4788567B2 (ja) 軒樋吊具
JPH0343783Y2 (ja)
JPH0678495U (ja) パイプ連結金具
JPH019875Y2 (ja)
JPH08284346A (ja) 屋根用雪止め金具