JP2001112159A - 試験用端子装置 - Google Patents
試験用端子装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 計器用変成器の2次回路に設けられた試験対
象の保護継電器の単独及び連動の動作試験が、プラグ挿
入とスイッチ切換えとにより、簡単にかつ短時間に行え
るようにする。 【解決手段】 計器用変成器(計器用変流器4)の2次
回路と試験対象の保護継電器(過電流継電器6)との接
続部,継電器6の接点6’の両端部及び試験装置15の
連動の接点信号の入力部に端子部16a〜16dそれぞ
れを有し,各端子部16a〜16dにそれぞれプラグ挿
入口19及び各1対の本体側接続端子22a,22bが
設けられた本体16と、複数のプラグロッド28を有す
るとともに,各ロッド28を介して各挿入口19の1対
の本体側接続端子22a,22bそれぞれに接続される
複数のプラグ側接続端子31a,31b及び単独試験,
連動試験の切換スイッチ32を有し,本体16に着脱自
在に装着されるプラグ体26とにより、試験用端子装置
を形成する。
象の保護継電器の単独及び連動の動作試験が、プラグ挿
入とスイッチ切換えとにより、簡単にかつ短時間に行え
るようにする。 【解決手段】 計器用変成器(計器用変流器4)の2次
回路と試験対象の保護継電器(過電流継電器6)との接
続部,継電器6の接点6’の両端部及び試験装置15の
連動の接点信号の入力部に端子部16a〜16dそれぞ
れを有し,各端子部16a〜16dにそれぞれプラグ挿
入口19及び各1対の本体側接続端子22a,22bが
設けられた本体16と、複数のプラグロッド28を有す
るとともに,各ロッド28を介して各挿入口19の1対
の本体側接続端子22a,22bそれぞれに接続される
複数のプラグ側接続端子31a,31b及び単独試験,
連動試験の切換スイッチ32を有し,本体16に着脱自
在に装着されるプラグ体26とにより、試験用端子装置
を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受変電設備等の電
力設備の過電流継電器等の保護継電器の動作試験の際
に、試験対象の保護継電器等を、通常の接続状態から単
独,連動の動作試験の接続状態に変える試験用端子装置
に関する。
力設備の過電流継電器等の保護継電器の動作試験の際
に、試験対象の保護継電器等を、通常の接続状態から単
独,連動の動作試験の接続状態に変える試験用端子装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電力設備の各種の保護継電器の動
作試験を行うときは、試験対象の保護継電器等の接続状
態が、端子接続や配線を変更等し、例えば図5に示すよ
うに、通常の接続状態から変更される。
作試験を行うときは、試験対象の保護継電器等の接続状
態が、端子接続や配線を変更等し、例えば図5に示すよ
うに、通常の接続状態から変更される。
【0003】図5は受変電設備のスイッチギヤの所定の
過電流継電器を試験対象の保護継電器とした場合の単線
結線図であり、電力系統1に接続されたフィーダ線2に
受変電設備の主回路の遮断器(CB)3が設けられ、こ
の遮断器3の負荷側に計器用変流器(CT)4が設けら
れ、この変流器4の2次回路には、通常、端子部5を介
して、試験対象の保護継電器である過電流継電器(O
C)6が接続される。
過電流継電器を試験対象の保護継電器とした場合の単線
結線図であり、電力系統1に接続されたフィーダ線2に
受変電設備の主回路の遮断器(CB)3が設けられ、こ
の遮断器3の負荷側に計器用変流器(CT)4が設けら
れ、この変流器4の2次回路には、通常、端子部5を介
して、試験対象の保護継電器である過電流継電器(O
C)6が接続される。
【0004】この過電流継電器6の常開の接点6’は遮
断器3のトリップ回路7に設けられ、このトリップ回路
7は正(P),負(N)の直流電源端子8,9間に、接
点6’,トリップロック端子10,トリップコイル11
及び遮断器3の常開の補助接点3’を直列接続して形成
される。
断器3のトリップ回路7に設けられ、このトリップ回路
7は正(P),負(N)の直流電源端子8,9間に、接
点6’,トリップロック端子10,トリップコイル11
及び遮断器3の常開の補助接点3’を直列接続して形成
される。
【0005】そして、遮断器3が投入される常時は、こ
の投入に連動して、補助接点3’が閉成され、遮断器3
の常閉の補助接点3”が開放される。
の投入に連動して、補助接点3’が閉成され、遮断器3
の常閉の補助接点3”が開放される。
【0006】この状態でフィーダ線2の負荷側で事故が
発生し、過電流継電器6が過電流を検出し、この検出に
基づいて接点6’が閉成されると、トリップコイル11
が通電されて遮断器3が開放され、この開放に連動し
て、補助接点3’が開放されるとともに、補助接点3”
が閉成され、この接点3”が遮断器3の開放トリップ表
示の接点信号を発生する。
発生し、過電流継電器6が過電流を検出し、この検出に
基づいて接点6’が閉成されると、トリップコイル11
が通電されて遮断器3が開放され、この開放に連動し
て、補助接点3’が開放されるとともに、補助接点3”
が閉成され、この接点3”が遮断器3の開放トリップ表
示の接点信号を発生する。
【0007】なお、トリップロック端子10は、図6の
(a)の正面図及び同図の(b)の側面図に示すよう
に、接点6’側の端子10a,トリップコイル11側の
端子10bと、両端子10a,10b間を開閉する短絡
片10cとからなり、通常は、端子10a,10bに短
絡片10cの両端が締め付けられて取付けられ、端子1
0a,10b間が短絡される。
(a)の正面図及び同図の(b)の側面図に示すよう
に、接点6’側の端子10a,トリップコイル11側の
端子10bと、両端子10a,10b間を開閉する短絡
片10cとからなり、通常は、端子10a,10bに短
絡片10cの両端が締め付けられて取付けられ、端子1
0a,10b間が短絡される。
【0008】つぎに、過電流継電器6の動作試験を行う
場合、この試験は、過電流継電器6の単独試験と、トリ
ップ回路7に実装した状態での連動試験とに大別され
る。
場合、この試験は、過電流継電器6の単独試験と、トリ
ップ回路7に実装した状態での連動試験とに大別され
る。
