JP2001110075A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2001110075A
JP2001110075A JP28810799A JP28810799A JP2001110075A JP 2001110075 A JP2001110075 A JP 2001110075A JP 28810799 A JP28810799 A JP 28810799A JP 28810799 A JP28810799 A JP 28810799A JP 2001110075 A JP2001110075 A JP 2001110075A
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JP
Japan
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tilt
coil
optical pickup
elastic member
objective lens
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JP28810799A
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Inventor
Junya Aso
淳也 麻生
Tadashi Maki
直史 牧
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンジェンシャル方向の傾きを抑制すること
のできる光ピックアップ装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 4軸アクチュエータのチルト板バネ剛性
の低さにより発生した対物レンズフォーカス方向動作時
に発生するタンジェンシャル方向の傾きをチルト補正す
るために、対物レンズ1を搭載したレンズホルダ2と中
継基板との間に傾きを発生させるキャンセル板バネ14
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップ装
置に係り、特に高密度ディスク、コンパクトディスク等
の光ディスクにおける記録再生に使用される光ピックア
ップ装置であって、スキュー角を補正するためのチルト
制御を可能にした光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の4軸アクチュエータ装置に
ついて図6、図7に基づいて説明する。
【0003】図6は従来の4軸アクチュエータ装置の斜
視図であり、図7は図6の分解斜視図であり、図8は図
6の挙動説明図である。
【0004】図6、図7に示すように従来の4軸アクチ
ュエータは、光ディスクに光を集光させる対物レンズ1
と、対物レンズ1が接着などにより取り付けられ、対物
レンズ1を保持するレンズホルダ2と、対物レンズ1を
搭載したレンズホルダ2をフォーカス方向(光ディスク
記録面に対し垂直方向)に移動させるフォーカスコイル
3と、対物レンズ1を搭載したレンズホルダ2をトラッ
キング方向(光ディスク半径方向)に移動させるトラッ
キングコイル4と、を備えて構成されている。この場合
において、フォーカスコイル3およびトラッキングコイ
ル4はレンズホルダ2に接着により取り付けられてい
る。さらに従来の4軸アクチュエータは、フォーカスコ
イル3及びトラッキングコイル4に電流を給電する役割
を担っているとともにレンズホルダ2を中立位置にキー
プしている4本のワイヤ5と、ワイヤ5からフォーカス
コイル3及びトラッキングコイル4に電流を給電する中
継を行う中継基板6と、を備えており、この中継基板6
は接着などによりレンズホルダ2に取り付けられてい
る。
【0005】また、従来の4軸アクチュエータは、レン
ズホルダ2を中立位置にキープしている4本のワイヤ5
が固定されているサスペンションベース7と、フォーカ
スコイル3およびトラッキングコイル4に磁場を与える
マグネット8と、マグネット8が接着などにより固定さ
れるとともに、マグネット8の磁場効率を上げる働きを
するヨーク9と、4本ワイヤ5のダンピングに用いるシ
リコン系のゲルを塗布するための穴もしくは溝を有し、
ヨーク9に接着などにより固定されたサスペンションホ
ルダ10と、固定部材であるサスペンションホルダ10
と可動部材であるサスペンションベース7を弾性支持す
るチルト板バネ11と、サスペンションホルダ10に接
着などにより固定されているチルトコイル12と、可動
部材であるサスペンションベースに接着などにより固定
されたチルトマグネット13と、を備えて構成されてい
る。
【0006】上記構成を有する従来の4軸アクチュエー
タは、対物レンズ1の光軸の調整を行った後、光ピック
