JP2001110851A - フィルムキャリヤテープ - Google Patents

フィルムキャリヤテープ

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JP2001110851A
JP2001110851A JP28426599A JP28426599A JP2001110851A JP 2001110851 A JP2001110851 A JP 2001110851A JP 28426599 A JP28426599 A JP 28426599A JP 28426599 A JP28426599 A JP 28426599A JP 2001110851 A JP2001110851 A JP 2001110851A
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JP
Japan
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carrier tape
tape
film carrier
film
warpage
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Application number
JP28426599A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Ota
善和 太田
Tadakatsu Ota
忠勝 太田
Kazuhiro Kato
和宏 加藤
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャリアテープの短尺方向の反り量を低減でき
るフィルムキャリヤテープを提供することを目的とす
る。 【解決手段】フィルム基材11と銅箔を接着剤で貼合せ
た3層タブ用テープ或いは銅箔にポリイミド系樹脂をキ
ャスティングしてフィルム基材を形成した2層タブ用テ
ープのいずれかのタブ用テープを用いてスプロケットホ
ール及びスリット14a及び14bを形成する。銅箔を
パターニング処理し配線リード等を形成し、配線リード
を電解金めっき処理等を行って、配線パターンユニット
13a、13b及び13cを形成し、本発明のフィルム
キャリヤテープを作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TAB(Tape Aut
omated Bonding)用テープ、BGA(Ball GridArra
y)、CSP(Chip Size Package)等の半導体集積回路
用キャリヤテープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、TAB用テープやT−BGA、T
−CSP等のキャリヤテープはエポキシ系、ポリイミド
系、ポリアミド系等の接着剤を使ってポリイミドテープ
基材と銅箔とを熱ラミにより貼合せして、銅箔をパター
ニング処理して作製していた。フィルムキャリアテープ
は、半導体チップが搭載されて一つの半導体パッケージ
となる配線パターンユニットがフィルム基材の長尺方向
に連続して面付けして製造されるのが一般的であるが、
さらに生産効率を高めるため、フィルム基材の短尺方向
にも面付けされることが行われている。そして、半導体
チップを搭載・実装した後個々の半導体パッケージに分
離される。
【0003】フィルムキャリヤテープを使った半導体パ
ッケージでは高信頼性が求められるが、接着剤の開発が
難しく熱キュアを要するタイプものしか開発されていな
い。これらの接着剤はキュアによる体積収縮が大きく銅
箔をフォトエッチング法によりパターニングすると接着
剤層の内部応力が緩和されるためフィルムキャリヤテー
プの短尺方向に配線パターンユニット面が凹に反ってし
まいフラットなキャリアテープが得られないと言う問題
がある。
【0004】また、近年ファインピッチ化、多ピン化が
進みテープ基材の厚みは75μm、125μmから50
μmに変わってきている。テープ基材の厚みが薄くなる
と、接着剤の硬化収縮の応力緩和によるテープの短尺方
向の反りが著しく、3mm以上反るようになってきてい
る。一方、この反りを減少させる一方法として、接着剤
の薄膜化が検討されているが、銅箔との接着力を保持す
るため銅箔の貼合せ面を荒らす必要があり、そのため接
着剤厚みは8μm前後が信頼性試験上の限界であること
が分かっている。反り量は現行の接着剤厚み12μmに
比べれば約半減することとなるが接着剤の塗布量の加工
上のバラツキがあるため現在12μmの仕様としている
ところが多い。
【0005】また、フィルムキャリヤテープではパター
ニングされた配線パターンユニット面にソルダーレジス
トを塗布する仕様のものも多く、接着剤の硬化収縮と同
様にソルダーレジストの硬化収縮も非常に大きいため反
りは更に大きくなり、実装工程において搬送上の問題も
発生している。
【0006】近年の半導体パッケージは薄型、軽量化、
多ピン化が進みポリイミド等の基材は益々薄いものとな
っているが、接着剤厚みはこれ以上薄くできないこと、
またソルダーレジストの厚みも電気絶縁上薄くできない
ことより接着剤、ソルダーレジストの硬化収縮による反
りが大きくなってしまい、実装工程において搬送上の問
題、特にアライメント精度が悪くなる等の問題が発生し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み考案されたもので、キャリアテープの短尺方向の
反り量を低減できるフィルムキャリヤテープを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記問題
を解決するために、本考案では、可撓性を有するフィル
ム基材の長尺方向及び短尺方向に配線パターンユニット
を多面付けしてなるフィルムキャリヤテープにおいて、
前記フィルム基材の短尺方向の前記配線パターンユニッ
ト間にスリットを設けたことを特徴とするフィルムキャ
リヤテープとしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき説
明する。図1に本発明のフィルムキャリヤテープの一実
施例の平面図を、図2に本発明のフィルムキャリヤテー
プの他の実施例の平面図をそれぞれ示す。本発明のフィ
ルムキャリヤテープは図1に示すように、スプロケット
ホール12が形成されたフィルム基材11に配線パター
ンユニットが長尺方向及び短尺方向に多面付けされてお
り、ここでは短尺方向に配線パターンユニットが13
