JP2001109584A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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JP2001109584A
JP2001109584A JP28902299A JP28902299A JP2001109584A JP 2001109584 A JP2001109584 A JP 2001109584A JP 28902299 A JP28902299 A JP 28902299A JP 28902299 A JP28902299 A JP 28902299A JP 2001109584 A JP2001109584 A JP 2001109584A
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JP
Japan
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data
disk array
array device
cache memory
write
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JP28902299A
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Inventor
Tadashi Yoneyama
正 米山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクアレイ装置で発生した故障で、キャ
ッシュメモリに記憶されたデータが喪失することを防止
し、ホストコンピュータとの同期を保障する。 【解決手段】 プロセッサ7の障害認識部71がファン
5等で発生した異常を検出すると、これを受けて退避処
理手段72がキャッシュメモリ8に記憶されているデー
タで、HDD3−1〜3−nへの書込みが完了していな
いデータの退避処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のディスクを
備えたディスクアレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクアレイ装置では、プロセッサ等
から発せされる熱により装置に影響が出ないようにする
ため、ファンを備えて、装置内部で発生した熱を外部に
放出するとともに、外気を吸入して冷却を行っている。
そして、このファンが故障により停止してしまうとディ
スクアレイ装置の冷却が充分に行えないため、ファンの
異常が検出された場合には、LED等を備えファンに異
常が発生したことを外部に通知し、部品交換を促すこと
により装置の信頼性を保証している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにファンの故障を検出した場合に外部に通知するの
みでは、以下に示すようにデータの信頼性を充分に保証
できないことがある。ディスクアレイ装置には、ホスト
コンピュータからのライトデータやハードディスク(H
DD)からのリードデータを一時的に保持するためのキ
ャッシュメモリが備えられているが、近年は、HDDへ
の書込みの高速化を図るため、ライトバックキャッシュ
機能を用いてキャッシュメモリを利用されている。な
お、このライトバックキャッシュとは、ホストコンピュ
ータから転送されるライトデータをキャッシュメモリに
書込み、この書込みが終了した時点でホストコンピュー
タへ書込み完了を通知することである。通常、キャッシ
ュメモリには、DRAM(Dynamic RAM)が使われてい
るが、このDRAMは不揮発性のメモリであることか
ら、HDDへのデータの書込みが未完了であるときに電
源の供給が停止すると、データが喪失してしまう。つま
り、上述のようにファンの停止を検出した場合にLED
等を用いて外部に通知するのみでは、部品の交換作業の
遅れにより、ディスクアレイ装置の内部温度が上昇して
正常に稼動しなくなり電源供給が停止された場合、キャ
ッシュメモリに一時的に保持されたデータのHDDへの
書込みが完了していなければ、データが喪失されること
になってしまう。
【0004】なお、このような状況に対応するため、バ
ックアップ電池を備えて主電源からの電源供給が停止さ
れた場合でもキャッシュメモリのデータを保障可能とす
るディスクアレイ装置もある。しかしながら、バックア
ップに用いられる電池は、ディスクアレイ装置のコンパ
クト化や、低コストへの要請から容量の小さいものが用
いられるため、キャッシュメモリのデータを維持する程
度にしか機能できず、このバックアップ電池のが消費さ
れてしまうと、結局キャッシュメモリのデータは喪失さ
れてしまう。本発明は上述のディスクアレイ装置の問題
点に鑑みてなされたもので、ファンの故障等に起因して
ディスクアレイ装置に異常が発生した場合であっても、
キャッシュメモリからHDDへの書込み処理が終了して
いないデータの喪失を防止可能なディスクアレイ装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明では、複数の記憶媒体、キャ