アップのベースとなるキャリッジに接着もしくは半田な
どにより精度よく固定される。そして、フォーカスコイ
ル3およびトラッキングコイル4に流す電流の大きさお
よび向きを変えることによりフレミングの左手の法則に
よりフォーカスコイル3およびトラッキングコイル4を
保持しているレンズホルダ2がフォーカス方向およびト
ラッキング方向の2軸方向に駆動できる構成になってい
る。さらに従来の4軸アクチュエータにおいては、光デ
ィスクと対物レンズ1との光軸の傾きを調整するスキュ
ー調整軸が付加されている。この結果、フレミングの左
手の法則に従って、2個のチルトマグネット13の各々
にフォーカス方向および逆方向に力が働くようにチルト
コイル12に電流を流すと、チルト板バネ11は捻れ、
磁気力とチルト板バネ11の戻り力との釣り合ったとこ
ろまで変位する。従って、この電流の量と方向でラジア
ル方向のチルト補正が可能である。
【0007】また、フレミングの左手の法則に従って、
2個のチルトマグネット13の各々にフォーカス方向の
同方向に力が働くようにチルトコイル12に電流を流す
と、チルト板バネ11は撓み、磁気力とチルト板バネ1
1の戻り力との釣り合ったところまで変位する。この電
流の量と方向でタンジェンシャル方向のチルト補正が可
能である。
【0008】以上の構成により、従来の4軸アクチュエ
ータは、光ディスク記録面とのフォーカス位置、トラッ
キング位置、ラジアル方向およびタンジェンシャル方向
の光軸スキューをチルト補正し、情報の記録および再生
を行っている。ここで、スキューとは、理想的な設計条
件からずれて対物レンズの光軸が光ディスク面に対する
垂直度を失って傾きを生じた状態を表し、チルトとはス
キューを生じた状態を是正するために制御を加えて対物
レンズ等を意図的に傾斜させることを表す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在におい
ては光ディスクの高密度化が進んでおり、上記従来の4
軸アクチュエータを有する光ピックアップの構成では、
高密度光ディスクの録再には、従来の光ディスクの場合
に無視できた光ディスクのタンジェンシャルスキュー、
ラジアルスキューが検出信号の信頼性の点から問題にな
ってきている。
【0010】このため、例えばDVD等においては、レ
ーザの短波長化、光学系の高NA(開口数)化に対応し
てダイナミックスキューマージンが減少するため、チル
ト調整機構は必須となっている。
【0011】また、現在市場では多種のメーカから規格
外の光ディスクも氾濫してきており、このような規格外
の光ディスクにおいては、記録あるいは再生ができない
という問題点が生じている。従って、光ディスクごとに
チルト調整が可能でかつ薄型に適した4軸アクチュエー
タの技術的ニーズは非常に大きいと考えられる。さら
に、市場における画像データおよび動画データ等の情報
量の急速な増大により、今まで以上のデータ記録再生の
高速化が進んでいる。
【0012】しかしながら、従来の4軸アクチュエータ
の方式では高速化に伴うスキュー感度の向上を考慮した
場合、チルト板バネの剛性を抑える必要がある。このよ
うな剛性が低いチルト板バネを用いた4軸アクチュエー
タにおいて、対物レンズをフォーカス方向へ駆動する動
作を行った場合、図8に示すように、対物レンズを搭載
したレンズホルダごとθ1のタンジェンシャル方向に傾
きが発生するという問題点を有していた。
【0013】そこで、本発明の目的は、対物レンズをフ
ォーカス方向へ駆動する動作を行った場合であっても、
レンズホルダのタンジェンシャル方向への傾きを抑制す
ることができる光ピックアップ装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の光ピ
ックアップの問題点を解決するものであり、本発明の光
ピックアップ装置は、キャリッジ内部に搭載された対物
レンズと、対物レンズをフォーカス、トラック方向に移
動するためのフォーカスコイルと、トラックコイルを有
するレンズホルダを支持する少なくとも4本の第1の弾
性部材と、第1の弾性部材の他端を固定するサスペンシ
ョンホルダを有するアクチュエータと、を備え、ディス
ク状の記録媒体に情報を記録し、あるいは、記録媒体の
情報を再生する光ピックアップ装置において、レンズホ
ルダと第1の弾性部材の間に配置された第2の弾性部材
と、外部より入力される光ディスクの対物レンズの光軸
に対するスキュー角に対応するスキュー角検出信号に基
づいて第2の弾性部材を捻りあるいは撓ませるチルト補
正手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0015】本発明によれば、4軸アクチュエータのス
キュー板バネ剛性の弱さにより発生した対物レンズフォ
ーカス方向動作時に発生するタンジェンシャル方向の傾
