JP2021035269A - トリップロック端子 - Google Patents

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横山 和幸
Kazuyuki Yokoyama
和幸 横山
幸一 若崎
Koichi Wakasaki
幸一 若崎
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Abstract

【課題】既存の保護継電器盤に別に移動用変電機器用の保護リレー回路を設けることなく、切替手順の誤りによる誤接続や誤遮断を防止することができるトリップロック端子を提供する。【解決手段】トリップロック端子30は、保護継電器10に接続された第1端子1と、遮断器20に接続された第2端子2と、遮断器20に代える暫定的な代替用遮断器50が接続される第3端子3と、接続プラグ5と、を備える。接続プラグ5は、第1端子1と第2端子2との間、又は、第1端子1と第3端子3との間を電気的に接続する。【選択図】図1

Description

本発明は、トリップロック端子に関する。
変電所等の変電施設においては、送電系統に発生する送電線の地絡や短絡等の異常を検出すると、遮断器にトリップ指令を出力し、これにより故障区間を遮断して正常な回線や機器に異常現象が波及することを防ぐ保護継電器が設置されている。保護継電器は、定期的あるいは臨時的に点検を行う必要がある。このため、保護継電器盤には、保護継電器の点検時に遮断器が不容易に作動して送電停止しないように、保護継電器と遮断器とを接なぐ制御回路を開路(ロック)するトリップロック端子が設けられている。保護継電器の点検時において、誤ってトリップロック端子が閉路しないように、トリップロック端子に取り付けるカバーが開示されている(特許文献1参照)。
特開2009−199969号公報
一方、変電所等の変電施設においては、保護継電器の他、変圧器や遮断器等の変電機器についても定期的あるいは臨時的に点検が行われる。また、これらの変電機器が事故等により損傷する場合がある。1つの変圧器で電力供給を行う変電所では、変圧器等の変電機器の点検や損傷が発生した場合、既設の変電機器に代えて暫定的に移動用変電機器を接続することが一般的に行われている。
保護継電器盤に移動用変電機器用の保護リレー回路が設けられていない場合、移動用変電機器を接続する際には、既設の保護リレー回路を移動用変電機器の遮断器に転用する。このとき、既存の保護リレー回路と既設の遮断器とを接なぐ制御回路をトリップロック端子で開路し、新たな配線を移動用変電機器の遮断器に接続する。しかしながら、既存の変電機器の点検等が終了し、移動用変電機器から既設の変電機器に戻す際、移動用変電機器と既設の保護リレー回路との配線切離しを失念し、先に既存の保護リレー回路と既設の遮断器とを接なぐ制御回路のトリップロック端子を閉路すると、既存の保護リレー回路と既設の遮断器、移動用変電機器の遮断器の2つの異なる遮断器が同時に接続される状態となる。この時、制御所または配電盤制御室より人為的に移動用機器の遮断器の「切」指令を出すと同時に2台の遮断器が切れるというヒューマンエラーが発生する可能性がある。この対策として既存の保護継電器盤に別に移動用変電機器用の保護リレー回路をあらかじめ設けておく方法もあるが、この場合には移動用変電機器用の保護リレー回路を常設することとなり過剰なコストが掛かる。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであって、既存の保護継電器盤に別に移動用変電機器用の保護リレー回路を設けることなく、切替手順の誤りによる誤接続や誤遮断を防止することができるトリップロック端子を提供する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のトリップロック端子は、保護継電器と遮断器との間のトリップ指令の伝送経路を開路又は閉路するトリップロック端子であって、前記保護継電器に接続された第1端子と、前記遮断器に接続された第2端子と、前記遮断器に代える暫定的な代替用遮断器が接続される第3端子と、接続プラグと、を備え、前記接続プラグは、前記第1端子と前記第2端子との間、又は、前記第1端子と前記第3端子との間を電気的に接続する。
本発明の望ましい態様として、前記第1端子と前記第2端子とが並ぶ配列方向と、前記第1端子と前記第3端子とが並ぶ配列方向とが異なっている。