ッシュメモリ、および装置の制御を行うプロセッサとを
備え、書込み要求にかかるデータの前記キャッシュメモ
リへの書込み完了時に書込み完了メッセージを出力する
ディスクアレイ装置において、装置内のモジュールで発
生したことを示す異常信号を受信する障害認識手段と、
前記障害認識手段から障害が発生した旨の通知を受け、
前記キャッシュメモリに記憶されているデータを前記複
数のハードディスクへ移動させる退避処理手段とを備え
たことを特徴とする。また、請求項2にかかる発明で
は、請求項1のディスクアレイ装置に対し、更に前記退
避処理手段より出力される前記ハードディスクへのデー
タの移動処理の終了を示す信号を受信すると、書込み要
求にかかるデータが前記複数のハードディスクへの書込
みが完了時に書込み完了メッセージを出力する旨を指示
するモード設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のディスクアレイ装
置を示している。同図において、1はディスクアレイ装
置で、ホストコンピュータ13からの要求に基づきデー
タの保存および供給を行う装置であり、ディスクコント
ローラ2、複数のハードディスク(HDD)3−1〜3
−n、ディスクアレイ装置1の各部へ電源を供給するた
めの主電源4、装置の冷却を行うためのファン5、そし
てファン5の稼動状態を監視するファン監視部6とを備
えている。また、ディスクコントローラ2には、装置を
制御するためのプロセッサ7、リード/ライトデータを
一時的に記憶するためのキャッシュメモリ8、主電源4
からの電力供給が停止した際にキャッシュメモリ8へ電
力を供給するためのバックアップ電池9、そしてホスト
コンピュータ13とのデータ入出力のためのインタフェ
ース(I/F)10とを備えている。さらに、プロセッ
サ7に対しては、主電源4に電力低下等の異常が発生し
た場合に出力される電源異常信号11と、ファン監視部
6がファン5の停止を検出した場合に出力されるファン
停止信号12が供給される。
【0007】なお、本発明のディスクアレイ装置1で
は、RAID(Redundant Arrays of Independent
Disks)と呼ばれている標準技術が採用されているた
め、ホストコンピュータ13からの書込み要求にかかる
データは固定長のデータ(ストライピングデータ)に分
割され、複数のHDD3−1〜3−nに分散して記憶さ
れる。つづいて上記ディスクアレイ装置の動作について
説明する。ディスクアレイ装置1が、ホストコンピュー
タ13よりデータの書込み要求を受信すると、この書込
み要求はI/F10を介してキャッシュメモリ8に書込
まれ、その後、このデータはストライピングデータに分
割されて複数のHDD3−1〜3−nに分散して記憶さ
れる。通常は、この処理が完了してデータの書込み要求
にかかる処理が終了し、ホストコンピュータ13に対し
て書込み完了メッセージが通知されるが、ライトバック
キャッシュ機能を用いてキャッシュメモリ8を制御して
いる場合には、ホストコンピュータ13からの書込み要
求にかかるデータのキャッシュメモリ8への書込み処理
が終了したときに、ホストコンピュータ13への書込み
完了メッセージが通知される。
【0008】この書込み完了メッセージの通知後、プロ
セッサ7の制御によりキャッシュメモリ8に記憶された
前記書込みデータのHDD3−1〜3−nへの書込み処
理が行われるが、書込み処理が完了する前に主電源4か
らの電源異常信号11、またはファン監視部6からのフ
ァン停止信号12がプロセッサ7に通知されると、図2
に示すようにプロセッサ7の各手段が、キャッシュメモ
リ8からHDD3−1〜3−nに対するデータの退避処
理を実行する。まず、プロセッサ7の障害認識手段71
が電源異常信号11またはファン停止信号12を受信す
ると、退避処理手段72に対して、データの退避処理を
指示する。この指示を受けると、退避処理手段72は、
キャッシュメモリ8に記憶されているがHDD3−1〜
3−nへの書込み処理の終了していないデータを読み出
し、ストライピングデータに分割し、該ストライピング
データをHDD3−1〜3−nに書込んで退避処理を終
了させる。そして、退避処理が終了したときに退避処理
手段72からモード設定手段73に対して退避処理が終
了した旨の通知を行う。モード設定手段73は、退避処
理終了の通知を受けると、キャッシュ制御手段74に設
定されているライトバックキャッシュ機能をオフさせ、
以後のホストコンピュータ13からのライトデータにつ
いては、HDD3−1〜3−nに対する書込み処理が終
了するまで書込み完了メッセージを出力しないようにす
る。
【0009】なお、RAIDには、特定のHDD(例え
ばHDD3−n)をパリティディスクとして利用するR
AID3と呼ばれるものがあるが、このRAID3で
は、ホストコンピュータ13かの書込みデータをストラ
イピングデータに分割すると共に、該ストライピングデ
ータからパリティデータを作成し、HDD3−nへ記憶
させている。このようにパリティデータを作成するため
