JP2001112191A - 非接触による電力及び信号伝達システム - Google Patents

非接触による電力及び信号伝達システム

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JP2001112191A
JP2001112191A JP28385599A JP28385599A JP2001112191A JP 2001112191 A JP2001112191 A JP 2001112191A JP 28385599 A JP28385599 A JP 28385599A JP 28385599 A JP28385599 A JP 28385599A JP 2001112191 A JP2001112191 A JP 2001112191A
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power
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signal
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Kazutoshi Takimoto
和利 滝本
Takeshi Ogawa
毅 小河
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給電側である第1の装置と受電側である第2
の装置から成る、従来の非接触による電力及び信号伝達
システムでは、第1の装置と第2の装置との間で電力ま
たは信号の伝達ができない状態においても、第1の装置
は給電動作を続けるため、不必要な電力が消費されて非
常に不経済である。 【解決手段】 本発明に係る電力及び信号伝達システム
において、第1の装置1は、第2の装置2との光信号伝
達の可否を判断する手段を有し、前記光信号伝達ができ
ないと判断した場合、第2の装置2への電力供給を停止
する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方から他方への
電力供給、及び相互間の光信号伝達をいずれも非接触で
行う電力及び信号伝達システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】商用電源から電力供給を受ける第1の装
置と、第1の装置から電力供給を受けるとともに、第1
の装置との間で信号の送受信を行う第2の装置とから成
る電力及び信号伝達システムにおいて、第1の装置から
第2の装置への電力供給、及び相互装置間の信号伝達を
いずれも非接触で実現する技術が、例えば特開昭60−
211811号公報に開示されている。図5は従来の非
接触による電力及び信号伝達システムの一例を示す回路
図である。
【0003】図中に示すように、給電側である第1の装
置100には、交流電源101と、その交流電源101
に接続した発振コイル102とを設けている。一方、受
電側である第2の装置200には、前記発振コイル10
2と相対する位置に受電コイル201を設けている。こ
こで、第1の装置100と第2の装置200を互いに隣
接させると、前記発振コイル102と前記受電コイル2
01との間に電磁誘導結合が生じる。この現象によって
前記受電コイル201に誘起した交流を、第2の装置2
00に設けた整流回路202によって整流することで、
第2の装置200の電源とすることができる。
【0004】また、第1の装置から第2の装置への光信
号伝達は、第1の装置100に設けたフォトダイオード
103と、第2の装置200に設けたフォトトランジス
タ203によって行っている。すなわち、第1の装置1
00に設けたフォトダイオード103が発した光エネル
ギーを、第2の装置200に設けたフォトトランジスタ
203によって検出し、その光エネルギー検出の有/無
をH/Lの信号と識別することにより、第1の装置から
第2の装置への光信号伝達を非接触で行うことができ
る。同様に、第2の装置にフォトダイオード204、第
1の装置にフォトトランジスタ104を設けているの
で、第2の装置から第1の装置への光信号伝達について
も非接触で行うことができる。
【0005】以上のように、非接触による電力及び信号
伝達システムでは、接触型の給電端子や通信端子といっ
た外部に露出する部材を必要としない。よって、端子表
面の酸化や腐食による接触不良の恐れがなく、また、防
水・防汚染といった面でも有効である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
非接触による電力及び信号伝達システムでは、前記発振
コイル102と前記受電コイル201との間に電磁誘導
結合が得られない状態、すなわち、第1の装置100と
