JP2001109613A - 演算装置 - Google Patents
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- JP2001109613A JP2001109613A JP28403799A JP28403799A JP2001109613A JP 2001109613 A JP2001109613 A JP 2001109613A JP 28403799 A JP28403799 A JP 28403799A JP 28403799 A JP28403799 A JP 28403799A JP 2001109613 A JP2001109613 A JP 2001109613A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入力データの有効データ幅に合わせて、演算
ユニットのリソースを有効に活用することが可能な演算
装置の構成を提供する。 【解決手段】 本発明に従う演算装置100は、Mビッ
ト(M:自然数)の2進数データである第1入力データ
を受けて、(M−N)ビットの上位ビット(N:N<M
の自然数)とNビットの下位ビットとに分割する分割回
路10と、Nビットの第2入力データと第1入力データ
の下位ビットとの間でNビットの演算処理を実行する演
算ユニット20と、演算ユニット20において桁あふれ
が発生した場合に、第1入力データの上位ビットに対し
てインクリメント/デクリメントを実行する演算補正回
路30と、演算ユニット20および演算補正回路30の
出力を受けて、Mビットの演算結果を出力する出力デー
タ設定回路40とを備える。
ユニットのリソースを有効に活用することが可能な演算
装置の構成を提供する。 【解決手段】 本発明に従う演算装置100は、Mビッ
ト(M:自然数)の2進数データである第1入力データ
を受けて、(M−N)ビットの上位ビット(N:N<M
の自然数)とNビットの下位ビットとに分割する分割回
路10と、Nビットの第2入力データと第1入力データ
の下位ビットとの間でNビットの演算処理を実行する演
算ユニット20と、演算ユニット20において桁あふれ
が発生した場合に、第1入力データの上位ビットに対し
てインクリメント/デクリメントを実行する演算補正回
路30と、演算ユニット20および演算補正回路30の
出力を受けて、Mビットの演算結果を出力する出力デー
タ設定回路40とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、演算装置に関
し、より特定的には、入力データの有効データ幅に合わ
せて演算ユニットのリソースを有効に活用することが可
能な演算装置に関する。
し、より特定的には、入力データの有効データ幅に合わ
せて演算ユニットのリソースを有効に活用することが可
能な演算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機内部においては、所定のビット数
を有するデータに対する演算を行なう必要が生じる。
を有するデータに対する演算を行なう必要が生じる。
【0003】図5は、同一のビット数を有する入力デー
タの間で演算処置を実行するための従来の技術の演算装
置500の構成を示すブロック図である。
タの間で演算処置を実行するための従来の技術の演算装
置500の構成を示すブロック図である。
【0004】演算装置500は、Mビットの入力データ
同士の間で演算を実行するための演算ユニット510を
備える。この場合、演算ユニット510は、Mビットの
演算処理能力を有することが一般的である。
同士の間で演算を実行するための演算ユニット510を
備える。この場合、演算ユニット510は、Mビットの
演算処理能力を有することが一般的である。
【0005】図6は、異なるビット数を有する入力デー
タの間で演算処置を実行するための従来の技術の演算装
置550の構成を示すブロック図である。
タの間で演算処置を実行するための従来の技術の演算装
置550の構成を示すブロック図である。
【0006】図6を参照して、演算装置550は、Mビ
ット(M:自然数)とNビット(N:M未満の自然数)
との異なるビット数を有する入力データの間で演算を実
行するための回路である。
ット(M:自然数)とNビット(N:M未満の自然数)
との異なるビット数を有する入力データの間で演算を実
行するための回路である。
【0007】演算装置550は、Nビットの入力データ
を受けて、Mビットデータに変換するビット拡張回路5
20と、Mビットの演算処理を実行する演算ユニット5
10とを備える。ビット数拡張回路520の出力データ
の上位第1ビットから第(M−N)ビットまでには、
“0”の値が設定される。
を受けて、Mビットデータに変換するビット拡張回路5
20と、Mビットの演算処理を実行する演算ユニット5
10とを備える。ビット数拡張回路520の出力データ
の上位第1ビットから第(M−N)ビットまでには、
“0”の値が設定される。
【0008】このような構成とすることにより、Mビッ
トの入力に対する演算を実行することが可能である。
トの入力に対する演算を実行することが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、データ
の種類によっては、演算によって値の変化するビットが
データの全ビット幅のうちの一部に限られる場合があ
る。たとえば、グラフィックスの描画処理は、隣接点間
の微小変位を表現する補間演算の集合として処理され
る。グラフィックデータの全ビット数は、出力先がディ
スプレイ、プリンタおよびデータベース(ファイル)の
いずれであっても所定の共通値とされることが一般的で
あるが、隣接間点の変化量を反映するためにはグラフィ
ックデータデータの全ビットは必要なく、実際に演算処
理によって値の変化する可能性のあるビットは、下位の
一部ビットに限定される。以下、このような一部ビット
を有効ビット、そのビット数を有効ビット幅とも称す
る。
の種類によっては、演算によって値の変化するビットが
データの全ビット幅のうちの一部に限られる場合があ
る。たとえば、グラフィックスの描画処理は、隣接点間
の微小変位を表現する補間演算の集合として処理され
る。グラフィックデータの全ビット数は、出力先がディ
スプレイ、プリンタおよびデータベース(ファイル)の
いずれであっても所定の共通値とされることが一般的で
あるが、隣接間点の変化量を反映するためにはグラフィ
ックデータデータの全ビットは必要なく、実際に演算処
理によって値の変化する可能性のあるビットは、下位の
一部ビットに限定される。以下、このような一部ビット
を有効ビット、そのビット数を有効ビット幅とも称す
る。