【0009】そして、いずれの試験であっても、端子部
5の端子間接続の変更(切換え)により、計器用変流器
4の2次回路から過電流継電器6を切離し、試験電源1
2を、試験スイッチ13,端子部5を介して過電流継電
器6に接続する。
5の端子間接続の変更(切換え)により、計器用変流器
4の2次回路から過電流継電器6を切離し、試験電源1
2を、試験スイッチ13,端子部5を介して過電流継電
器6に接続する。
【0010】また、単独試験のときはトリップロック端
子10の短絡片10cを外し、端子10a,10b間を
開放して接点6’をトリップ回路7から切離した後、配
線作業により、接点6’の両端を配線14,14’を介
して試験装置15に接続する。
子10の短絡片10cを外し、端子10a,10b間を
開放して接点6’をトリップ回路7から切離した後、配
線作業により、接点6’の両端を配線14,14’を介
して試験装置15に接続する。
【0011】そして、試験スイッチ13を投入して試験
電源12で過電流継電器6を作動し、試験装置15によ
り、例えば、試験スイッチ13の投入から接点6’が閉
成するまでの時間を過電流継電器6の動作時間として計
測し、その正常,異常から単独試験による過電流継電器
6の動作確認を行う。
電源12で過電流継電器6を作動し、試験装置15によ
り、例えば、試験スイッチ13の投入から接点6’が閉
成するまでの時間を過電流継電器6の動作時間として計
測し、その正常,異常から単独試験による過電流継電器
6の動作確認を行う。
【0012】また、単独試験を終了して連動試験を行う
ときは、試験スイッチ13を開放し過電流継電器6の通
電を停止して接点6’を開放した後、トリップロック端
子10の短絡片10cを締め直して端子10a,10b
間を短絡し、接点6’をトリップ回路7に実装する。
ときは、試験スイッチ13を開放し過電流継電器6の通
電を停止して接点6’を開放した後、トリップロック端
子10の短絡片10cを締め直して端子10a,10b
間を短絡し、接点6’をトリップ回路7に実装する。
【0013】さらに、配線作業により、接点6’と試験
装置15との間の配線14,14’を取外し、代わり
に、補助接点3”の両端を配線16,16’を介して試
験装置15に接続する。
装置15との間の配線14,14’を取外し、代わり
に、補助接点3”の両端を配線16,16’を介して試
験装置15に接続する。
【0014】そして、試験スイッチ13を投入して過電
流継電器6を作動し、その接点6’を閉成して遮断器3
を実際に開放し、例えば、この開放に連動して補助接点
3”が閉成するまでの時間を計測し、その正常,異常か
ら連動試験による過電流継電器6の動作確認を行う。
流継電器6を作動し、その接点6’を閉成して遮断器3
を実際に開放し、例えば、この開放に連動して補助接点
3”が閉成するまでの時間を計測し、その正常,異常か
ら連動試験による過電流継電器6の動作確認を行う。
【0015】なお、試験終了後は端子部5の端子接続を
元に戻し、計器用変流器4の2次回路に接続部5を介し
て過電流継電器6を接続し、試験前の元の実装状態にす
る。
元に戻し、計器用変流器4の2次回路に接続部5を介し
て過電流継電器6を接続し、試験前の元の実装状態にす
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のように、例
えば過電流継電器6の動作試験をするため、端子部5及
びトリップロック端子10を設け、試験の際に、端子部
5の端子間の接続を変更するとともに、トリップロック
端子10の短絡片10cを着脱し、さらに、試験に応じ
て接点6’,3”を択一的に試験装置15に接続して過
電流継電器6の単独試験,連動試験を順に行う場合、つ
ぎのような問題点がある。
えば過電流継電器6の動作試験をするため、端子部5及
びトリップロック端子10を設け、試験の際に、端子部
5の端子間の接続を変更するとともに、トリップロック
端子10の短絡片10cを着脱し、さらに、試験に応じ
て接点6’,3”を択一的に試験装置15に接続して過
電流継電器6の単独試験,連動試験を順に行う場合、つ
ぎのような問題点がある。
【0017】まず、試験の内容に応じて試験装置15に
接続する接点を接点6’,3”に順に変更するため、時
間を要する煩雑な配線変更の作業を要し、作業性が悪
く、しかも、短時間に試験を終了することができず、試
験に伴って比較的長い作業停電を招来する等の問題点が
ある。
接続する接点を接点6’,3”に順に変更するため、時
間を要する煩雑な配線変更の作業を要し、作業性が悪
く、しかも、短時間に試験を終了することができず、試
験に伴って比較的長い作業停電を招来する等の問題点が
ある。
【0018】また、端子部5とトリップロック端子10
とは別体であり、スイッチギヤ等におけるそれらの取付
個所が異なることから、スイッチギヤ等の製造時に部品
数が多くなり、それらの取付けに時間を要し、生産性の
向上が図れず、コストアップ等を招来する問題点があ
る。
とは別体であり、スイッチギヤ等におけるそれらの取付
個所が異なることから、スイッチギヤ等の製造時に部品
数が多くなり、それらの取付けに時間を要し、生産性の
向上が図れず、コストアップ等を招来する問題点があ
る。
【0019】そして、電力設備の種々の計器用変成器の
2次回路の各種の保護継電器を試験対象の保護継電器と
した場合に、従来は、前記と同様の問題点が生じる。
2次回路の各種の保護継電器を試験対象の保護継電器と
した場合に、従来は、前記と同様の問題点が生じる。
【0020】本発明は、従来のようにトリップロック端
子を設けることなく、しかも、配線変更等の煩雑な作業
を行うことなく、プラグ挿入とスイッチの切換えによ
り、簡単にかつ短時間に、計器用変成器の2次回路に設
けられた試験対象の保護継電器の単独及び連系の動作試
験が行えるようにすることを課題とする。
子を設けることなく、しかも、配線変更等の煩雑な作業
を行うことなく、プラグ挿入とスイッチの切換えによ
り、簡単にかつ短時間に、計器用変成器の2次回路に設
けられた試験対象の保護継電器の単独及び連系の動作試
験が行えるようにすることを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の試験用端子装置は、電力設備の計器用変
成器の2次回路の過電流継電器等の試験対象の保護継電
器(以下試験継電器という)を、2次回路から切離して
