JP2001108974A - プラズマアドレス電気光学装置 - Google Patents

プラズマアドレス電気光学装置

Info

Publication number
JP2001108974A
JP2001108974A JP2000217783A JP2000217783A JP2001108974A JP 2001108974 A JP2001108974 A JP 2001108974A JP 2000217783 A JP2000217783 A JP 2000217783A JP 2000217783 A JP2000217783 A JP 2000217783A JP 2001108974 A JP2001108974 A JP 2001108974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
electrode
dielectric layer
crystal drive
crosstalk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000217783A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Sakai
道 酒井
Sadahiko Yasukawa
貞彦 安川
Kazuhiko Inoguchi
和彦 猪口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000217783A priority Critical patent/JP2001108974A/ja
Priority to US09/632,941 priority patent/US6628348B1/en
Publication of JP2001108974A publication Critical patent/JP2001108974A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/13334Plasma addressed liquid crystal cells [PALC]

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接画素への表示漏れを低減するプラズマア
ドレス電気光学装置を提供する。 【解決手段】 プラズマアドレス電気光学装置におい
て、液晶駆動電極6aと隣合う液晶駆動電極6bとの距
離が、液晶駆動電極6aの表面と誘電体層3の下面との
間の距離と等しい、或いはそれよりも大である。さらに
液晶駆動電極間に新たに電極を追加することによって、
隣接画素への表示漏れを低減するプラズマアドレス電気
光学装置を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ放電を用
いて電気光学素子の表示を制御するプラズマアドレス電
気光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマアドレス電気光学装置(プラズ
マアドレス液晶装置、PALC)は、PDP(プラズマ
ディスプレイパネル)と同様に大画面平面型の表示装置
内の主要構成部品として利用されている。
【0003】以下、放電プラズマスイッチを利用して液
晶セルを駆動するプラズマアドレス電気光学装置につい
て簡単に説明する。
【0004】図5は、従来のプラズマアドレス電気光学
装置を示す部分斜視図である。実際は液晶駆動電極と放
電セルは数百以上整列しているが、そのうちの一部を取
り出して示している。
【0005】図5に示すように、プラズマアドレス電気
光学装置100は、液晶セル101とプラズマセル10
2とが共通の誘電体層103を介して積層された構造を
有する。プラズマセル102は、誘電体層103と下側
基板104との間に挟持された複数の放電セル105を
有する。放電セル105は、下側基板104の誘電体層
103に対向する面に互いに平行な複数の溝が形成さ
れ、溝の夫々と誘電体層103とによって密封されるこ
とによって規定される。これらの放電セル105内に
は、放電によりイオン化可能なガスが封入されており、
底部には一対のプラズマ電極106及び107が形成さ
れる。放電セル105の一対のプラズマ電極106及び
107の一方をアノードとし他方をカソードとして電圧
を印加することによって、放電セル105に封入された
ガスがイオン化され放電プラズマを発生させる。
【0006】一方、液晶セル101は、上側基板108
と誘電体層103との間に挟持された液晶層109を有
する。上側基板108の液晶層109に対向する面に
は、互いに平行な複数の液晶駆動電極110が形成され
ている。液晶駆動電極110は、下側基板104に形成
された溝(放電セル105)と交差するように配列され
ており、交差した部分に個々の画素が規定される。この
プラズマアドレス電気光学装置の表示方法について、図
6を用いて説明する。
【0007】図6(a)に示すように、選択されたデー
タ列に対応する1つの放電セル(図示せず)を放電させ
ることにより、誘電体層103の放電セル側の面の荷電
粒子蓄積部111に荷電粒子が0Vになるように蓄積さ
れる。同時に、データ列に対応した電圧データを複数の
液晶駆動電極110に印加すると、放電セルは液晶層1
09に対してスイッチング素子として機能する。そのた
め、誘電体層103の放電セル側の面の荷電粒子蓄積部
111にデータ列に対応した電荷量が蓄積されること
で、液晶セルでは1データ列に応じた電界を印加しなが
らその状態を保持する。これを放電セルの数だけ繰り返
し、夫々の液晶駆動電極110への電圧印加は、次の画
面で同じ放電セルが放電するまで保持される。その後、
次画面のデータが送られてくる図6(d)までの間、図
6(b)及び図6(c)に示すように他の放電セル部に
対応するデータ電圧が液晶駆動電圧を反転しながら印加
