JP2001109993A - Dsrc危険防止システム - Google Patents

Dsrc危険防止システム

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JP2001109993A
JP2001109993A JP28569499A JP28569499A JP2001109993A JP 2001109993 A JP2001109993 A JP 2001109993A JP 28569499 A JP28569499 A JP 28569499A JP 28569499 A JP28569499 A JP 28569499A JP 2001109993 A JP2001109993 A JP 2001109993A
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dsrc
speed
roadside
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Akihisa Kawasaki
晃久 川崎
Kouji Nishikigi
耕司 錦木
Shinichiro Kawasaki
真一郎 川崎
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両速度と道路条件に基づいた詳細な状況判
断により車両に危険を通報する。 【解決手段】 車両に、車両速度情報をDSRC路側機
2に送信する車載器1を搭載する。道路のカーブの直前
にDSRC路側機2を設置する。DSRC路側機2の記
憶手段に、カーブの角度および幅員を含む道路条件に応
じてあらかじめ算出した速度閾値情報を保持する。DS
RC通信装置21で、車載器1から車両速度情報を受信し
て、情報処理装置22で、車両速度が速度閾値を超えてい
るか否かを判断する。車両速度が速度閾値を越えている
場合には、出力装置23で車両に対して警告を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DSRC危険防止
システムに関し、特に、車載器と路側機の間でDSRC
通信を行なって車両に警告を発するDSRC危険防止シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】道路の縁やレーン上に設置した路側機と
車両の間で無線通信を行ない、道路情報などを提供した
り、各種情報サービスを行なうDSRC(Dedicated Sh
ort Range Communication)システムがある。DSRC
システムでは、電波や赤外線を使って、車両が路側機の
直近を通過する短時間のうちに、車両に搭載されたDS
RC車載器と路側機の間で交信を行ない、交通案内や警
告などをする。
【0003】また、車両の衝突防止や自動運転のため
に、車両と地上設備の間で無線交信して、車両を制御す
るシステムが提案されている。例えば、特開平4‐16041
3号公報に開示されている移動車の走行制御設備では、
図6に示すように、道路に埋設されたタグに先行車両の
有無を書き込み、後続車両の車載器のタグリーダでタグ
の情報を読み取り、前方に車両がいるか否かを判別し、
先行車両が存在する場合は停止するように制御してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、車両速度やカーブの状況や車種に応じた
危険情報の通知は困難であり、一般道路を走行する車両
に十分な危険情報を通知することができないという問題
がある。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決して、D
SRCシステムにおいて、道路や車両の状況を判断し
て、より詳細な危険情報を車両に通知することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、道路のカーブの直前に設置したDS
RC路側機と、車両に搭載した車載器とからなるDSR
C危険防止システムのDSRC路側機に、カーブの半径
および幅員を含む道路条件に応じてあらかじめ算出した
速度閾値情報を保持する記憶手段と、車載機から車両速
度情報を受信する手段と、受信した車両速度が速度閾値
を超えているか否かを判断する手段と、車両速度が速度
閾値を越えている場合に警告を発する手段とを備え、車
載器に、車両速度情報をDSRC路側機に送信する手段
を備えた構成とした。このように構成したことにより、
より詳細な状況判断に基づいて車両に危険を通報するこ
とができる。
【0007】また、道路の死角となる場所に設置したD
SRC路側機と、車両に搭載した車載器とからなるDS
RC危険防止システムのDSRC路側機に、車載器とD
SRC通信を行うことにより死角となる場所での車両の
有無を判断する手段と、死角となる場所に車両が存在し
た場合に他の車両に警告を発する出力手段とを備えた構
成とした。このように構成したことにより、死角となる