第2の装置200とが隣接していない状態や、前記発振
コイル102と前記受電コイル201との間にコイン等
の金属性異物がはさまった状態においても、前記発振コ
イル102は電磁エネルギーの出力を続けるため、不必
要な電力が消費されて非常に不経済である。特に後者の
場合、前記発振コイル102と前記受電コイル201と
の間にはさまった金属性異物には磁力線が通過してショ
ート電流が流れるので、この状態で前記発振コイル10
2の出力を続けると、前記金属性異物が発熱して高温と
なり、製品の安全性を確保できないという問題がある。
【0007】ここで、特開平9−233706号公報に
は、上記の課題を解決するための技術が提案されてい
る。この従来技術は、給電側である第1の装置から受電
側である第2の装置へ、電磁誘導結合を利用して電力供
給を行う非接触充電器に関するものである。図6はこの
非接触充電器の構成を示すブロック図である。第1の装
置300から第2の装置400への電力供給は前述の従
来例と同様、第1の装置300に設けた給電コイル30
1と第2の装置400に設けた受電コイル401とを介
して非接触で行う。ここで、第1の装置300には発振
制御回路302を設けており、この発振制御回路302
によって前記給電コイル301に高周波を供給する発振
回路303の動作を制御している。
【0008】一方、第2の装置400には、前記受電コ
イル401に誘起した交流を整流する整流回路402を
設けており、この整流回路402からの直流出力により
第2の装置400の電源である二次電池403の充電を
行う。さらに、前記整流回路402の出力側に電流検出
回路404とマイクロプロセッサ405(以下、CPU
405と記述する)とを設けることで、第2の装置40
0が第1の装置300にセットされているか、前記二次
電池403は満充電であるかを判定している。ここで、
第2の装置400が第1の装置300にセットされてお
り、かつ前記二次電池403が満充電でないと判定した
場合、前記CPU405は制御用発振回路406を駆動
して、制御用発振コイル407に高周波を供給する。
【0009】第1の装置300には、前記制御用発振コ
イル407に相対する位置に制御用電磁結合コイル30
4を設けており、前記制御用発振コイル407に高周波
が与えられると電磁誘導結合を形成して交流を誘起す
る。誘起した交流は整流回路305によって整流され、
制御信号として前記発振制御回路302に入力される。
前記制御信号の入力がない場合、前記発振制御回路30
2は第2の装置400がセットされていないと判断し、
低いデューティー比で前記発振回路303を動作させ
る。一方、前記信号の入力がある場合、前記発振制御回
路302は第2の装置400がセットされていると判断
して、前記発振回路303を連続動作させる。
【0010】この従来技術を利用すれば、たしかに不必
要な電力消費を抑えることができるので経済的である。
特に給電部に金属性異物がはさまった場合でも、前記金
属性異物が異常に発熱する前に電力の供給を抑制するこ
とができるので、製品の安全性が確保できる。しかしな
がら、この従来技術では低いデューティー比とはいえ、
常時発振回路を動作させるため電力消費は必ずしも小さ
いわけではなく、前記金属性異物の発熱も少なからず生
じる恐れがある。また、一方から他方への電力供給、及
び相互間の光信号伝達をいずれも非接触で行う電力及び
信号伝達システムに、この従来技術をそのまま適用した
場合、電力供給は正常だが光信号伝達ができない状況で
は、相互間の光信号伝達ができないにも関わらず、無駄
に電力供給が継続されて非常に不経済である。
【0011】本発明は、一方から他方への電力供給、及
び相互間の光信号伝達をいずれも非接触で行う電力及び
信号伝達システムにおいて、相互間の光信号伝達ができ
ないと判断した場合に電力供給を停止することのできる
電力及び信号伝達システムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る電力及び信号伝達システムにおいて
は、商用電源から電力供給を受ける第1の装置と、第1
の装置から非接触で電力供給を受けるとともに、第1の
装置との間で非接触による光信号の送受信を行う第2の
装置とから成る電力及び信号伝達システムにおいて、第
1の装置は、第2の装置との間における前記光信号の送
受信の可否を判断する手段を有し、前記光信号の送受信
ができないと判断した場合、第2の装置への電力供給を
停止する手段を有している。
【0013】ここで、前記光信号の送受信の可否につい
ては、第1の装置から第2の装置に対して所定時間毎に
光信号の送信を行い、所定時間内に前記送信に対する第
2の装置からの返信がない場合は、前記光信号の送受信
ができないと判断するものである。また、所定時間内に