本発明の望ましい態様として、第4端子をさらに備え、前記第4端子は、前記接続プラグを介して前記第1端子に接続されたとき、前記第1端子と前記第2端子との間、及び、前記第1端子と前記第3端子との間の双方を開路状態に保つ。
本発明の望ましい態様として、前記第1端子と前記第4端子とが並ぶ配列方向と、前記第1端子と前記第2端子とが並ぶ配列方向とが異なり、かつ、前記第1端子と前記第4端子とが並ぶ配列方向と、前記第1端子と前記第3端子とが並ぶ配列方向とが異なっている。
本発明の望ましい態様として、前記第1端子、前記第2端子、及び前記第3端子は、それぞれ、前記保護継電器が収容される保護継電器盤に固定されたボルト軸と、前記ボルト軸に螺合されるナット体と、を備え、前記接続プラグは、金属材が短冊板状に加工され、前記第1端子の前記ボルト軸を挿通するための長穴と、前記第2端子又は前記第3端子の前記ボルト軸を挿通するためのU字穴と、が設けられている。
本発明の望ましい態様として、前記第1端子、前記第2端子、前記第3端子、及び前記第4端子は、それぞれ、前記保護継電器を収容する保護継電器盤に固定されたボルト軸と、前記ボルト軸に螺合されるナット体と、を備え、前記接続プラグは、金属材が短冊板状に加工され、前記第1端子の前記ボルト軸を挿通するための長穴と、前記第2端子、前記第3端子、又は前記第4端子の前記ボルト軸を挿通するためのU字穴と、が設けられている。
本発明によれば、既存の保護継電器盤に別に移動用変電機器用の保護リレー回路を設けることなく、切替手順の誤りによる誤接続や誤遮断を防止することができる保護継電器盤を提供することができる。
図1は、変電設備の概略構成図である。 図2は、実施形態に係るトリップロック端子の概略正面図である。 図3は、実施形態に係るトリップロック端子の図2に示すII−II線矢示図である。 図4は、変電施設に常設される変電機器によって電力供給を行う際の接続態様を示す図である。 図5は、代替用変電機器によって電力供給を行う際の接続態様を示す図である。 図6は、保護継電器の点検を行う際の接続態様を示す図である。 図7は、変電施設内における変電設備の接続例を示す図である。 図8は、図7に示す変電設備における代替用変電機器の第1接続例を示す図である。 図9は、図7に示す変電設備における代替用変電機器の第2接続例を示す図である。 図10は、変電施設に常設される変電機器によって電力供給を行う際のトリップ指令の伝送経路を示す図である。 図11は、代替用変電機器によって電力供給を行う際のトリップ指令の伝送経路を示す図である。 図12は、変電施設に常設される変電機器によって電力供給を行う際に、代替用変電機器が接続されている例を示す図である。 図13は、代替用変電機器によって電力供給を行う際に、変電施設に常設される変電機器が切り離されていない例を示す図である。 図14は、保護継電器の点検を行う際のトリップ指令の伝送経路を示す図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
図1は、変電設備の概略構成図である。保護継電器盤100は、例えば変電所等の変電施設に設けられる単独で設置される変圧器保護用の保護継電器盤、または、スイッチギヤ内設ける変圧器保護用の保護継電器盤である。保護継電器盤100は、保護継電器10を収容する。
保護継電器10は、保護リレー回路11を含む。保護継電器10は、変圧器64の絶縁破壊等によって電力回路に地絡や短絡等が発生して大電流が流れた場合に、遮断器20にトリップ指令を出力する。遮断器20は、保護継電器10の保護リレー回路11から出力されるトリップ指令によって作動する。遮断器20は、保護継電器盤100がスイッチギヤ内に収容されている場合、同一スイッチギヤ内に収容されていることもある。
保護継電器盤100には、変電施設に常設される変電機器(後述)の損傷や点検の際に、暫定的に代替用変電機器200(代替用遮断器50)が接続される。代替用変電機器200(代替用遮断器50)は、移動用変電機器として例えばトラックやトレーラーなどの車両に載せて運搬し、必要な変電所等に運搬して使用している。代替用変電機器200は、遮断器20の代替用遮断器50を含む。代替用遮断器50は、例えば移動用変電機器に含まれる。また、代替用変電機器200は、代替用遮断器50の操作スイッチ41を含む配電盤室制御盤40を備えていても良いし、操作スイッチ41は、不図示の制御所に設けられていても良い。
保護継電器盤100の前面パネルには、実施形態に係るトリップロック端子30が設けられている。トリップロック端子30は、第1端子1、第2端子2、第3端子3、及び第4端子を備える。
