JP2001112274A - 圧電アクチュエータ - Google Patents

圧電アクチュエータ

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JP2001112274A
JP2001112274A JP28638699A JP28638699A JP2001112274A JP 2001112274 A JP2001112274 A JP 2001112274A JP 28638699 A JP28638699 A JP 28638699A JP 28638699 A JP28638699 A JP 28638699A JP 2001112274 A JP2001112274 A JP 2001112274A
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陽子 鈴木
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和夫 谷
Shige Sato
樹 佐藤
Seiji Watanabe
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Takeshi Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変位機構部の共振周波数や駆動周波数の揺ら
ぎに対しても、安定した動作が可能な圧電アクチュエー
タを提供すること。 【解決手段】 この圧電アクチュエータ100は、回転
軸110と、変位機構部123をもつ支持体120と、
回転体130と、回転体130と支持体120との接触
を一定加圧で保持するバネ140とから構成されてい
る。この圧電素子122を貼設された変位機構部123
は振動子の形状がそれぞれ異なるので、各変位機構部の
共振周波数もそれぞれ異なる。その結果、同一の共振周
波数を有する変位機構部によって構成される圧電アクチ
ュエータより可動周波数範囲が拡大できることから、変
位機構部の共振周波数や駆動周波数の揺らぎにも安定し
た動作が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体の駆動が
容易に行える圧電アクチュエータの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な圧電アクチュエータとして、駆
動源に圧電素子を用い、弾性体よりなる振動体の表面に
移動体を加圧接触させて駆動するものが知られている。
その一例として、超音波モータや物体を移動させるマイ
クロモータ(特許出願公開番号・特開平7−18438
2)があげられる。
【0003】このような圧電アクチュエータの動作原理
は次の通りである。駆動用に分極された圧電素子を振動
体の一方の面に設け、圧電素子に周期的に電界を印加す
る。これにより縦振動および撓み振動が励起し、振動体
全体へと伝搬され、印加電界の位相差から移動体に進行
波として伝わる。この進行波は、振動体の厚みにより横
方向の運動に変換され、振動体表面に楕円運動を起こ
す。移動体を振動体に加圧接触して設置することによ
り、移動体と振動体間の摩擦力が振動体表面の横方向運
動を移動体へ伝え、移動体が運動する。
【0004】このような従来の圧電アクチュエータは、
構造が簡単アクチュエータサイズに対して発生力が
大きい応答性に優れる非磁性材料で構成できる等の
特徴を持つ。その一方で、従来の圧電アクチュエータで
は、振動体の上下振動振幅値が数ミクロンと極めて小さ
な値であるために、振幅が最大値になる状態すなわち振
動子の共振状態で振動体と移動体を接触させて機械出力
を取り出すことが重要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
圧電アクチュエータや超音波モータでは、効率よく機械
出力を取り出すため、振動体の振幅が大きくなる振動子
の共振現象を用いる。このため、駆動周波数が特定の狭
い範囲内に限定されてしまい、駆動周波数の揺らぎが動
作に大きく影響を与えるという問題があった。また、変
位機構部を構成する圧電素子は周囲環境、特に温度によ
り、その共振周波数が変化する特性がある。このため、
一定の駆動周波数で駆動した場合でも、変位機構部の共
振周波数が変化し、圧電アクチュエータの動作が変化し
てしまうという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記に
鑑みてなされたものであって、可動周波数の範囲を拡大
し、変位機構部の共振周波数や駆動周波数の揺らぎに対
しても、安定した動作が可能な圧電アクチュエータを提
供することを目的とする。上述の目的を達成するため