試験電源に接続し、試験継電器の接点信号,試験継電器
の動作によって生じる遮断器のトリップ動作等の連系動
作の接点信号を試験装置に供給し、試験継電器の単独試
験,連動試験を行わせる試験用端子装置であって、2次
回路と試験継電器との接続部,試験継電器の接点の両端
部及び試験装置の連系動作の接点信号の入力部それぞれ
に端子部を有し,各端子部にそれぞれ複数のプラグ挿入
口及び各挿入口へのプラグロッドの挿入より押開かれる
接触子を介して短絡した各1対の本体側接続端子が設け
られた本体と、各プラグロッドを有するとともに,各プ
ラグロッドを介して各プラグ挿入口の1対の本体側接続
端子にそれぞれ接続される複数のプラグ側接続端子及び
単独試験,連動試験の切換スイッチを有し,本体に着脱
自在に装着されるプラグ体とからなり、2次回路と試験
継電器との接続部に位置した端子部は、各1対の本体側
接続端子の一方が2次回路に接続されて他方が試験継電
器に接続され、各プラグ挿入口への各プラグロッドの挿
入により、2次回路から試験継電器を切離し、試験継電
器をプラグ側接続端子を介して試験電源に接続し、試験
継電器の接点の両端部に位置した端子部は、各1対の本
体側接続端子が試験継電器の接点の両端部それぞれの通
電路に設けられ、各プラグ挿入口へのプラグロッドの挿
入により、試験継電器の接点の両端部の通電路に切換ス
イッチの接点を挿入し、切換スイッチは、単独試験に切
換えられたときにのみ、試験継電器の接点の両端部を通
電路から切離し、試験継電器の接点をプラグ側接続端子
を介して試験装置に接続し、試験装置の入力部に位置し
た端子部は、各1対の本体側接続端子が試験装置に接続
され、各プラグ挿入口への各プラグロッドの挿入によ
り、プラグ側接続端子の連系動作の接点信号を試験装置
の連系動作の接点信号の入力部に伝送することを特徴と
するものである。
めに、本発明の試験用端子装置は、電力設備の計器用変
成器の2次回路の過電流継電器等の試験対象の保護継電
器(以下試験継電器という)を、2次回路から切離して
試験電源に接続し、試験継電器の接点信号,試験継電器
の動作によって生じる遮断器のトリップ動作等の連系動
作の接点信号を試験装置に供給し、試験継電器の単独試
験,連動試験を行わせる試験用端子装置であって、2次
回路と試験継電器との接続部,試験継電器の接点の両端
部及び試験装置の連系動作の接点信号の入力部それぞれ
に端子部を有し,各端子部にそれぞれ複数のプラグ挿入
口及び各挿入口へのプラグロッドの挿入より押開かれる
接触子を介して短絡した各1対の本体側接続端子が設け
られた本体と、各プラグロッドを有するとともに,各プ
ラグロッドを介して各プラグ挿入口の1対の本体側接続
端子にそれぞれ接続される複数のプラグ側接続端子及び
単独試験,連動試験の切換スイッチを有し,本体に着脱
自在に装着されるプラグ体とからなり、2次回路と試験
継電器との接続部に位置した端子部は、各1対の本体側
接続端子の一方が2次回路に接続されて他方が試験継電
器に接続され、各プラグ挿入口への各プラグロッドの挿
入により、2次回路から試験継電器を切離し、試験継電
器をプラグ側接続端子を介して試験電源に接続し、試験
継電器の接点の両端部に位置した端子部は、各1対の本
体側接続端子が試験継電器の接点の両端部それぞれの通
電路に設けられ、各プラグ挿入口へのプラグロッドの挿
入により、試験継電器の接点の両端部の通電路に切換ス
イッチの接点を挿入し、切換スイッチは、単独試験に切
換えられたときにのみ、試験継電器の接点の両端部を通
電路から切離し、試験継電器の接点をプラグ側接続端子
を介して試験装置に接続し、試験装置の入力部に位置し
た端子部は、各1対の本体側接続端子が試験装置に接続
され、各プラグ挿入口への各プラグロッドの挿入によ
り、プラグ側接続端子の連系動作の接点信号を試験装置
の連系動作の接点信号の入力部に伝送することを特徴と
するものである。
【0022】したがって、予め本体の各端子部のプラグ
挿入口毎の1対の本体側接続端子を、それぞれ端子接続
しておくと、プラグ体が装着されない常時(非試験時)
は、各1対の本体側接続端子がそれぞれ接触子により短
絡されて接続され、これら本体側接続端子が設けられて
いない状態と等価になり、試験継電器が本来の実装状態
に保たれる。
挿入口毎の1対の本体側接続端子を、それぞれ端子接続
しておくと、プラグ体が装着されない常時(非試験時)
は、各1対の本体側接続端子がそれぞれ接触子により短
絡されて接続され、これら本体側接続端子が設けられて
いない状態と等価になり、試験継電器が本来の実装状態
に保たれる。
【0023】つぎに、動作試験を行うため、プラグ体を
本体に装着し、各プラグ挿入口にプラグ体の各プラグロ
ッドを挿入すると、各1対の本体側接続端子間が開放さ
れ、各1対の本体側接続端子にプラグ体の各プラグ側接
続端子が接続される。
本体に装着し、各プラグ挿入口にプラグ体の各プラグロ
ッドを挿入すると、各1対の本体側接続端子間が開放さ
れ、各1対の本体側接続端子にプラグ体の各プラグ側接
続端子が接続される。
【0024】このとき、計器用変成器の2次回路と試験
継電器との接続部においては、自動的に、2次回路から
試験継電器が切離され、試験継電器がプラグ側接続端子
を介して試験電源に接続される。
継電器との接続部においては、自動的に、2次回路から
試験継電器が切離され、試験継電器がプラグ側接続端子
を介して試験電源に接続される。
【0025】また、試験継電器の接点の両端部にプラグ
体の切換スイッチの接点が接続される。
体の切換スイッチの接点が接続される。
【0026】そして、この切換スイッチを単独試験に切
換えると、自動的に、試験継電器の接点が遮断器のトリ
ップ回路等の実装回路から切離され、その接点信号が試
験装置に供給されて試験継電器の単独試験が行われる。
換えると、自動的に、試験継電器の接点が遮断器のトリ
ップ回路等の実装回路から切離され、その接点信号が試
験装置に供給されて試験継電器の単独試験が行われる。
【0027】さらに、この切換スイッチを連動試験に切
換えると、自動的に、試験継電器の接点が実装回路に再
接続され、試験電源の供給に基づく試験継電器の接点信
号により、例えば遮断器のトリップ回路が動作して遮断
器が開放され、その接点信号が連系動作の接点信号とし
て試験装置に供給され、試験継電器の連動試験が行われ
る。
