JP2001109213A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001109213A
JP2001109213A JP28197299A JP28197299A JP2001109213A JP 2001109213 A JP2001109213 A JP 2001109213A JP 28197299 A JP28197299 A JP 28197299A JP 28197299 A JP28197299 A JP 28197299A JP 2001109213 A JP2001109213 A JP 2001109213A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学ユニットを有する静電複写方式の画像形成
装置において、定着ユニット33の画像形成装置本体1
6への取り付け作業を容易にするとともに、取り付け
時、定着ユニット33のギヤ72の回転中心軸73を位
置決め孔74に容易に挿入することのできる画像形成装
置を実現する。 【解決手段】画像形成装置本体16に、係合用フック6
8aを設け、定着ユニット33の側板60に、係合用フ
ック68aに係合することにより、定着ユニット33の
垂直方向の位置決めを行うとともに、所定範囲内で水平
にずらすことができる係合孔67を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の、静電複写方式によって画像を形成
する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】静電複写方式により画像を形成する画像
形成装置が普及しており、かかる画像形成装置では、光
学ユニットからの光によって感光体にトナー像が形成さ
れて、形成されたトナー像が用紙に転写される。そし
て、用紙上のトナー像は、熱定着されて排出されるとい
う構成となっている。前記画像形成装置では、画像形成
装置本体に光学ユニットを保持する支柱が設置されてい
る。そして、画像が形成された用紙を搬送する搬送ユニ
ット、搬送ユニットから搬送されてくる用紙を定着する
定着ユニット、定着ユニットから搬送されてくる用紙を
排紙するための排出ユニットなどの各ユニットが画像形
成装置本体に配列され内蔵されている。
【0003】前記支柱への定着ユニットの取り付けは、
支柱にネジ孔が設けられ、定着ユニットの側板にビスを
通す貫通孔が設けられ、ビスを貫通孔に通して支柱にネ
ジ締めすることにより行っている。また、定着ユニット
には、定着のための加熱ローラを回転させるギヤが付い
ていて、前記支柱への定着ユニットの取り付けの際に、
このギヤを画像形成装置の本体駆動ギヤに噛み合わせて
いる。この噛み合わせを実現するため、定着ユニットの
ギヤの回転中心軸を、画像形成装置本体の位置決め孔に
挿入することにより行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】定着ユニットを前記支
柱へ取り付けるときに、定着ユニットを手で保持してネ
ジを締めていかなければならない。このため、その作業
に時間がかかるとともに、保持に労力を要するという問
題があった。また、定着ユニットのギヤの回転中心軸を
画像形成装置本体の位置決め孔に挿入する場合、前述の
ように、定着ユニットの位置決めが困難な状況では、回
転中心軸の挿入にも時間がかかっていた。
【0005】そこで、本発明は、定着ユニットの画像形
成装置本体への取り付け作業を容易にする画像形成装置
を実現することを目的とする。また本発明は、定着ユニ
ットのギヤの回転中心軸を位置決め孔に容易に挿入する
ことのできる画像形成装置を実現することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】請求項1
記載の画像形成装置は、画像が形成された用紙を定着す
るための定着ユニットを、前記光学ユニットを支持する
画像形成装置本体に固定する固定手段を備え、画像形成
装置本体に、第1係合部を設け、前記定着ユニットに、
前記第1係合に係合することにより、定着ユニットの垂
直方向の位置決めを行うことのできる第2係合部を形成
していることを特徴とする。
【0007】前記の構成によれば、定着ユニットを画像
形成装置本体に固定する際には、画像形成装置本体の第
1係合部を定着ユニットの第2係合部に係合させる。作
業者は、係合を確認した上で、定着ユニットを画像形成
装置本体に固定することができる。請求項2記載の画像
形成装置は、画像が形成された用紙を定着するための定
着ユニットを、前記光学ユニットを支持する画像形成装
置本体に固定する固定手段を備え、画像形成装置本体
に、第1係合部を設け、前記定着ユニットに、前記第1
係合部に係合することにより、定着ユニットの垂直方向
の位置決めを行うとともに、所定範囲内で水平にずらす
ことができる第2係合部を形成し、画像形成装置本体に
は、定着ユニットのギヤの回転中心軸を挿入する位置決
め孔を形成していることを特徴とする。
【0008】ここで「所定範囲内」とは、定着ユニット
のギヤの回転中心軸の先端を画像形成装置本体の位置決
め孔に挿入したり外したりすることが可能な範囲内をい
うものとする。この構成であれば、定着ユニットを画像
形成装置本体に固定する際には、作業者は、画像形成装
置本体の第1係合部と定着ユニットの第2係合部に係合
させ、水平に移動させる。これにより、定着ユニットの
ギヤの回転中心軸を画像形成装置本体の位置決め孔に挿
入することができる。この後、定着ユニットを画像形成
装置本体に固定することができる。
【0009】請求項2記載の画像形成装置において、回
転中心軸の挿入端の径がテーパ状に細くなっていること