【0010】したがって、図5に示した演算装置500
によって、グラフィックデータに代表される上述したよ
うなデータを処理すると、実質的には演算の必要のない
有効ビット以外の部分に対しても演算処理を実行してい
ることになり、演算ユニットの回路規模を無駄に増大さ
せる。
によって、グラフィックデータに代表される上述したよ
うなデータを処理すると、実質的には演算の必要のない
有効ビット以外の部分に対しても演算処理を実行してい
ることになり、演算ユニットの回路規模を無駄に増大さ
せる。
【0011】図6に示した演算装置550においても同
様であり、ビット数の異なるデータ間での演算を実行す
るために、ビット数の小さい方の入力データのビット数
を形式的に拡張し、ビット数の大きい方の入力データに
合わせた演算処理能力を演算ユニットに持たせる構成と
している。したがって、実質的に演算が必要なビット数
はNビットであるのに対して、それ以外の上位(M−
N)ビットに対しても演算リソースを振り向けているこ
とになり、演算ユニットの回路規模を無駄に増大させて
いる。
様であり、ビット数の異なるデータ間での演算を実行す
るために、ビット数の小さい方の入力データのビット数
を形式的に拡張し、ビット数の大きい方の入力データに
合わせた演算処理能力を演算ユニットに持たせる構成と
している。したがって、実質的に演算が必要なビット数
はNビットであるのに対して、それ以外の上位(M−
N)ビットに対しても演算リソースを振り向けているこ
とになり、演算ユニットの回路規模を無駄に増大させて
いる。
【0012】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたものであって、この発明の目的は、入力デ
ータの有効データ幅に合わせて、演算ユニットのリソー
スを有効に活用することが可能な演算装置の構成を提供
することである。
めになされたものであって、この発明の目的は、入力デ
ータの有効データ幅に合わせて、演算ユニットのリソー
スを有効に活用することが可能な演算装置の構成を提供
することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の演算装置
は、Mビット(M:自然数)の入力データとNビット
(N:Mより小さい自然数)の入力データとの間で演算
処理を行なってMビットの演算データを出力する演算装
置であって、Mビットの入力データを(M−N)ビット
の上位ビットのデータとNビットの下位ビットのデータ
とに分割するデータ分割回路と、下位ビットのデータと
Nビットの入力データとの間でNビットの演算処理を実
行する演算ユニットと、Nビットの演算処理において桁
あふれが発生した場合に、桁あふれを入力データの上位
ビットに反映するための演算補正回路と、演算補正回路
の出力データの各ビットの値を、演算データの第1ビッ
トから第(M−N)ビットにそれぞれ設定するととも
に、演算ユニットの出力データの各ビットの値を演算デ
ータの第(M−N+1)ビットから第Mビットにそれぞ
れ設定する出力データ設定回路とを備える。
は、Mビット(M:自然数)の入力データとNビット
(N:Mより小さい自然数)の入力データとの間で演算
処理を行なってMビットの演算データを出力する演算装
置であって、Mビットの入力データを(M−N)ビット
の上位ビットのデータとNビットの下位ビットのデータ
とに分割するデータ分割回路と、下位ビットのデータと
Nビットの入力データとの間でNビットの演算処理を実
行する演算ユニットと、Nビットの演算処理において桁
あふれが発生した場合に、桁あふれを入力データの上位
ビットに反映するための演算補正回路と、演算補正回路
の出力データの各ビットの値を、演算データの第1ビッ
トから第(M−N)ビットにそれぞれ設定するととも
に、演算ユニットの出力データの各ビットの値を演算デ
ータの第(M−N+1)ビットから第Mビットにそれぞ
れ設定する出力データ設定回路とを備える。
【0014】請求項2記載の演算装置は、請求項1記載
の演算装置であって、演算ユニットは、Nビットの演算
処理において、オーバーフローが生じた場合に活性化さ
れる第1のフラグと、アンダーフローが生じた場合に活
性化される第2のフラグとをさらに出力し、演算補正回
路は、第1のフラグが活性化された場合には、上位ビッ
トのデータをインクリメントして出力し、第2のフラグ
が活性化された場合には、上位ビットのデータをデクリ
メントして出力し、第1および第2のフラグの両方が非
活性化された場合には、上位ビットのデータをそのまま
出力する。
の演算装置であって、演算ユニットは、Nビットの演算
処理において、オーバーフローが生じた場合に活性化さ
れる第1のフラグと、アンダーフローが生じた場合に活
性化される第2のフラグとをさらに出力し、演算補正回
路は、第1のフラグが活性化された場合には、上位ビッ
トのデータをインクリメントして出力し、第2のフラグ
が活性化された場合には、上位ビットのデータをデクリ
メントして出力し、第1および第2のフラグの両方が非
活性化された場合には、上位ビットのデータをそのまま
出力する。
【0015】請求項3の演算装置は、上位(M−N)ビ
ットの値が共通である、ともにMビット(M:自然数)
の第1および第2の入力データの間で演算処理を行な
い、Mビットの演算データを出力する演算装置であっ
て、第1の入力データを(M−N)ビットの共通上位ビ
ットとNビットの下位ビットとに分割する第1のデータ
分割回路と、第2の入力データを(M−N)ビットの共
通上位ビットとNビットの下位ビットとに分割する第2
のデータ分割回路と、第1の入力データ下位ビットと第
2のデータの下位ビットとの間でNビットの演算処理を
実行する演算ユニットと、演算回路において桁あふれが
発生した場合に、共通上位ビットに桁あふれを反映する
ための演算補正回路と、演算補正回路の出力データの各
ビットの値を、演算データの第1ビットから第(M−
N)ビットにそれぞれ設定するとともに、演算回路の出
力データの各ビットの値を演算データの第(M−N+
1)ビットから第Mビットにそれぞれ設定する出力デー
タ設定回路とを備える。
ットの値が共通である、ともにMビット(M:自然数)
の第1および第2の入力データの間で演算処理を行な
い、Mビットの演算データを出力する演算装置であっ
て、第1の入力データを(M−N)ビットの共通上位ビ
ットとNビットの下位ビットとに分割する第1のデータ
分割回路と、第2の入力データを(M−N)ビットの共
通上位ビットとNビットの下位ビットとに分割する第2
のデータ分割回路と、第1の入力データ下位ビットと第
2のデータの下位ビットとの間でNビットの演算処理を
実行する演算ユニットと、演算回路において桁あふれが
