JP2001111240A - 基板の位置決め構造 - Google Patents
基板の位置決め構造Info
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Abstract
構造を提供する。 【解決手段】 ケース2内に充填されるモールド樹脂を
介して固定される基板1の位置決め構造において、ケー
ス2に基板1を支持する溝23の側面(基板支持部)2
4を形成し、基板1から延びる電線3の途中をケース2
に係止するグロメット(電線係止手段)4を備え、グロ
メット4と基板1を結ぶ電線3が基板1を溝23の側面
24に押し付けるものとした。
Description
板の位置決め構造に関するものである。
サにあっては、ケースに対する基板の取り付け位置精度
がセンサの検出精度を左右する。
決めをする構造として、例えばケースの内壁に基板の両
端部に係合する一対の溝を形成するものがある。
ることにより基板の位置決めが行われ、この状態でケー
ス内にモールド樹脂が充填されることにより基板が固定
される。
うな従来の基板の位置決め構造にあっては、各溝と基板
の間に隙間が設けられ、基板のケースに対する組み付け
性を確保するようになっているため、基板が各溝の隙間
の範囲内で傾いたままモールド樹脂を介して固定される
可能性があり、加速度センサの検出精度が悪化する原因
になった。
のであり、ケースに対する基板の位置決め精度を高める
ことを目的とする。
に充填されるモールド樹脂を介して固定される基板の位
置決め構造に適用する。
部を形成し、基板から延びる電線の途中をケースに係止
する電線係止手段を備え、電線係止手段と基板を結ぶ電
線が基板をケースの基板支持部に押し付けることを特徴
とするものとした。
を電線係止手段と基板の間で弾性変形させ、電線の弾性
復元力によって基板をケースの基板支持部に押し付ける
ことを特徴とするものとした。
支持部としてケースに基板を着座させる底面を形成し、
電線にケースの底面に対して湾曲する曲折部を形成した
ことを特徴とするものとした。
つの発明において、電線係止手段として電線を貫通させ
てケースに取り付けられるグロメットを備え、グロメッ
トを電線を介して弾性変形させ、グロメットの弾性復元
力によって基板をケースの基板支持部に押し付けること
を特徴とするものとした。
つの発明において、基板に加速度を検出するセンサ素子
を備え、電線を介してセンサ素子の検出信号が取り出さ
れることを特徴とするものとした。
基板をケースの基板支持部に押し付けることにより、基
板がケースの基板支持部との隙間により傾斜状態となっ
てモールド樹脂を介して固定されることがなく、基板の
位置決め精度を高められる。
ースに押し付ける位置決め機能を果たすことにより、ビ
ス等を用いることなく基板の位置決めが行われ、構造の
簡素化がはかれる。
よって基板をケースの基板支持部に押し付けることによ
り、基板がケースの基板支持部との隙間により傾斜状態
となってモールド樹脂を介して固定されることがなく、
基板の位置決め精度を高められる。
の弾性復元力によって基板をケースの底面に押し付ける
ことにより、基板がケースの底面に対して傾くことがな
く、基板の位置決め精度を高められる。
元力によって基板をケースの基板支持部に押し付けるこ
とにより、基板がケースの基板支持部との隙間により傾
斜状態となってモールド樹脂を介して固定されることが
なく、基板の位置決め精度を高められる。
を高められることにより、センサ素子の検出精度を確保
できる。
板のケースに押し付ける位置決め機能を果たすことによ
り、ビス等を用いることなく基板の位置決めが行われ、
構造の簡素化がはかれる。
用した実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
加速度検出回路を構成するプリント基板1と、基板1か
ら延びる複数の電線3と、基板1を収装するケース2等
を備える。基板1には所定方向の加速度に応じた信号を
出力する半導体素子が配設され、その出力信号が電線3
を介して取り出される。
有する箱形をしている。基板1は収装室21に樹脂等を
充填してモールドされる。
形成され、切り欠き22に嵌められるグロメット(電線
係止手段)4を備える。グロメット4の外周部には切り
欠き22の開口縁部に係合する溝41が形成される。各
電線3はグロメット4を貫通し、グロメット4は電線3
の途中をケース2に係止する。そしてグロメット4はモ
ールド樹脂の充填時にモールド樹脂が切り欠き22を通
って洩れ出すことを防止する。
ように、ケース2の内壁には一対の溝23が互いに対向
して形成され、基板1の両側部11を各溝23に係合さ
せるとともに、基板1の下端面12をケース2の底面2
5に当接させる。各溝23は垂直方向に延び、基板1を
垂直に立たせた位置に支持するようになっている。
保するため、各溝23と基板1の間に隙間が設けられ
る。しかし、基板1が各溝23の隙間の範囲内で傾いた
ままモールド樹脂を介して固定された場合、加速度セン
サ10の検出精度が大幅に悪化する。
ロメット4をケース2に取り付けた状態で、電線3およ
びグロメット4を弾性変形させるように各部の寸法を設
定し、電線3およびグロメット4の弾性復元力によって
基板1がケース2の基板支持部として底面25および各
溝23の側面24に押し付けられる構成とする。
ケース2に取り付けられる前の自由状態における基板1
とグロメット4間の距離を、電線3およびグロメット4
がケース2に取り付けられた後の弾性変形状態における
基板1とグロメット4間の距離より長く設定する。
ト4はケース2の外側に膨らむ膨出部42を有する。グ
ロメット4は電線3が貫通する膨出部42がケース2の
外側に膨らむことにより、膨出部42に生じる弾性復元
力が基板1を溝23の側面24に押し付ける成分F1を
持つ。
間で湾曲する曲折部34を有する。ケース2の底面25
に対する電線3の基板接続部32の高さより電線3のグ
ロメット貫通部33の高さを大きく設定し、電線3の曲
折部34がケース2の底面25側(図3において下方
向)に向けて延びるものとする。これにより、曲折部3
4に生じる電線3の弾性復元力は基板1の側部11を溝
23の側面24に押し付ける成分F2と、基板1をケー
ス2の底面25に押し付ける成分F3を持つ。
0の組み付け時に、ケース2の各溝23に渡って基板1
を装着するとともに、切り欠き22にグロメット4を装