第1端子1は、保護リレー回路11の制御出力端に接続される。第2端子2には、遮断器20の制御入力端が接続される。第3端子3には、代替用変電機器200に含まれる代替用遮断器50の制御入力端が接続される。第4端子4は、単独では何も接続されないダミー端子である。
トリップロック端子30は、第1端子1と第2端子との間、第1端子と第3端子との間、又は、第1端子1と第4端子4との間を電気的に接続する接続プラグ5を備えている。
接続プラグ5は、変電施設に常設される変電機器によって電力供給を行う際、図1に実線で示すように、第1端子1と第2端子2との間に設けられる。これにより、保護リレー回路11から遮断器20に対してトリップ指令を伝送可能となる。
また、接続プラグ5は、代替用変電機器200によって電力供給を行う際、図1に破線で示すように、第1端子1と第3端子3との間に設けられる。これにより、保護リレー回路11から代替用遮断器50に対してトリップ指令を伝送可能となる。
また、接続プラグ5は、保護継電器10の点検時において、図1に一点鎖線で示すように、第1端子1と第4端子4との間に設けられる。これにより、保護リレー回路11と遮断器20との間が開路された状態を保つことができる。
図2は、実施形態に係るトリップロック端子の概略正面図である。図3は、実施形態に係るトリップロック端子の図2に示すII−II線矢示図である。
接続プラグ5は、鉄や銅等の金属材が短冊板状に加工されている。接続プラグ5の長手方向の中間部は、絶縁樹脂製の持ち手5cに覆われている。また、接続プラグ5は、持ち手5cの一方側(図2に示す上側)に長手方向に延びる長穴5aが設けられ、持ち手5cの他方側(図2に示す下側)に長手方向端部に開口するU字穴5bが設けられている。
第1端子1、第2端子2、第3端子3、第4端子4は、それぞれ、ナット体1a,2a,3a,4a、ボルト軸1b,2b,3b,4b、及び台座1c,2c,3c,4cを備えている。ボルト軸1b,2b,3b,4b及び台座1c,2c,3c,4cは、保護継電器盤100に固定されている。ナット体1a,2a,3a,4aは、それぞれ、ボルト軸1b,2b,3b,4bに螺合される。
接続プラグ5は、長穴5aに第1端子1のボルト軸1bが挿通され、長穴5aの長軸方向(図2の実線矢示方向)に摺動可能に設けられる。また、接続プラグ5は、第1端子1を中心軸として周方向(図の破線矢示方向)に回動可能に設けられている。
図4は、変電施設に常設される変電機器によって電力供給を行う際の接続態様を示す図である。図5は、代替用変電機器によって電力供給を行う際の接続態様を示す図である。図6は、保護継電器の点検を行う際の接続態様を示す図である。
図4に示すように、変電施設に常設される変電機器によって電力供給を行う際、接続プラグ5は、U字穴5bに第2端子2のボルト軸2bが挿通された状態で、ボルト軸1bにナット体1aが締め込まれ、ボルト軸2bにナット体2aが締め込まれる。これにより、第1端子1と第2端子2とが接続プラグ5によって電気的に接続され、保護リレー回路11から遮断器20に対してトリップ指令を伝送可能となる。
また、図5に示すように、代替用変電機器200によって電力供給を行う際、接続プラグ5は、U字穴5bに第3端子3のボルト軸3bが挿通された状態で、ボルト軸1bにナット体1aが締め込まれ、ボルト軸3bにナット体3aが締め込まれる。これにより、第1端子1と第3端子3とが接続プラグ5によって電気的に接続され、保護リレー回路11から代替用遮断器50に対してトリップ指令を伝送可能となる。
また、図6に示すように、保護継電器10の点検を行う際、接続プラグ5は、U字穴5bに第4端子4のボルト軸4bが挿通された状態で、ボルト軸1bにナット体1aが締め込まれ、ボルト軸4bにナット体4aが締め込まれる。これにより、第1端子1と第4端子4とが接続プラグ5によって電気的に接続され、保護継電器10と遮断器20との間を開路(ロック)した状態(以下、「トリップロック状態」ともいう)で、安定的に維持することができる。
第2端子2、第3端子3、及び第4端子4は、第1端子1を中心軸とする円周上に配置されている。また、第1端子1と第2端子2とが並ぶ配列方向、第1端子1と第3端子3が並ぶ配列方向、第1端子1と第4端子4とが並ぶ配列方向は、それぞれ異なっている。具体的に、本実施形態では、第1端子1と第2端子2とが並ぶ配列方向と、第1端子1と第3端子3とが並ぶ配列方向とは、直交している。また、本実施形態では、第4端子4は、第2端子2と第3端子3との間に設けられている。このため、接続プラグ5の配設方向により、変電施設に常設される変電機器によって電力供給を行っている状態と、代替用変電機器200によって電力供給を行っている状態と、保護継電器10の点検を行っている状態とを容易に識別することができる。