に、本発明においては、複数ある変位機構部を構成する
振動子および圧電素子の形状、材質(密度、剛性等)、
調質処理(表面処理を含む)、固定場所や方法等を変位
機構部によって変えることで、全ての変位機構部の共振
周波数を同一にしない構成とする。そのため、複数の変
位機構部で構成される圧電アクチュエータの可動周波数
の範囲が拡大でき、安定した動作が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。 (実施の形態1)図1はこの発明の実施の形態1に係る
圧電アクチュエータの組立図であり、図2は本実施の形
態での支持部の詳細な説明図である。
【0008】この圧電アクチュエータ100は、回転軸
110と、L字形状の振動子121をもつ支持体120
と、回転体130と、回転体130と支持体120との
接触を一定加圧で保持するバネ140とから構成されて
いる。変位機構部123は振動子121とそれに貼設さ
れた圧電素子122とから構成され、圧電素子122は
貼設面と反対の面に電極124が設けられている。支持
体120に3つある変位機構部123は123a、12
3b、123cの順に長手方向の寸法が小さくなるよう
構成してある。また、各変位機構部123に貼設された
圧電素子122a、122b、122cは同じ形状、大
きさである。なお、支持体120に構成される変位機構
部の数は3に限定されるものではない。
【0009】電極124は電線等を介して駆動回路15
0に接続されている。駆動回路150は制御回路160
に接続され、制御回路160より入力された信号を増幅
して圧電素子122に入力する。制御回路160は接点
を通して接地されている。支持体120は接点125を
通して接地されている。また、バネ140は、中心部1
41および梁部142が外周部143より薄い構造であ
る。そのため中心部141を回転軸110と接合するこ
とで、梁部142が弾性変形し、外周部143が回転体
130を支持体120の方向へ加圧する力を発生させ
る。このため、支持体120と回転体130とは安定し
た密着性が得られる。
【0010】交流電圧を印加したとき、変位機構部12
3が振動する挙動について図3に示す。圧電素子122
に交流電圧が印加されると圧電素子122は伸縮を発生
するが、貼設されている変位機構部123が自由端を有
するため、この伸縮は圧電素子122と変位機構部12
3とを含めた屈曲力となってあらわれる。変位機構部1
23は入力する交流電圧の印加条件によって微小な変位
及び力の混在する振動を発し、縦振動と楕円運動を励起
する。変位機構部123の自由端では、振動振幅の絶対
値が最大となるので、変位機構部123から回転体13
0に摩擦力を介して運動が伝わる。そのため、回転体1
30の移動方向は図3における楕円運動の横方向成分に
よって決まる。
【0011】また、より大きな回転力を得るため、変位
機構部123の振動振幅を大きくする必要がある。その
ため、圧電素子に印加する電圧の周波数は、変位機構部
123の共振周波数に近いことが望ましい。この変位機
構部の共振周波数は、変位機構部を構成する振動子およ
び圧電素子の形状、密度および剛性や、振動子と圧電素
子の相対位置関係、変位機構部の支持位置や方法等によ
って定まる。本実施の形態における圧電素子122a、
122bおよび122cの共振周波数を決定する要因は
同じであるが、振動子121a、121bおよび121
cの要因(形状)はそれぞれ異なる。そのため、変位機
構部123a、123bおよび123cの共振周波数
は、それぞれ異なる。
【0012】本実施の形態では回転体130にはステン
レス鋼材を用いたが、他にベリリウム銅、リン青銅、黄
銅、ジュラルミン、チタン、シリコン材などを用いても
良い。変位機構部123の一つの面にはPZT(ジルコ
ンチタン酸鉛)からなる圧電素子122が貼設されてい
る。なお、本実施の形態では圧電素子122にPZTを
用いたが、他にチタン酸バリウム、ニオブ酸リチウム等
の圧電性を有する材料を用いても良い。
【0013】図4に駆動周波数に対する各変位機構部1
23の自由端での振動振幅を示す。各変位機構部123
はそれぞれ共振周波数が異なるため、ある駆動周波数で
の振動振幅はそれぞれ異なる。各変位機構部の振動振幅
の総和が一定値以上となる場合、回転体130の運動が
可能となるため、可動周波数は一定の範囲を有する。図
4(a)に示すように、複数の変位機構部123の共振
周波数が同一である場合、可動周波数範囲は狭い。この
ため、変位機構部123の共振周波数がそれぞれわずか
な差を持つよう設定した場合、可動周波数範囲を拡大す
ることが可能である(図4(b))。しかも、圧電素子