発生した場合に、共通上位ビットに桁あふれを反映する
ための演算補正回路と、演算補正回路の出力データの各
ビットの値を、演算データの第1ビットから第(M−
N)ビットにそれぞれ設定するとともに、演算回路の出
力データの各ビットの値を演算データの第(M−N+
1)ビットから第Mビットにそれぞれ設定する出力デー
タ設定回路とを備える。
【0016】請求項4記載の演算装置は、請求項1記載
の演算装置であって、演算ユニットは、Nビットの演算
処理において、オーバーフローが生じた場合に活性化さ
れる第1のフラグと、アンダーフローが生じた場合に活
性化される第2のフラグとをさらに出力し、演算補正回
路は、第1のフラグが活性化された場合には、共通上位
ビットのデータをインクリメントして出力し、第2のフ
ラグが活性化された場合には、共通上位ビットのデータ
をデクリメントして出力し、第1および第2のフラグの
両方が非活性化された場合には、共通上位ビットのデー
タをそのまま出力する。
の演算装置であって、演算ユニットは、Nビットの演算
処理において、オーバーフローが生じた場合に活性化さ
れる第1のフラグと、アンダーフローが生じた場合に活
性化される第2のフラグとをさらに出力し、演算補正回
路は、第1のフラグが活性化された場合には、共通上位
ビットのデータをインクリメントして出力し、第2のフ
ラグが活性化された場合には、共通上位ビットのデータ
をデクリメントして出力し、第1および第2のフラグの
両方が非活性化された場合には、共通上位ビットのデー
タをそのまま出力する。
【0017】請求項5記載の演算装置は、請求項3記載
の演算装置であって、第1および第2のデータは、グラ
フィック処理に関するデータであり、Nで示される下位
ビット数は、グラフィック処理に必要な演算精度に応じ
て定められる。
の演算装置であって、第1および第2のデータは、グラ
フィック処理に関するデータであり、Nで示される下位
ビット数は、グラフィック処理に必要な演算精度に応じ
て定められる。
【0018】請求項6記載の演算装置は、ともにMビッ
ト(M:自然数)の第1および第2の入力データの間で
演算処理を行ない、Mビットの演算データを出力する演
算装置であって、第1の入力データをN個(N:2以上
の自然数)の第1のサブデータに分割する第1のデータ
分割回路と、第2の入力データをN個(N:2以上の自
然数)の第2のサブデータに分割する第2のデータ分割
回路とを備え、第1および第2の分割データの各々は、
mビット(m:Mより小さい自然数)を有し、第1およ
び第2の分割データのそれぞれの間で、mビットの演算
処理を実行するためのN個の演算ユニットと、演算デー
タの各ビットの値を、N個の演算ユニットの出力データ
の各ビットの値に応じて設定する出力データ設定回路と
を備える。
ト(M:自然数)の第1および第2の入力データの間で
演算処理を行ない、Mビットの演算データを出力する演
算装置であって、第1の入力データをN個(N:2以上
の自然数)の第1のサブデータに分割する第1のデータ
分割回路と、第2の入力データをN個(N:2以上の自
然数)の第2のサブデータに分割する第2のデータ分割
回路とを備え、第1および第2の分割データの各々は、
mビット(m:Mより小さい自然数)を有し、第1およ
び第2の分割データのそれぞれの間で、mビットの演算
処理を実行するためのN個の演算ユニットと、演算デー
タの各ビットの値を、N個の演算ユニットの出力データ
の各ビットの値に応じて設定する出力データ設定回路と
を備える。
【0019】請求項7記載の演算装置は、請求項6記載
の演算装置であって、第1のデータ分割回路は、第1の
入力データを上位ビットからmビットずつ順に、第1番
目から第N番目の第1のサブデータに分割し、第2のデ
ータ分割回路は、第2の入力データを上位ビットからm
ビットずつ順に、第1番目から第N番目の第2のサブデ
ータに分割し、第i番目の演算ユニットは、第i番目の
第1のサブデータおよび第2のサブデータとの間におけ
るmビットの演算処理を実行するとともに、外部からの
指示に応じて、mビットの演算処理において桁あふれが
発生したかどうかを検出し、各演算ユニットが桁あふれ
を検出した場合に、桁あふれを第1番目から第(N−
1)番目の演算ユニットの出力データに反映するための
演算補正回路をさらに備え、出力データ設定回路は、演
算補正回路の出力データの各ビットの値を、演算データ
の第1ビットから第(M−m+1)ビットにそれぞれ設
定するとともに、第N番目の演算ユニットの出力データ
の各ビットの値を演算データの第(M−m+1)ビット
から第Mビットにそれぞれ設定する。
の演算装置であって、第1のデータ分割回路は、第1の
入力データを上位ビットからmビットずつ順に、第1番
目から第N番目の第1のサブデータに分割し、第2のデ
ータ分割回路は、第2の入力データを上位ビットからm
ビットずつ順に、第1番目から第N番目の第2のサブデ
ータに分割し、第i番目の演算ユニットは、第i番目の
第1のサブデータおよび第2のサブデータとの間におけ
るmビットの演算処理を実行するとともに、外部からの
指示に応じて、mビットの演算処理において桁あふれが
発生したかどうかを検出し、各演算ユニットが桁あふれ
を検出した場合に、桁あふれを第1番目から第(N−
1)番目の演算ユニットの出力データに反映するための
演算補正回路をさらに備え、出力データ設定回路は、演
算補正回路の出力データの各ビットの値を、演算データ
の第1ビットから第(M−m+1)ビットにそれぞれ設
定するとともに、第N番目の演算ユニットの出力データ
の各ビットの値を演算データの第(M−m+1)ビット
から第Mビットにそれぞれ設定する。
【0020】請求項8記載の演算装置は、請求項7記載
の演算装置であって、各演算ユニットは、mビットの演
算処理において、オーバーフローが生じた場合に活性化
される第1のフラグと、アンダーフローが生じた場合に
活性化される第2のフラグとをさらに出力し、演算補正
回路は、各々が第1番目から(N−1)番目の演算ユニ
ットと出力データ設定回路との間に配置される(N−
1)個の演算補正ユニットを含み、第i番目(i:1か
らN−1の自然数)の演算補正ユニットは、第(i+
1)番目の演算ユニットの検出結果に応答して、第1の
フラグが活性化された場合には、第i番目の演算ユニッ
トの出力データをインクリメントして出力し、第2のフ
ラグが活性化された場合には、第i番目の演算ユニット
の出力データをデクリメントして出力し、第1および第
2のフラグの両方が非活性化された場合には、第i番目
の演算ユニットの出力データをそのまま出力する。
の演算装置であって、各演算ユニットは、mビットの演
算処理において、オーバーフローが生じた場合に活性化