場所に車両が存在して危険であることを後続の車両に通
知することができる。
【0008】また、道路の死角となる場所に設置した出
口側DSRC路側機と、道路の死角となる場所の手前に
設置した入口側DSRC路側機と、車両に搭載した車載
器と、情報処理装置とからなるDSRC危険防止システ
ムの出口側DSRC路側機に、車載器とDSRC通信を
行う手段を設け、情報処理装置に、死角となる場所での
車両の有無を判断する手段を設け、入口側DSRC路側
機に、死角となる場所の手前に車両が存在する場合に手
前の車両の車載器に警告情報を送信する手段を備え、車
載器に、入口側DSRC路側機から前記警告情報を受信
する手段と、受信した警告情報を音声または表示により
ユーザに伝える手段とを備えた構成とした。このように
構成したことにより、死角となる場所に車両が存在して
危険であることを、後続の車両の車内で知らせることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
【0010】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、車載機から受信した車両速度が速度閾値を越
えている場合に、DSRC路側機で警告を発するDSR
C危険防止システムである。
【0011】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
るDSRC危険防止システムの機能ブロック図である。
図1において、車載器1は、車両に搭載されたDSRC
通信を利用する装置である。DSRC11は、車速検出装
置から得られた車両速度をDSRC路側機に伝える車載
DSRC通信装置である。車速検出装置12は、進入車両
に搭載された走行速度を検出する装置である。
【0012】DSRC路側機2は、カーブ手前に設置さ
れたDSRC路側装置である。DSRC21は、DSRC
路側機側のDSRC通信装置である。情報処理装置22
は、DSRC通信装置により得た車両の進入速度からそ
の進入速度が危険か否かを判断する装置である。出力装
置23は、情報処理装置により危険と判断されたときに、
警報音を発したり警報画面表示を行う装置である。
【0013】上記のように構成された本発明の第1の実
施の形態におけるDSRC危険防止システムの動作を説
明する。
【0014】(1)カーブ手前に設置された路側機2の
DSRC通信領域内に車載器1が搭載された車両が進入
すると、車両に設置された車載器1は、自車の進入速度
を車速検出装置12から得て、車載DSRC通信装置11に
より路側機2に送信する。
【0015】(2)路側機2は、DSRC通信装置21に
より当該車両の進入速度を受信し、情報処理装置22に送
る。
【0016】(3)情報処理装置22では、進入速度が速
度閾値より大きければ危険と判断し、出力装置23に警報
を発するよう指示する。
【0017】(4)出力装置23では、情報処理装置22の
指示に従い、当該車両に対し警報音を発するか、あるい
は警告表示を行い、運転者に危険を通知する。
【0018】上記のように、本発明の第1の実施の形態
では、DSRC危険防止システムを、車載機から受信し
た車両速度が速度閾値を越えている場合に、DSRC路
側機で警告を発する構成としたので、カーブに高速で進
入する車両に危険を通報することができる。
【0019】なお、本発明において出力装置を単にビー
プ音とすることも可能であるが、この出力装置を音声出
力とした場合、DSRC11とDSRC21との間の路車間
通信において車両番号や車種情報を特定し、例えば「多
摩55まの1234の車スピードがですぎています」や
「白のマークIIその速度では危険です」などといった音
声を発することが可能となる。
【0020】さらに出力装置を画像出力とした場合、D
SRC11とDSRC21との間の路車間通信において車両
番号や車種情報を特定し、例えば「多摩55まの123
4の車スピードがですぎています」や「白のマークIIそ
の速度では危険です」などを表示することが可能とな
る。
【0021】また、車速検出装置としては、車両から取
り出した車速パルスが一般的であるが、車載機を独立し
て機能させるために加速度センサの利用や、GPS受信
機などが挙げられる。
【0022】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、カーブに進入する車載機から受信した車両速
度が、カーブに応じた速度閾値を越えている場合に、D
SRC路側機で警告を発するDSRC危険防止システム
である。
【0023】本発明の第2の実施の形態におけるDSR
C危険防止システムの基本的構成は、図1に示したもの
と同じである。第1の実施の形態と異なるところは、路
側機の設置されたカーブ毎に異なるカーブの半径などの
状況に応じてあらかじめ進入車両に対する閾値を算出し
ておき、情報処理装置で、車両の進入速度が閾値を超え
ているか否かを判断し、危険と判断されたときに警報を