が好ましい(請求項3)。画像形成装置本体の第1係合
部と定着ユニットの第2係合部に係合させ、水平に移動
させるときに、定着ユニットのギヤの回転中心軸を画像
形成装置本体の位置決め孔に確実に挿入することができ
るからである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、画像形成装置として複写機
を例にとって、本発明の実施の形態を添付図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は、複写機1の外観構成を
示す斜視図である。複写機1は画像形成ユニット、用紙
トレイ等を有する本体ハウジング10と、本体ハウジン
グ10の支柱16によって支えられる光学ユニット11
とに区画される。
【0011】光学ユニット11には、原稿を読み取るた
めの読取機構が内蔵されているとともに、その上面には
操作パネル(図示せず)が設けられている。本体ハウジ
ング10は、上部ハウジング12と、下部ハウジング1
3とを有している。下部ハウジング13には、各種の用
紙トレイが内蔵されているとともに、用紙トレイから用
紙を取り出して搬送するための搬送路が内蔵されてい
る。上部ハウジング12には、トナー像を形成するため
の画像形成ユニット、形成したトナー像を転写するため
の転写ユニット、転写された用紙を定着させるための定
着ユニット、定着後の用紙を排出する排出ユニット、用
紙を搬送するための搬送ユニット等が内蔵されている。
【0012】そして、上部ハウジング12の上下方向途
中部には、排出ユニットから排出された用紙を受けて積
載する用紙受けトレイ14が設けられている。図2は、
複写機1を、図1の矢印A方向から見た図である。上部
ハウジング12の支柱16に、加熱ローラを有する定着
ユニット33が固定され、その上方かつ光学ユニット1
1の下方に排出ユニット31が、上部ハウジング12に
通された支軸32を中心にして、開いた状態でジャム紙
を取り除くことができるように開閉可能に設けられてい
る。
【0013】定着ユニット33の下方には転写ローラに
よって転写された用紙を定着ユニット33に送る搬送ユ
ニット34が、支柱16に通された支軸35を中心にし
て、開いた状態でジャム紙を取り除くことができるよう
に開閉可能に設けられている。図3は、定着ユニット3
3を上部ハウジング12の支柱16に固定する方法を説
明するための分解斜視図である。
【0014】支柱16の所定位置には、定着ユニット3
3を引っかけるためのフック68aのついた第1係合部
68が形成されている。一方、定着ユニット33の側板
60には、前記第1係合部68のフック68aに引っか
けるための第2係合部である係合孔67が形成されてい
る。係合孔67は、正方形ないし長方形の形状であり、
その上辺67aがフック68aに引っかけられることに
より、定着ユニット33の上下方向の位置決めがなされ
ることになる。
【0015】作業者は、係合孔67をフック68aに引
っかけた状態で固定用のビス61を定着ユニット33の
貫通孔62に通し、支柱16のネジ孔63に締結するこ
とにより、定着ユニット33を正しい位置に固定するこ
とができる。この締結時に、定着ユニット33を手など
で支える必要がないので、作業の能率をあげることがで
きる。図4は、定着ユニット33を正しい位置に固定し
た状態を示す斜視図である。
【0016】以上の実施形態では、第1係合部としてフ
ック68aを例示し、第2係合部としてフック68aに
引っかける角孔を例示したが、このような形に限らず、
フックに代えてまっすぐな棒状の部材であるピンを採用
してもよい。また、角孔でなくてもよく、円孔などを採
用することも可能である。次に、本発明の他の実施の形
態を、図5〜図7を参照しながら説明する。この実施の
形態は、図5を参照して、定着ユニット33を上部ハウ
ジング12の支柱16に固定する際の、定着ユニット3
3の加熱ローラに装着されたギヤ71,及びギヤ71を
駆動するギヤ72の位置決めに関連する。
【0017】ギヤ72は、駆動モータに連結された他の
ギヤ(図示せず)に噛み合わせられるため、その回転中
心軸73は、正しい位置に支持されなければならない。
このため、複写機1の本体の所定位置に固定された側板
70には、回転中心軸73の先端を位置決めするための
位置決め孔74が設けられている。そして好ましくは、
前記回転中心軸73の挿入端の径が図5に示すように、
テーパ状に細くなっている。
【0018】図5は、回転中心軸73の先端を位置決め
しながら、定着ユニット33を上部ハウジング12の支
柱16に固定する方法を説明するための分解斜視図であ
る。支柱16の所定位置には、定着ユニット33を引っ
かけるためのフック68aのついた第1係合部68が形
成されている。一方、定着ユニット33の側板60に
は、前記第1係合部68のフック68aに引っかけるた
めの第2係合部である係合孔67が形成されている。係
合孔67は、正方形ないし長方形の形状であり、その上
辺67aがフック68aに引っかけられることにより、
定着ユニット33の上下方向の位置決めがなされること
になる。
【0019】さらに、係合孔67の上辺67aは、水平
に延びているため、作業者は、係合孔67をフック68
aに引っかけるときに定着ユニット33を矢印B,Cの
方向にずらすことができる。そこで、作業者は、係合孔
67をフック68aに引っかけるときに、矢印Cの方向
にややずらし気味に引っかける。引っかけ終わると、定
着ユニット33を矢印Bの方向にずらしていく、これに
より、回転中心軸73の先端を位置決め孔74に挿入さ
せることができる。
【0020】特に、回転中心軸73の挿入端の径が図5
に示すように、テーパ状に細くなっている場合には、回
転中心軸73の挿入がさらにスムーズにできる。図6