される第1のフラグと、アンダーフローが生じた場合に
活性化される第2のフラグとをさらに出力し、演算補正
回路は、各々が第1番目から(N−1)番目の演算ユニ
ットと出力データ設定回路との間に配置される(N−
1)個の演算補正ユニットを含み、第i番目(i:1か
らN−1の自然数)の演算補正ユニットは、第(i+
1)番目の演算ユニットの検出結果に応答して、第1の
フラグが活性化された場合には、第i番目の演算ユニッ
トの出力データをインクリメントして出力し、第2のフ
ラグが活性化された場合には、第i番目の演算ユニット
の出力データをデクリメントして出力し、第1および第
2のフラグの両方が非活性化された場合には、第i番目
の演算ユニットの出力データをそのまま出力する。
【0021】請求項9記載の演算装置は、請求項6記載
の演算装置であって、第1および第2の入力データは、
グラフィック処理に関するデータであり、第1および第
2のサブデータは色データに相当する。
の演算装置であって、第1および第2の入力データは、
グラフィック処理に関するデータであり、第1および第
2のサブデータは色データに相当する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
における同一符号は同一または相当部分を示す。
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
における同一符号は同一または相当部分を示す。
【0023】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1の演算装置100の構成を示すブロック図であ
る。
形態1の演算装置100の構成を示すブロック図であ
る。
【0024】図1を参照して、演算装置100は、Mビ
ット(M:自然数)の2進数データである入力データP
INを受けて、上位ビットと下位ビットとに分割する分
割回路10を備える。分割回路10は、第1の入力デー
タを(M−N)ビットの上位ビットと、Nビットの下位
ビットとに分割する。下位ビット数Nは、上述した有効
ビット幅に相当する。
ット(M:自然数)の2進数データである入力データP
INを受けて、上位ビットと下位ビットとに分割する分
割回路10を備える。分割回路10は、第1の入力デー
タを(M−N)ビットの上位ビットと、Nビットの下位
ビットとに分割する。下位ビット数Nは、上述した有効
ビット幅に相当する。
【0025】演算装置100は、さらに、Nビットの入
力データQINと入力データPINの下位Nビットとの
間で演算を実行する演算ユニット20と、演算ユニット
20における桁あふれ発生時に、入力データPINの上
位(M−N)ビットに対して、インクリメントもしくは
デクリメントを実行する演算補正回路30と、演算ユニ
ット20と演算補正回路30との出力を受けて、入力デ
ータPINと入力データQINとの間の演算結果を出力
する出力データ設定回路40とを備える。
力データQINと入力データPINの下位Nビットとの
間で演算を実行する演算ユニット20と、演算ユニット
20における桁あふれ発生時に、入力データPINの上
位(M−N)ビットに対して、インクリメントもしくは
デクリメントを実行する演算補正回路30と、演算ユニ
ット20と演算補正回路30との出力を受けて、入力デ
ータPINと入力データQINとの間の演算結果を出力
する出力データ設定回路40とを備える。
【0026】演算ユニット20は、入力データPINの
下位ビットと入力データQINとの間で、Nビット同士
の所定演算を実行し、その結果を出力する。また、両者
の演算時において、オーバーフローキャリーあるいはア
ンダーフローボローが発生した場合には、桁あふれ検出
フラグCOFLGおよびUBCOFLGにそれぞれ反映
して出力する。演算装置100においては、演算ユニッ
ト20を、入力データPINの桁数Mビットよりも小さ
いNビットで構成できる点に特徴がある。
下位ビットと入力データQINとの間で、Nビット同士
の所定演算を実行し、その結果を出力する。また、両者
の演算時において、オーバーフローキャリーあるいはア
ンダーフローボローが発生した場合には、桁あふれ検出
フラグCOFLGおよびUBCOFLGにそれぞれ反映
して出力する。演算装置100においては、演算ユニッ
ト20を、入力データPINの桁数Mビットよりも小さ
いNビットで構成できる点に特徴がある。
【0027】演算補正回路30は、フラグCOFLGお
よびUBCOFLGを受けて、演算ユニット20の演算
においてオーバーフローキャリーが発生している場合に
は、入力データPINの上位ビットをインクリメント
し、アンダーフローボローが発生している場合には、入
力データPINの上位ビットをデクリメントする。
よびUBCOFLGを受けて、演算ユニット20の演算
においてオーバーフローキャリーが発生している場合に
は、入力データPINの上位ビットをインクリメント
し、アンダーフローボローが発生している場合には、入
力データPINの上位ビットをデクリメントする。
【0028】出力データ設定回路40は、入力データP
INと入力データQINとの間の演算結果として得られ
るMビットの出力データの上位第1ビットから第(M−
N)ビットを、演算補正回路30の出力の第1ビットか
ら第(M−N)ビットの各々の値に設定し、出力データ
の第(M−N+1)ビットからMビットを演算ユニット
20の出力データの第1ビットから第Nビットの各々の
値に設定する。
INと入力データQINとの間の演算結果として得られ
るMビットの出力データの上位第1ビットから第(M−
N)ビットを、演算補正回路30の出力の第1ビットか
ら第(M−N)ビットの各々の値に設定し、出力データ
の第(M−N+1)ビットからMビットを演算ユニット
20の出力データの第1ビットから第Nビットの各々の
値に設定する。
【0029】このような構成とすることにより、Nビッ
ト(N<M)の演算ユニットを用いて、Mビットの入力
データに対して所定の演算処理を実行することが可能と
なり、演算リソースを有効活用して回路規模の削減を図
ることが可能となる。
ト(N<M)の演算ユニットを用いて、Mビットの入力
データに対して所定の演算処理を実行することが可能と
なり、演算リソースを有効活用して回路規模の削減を図
ることが可能となる。
【0030】演算装置100によって、たとえばグラフ
ィックデータに対する隣接点間の補間演算を効率的に実
行することができる。なお、グラフィック描画処理にお
いては、補間演算を実行する座標ピッチおよびグラフィ
ック表示の画素数から必要とされる演算精度を求めるこ
とができるので、これに応じて有効ビット幅(図1中に
おけるビット数N)を回路設計時に決定することができ