当該車両に伝える点である。
【0024】上記のように構成された本発明の第2の実
施の形態におけるDSRC危険防止システムの動作を説
明する。
【0025】(1)カーブ手前に設置された路側機2の
DSRC通信領域内に、車載器1が搭載された車両が進
入すると、車両に設置された車載器1は、自車の進入速
度を車載DSRC通信装置11により路側機2に送信す
る。
【0026】(2)路側機2は、DSRC通信装置21に
より当該車両の進入速度を受信し、情報処理装置22に送
る。
【0027】(3)情報処理装置22では、路側機2の設
置されたカーブ毎に異なるカーブの半径および幅員を含
む道路条件に応じてあらかじめ算出した速度閾値情報を
記憶手段(図示せず)から読み出し、受信した当該車両
の進入速度と比較する。進入速度が閾値を超えていると
判断したならば、出力装置23に警報を発するよう指示す
る。
【0028】(4)出力装置23では、情報処理装置22の
指示に従い当該車両に対し警報音を発するか、あるいは
警告表示を行い運転者に危険を通知する。
【0029】上記のように、本発明の第2の実施の形態
では、DSRC危険防止システムを、カーブに進入する
車載機から受信した車両速度が、カーブに応じた速度閾
値を越えている場合に、DSRC路側機で警告を発する
構成としたので、カーブに応じた速度を超えて進入する
車両に危険を通報することができる。
【0030】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、カーブに進入する車載機から受信した車両の
制動特性を考慮した速度閾値を越えている場合に、DS
RC路側機で警告を発するDSRC危険防止システムで
ある。
【0031】本発明の第3の実施の形態におけるDSR
C危険防止システムの基本的構成は、図1に示したもの
と同じである。第1,2の実施の形態と異なるところ
は、カーブの半径などに応じてあらかじめ算出した速度
閾値を、進入車両に搭載された車載機から送られた進入
車両の個別の制動特性などに応じて修正する点である。
【0032】上記のように構成された本発明の第3の実
施の形態におけるDSRC危険防止システムの動作を説
明する。
【0033】(1)カーブ手前に設置された路側機2の
DSRC通信領域内に、車載器1が搭載された車両が進
入すると、車両に設置された車載器1は、自車の進入速
度と車両の個別の制動特性などの情報を、車載DSRC
通信装置11により路側機2に送信する。
【0034】(2)路側機2は、DSRC通信装置21に
より当該車両の進入速度と車両の個別の制動特性などの
情報を受信し、情報処理装置22に送る。
【0035】(3)情報処理装置22では、進入車両に搭
載された車載器1から送られた進入車両の個別の制動特
性などの情報に応じて、路側機2の設置されたカーブ毎
に異なるカーブの半径などの状況からあらかじめ算出し
た進入車両に対する速度閾値を修正する。受信した当該
車両の進入速度が、修正した速度閾値を超えているかい
ないかを判断し、超えていると判断したならば、出力装
置23に警報を発するよう指示する。
【0036】(4)出力装置23では、情報処理装置22の
指示に従い当該車両に対し警報音を発するか、あるいは
警告表示を行い運転者に危険を通知する。
【0037】上記のように、本発明の第3の実施の形態
では、DSRC危険防止システムを、カーブに進入する
車載器から受信した車両の制動特性を考慮した速度閾値
を越えている場合に、DSRC路側機で警告を発する構
成としたので、カーブの状況と車両の制動特性に応じた
速度を超えて進入する車両に警告を発することができ
る。
【0038】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、自車両の速度が、DSRC路側機から受信し
た速度閾値を超えている場合に、音声または表示により
警告するDSRC危険防止システムである。
【0039】図2は、本発明の第4の実施の形態におけ
るDSRC危険防止システムの機能ブロック図である。
図2において、車載DSRC通信装置11は、路側機か
ら、カーブの半径などの状況からあらかじめ算出した閾
値を受信する装置である。情報処理装置13は、路側機2
から得た閾値に基づいて、車両速度が危険か否かを判断
する装置である。出力装置14は、情報処理装置13により
危険と判断されたときに警報を出力する装置である。D
SRC通信装置21は、カーブ手前に設置され、カーブの
半径などの状況からあらかじめ算出した閾値を車載器に
送信する装置である。
【0040】上記のように構成された本発明の第4の実
施の形態におけるDSRC危険防止システムの動作を説
明する。
【0041】(1)カーブ手前に設置された路側機2の
DSRC通信領域内に、車載器1が搭載された車両が進
入すると、カーブ手前に設置された路側機2は、当該カ
ーブの半径などの状況からあらかじめ算出した閾値を、
DSRC通信装置21により車載器1に送信する。