122は周囲の温度等により共振周波数が変化し、それ
に追従して変位機構部の共振周波数も変化する。このた
め、可動周波数範囲を大きくすることで、同一の共振周
波数を有する変位機構部によって構成される圧電アクチ
ュエータより、安定した動作が可能となる。 (実施の形態2)図5は、この発明の実施の形態2に係
る圧電アクチュエータの構成のうち変位機構部223
a、223b、223cを含む支持体220を示す図で
ある。その他の構成は前述した実施の形態1と同様であ
る。
【0014】本実施の形態における振動子221a、2
21b、221cは同一の形状、材質で作られているた
め、個々の振動子の共振周波数は同一である。しかし、
振動子221a、221b、221cにそれぞれ貼設さ
れた圧電素子222a、222b、222cは、その順
で長さが短くなる。そのため、振動子221a、221
b、221cと圧電素子222a、222b、222c
から構成される変位機構部223a、223b、223
cはそれぞれ共振周波数が異なる。以上より、前述実施
の形態1と同様に駆動周波数の拡大が実現でき、圧電ア
クチュエータの安定した動作が可能となる。 (実施の形態3)図6は、この発明の実施の形態3に係
る圧電アクチュエータの構成のうち変位機構部323
a、323b、323cを含む支持体320を示す図で
ある。その他の構成は前述した実施の形態1と同様であ
る。
【0015】本実施の形態における振動子321a、3
21b、321cと圧電素子322a、322b、32
2cはそれぞれ同一の形状、材質で作られているため、
個々の振動子および圧電素子の共振周波数は同一であ
る。しかし、変位機構部323a、323b、323c
は、その順で圧電素子322が振動子321の固定端か
らの距離を短く貼設されている。このため、構成される
変位機構部323a、323b、323cは、それぞれ
の共振周波数が異なる。以上より、前述実施の形態1お
よび2と同様に駆動周波数の拡大が実現でき、圧電アク
チュエータの安定した動作が可能となる。 (実施の形態4)図7は、この発明の実施の形態4に係
る圧電アクチュエータの構成のうち変位機構部423
a、423b、423cを含む支持体420a、420
bを示す図である。その他の構成は前述した実施の形態
1と同様である。
【0016】本実施の形態における変位機構部423a
と423bは同一支持体上に、変位機構部423cは別
の支持体上に形成されている。また、支持体420a、
420bを支持する固定位置426a、426bも同一
半径上に存在する。変位機構部423a、423b、4
23cを構成する振動子421a、421b、421c
と圧電素子422a、422b、422cはそれぞれ同
一の形状、材質で作られている。この変位機構部を構成
する支持体420a、420bは別の材料で作製されて
いる。このため、構成される変位機構部423a、42
3bは同一の共振周波数が得られるものの、変位機構部
423cについては他の変位機構部と異なる共振周波数
を有する。このため、前述実施の形態1〜3と同様に駆
動周波数の拡大が実現でき、圧電アクチュエータの安定
した動作が可能となる。
【0017】なお、支持体420a、420bを同一材
質で作製し、その後どちらかの支持体にアニール等の調
質工程を行うことで、材料の特性を変化させることが可
能である。そのため、変位機構部423の共振周波数を
それぞれ変えることができ、前述同様の効果が期待でき
る。また、固定位置426a、426bの支持方法を変
える、例えば異なる接着剤を使用する等により、変位機
構部423a、423b、423cの共振周波数を変え
ることが可能である。 (実施の形態5)図8は、この発明の実施の形態5に係
る圧電アクチュエータの構成のうち変位機構部523
a、523b、523cを含む支持体520a、520
bを示す図である。その他の構成は前述した実施の形態
1と同様である。
【0018】本実施の形態における変位機構部523a
と523bは同一支持体上に、変位機構部523cは別
の支持体上に形成されている。変位機構部523a、5
23b、523cを構成する振動子521a、521
b、521cと圧電素子522a、522b、522c
はそれぞれ同一の形状、材質で作られている。また、支
持体520a、520bを支持する固定位置526a、
526bがそれぞれに異なる。このため、構成される変
位機構部523a、523bは同一の共振周波数が得ら
れるものの、変位機構部523cについては他の変位機
構部と異なる共振周波数を有する。このため、前述実施
の形態1〜4と同様に駆動周波数の拡大が実現でき、圧
電アクチュエータの安定した動作が可能となる。
【0019】また、同一形状、材質の振動子521およ