着することにより、グロメット4が弾性変形して膨出部
42が形成されるとともに、電線3が弾性変形して曲折
部34が形成される。膨出部42と曲折部34に生じる
弾性復元力F1とF2によって基板1が各溝23の側面
24に押し付けられるとともに、曲折部34に生じる弾
性復元力F3によって基板1の下端面12がケース2の
底面25に押し付けられる。こうして、基板1のケース
2に対する位置決めが行われた状態で、ケース2内にモ
ールド樹脂を充填して基板1を固定することにより、基
板1が各溝23の隙間の範囲内で傾いたままモールドさ
れることが防止され、加速度センサ10の検出精度を確
保できる。
機能と、基板1のケース2に押し付ける位置決め機能を
果たす。これにより、基板1をケース2に取り付けるビ
ス等を用いることなく基板1の位置決めが行われ、加速
度センサ10の構造の簡素化がはかれる。
に、ケース2の底面25に対する電線3の基板接続部3
2の高さより電線3のグロメット貫通部33の高さを小
さく設定し、電線3の曲折部34が図4において上方向
に向けて延びるものとする。これにより、曲折部34に
生じる電線3の弾性復元力は基板1の側部11を溝23
の側面24に押し付ける成分F2と、基板1をケース2
の底面25に押し付ける成分F3を持つ。
曲折部34に生じる弾性復元力F1とF2によって基板
1が各溝23の側面24に押し付けられるとともに、曲
折部34に生じる弾性復元力F3によって基板1の下端
面12がケース2の底面25に押し付けられ、基板1が
各溝23の隙間の範囲内で傾いたままモールドされるこ
とが防止される。
Claims (5)
- 【請求項1】ケース内に充填されるモールド樹脂を介し
て固定される基板の位置決め構造において、 前記ケースに前記基板を支持する基板支持部を形成し、 前記基板から延びる電線の途中を前記ケースに係止する
電線係止手段を備え、 前記電線係止手段と前記基板を結ぶ前記電線が前記基板
を前記基板支持部に押し付けることを特徴とする基板の
位置決め構造。 - 【請求項2】前記電線を前記電線係止手段と前記基板の
間で弾性変形させ、 前記電線の弾性復元力によって前記基板を前記基板支持
部に押し付けることを特徴とする請求項1に記載の基板
の位置決め構造。 - 【請求項3】前記基板支持部として前記ケースに前記基
板を着座させる底面を形成し、 前記電線に前記底面に対して湾曲する曲折部を形成した
ことを特徴とする請求項2に記載の基板の位置決め構
造。 - 【請求項4】前記電線係止手段として前記電線を貫通さ
せて前記ケースに取り付けられるグロメットを備え、 前記グロメットを前記電線を介して弾性変形させ、 前記グロメットの弾性復元力によって前記基板を前記基
板支持部に押し付けることを特徴とする請求項1から3
のいずれか一つに記載の基板の位置決め構造。 - 【請求項5】前記基板に加速度を検出するセンサ素子を
備え、 前記電線を介して前記センサ素子の検出信号が取り出さ
れることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに
記載の基板の位置決め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28391799A JP3940533B2 (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 基板の位置決め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28391799A JP3940533B2 (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 基板の位置決め構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001111240A true JP2001111240A (ja) | 2001-04-20 |
JP3940533B2 JP3940533B2 (ja) | 2007-07-04 |
Family
ID=17671881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28391799A Expired - Fee Related JP3940533B2 (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 基板の位置決め構造 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3940533B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008089573A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-04-17 | Trw Automotive Gmbh | センサーを製造するための方法及びそのセンサー |
JP2017058449A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | キヤノン株式会社 | リード線保持装置、ベルトユニット及びこれを備えた画像加熱装置 |
-
1999
- 1999-10-05 JP JP28391799A patent/JP3940533B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008089573A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-04-17 | Trw Automotive Gmbh | センサーを製造するための方法及びそのセンサー |
JP2017058449A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | キヤノン株式会社 | リード線保持装置、ベルトユニット及びこれを備えた画像加熱装置 |
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---|---|
JP3940533B2 (ja) | 2007-07-04 |
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