【0042】(2)車載器1のDSRC通信装置11で
は、この閾値情報を受信し、情報処理装置13に送る。
【0043】(3)進入車両に搭載された車載器1の車
速検出装置12は、その走行速度を検出し、情報処理装置
13に送る。
【0044】(4)情報処理装置13では、DSRC通信
装置11より受信した閾値と、車速検出装置12から得た当
該車両の進入速度を比較して危険か否かを判断し、危険
と判断したならば、出力装置14に警報を発するよう指示
する。
【0045】(5)出力装置14では、情報処理装置13の
指示に従い警報音を発するか警告表示を行って、運転者
に危険を通知する。
【0046】上記のように、本発明の第4の実施の形態
では、DSRC危険防止システムを、自車両の速度が、
DSRC路側機から受信した速度閾値を超えている場合
に、音声または表示により警告する構成としたので、車
載器で速度超過を警告することができる。
【0047】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態は、受信した速度閾値を、自車両の制動特性に応
じて修正するDSRC危険防止システムである。
【0048】本発明の第5の実施の形態におけるDSR
C危険防止システムの基本的構成は、図2に示したもの
と同じである。第4の実施の形態と異なるところは、受
信した閾値を、車両の制動特性などを考慮して修正する
点である。
【0049】上記のように構成された本発明の第5の実
施の形態におけるDSRC危険防止システムの動作を説
明する。
【0050】(1)カーブ手前に設置された路側機2の
DSRC通信領域内に、車載器1が搭載された車両が進
入すると、カーブ手前に設置された路側機2は、当該カ
ーブの半径などの状況からあらかじめ算出した閾値を、
DSRC通信装置21により車載器1に送信する。
【0051】(2)車載器1のDSRC通信装置11で
は、この閾値情報を受信し、情報処理装置13に送る。
【0052】(3)進入車両に搭載された車載器1の車
速検出装置12は、その走行速度を検出し、情報処理装置
13に送る。
【0053】(4)情報処理装置13では、DSRC通信
装置11より受信した閾値を、当該車両の個別の制動特性
などを考慮して修正する。車両の進入速度が、修正した
閾値を超えているか否かを判断する。危険と判断したな
らば、出力装置14に警報を発するよう指示する。
【0054】(5)出力装置14では、情報処理装置13の
指示に従い、警報音を発するか警告表示を行い、運転者
に危険を通知する。
【0055】上記のように、本発明の第5の実施の形態
では、DSRC危険防止システムを、受信した速度閾値
を、自車両の制動特性に応じて修正する構成としたの
で、カーブの状況と車両の制動特性に応じた警告を行な
うことができる。
【0056】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態は、DSRC路側機で、車載機とのDSRC通信
における受信周波数と基準周波数の差分を測定して車両
速度を算出し、車両速度が速度閾値を超えているか否か
を判断して警告するDSRC危険防止システムである。
【0057】図3は、本発明の第6の実施の形態におけ
るDSRC危険防止システムの機能ブロック図である。
図3において、情報処理装置22は、路側機と進入車両に
搭載された車載機とのDSRC通信における受信周波数
と基準周波数の差分を測定し、この差分から車両の移動
速度を算出し、その進入速度が危険か否かを判断する装
置である。
【0058】上記のように構成された本発明の第6の実
施の形態におけるDSRC危険防止システムの動作を説
明する。
【0059】(1)カーブ手前に設置された路側機2の
DSRC通信領域内に、車載器1が搭載された車両が進
入すると、路側機2は、DSRC通信装置21により当該
車両との通信を行い、このときの周波数情報などを情報
処理装置22に送る。
【0060】(2)情報処理装置22では、受信した当該
車両と路側機2とのDSRC通信における受信周波数と
基準周波数の差分を測定する。この差分から車両の移動
速度を算出し、受信した当該車両の進入速度が危険か否
かを判断する。危険と判断したならば、出力装置23に警
報を発するよう指示する。
【0061】(3)出力装置23では、情報処理装置22の
指示に従い、当該車両に対し警報音を発するか警告表示
を行って、運転者に危険を通知する。
【0062】上記のように、本発明の第6の実施の形態
では、DSRC危険防止システムを、DSRC路側機
で、車載器とのDSRC通信における受信周波数と基準
周波数の差分を測定して車両速度を算出し、車両速度が
速度閾値を超えているか否かを判断して警告する構成と
したので、車両から速度情報を受信することなく、速度
超過の車両に警告を行なうことができる。
【0063】(第7の実施の形態)本発明の第7の実施
の形態は、道路の死角となる場所にDSRC路側機を設