前記送信に対する第2の装置からの返信がない場合、第
1の装置から第2の装置へ光信号の再送信を行い、前記
再送信の回数が所定の回数に達した時、前記光信号の送
受信ができないと判断するようにしてもよい。逆に、第
2の装置から第1の装置に対して所定時間毎に光信号の
送信を行い、所定時間内に第1の装置が前記光信号を受
信できない場合は、前記光信号の送受信ができないと判
断することも可能である。
【0014】なお、本発明に係る電力及び信号伝達装置
においては、前記光信号の送受信ができないと判断して
第2の装置への電力供給を停止した後、所定時間後に再
度電力供給を再開するとともに、前記光信号の送受信の
可否を再度判断する手段を有している。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る電力及び信号伝達シ
ステムについて、図1〜図4を用いて説明する。まず、
図1は本発明に係る電力及び信号伝達システムの構成を
示すブロック図である。図中に示すように、本発明に係
る電力及び信号伝達システムは、商用電源3(AC10
0V)から電力供給を受ける第1の装置1と、第1の装
置1から非接触で電力供給を受けるとともに、第1の装
置1との間で非接触による光信号の送受信を行う第2の
装置2とから成るものである。
【0016】給電側である第1の装置1は、第1制御部
4、給電発振部5、第1コイル6、第1発光部7、及び
第1受光部8を有している。第1制御部4は前記給電発
振部5の発振動作を制御することで、受電側である第2
の装置2への電力供給を行うとともに、第1発光部7及
び第1受光部8を制御して、第2の装置2との間で光信
号の送受信を行うものである。また、第1制御部4は前
記商用電源3からの交流を整流する機能も備えている。
【0017】一方、受電側である第2の装置2は、第2
コイル9、定電圧部10、第2制御部11、第2受光部
12、及び第2発光部13を有している。第2制御部1
1は、第1の装置1から供給された電力によって駆動
し、第2の装置2全体の制御を行うとともに、第2受光
部12及び第2発光部13を制御して、第1の装置1と
の間で光信号の送受信を行うものである。なお、第2コ
イル9、第2受光部12、及び第2発光部13について
は、第1の装置1に設けた第1コイル6、第1発光部
7、及び第1受光部8と、それぞれ相対する位置に設け
てある。
【0018】ここで、第1の装置1から第2の装置2へ
の電力供給について説明する。まず、前記商用電源3に
接続した第1制御部4から前記給電発振部5に電力を供
給すると、前記給電発振部5は所定の周波数で発振動作
を行う。第1コイル6は、ここで発振した高周波を受け
ることにより、第1の装置1外部へ交流磁束を放出す
る。ここで、第1の装置1に第2の装置2をセットす
る、すなわち第1コイル6と第2コイル9とを互いに隣
接させると、第1コイル6と第2コイル9との間に電磁
誘導結合が生じる。この現象によって第2コイル9に誘
起した交流を、前記定電圧部10で整流して定電圧を得
ることにより、第2の装置2の電源とすることができ
る。第2制御部11は一定電圧が供給されたことを検知
すると、情報表示や各種操作といった第2の装置2とし
ての正常動作の制御を行う。
【0019】次に、第1の装置1から第2の装置2への
光信号伝達について説明する。第1の装置から第2の装
置への光信号伝達は、第1の装置1に設けたフォトダイ
オード等で構成する第1発光部7と、第2の装置2に設
けたフォトトランジスタ等で構成する第2受光部12に
よって行っている。すなわち、第1の装置1に設けた第
1発光部7が発した光エネルギーを、第2の装置2に設
けた第2受光部12によって検出し、その光エネルギー
検出の有/無をH/Lの信号と識別することにより、第
1の装置から第2の装置への光信号伝達を非接触で行う
ことができる。同様に、第2の装置に第2発光部12、
第1の装置に第1受光部8を設けているので、第2の装
置から第1の装置への光信号伝達についても非接触で行
うことができる。
【0020】ここで、本発明に係る電力及び信号伝達シ
ステムにおける第1の装置1は、第2の装置2との間に
おける光信号の送受信の可否を判断する手段を有し、前
記光信号の送受信ができないと判断した場合、第2の装
置2への電力供給を停止する手段を有している。以下で
は、上記の動作について図2〜図4を用いて説明する。
【0021】図2は本発明に係る電力及び信号伝達シス
テムの第1実施形態を示すフローチャートである。ま
ず、#100で第1の装置1に設けた第1コイル6から
交流磁束を放出して、第2の装置2に対する給電動作を
スタートさせる。ここで、第2の装置2が第1の装置に
正常にセットされている時には、#200で第1コイル
6からの交流磁束を第2コイル9で受けることによって