図7は、変電施設内における変電設備の接続例を示す図である。1次母線61の電力は、断路器63、遮断器20を介して、変圧器64に入力される。変圧器64によって変圧された電力は、電力ケーブル65及び遮断器66を介して2次母線62に出力される。2次母線62の電力は、遮断器67を介してそれぞれ複数回線の送電線に供給される。
図7に示す例において、代替用変電機器200は、遮断器68を介して2次母線62に接続される。以下、破線内に示す遮断器20、変圧器64、電力ケーブル65、及び遮断器66を、代替対象の変電機器として説明する。
図8は、図7に示す変電設備における代替用変電機器の第1接続例を示す図である。図9は、図7に示す変電設備における代替用変電機器の第2接続例を示す図である。
図8において、代替用変電機器200aは、代替用遮断器50及び代替用変圧器74を含む。図8に示す例では、遮断器20が代替用遮断器50に置き換えられ、変圧器64が代替用変圧器74に置き換えられ、遮断器66が遮断器68に置き換えられる。
代替用変電機器200aは、移動用電力ケーブル75,76によって変電設備に接続される。このとき、遮断器20、変圧器64、及び遮断器66は、変電設備から切り離される。なお、代替用変電機器200aは、通常、1次母線61から電力供給される別の回線(他回線遮断器21)を停電させて接続される。
図9において、代替用変電機器200bは、代替用遮断器50を含む。図9に示す例では、遮断器20が代替用遮断器50に置き換えられる。
代替用変電機器200bは、移動用電力ケーブル75,78によって変電設備に接続される。このとき、遮断器20は、変電設備から切り離される。なお、代替用変電機器200bは、通常、1次母線61から電力供給される別の回線(他回線遮断器21)を停電させて接続される。
図10は、変電施設に常設される変電機器によって電力供給を行う際のトリップ指令の伝送経路を示す図である。図11は、代替用変電機器によって電力供給を行う際のトリップ指令の伝送経路を示す図である。図12は、変電施設に常設される変電機器によって電力供給を行う際に、代替用変電機器が接続されている例を示す図である。図13は、代替用変電機器によって電力供給を行う際に、変電施設に常設される変電機器が切り離されていない例を示す図である。
変電施設に常設される変電機器によって電力供給を行う場合、図10に示すように、トリップロック端子30の第1端子1と第2端子2との間に接続プラグ5を接続する。これにより、保護リレー回路11からのトリップ指令は、遮断器20に対して出力される。このとき、図12に示すように、代替用遮断器50及びこれに人為的に操作指令を出す操作スイッチ41が接続されていた場合に操作スイッチ41から代替用遮断器50へ「切」指令が出された場合でも、遮断器20との間のトリップロック状態が維持される。このため、操作スイッチ41から出力されるトリップ指令によって遮断器20が作動することはない。
一方、代替用変電機器200によって電力供給を行う場合、図11に示すように、トリップロック端子30の第1端子1と第3端子3との間に接続プラグ5を接続する。これにより、トリップ指令は、保護リレー回路11又は操作スイッチ41から代替用遮断器50に対して出力される。このとき、図13に示すように、遮断器20が切り離されていない場合でも、保護リレー回路11と遮断器20との間、及び、操作スイッチ41と遮断器20との間のトリップロック状態が維持される。このため、保護リレー回路11又は操作スイッチ41から出力されるトリップ指令によって遮断器20が作動することはない。
図14は、保護継電器の点検を行う際のトリップ指令の伝送経路を示す図である。本実施形態では、保護継電器10の点検を行う場合、図14に示すように、トリップロック端子30の第1端子1と第4端子4との間に接続プラグ5を接続する。これにより、保護リレー回路11と遮断器20との間のトリップロック状態を安定的に維持することができる。
以上説明したように、実施形態に係るトリップロック端子30は、保護継電器10に接続された第1端子1と、遮断器20に接続された第2端子2と、遮断器20に代える暫定的な代替用遮断器50が接続される第3端子3と、接続プラグ5と、を備える。接続プラグ5は、第1端子1と第2端子2との間、又は、第1端子1と第3端子3との間を電気的に接続する。