は、係合孔67の動きを説明するための図である。図6
(a)は、係合孔67をフック68aに引っかける動きを
示している。図6(b)は、係合孔67をフック68aに
引っかけた状態で、定着ユニット33を矢印Bの方向に
ずらしていく様子を示している。図6(c)は、係合が完
成した状態を示している。
【0021】作業者は、回転中心軸73の先端が位置決
め孔74に挿入されたことを目で確認して、固定用のビ
ス61を定着ユニット33の貫通孔62に通し、支柱1
6のネジ孔63に締結することにより、定着ユニット3
3を正しい位置に固定することができる。前記の実施形
態では、定着ユニット33の係合孔67は長方形状であ
ったが、上辺が水平に延びていればこの形状に限るもの
ではない。例えば図7に示すように、“「 ”状に曲が
った孔671を形成してもよい。
【0022】また、第1係合部としてフック68aを例
示したが、このような形に限らず、フックに代えてまっ
すぐな棒状の部材であるピンを採用してもよい。以上で
本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の実施
は、前述のものに限定されるものではなく、本発明の範
囲内で、種々の変更が可能である。例えば、以上の2つ
の実施形態では、上部ハウジング12の上に光学ユニッ
ト11が載置され、上部ハウジング12の上下方向途中
部に用紙受けトレイ14が設けられている複写機を例示
したが、本発明はこのような構造の画像形成装置に限ら
れるものではなく、装置本体の中に書き込み光学ユニッ
トが設けられ、用紙受けトレイ14が光学ユニットの上
に配置されるような構造の画像形成装置(ファクシミ
リ、プリンタなどにはこのような構造が採用されている
ものがある)にも適用することができる。また、定着ユ
ニットを、画像形成装置本体に固定する固定手段とし
て、ビス止めを例示したが、これに限らず、金属溶接、
接着などを採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機1の外観構成を示す斜視図である。
【図2】複写機1を、図1の矢印A方向から見た背面図
である。
【図3】定着ユニット33を上部ハウジング12の支柱
16に固定する方法を説明するための分解斜視図であ
る。
【図4】定着ユニット33を正しい位置に固定した状態
を示す斜視図である。
【図5】回転中心軸73の先端を位置決めしながら、定
着ユニット33を上部ハウジング12の支柱16に固定
する方法を説明するための分解斜視図である。
【図6】定着ユニット33を上部ハウジング12の支柱
16に固定する際の、係合孔67の動きを説明するため
の図である。
【図7】係合孔67の他の形状を例示した図である。
【符号の説明】
1 複写機 10 本体ハウジング 11 光学ユニット 12 上部ハウジング 13 下部ハウジング 14 用紙受けトレイ 16 支柱 31 排出ユニット 33 定着ユニット 34 搬送ユニット 60 側板 61 固定用のビス 62 貫通孔 63 ネジ孔 67 係合孔 67a 係合孔の上辺 68 第1係合部 68a フック 71,72 ギヤ 73 回転中心軸 70 側板 74 位置決め孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学ユニットを有する静電複写方式の画像
    形成装置において、 画像が形成された用紙を定着するための定着ユニット
    を、前記光学ユニットを支持する画像形成装置本体に固
    定する固定手段を備え、 画像形成装置本体に、第1係合部を設け、 前記定着ユニットに、前記第1係合部に係合することに
    より、定着ユニットの垂直方向の位置決めを行うことの
    できる第2係合部を形成していることを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】光学ユニットを有する静電複写方式の画像
    形成装置において、 画像が形成された用紙を定着するための定着ユニット
    を、前記光学ユニットを支持する画像形成装置本体に固
    定する固定手段を備え、 画像形成装置本体に、第1係合部を設け、 前記定着ユニットに、前記第1係合部に係合することに
    より、定着ユニットの垂直方向の位置決めを行うととも
    に、所定範囲内で水平にずらすことができる第2係合部
    を形成し、 画像形成装置本体には、定着ユニットのギヤの回転中心
    軸を挿入する位置決め孔を形成していることを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記回転中心軸の挿入端の径がテーパ状に
    細くなっていることを特徴とする請求項2記載の画像形
    成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006349808A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009057176A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Ricoh Co Ltd シート搬送装置、画像形成装置およびシート搬送ユニットの装着案内方法
JP2011028301A (ja) * 2010-11-09 2011-02-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2015165283A (ja) * 2014-03-03 2015-09-17 富士ゼロックス株式会社 枠体構造、装置枠体、および画像形成装置

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