び圧電素子522でも、圧電素子の貼設方法を変える、
例えば接合方法や接着剤をそれぞれの変位機構部で変更
することで、変位機構部523の共振周波数を変えるこ
とが可能である。 (実施の形態6)図9は、この発明の実施の形態6に係
る圧電アクチュエータを示す組立図である。この圧電ア
クチュエータ600は、移動体630が直線に移動する
よう変位機構部623a、623b、623cを配置し
たものである。この圧電アクチュエータ600は、変位
機構部623a、623b、623cを有した支持体6
20と移動体630とから構成されている。変位機構部
623aと623cは振動子621が同形状であるが、
圧電素子622の大きさが異なる。また、変位機構部6
23aおよび623cと623bとは振動子の形状およ
び圧電素子622の大きさがともに異なる。
【0020】本実施の形態の圧電アクチュエータ600
は環境の変化等による共振周波数の変化を能動的に追従
するため、圧電素子622は切替回路670を介してセ
ンシング回路680および駆動回路650と接続されて
いる。さらにセンシング回路680の出力が制御回路6
60へ、制御回路660の出力が駆動回路650へ入力
されるように、接続している。
【0021】駆動回路650が出力する交流電圧が切替
回路670によって圧電素子622a、622bに接続
されると、圧電素子622a、622bの伸縮によって
変位機構部623a、623bに振動が発生する。この
振動は移動体630および支持体620に伝わり、変位
機構部623cに振動を励起する。変位機構部623c
には圧電素子622cが貼設されており、誘起された変
位機構部623cの振動により圧電素子623cには起
電力が発生する。発生した起電力は切替回路670cに
よってセンシング回路680に接続されることにより、
制御回路660を通して駆動回路650が出力する周波
数を制御することが可能となる。駆動周波数のセンシン
グが必要な時のみに、上記の動作が行われる。
【0022】変位機構部623a、623b、623c
の振動振幅それぞれ、駆動回路650から入力される交
流電圧の周波数と変位機構部の共振周波数との関係が一
定になったときに最大になる。共振周波数は圧電素子6
22a、622b、622cそれぞれの特性によって決
まるが、加えて変位機構部623a、623b、623
cとの貼設状態、移動体630との接触状態、環境温度
等によって微妙に変化する。共振周波数の変化により入
力される交流電圧の周波数との関係が一定でなくなると
変位機構部623a、623b、623cの振動振幅は
小さくなる。したがって本実施の形態の回路構成による
と、変位機構部623a、623b、623cの振動振
幅により圧電素子622a、622b、622cに誘起
される起電力の最大値が変化するため、センシング用回
路において圧電素子622a、622b、622cに誘
起された起電力の振幅を検出し、常に振幅がピークの値
となるように制御回路660を通して駆動回路650が
出力する交流電圧の周波数を変化させ、駆動する交流電
圧の周波数と共振周波数との関係を一定に保つことが可
能となる。
【0023】しかし、共振周波数を追尾するためには、
変位機構部623a、623b、623cの出力電圧値
の極大値を追尾する必要があるが、駆動周波数が共振周
波数から高周波側にずれても低周波側にずれても、電圧
は同様に低下するため、周波数を高低どちらに制御すべ
きか判断できない(図10(a))。そこで、例えばセ
ンシング回路680と接続する圧電素子を622bから
622cへ、切替回路670b、670cを用いて切り
替える。これにより、図10(b)に示すように、セン
シングする周波数をセンシングする変位機構部の共振周
波数から離すことで、振動振幅の増減により、共振周波
数の移動方向が明らかになる。そのため、駆動周波数の
制御方向が明らかになり、制御速度の高速化が可能とな
る。なお、このような制御速度の高速化には、各変位機
構部623a,623b,623cの共振周波数の高低
関係もしくは駆動周波数での振動振幅をあらかじめ求め
ておく必要がある。また一例として、変位機構部623
a,623b,623cの共振周波数が623a<62
3b<623cの場合の詳細な制御方法を図11に示
す。この制御方法は振幅について一定の基準値Xを設
け、各変位機構部の振動振幅と比較する事により駆動周
波数fの制御を行うものである。そのため、圧電アクチ
ュエータの応答性および制御性に応じて、駆動周波数の
増分△fおよび制御回路650の処理速度を適宜決定す
る必要がある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の圧電ア