きをチルト補正することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0017】本発明の請求項1に記載の発明は、キャリ
ッジ内部に搭載された対物レンズと、対物レンズをフォ
ーカス、トラック方向に移動するためのフォーカスコイ
ルと、トラックコイルを有するレンズホルダを支持する
少なくとも4本の第1の弾性部材と、第1の弾性部材の
他端を固定するサスペンションホルダを有するアクチュ
エータと、を備え、ディスク状の記録媒体に情報を記録
し、あるいは、記録媒体の情報を再生する光ピックアッ
プ装置において、レンズホルダと第1の弾性部材の間に
配置された第2の弾性部材と、外部より入力される光デ
ィスクの対物レンズの光軸に対するスキュー角に対応す
るスキュー角検出信号に基づいて第2の弾性部材を捻り
あるいは撓ませるチルト補正手段と、を備えたことを特
徴とするものであり、光ディスクの対物レンズの光軸に
対するスキュー角に対応するスキュー角検出信号に基づ
いて第2の弾性部材を捻りあるいは撓ませることにより
タンジェンシャル方向あるいはラジアル方向にチルト補
正する。
【0018】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明において、第2の弾性部材を複数配置し、第
2の弾性部材を介してフォーカスコイルおよびトラック
コイルへの電源供給を行うことを特徴とするものであ
り、部品点数を削減し、構造を簡略化することができ
る。
【0019】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、チルト補正手段は、第2の弾性
部材をタンジェンシャル方向に捻ることによりラジアル
方向のスキュー角を補正することを特徴とするものであ
る。
【0020】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
記載の発明において、チルト補正手段は、第2の弾性部
材を撓ませることによりタンジェンシャル方向のスキュ
ー角を補正することを特徴とするものである。
【0021】(実施の形態1)図1は本発明の第1実施
の形態における4軸アクチュエータ装置の斜視図であ
り、図2は図1の分解斜視図であり、図3は図1の挙動
説明図である。
【0022】4軸アクチュエータは、図1、図2に示す
ように、光ディスクに光を集光させる対物レンズ1と、
レンズホルダであり、対物レンズ1が接着等の手段によ
り取り付けられたレンズホルダ2と、対物レンズ1を搭
載したレンズホルダ2をフォーカス方向(光ディスク記
録面に対し垂直方向)に駆動するフォーカスコイル3
と、対物レンズ1を搭載したレンズホルダ2をトラッキ
ング方向(光ディスク半径方向)に駆動するトラッキン
グコイル4と、を備えて構成されている。この場合にお
いて、フォーカスコイル3およびトラッキングコイル4
は接着によりレンズホルダ2に取り付けられている。さ
らに4軸アクチュエータは、フォーカスコイル3及びト
ラッキングコイル4に電流を給電する役割を担っている
とともにレンズホルダ2を中立位置にキープしている4
本のワイヤ5と、ワイヤ5からフォーカスコイル3及び
トラッキングコイル4に電流を給電する中継を行う中継
基板6と、を備えて構成されている。この場合におい
て、中継基板6は接着などによりレンズホルダ2に取り
付けられている。
【0023】さらにまた4軸アクチュエータは、レンズ
ホルダを中立位置にキープしている4本のワイヤ5が固
定されているサスペンションベース7と、フォーカスコ
イル3およびトラッキングコイル4に磁場を与えるマグ
ネット8と、マグネット8が接着などにより固定されて
おり、マグネット8の磁場効率を上げる働きをしている
ヨーク9と、4本ワイヤ5のダンピングに用いるシリコ
ン系のゲルを塗布するための穴もしくは溝を有してお
り、ヨーク9に接着などにより固定されたサスペンショ
ンホルダ10と、固定部材であるサスペンションホルダ
10と可動部材であるサスペンションベース7を弾性支
持するチルト板バネ11と、を備えて構成されている。
【0024】また、4軸アクチュエータは、サスペンシ
ョンホルダ10に接着などにより固定されたチルトコイ
ル12と、可動部材であるサスペンションベースに接着
などにより固定されたチルトマグネット13と、中継基
板6とレンズホルダ2を接着および半田などにより固定
されたキャンセル板バネ14と、を備えて構成されてい
る。この場合において、キャンセル板バネ14は、キャ
ンセル板バネ14の中心を軸とし対物レンズ1を搭載し
たレンズホルダ2ごとタンジェンシャル方向に自由度を
もたせる構成となっている。
【0025】上記構成を有する4軸アクチュエータは、
対物レンズ1の光軸の調整を行った後、光ピックアップ