る。
ィックデータに対する隣接点間の補間演算を効率的に実
行することができる。なお、グラフィック描画処理にお
いては、補間演算を実行する座標ピッチおよびグラフィ
ック表示の画素数から必要とされる演算精度を求めるこ
とができるので、これに応じて有効ビット幅(図1中に
おけるビット数N)を回路設計時に決定することができ
る。
【0031】[実施の形態1の変形例]図2は、本発明
の実施の形態1の変形例に従う演算装置110の構成を
示すブロック図である。
の実施の形態1の変形例に従う演算装置110の構成を
示すブロック図である。
【0032】演算装置110においては、入力データP
INおよびQINの両方がMビットのビット数を有する
点で異なる。また、演算装置110が有効であるのは、
入力データPINと入力データQINとの間で、上位
(M−N)ビットが共通である場合に限られる。
INおよびQINの両方がMビットのビット数を有する
点で異なる。また、演算装置110が有効であるのは、
入力データPINと入力データQINとの間で、上位
(M−N)ビットが共通である場合に限られる。
【0033】図2を参照して、演算装置110は、実施
の形態1の演算装置100と比較して、演算ユニット2
0に入力データQINを与える経路において、分割回路
11をさらに備える点で異なる。
の形態1の演算装置100と比較して、演算ユニット2
0に入力データQINを与える経路において、分割回路
11をさらに備える点で異なる。
【0034】分割回路11は、分割回路10の場合と同
様に、入力データQINを上位(M−N)ビットと下位
Nビットとに分割し、下位Nビットを演算装置20に出
力する。下位ビット数Nは、上述した有効ビット幅に相
当する。
様に、入力データQINを上位(M−N)ビットと下位
Nビットとに分割し、下位Nビットを演算装置20に出
力する。下位ビット数Nは、上述した有効ビット幅に相
当する。
【0035】その他の回路構成および動作については演
算装置100の場合と同様であるので説明は繰返さな
い。
算装置100の場合と同様であるので説明は繰返さな
い。
【0036】このような構成とすることにより、変化量
が小さい2つの入力データを演算する場合において、演
算リソースを有効に活用した演算装置を構成することが
可能となる。
が小さい2つの入力データを演算する場合において、演
算リソースを有効に活用した演算装置を構成することが
可能となる。
【0037】このような演算装置110の適用は、上述
したグラフィックデータ同士の演算に適用でき、下位の
有効ビット同士のみで演算を実行することによって、演
算リソースを節約した演算装置を構成することできる。
したグラフィックデータ同士の演算に適用でき、下位の
有効ビット同士のみで演算を実行することによって、演
算リソースを節約した演算装置を構成することできる。
【0038】[実施の形態2]図3は、本発明の実施の
形態2に従う演算装置200の構成を示すブロック図で
ある。
形態2に従う演算装置200の構成を示すブロック図で
ある。
【0039】図3を参照して、演算装置200は、Mビ
ットの入力データPINを受けて、これをn個のmビッ
トデータ(n:2以上の自然数,m:m<Mの自然数)
に分割する分割回路50と、Mビットの入力データQI
Nを受けて、同様にn個mビットずつのデータに分割す
る分割回路55とを備える。
ットの入力データPINを受けて、これをn個のmビッ
トデータ(n:2以上の自然数,m:m<Mの自然数)
に分割する分割回路50と、Mビットの入力データQI
Nを受けて、同様にn個mビットずつのデータに分割す
る分割回路55とを備える。
【0040】分割回路50は、n個の分割データを上位
ビット側から順に、p1〜pnとして出力し、分割回路
55は、n個の分割データを上位ビット側から順に、q
1〜qnとして出力する。
ビット側から順に、p1〜pnとして出力し、分割回路
55は、n個の分割データを上位ビット側から順に、q
1〜qnとして出力する。
【0041】演算装置150は、さらに、分割回路50
および55から出力された分割ビット間で演算処理を実
行するための演算ユニット60−1〜60−nを備え
る。
および55から出力された分割ビット間で演算処理を実
行するための演算ユニット60−1〜60−nを備え
る。
【0042】各演算ユニットは、対応する分割データの
組ごとに設けられる。すなわち、演算ユニット60−1
は、分割データp1とq1との間でmビットの演算処理
を実行する。以下、同様に演算ユニット60−2〜60
−nは、分割データp2とq2との間〜pnとqnとの
間の演算処理をそれぞれ実行する。
組ごとに設けられる。すなわち、演算ユニット60−1
は、分割データp1とq1との間でmビットの演算処理
を実行する。以下、同様に演算ユニット60−2〜60
−nは、分割データp2とq2との間〜pnとqnとの
間の演算処理をそれぞれ実行する。
【0043】演算装置150は、さらに、各演算ユニッ
ト60−1〜60−nの出力を受けて、出力データを設
定する出力データ設定回路70をさらに備える。出力デ
ータ設定回路70は、各演算ユニット60−1〜60−
nの第1ビットから第mビットの各々の値を順に、mビ
ットずつMビットの出力データの上位ビット設定する役
割を果たす。
ト60−1〜60−nの出力を受けて、出力データを設
定する出力データ設定回路70をさらに備える。出力デ
ータ設定回路70は、各演算ユニット60−1〜60−
nの第1ビットから第mビットの各々の値を順に、mビ
ットずつMビットの出力データの上位ビット設定する役
割を果たす。
【0044】このような構成とすることにより、入力デ
ータを構成する一部のビット幅ごとに、並列して演算を
実行することが可能となり、高速な演算が可能となる。
ータを構成する一部のビット幅ごとに、並列して演算を
実行することが可能となり、高速な演算が可能となる。
【0045】たとえば、グラフィック処理においては、
座標データ等に対応してグラフィックデータは、一般的
に32ビット幅で表わされるのに対して、色データ等は
8ビットのデータで表現することが可能である。
座標データ等に対応してグラフィックデータは、一般的
に32ビット幅で表わされるのに対して、色データ等は
8ビットのデータで表現することが可能である。
【0046】したがって、色データ等に関しては4デー
タを1つの集合として、他のグラフィックデータと同一
のビット幅で取り扱い、演算装置150を適用した演算
処理を実行することによって、4つの並列な8ビット演
算を展開することによって、演算処理の高速化を図るこ
とが可能となる。
タを1つの集合として、他のグラフィックデータと同一
のビット幅で取り扱い、演算装置150を適用した演算