換えると、自動的に、試験継電器の接点が実装回路に再
接続され、試験電源の供給に基づく試験継電器の接点信
号により、例えば遮断器のトリップ回路が動作して遮断
器が開放され、その接点信号が連系動作の接点信号とし
て試験装置に供給され、試験継電器の連動試験が行われ
る。
【0028】そして、試験終了後はプラグ体を本体から
取外すことにより、自動的に、各部が試験前の状態に戻
る。
取外すことにより、自動的に、各部が試験前の状態に戻
る。
【0029】そのため、従来のトリップロック端子を設
けることなく、しかも、試験装置の入力部等の配線変更
作業を行うことなく、本体にプラグ体を着脱する簡単な
プラグ挿入とスイッチ切換えとにより、短時間に迅速に
試験継電器の単独及び連系の動作試験が行える。
けることなく、しかも、試験装置の入力部等の配線変更
作業を行うことなく、本体にプラグ体を着脱する簡単な
プラグ挿入とスイッチ切換えとにより、短時間に迅速に
試験継電器の単独及び連系の動作試験が行える。
【0030】しかも、スイッチギヤ等を製造する際は、
本体のみをスイッチギヤ等に設ければよく、スイッチギ
ヤ等に取付ける部品数が少なく、その取付作業も簡単で
あり、スイッチギヤ等の生産性の向上及び製作が効率よ
く行え、コストダウンを図ることができる。
本体のみをスイッチギヤ等に設ければよく、スイッチギ
ヤ等に取付ける部品数が少なく、その取付作業も簡単で
あり、スイッチギヤ等の生産性の向上及び製作が効率よ
く行え、コストダウンを図ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態につき、図
1ないし図4を参照して説明する。まず、本発明の試験
用端子装置の構造について、図1及び図2を参照して説
明する。図1の(a),(b)は、例えばスイッチギヤ
の制御盤のパネルに取付けられる本体16の正面図,背
面図であり、同図の(c)はパネルに取付けた状態の切
断側面図である。
1ないし図4を参照して説明する。まず、本発明の試験
用端子装置の構造について、図1及び図2を参照して説
明する。図1の(a),(b)は、例えばスイッチギヤ
の制御盤のパネルに取付けられる本体16の正面図,背
面図であり、同図の(c)はパネルに取付けた状態の切
断側面図である。
【0032】そして、本体16は、正面板17に、通常
は着脱自在のカバー(キャップ)18で閉塞された複数
のプラグ挿入口19が一列に配設され、正面板17の後
方の本体ケース20の背面部21に、プラグ挿入口19
毎に1対の本体側接続端子22a,22bが着脱自在の
端子銘板23を介して上下に配設される。
は着脱自在のカバー(キャップ)18で閉塞された複数
のプラグ挿入口19が一列に配設され、正面板17の後
方の本体ケース20の背面部21に、プラグ挿入口19
毎に1対の本体側接続端子22a,22bが着脱自在の
端子銘板23を介して上下に配設される。
【0033】さらに、本体ケース20内において、各1
対の本体側接続端子22a,22bは、プラグ挿入によ
る不用意な端子間の開放を防止するため、後述のプラグ
ロッドの非挿入時、接触子24a,24bの主接触子回
路と、接触子24a,24bより挿入口19側に位置し
た接触子25a,25bの副接触子回路との2重接触子
回路により短絡して相互に接続される。
対の本体側接続端子22a,22bは、プラグ挿入によ
る不用意な端子間の開放を防止するため、後述のプラグ
ロッドの非挿入時、接触子24a,24bの主接触子回
路と、接触子24a,24bより挿入口19側に位置し
た接触子25a,25bの副接触子回路との2重接触子
回路により短絡して相互に接続される。
【0034】なお、本体側接続端子22aに接続された
上側の接触子24a,25aの端部と、本体側接続端子
22bに接続された下側の接触子24b,25bの端部
とがプラグ挿入口19の中央で接触し、主,副接触子回
路は、それぞれ中央部に接点を有する横向きのW字状に
形成されている。
上側の接触子24a,25aの端部と、本体側接続端子
22bに接続された下側の接触子24b,25bの端部
とがプラグ挿入口19の中央で接触し、主,副接触子回
路は、それぞれ中央部に接点を有する横向きのW字状に
形成されている。
【0035】また、主接触子回路を形成する接触子24
a,24bの接触端部は、ばね等の弾性体により、互に
接近する方向に付勢されている。
a,24bの接触端部は、ばね等の弾性体により、互に
接近する方向に付勢されている。
【0036】さらに、図1では左端のプラグ挿入口19
の1対の本体側接続端子22a,22bをP1,P2の
端子とし、その右隣りのプラグ挿入口19の1対の本体
側接続端子22a,22bをP3,P4の端子とし、以
下同様にして、右端のプラグ挿入口19の本体側接続端
子22a,22bをP11,P12の端子とし、正面板
17の各プラグ挿入口19の近傍及び端子銘板23に、
各本体側接続端子22a,22bの端子番号P1〜P1
2を記載している。
の1対の本体側接続端子22a,22bをP1,P2の
端子とし、その右隣りのプラグ挿入口19の1対の本体
側接続端子22a,22bをP3,P4の端子とし、以
下同様にして、右端のプラグ挿入口19の本体側接続端
子22a,22bをP11,P12の端子とし、正面板
17の各プラグ挿入口19の近傍及び端子銘板23に、
各本体側接続端子22a,22bの端子番号P1〜P1
2を記載している。
【0037】図2の(a)は本体16に着脱自在に装着
されるプラグ体26の正面図,同図の(b)はプラグ体
26の一部の切断側面図である。
されるプラグ体26の正面図,同図の(b)はプラグ体
26の一部の切断側面図である。
【0038】そして、プラグ体26は本体16の正面板
17に重なるプラグケース27を有し、このケース27
の裏面から突出した各プラグロッド28が本体16の各
プラグ挿入口19に挿入されてプラグ体26が本体16
に装着される。
17に重なるプラグケース27を有し、このケース27
の裏面から突出した各プラグロッド28が本体16の各
プラグ挿入口19に挿入されてプラグ体26が本体16
に装着される。
【0039】各プラグロッド28は外側面のほぼ上,下
の半周に適当な絶縁間隔を設けて接触子29a,29b
それぞれが設けられ、両接触子29a,29bは、通
常、プラグケース27内のリード30a,30bを介し
てプラグケース27の正面側に突出したプラグロッド2