のベースとなるキャリッジに接着もしくは半田などによ
り精度よく固定される。そして、フォーカスコイル3お
よびトラッキングコイル4に流す電流の大きさおよび向
きを変えることにより、フレミングの左手の法則により
フォーカスコイル3およびトラッキングコイル4を保持
しているレンズホルダ2がフォーカス方向およびトラッ
キング方向の2軸方向に駆動することとなる。さらに4
軸アクチュエータにおいては、光ディスクと対物レンズ
1との光軸の傾きを調整するスキュー調整軸が付加され
ている。これにより、フレミングの左手の法則に従っ
て、2個のチルトマグネット13の各々にフォーカス方
向および逆方向に力が働くようにチルトコイル12に電
流を流すと、チルト板バネ11は捻れ、磁気力とチルト
板バネ11の戻り力とが釣り合った状態まで変位する。
従って、チルトコイル12にチルト板バネ11が捻れる
ように流す電流の量と方向でラジアル方向のチルト補正
が可能となっている。
【0026】また、フレミングの左手の法則に従って、
2個のチルトマグネット13の各々にフォーカス方向の
同方向に力が働くようにチルトコイル12に電流を流す
と、チルト板バネ11は撓み、磁気力とチルト板バネ1
1の戻り力との釣り合った状態まで変位する。従って、
チルトコイル12にチルト板バネ11が撓むように流す
電流の量と方向でタンジェンシャル方向のチルト補正が
可能である。
【0027】図4に本発明の実施の形態1の制御系の説
明図を示す。第1実施の形態の光ピックアップの制御系
20は、光ディスク21の対物レンズ1の光軸に対する
傾き(=スキュー角θ)を光学的に検出し、スキュー角
θ(ラジアル方向およびタンジェンシャル方向の双方を
含む。)に対応するスキュー角検出信号SSKWを出力す
るスキューセンサ22と、スキュー角検出信号SSKWに
基づいてチルト制御信号SCを出力するコントローラ2
3と、チルト制御信号SCに基づいて、チルトコイル1
2に流す電流量を制御駆動するためのドライブ信号SD
1、SD2を生成し、出力するドライバ24と、を備えて
構成されている。
【0028】次にフォーカス方向への駆動力を発生させ
た場合のタンジェンシャルスキューのチルト補正をする
ための動作について図3を用いて説明する。
【0029】フォーカスコイル3に電流を流し、フレミ
ングの左手の法則に従って対物レンズ1を搭載したレン
ズホルダ2が上下に可動する。この時チルト板バネ11
をアクチュエータの感度向上のため剛性が低い部材にし
た場合、フォーカス駆動力によりθ1というタンジェン
シャル方向のスキュー角θ1が発生する。このとき、光
ピックアップの制御系20のスキューセンサ22は、光
ディスク21の対物レンズ1の光軸3Aに対する傾き
(=スキュー角θ)を検出し、スキュー角θ(ラジアル
方向およびタンジェンシャル方向の双方を含む。)に対
応するスキュー角検出信号SSKWをコントローラ23に
出力する。コントローラ23は、スキュー角検出信号S
SKWに基づいてチルト制御信号SCをドライバ24に出力
する。ドライバ24は、チルト制御信号SCに基づい
て、チルトコイル12に流す電流量を制御し、ドライブ
信号SD1、SD2を生成し、出力する。
【0030】これにより、サスペンションベース7がチ
ルト動作をして、チルト板バネ11がθ1だけ傾斜す
る。これに応じてワイヤ5はθ2だけ傾斜する。他方、
レンズホルダ2にはフォーカス及びトラッキングサーボ
制御がかかっているから、レンズホルダ2は現在の姿勢
を維持しようとする。そこで、キャンセル板バネ14は
θ2に対応する角度だけ捻れて、ワイヤ5の傾斜とレン
ズホルダ2の姿勢の維持に追従する。こうして、中継基
板6とレンズホルダ2とをキャンセル板バネ14の捻り
により対物レンズ1を搭載したレンズホルダ2ごとタン
ジェンシャル方向に発生したスキュー角θ1と同じ角度
量を有するチルト補正角θ2を機械構造的に発生させ、
フォーカス駆動時に発生するスキュー角θ1をチルト補
正させることができるのである。より詳細には、ラジア
ル方向のスキューが発生した場合には、2個のチルトマ
グネット13の各々にフォーカス方向および逆方向に力
が働くようにチルトコイル12に電流を流すことによ
り、チルト板バネ11を捻り、磁気力とチルト板バネ1
1の戻り力とが釣り合った状態まで変位させることによ
りラジアル方向のチルト補正が可能となっている。
【0031】また、タンジェンシャル方向のスキューが
発生した場合には、2個のチルトマグネット13の各々
にフォーカス方向の同方向に力が働くようにチルトコイ
ル12に電流を流すことにより、チルト板バネ11を撓
ませ、磁気力とチルト板バネ11の戻り力との釣り合っ
た状態まで変位させることによりタンジェンシャル方向
のチルト補正が可能である。
【0032】以上の構成により、光ディスク記録面との