される。画面が変わるごとに、液晶駆動電極110への
電圧印加は正負の極性を反転させる。尚、図6に示す例
では赤(R)に対応する画素にのみ電圧印加がされるよ
うに駆動されている。
【0008】このようなプラズマアドレス電気光学装置
においては、しばしば同一放電セルに対応する表示列に
おいて隣接画素への表示漏れ(以下、「クロストーク」
と呼ぶ)が発生する。即ち、液晶駆動電圧は1データ点
を構成する1画素に対応する液晶駆動電極にだけ印加さ
れるが、結果として現れる表示としてはクロストークが
発生していた。クロストークが発生すると表示品位が大
きく低下する。例えば、カラー表示を行なう場合、R
(赤)・G(緑)・B(青)夫々に1画素ずつ、即ち1
液晶駆動電極ずつを割り当ててカラーフィルターを取付
け、図6に示す例のように赤単色表示をする(R部の画
素のみに電界印加、両隣のG部及びB部の画素は電界無
印加の)場合にクロストークが発生すると、G部及びB
部の画素の一部に表示漏れが起こるために、結果として
鮮やかな赤色は得られず、その色純度が落ちてしまう。
【0009】図6にある30Vとは、それだけの電圧を
印加すると、理想的には液晶層内部に1V/μmの電界
が印加される電圧量である。つまり、液晶層及び誘電体
層の厚みの和が30μmであるので、液晶駆動電極に3
0Vを印加し誘電体層の放電セル側の面の荷電粒子蓄積
部の電位が0Vになるように荷電粒子が蓄積すると、液
晶層内部には1V/μmの電界が印加される。
【0010】隣接画素への画像のにじみ量を、クロスト
ーク幅と以下述べることとする。すなわち、図7に示す
ように、画素間に1点鎖線で示す中央線を想定し、ある
画素の情報が中央線から隣接画素内のどこまで影響を受
けているか、その長さをクロストーク幅とする。また、
クロストークが存在する部分の表示がどの程度強いかを
クロストーク強度と呼ぶことにする。すなわち、ある画
素の表示が隣接画素に漏れているとき、表示漏れ部の表
示がある画素の表示とどの程度同じであるかがクロスト
ーク強度となる。具体的には、ある画素の表示が黒であ
るとき表示漏れ部が同じように黒であればクロストーク
強度は強く、あるいはある画素の表示が黒であるとき表
示漏れ部が少し薄くグレイであればクロストーク強度は
弱い、と表現できる。
【0011】尚、クロストークの発生原因としては、液
晶駆動電極に電圧が印加されると電界がその電極部領域
だけでなく領域外へ漏れ出すことによると考えられてき
た。しかしながら、その電界の漏れ出す量、漏れ出す機
構等については構造や荷電粒子の蓄積の様子がからんで
不明な点が多かった。
【0012】クロストークの抑制方法としては、例えば
以下のようなものがこれまでに提案されている。
【0013】特開平8−123360号公報において
は、液晶駆動電極へ印加するデータ列信号に対して予め
補正回路により補正演算処理を施すことによって誘電体
層の厚みに起因したクロストークを抑制する方法が開示
されている。
【0014】また、特開平10−148820号公報に
おいては、誘電体層の放電セル側の面に液晶駆動電極と
並列に電極群を配置することで電荷密度の変動をなく
し、隣合う液晶駆動電極間の外縁電界を低下させること
により、クロストークを抑制する方法が開示されてい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た2件の公報に開示された方法には以下のような問題点
があった。
【0016】特開平8−123360号公報に開示され
た方法を用いる場合、駆動回路によりクロストークを抑
制しているため、通常のプラズマアドレス電気光学装置
に大規模集積回路素子が追加されねばならず、画像の種
類に応じて補正演算処理を行なうのは実質上困難であっ
た。
【0017】また、特開平10−148820号公報に
開示された方法を用いる場合、誘電体層の放電セル面に
電極を配置しているので、液晶駆動電極と上記並列電極
群と放電セルをすべて位置合わせして作製しなければな
らず、これらを全て位置合わせするのは困難であった。
【0018】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、クロストークを比較的簡単且ち有効
な方法にて抑制するプラズマアドレス電気光学装置を提
供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマアドレ
ス電気光学装置は、第1の基板上に設けられた複数の液
晶駆動電極と、第2の基板上に設けられた複数の放電セ
ルとが、少なくとも液晶層と誘電体層を介して対向され
たプラズマアドレス電気光学装置であって、第1の液晶
駆動電極と第1の液晶電極と隣合う第2の液晶駆動電極
との距離は、第1の液晶駆動電極表面と誘電体層の第2
の基板側の面との間の距離と等しいか、或いは大である
ことを特徴としている。
【0020】また、前記第1の液晶駆動電極及び第2の
液晶駆動電極間に、これらの液晶駆動液晶電極とは絶縁
されている補助電極を有していることが好ましい。
【0021】本発明のプラズマアドレス電気光学装置
は、第1の基板上に設けられた複数の液晶駆動電極と、
第2の基板上に設けられた複数の放電セルとが、少なく
とも液晶層と誘電体層を介して対向されたプラズマアド
レス電気光学装置であって、隣合う液晶駆動電極の間
に、これらの液晶駆動電極とは絶縁されている補助電極
を有していることを特徴としている。
【0022】本発明のプラズマアドレス電気光学装置
は、前記補助電極の電位を制御する手段を備えているこ
とが好ましい。
【0023】本発明のプラズマアドレス電気光学装置
は、前記補助電極の電位が0Vであることが好ましい。
【0024】以下、上記構成による作用を説明する。
【0025】本発明によれば、第1の液晶駆動電極と隣
合う第2の液晶駆動電極との間の距離を第1の液晶駆動