8毎の1対のプラグ側接続端子31a,31bそれぞれ
に接続される。
の半周に適当な絶縁間隔を設けて接触子29a,29b
それぞれが設けられ、両接触子29a,29bは、通
常、プラグケース27内のリード30a,30bを介し
てプラグケース27の正面側に突出したプラグロッド2
8毎の1対のプラグ側接続端子31a,31bそれぞれ
に接続される。
【0040】なお、各1対のプラグ側接続端子31a,
31bは、端子接続等を考慮してプラグロッド28毎に
上下にずらしてプラグケース27に設けられている。
31bは、端子接続等を考慮してプラグロッド28毎に
上下にずらしてプラグケース27に設けられている。
【0041】そして、プラグ体26を装着したときは、
各プラグロッド28が本体16の各プラグ挿入口19の
主,副接触子回路の2接触子24aと24b,25aと
25bの接点を押開き、各1対の本体側接続端子22
a,22b間が開放される。
各プラグロッド28が本体16の各プラグ挿入口19の
主,副接触子回路の2接触子24aと24b,25aと
25bの接点を押開き、各1対の本体側接続端子22
a,22b間が開放される。
【0042】このとき、上側の接触子24a,25aが
プラグロッド28の上側の接触子29aに接触し、下側
の接触子24b,25bがプラグロッド28の下側の接
触子29bに接触し、通常は、各1対の本体側接続端子
22a,22bが各プラグロッド28のプラグ側接続端
子31a,31bそれぞれに接続される。
プラグロッド28の上側の接触子29aに接触し、下側
の接触子24b,25bがプラグロッド28の下側の接
触子29bに接触し、通常は、各1対の本体側接続端子
22a,22bが各プラグロッド28のプラグ側接続端
子31a,31bそれぞれに接続される。
【0043】また、プラグケース27の右側に単独試験
と連動試験との切換スイッチ32が設けられ、このスイ
ッチ32はプラグケース27の内部で結線される。
と連動試験との切換スイッチ32が設けられ、このスイ
ッチ32はプラグケース27の内部で結線される。
【0044】ところで、図2の(a)においては、各プ
ラグ側接続端子31a,31bに、対応する本体側接続
端子22a,22bの端子番号にダッシを付した端子番
号P1’〜P12’を付し、プラグケース27の表面
(正面)の各プラグ側接続端子31a,31bの近傍に
それぞれの端子番号P1’〜P12’を記載している。
ラグ側接続端子31a,31bに、対応する本体側接続
端子22a,22bの端子番号にダッシを付した端子番
号P1’〜P12’を付し、プラグケース27の表面
(正面)の各プラグ側接続端子31a,31bの近傍に
それぞれの端子番号P1’〜P12’を記載している。
【0045】そして、スイッチ32の結線に用いられる
P7’〜P10’のプラグ側接続端子31a,31bに
ついては、リード線30a,30bがなく、それらのプ
ラグロッド28の接触子29a,29bと接続されてい
ない。
P7’〜P10’のプラグ側接続端子31a,31bに
ついては、リード線30a,30bがなく、それらのプ
ラグロッド28の接触子29a,29bと接続されてい
ない。
【0046】つぎに、この試験用端子装置が設けられた
電力設備の結線及び動作試験について、図3及び図4を
参照して説明する。
電力設備の結線及び動作試験について、図3及び図4を
参照して説明する。
【0047】図3は図5に対応する単線結線図であり、
計器用変流器4の2次回路の過電流継電器6を試験対象
の保護継電器とする場合を示し、図2と同一符号は同一
もしくは相当するものを示す。
計器用変流器4の2次回路の過電流継電器6を試験対象
の保護継電器とする場合を示し、図2と同一符号は同一
もしくは相当するものを示す。
【0048】この図3において、16aは計器用変流器
4の2次回路と過電流継電器6との接続部に位置した本
体16の端子部であり、P1〜P6の本体側接続端子2
2a,22bからなる。
4の2次回路と過電流継電器6との接続部に位置した本
体16の端子部であり、P1〜P6の本体側接続端子2
2a,22bからなる。
【0049】16b,16cは接点6’の両端部に位置
した本体16の端子部であり、端子部16bはP7,P
8の本体側接続端子22a,22bからなり、端子部1
6cはP9,P10の本体側接続端子22a,22bか
らなる。
した本体16の端子部であり、端子部16bはP7,P
8の本体側接続端子22a,22bからなり、端子部1
6cはP9,P10の本体側接続端子22a,22bか
らなる。
【0050】16dは試験装置15の連系動作の接点信
号(補助接点3”の接点信号)の入力部に設けられた本
体16の端子部であり、P11,P12の本体側接続端
子22a,22bからなる。
号(補助接点3”の接点信号)の入力部に設けられた本
体16の端子部であり、P11,P12の本体側接続端
子22a,22bからなる。
【0051】そして、各端子部16a〜16d等の3相
の具体的な結線は図4に示すようになる。
の具体的な結線は図4に示すようになる。
【0052】すなわち、端子部16aにおいては、計器
用変流器4の2次回路の各相に本体16のP1,P3,
P5の各本体側接続端子22aが接続され、P2,P
4,P6の各本体側接続端子22bに過電流継電器6が
接続される。
用変流器4の2次回路の各相に本体16のP1,P3,
P5の各本体側接続端子22aが接続され、P2,P
4,P6の各本体側接続端子22bに過電流継電器6が
接続される。
【0053】また、P2,P4,P6の各本体側接続端
子22bに対応するプラグ体26のP2’,P4’,P
6’の各プラグ側接続端子31bに、試験スイッチ13
を介して試験電源12が接続される。
子22bに対応するプラグ体26のP2’,P4’,P
6’の各プラグ側接続端子31bに、試験スイッチ13
を介して試験電源12が接続される。
【0054】そして、プラグ体26を本体16に装着す
ると、各プラグ挿入口19へのプラグロッド28の挿入
により、図4の破線に示すP1とP2,P3とP4,P
5とP6の各1対の本体側接続端子22a,22b間の
接触子24a,24b,25a,25bによる短絡接続
が開放され、2次回路から過電流継電器6が切離され、
この継電器6が試験電源12に接続される。
ると、各プラグ挿入口19へのプラグロッド28の挿入
により、図4の破線に示すP1とP2,P3とP4,P