受電動作がスタートする。なお、ここでの給電スタート
については、給電開始スイッチ等を設けることで使用者
が直接行う構成としてもよいし、所定時間毎に自動で給
電動作を試みるような構成としてもよい。この給電スタ
ートと同時に、#101では第1制御部4に設けたタイ
マ(図示せず)をリセット(t=0)し、前記タイマの
カウントを開始する。そして、#102において前記タ
イマのカウントが所定時間t1に達するまで待機状態と
なる。前記タイマのカウントが所定時間t1に達すると
#103に進み、第1発光部7を発光駆動して第2の装
置2へ光信号を送出する。また、それと同時に前記タイ
マは再びリセット(t=0)される。
【0022】この時、第2の装置2においては、#20
1で第2受光部12が前記光信号を受信したかどうかを
判定している。第2受光部12が前記光信号を受信する
と#202に進み、第2制御部11は第2発光部13を
発光駆動して第1の装置1へ光信号を返信する。しか
し、第2受光部12が前記光信号を受信できない場合、
すなわち第1の装置1に第2の装置2がセットされてい
ない場合や、第1発光部7と第2受光部12との間に異
物がはさまって光通信が遮断されている場合、もしくは
第1コイル6と第2コイル9との間に金属性異物がはさ
まって電力供給が阻害され第2の装置2が動作できない
場合等では、#202に進むことができず、従って第1
の装置1へ前記返信を行うことはできない。特に、最後
に挙げた前記金属性異物がはさまって電力供給が阻害さ
れる場合について、第2の装置2が動作しなくなるまで
電圧が低下しない場合でも、前記定電圧部10の出力電
圧がある所定値を下回った場合には、第2制御部11で
給電異常と判断して前記返信を行わなくする構成として
もよい。
【0023】第1の装置1においては、#104で第1
受光部8が前記返信を受信したかどうかを判定してお
り、前記返信を受信した場合には#105に進み、第1
制御部4は光信号の送受信が正常に行えたものと判断し
て給電動作を続行する。その後、フローは再び#101
に戻るので、給電を行っている間は所定時間t1間隔で
光信号の送受信の可否を判断し続けることになる。よっ
て、給電の途中に前記光信号の送受信ができなくなる事
態が発生しても、速やかに給電動作を停止することが可
能である。
【0024】一方、第1受光部8が前記返信を受信でき
ない場合、すなわち第2の装置2が前記返信を行えない
場合や、第1受光部8と第2発光部13との間に異物が
はさまって光通信が遮断されている場合等では#106
に進み、前記タイマのカウントを確認する。ここで、前
記タイマのカウントが所定時間t2に達していない場合
は再び#104に戻って、前記返信を受信したかどうか
の判定を続行する。しかし、所定時間t2に達しても前
記返信を受信しない場合は#107に進み、第1制御部
4は光信号の送受信ができないものと判断して、#10
8にて給電動作を停止する。
【0025】このように、第1の装置1は、第2の装置
2との間における光信号の送受信の可否を判断する手段
を有し、前記光信号の送受信ができないと判断した場
合、第2の装置2への電力供給を停止する手段を有する
ことにより、第1の装置1と第2の装置2との間で光信
号伝達ができないにも関わらず、無駄に電力供給が継続
されるといったことを防止することができるので非常に
経済的である。また、第1コイル6と第2コイル9との
間に金属性異物がはさまった場合でも、前記金属性異物
が異常に発熱する前に電力の供給を停止することができ
るので、製品の安全性が確保できる。
【0026】なお、#107において光信号の送受信が
できないものと判断され、#108にて給電動作が停止
した後でも、所定時間が経過すれば再び#100に戻っ
て第2の装置2に対する給電動作を再開するとともに、
第1の装置1と第2の装置2との間における光信号の送
受信の可否を再度判断するような構成としてもよい。こ
うすれば、第2の装置2に対する電力供給、及び第1の
装置1と第2の装置2との間における光信号の送受信が
正常に行えることを、第1の装置1が自動的に判断して
給電動作を開始するシステムとなるので、非常に使い勝
手がよい。
【0027】次に、図3は本発明に係る電力及び信号伝
達システムの第2実施形態を示すフローチャートであ
る。本実施形態では、前述の第1実施形態をさらに発展
させ、第1制御部4に送信回数カウンタ(図示せず、以
下カウンタと記述する)を設けて、第1の装置1と第2
の装置2との間における光信号の送受信の可否判断を、
より確実なものとするものである。以下では、図3に示
すフローチャートのうち、第1実施形態と異なる部分の
み説明を行う。
【0028】本実施形態において、第1の装置1は#1
09で給電動作をスタートした後、#110で前記カウ