このような構成において、変電施設に常設される変電機器によって電力供給を行う場合には、第1端子1と第2端子2との間が接続プラグ5によって接続される。このとき、代替用遮断器50及び操作スイッチ41が接続されていた場合でも、操作スイッチ41と遮断器20との間のトリップロック状態が維持される。また、代替用変電機器200によって電力供給を行う場合には、第1端子1と第3端子3との間が接続プラグ5によって接続される。このとき、遮断器20が切り離されていない場合でも、保護リレー回路11と遮断器20との間、及び、操作スイッチ41と遮断器20との間のトリップロック状態が維持される。従って、本実施形態に係るトリップロック端子30によれば、ヒューマンエラーによる誤接続を防止することができ、遮断器20が誤作動して停電事故が発生することを未然に防ぐことができる。
また、接続プラグ5を介して第1端子1に接続されることで、第1端子1と第2端子2との間、及び、第1端子1と第3端子3との間の双方を開路状態に保つ第4端子4を備え、保護継電器10の点検を行う場合、第1端子1と第4端子4との間に接続プラグ5を接続する。これにより、保護リレー回路11と遮断器20との間のトリップロック状態を安定的に維持することができる。
また、第1端子1と第2端子2とが並ぶ配列方向、第1端子1と第3端子3とが並ぶ配列方向、及び第1端子1と第4端子4とが並ぶ配列方向とをそれぞれ異ならせることで、接続プラグ5の配設方向により、変電施設に常設される変電機器によって電力供給を行っている状態と、代替用変電機器200によって電力供給を行っている状態と、保護継電器10の点検を行っている状態とを容易に識別することができる。
1 第1端子
2 第2端子
3 第3端子
4 第4端子
5 接続プラグ
10 保護継電器
11 保護リレー回路
20 遮断器
21 他回線遮断器
30 トリップロック端子
40 配電盤室制御盤
41 操作スイッチ(代替用遮断器)
50 代替用遮断器
100 保護継電器盤
200,200a,200b 代替用変電機器

Claims (6)

  1. 保護継電器と遮断器との間のトリップ指令の伝送経路を開路又は閉路するトリップロック端子であって、
    前記保護継電器に接続された第1端子と、
    前記遮断器に接続された第2端子と、
    前記遮断器に代える暫定的な代替用遮断器が接続される第3端子と、
    接続プラグと、
    を備え、
    前記接続プラグは、
    前記第1端子と前記第2端子との間、又は、前記第1端子と前記第3端子との間を電気的に接続する
    トリップロック端子。
  2. 前記第1端子と前記第2端子とが並ぶ配列方向と、前記第1端子と前記第3端子とが並ぶ配列方向とが異なっている
    請求項1に記載のトリップロック端子。
  3. 第4端子をさらに備え、
    前記第4端子は、
    前記接続プラグを介して前記第1端子に接続されたとき、前記第1端子と前記第2端子との間、及び、前記第1端子と前記第3端子との間の双方を開路状態に保つ
    請求項1又は2に記載のトリップロック端子。
  4. 前記第1端子と前記第4端子とが並ぶ配列方向と、前記第1端子と前記第2端子とが並ぶ配列方向とが異なり、かつ、前記第1端子と前記第4端子とが並ぶ配列方向と、前記第1端子と前記第3端子とが並ぶ配列方向とが異なっている
    請求項3に記載のトリップロック端子。
  5. 前記第1端子、前記第2端子、及び前記第3端子は、それぞれ、
    前記保護継電器を収容する保護継電器盤に固定されたボルト軸と、
    前記ボルト軸に螺合されるナット体と、
    を備え、
    前記接続プラグは、金属材が短冊板状に加工され、
    前記第1端子の前記ボルト軸を挿通するための長穴と、
    前記第2端子又は前記第3端子の前記ボルト軸を挿通するためのU字穴と、
    が設けられている
    請求項1又は2に記載のトリップロック端子。
  6. 前記第1端子、前記第2端子、前記第3端子、及び前記第4端子は、それぞれ、
    前記保護継電器を収容する保護継電器盤に固定されたボルト軸と、
    前記ボルト軸に螺合されるナット体と、
    を備え、
    前記接続プラグは、金属材が短冊板状に加工され、
    前記第1端子の前記ボルト軸を挿通するための長穴と、
    前記第2端子、前記第3端子、又は前記第4端子の前記ボルト軸を挿通するためのU字穴と、
    が設けられている
    請求項3又は4に記載のトリップロック端子。
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