電極表面と誘電体層の第2の基板側の面との間の距離と
等しいか、或いは大とすることにより、クロストークを
抑制する。即ち、電圧を印加した第1の液晶駆動電極と
誘電体層の放電セル側の面の荷電粒子蓄積部との距離
が、隣合う第2の液晶駆動電極との距離と等しいか、或
いは長くなる。このため、電圧を印加した第1の液晶駆
動電極から出た電気力線は誘電体層の放電セル側の面の
荷電粒子蓄積部に向うものが多くなり、隣接画素部に発
生する電界がより弱くなるため、隣接画素部にはグレイ
表示しか現れず、クロストーク強度が減少することにな
る。
【0026】また、液晶駆動電極間距離を広げること
で、また新たな効果が期待できる。すなわち、液晶駆動
電極間距離が広がると、同時に液晶駆動電極幅が減少す
る。例として42インチ型のパネルで説明する。いわゆ
る高精細なHD(High Density)タイプを
考えると、液晶駆動電極の繰り返し距離は約180μm
となる。従って、例えば液晶駆動電極間距離が20μm
の場合液晶駆動電極幅は160μmであり、液晶駆動電
極間距離が40μmの場合液晶駆動電極幅は140μm
に10%以上も減少する。液晶駆動電極幅が減少する
と、誘電体層の放電セル側の面の荷電粒子蓄積部の面積
も減少し、そこに蓄積される荷電粒子量は少なくて済
む。従って、同じ表示状態(輝度)を実現するために必
要とする液晶駆動電圧が低くてすむ。液晶駆動電圧を下
げると、クロストーク幅が減少する。すなわち、結果と
して、液晶駆動電極間距離を広げることでさらなるクロ
ストーク幅が減少する。
【0027】液晶層への電界印加については、液晶層と
誘電体層以外の層の厚みが問題となる場合もある。すな
わち、たとえば液晶層にプラズマ部から紫外線が照射さ
れるのを防ぐために液晶層と誘電体層の間に紫外線遮断
膜(たとえば酸化チタンが主成分の膜)を2〜3μmま
での厚さで挿入することがある。その場合は、液晶層と
誘電体層に加えて紫外線遮断膜の厚みも加わり、それら
3層に電界が印加される。つまり、紫外線遮断膜が存在
する場合は、液晶層と誘電体層に加えて紫外線遮断膜の
3層の厚みの合計より、液晶駆動電極間距離を広げるこ
とでクロストーク強度が減少する。
【0028】また、本発明によれば、前記第1の液晶駆
動電極及び第2の液晶駆動電極間に該液晶駆動電極とは
絶縁されている補助電極を有することにより、クロスト
ークを抑制する。
【0029】即ち、第1及び第2の液晶駆動電極間に補
助電極がある場合には、誘電体層の放電セル側の面の荷
電粒子蓄積部から出る電気力線は一旦より近くにある補
助電極へと向かい、その後あらためて隣合う第2の液晶
駆動電極へ向うために、隣合う第2の液晶駆動電極の端
には電気力線が集中するものの電気力線の広がりは抑え
られ、クロストーク幅が減少することになる。
【0030】また、上記構成を同時に採用することによ
ってクロストークの強度及び幅が同時に減少する。
【0031】更に、本発明によれば、前記補助電極の電
位を制御することにより更にクロストークを抑制する。
【0032】例えば、補助電極と0V部位を接続ケーブ
ルで結線するという手段により補助電極を常に0Vとな
るように制御した場合、補助電極と隣合う第2の液晶駆
動電極とは同電位となり、補助電極と隣合う第2の液晶
駆動電極との間に電気力線は存在しなくなる。従って、
隣合う第2の液晶駆動電極上の電界は、直接誘電体層の
放電セル側の面の荷電粒子蓄積部から出た電気力線のみ
になるのでかなり弱まり、更にクロストークを抑制する
ことになる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。
【0034】(実施形態1)実施形態1のプラズマアド
レス電気光学装置とその動作の様子を図面を用いて説明
する。
【0035】図1は、本発明の実施形態1のプラズマア
ドレス電気光学装置を説明するための部分斜視図であ
る。尚、実際は液晶駆動電極と放電セルは数百以上整列
しているが、そのうちの一部を取り出して示している。
【0036】図1に示すように、プラズマアドレス電気
光学装置は、液晶セル1とプラズマセル2とが共通の誘
電体層3を介して積層された構造を有する。
【0037】液晶セル1は、上側基板4と誘電体層3と
の間に挟持された液晶層5を有する。上側基板4の液晶
層5に対向する面には、互いに平行な複数のストライプ
状の液晶駆動電極6が形成される。この液晶駆動電極6
は、ITO(酸化インジウムスズ)、SnO・ZnO
等の透明導電材料をエッチングして形成される。
【0038】誘電体層3にはガラスを用いたが、絶縁膜
なら他の酸化物やプラスチックなどの高分子膜でもかま
わない。
【0039】また、液晶層5は、種々の電気光学的動作
モードに従って配向されている。例えば、必要に応じて
上側基板4及び誘電体層3の液晶層5側に配向膜を夫々
設け、液晶層5が所定の配向状態をとるように配向処理
したものでもよい。
【0040】一方、プラズマセル2は、誘電体層3と下
側基板7との間に挟持された複数の放電セル8を有す
る。放電セル8は、下側基板7の誘電体層3に対向する
面に互いに平行な複数のストライプ状の溝が形成され、
溝の夫々と誘電体層3とによって密封されることによっ
て規定される。これらの放電セル8は、上側基板4に形
成された液晶駆動電極6と交差するように配列されてお
り、交差部分に個々の画素が規定される。
【0041】また、放電セル8の溝の底部には、一対の
プラズマ電極(図示せず)が形成されている。一対のプ
ラズマ電極の一方をアノードとし他方をカソードとし
て、放電セル8に封入されたガスに電圧を印加し、ガス
をイオン化させて放電プラズマを発生させる。プラズマ
電極の数はさらに多くてもよく、その場合も同様の放電
が実現できる。尚、本実施形態では放電を起こすための
電極の材料としてはNiを用い、2つのプラズマ電極の
間に直流パルス電圧を印加して放電を発生させたが、こ