置し、車載器とDSRC通信を行うことにより死角とな
る場所での車両の有無を判断し、死角となる場所に車両
が存在した場合に他の車両に警告を発するDSRC危険
防止システムである。
【0064】図4は、本発明の第7の実施の形態におけ
るDSRC危険防止システムの機能ブロック図である。
図4において、出口路側機5は、カーブ出口などの見通
しの悪い死角となる場所に設置されたDSRC通信を行
う路側機である。情報処理装置7は、出口路側機が路車
間通信を行っているか否かを監視し、出口路側機が通信
を行っている場合に警告情報を出力装置に送信する装置
である。
【0065】上記のように構成された本発明の第7の実
施の形態におけるDSRC危険防止システムの動作を説
明する。
【0066】(1)カーブ出口等、見通しの悪い死角と
なる場所に設置された出口路側機5のDSRC通信領域
内に、車載器31が搭載された車両3が進入すると、出口
路側機5は、DSRC通信装置により車両3との通信を
行い、通信の有無を情報処理装置7に送る。
【0067】(2)情報処理装置7では、この情報をも
とに、出力装置6に警報を発するよう指示する。
【0068】(3)カーブの入口等、見通しの悪い死角
となる場所の手前に設置された出力装置6では、情報処
理装置7の指示に従い、後続車両4や対向車に対し警報
音を発するか警告表示を行って、運転者に危険を通知す
る。
【0069】上記のように、本発明の第7の実施の形態
では、DSRC危険防止システムを、道路の死角となる
場所にDSRC路側機を設置し、車載器とDSRC通信
を行うことにより死角となる場所での車両の有無を判断
し、死角となる場所に車両が存在した場合に他の車両に
警告を発する構成としたので、死角となる場所に車両が
存在することを他の車両に警告することができる。
【0070】(第8の実施の形態)本発明の第8の実施
の形態は、道路の死角となる場所に設置した出口側DS
RC路側機で、先行車両の車載器とDSRC通信を行
い、道路の死角となる場所の手前に設置した入口側DS
RC路側機で、後続車両の車載器に警告情報を送信し、
後続車両の車載器で警告情報を受信すると、音声または
表示によりユーザに伝えるDSRC危険防止システムで
ある。
【0071】図5は、本発明の第8の実施の形態におけ
るDSRC危険防止システムの機能ブロック図である。
図5において、出口路側機5は、カーブ出口等、見通し
の悪い死角となる場所に設置されたDSRC通信を行う
装置である。情報処理装置7は、出口路側機が路車間通
信を行っているか否かを監視し、出口路側機が通信を行
っている場合に警告情報を入口路側機に送信する装置で
ある。入口路側機8は、カーブ入口等、見通しの悪い死
角となる場所の手前に設置され、情報処理装置から送ら
れた警告情報を他の車載機に送信するDSRC通信装置
である。車載器31,41は、路側機とのDSRC通信を行
う車載DSRC通信装置と、路側機からの警報情報を出
力する出力装置からなる装置である。
【0072】上記のように構成された本発明の第8の実
施の形態におけるDSRC危険防止システムの動作を説
明する。
【0073】(1)カーブ出口等、見通しの悪い死角と
なる場所に設置された出口路側機5のDSRC通信領域
内に、車載器31が搭載された車両3が進入すると、出口
路側機5は、DSRC通信装置により車両3との通信を
行い、通信の有無を情報処理装置7に送る。
【0074】(2)情報処理装置7では、この情報をも
とに、入口路側機8に警報を発するよう指示する。
【0075】(3)入口路側機8では、DSRC通信領
域内に、車載器41が搭載された車両4が進入していれ
ば、DSRC通信により、この警告情報を車載器41に送
信する。
【0076】(4)車載器41のDSRC通信装置では、
この警報情報を受信し、出力装置に送る。
【0077】(5)出力装置では、DSRC通信装置の
警報情報に従い、警報音を発するか警告表示を行って、
運転者に危険を通知する。
【0078】上記のように、本発明の第8の実施の形態
では、DSRC危険防止システムを、道路の死角となる
場所に設置した出口側DSRC路側機で、先行車両の車
載器とDSRC通信を行い、道路の死角となる場所の手
前に設置した入口側DSRC路側機で、後続車両の車載
器に警告情報を送信し、後続車両の車載器で警告情報を
受信すると、音声または表示によりユーザに伝える構成
としたので、前方の死角となる場所に車両が存在して危
険であることを、後続車両の車内で警告することができ
る。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、道路のカーブの直前に設置したDSRC路側機
と、車両に搭載した車載器とからなるDSRC危険防止
システムのDSRC路側機に、カーブの角度および幅員
を含む道路条件に応じてあらかじめ算出した速度閾値情
報を保持する記憶手段と、車載機から車両速度情報を受
信する手段と、受信した車両速度が速度閾値を超えてい
るか否かを判断する手段と、車両速度が速度閾値を越え
