JP2001110636A - 廃棄物の処理方法及び処理装置 - Google Patents

廃棄物の処理方法及び処理装置

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JP2001110636A
JP2001110636A JP29231699A JP29231699A JP2001110636A JP 2001110636 A JP2001110636 A JP 2001110636A JP 29231699 A JP29231699 A JP 29231699A JP 29231699 A JP29231699 A JP 29231699A JP 2001110636 A JP2001110636 A JP 2001110636A
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crusher
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iron
permanent magnet
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Shigeru Muramatsu
繁 村松
Yuji Takano
裕至 高野
Tetsushi Yonekawa
哲史 米川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機等の廃棄物の破砕前後に永久磁石を脱
磁することにより、破砕機のつまり等の故障の原因を解
消するとともに、高純度の鉄分を回収することができ、
処理が容易で安価な廃棄物の処理方法及び処理装置を提
供すること。 【解決手段】 永久磁石を有する廃棄物を脱磁し、脱磁
後の廃棄物を破砕機を使用して破砕し、破砕機より排出
された破砕物を鉄分と非鉄分とに分別するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃品となった空気
調和器、冷蔵庫等の家電製品のリサイクルを行う際に、
その内部に設けられた圧縮機等の廃棄物を処理する廃棄
物の処理方法及び処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄、銅等を含む金属製廃製品のう
ち圧縮機等の廃棄物は、その内部にオイルが封入されて
いるため、そのままの状態で破砕機に投入すると爆発の
危険性があることから、ランニングコスト高及び設備高
の低温破砕等不活性ガス中での破砕しかできなかった。
また、一般的には安価で危険な溶断等による手解体が主
に行われていた。
【0003】しかしながら、溶断等による手解体は火炎
が飛び、火災ややけどの危険を伴う作業で、発煙による
周囲環境を悪化させ、かつ、作業者の処理能力にも限界
があることから、本願出願人は、破砕機を使用して安全
に破砕することのできる処理方法を提案し、既に出願し
ている。
【0004】この方法によれば、内部にオイルが封入さ
れている廃棄物でも安全に破砕することができ、破砕物
は選別機により鉄分と非鉄分に分別される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃棄物
が圧縮機や電動機のような場合、その内部には永久磁石
が取り付けられていることから、廃棄物の破砕に伴い、
永久磁石も破砕されることとなり、磁石破片が破砕機や
コンベヤの鉄製部位に付着し、さらにこの磁石に破砕さ
れた鉄製部品が付着するため、破砕機のつまり等の故障
の原因になっていた。
【0006】また、磁力選別機により分離された鉄分に
磁石が付着しているため、鉄分の純度が落ちるという問
題があった。
【0007】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、圧縮機等の廃棄物の
破砕前後に永久磁石を脱磁することにより、破砕機のつ
まり等の故障の原因を解消するとともに、高純度の鉄分
を回収することができ、処理が容易で安価な廃棄物の処
理方法及び処理装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、永久磁石
を有する廃棄物を脱磁し、脱磁後の廃棄物を破砕機を使
用して破砕し、破砕機より排出された破砕物を鉄分と非
鉄分とに分別するようにした廃棄物の処理方法である。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、上記廃棄
物が圧縮機であって、該圧縮機を交流電源に接続し、ロ
ータの位置に無関係に交番磁界をかけることにより脱磁