れに限るものではない。また、プラズマ電極をMgOな
どの誘電体で被覆していわゆる交流放電を起こしても同
じ機能を実現できる。
【0042】放電セル8内にはXeガスを封入したが、
放電によりイオン化可能なガスであればその他の稀活性
ガス、つまり、He、Ar、Ne、Kr、或いはこれら
の混合気体を封入しても表示上差異はない。
【0043】ここで、本実施形態のプラズマアドレス電
気光学装置において、液晶駆動電極6aと隣合う液晶駆
動電極6bとの距離が、液晶駆動電極6aの表面と誘電
体層3の下面との間の距離と等しい、或いはそれよりも
大となっている。尚、液晶駆動電極6の表面とは液晶駆
動電極6の液晶層5側の面のことであり、誘電体層3の
下面とは誘電体層3の放電セル8側の面のことである。
【0044】次に、このプラズマアドレス電気光学装置
に画像を表示し、そのときのクロストークの様子を詳細
に調べた。
【0045】尚、カラーフィルタは用いず、液晶として
は電界が無い場合に白表示、電界1V/μmにて完全に
黒表示となる電気光学材料を用いた。この液晶に0V/
μmから1V/μmの電界が印加される場合にはグレイ
表示となる。
【0046】このとき、連続する3画素に着目し、中央
の画素に対応する液晶駆動電極6Rにのみ電界値として
1V/μmに相当する正負の電圧を印加した。尚、従来
は連続する3画素の中央画素にのみ電圧を印加する場合
に最も顕著にクロストークが現れていた。
【0047】このとき(誘電体層の放電セル側の面の荷
電粒子蓄積部の電圧が0Vのとき)の実際の表示画面上
の表示状態を図2(a)に、本実施形態のプラズマアド
レス電気光学装置の部分断面図及び電気力線の様子を図
2(b)に示す。尚、ここで連続する画素に対応する液
晶駆動電極を夫々6G、6R、6Bと示している。
【0048】図2(a)に示すように、隣合う画素に黒
表示は現れず、クロストークが抑制された。この理由は
以下に示すものと考えられる。
【0049】電圧を印加した液晶駆動電極6Rを基準に
すると、隣合う液晶駆動電極6G及び6Bとの距離9
は、液晶駆動電極6Rの表面と荷電粒子が蓄積されて0
Vとなった誘電体層3の下面との間の距離10と等しい
か、或いはそれよりも長い。従って、図2(b)に示す
ように、電圧を印加した液晶駆動電極6Rから出た電気
力線12は、誘電体層3の下面の荷電粒子蓄積部11に
向うものが多くなり、隣接画素部に発生する電界が弱く
なるので、隣接画素部にはグレイ表示しか現れなくな
り、クロストーク強度が減少することとなった。
【0050】尚、液晶駆動電極表面と誘電体層下面の間
に液晶層と誘電体層以外の層が含まれる場合は、その厚
みも加味して液晶駆動電極表面と誘電体層下面の間の距
離10を決定すればよい。
【0051】また、本実施形態では液晶層として電界無
印加時に白表示となる液晶を用いたが、これに限らず電
界無印加時に黒表示となる液晶でもよい。
【0052】(実施例1)本実施形態において、誘電体
層3の厚みを25μm、液晶層5の厚みを5μm、及び
液晶駆動電極間距離9を40μmとしたプラズマアドレ
ス電気光学装置を作製し、クロストークの様子を詳細に
調べた。液晶駆動電極表面と誘電体層下面の領域にある
構成部材は液晶層5と誘電体層3のみなので、液晶駆動
電極表面と誘電体層下面との間の距離10は30μmと
なり、液晶駆動電極間距離9が液晶駆動電極表面と誘電
体層下面との間の距離10よりも長くなっている。
【0053】このときのクロストークの様子を実施形態
1と同様に調べた結果を表1に示す。又、図2(a)に
そのときの実際の表示画面上の表示状態を、図2(b)
に本実施例のプラズマアドレス電気光学装置の部分断面
図及び電気力線の様子を示す。
【0054】
【表1】
【0055】実施形態1と同様、表1に示すように隣接
画素部に黒表示は現れず、クロストークとしてグレイ表
示が現れたのみであり、クロストーク強度は減少した。
【0056】更に、液晶駆動電極間距離9を30μmと
して、液晶駆動電極間距離9が電極表面と誘電体層下面
の間の距離10と等しいプラズマアドレス電気光学装置
を作製し、クロストークの様子を実施形態1と同様に調
べた結果を表1に示す。この揚合も実施形態1と同様
に、表1に示すように隣接画素部に黒表示は現れず、ク
ロストークとしてグレイ表示が現れたのみであり、クロ
ストーク強度は減少した。
【0057】つまり、液晶駆動電極間距離が液晶駆動電
極表面と誘電体層下面との距離と等しいか、或いはそれ
より大なる場合、隣接画素部に黒表示は現れずクロスト
ークとしてグレイ表示が現れたのみであり、クロストー
ク強度は減少した。
【0058】(実施例2)本実施例において、誘電体層
3の厚みを55μm、液晶駆動電極間距離9を80μm
とする以外は実施例1と同様の構成であり、同様の駆動
を行った。即ち、誘電体層3の厚みを変化させた場合の
実施例である。
【0059】そのときの結果を表2に示す。実施例1と
同様に、隣接画素部に黒表示は現れず、クロストークと
してグレイ表示が現れたのみであり、クロストーク強度
は減少した。
【0060】
【表2】
【0061】即ち、隣合う液晶駆動電極間の距離を液晶
駆動電極表面と誘電体層下面の間の距離よりも長くする
ことにより、クロストーク強度は減少した。
【0062】(比較例1)液晶駆動電極間距離が20μ
mである以外は実施例1と同様の構成であり、同様の駆
動を行った。即ち、液晶駆動電極表面と誘電体層下面の
間の距離より液晶駆動電極間の距離が短いプラズマアド
レス電気光学装置を作製し、クロストークの様子を詳細
に調べた。
【0063】そのときの結果を表1に示す。又、図7
(a)にそのときの実際の表示画面上の表示状態を、図
7(b)に本比較例のプラズマアドレス電気光学装置の
部分断面図及び電気力線の様子を示す。
【0064】この場合、電圧を印加した液晶駆動電極1
10Rを基準にすると、隣合う液晶駆動電極110G及