ンタをリセット(N=0)し、送信回数のカウントを開
始する。その後の#111〜#113における第1発光
部7の発光動作については第1実施形態とほぼ同様であ
る。ただし、本実施形態では、#113において前記カ
ウンタに1を加算(N=N+1)する動作を追加してい
る。その後、#114にて第1受光部8が第2の装置2
からの返信を受信したかどうかを判定し、前記返信がな
い場合は#116で前記タイマのカウントを確認すると
いった一連の動作は第1実施形態と同様である。
【0029】ここで、本実施形態においては、#116
で前記タイマのカウントが所定時間t2に達しても、す
ぐに給電動作を停止することはなく、まず#117で前
記送信回数が所定の値(ここではN=3とする)に達し
ているかどうかを判断する。ここで、前記送信回数がN
=3に満たない場合は#111に戻って、再び第2の装
置2との間における光信号の送受信の可否判断を続け
る。一方、前記送信回数がN=3に達した場合は#11
8に進み、第1制御部4は前記光信号の送受信ができな
いものと判断して、#108にて給電動作を停止する。
このように、第1の装置1から所定回数の送信を行って
も第2の装置2から返信がない場合にのみ、前記光信号
の送受信ができないものと判断する構成とすれば、一時
的な通信エラーなどで給電動作が停止してしまうといっ
た誤動作を防止することができる。
【0030】次に、図4は本発明に係る電力及び信号伝
達システムの第3実施形態を示すフローチャートであ
る。第1の装置1からの光信号に対して第2の装置2が
返信を行う、といった前述の第1、第2実施形態とは異
なり、本実施形態は、第2の装置2が第1の装置1に対
して能動的に光信号の発光を行うことにより、第1の装
置1と第2の装置2との間における光信号の送受信の可
否判断を迅速に行うものである。
【0031】本実施形態においても、第1の装置1は#
120で給電動作をスタートした後、#121で前記タ
イマをリセット(t=0)し、前記タイマのカウントを
開始する。しかし、前述の第1、第2実施形態とは異な
り、その後は直ちに#122に移り、第2の装置2から
の光信号を受信したかどうかの判断を開始する。
【0032】ここで、第2の装置2においては、#20
6で受電動作をスタートした後、#207にて前記定電
圧部10からの出力電圧をチェックする。前記出力電圧
が正常ならば#208で受電動作は正常と判断して#2
09に移り、第2制御部11は第2発光部13を発光駆
動して第1の装置1に光信号を発信するとともに、第2
制御部11に設けたタイマ(図示せず)をリセット(t
=0)する。その後、第2の装置2は#210にて情報
表示や各種操作といった第2の装置2としての正常動作
を行う。また、#211では前記タイマのカウントを確
認しており、前記カウントが所定時間t1に達すると、
再び#207に戻って受電動作のチェックを再開する。
一方、#208において前記出力電圧が異常であれば#
209に進むことができず、従って第1の装置1に光信
号を発信することはできない。
【0033】以降、第1の装置1における#122〜#
126といった一連の動作は第1実施形態と同様であ
り、所定時間t2が経過するまでに第2の装置2からの
前記光信号を第1受光部8が受信しなければ、第1制御
部4は光信号の送受信ができないものと判断して給電動
作を停止する。このように、本実施形態では第1の装置
1からの光信号を待つことなく、第2の装置2が正常に
受電動作を開始するタイミングで、第1の装置1と第2
の装置2との間における光信号の送受信の可否判断を行
うことができる。よって、第1の装置1は、第2の装置
2の受電動作が正常であることを迅速に知ることができ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る電力及び信号伝達システム
においては、第1の装置は、第2の装置との間における
光信号の送受信の可否を判断する手段を有し、前記光信
号の送受信ができないと判断した場合、第2の装置への
電力供給を完全に停止する手段を有することにより、相
互間の光信号伝達ができないにも関わらず、無駄に電力
供給が継続されるといったことを防止することができる
ので非常に経済的である。また、第1コイルと第2コイ
ルとの間に金属性異物がはさまった場合でも、前記金属
性異物が異常に発熱する前に電力の供給を完全に停止す
ることができるので、従来より製品の安全性が確保でき
る。
【0035】ここで、前記光信号の送受信の可否につい
ては、第1の装置から第2の装置に対して所定時間毎に
光信号の送信を行い、所定時間内に前記送信に対する第
2の装置からの返信がない場合に、前記光信号の送受信
ができないと判断するものであるため、電力供給は正常