処理を実行することによって、4つの並列な8ビット演
算を展開することによって、演算処理の高速化を図るこ
とが可能となる。
【0047】[実施の形態2の変形例]図4は、本発明
の実施の形態2の変形例に従う演算装置210の構成を
示すブロック図である。
の実施の形態2の変形例に従う演算装置210の構成を
示すブロック図である。
【0048】図4を参照して、演算装置210は、実施
の形態2に従う演算装置200と比較して、演算ユニッ
ト60−1〜60−(n−1)のそれぞれに対応して、
演算補正回路80−1〜80−(n−1)をさらに備え
る点で異なる。
の形態2に従う演算装置200と比較して、演算ユニッ
ト60−1〜60−(n−1)のそれぞれに対応して、
演算補正回路80−1〜80−(n−1)をさらに備え
る点で異なる。
【0049】また、演算ユニット60−1〜60−n
は、演算ビット幅切換信号によって制御される。演算ビ
ット幅切換信号は、PINとQINとの間でMビットの
演算処理を行なう場合には非活性化され、PINおよび
QINの分割データ同士間で演算処理を行なう場合に活
性化される。
は、演算ビット幅切換信号によって制御される。演算ビ
ット幅切換信号は、PINとQINとの間でMビットの
演算処理を行なう場合には非活性化され、PINおよび
QINの分割データ同士間で演算処理を行なう場合に活
性化される。
【0050】演算ユニット60−1〜60−nは、演算
ビット幅切換信号が活性状態である場合には、実施の形
態1と同様に、演算時においてオーバーフローキャリー
あるいはアンダーフローボローが発生した場合には、桁
あふれ検出フラグCOFLGおよびUBCOFLGにそ
れぞれ反映する。
ビット幅切換信号が活性状態である場合には、実施の形
態1と同様に、演算時においてオーバーフローキャリー
あるいはアンダーフローボローが発生した場合には、桁
あふれ検出フラグCOFLGおよびUBCOFLGにそ
れぞれ反映する。
【0051】演算ビット幅切換信号が活性状態である場
合には、各分割データ間での演算処理を独立して実行す
るために、オーバーフローキャリーあるいはアンダーフ
ローボローの発生にかかわらず、桁あふれ検出フラグC
OFLGおよびUBCOFLGは、常に非活性化され
る。
合には、各分割データ間での演算処理を独立して実行す
るために、オーバーフローキャリーあるいはアンダーフ
ローボローの発生にかかわらず、桁あふれ検出フラグC
OFLGおよびUBCOFLGは、常に非活性化され
る。
【0052】演算補正回路80−1〜80−(n−1)
は、実施の形態1で説明した演算補正回路30と同一の
機能を有し、下位ビット側におけるオーバーフローキャ
リーあるいはアンダーフローボローの発生を反映するた
めに、対応する演算ユニット60−1〜60−(n−
1)の演算結果に対して、インクリメントもしくはデク
リメントを実行する。すなわち、演算補正回路80−1
〜80−(n−1)は、演算ユニット60−2〜60−
nで生じた桁あふれにそれぞれ対応して、対応する演算
ユニット60−1〜60−(n−1)の出力データのそ
れぞれを、桁あふれ検出フラグCOFLGが活性化され
ている場合にはインクリメントして出力し、桁あふれ検
出フラグUBFLGが活性化されている場合にはデクリ
メントして出力し、桁あふれ検出フラグCOFLGおよ
びUBCOFLGの両方が非活性化されている場合に
は、そのまま出力する。
は、実施の形態1で説明した演算補正回路30と同一の
機能を有し、下位ビット側におけるオーバーフローキャ
リーあるいはアンダーフローボローの発生を反映するた
めに、対応する演算ユニット60−1〜60−(n−
1)の演算結果に対して、インクリメントもしくはデク
リメントを実行する。すなわち、演算補正回路80−1
〜80−(n−1)は、演算ユニット60−2〜60−
nで生じた桁あふれにそれぞれ対応して、対応する演算
ユニット60−1〜60−(n−1)の出力データのそ
れぞれを、桁あふれ検出フラグCOFLGが活性化され
ている場合にはインクリメントして出力し、桁あふれ検
出フラグUBFLGが活性化されている場合にはデクリ
メントして出力し、桁あふれ検出フラグCOFLGおよ
びUBCOFLGの両方が非活性化されている場合に
は、そのまま出力する。
【0053】この構成は、実施の形態1の変形例2で説
明した演算装置120の構成と実施の形態に従う演算装
置200とを組合わせたものに相当し、このような回路
を適用することにより、1つの演算装置を用いて、Mビ
ットの入力データ間での演算と、mビットの分割データ
同士の間での演算との両方を実行することができるよう
になる。
明した演算装置120の構成と実施の形態に従う演算装
置200とを組合わせたものに相当し、このような回路
を適用することにより、1つの演算装置を用いて、Mビ
ットの入力データ間での演算と、mビットの分割データ
同士の間での演算との両方を実行することができるよう
になる。
【0054】たとえば、共通のビット幅(32ビット)
で表現されるグラフィックデータについて、色データ等
の8ビットデータに対しては、並列な4個の8ビット演
算によって高速処理を図るとともに、同一回路におい
て、座標データ等の32ビット幅のデータ同士間の演算
についての32ビット演算を行なうことが可能となる。
で表現されるグラフィックデータについて、色データ等
の8ビットデータに対しては、並列な4個の8ビット演
算によって高速処理を図るとともに、同一回路におい
て、座標データ等の32ビット幅のデータ同士間の演算
についての32ビット演算を行なうことが可能となる。
【0055】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0056】
【発明の効果】請求項1および2記載の演算装置は、異
なるビット幅を有する入力データ間の演算処理におい
て、ビット幅が大きいほうの入力データを演算の対象と
なるビットとそれ以外とのビットとに分割して演算処理
を実行するので、演算リソースを有効活用して回路規模
の削減を図ることが可能となる。
なるビット幅を有する入力データ間の演算処理におい
て、ビット幅が大きいほうの入力データを演算の対象と
なるビットとそれ以外とのビットとに分割して演算処理
を実行するので、演算リソースを有効活用して回路規模
の削減を図ることが可能となる。
【0057】請求項3および4記載の演算装置は、同一
のビット幅を有する入力データ間の演算処理において、
入力データを実質的に演算の対象となるビットとそれ以
外とのビットとに分割して演算処理を実行するので、変
化量が小さい2つの入力データを演算する場合におい
て、演算リソースを有効活用して回路規模の削減を図る
ことが可能となる。