び110Bとの距離(液晶駆動電極間幅)113は、液
晶駆動電極110Rの表面と荷電粒子が蓄積されて0V
となった誘電体層103の下面との間の距離112より
も短い。従って、図7(b)に示すように、電圧を印加
した液晶駆動電極110Rから出た電気力線114は、
隣合う液晶駆動電極110G及び110Bに向うものが
多くなり、それによって発生する電界により隣接画素が
一部黒表示となった。
【0065】(比較例2)液晶駆動電極間距離113を
40μmとした以外は実施例2と同様の構成であり、同
様の駆動を行った。
【0066】そのときの結果を表2に示す。又、図7
(a)にそのときの実際の表示画面上の表示状態を、図
7(b)に本比較例のプラズマアドレス電気光学装置の
断面図及び電気力線の様子を示す。
【0067】この場合も、比較例1と同様に電圧を印加
した液晶駆動電極110Rから出た電気力線114は隣
合う液晶駆動電極110G及び110Bに向うものが多
くなり、それによって発生する電界により隣接画素が一
部黒表示となった。
【0068】(実施形態2)実施形態2のプラズマアド
レス電気光学装置の構造とその動作の様子を図面を用い
て説明する。
【0069】図3は、本発明の実施形態2のプラズマア
ドレス電気光学装置を説明するための部分斜視図であ
る。尚、実際は液晶駆動電極と放電セルは数百以上整列
しているが、そのうちの一部を取り出して示している。
【0070】図3に示すように、実施形態2のプラズマ
アドレス電気光学装置は、実施形態1と基本構造は同じ
であり、更に、液晶駆動電極6の間に補助電極13を形
成した構造となっている。
【0071】また、この補助電極13は隣合う液晶駆動
電極6とは絶縁されており、その形成方法としては液晶
駆動電極6と同じ材質で同時に作り込む方法が追加工程
を必要としないため簡便であるが、これに限るものでは
ない。また、補助電極の形成位置としては液晶駆動電極
間であればどこでも大差はないが、液晶駆動電極間中央
部であればどの画素に対してもほぼ均等な効果を期待で
きる。
【0072】尚、カラーフィルタは用いず、液晶として
は電界が無い場合に白表示、電界1V/μmにて完全に
黒表示となる電気光学材料を用いた。この液晶に0V/
μmから1V/μmの電界が印加される場合にはグレイ
表示となる。
【0073】このとき、連続する3画素に着目し、中央
の画素に対応する液晶駆動電極6Rにのみ電界値として
1V/μmに相当する正負の電圧を印加した。尚、従来
連続する3画素の中央画素にのみ電圧を印加する場合に
最も顕著にクロストークが現れていた。
【0074】このとき(誘電体層の放電セル側の面の荷
電粒子蓄積部が2V/μmのとき)の実際の表示画面上
の表示状態を図4(a)に、本実施形態のプラズマアド
レス電気光学装置の部分断面図及び電気力線の様子を図
4(b)に示す。尚、ここで連続する画素に対応する液
晶駆動電極を夫々6G、6R、6Bと示している。
【0075】図4(a)に示すように、液晶駆動電極6
の間(即ち、6Gと6Rの間、6Rと6Bの間及び、6
Bと6Gの間)に補助電極13を形成することによりク
ロストーク幅が減少した。この理由は以下に示すものと
考えられる。
【0076】液晶駆動電圧は、1つの放電セルが放電し
ていない時にも、他の放電セル部にデータを書き込むた
めに常に正負に変化している。その極性が誘電体層3の
放電セル側の面に荷電粒子を蓄積させたのと逆極性の時
に、誘電体層3の放電セル側の面の荷電粒子蓄積部11
の電位は、最大液晶駆動電圧の2倍にまで上昇する。こ
のとき、電気力線12は誘電体層3の放電セル側の面の
荷電粒子蓄積部11から隣合う液晶駆動電極6G及び6
Bに向うことになるが、液晶駆動電極6の間に補助電極
13があるため、誘電体層3の放電セル側の面の荷電粒
子蓄積部11から出た電気力線12は、一旦、より近く
にある補助電極13へと向かい、その後あらためて隣合
う液晶駆動電極6G及び6Bへ向う。そのため、図4
(b)に示すように隣合う液晶駆動電極6G及び6Bの
端には電気力線12が集中するが、電気力線の広がりが
抑えられるので、グレイ表示幅が減少し、クロストーク
幅が減少することとなった。
【0077】また、本実施形態では液晶層として電界無
印加時に白表示となる液晶を用いたが、これに限らず電
界無印加時に黒表示となる液晶でもよい。
【0078】(実施例3)本実施例において、誘電体層
の厚みを25μm、液晶層の厚みを5μm、及び液晶駆
動電極間距離を20μmとし、さらに液晶駆動電極間に
10μmの補助電極を形成したプラズマアドレス電気光
学装置を作製し、クロストークの様子を詳細に調べた。
【0079】このとき、カラーフィルタは用いず、液晶
としては電界が無い場合に白表示、電界1V/μmにて
完全に黒表示となる電気光学材料を用いた。この液晶に
0V/μmから1V/μmの電界が印加される場合には
グレイ表示となる。
【0080】更に、補助電極は、液晶駆動電極と絶縁さ
れており、浮遊電位にある。補助電極の形成方法として
は、全面で均一なITO膜をパターンに応じてエッチン
グにて液晶駆動電極を形成するときに、同時に補助電極
のパターンも形成しておくことで、追加の工程無しに形
成した。
【0081】連続する3画素に着目し、中央の画素に対
応する液晶駆動電極6Rにのみ電界値として1V/μm
に相当する正負の電圧を印加した場合の結果を表3に示
す。又、図4(a)にそのときの実際の表示画面上の表
示状態を、図4(b)に、本実施例のプラズマアドレス
電気光学装置の部分断面図及び電気力線の様子を示す。
【0082】
【表3】
【0083】図4(a)及び表3に示すように、液晶駆
動電極6の間(即ち、6Gと6Rの間、6Rと6Gの間
及び、6Bと6Gの間)に補助電極13を形成した場合
クロストーク幅が減少した。この理由は以下に示すもの
と考えられる。
【0084】図4(b)に示すように、誘電体層3の放