5とP6の各1対の本体側接続端子22a,22b間の
接触子24a,24b,25a,25bによる短絡接続
が開放され、2次回路から過電流継電器6が切離され、
この継電器6が試験電源12に接続される。
【0055】そして、試験スイッチ13が投入されて試
験電源12が過電流継電器6に供給されると、この継電
器6が動作してその接点6’が閉成する。
験電源12が過電流継電器6に供給されると、この継電
器6が動作してその接点6’が閉成する。
【0056】なお、P1,P3,P5の本体側接続端子
22aは、試験中は、P1’,P3’,P5’の各プラ
グ側接続端子31間の短絡片33a,33bにより短絡
される。
22aは、試験中は、P1’,P3’,P5’の各プラ
グ側接続端子31間の短絡片33a,33bにより短絡
される。
【0057】つぎに、接点6’の正側(電源端子8側)
の端子部16bにおいては、P7,P8の本体側接続端
子22a,22bが電源端子8,接点6’それぞれに接
続され、接点6’の負側(電源端子9側)の端子部16
cにおいては、P9,P10の本体側接続端子22a,
22bが接点6’,トリップコイル11それぞれに接続
される。
の端子部16bにおいては、P7,P8の本体側接続端
子22a,22bが電源端子8,接点6’それぞれに接
続され、接点6’の負側(電源端子9側)の端子部16
cにおいては、P9,P10の本体側接続端子22a,
22bが接点6’,トリップコイル11それぞれに接続
される。
【0058】一方、プラグ体26の切換スイッチ32
は、連動する4接点として、単独試験用の2個の常開接
点32a,32bと、連動試験用の2個の常閉接点32
c,32dとを有する。
は、連動する4接点として、単独試験用の2個の常開接
点32a,32bと、連動試験用の2個の常閉接点32
c,32dとを有する。
【0059】そして、プラグケース27内での結線によ
り、接点32aはP8’のプラグ側接続端子31bと,
その接触子29bとの間に設けられ、接点32bはP
9’のプラグ側接続端子31aと,その接触子29aと
の間に設けられる。
り、接点32aはP8’のプラグ側接続端子31bと,
その接触子29bとの間に設けられ、接点32bはP
9’のプラグ側接続端子31aと,その接触子29aと
の間に設けられる。
【0060】また、接点32cはP7’の接触子29a
とP8’の接触子29bとの間に設けられ、接点32d
はP9’の接触子29aとP10’の接触子29bとの
間に設けられる。
とP8’の接触子29bとの間に設けられ、接点32d
はP9’の接触子29aとP10’の接触子29bとの
間に設けられる。
【0061】したがって、プラグ体26の非装着時(通
常)は、接点32a,32bが開放,接点32c,32
dが閉成に保持され、接点6’が接点32c,32dを
介してトリップ回路7に接続される。
常)は、接点32a,32bが開放,接点32c,32
dが閉成に保持され、接点6’が接点32c,32dを
介してトリップ回路7に接続される。
【0062】一方、単独試験時は、接点32a,32b
が閉成されて接点32c,32dが開放されるため、接
点6’がトリップ回路7から切離される。
が閉成されて接点32c,32dが開放されるため、接
点6’がトリップ回路7から切離される。
【0063】このとき、P8’,P9’のプラグ側接続
端子31b,31aに試験装置15の単独試験の入力部
が接続され、接点6’の接点信号が試験装置15に供給
されて過電流継電器6の動作が単独試験される。
端子31b,31aに試験装置15の単独試験の入力部
が接続され、接点6’の接点信号が試験装置15に供給
されて過電流継電器6の動作が単独試験される。
【0064】つぎに、試験装置15の連動試験の入力部
に位置した端子部16dにおいては、P11,P12の
本体側接続端子22a,22bに補助接点3”の両端が
接続され、試験装置15に接続されたP11’,P1
2’のプラグ側接続端子31a,31bは、接点32a
〜32dに連動するプラグケース27内の常閉接点32
e,32fを介してP11’の接触子29a,P12’
の接触子29bそれぞれに接続される。
に位置した端子部16dにおいては、P11,P12の
本体側接続端子22a,22bに補助接点3”の両端が
接続され、試験装置15に接続されたP11’,P1
2’のプラグ側接続端子31a,31bは、接点32a
〜32dに連動するプラグケース27内の常閉接点32
e,32fを介してP11’の接触子29a,P12’
の接触子29bそれぞれに接続される。
【0065】そして、連動試験時は非装着時(通常)と
同様であり、切換スイッチ32の接点32c,32dを
介して接点6’がトリップ回路7に接続され、このと
き、接点32a,32bの開放によりP8’,P9’の
プラグ側接続端子31b,31aと試験装置15との間
は開放されるとともに、接点3”が接点32e,32f
を介して試験装置15に接続される。
同様であり、切換スイッチ32の接点32c,32dを
介して接点6’がトリップ回路7に接続され、このと
き、接点32a,32bの開放によりP8’,P9’の
プラグ側接続端子31b,31aと試験装置15との間
は開放されるとともに、接点3”が接点32e,32f
を介して試験装置15に接続される。
【0066】この状態で、試験スイッチ13を投入する
と、過電流継電器6が動作して接点6’が閉成され、ト
リップコイル11が通電されて遮断器3が開放され、こ
の開放に連動して接点3’が開放されて接点3”が閉成
され、この接点3”の接点信号の変化に基づき、試験装
置15により、過電流継電器6の作動から接点3”の開
放までの時間等を計測して連動試験が行われる。
と、過電流継電器6が動作して接点6’が閉成され、ト
リップコイル11が通電されて遮断器3が開放され、こ
の開放に連動して接点3’が開放されて接点3”が閉成
され、この接点3”の接点信号の変化に基づき、試験装
置15により、過電流継電器6の作動から接点3”の開
放までの時間等を計測して連動試験が行われる。
【0067】そして、一連の試験が終了すると、本体1
6からプラグ体26が取外されて試験電源12,試験装
置15等が切離される。
6からプラグ体26が取外されて試験電源12,試験装
置15等が切離される。
【0068】したがって、従来のトリップロック端子1