するようにしたことを特徴とする。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明は、上記廃
棄物をさらに加熱するようにしたことを特徴とする。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、上記交流
電源として商用電源を使用し、該商用電源の電圧をトラ
ンスを介して昇圧した後、上記圧縮機に接続したことを
特徴とする。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、上記廃棄
物を炉の中に入れ、炉内温度を永久磁石の熱消磁温度ま
で上昇させることにより脱磁するようにしたことを特徴
とする。
【0013】さらに、請求項6に記載の発明は、永久磁
石を有する廃棄物を破砕機を使用して破砕し、破砕機よ
り排出された破砕物を脱磁し、脱磁後の破砕物を鉄分と
非鉄分とに分別するようにした廃棄物の処理方法であ
る。
【0014】また、請求項7に記載の発明は、破砕機か
ら排出された破砕物に交番磁界をかけることにより脱磁
するようにしたことを特徴とする。
【0015】また、請求項8に記載の発明は、永久磁石
を有する廃棄物を破砕機を使用して破砕し、破砕機より
排出された破砕物を鉄分と非鉄分とに分別し、分別され
た鉄分を脱磁するようにした廃棄物の処理方法である。
【0016】また、請求項9に記載の発明は、分別され
た鉄分に交番磁界をかけることにより脱磁するようにし
たことを特徴とする。
【0017】また、請求項10に記載の発明は、分別さ
れた鉄分を炉の中に入れ、炉内温度を永久磁石の熱消磁
温度まで上昇させることにより脱磁するようにしたこと
を特徴とする。
【0018】さらに、請求項11に記載の発明は、脱磁
手段と破砕機と磁力選別機とを備え、永久磁石を有する
廃棄物を上記脱磁手段により脱磁し、脱磁後の廃棄物を
上記破砕機により破砕し、上記破砕機より排出された破
砕物を上記磁力選別機により鉄分と非鉄分に分別するよ
うにした廃棄物の処理装置である。
【0019】また、請求項12に記載の発明は、上記脱
磁手段により廃棄物に交番磁界を発生させるようにした
ことを特徴とする。
【0020】また、請求項13に記載の発明は、上記脱
磁手段により廃棄物の温度を永久磁石の熱消磁温度まで
上昇させるようにしたことを特徴とする。
【0021】また、請求項14に記載の発明は、破砕機
と磁力選別機と脱磁手段とを備え、永久磁石を有する廃
棄物を上記破砕機により破砕し、上記破砕機より排出さ
れた破砕物を上記磁力選別機により鉄分と非鉄分に分別
し、分別前の破砕物及び分別後の破砕物のいずれか一方
を上記脱磁手段により脱磁するようにした廃棄物の処理
装置である。
【0022】また、請求項15に記載の発明は、上記脱
磁手段が交番磁界発生装置であることを特徴とする。
【0023】また、請求項16に記載の発明は、上記脱
磁手段により廃棄物の温度を永久磁石の熱消磁温度まで
上昇させるようにしたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明にか
かる廃棄物の処理装置を示しており、破砕機Mを使用し
て圧縮機等のワーク(被破砕物)Wを破砕し、さらに二
つの磁力選別機S,Sを使用して破砕物を鉄分と非鉄分
とに分別する過程を模式的に示している。
【0025】図1に示されるように、破砕されるワーク
Wは、破砕機Mの投入ホッパ2に投入され、リングハン
マー等の破砕手段4により破砕される。所定の粒度まで
破砕された破砕物6は、通常出口ゲート8を介して、ま
た、つまる等の異常時には手動開放された出口ダンパ1
0を介して排出され、二つの磁力選別機S,Sにより鉄
分14と非鉄分16とに分別される。
【0026】ワークWの一つである圧縮機は一般に、圧
縮機構と、圧縮機構に連結されたクランク軸と、クラン
ク軸を回転させて圧縮機構を駆動する電動機とがシェル
内部に収容されており、電動機は、主にコイルからなる
ステータと、複数の永久磁石からなるロータとを備えて
いる。
【0027】本発明にかかる処理方法及び処理装置は、
圧縮機や電動機のように永久磁石を内蔵する廃棄物の処
理に適している。
【0028】図2は、本発明にかかる廃棄物の処理方法
を示しており、ステップS1において、まずワークWの
脱磁を行い、次のステップS2において、破砕機Mによ
る破砕を行い、さらにステップS3において、磁力選別
機S,Sを使用して破砕物6を分別するようにしてい
る。
【0029】ここで、ステップS1で行われる脱磁工程
につき詳述する。図3に示されるように、圧縮機18は
一般に、その内部に設けられた電動機(正確にはステー