電セル側の面の荷電粒子蓄積部11からも隣合う液晶駆
動電極6G及び6Bに対して電気力線12が向う。しか
しながら、液晶駆動電極6の間に補助電極13があるの
で、誘電体層3の放電セル側の面の荷電粒子蓄積部11
から出た電気力線12は、一旦、より近くにある補助電
極13へと向かい、その後あらためて隣合う液晶駆動電
極6G及び6Bへ向う。このため、隣合う液晶駆動電極
6G及び6Bの端に電気力線12が集中するが、電気力
線の広がりが抑えられるのでグレイ表示幅が減少しクロ
ストークが減少することとなった。
【0085】また、この実施例は、比較例1と比較する
とグレイ表示幅が大幅に減少しており、補助電極の効果
が顕著であることがわかった。
【0086】(実施例4)本実施例において、液晶駆動
電極間距離が40μmである以外は実施例3と同様の構
成であり、同様の駆動を行った.即ち、液晶駆動電極間
に補助電極を形成し、更に液晶駆動電極間距離が液晶駆
動電極表面と誘電体層下面の間の距離よりも長い場合の
実施例である。
【0087】そのときの結果を表4に示す。液晶駆動電
極6の間に補助電極13を形成し、液晶駆動電極間距離
が液晶駆動電極表面と誘電体層下面の間の距離よりも長
い場合クロストーク幅が減少した。この理由は、以下に
示すものと考えられる。
【0088】
【表4】
【0089】この場合、誘電体層3の放電セル側の面の
荷電粒子蓄積部11から隣合う液晶駆動電極6G及び6
Bに対して向う電気力線12は、実施例3と同様により
近くにある補助電極13へ向かい、その後あらためて隣
合う液晶駆動電極6G及び6Bへ向かうため、隣合う液
晶駆動電極6G及び6Bの端に集中するが、電気力線の
広がりが抑えられるので、クロストークの幅が減少し
た。更に、誘電体層3の放電セル側の面の荷電粒子蓄積
部11から隣合う液晶駆動電極6G及び6Bに対して直
接向う電気力線12がほとんどなくなるため、隣接画素
部には黒表示が現れず、クロストーク強度も減少するこ
ととなった。
【0090】また、この実施例は、実施例1と比較する
とグレイ表示幅が半減しており、補助電極の効果が顕著
であることがわかった。
【0091】(実施例5)本実施例において、補助電極
の電位を0Vに制御している以外は実施例4と同様の構
成であり、同様の駆動を行った。即ち、液晶駆動電極間
に補助電極を形成し、液晶駆動電極間距離が液晶駆動電
極表面と誘電体層下面の間の距離よりも長く、補助電極
の電位を0Vに制御した場合の実施例である。尚、本実
施例では、補助電極と0V部位を接続ケーブルで結線す
るという手段により補助電極を常に0Vとなるように制
御したが、これに限るものではない。
【0092】そのときの結果を表5に示す。補助電極の
電位を0Vに制御することで、更にクロストークが減少
した。この理由は以下に示すものと考えられる。
【0093】
【表5】
【0094】この場合、補助電極13の電位を0Vに制
御することにより補助電極13と隣合う液晶駆動電極6
G及び6Bとは同電位となるために、補助電極13から
隣合う液晶駆動電極6G及び6Bへの電気力線が存在し
なくなる。このため、隣合う液晶駆動電極6G及び6B
上の電界は直接誘電体層の放電セル側の面の荷電粒子蓄
積部11から出た電気力線12のみになり、更に弱まる
のでクロストーク幅が減少することとなった。
【0095】また、この実施例は、実施例3と比較する
とグレイ表示幅が更に減少し、補助電極を0Vに制御し
た場合の効果が顕著であることがわかった。
【0096】(実施例6)本実施例において、補助電極
の電位を別の方法で制御している以外は実施例5と同様
の構成であり、同様の駆動を行った。即ち、液晶駆動電
極間に補助電極を形成し、液晶駆動電極間距離が液晶駆
動電極表面と誘電体層下面の間の距離よりも長い場合
に、補助電極13の電位を隣合う液晶駆動電極に印加す
る液晶駆動電圧の絶対値の1/3でかつ極性を反転した
電位に制御した場合の実施例である。
【0097】尚、本実施例では、このような電位を形成
するため液晶駆動電圧を生成する回路に分圧素子を付加
し、出力を液晶駆動電極と補助電極及び0V電位部位に
接続したが、これに限るものではない。
【0098】そのときの結果を表6に示す。補助電極の
電位を制御することで更にクロストークが減少した。こ
の理由は以下に示すものと考えられる。
【0099】
【表6】
【0100】誘電体層3の放電セル8側の面の荷電粒子
蓄積部11から出た電気力線12は一旦、より近くにあ
る補助電極13へと向かう。一方で、補助電極13上の
電位の方が隣合う液晶駆動電極6G及び6Bの電位より
も低いために隣合う液晶駆動電極6G及び6Bから補助
電極13への電気力線12が生じる。このため、誘電体
層3の放電セル8側の面の荷電粒子蓄積部11から隣合
う液晶駆動電極6G及び6Bへ直接向う電気力線12が
相殺され、隣合う液晶駆動電極6G及び6Bには電界が
なくなり、クロストーク幅が更に減少することとなっ
た。
【0101】尚、補助電極13の電位は、隣合う液晶駆
動電極6G及び6Bに印加する液晶駆動電圧の絶対値の
1/3でかつ極性を反転した電位としたが、これより大
きい電位になると隣合う液晶駆動電極6G及び6Bから
補助電極13への電気力線12が強く生じることになる
ので好ましくない。
【0102】また、この実施例は、実施例4と比較して
もグレイ表示幅がより減少しており、補助電極の電位を
制御する効果が顕著であることがわかった。
【0103】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のプラズ
マアドレス電気光学装置においては、液晶駆動電極間の
距離を、液晶駆動電極表面と誘電体層下面の間の距離と
等しいか又はそれより長くする、或いは、液晶駆動電極
間に補助電極を設けることによって、発生する隣接画素
への表示漏れ(クロストーク)の強度及び幅を減少させ
るという効果を奏する。また、これにより、プラズマア