0を設けることなく、しかも、従来のような煩雑な配線
作業やその変更作業等を行うことなく、本体16にプラ
グ体26を装着し、切換スイッチ32を切換えるのみ
で、過電流継電器6の単独及び連動の一連の動作試験が
簡単かつ短時間に行える。
0を設けることなく、しかも、従来のような煩雑な配線
作業やその変更作業等を行うことなく、本体16にプラ
グ体26を装着し、切換スイッチ32を切換えるのみ
で、過電流継電器6の単独及び連動の一連の動作試験が
簡単かつ短時間に行える。
【0069】なお、トリップロック端子10が設けられ
ないため、試験終了時にトリップロック端子10の短絡
片10cを締付けて端子10を短絡状態に戻したりする
必要がなく、トリップロック端子10の締忘れ等の作業
ミスが発生することもない。
ないため、試験終了時にトリップロック端子10の短絡
片10cを締付けて端子10を短絡状態に戻したりする
必要がなく、トリップロック端子10の締忘れ等の作業
ミスが発生することもない。
【0070】また、スイッチギヤ等に本体16を取付け
て端子結線するのみでよいため、スイッチギヤ等の製造
における取付け部品数が少なくて済み、生産性の向上及
びコストダウンを図ることができる。
て端子結線するのみでよいため、スイッチギヤ等の製造
における取付け部品数が少なくて済み、生産性の向上及
びコストダウンを図ることができる。
【0071】ところで、電力系統1の複数のフィーダ線
の過電流継電器の動作試験を行う場合には、各フィーダ
線の過電流継電器の2次回路側に図1の本体16をそれ
ぞれ設けて図3,図4のように配線し、プラグ体26及
び試験電源13,試験装置15等を共用し、単独,連動
の一連の試験が終了する毎に、プラグ体26をつぎのフ
ィーダ線の本体16に装着して各過電流継電器の動作試
験を順に行えばよい。
の過電流継電器の動作試験を行う場合には、各フィーダ
線の過電流継電器の2次回路側に図1の本体16をそれ
ぞれ設けて図3,図4のように配線し、プラグ体26及
び試験電源13,試験装置15等を共用し、単独,連動
の一連の試験が終了する毎に、プラグ体26をつぎのフ
ィーダ線の本体16に装着して各過電流継電器の動作試
験を順に行えばよい。
【0072】そして、本体16及びプラグ体26の構造
は実施の形態のものに限られるものではない。
は実施の形態のものに限られるものではない。
【0073】また、計器用変成器及びその2次回路の試
験対象の保護継電器が、実施の形態の計器用変流器4及
び過電流継電器6以外であっても同様の効果が得られ
る。
験対象の保護継電器が、実施の形態の計器用変流器4及
び過電流継電器6以外であっても同様の効果が得られ
る。
【0074】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。本発明
の試験用端子装置は本体16と,本体16に着脱自在に
装着されるプラグ体26とからなり、試験対象の保護継
電器(過電流継電器6),すなわち試験継電器6の動作
試験を行うため、プラグ体26を本体16に装着し、本
体16の各プラグ挿入口19にプラグ体26の各プラグ
ロッド28を挿入すると、本体16の各1対の本体側接
続端子21a,21b間が開放されて各1対の本体側接
続端子22a,22bにプラグ体26の各プラグ側接続
端子31a,31bが接続される。
の試験用端子装置は本体16と,本体16に着脱自在に
装着されるプラグ体26とからなり、試験対象の保護継
電器(過電流継電器6),すなわち試験継電器6の動作
試験を行うため、プラグ体26を本体16に装着し、本
体16の各プラグ挿入口19にプラグ体26の各プラグ
ロッド28を挿入すると、本体16の各1対の本体側接
続端子21a,21b間が開放されて各1対の本体側接
続端子22a,22bにプラグ体26の各プラグ側接続
端子31a,31bが接続される。
【0075】このとき、計器用変成器(計器用変流器
4)の2次回路と試験継電器6との接続部においては、
本体16の端子部16aへのプラグ挿入により、自動的
に、2次回路から試験継電器6が切離され、試験継電器
6がプラグ側接続端子31a,31bを介して試験電源
12に接続される。
4)の2次回路と試験継電器6との接続部においては、
本体16の端子部16aへのプラグ挿入により、自動的
に、2次回路から試験継電器6が切離され、試験継電器
6がプラグ側接続端子31a,31bを介して試験電源
12に接続される。
【0076】また、試験継電器6の接点6’の両端部の
本体16の端子部16b,16cへのプラグ挿入によ
り、プラグ体26の切換スイッチ32の接点32a〜3
2dが接続され、切換スイッチ32を単独試験に切換え
ると、自動的に、試験継電器6の接点6’が遮断器3の
トリップ回路7等の実装回路から切離され、その接点信
号が試験装置15に供給されて試験継電器6の単独試験
が行われる。
本体16の端子部16b,16cへのプラグ挿入によ
り、プラグ体26の切換スイッチ32の接点32a〜3
2dが接続され、切換スイッチ32を単独試験に切換え
ると、自動的に、試験継電器6の接点6’が遮断器3の
トリップ回路7等の実装回路から切離され、その接点信
号が試験装置15に供給されて試験継電器6の単独試験
が行われる。
【0077】さらに、この切換スイッチ32を連動試験
に切換えると、自動的に、試験継電器6の接点6’がト
リップ回路7等に再接続され、試験電源12の供給に基
づく試験継電器6の接点信号により、例えばトリップ回
路7が動作して遮断器3が開放され、その接点信号が連
動試験の接点信号として試験装置15に供給され、試験
継電器6の連動試験が行われる。
に切換えると、自動的に、試験継電器6の接点6’がト
リップ回路7等に再接続され、試験電源12の供給に基
づく試験継電器6の接点信号により、例えばトリップ回
路7が動作して遮断器3が開放され、その接点信号が連
動試験の接点信号として試験装置15に供給され、試験
継電器6の連動試験が行われる。
【0078】そして、試験終了後は、プラグ体26を本
体16から取外すことにより、自動的に、各部が試験前
の通常の状態に戻る。
体16から取外すことにより、自動的に、各部が試験前
の通常の状態に戻る。
【0079】したがって、従来のトリップロック端子を
設けることなく、しかも、試験装置15の入力部等の煩
雑な配線変更作業を行うことなく、本体16にプラグ体
26を着脱する簡単な作業で短時間に迅速に試験継電器