タ)がターミナル20を介してインバータ22に接続さ
れ、インバータ22はさらに電源24に接続される。運
転時、電源24からの交流電流は、インバータ22を介
してステータに給電され、電動機のロータの回転に同期
して磁界を変えることにより圧縮機構を駆動する。
【0030】図4は、廃棄物となった圧縮機18である
ワークWを脱磁する方法を示しており、ターミナル20
はトランス26を介して交流電源24に接続される。電
源24の電圧はトランス26により昇圧され、昇圧した
電圧がインバータを介することなく直接ステータに印加
されるので、ロータの位置に無関係に磁界が変化し(交
番磁界が発生し)、永久磁石が脱磁される。
【0031】なお、電源24として商用電源を使用し、
トランス26により電圧を約600Vまで昇圧すると、
数秒程度の短時間で脱磁することができる。しかしなが
ら、脱磁時間は長くなるが、トランス26を設けること
なく、商用電源を直接ターミナル20に接続しても同様
な効果を達成することができる。
【0032】すなわち、電源24を、あるいは、電源2
4とトランス26を脱磁手段あるいは交番磁界発生手段
として使用している。
【0033】図5は、別の脱磁方法を示しており、ワー
クWを脱磁手段として採用した炉28の中に入れ、炉内
温度を永久磁石が熱消磁する温度まで上昇させている。
熱消磁温度は磁石の材料により異なり、フェライト磁石
では約600℃、ネオジム系の希土類磁石では約300
℃まで昇温する必要がある。
【0034】さらに、この温度より高いキュリー点(フ
ェライト磁石では約900℃、ネオジム系磁石では約4
50℃)まで昇温すれば、完全に消磁することができ
る。
【0035】なお、商用電源をターミナル20を介して
ワークWに通電しながら加熱すれば、交番磁界による消
磁と温度による消磁の効果を同時に得ることができる。
【0036】図6は、本発明にかかる廃棄物の別の処理
方法を示しており、ステップS11において、まずワー
クWを破砕機Mにより破砕し、次のステップS12にお
いて、破砕物6の脱磁を行い、さらにステップS13に
おいて、脱磁後の破砕物を磁力選別機S,Sを使用して
分別するようにしている。
【0037】図7は、ステップS12で行われる脱磁工
程を示しており、破砕機Mから排出された破砕物6が搬
送されるベルトコンベヤ30の周囲に交番磁界発生装置
32を脱磁手段として設けたものである。
【0038】交番磁界発生装置32は、二つの磁力選別
機S,Sの上流側に設けられ、ベルトコンベヤ30の周
囲に巻回されたコイル32aと、コイル32aに通電す
る交流電源32bとにより構成される。交流電源32b
としては、例えば商用電源が使用される。
【0039】この処理方法によれば、破砕機Mにより破
砕されたワークWは、破砕物6となって破砕機Mより排
出されるが、ワークWは破砕前に脱磁工程を経ていない
ことから、破砕された鉄分のうち、鉄片34が磁石片3
6に吸着された状態でベルトコンベヤ30により搬送さ
れる。しかしながら、磁石片36は、磁力選別機S,S
の上流側に設けられた交番磁界発生装置32からの交番
磁界により脱磁されるので、鉄片34と脱磁された磁石
片36は分離され、ベルトコンベヤ30により磁力選別
機S,Sに向かって搬送される。
【0040】なお、交番磁界発生装置32は二つの磁力
選別機S,Sの間に配置することもできる。
【0041】また、磁力選別機S,Sにより選別(吸
着)された破砕物6はダクトを介してバスケットに収集
されるが、このダクトに交番磁界発生装置32を設けて
もよい。
【0042】すなわち、図8に示されるように、ステッ
プS21において、まずワークWを破砕機Mにより破砕
し、次のステップS22において、破砕機Mより排出さ
れた破砕物6を磁力選別機S,Sを使用して分別し、さ
らにステップS23において、鉄片34が吸着された磁
石片36の脱磁を行うようにすることもできる。
【0043】この場合、図9に示されるように、磁力選
別機S,Sにより分別された破砕物6(主に鉄片34と
磁石片36)は、ベルトコンベヤ38によりダクト40
の下方に設けられたバスケット(図示せず)に向かって
搬送される。ダクト40には、その周囲に巻回されたコ
イル32aと、コイル32aに通電する交流電源32b
からなる交番磁界発生装置32が設けられており、ベル
トコンベヤ38から落下した鉄片34と磁石片36は、
ダクト40を通過する際、交番磁界発生装置32からの
交番磁界により脱磁されるので、鉄片34と脱磁された
磁石片36は分離されて、バスケットに収集される。
【0044】この構成は、鉄片34と磁石片36がダク
ト40を通過するときの落下スピードで磁界の中を通過