クチュエータによれば、複数ある変位機構部および圧電
素子の形状もしくは大きさに差をつけることで、各変位
機構部の共振周波数が異なる。このことから、圧電アク
チュエータの可動周波数の範囲を拡大でき、共振周波数
の揺らぎの影響を受けない安定した動作が可能となる。
【0025】また、センシング回路および切替回路を付
設することで、共振周波数の揺らぎを能動的に追従でき
る。その結果、可動周波数の範囲をさらに拡大でき、動
作の安定性がより向上できる。さらに、複数ある圧電素
子にそれぞれ駆動回路もしくは制御回路を設けずに安定
した動作が得られるため、圧電アクチュエータ構成の小
型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る圧電アクチュエ
ータを示す組立図である。
【図2】図1に示した支持体を示す拡大説明図である。
【図3】この発明の圧電アクチュエータの駆動原理を示
す説明図である。
【図4】この発明の可動周波数の範囲を示す説明図であ
る。
【図5】この発明の支持体を示す拡大説明図である。
【図6】この発明の支持体を示す拡大説明図である。
【図7】この発明の支持体を示す拡大説明図である。
【図8】この発明の支持体を示す拡大説明図である。
【図9】この発明の実施の形態2に係る圧電アクチュエ
ータを示す組立図である。
【図10】この発明の駆動周波数の制御方向を示す説明
図である。
【図11】この発明の駆動周波数の制御方法を示す説明
図である。
【符号の説明】
100、600 圧電アクチュエータ 110 回転軸 120、220、320、420、520、620
支持体 121、221、321、421、521、621
振動子 122、222、322、422、522、622
圧電素子 123、223、323、423、523、623
変位機構部 124 電極 125 電極 426、526 固定位置 130 回転体 140 バネ 141 中央部 142 梁部 143 外周部 150、650 駆動回路 160、660 制御回路 630 移動体 670 切替回路 680 センシング用回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 樹 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 渡辺 聖士 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 鈴木 毅 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 5H680 AA00 AA19 BB01 BB13 BB16 BB20 CC02 DD01 DD15 DD23 DD53 DD66 DD73 DD82 DD92 EE24 FF08 FF26 FF30 GG02 GG23 GG24 GG26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自由端部を有する振動子の一方の面に圧
    電素子が貼設され他方の面に移動体が接触する変位機構
    部を複数備えることを特徴とした圧電アクチュエータに
    おいて、 前記複数の変位機構部のうち少なくとも一つの変位機構
    部の共振周波数が他の変位機構部の共振周波数と異なる
    ものがあることを特徴とした、圧電アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 自由端部を有する振動子の一方の面に圧
    電素子が貼設され他方の面に移動体が接触する変位機構
    部を複数備えることを特徴とした圧電アクチュエータに
    おいて、 前記複数の変位機構部の共振周波数が全て異なることを
    特徴とした、圧電アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記圧電素子が発電した電圧の振幅をセ
    ンシングする回路を有することを特徴とした、請求項1
    もしくは2に記載の圧電アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 特定の圧電素子に駆動回路とセンシング
    用回路を選択的に接続する切替手段を有することを特徴
    とした、請求項3に記載の圧電アクチュエータ。
JP28638699A 1999-10-07 1999-10-07 圧電アクチュエータの駆動周波数制御方法 Expired - Fee Related JP3926523B2 (ja)

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