ている場合に警告を発する手段とを備え、車載器に、車
両速度情報をDSRC路側機に送信する手段を備えたの
で、車両の速度と道路条件に応じて車両に危険を通報す
ることができるという効果が得られる。
【0080】また、DSRC路側機に、車両速度が速度
閾値を越えている場合に車載器に警告情報を送信する手
段を備え、車載器に、DSRC路側機から警告情報を受
信する手段と、受信した警告情報を音声または表示によ
りユーザに伝える手段とを備えたので、車両の速度が道
路条件に基づく危険速度を超えていることを車内で通報
することができるという効果が得られる。
【0081】また、車載器に、車両の制動特性情報をD
SRC路側機に送信する手段を設け、DSRC路側機
に、制動特性情報を車載機から受信する手段と、受信し
た制動特性に応じて閾値を変化させる手段とを設けたの
で、車両速度が道路条件と車両条件に基づく危険速度を
超えていることを通報することができるという効果が得
られる。
【0082】また、車載器に、DSRC路側機から速度
閾値を受信する手段と、自車両の速度が受信した速度閾
値を超えているか否かを判断する手段と、自車両の速度
が速度閾値を超えている場合に音声または表示によりユ
ーザにその旨を伝える手段とを備えたので、車両速度が
道路条件に基づく危険速度を超えていることを車内で判
断して知ることができるという効果が得られる。
【0083】また、車載器に、受信した速度閾値を自車
両の制動特性に応じて変化させる手段を備えたので、車
両速度が道路条件と車両条件に基づく危険速度を超えて
いることを車内で判断して知ることができるという効果
が得られる。
【0084】また、DSRC路側機に、車載機とのDS
RC通信における受信周波数と基準周波数の差分を測定
して車両速度を算出する手段と、車両速度が速度閾値を
超えているか否かを判断する手段とを備えたので、車載
器から車両速度情報を受信しなくても、路側機で車両速
度を測定して、車両速度と道路条件に応じて車両に危険
を通報することができるという効果が得られる。
【0085】また、道路の死角となる場所に設置したD
SRC路側機と、車両に搭載した車載器とからなるDS
RC危険防止システムのDSRC路側機に、車載器とD
SRC通信を行うことにより死角となる場所での車両の
有無を判断する手段と、死角となる場所に車両が存在し
た場合に他の車両に警告を発する出力手段とを備えた構
成とした。このように構成したことにより、前方の死角
となる場所に車両が存在して危険であることを後続の車
両に通知することができる。
【0086】また、道路の死角となる場所に設置した出
口側DSRC路側機と、道路の死角となる場所の手前に
設置した入口側DSRC路側機と、車両に搭載した車載
器と、情報処理装置とからなるDSRC危険防止システ
ムの出口側DSRC路側機に、車載器とDSRC通信を
行う手段を設け、情報処理装置に、死角となる場所での
車両の有無を判断する手段を設け、入口側DSRC路側
機に、死角となる場所の手前に車両が存在する場合に手
前の車両の車載器に警告情報を送信する手段を備え、車
載器に、入口側DSRC路側機から警告情報を受信する
手段と、受信した警告情報を音声または表示によりユー
ザに伝える手段とを備えた構成とした。このように構成
したことにより、前方の死角となる場所に車両が存在し
て危険であることを後続の車両の車内で知らせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1,2,3の実施の形態におけるD
SRC危険防止システムの機能ブロック図、
【図2】本発明の第4,5の実施の形態におけるDSR
C危険防止システムの機能ブロック図、
【図3】本発明の第6の実施の形態におけるDSRC危
険防止システムの機能ブロック図、
【図4】本発明の第7の実施の形態におけるDSRC危
険防止システムの機能ブロック図、
【図5】本発明の第8の実施の形態におけるDSRC危
険防止システムの機能ブロック図、
【図6】従来の危険防止システムの機能ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 DSRC車載器 11 車載器側DSRC装置 12 車速検出装置 13 情報処理装置 2 DSRC路側機 21 路側機側DSRC装置 22 情報処理装置 23 出力装置 24 記憶装置 3 先行車両 31 車載器 4 後続車両 41 車載器 5 出口路側機 6 出力装置 7 情報処理装置 8 入口路側機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 21/00 G08B 21/00 J G08G 1/16 G08G 1/16 D H04L 12/28 H04L 11/00 310B (72)発明者 川崎 真一郎 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5C086 AA51 AA52 BA22 BA30 CA06 CA12 CB16 CB27 DA08 DA40 EA45 5H180 AA01 FF13 LL01 LL02 LL07 LL08 LL15 5K033 BA06 BA17 DA19 EA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路のカーブの直前に設置したDSRC