する時間を調整することができる。
【0045】また、図8の処理方法におけるステップS
23の脱磁工程を、交番磁界発生装置32を設けること
なく行うこともできる。
【0046】詳述すると、図10に示されるように、ダ
クト40を介してバスケット42に収集された破砕物を
炉28の中に入れ、炉内温度を熱消磁温度まで上昇させ
ることにより磁石片36を脱磁することができる。
【0047】以上、各種工程での脱磁方法について説明
したが、一回の脱磁で完全に消磁できない場合は、破砕
前に脱磁し、さらに破砕後にも脱磁工程を入れるなど、
これらの方法を組み合わせることもある。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明のうちで請求項1に記載の発明によれば、永久磁石
を有する廃棄物を脱磁し、脱磁後の廃棄物を破砕し、破
砕物を鉄分と非鉄分とに分別するようにしたので、磁石
破片が破砕機に付着してつまるというような故障が解消
し、かつ、分別回収された鉄分の純度が向上する。
【0049】また、請求項2に記載の発明によれば、廃
棄物である圧縮機を交流電源に接続し、ロータの位置に
無関係に交番磁界をかけるようにしたので、破砕する前
の圧縮機を安価に脱磁することができる。
【0050】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
廃棄物をさらに加熱するようにしたので、交番磁界によ
る消磁と加熱による消磁の効果を同時に得ることがで
き、効率的に脱磁することができる。
【0051】また、請求項4に記載の発明によれば、商
用電源の電圧をトランスを介して昇圧した後、圧縮機に
接続するようにしたので、圧縮機を安価に脱磁すること
ができる。
【0052】また、請求項5に記載の発明によれば、廃
棄物を炉の中に入れ、炉内温度を永久磁石の熱消磁温度
まで上昇させるようにしたので、脱磁を容易に行うこと
ができる。
【0053】また、請求項6に記載の発明によれば、破
砕機より排出された破砕物を脱磁し、脱磁後の破砕物を
鉄分と非鉄分とに分別するようにしたので、分別回収さ
れた鉄分の純度が向上する。
【0054】また、請求項7に記載の発明によれば、破
砕物に交番磁界をかけるようにしたので、脱磁を安価に
行うことができる。
【0055】また、請求項8に記載の発明によれば、分
別された鉄分を脱磁するようにしたので、回収される鉄
分の純度を向上させることができる。
【0056】また、請求項9に記載の発明によれば、分
別された鉄分に交番磁界をかけるようにしたので、脱磁
を安価に行うことができる。
【0057】また、請求項10に記載の発明によれば、
分別された鉄分を炉の中に入れ、炉内温度を永久磁石の
熱消磁温度まで上昇させるようにしたので、脱磁を容易
に行うことができる。
【0058】また、請求項11に記載の発明によれば、
永久磁石を有する廃棄物を脱磁手段により脱磁し、脱磁
後の廃棄物を破砕機により破砕し、破砕機より排出され
た破砕物を磁力選別機により鉄分と非鉄分に分別するよ
うにしたので、磁石破片が破砕機に付着してつまること
がなく、分別回収された鉄分の純度が向上する。
【0059】また、請求項12に記載の発明によれば、
脱磁手段により廃棄物に交番磁界を発生させるようにし
たので、脱磁を安価に行うことができる。
【0060】また、請求項13に記載の発明によれば、
脱磁手段により廃棄物の温度を永久磁石の熱消磁温度ま
で上昇させるようにしたので、脱磁を容易に行うことが
できる。
【0061】また、請求項14に記載の発明によれば、
永久磁石を有する廃棄物を破砕機により破砕し、破砕機
より排出された破砕物を磁力選別機により鉄分と非鉄分
に分別し、分別前の破砕物あるいは分別後の破砕物を脱
磁手段により脱磁するようにしたので、分別回収された
鉄分の純度が向上する。
【0062】また、請求項15に記載の発明によれば、
交番磁界発生装置を脱磁手段として使用するようにした
ので、脱磁を安価に行うことができる。
【0063】また、請求項16に記載の発明によれば、
脱磁手段により廃棄物の温度を永久磁石の熱消磁温度ま
で上昇させるようにしたので、脱磁を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる廃棄物の処理装置の概略図で
ある。
【図2】 本発明にかかる廃棄物の処理方法のフローチ
ャートである。
【図3】 圧縮機を運転する場合の結線図である。
【図4】 廃棄物となった図3の圧縮機の脱磁方法を示
す概略図である。
【図5】 廃棄物となった図3の圧縮機の別の脱磁方法
を示す概略図である。