6の単独試験及び連動試験を行うことができる。
設けることなく、しかも、試験装置15の入力部等の煩
雑な配線変更作業を行うことなく、本体16にプラグ体
26を着脱する簡単な作業で短時間に迅速に試験継電器
6の単独試験及び連動試験を行うことができる。
【0080】しかも、スイッチギヤ等を製造する際は、
本体16をスイッチギヤ等に取付ければよく、取付ける
部品数が減少し、その取付作業も容易であり、スイッチ
ギヤ等の生産効率が向上し、そのコストダウンを図るこ
とができる。
本体16をスイッチギヤ等に取付ければよく、取付ける
部品数が減少し、その取付作業も容易であり、スイッチ
ギヤ等の生産効率が向上し、そのコストダウンを図るこ
とができる。
【図1】(a),(b),(c)は本発明の実施の1形
態の本体の正面図,背面の端子台の説明図、パネルに取
付けた状態の切断左側面図である。
態の本体の正面図,背面の端子台の説明図、パネルに取
付けた状態の切断左側面図である。
【図2】(a),(b)は図1の本体に装着されるプラ
グ体の正面図,一部の拡大切断面図である。
グ体の正面図,一部の拡大切断面図である。
【図3】図1の本体に図2のプラグ体を装着して試験す
る際の単線結線図である。
る際の単線結線図である。
【図4】図3の具体的な3線結線図である。
【図5】従来例の単線結線図である。
【図6】(a),(b)は図5のトリップロック端子の
正面図,側面図である。
正面図,側面図である。
4 計器用変流器 6 過電流継電器 6’ 過電流継電器6の接点 7 トリップ回路 12 試験電源 15 試験装置 16 本体 16a〜16d 端子部 21a,21b 本体側接続端子 22a,22b 本体側接続端子 26 プラグ体 28 プラグロッド 31a,31b プラグ側接続端子 32 切換スイッチ 32a〜32d 切換スイッチ32の接点
Claims (1)
- 【請求項1】 電力設備の計器用変成器の2次回路の過
電流継電器等の試験対象の保護継電器を、前記2次回路
から切離して試験電源に接続し、 前記保護継電器の接点信号,前記保護継電器の動作によ
って生じる遮断器のトリップ動作等の連系動作の接点信
号を試験装置に供給し、 前記保護継電器の単独試験,連動試験を行わせる試験用
端子装置であって、 前記2次回路と前記保護継電器との接続部,前記保護継
電器の接点の両端部及び前記試験装置の前記連系動作の
接点信号の入力部それぞれに端子部を有し,該各端子部
にそれぞれプラグ挿入口及び該各挿入口へのプラグロッ
ドの挿入より押開かれる接触子を介して短絡した各1対
の本体側接続端子が設けられた本体と、 前記各プラグロッドを有するとともに,該各プラグロッ
ドを介して前記各プラグ挿入口の1対の本体側接続端子
にそれぞれ接続される複数のプラグ側接続端子及び前記
単独試験,前記連動試験の切換スイッチを有し,前記本
体に着脱自在に装着されるプラグ体とからなり、 前記2次回路と前記保護継電器との接続部に位置した端
子部は、各1対の本体側接続端子の一方が前記2次回路
に接続されて他方が前記保護継電器に接続され、前記各
プラグ挿入口への前記各プラグロッドの挿入により、前
記2次回路から前記保護継電器を切離し、前記保護継電
器をプラグ側接続端子を介して前記試験電源に接続し、 前記保護継電器の接点の両端部に位置した端子部は、各
1対の本体側接続端子が前記保護継電器の接点の両端部
それぞれの通電路に設けられ、各プラグ挿入口へのプラ
グロッドの挿入により、前記保護継電器の接点の両端部
の通電路に前記切換スイッチの接点を挿入し、 前記切換スイッチは、前記単独試験に切換えられたとき
にのみ、前記保護継電器の接点の両端部を前記通電路か
ら切離し、前記保護継電器の接点をプラグ側接続端子を
介して前記試験装置に接続し、 前記試験装置の前記連系動作の入力部に位置した端子部
は、各1対の本体側接続端子が前記試験装置に接続さ
れ,前記各プラグ挿入口への前記各プラグロッドの挿入
により、プラグ側接続端子の前記連系動作の接点信号を
前記試験装置の前記連系動作の接点信号の入力部に伝送
することを特徴とする試験用端子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28498999A JP2001112159A (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 試験用端子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28498999A JP2001112159A (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 試験用端子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001112159A true JP2001112159A (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=17685710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28498999A Pending JP2001112159A (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 試験用端子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001112159A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103633577A (zh) * | 2013-11-20 | 2014-03-12 | 上海宝临电气集团有限公司 | 低压电流互感器式一次动插件 |
-
1999
- 1999-10-06 JP JP28498999A patent/JP2001112159A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103633577A (zh) * | 2013-11-20 | 2014-03-12 | 上海宝临电气集团有限公司 | 低压电流互感器式一次动插件 |
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