a、13b、13cの3列配置されたフィルムキャリヤ
テープの短尺方向の配線パターンユニット間の長尺方向
にスリット14a、14bを配置したものである。
【0010】スリット14a及びスリット14bの列配
列は長尺方向に平行であれば良く、スリット14a及び
スリット14bの長尺方向の各スリット間隔は1〜5m
m位がよく、それより狭いとフィルム基材が伸びてアラ
イメント精度が悪くなってしまう。また、スリット14
a及びスリット14bの各スリットの長尺方向の位置関
係は、図1に示すようにスリット14a及びスリット1
4bとも長手方向の同位置に配置されている場合と、図
2に示すようにスリット24a及びスリット24bの位
置関係が長手方向の各スリットの長さの半分の距離だけ
ずらして配置されている場合(ずらし量については特に
限定されない)とあるが、いずれの場合でも同様な反り
防止効果を有する。スリットの形状は矩形でも切り込み
でも良く、特に限定されるものではない。
【0011】ここで、スリットと反り低減について補足
説明する。フィルムキャリアテープの接着剤、ソルダー
レジストによる内部応力は短尺方向においてスリット1
4aとスリット14bのスリット間の長さにより反りの
低減度が変わる。スリット14aとスリット14bの短
尺方向のスリット間の距離が短く、また、短尺方向に多
数列はいっていれば反り量は格段に軽減されることこと
となる。また、スリット14aとスリット14bの長尺
方向のスリット間隔によっても軽減度が変わり、間隔が
小さいほど軽減される。しかし、この間隔についてはフ
ィルムキャリアテープ搬送時に短尺方向に引っ張るよう
な力が加わるため、また、テープのよじれを防止するた
めにも実際的には最低1mm程度の間隔が必要である。
【0012】いずれにしても、このような構成にするこ
とにより、接着剤層或いはソルダーレジスト層内にある
硬化収縮の内部応力を軽減させ、フィルムキャリアテー
プの短尺方向の反り量を小さくしたものである。
【0013】以下本発明のフィルムキャリヤテープの作
製法について述べる。まず、フィルム基材11と銅箔を
接着剤で貼合せた3層タブ用テープ或いは銅箔にポリイ
ミド系樹脂をキャスティングしてフィルム基材を形成し
た2層タブ用テープのいずれかのタブ用テープを用いて
スプロケットホール及びスリット14a及び14bを形
成する。3層テープでは接着剤付きのフィルム基材11
にパンチング工程でスプロケットホール及びスリット1
4a及び14bを空けて、銅箔を貼り合わせる。
【0014】次に、銅箔をパターニング処理し、めっき
処理等を行って、配線パターンユニット13a、13b
及び13cを形成する。必要に応じて配線パターンユニ
ットにソルダーレジストをコートする。
【0015】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。 <実施例1>まず、未硬化状態のポリアミド系接着剤付
き50μm厚のポリイミドテープ基材11にパンチング
工程でスプロケットホール12と幅1mm、長さ20m
mのスリット14a、14bを間隔2mmで配列したス
リットを穿孔した後、熱ラミネータにより18μm厚の
銅箔と貼合せし、160℃でステップキュアして3層タ
ブ用テープを作製した。
【0016】次に、フォトエッチング法で銅箔をパター
ニング処理し、配線リードに電解金めっきを行って、配
線パターンユニット13a、13b及び13cを形成
し、本発明のフィルムキャリヤテープを作製した。
【0017】<実施例2>まず、未硬化状態のポリアミ
ド系接着剤付き50μm厚のポリイミドテープ基材21
にパンチング工程でスプロケットホール22と幅1m
m、長さ20mmのスリット24a、24bを間隔2m
mで配列したスリットを穿孔した後、熱ラミネータによ
り18μm厚の銅箔と貼合せし、160℃でステップキ
ュアして3層タブ用テープを作製した。
【0018】次に、フォトエッチング法で銅箔をパター
ニング処理し、配線リードに電解金めっきを行って、配
線パターンユニット23a、23b及び23cを形成
し、本発明のフィルムキャリヤテープを作製した。
【0019】実施例1及び実施例2で得られた本発明の
フィルムキャリヤテープの短尺方向の反り量を図3に示
すような方法で測定した結果いずれも短尺方向の反り量
hは0.5mmであった。一方、スリットを入れないで
同様のフィルムキャリヤテープを作製し、反り量を測定
した結果短尺方向の反り量hは3.5mmであった。こ
のことから、配線パターンユニットが多面付けされたフ
ィルムキャリヤテープの短尺方向の配線パターンユニッ
ト間にスリットを設けることにより、短尺方向の反り量
が小さくなることが確認された。
【0020】
【発明の効果】上記したように本発明のフィルムキャリ
ヤテープは短尺方向の配線パターンユニット間にスリッ
トを設けることにより、接着剤の硬化収縮による応力を
軽減でき、反り量の低減が図れる。さらに、半導体チッ
プの実装工程においても搬送上の不具合が無くなり、反
りによるアライメント精度の低下を防ぐことができ、フ
ィルムキャリヤテープの生産性の向上と半導体パッケー
ジの品質の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルムキャリヤテープの一実施例を
示す平面図である。
【図2】本発明のフィルムキャリヤテープの他の実施例
を示す平面図である。
【図3】フィルムキャリヤテープの反り量の測定方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
11、21……フィルム基材 12、22……スプロケットホール 13、13a、13b、13c……配線パターンユニッ
ト 14a、14b……スリット 23、23a、23b、23c……配線パターンユニッ
ト 24a、24b……スリット 31……定盤 h……フィルムキャリアテープの短尺方向の反り量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有するフィルム基材の長尺方向及
    び短尺方向に配線パターンユニットを多面付けしてなる
    フィルムキャリヤテープにおいて、前記フィルム基材の
    短尺方向の前記配線パターンユニット間にスリットを設
    けたことを特徴とするフィルムキャリヤテープ。
JP28426599A 1999-10-05 1999-10-05 フィルムキャリヤテープ Pending JP2001110851A (ja)

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