フォーカス位置、トラッキング位置、ラジアル方向およ
びタンジェンシャル方向の光軸スキューを調整し、情報
の記録および再生を行うことにより、レンズホルダのタ
ンジェンシャル方向への傾き(スキュー)を抑制した状
態で、情報の記録および再生を行うことができる。
【0033】(実施の形態2)上記第1実施の形態にお
いては、キャンセル板バネ14は、給電線とは別個に設
けていたが、本第2実施の形態は、キャンセル板バネ1
4と給電線を共用する場合の実施の形態である。図5は
本発明の第2実施の形態における4軸アクチュエータ平
面図である。同図において、分割キャンセル板バネ15
は、第1実施の形態におけるキャンセル板バネ14の機
能と給電線の機能とを共用可能にしたものであり、この
分割キャンセル板バネ15以外の構成は、第1実施の形
態と同様であるので、その詳細な説明を省略する。分割
キャンセル板バネ15は、第1実施の形態におけるキャ
ンセル板バネ14を左右とも2分割にし、中継基板6と
レンズホルダ2とを接着および半田などにより固定した
状態となっている。
【0034】このような構成を採ることにより、分割キ
ャンセル板バネ15は、4本ワイヤ5よりフォーカスコ
イル3およびトラッキングコイル4に電流を供給する給
電線の機能を兼ね備えることとなり、第1実施の形態と
同様の効果のほか、構造を簡略化することができ、部品
点数を削減することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明により、光ディスク
のそりなどにより発生するスキュー角を補正できること
になり、常に最適な信号読取スキューに調整することが
できるため光ディスクの読取性能が向上する。また、4
軸アクチュエータの感度をさらに向上することができ高
倍速録再に適したアクチュエータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態における4軸アクチュ
エータ装置の斜視図
【図2】図1の分解斜視図
【図3】図1の挙動説明図
【図4】本発明の実施の形態1の制御系の説明図
【図5】本発明の第2実施の形態における4軸アクチュ
エータ平面図
【図6】従来の4軸アクチュエータ装置の斜視図
【図7】図6の分解斜視図
【図8】図6の挙動説明図
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 レンズホルダ 3 フォーカスコイル 4 トラッキングコイル 5 ワイヤ 6 中継基板 7 サスペンションベース 8 マグネット 9 ヨーク 10 サスペンションホルダ 11 チルト板バネ 12 チルトコイル 13 チルトマグネット 14 キャンセル板バネ 15 分割キャンセル板バネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリッジ内部に搭載された対物レンズ
    と、前記対物レンズをフォーカス、トラック方向に移動
    するためのフォーカスコイルと、トラックコイルを有す
    るレンズホルダを支持する少なくとも4本の第1の弾性
    部材と、前記第1の弾性部材の他端を固定するサスペン
    ションホルダを有するアクチュエータと、を備え、ディ
    スク状の記録媒体に情報を記録し、あるいは、前記記録
    媒体の情報を再生する光ピックアップ装置において、前
    記レンズホルダと前記第1の弾性部材の間に配置された
    第2の弾性部材と、外部より入力される前記光ディスク
    の前記対物レンズの光軸に対するスキュー角に対応する
    スキュー角検出信号に基づいて前記第2の弾性部材を捻
    りあるいは撓ませるチルト補正手段と、を備えたことを
    特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】前記第2の弾性部材を複数配置し、前記第
    2の弾性部材を介して前記フォーカスコイルおよび前記
    トラックコイルへの電源供給を行うことを特徴とする請
    求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】前記チルト補正手段は、前記第2の弾性部
    材をタンジェンシャル方向に捻ることによりラジアル方
    向のスキュー角を補正することを特徴とする請求項1記
    載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】前記チルト補正手段は、前記第2の弾性部
    材を撓ませることによりタンジェンシャル方向のスキュ
    ー角を補正することを特徴とする請求項1記載の光ピッ
    クアップ装置。
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