【図6】 本発明にかかる廃棄物の別の処理方法のフロ
ーチャートである。
【図7】 図6の処理方法における脱磁工程を示す概略
図である。
【図8】 本発明にかかる廃棄物のさらに別の処理方法
のフローチャートである。
【図9】 図8の処理方法における脱磁工程を示す概略
図である。
【図10】 図8の処理方法における別の脱磁工程を示
す概略図である。
【符号の説明】
18 圧縮機 20 ターミナル 24 電源 26 トランス 28 炉 30,38 ベルトコンベヤ 32 交番磁界発生装置 32a コイル 32b 交流電源 34 鉄片 36 磁石片 40 ダクト 42 バスケット M 破砕機 S 磁力選別機 W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米川 哲史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA22 CA04 CA09 CA22 CA50 CB13 CB50 DA02 DA06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石を有する廃棄物を脱磁し、脱磁
    後の廃棄物を破砕機を使用して破砕し、破砕機より排出
    された破砕物を鉄分と非鉄分とに分別するようにした廃
    棄物の処理方法。
  2. 【請求項2】 上記廃棄物が圧縮機であって、該圧縮機
    を交流電源に接続し、ロータの位置に無関係に交番磁界
    をかけることにより脱磁するようにした請求項1に記載
    の廃棄物の処理方法。
  3. 【請求項3】 上記廃棄物をさらに加熱するようにした
    請求項2に記載の廃棄物の処理方法。
  4. 【請求項4】 上記交流電源として商用電源を使用し、
    該商用電源の電圧をトランスを介して昇圧した後、上記
    圧縮機に接続した請求項2に記載の廃棄物の処理方法。
  5. 【請求項5】 上記廃棄物を炉の中に入れ、炉内温度を
    永久磁石の熱消磁温度まで上昇させることにより脱磁す
    るようにした請求項1に記載の廃棄物の処理方法。
  6. 【請求項6】 永久磁石を有する廃棄物を破砕機を使用
    して破砕し、破砕機より排出された破砕物を脱磁し、脱
    磁後の破砕物を鉄分と非鉄分とに分別するようにした廃
    棄物の処理方法。
  7. 【請求項7】 破砕機から排出された破砕物に交番磁界
    をかけることにより脱磁するようにした請求項6に記載
    の廃棄物の処理方法。
  8. 【請求項8】 永久磁石を有する廃棄物を破砕機を使用
    して破砕し、破砕機より排出された破砕物を鉄分と非鉄
    分とに分別し、分別された鉄分を脱磁するようにした廃
    棄物の処理方法。
  9. 【請求項9】 分別された鉄分に交番磁界をかけること
    により脱磁するようにした請求項8に記載の廃棄物の処
    理方法。
  10. 【請求項10】 分別された鉄分を炉の中に入れ、炉内
    温度を永久磁石の熱消磁温度まで上昇させることにより
    脱磁するようにした請求項8に記載の廃棄物の処理方
    法。
  11. 【請求項11】 脱磁手段と破砕機と磁力選別機とを備
    え、永久磁石を有する廃棄物を上記脱磁手段により脱磁
    し、脱磁後の廃棄物を上記破砕機により破砕し、上記破
    砕機より排出された破砕物を上記磁力選別機により鉄分
    と非鉄分に分別するようにした廃棄物の処理装置。
  12. 【請求項12】 上記脱磁手段により廃棄物に交番磁界
    を発生させるようにした請求項11に記載の廃棄物の処
    理装置。
  13. 【請求項13】 上記脱磁手段により廃棄物の温度を永
    久磁石の熱消磁温度まで上昇させるようにした請求項1
    1に記載の廃棄物の処理装置。
  14. 【請求項14】 破砕機と磁力選別機と脱磁手段とを備
    え、永久磁石を有する廃棄物を上記破砕機により破砕
    し、上記破砕機より排出された破砕物を上記磁力選別機
    により鉄分と非鉄分に分別し、分別前の破砕物及び分別
    後の破砕物のいずれか一方を上記脱磁手段により脱磁す
    るようにした廃棄物の処理装置。
  15. 【請求項15】 上記脱磁手段が交番磁界発生装置であ
    る請求項14に記載の処理装置。
  16. 【請求項16】 上記脱磁手段により廃棄物の温度を永
    久磁石の熱消磁温度まで上昇させるようにした請求項1
    4に記載の廃棄物の処理装置。
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