    路側機と、車両に搭載した車載器とからなるDSRC危
    険防止システムにおいて、前記DSRC路側機に、前記
    カーブの半径および幅員を含む道路条件に応じてあらか
    じめ算出した速度閾値情報を保持する記憶手段と、前記
    車載機から車両速度情報を受信する手段と、受信した車
    両速度が前記速度閾値を超えているか否かを判断する手
    段と、車両速度が前記速度閾値を越えている場合に警告
    を発する手段とを備え、前記車載器に、車両速度情報を
    前記DSRC路側機に送信する手段を備えたことを特徴
    とするDSRC危険防止システム。
  2. 【請求項2】 前記DSRC路側機に、車両速度が前記
    速度閾値を越えている場合に前記車載器に警告情報を送
    信する手段を備え、前記車載器に、前記DSRC路側機
    から前記警告情報を受信する手段と、受信した前記警告
    情報を音声または表示によりユーザに伝える手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載のDSRC危険防止
    システム。
  3. 【請求項3】 前記車載器に、車両の制動特性情報を前
    記DSRC路側機に送信する手段を設け、前記DSRC
    路側機に、前記制動特性情報を前記車載機から受信する
    手段と、受信した制動特性に応じて前記閾値を変化させ
    る手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載のDS
    RC危険防止システム。
  4. 【請求項4】 前記車載器に、前記DSRC路側機から
    前記速度閾値を受信する手段と、自車両の速度が受信し
    た前記速度閾値を超えているか否かを判断する手段と、
    自車両の速度が前記速度閾値を超えている場合に音声ま
    たは表示によりユーザにその旨を伝える手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のDSRC危険防止シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記車載器に、受信した前記速度閾値を
    自車両の制動特性に応じて変化させる手段を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載のDSRC危険防止システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記DSRC路側機に、前記車載機との
    DSRC通信における受信周波数と基準周波数の差分を
    測定して車両速度を算出する手段と、前記車両速度が前
    記速度閾値を超えているか否かを判断する手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載のDSRC危険防止シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 道路の死角となる場所に設置したDSR
    C路側機と、車両に搭載した車載器とからなるDSRC
    危険防止システムにおいて、前記DSRC路側機に、前
    記車載器とDSRC通信を行うことにより死角となる場
    所での車両の有無を判断する手段と、死角となる場所に
    車両が存在した場合に他の車両に警告を発する出力手段
    とを備えたことを特徴とするDSRC危険防止システ
    ム。
  8. 【請求項8】 道路の死角となる場所に設置した出口側
    DSRC路側機と、道路の死角となる場所の手前に設置
    した入口側DSRC路側機と、車両に搭載した車載器
    と、情報処理装置とからなるDSRC危険防止システム
    において、前記出口側DSRC路側機に、前記車載器と
    DSRC通信を行う手段を設け、前記情報処理装置に、
    死角となる場所での車両の有無を判断する手段を設け、
    前記入口側DSRC路側機に、死角となる場所の手前に
    車両が存在する場合に前記手前の車両の車載器に警告情
    報を送信する手段を備え、前記車載器に、前記入口側D
    SRC路側機から前記警告情報を受信する手段と、受信
    した前記警告情報を音声または表示によりユーザに伝え
    る手段とを備えたことを特徴とするDSRC危険防止シ
    ステム。
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