だが光信号伝達ができないといった状況においても、電
力の供給を停止することができる。
【0036】また、所定時間内に前記送信に対する第2
の装置からの返信がない場合、第1の装置から第2の装
置へ光信号の再送信を行い、前記再送信の回数が所定の
回数に達した時、前記光信号の送受信ができないと判断
するようにしてもよい。こうすれば、一時的な通信エラ
ーなどで給電動作が停止してしまうといった誤動作を防
止することができる。
【0037】一方、第2の装置から第1の装置に対して
所定時間毎に光信号の送信を行い、所定時間内に第1の
装置が前記光信号を受信できない場合は、前記光信号の
送受信ができないと判断する構成とすれば、第1の装置
からの光信号を待つことなく、第2の装置が正常に受電
動作を開始するタイミングで、第1の装置と第2の装置
との間における光信号の送受信の可否判断を行うことが
できる。よって、第1の装置は、第2の装置の受電動作
が正常であることを迅速に知ることができる。
【0038】さらに、本発明に係る電力及び信号伝達装
置においては、前記光信号の送受信ができないと判断し
て第2の装置への電力供給を停止した後、所定時間後に
再度電力供給を再開するとともに、前記光信号の送受信
の可否を再度判断する手段を有している。これにより、
第2の装置に対する電力供給、及び第1の装置と第2の
装置との間における光信号の送受信が正常に行えること
を、第1の装置が自動的に判断して給電動作を開始する
システムとなるので、非常に使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電力及び信号伝達システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る電力及び信号伝達システムの第
1実施形態を示すフローチャートである。
【図3】 本発明に係る電力及び信号伝達システムの第
2実施形態を示すフローチャートである。
【図4】 本発明に係る電力及び信号伝達システムの第
3実施形態を示すフローチャートである。
【図5】 従来の非接触による電力及び信号伝達システ
ムの一例を示す回路図である。
【図6】 従来の非接触型充電器の一例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 第1の装置 2 第2の装置 3 商用電源 4 第1制御部 5 給電発振部 6 第1コイル 7 第1発光部 8 第1受光部 9 第2コイル 10 定電圧部 11 第2制御部 12 第2受光部 13 第2発光部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源から電力供給を受ける第1の装置
    と、第1の装置から非接触で電力供給を受けるととも
    に、第1の装置との間で非接触による光信号の送受信を
    行う第2の装置とから成る電力及び信号伝達システムに
    おいて、 第1の装置は、第2の装置との間における前記光信号の
    送受信の可否を判断する手段を有し、前記光信号の送受
    信ができないと判断した場合、第2の装置への電力供給
    を停止する手段を有することを特徴とする電力及び信号
    伝達システム。
  2. 【請求項2】第1の装置から第2の装置に対して所定時
    間毎に光信号の送信を行い、所定時間内に前記送信に対
    する第2の装置からの返信がない場合は、前記光信号の
    送受信ができないと判断することを特徴とする請求項1
    に記載の電力及び信号伝達システム。
  3. 【請求項3】第1の装置から第2の装置に対して所定時
    間毎に光信号の送信を行い、所定時間内に前記送信に対
    する第2の装置からの返信がない場合は、第1の装置か
    ら第2の装置へ光信号の再送信を行い、前記再送信の回
    数が所定の回数に達した時、前記光信号の送受信ができ
    ないと判断することを特徴とする請求項1に記載の電力
    及び信号伝達システム。
  4. 【請求項4】第2の装置から第1の装置に対して所定時
    間毎に光信号の送信を行い、所定時間内に第1の装置が
    前記光信号を受信できない場合は、前記光信号の送受信
    ができないと判断することを特徴とする請求項1に記載
    の電力及び信号伝達システム。
  5. 【請求項5】前記光信号の送受信ができないと判断して
    第2の装置への電力供給を停止した後、所定時間後に再
    度電力供給を再開するとともに、前記光信号の送受信の
    可否を再度判断することを特徴とする請求項1〜請求項
    4のいずれかに記載の電力及び信号伝達システム。
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