ドレス電気光学装置の色純度を中心とした表示品位が改
善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のプラズマアドレス電気光
学装置を説明するための部分斜視図である。
【図2】(a)は本発明の実施例におけるプラズマアド
レス電気光学装置の実際の表示画面上の表示状態、
(b)はその部分断面図及び電気力線の様子である。
【図3】本発明の実施形態2のプラズマアドレス電気光
学装置を説明するための部分斜視図である。
【図4】(a)は本発明の実施例におけるプラズマアド
レス電気光学装置の実際の表示画面上の表示状態、
(b)はその部分断面図及び電気力線の様子である。
【図5】従来のプラズマアドレス電気光学装置を示す部
分斜視図である。
【図6】液晶駆動における電位の時間変化の概略図であ
る。
【図7】(a)は比較例におけるプラズマアドレス電気
光学装置の実際の表示画面上の表示状態、(b)はその
部分断面図及び電気力線の様子である。
【符号の説明】
1、101 液晶セル 2、102 プラズマセル 3、103 誘電体層 4、108 上側基板 5、109 液晶層 6、110 液晶駆動電極 7、104 下側基板 8、105 放電セル 9、113 液晶駆動電極間距離 10,112 液晶電極表面と誘電体層下面の間の距離 11,111 誘電体層の放電セル側の面の荷電粒子蓄
積部 12,114 電気力線 13 補助電極 100 プラズマアドレス電気光学装置 106、107 プラズマ電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板上に設けられた複数の液晶駆
    動電極と、第2の基板上に設けられた複数の放電セルと
    が、少なくとも液晶層と誘電体層を介して対向されてな
    るプラズマアドレス電気光学装置において、 第1の液晶駆動電極と第1の液晶駆動電極と隣合う第2
    の液晶駆動電極との距離は、第1の液晶駆動電極表面と
    誘電体層の第2の基板側の面との間の距離と等しいか、
    或いは大であることを特徴とするプラズマアドレス電気
    光学装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の液晶駆動電極間に、
    該液晶駆動電極とは絶縁されている補助電極を有してい
    ることを特徴とする請求項1に記載のプラズマアドレス
    電気光学装置。
  3. 【請求項3】 第1の基板上に設けられた複数の液晶駆
    動電極と、第2の基板上に設けられた複数の放電セルと
    が、少なくとも液晶層と誘電体層を介して対向されてな
    るプラズマアドレス電気光学装置において、 隣合う液晶駆動電極の間に、該液晶駆動電極とは絶縁さ
    れている補助電極を有していることを特徴とするプラズ
    マアドレス電気光学装置。
  4. 【請求項4】 前記補助電極の電位を制御する手段を備
    えていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載
    のプラズマアドレス電気光学装置。
  5. 【請求項5】 前記補助電極の電位が0Vであることを
    特徴とする請求項2から請求項4の何れか1項に記載の
    プラズマアドレス電気光学装置。
JP2000217783A 1999-08-05 2000-07-18 プラズマアドレス電気光学装置 Pending JP2001108974A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000217783A JP2001108974A (ja) 1999-08-05 2000-07-18 プラズマアドレス電気光学装置
US09/632,941 US6628348B1 (en) 1999-08-05 2000-08-04 Plasma address electrooptical device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22191099 1999-08-05
JP11-221910 1999-08-05
JP2000217783A JP2001108974A (ja) 1999-08-05 2000-07-18 プラズマアドレス電気光学装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001108974A true JP2001108974A (ja) 2001-04-20

Family

ID=26524572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000217783A Pending JP2001108974A (ja) 1999-08-05 2000-07-18 プラズマアドレス電気光学装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6628348B1 (ja)
JP (1) JP2001108974A (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4844027B2 (ja) * 2004-07-16 2011-12-21 カシオ計算機株式会社 垂直配向型の液晶表示素子
CN100476554C (zh) * 2004-08-31 2009-04-08 卡西欧计算机株式会社 垂直取向型有源矩阵液晶显示元件
CN101604087A (zh) * 2004-09-30 2009-12-16 卡西欧计算机株式会社 垂直取向型有源矩阵液晶显示元件
US20060066791A1 (en) * 2004-09-30 2006-03-30 Casio Computer Co., Ltd. Vertical alignment active matrix liquid crystal display device