のビット幅を有する入力データ間の演算処理において、
入力データを実質的に演算の対象となるビットとそれ以
外とのビットとに分割して演算処理を実行するので、変
化量が小さい2つの入力データを演算する場合におい
て、演算リソースを有効活用して回路規模の削減を図る
ことが可能となる。
【0058】請求項5記載の演算装置は、請求項3記載
の演算装置が奏する効果を、グラフィックデータに関す
る演算処理において享受することができる。
の演算装置が奏する効果を、グラフィックデータに関す
る演算処理において享受することができる。
【0059】請求項6および7記載の演算装置は、入力
データを構成する一部のビット幅ごとに並列して演算を
実行することが可能であるので、複数個のサブデータか
ら構成される入力データ間において演算処理を高速に実
行することが可能となる。
データを構成する一部のビット幅ごとに並列して演算を
実行することが可能であるので、複数個のサブデータか
ら構成される入力データ間において演算処理を高速に実
行することが可能となる。
【0060】請求項8記載の演算装置は、各演算ユニッ
トにおけるサブデータ間の演算処理における桁あふれの
発生を上位ビット側に対応する演算ユニットの出力デー
タに反映できるので、請求項6演算装置が奏する効果に
加えて、入力データのビット幅全体に対する演算処理を
同一装置において実行することが可能である。
トにおけるサブデータ間の演算処理における桁あふれの
発生を上位ビット側に対応する演算ユニットの出力デー
タに反映できるので、請求項6演算装置が奏する効果に
加えて、入力データのビット幅全体に対する演算処理を
同一装置において実行することが可能である。
【0061】請求項9記載の演算装置は、請求項6記載
の演算装置が奏する効果を、グラフィックデータに関す
る演算処理において享受することができる。
の演算装置が奏する効果を、グラフィックデータに関す
る演算処理において享受することができる。
【図1】 本発明の実施の形態1に従う演算装置100
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1の変形例に従う演算装
置110の構成を示すブロック図である。
置110の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に従う演算装置200
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態2の変形例に従う演算装
置210の構成を示すブロック図である。
置210の構成を示すブロック図である。
【図5】 同一のビット数を有する入力データの間で演
算処置を実行するための従来の技術の演算装置500の
構成を示すブロック図である。
算処置を実行するための従来の技術の演算装置500の
構成を示すブロック図である。
【図6】 異なるビット数を有する入力データの間で演
算処置を実行するための従来の技術の演算装置550の
構成を示すブロック図である。
算処置を実行するための従来の技術の演算装置550の
構成を示すブロック図である。
10,50,55 分割回路、20,60−1〜60−
n 演算ユニット、30,80−2〜80−n 演算補
正回路、40,70 出力データ設定回路。
n 演算ユニット、30,80−2〜80−n 演算補
正回路、40,70 出力データ設定回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畔川 善郁 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 千葉 修 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 島川 和弘 兵庫県伊丹市中央3丁目1番17号 三菱電 機システムエル・エス・アイ・デザイン株 式会社内 Fターム(参考) 5B022 AA00 BA02 BA10 CA03 CA04 EA06 EA09 FA01 FA03
Claims (9)
- 【請求項1】 Mビット(M:自然数)の入力データと
Nビット(N:Mより小さい自然数)の入力データとの
間で演算処理を行ない、Mビットの演算データを出力す
る演算装置であって、 前記Mビットの入力データを(M−N)ビットの上位ビ
ットとNビットの下位ビットとに分割するデータ分割回
路と、 前記下位ビットのデータと前記Nビットの入力データと
の間でNビットの演算処理を実行する演算ユニットと、 前記Nビットの演算処理において桁あふれが発生した場
合に、前記桁あふれを入力データの前記上位ビットのデ
ータに反映するための演算補正回路と、 前記演算補正回路の出力データの各ビットの値を、前記
演算データの第1ビットから第(M−N)ビットにそれ
ぞれ設定するとともに、前記演算ユニットの出力データ
の各ビットの値を前記演算データの第(M−N+1)ビ
ットから第Mビットにそれぞれ設定する出力データ設定
回路とを備える、演算装置。 - 【請求項2】 前記演算ユニットは、前記Nビットの演
算処理において、オーバーフローが生じた場合に活性化
される第1のフラグと、アンダーフローが生じた場合に
活性化される第2のフラグとをさらに出力し、 前記演算補正回路は、前記第1のフラグが活性化された
場合には、前記上位ビットのデータをインクリメントし
て出力し、前記第2のフラグが活性化された場合には、
前記上位ビットのデータをデクリメントして出力し、前
記第1および前記第2のフラグの両方が非活性化された
場合には、前記上位ビットのデータをそのまま出力す
る、請求項1記載の演算装置。 - 【請求項3】 上位(M−N)ビットの値が共通であ
る、ともにMビット(M:自然数)の第1および第2の
入力データの間で演算処理を行ない、Mビットの演算デ
ータを出力する演算装置であって、 前記第1の入力データを(M−N)ビットの共通上位ビ
ットとNビットの下位ビットとに分割する第1のデータ
分割回路と、 前記第2の入力データを(M−N)ビットの前記共通上
位ビットとNビットの下位ビットとに分割する第2のデ
ータ分割回路と、 前記第1の入力データ下位ビットと前記第2のデータの
下位ビットとの間でNビットの演算処理を実行する演算
ユニットと、 前記演算回路において桁あふれが発生した場合に、前記
共通上位ビットに前記桁あふれを反映するための演算補
正回路と、 前記演算補正回路の出力データの各ビットの値を、前記
演算データの第1ビットから第(M−N)ビットにそれ
ぞれ設定するとともに、前記演算回路の出力データの各
ビットの値を前記演算データの第(M−N+1)ビット
から第Mビットにそれぞれ設定する出力データ設定回路