には、単にストライピングデータを生成する以上に時間
を要するため、キャッシュメモリ8に記憶されている書
込みデータのHDD3−1〜3−nへの退避処理実行中
に重大な故障に発展し、主電源4からの電力の供給が停
止するこも考えられる。このため、RAID3のような
パリティデータを作成する機能を持ったディスクアレイ
装置では、上述のようなデータの退避処理を実行すると
き、このパリティデータの生成を行わず、単にストライ
ピングデータのHDD3−1〜3−(n−1)へのデー
タ書込み処理のみを実行させてもよい。この場合、他の
通常の書込み処理が実行されているデータと区別するた
め、予め各HDD3−1〜3−(n−1)にデータ退避
用の領域(図示せず)を確保しておく方が好ましい。
【0010】このように、本発明のディスクアレイ装置
では、ファン等の異常が検出された場合に、キャッシュ
メモリに保持されているデータのハードディスクへの退
避(書込み)処理を行うことによって、ディスクアレイ
装置が稼動不能な程度の故障へと発展したとしても、デ
ータの喪失を防止し、ホストコンピュータの認識してい
る書込み完了情報との同期を取ることができる。また更
に、ファン等の異常が検出された場合には、以後の書込
み処理についてライトバックキャッシュ機能をオフする
ため、ホストコンピュータと同期を取りながら書込み処
理を行うことができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、ディスクアレイ装置を構成するファン等のモジュー
ルで異常が発生した場合でも、即座にキャッシュメモリ
に記憶されているデータのハードディスクへの退避を行
うため、ライトバックキャッシュ機能を採用していたと
しても、ディスクアレイ装置の突然の稼動停止によって
書込みデータが喪失し、書込み要求を出したホストコン
ピュータとの同期が取れなくなることを防止できる。ま
た、モジュールで異常が検出された以降の書込み要求に
対しては、ライトバックキャッシュ機能をオフするた
め、以後ホストコンピュータとの同期を確保しながら書
込み要求を処理するため、常にホストコンピュータとの
同期を保障することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のディスクアレイ装置の構成を示す図
である。
【図2】 本発明のデータ退避機能を説明するための図
である。
【符号の説明】
1…ディスクアレイ装置 2…ディスクコントローラ 3−1〜3−n…ハードディスク 4…主電源 5…ファン 6…ファン監視部 7…プロセッサ 71…障害認識手段 72…退避処理手段 73…モード設定手段 74…キャッシュ制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶媒体、キャッシュメモリ、お
    よび装置の制御を行うプロセッサとを備え、書込み要求
    にかかるデータの前記キャッシュメモリへの書込み完了
    時に書込み完了メッセージを出力するディスクアレイ装
    置において、 装置内のモジュールで発生したことを示す異常信号を受
    信する障害認識手段と、 前記障害認識手段から障害が発生した旨の通知を受け、
    前記キャッシュメモリに記憶されているデータを前記複
    数のハードディスクへ移動させる退避処理手段とを備え
    たことを特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記退避処理手段より出力される前記ハ
    ードディスクへのデータの移動処理の終了を示す信号を
    受信すると、書込み要求にかかるデータが前記複数のハ
    ードディスクへの書込みが完了時に書込み完了メッセー
    ジを出力する旨を指示するモード設定手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のディスクアレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記モジュールは装置を冷却するファン
    であることを特徴とする請求項1記載のディスクアレイ
    装置。
JP28902299A 1999-10-12 1999-10-12 ディスクアレイ装置 Pending JP2001109584A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009152703A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置
US8335901B2 (en) 2010-06-30 2012-12-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus and data restoration method
JP2017091323A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 通信装置及び画像形成装置

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