KR100752876B1 (ko) * 2004-11-30 2007-08-29 가시오게산키 가부시키가이샤 수직배향형의 액정표시소자
US8068200B2 (en) * 2004-12-24 2011-11-29 Casio Computer Co., Ltd. Vertical alignment liquid crystal display device in which a pixel electrode has slits which divide the pixel electrode into electrode portions
JP4639797B2 (ja) * 2004-12-24 2011-02-23 カシオ計算機株式会社 液晶表示素子
US20070229744A1 (en) * 2006-03-29 2007-10-04 Casio Computer Co., Ltd. Vertically aligned liquid crystal display device
US20080158449A1 (en) * 2006-12-28 2008-07-03 Motorola, Inc. Electric field reduction in display device

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05216415A (ja) * 1992-02-04 1993-08-27 Sony Corp プラズマアドレス電気光学装置
JP3185353B2 (ja) * 1992-04-21 2001-07-09 ソニー株式会社 プラズマアドレス電気光学装置
JP3332062B2 (ja) 1994-09-02 2002-10-07 ソニー株式会社 ディスプレイ装置
US6064153A (en) 1996-10-10 2000-05-16 Tektronix, Inc. Channel subassembly for a plasma addressed liquid crystal display panel
US6130504A (en) * 1997-07-11 2000-10-10 Sharp Kabushiki Kaisha Plasma addressing display device and method for producing the same

Also Published As

Publication number Publication date
US6628348B1 (en) 2003-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6380678B1 (en) Plasma display panel
US7535437B2 (en) Structure and driving method of plasma display panel
KR100340972B1 (ko) 플라즈마어드레스표시장치
JP2001108974A (ja) プラズマアドレス電気光学装置
US6445120B1 (en) Plasma display panel with improved structure of discharge electrode and dielectric layer
US6628075B1 (en) Plasma display panel with first and second inner and outer electrodes
US20070029908A1 (en) Plasma display panel
KR100370071B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
US6335592B1 (en) Plasma display panel with specific electrode structures
US20060097649A1 (en) Plasma display apparatus
KR20010068301A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
KR100326217B1 (ko) 플라즈마 어드레스 액정 표시소자 및 그 구동방법
EP0939330A2 (en) Plasma addressed display device
KR100512613B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
KR100366946B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
KR940004319B1 (ko) 플라즈마 어드레스 방식의 액정표시소자
KR940004242B1 (ko) 플라즈마 어드레스 방식의 액정표시소자
KR200208174Y1 (ko) 하이브리드 플라즈마 디스플레이 패널
KR100327366B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
KR100348244B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
KR20010028632A (ko) 플라즈마 어드레스 액정 표시소자 및 그 구동방법
JP2000243296A (ja) プラズマアドレス表示装置
JP2002169508A (ja) プラズマアドレス表示装置の駆動方法
JPH11281965A (ja) 光アドレス装置および液晶表示装置
KR20050006603A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널