とを備える、演算装置。 - 【請求項4】 前記演算ユニットは、前記Nビットの演
算処理において、オーバーフローが生じた場合に活性化
される第1のフラグと、アンダーフローが生じた場合に
活性化される第2のフラグとをさらに出力し、 前記演算補正回路は、前記第1のフラグが活性化された
場合には、前記共通上位ビットのデータをインクリメン
トして出力し、前記第2のフラグが活性化された場合に
は、前記共通上位ビットのデータをデクリメントして出
力し、前記第1および前記第2のフラグの両方が非活性
化された場合には、前記共通上位ビットのデータをその
まま出力する、請求項1記載の演算装置。 - 【請求項5】 前記第1および前記第2のデータは、グ
ラフィック処理に関するデータであり、 Nで示される下位ビット数は、前記グラフィック処理に
必要な演算精度に応じて定められる、請求項3記載の演
算装置。 - 【請求項6】 ともにMビット(M:自然数)の第1お
よび第2の入力データの間で演算処理を行ない、Mビッ
トの演算データを出力する演算装置であって、 前記第1の入力データをN個(N:2以上の自然数)の
第1のサブデータに分割する第1のデータ分割回路と、 前記第2の入力データをN個(N:2以上の自然数)の
第2のサブデータに分割する第2のデータ分割回路とを
備え、 前記第1および前記第2の分割データの各々は、mビッ
ト(m:Mより小さい自然数)を有し、 前記第1および前記第2の分割データのそれぞれの間
で、mビットの演算処理を実行するためのN個の演算ユ
ニットと、 前記演算データの各ビットの値を、前記N個の演算ユニ
ットの出力データの各ビットの値に応じて設定する出力
データ設定回路とを備える、演算装置。 - 【請求項7】 前記第1のデータ分割回路は、前記第1
の入力データを上位ビットからmビットずつ順に、第1
番目から第N番目の第1のサブデータに分割し、 前記第2のデータ分割回路は、前記第2の入力データを
上位ビットからmビットずつ順に、第1番目から第N番
目の第2のサブデータに分割し、 第i番目の前記演算ユニットは、第i番目の第1のサブ
データおよび第2のサブデータとの間におけるmビット
の演算処理を実行するとともに、外部からの指示に応じ
て、前記mビットの演算処理において桁あふれが発生し
たかどうかを検出し、 各前記演算ユニットが桁あふれを検出した場合に、前記
桁あふれを第1番目から第(N−1)番目の前記演算ユ
ニットの出力データに反映するための演算補正回路をさ
らに備え、 前記出力データ設定回路は、前記演算補正回路の出力デ
ータの各ビットの値を、前記演算データの第1ビットか
ら第(M−m+1)ビットにそれぞれ設定するととも
に、第N番目の前記演算ユニットの出力データの各ビッ
トの値を前記演算データの第(M−m+1)ビットから
第Mビットにそれぞれ設定する、請求項6記載の演算装
置。 - 【請求項8】 各前記演算ユニットは、前記mビットの
演算処理において、オーバーフローが生じた場合に活性
化される第1のフラグと、アンダーフローが生じた場合
に活性化される第2のフラグとをさらに出力し、 前記演算補正回路は、第1番目から(N−1)番目の前
記演算ユニットと前記出力データ設定回路との間に各々
配置される、(N−1)個の演算補正ユニットを含み、 第i番目(i:1からN−1の自然数)の前記演算補正
ユニットは、第(i+1)番目の前記演算ユニットの検
出結果に応答して、前記第1のフラグが活性化された場
合には、第i番目の前記演算ユニットの出力データをイ
ンクリメントして出力し、前記第2のフラグが活性化さ
れた場合には、第i番目の前記演算ユニットの出力デー
タをデクリメントして出力し、前記第1および前記第2
のフラグの両方が非活性化された場合には、第i番目の
前記演算ユニットの出力データをそのまま出力する、請
求項7記載の演算装置。 - 【請求項9】 前記第1および前記第2の入力データ
は、グラフィック処理に関するデータであり、 前記第1および前記第2のサブデータは色データに相当
する、請求項6記載の演算装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28403799A JP2001109613A (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 演算装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28403799A JP2001109613A (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 演算装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001109613A true JP2001109613A (ja) | 2001-04-20 |
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ID=17673491
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001109613A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100375011C (zh) * | 2004-11-12 | 2008-03-12 | 精工爱普生株式会社 | 任意精度运算器、任意精度运算方法和电子设备 |
US7917566B2 (en) | 2006-10-18 | 2011-03-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Arithmetic device capable of obtaining high-accuracy calculation results |
JP2022538238A (ja) * | 2020-03-17 | 2022-09-01 | 安徽寒武紀信息科技有限公司 | 計算装置、方法、プリント基板、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2022538236A (ja) * | 2020-03-17 | 2022-09-01 | 安徽寒武紀信息科技有限公司 | 計算装置、方法、プリント基板、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
-
1999
- 1999-10-05 JP JP28403799A patent/JP2001109613A/ja not_active Withdrawn
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